者とその家族に役立つセミナーを企画しており、今回で ぜんち ... ·...

(第 3 種郵便物認可) 62018 年(平成 30 年) 1 0 3 0 日(火曜日) 10 宿調調調調調使使宿宿宿西18 SOMPOリスク 10 11 使満席となった会場 ぜんち共済 榎本社長 立石氏 渡部氏

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Page 1: 者とその家族に役立つセミナーを企画しており、今回で ぜんち ... · 2018-11-01 · 11日、東京都豊島区の東京セミナー学院で障がいのある人の家族向けセミナー

(第 3 種郵便物認可) (6)2 0 1 8 年(平成 3 0 年)1 0 月 3 0 日(火曜日)

 開会に先立ってあいさ

つしたぜんち共済の榎本

重秋社長は参加者に対し

て日ごろの支援に謝意を

述べ、「少額短期保険会

社として何かあった時に

保険金を速やかにお支払

いするだけでなく、ご支

援を頂いているご家族の

皆さまのお役に立てるこ

とはないかと考え、3年

前からセミナーを開催し

ている。4回目の今回は

200人の定員が2日間

で満席となり、皆さまの

関心の高さをあらためて

感じた」と語り、今後も

継続的にセミナーを実施

していく考えを明らかに

した。

 セミナー前半は立石氏

が「子どもも親も幸せに

なる 自閉症の子の育て

方」と題して講演した。

自身も自閉症の息子を育

てる母親である同氏は、

息子が自閉症であること

を受け入れるまでの葛藤

や、成長過

程で立ちは

だかったさ

まざまな困

難とその対

策をユーモ

アを交えつ

つ解説し

た。

 集団行動

が取れな

い、音に敏

感、相手の

気持ちが分

からない、

といった特

徴を持つわ

が子との数

々のエピソ

ードを披露

した同氏

は、嫌な思

いをさせな

い、その子の世界に大人

が歩み寄る、わがままで

はない「こだわり」は尊

重する、といった心得を

語り、「大切なのはSO

Sを出せること。周囲に

助けを求めれば気遣って

くれる人は必ずいる。ま

た、将来のためにも子ど

ものころから社会福祉と

つながっておくことが重

要だ」と呼び掛けた。

 セミナーの後半は渡部

氏が「障がいのある子の

家族が知っておきたい

『親なきあと』~『親あ

るあいだ』の準備~」と

題して講演した。同氏

は、2014年に行政書

士として開業すると同時

に、「親なきあと」相談

室を開設。障がいのある

子を持つ親のために、今

ある法制度やサービスを

うまく組み合わせること

で子どもが少しでも安心

して暮らしていけるよう

アドバイスを行ってい

る。また、自身も重度の

知的障がいのある娘の親

でもある。

 同氏はまず、高齢者が

障がい者を介護する「老

障介護」の悲劇を起こさ

ないためにも、変化する

法制度やサービスについ

ての知識や情報を得るこ

とが重要だと指摘。さら

に「親なきあと」の課題

として、生活資金や生活

の場所、日常生活のフォ

ローを挙げた。中でも講

演会で最も多い「子ども

障がいのある人の家族向けセミナー

「親なきあと」の心得紹介

 SOMPOリ

スクマネジメン

ト(旧SOMP

Oリスケアマネ

ジメント)は10

月1日、ドロー

ンの導入と災害

時の状況把握、

平常時の設備・施設の

保守点検等での活用を

検討している企業・地

方公共団体向けに、

「ドローン活用支援サ

ービス」の提供を開始

した。「チーム・新

宿」(注)の一員とし

て行ったドローン実証

実験等の実績を生か

し、顧客の要望に応じ

たメニューを提供する

もの。

 同サービスでは、ド

ローンを用いた実証実

験の企画運営を支援。

「ドローンの活用を検

討しているが、活用方

法や能力を検証した

い」「ドローンを活用

してこんなことはでき

ないか」といった要望

を持つ顧客にドローン

を用いた実証実験の企

画から運営までを一貫

してサポートする。費

用は100万円から。

また、ドローンを活

用した訓練・リスク調

査も実施する。SOM

POリスクが従来提供

している災害時初動訓

練・リスク調査にドロ

ーンを活用する。災害

時初動訓練では、被災

現場の様子をリアルタ

イムに対策本部で共有

し迅速に意思決定でき

るようになるととも

に、リスク調査では、

建物の壁面や屋根等、

これまでできなかった

箇所も含めて詳細にリ

スクを調査することが

可能になる。費用は災

害時初動訓練が200

万円から、リスク調査

が100万円からとな

っている(費用は、い

ずれも税抜・交通費

別)。

 近年、災害対応時に

ドローンを活用する動

きが地方公共団体を中

心に広がっている。ま

た災害対応以外でも、

施設・設備の点検等へ

のドローンの活用が期

待されている。一方

で、ドローンを飛行さ

せる際は、航空法等の

関係法令を理解するこ

とや安全面に配慮する

ことが不可欠であり、

企業・地方公共団体が

業務で使用する際は留

意する必要がある。ま

た、ドローンを購入し

たものの、活用する体

制が整わず、使われな

いままとなっているケ

ースも少なからず存在

するのが現状だ。

 SOMPOリスクで

は、同サービスを通じ

て、企業・地方公共団

体でのドローンの有効

活用の他、ドローンを

活用したリスクマネジ

メント活動を支援して

いくとしている。

 (注)損保ジャパン

日本興亜、SOMPO

リスク、学校法人工学

院大学、株式会社理

経、新宿区危機管理担

当部をメンバーとす

る、新宿駅周辺地域の

有志のメンバー。日本

有数の人口密集地かつ

超高層ビル街である新

宿西口エリアