取扱説明書 バルーン投光機はじめに...

20
SMB44EIE T30399000-2 注意 安全のため、ご使用前に必ずこの取扱説明書をお読みください。 また、いつでもご覧いただけるよう、大切に保管してください。

Upload: others

Post on 17-Oct-2020

0 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

SMB44EIE

T30399000-2

注意

安全のため、ご使用前に必ずこの取扱説明書をお読みください。

また、いつでもご覧いただけるよう、大切に保管してください。

はじめに

このたびは、新ダイワのバルーン投光機をお買い求めいただき、まことにありがとうござ

います。

• この取扱説明書は、本機を安全に正しく使用していただくために作成しています。

本機の取扱いを誤りますと事故や故障の原因となりますので、ご使用前には必ずこの取扱

説明書をお読みください。

• バルーンヘッドと発電機の取扱いについては、各々の取扱説明書をお読みください。

• 本機の取扱いは、この取扱説明書の内容を理解し、安全な取扱いができる人が行ってくだ

さい。また、安全作業上で影響が出るような病気・薬服用・体調不良の場合は、本機の使

用を控えてください。

• 本機を使用した作業や本機の取扱いにおいては、関連する法律(労働安全衛生法、電気事

業法、電気工事士法、消防法、騒音規制法等)およびそれらの法律に基づく規則を遵守し

てください。

• 本機を貸し出すときは、必ず取扱説明書を添付し、よく読んでから使用するよう指導して

ください。

• この取扱説明書は、いつでもご覧いただけるよう、所定の場所に大切に保管してください。

紛失・汚損・破損したときは、お求めの販売店にご注文ください。

• ご不明な点、お気づきの点がありましたらお求めの販売店にご相談ください。

また、本機についてのお問い合せ時は、モデル名と製造番号をお知らせください。

• 本機を廃棄される場合は、産業廃棄物として関連法規に基づいた処理を行ってください。

処理にお困りのときは、お求めの販売店にご相談ください。

■この取扱説明書では、注意事項のランクを下記のように区分しています。

• 『 注意』に記載した事項でも、状況によっては重大な事故に結びつく可能性があり

ます。いずれも重要な内容を記載していますので、必ず守ってください。

警告:取り扱いを誤ると、死亡または重傷を負う可能性がある場合。

注意:取り扱いを誤ると、中程度の傷害や軽傷を負う可能性がある場合および物的損害

が発生する可能性がある場合。

<注意>:本機の保護と、本機の性能を十分に発揮させるための注意事項。

1

目 次

1.安全上の注意 ····························· 2

2.仕様 ································· 4

3.用途 ································· 4

4.各部の名称 ······························ 5

5.購入時の組立て ···························· 6

6.発電機の取付け・取外し方法 ······················ 6

7.操作方法 ······························· 7

7-1.アウトリガーの操作 ····················· 7

7-2.マストの操作 ························ 7

8.運転方法 ······························ 10

8-1.点灯 ··························· 10

8-2.消灯 ··························· 11

9.運搬方法(移動・車載) ······················· 12

10.保管 ······························· 13

11.故障時の対応 ··························· 14

2

1.安全上の注意

警告:転倒/けが

� マストを最大に伸ばしたときの転倒風速は約10m/sですが、転倒に対する安全確保

のためにも風速 8m/s(目安:低い樹木が揺れ始める風速)以上では使用しないでく

ださい。

� 地盤のしっかりした水平な場所で使用してください。

� 必ず、発電機を搭載して、アウトリガーを設置して使用してください。このとき、ア

ウトリガーの固定レバーを確実に締めてください。また、安全確保のため、車輪止め

を取り付けてください。

� 車輪移動時は、必ずマストを最低位置まで下げマストを収納してください。

� 発電機の積み降ろし時は、必ずアウトリガーを設置してください。マストを起こした

瞬間、あるいは発電機を取り外した瞬間に、転倒するおそれがあります。

� マストを上げた状態では、マストを倒さないでください。灯具が重く、危険です。

警告:落下/けが

� マストを上げたときは、マスト固定ハンドルを確実に締めてください。

� マストを上げ下げするときには、マストの落下に十分注意してください。また、安全

のためヘルメットを着用してください。

� 本機のマストはエアダンパー構造になっていますが、マストを下げるときは、必ず上

部マストを片手で支えてから、マスト固定ハンドルを徐々に緩めてください。

� 本機を吊上げるときは、マストを倒してください。なお、吊上げ用フックやバンドは、

台車フレームの指定した対角2箇所に掛けてください。マスト中央には吊上げ用フッ

クやバンドを掛けないでください。吊上げ用フックやバンドが滑ったり、マストのロ

ックが外れるおそれがあります。

� 移動・車載などの運搬時は、台車の段積みをしないでください。

警告:感電

� 運転中、本機や体がぬれているときは、本機に触れないでください。

注意:けが

� 設置したアウトリガーにつまずかないよう注意してください。

� 車輪移動するときは、必ずアウトリガーを収納してください。

� 改造したり、部品を外したまま使用しないでください。

注意:感電

� 本機に水をかけたり、雨中での使用はしないでください。

3

■警告ラベルの貼付位置

警告ラベルが見えにくくなったり破損したときは、新しいラベルを指定場所に貼りかえてく

ださい。ラベルの注文は( )内の番号で注文してください。

① 危険:落下/けが、転倒

(部品番号 T30398920-1)

② 注意:車載運搬時

(部品番号 T30398940—1)

③ 注意:マスト部吊上げ禁止

(部品番号 T30048960-1)

4

3.用途

2.仕様

型 式 SMB44EIE

(バルーンヘッド:SMB44EP)

定格電圧(V) 100

定格周波数(Hz) 50/60

定格消費電力(W) 420

適応電灯の定格消費電力(W) 400×1

投光機

バルーンヘッド

バルーン布 全光タイプ 反射タイプ

安定器 電子安定器(内蔵)

ランプ

種 類 メタルハライドランプ(電子安定器専用)

消費電力(W)×数量(灯) 400 × 1

全光束(lm) 38,000

マスト

段 数 3

材 質 1・2 段目:硬質アルミニウム

3 段目:ジュラルミン

昇降装置 手動伸縮式

急落下防止装置 エアダンパーマスト

台車

車 輪 φ225 ソリッドタイヤ × 2 輪

アウトリガー 無段階ロック式、2 本

外形寸法

作業時高さ(mm) 1,779~2,717

収納時

全長(mm) 751

全幅(mm) 492

全高(mm) 647

乾燥質量(kg) 23.1

搭載可能発電機

モデル名 IEG900M-Y IEG1600M-Y

電圧調整方式 インバーター方式

定格周波数(Hz) 50/60

定格出力(kVA) 0.9 1.6

定格電圧(V) 100

燃料の種類 自動車用レギュラーガソリン

燃料タンク容量(L) 2.5 4.2

連続運転可能時間(時間)

[エコノミー運転時]

6.8

[8]

9.3

[12.2]

オイル警告灯 装備

始動方式 リコイル

乾燥質量(kg) 12.7 20

乾燥質量(kg) 35.8 43.1

○照明

5

4.各部の名称

<付属品>

・ブラインドキャップ 1ヶ

・ワランティーシート 1部

車輪 アウトリガー

安全ストッパー

電源コード

第1マスト

第2マスト

第3マスト

第2マスト

固定ハンドル

第3マスト

固定ハンドル

バルーン布

バルーンヘッド

(灯具)

台車ハンドル

発電機固定金具

マスト固定ノブ

ブラインドキャップ(付属品)

※購入時にブラインドキャップを発電機の空き

コンセントに取付けてください。

(他の電気機器接続防止)

設置用ロックラッチ

マストホルダー

ホルダープレート

ラッチ

6

5.購入時の組立て

バルーンヘッド、台車、発電機、バルーン布はそれぞれ別梱包で工場出荷されますので、

次の手順で組み付けてご使用ください。

発電機を台車に取り付けます。(『6.発電機の取付け・取外し方法』を参照)

<注意>

� 発電機の周波数は50Hz にセットして工場出荷しています。バルーンヘッドは50

Hz/60Hz 兼用ですので、発電機の周波数に関係なく使用できます。

マストにバルーンヘッドを取り付け、バルーン布を装着します。

(別紙『バルーンヘッドの取扱説明書』を参照)

バルーンヘッドの電源コードを発電機のコンセントに差し込みます。

6.発電機の取付け・取外し方法

警告:転倒/けが

� 発電機の積み降ろし時は、必ずアウトリガーを設置してください。マストを起

こした瞬間、あるいは発電機を取り外した瞬間に、転倒するおそれがあります。

発電機の取付けは、次の手順で行ってください。取外しは、逆の手順で行います。

アウトリガーを設置します。(『7-1.アウトリガーの操作』を参照)

マストを起こします。(『7-2.マストの操作』を参照)

台車の車輪側に発電機のマフラーが向くように、

台車フレームの上から発電機を搭載します。こ

のとき、発電機のゴム脚が、溶接リブに乗り上

げていないか確認してください。

発電機固定金具を発電機のグリップ部にはめ、

ボルト 4 本で固定します。

2

3

1

3

4

2

車輪 :発電機ゴム足の位置

溶接リブ 溶接リブ

発電機マフラー側

ボルト

発電機グリップ ボルト

7

<注意>

• 発電機は、IEG900M-Y のほかに IEG1600M-Y

の搭載が可能です。IEG1600M-Y を搭載する場合

は、発電機固定金具のネジを緩めて IEG900M-Y

用アタッチメントを外して使用してください。

7.操作方法

警告:感電

� 運転中、本機や体がぬれているときは、本機に触れないでください。

移動用の台車ハンドルは、移動時に固定でき、その固定を解除すると折りたたんで収納でき

ます。台車ハンドルの固定と解除は、次の方法で行ってください。

7-1.台車ハンドル固定方法

台車ハンドルを収納状態から起こすと、ロックピンがロッ

クプレートのロック穴に入り、台車ハンドルは自動的に固

定されます。

7-2.台車ハンドル解除方法

左右ヒンジピン外側の赤いキャップ部を内側に向けて押す

と、ロックピンがロック穴から外れます。

ピンの位置がロック穴を逃げたら手を離してください。

ハンドルは自重により折りたたまれて収納状態になります。

7-3.アウトリガーの操作

転倒防止用のアウトリガーは、折りたたんだ収納位置から

下限位置まで無段階にロックできます。固定レバーを緩め

るとアウトリガーがフリーになります。

7-4.マストの操作

警告:落下/けが

� マストを上げたときは、マスト固定ハンドルを確実に締めてください。

� マストを上げ下げするときには、マストの落下に十分注意してください。また、

安全のためヘルメットを着用してください。

� 本機のマストはエアダンパー構造になっていますが、マストを下げるときは、

必ず上部マストを片手で支えてから、マスト固定ハンドルを徐々に緩めてくだ

さい。

� マストを上げた状態では、マストを倒さないでください。灯具が重く、危険で

す。

締める

アウトリガー

固定レバー

ロックプレート ロックピン

台車ハンドル

ヒンジピンの

赤いキャップ

内側に押して

ロック解除

ネジ 発電機固定金具

IGE900M-Y 用

アタッチメント

8

マストは倒して収納できる構造になっていますので、この収納状態で、移動・運搬・保管を

行なうようにしてください。また、マストの上げ・下げは手動式です。これらのマスト操作

は、次の方法で行なってください。

(1)マストの設置

マストを固定しているラッチを外し、ホルダープレート

を起こします。

マスト先端を持ち上げ、マストを設置用ロックラッチに

押し付けます。カチッと音がしてラッチのツメが掛かり、

マストは自動的にロックされます。

<注意>

� ラッチのツメが掛からない(カッチと音がしない)ときは、マスト固定ノブを緩めてく

ださい。

マスト固定ノブを締め付けます。

<注意>

� ロックラッチでマストが倒れることはありませ

んが、ラッチのがたつきでマストがゆれるのを防

ぐ目的です。

(2)マストの上昇

第3マスト、第 2 マストの順に上げていきます。

第3マスト固定ハンドルを緩め、第3マストを

引き上げます。

第3マストをいっぱいまで引き上げたら、第3

マスト固定ハンドルで確実に締め付けます。

第2マスト固定ハンドルを緩め、第2マストを

引き上げます。

第2マストをいっぱいまで引き上げたら、第2

マスト固定ハンドルで確実に締め付けます。

(3)マストの降下

第2マスト、第3マストの順に下げていきます。

第2マストを片手でしっかり支えてから、第2マスト固定ハンドルを徐々に緩め、第

2マストをゆっくり下げます。

いっぱいまで下がったら、第2マスト固定ハンドルを締め付けます。

第3マストを片手でしっかり支えてから、第3マスト固定ハンドルを徐々に緩め、第

3マストをゆっくり下げます。

いっぱいまで下がったら、第3マスト固定ハンドルを締め付けます。

3

2

3

4

2

3

4

2 マスト

起こす

ホルダープレート

マストホルダー

ラッチ

マスト固定ノブ

締める

第3マスト

第 1 マスト

第3マスト

固定ハンドル

緩む

第2マスト

第1マスト

第2マスト

固定ハンドル

緩む

9

(4)マストの収納

マストからバルーンヘッドを取り外します。

マスト固定ノブを緩めます。

<注意>

� マスト固定ノブが締まっていると、マスト設置用ロ

ックラッチを解除することができません。

マストの上部を片手で支え、設置用ロックラッチの

レバーを引き上げ、ロックを解除します。マストを

傾け、ラッチのツメが外れたらレバーを離してくだ

さい。

マストを傾けていくと、安全ストッパーが掛かり止

ります。

<注意>

� 不意にロックを解除してしまったり、何らかの要因でロックが外れた場合でも、マスト

が倒れないよう、少し傾いたところで安全ストッパーが働く構造になっています。

マストを少し戻してつまみ(赤)を持ち上げ、安全ス

トッパーの掛かりを外します。

マストをゆっくり倒していき、灯具軸をマストホル

ダーの上に降ろします。

ホルダープレートで灯具軸を押さえ、ラッチをかけ

て確実にマストを固定してください。

1

2

5

6

7

安全ストッパー

持ち上げる

4

マスト

ホルダープレート

マストホルダー

ラッチ

灯具軸

マスト固定ノブ

緩む

引き上げる

ロックラッチレバー

3

10

8.運転方法

警告:転倒/けが

� マストを最大に伸ばしたときの転倒風速は 10m/s ですが、転倒に対する安全

確保のためにも風速 8m/s(目安:低い樹木が揺れ始める風速)以上では使用

しないでください。

� 地盤のしっかりした水平な場所で使用してください。

� 必ず、発電機は搭載して、アウトリガーを設置して使用してください。この

とき、アウトリガーの固定レバーを確実に締めてください。また、安全確保

のため、車輪止めを取り付けてください。

警告:落下/けが

� マストを上げたときは、固定ハンドルを確実に締めてください。

� マストを上げ下げするときには、マストの落下に十分注意してください。ま

た、安全のためヘルメットを着用してください。

� 本機のマストはエアダンパー構造になっていますが、マストを下げるときは、

必ず上部マストを片手で支えてから、マスト固定ハンドルを徐々に緩めてくだ

さい。

警告:感電

� 運転中、本機や体がぬれているときは、本機に触れないでください。

注意:けが

� 設置したアウトリガーにつまずかないよう注意してください。

� 改造したり、部品を外したまま使用しないでください。

注意:感電

� 本機に水をかけたり、雨中での使用はしないでください。

<注意>

� バルーン投光機点灯中は、発電機に他の電気機器を接続しないでください。電動工具

などと同時使用すると、始動時に高い電流が流れてランプが立ち消えします。

� 風でバルーン布がつぶれるような状態のときはマストを下げて使用してください。ま

た、下げてもバルーン布がつぶれるようであれば、使用を中止してください。

� バルーンヘッドと発電機の取扱い・運転方法については、各々の取扱説明書をお読み

ください。

8-1.点灯

運転前に、始業前点検を行ってください。(『10.点検・整備』を参照)

バルーンヘッドや発電機についても、各々の取扱説明書に記載の始業前点検を行ってく

ださい。

車輪の前後に車輪止めを取り付けます。

アウトリガーを設置します。(『7-1.アウトリガーの操作』を参照)

マストを起こします。(『7-2.マストの操作』を参照)

灯具カバーからバルーンヘッドを取り出します。

マストにバルーンヘッドを取り付けます。

4

1

2

3

5

11

発電機の出力コンセントにバルーンヘッドの電源コードを接続します。

<注意>

� 発電機始動後に電源コードを接続すると、コンセントとプラグの間でスパークが発生

しますので、必ず発電機始動前に電源コードを接続してください。

発電機を始動させます。

発電機が始動すると、ランプが点灯します。

<注意>

� 搭載発電機は、エンジン回転が完全に立ち上がり、定格電圧が供給できるようになっ

てから出力されるよう制御されているため、出力スイッチを装備していません。

� ランプの点灯が安定するまでに 5 分程度かかります。

マストを上昇させて、バルーンヘッドを任意の高さに合わせます。

(『7-2.マストの操作』を参照)

8-2.消灯

マストを降下させます。(『7-2.マストの操作』を参照)

発電機を停止させます。

発電機が停止すると、ランプが消灯します。

<注意>

� 電源コード抜き取りによるランプの消灯は行わないでください。コンセントとプラグ

の間でスパークが発生します。

� 搭載発電機はエンジン回転が下がって定格電圧が供給できなくなると出力されないよ

う制御されているため、出力スイッチを装備していません。したがって、点灯と同様

にランプの消灯も発電機の『停止』で行います。

ランプ消灯後、バルーン布のファスナーを開けて5分間自然冷却を行います。

<注意>

� すぐにバルーン布を束ねると、ランプの熱でバルーン布が劣化します。

バルーン布をランプガードに巻き付けて束ね、カバーを掛けます。

<注意>

� カバーのファスナーを閉じるとき、バルーン布を挟まないよう注意してください。

� コードストッパーは、ずれるおそれがありますので、カバー口元をコードストッパー

で絞ったあと、ひもを結び付けてください。

バルーンヘッドを取り外します。

マストを倒し、マストホルダーで固定します。(『7-2.マストの操作』を参照)

アウトリガーを収納します。(『7-1.アウトリガーの操作』を参照)

6

7

8

1

2

3

4

5

6

7

12

9.運搬方法(移動・車載)

警告:転倒/けが

� 車輪移動時は、必ずマストを最低位置まで下げてマストを収納してください。

警告:落下/けが

� 本機を吊り上げるときは、マストを倒してください。なお、吊上げ用フックや

バンドは、台車フレームの指定した対角2箇所に掛けてください。マスト中央

には吊上げ用フックやバンドを掛けないでください。吊上げ用フックやバンド

が滑ったり、マストのロックが外れるおそれがあります。

注意:けが

� 車輪移動するときは、必ずアウトリガーを収納してください。

(1)車載時の本機吊上げ

台車フレームに指定した吊上げ位置の対角 2 箇所

に吊上げ用フックやバンドを掛けてください。

(2)トラック車載運搬

トラックに車載するときは、必ず台車フレームをロープなどで固定してください。取

り外したバルーンヘッドもカバーを掛けるだけでなく、ロープなどで固定してくださ

い。

<注意>

� トラック車載運搬のときは、必ずマストを収納し、バルーンヘッドを取り外してくだ

さい。バルーンヘッドを取り付けたままで走行すると、トラックの振動による衝撃で

エアダンパー機能が低下したりマストが折損するおそれがあります。

(3)車輪移動

マストを最低位置まで下げます。

(『7-2.マストの操作』を参照)

マストを倒し、マストホルダーで固定します。

(『7-2.マストの操作』を参照)

アウトリガーを収納します。

(『7-1.アウトリガーの操作』を参照)

台車ハンドルを持ち上げて台車を引いて移動します。

4

1

2

3

指定吊上げ位置

台車ハンドル

13

10.保管

<注意>

� 保管のときは、バルーン布をランプガードに巻き付けて束ね、カバーを掛けてくださ

い。バルーン布が汚れるだけでなく、風による擦れや紫外線による劣化で、寿命が低

下します。

本機を保管するときは、次の手順で行ってください。

バルーンヘッドにカバーを掛け、マストから取り

外します。

(別紙『バルーンヘッドの取扱説明書』を参照)

取り外したバルーンヘッドは、灯具カバーの持ち

手を台車に掛けて吊り下げます。

マストを倒し、マストホルダーで固定します。

(『7-2.マストの操作』を参照)

アウトリガーを収納します。

(『7-1.アウトリガーの操作』を参照)

■段積み

段積みする台車のアウトリガーヒンジ部底のホルダー

を、下側台車のアウトリガー先端に載せます。

<注意>

� 台車を軽くゆらして安定していることを確認して

ください。ゆれが大きい場合は、アウトリガーの固

定レバーを増し締めしてください。

� 段積み可能台数は2台です。3台以上の段積みはバ

ランスが悪くなりますのでしないでください。

1

2

3

4

アウトリガー

ホルダー

ホルダー

アウトリガー

下ろす

灯具カバー

灯具カバー

持ち手

マスト

ホルダー

14

11.故障時の対応

警告:感電

� 運転中、本機や体がぬれているときは、本機に触れないでください。

本機の調子が悪いときは、次の表にしたがって点検してください。点検しても正常にな

らないときは、お求めの販売店か弊社営業所に修理を申しつけてください。

<注意>

� バルーンヘッドと発電機に関する故障については、各々の取扱説明書でご確認くださ

い。

症状 推定原因 処置

マストの動きが悪い、

または動かない

異物によるエアダンパーバルブ

(ポペット)のつまり 修理

マストとエアダンパーガスケット

(ピストンメタル)の間への異物

混入

修理

マスト内部への水の浸入 修理

マストが下がるスピー

ドが速い

エアダンパーガスケット(ピスト

ンメタル)の摩耗 修理

エアダンパーバルブ(ポペット)

の作動不良 修理

安全ストッパーの動き

が悪い 安全ストッパーの錆びつき 潤滑スプレー塗布、又は交換

ロックラッチの動きが

悪い ロックラッチの錆びつき グリス塗布、又は交換

段積み状態が安定しな

い、または出来ない

アウトリガーの変形 アウトリガー交換

台車の車輪軸の変形 台車フレーム交換

MEMO

X773-000470X773227-8000 0604zzz xxxx ES

2019 株式会社やまびこ 著作権法により無断での複製、転載などは禁⽌されております。(C)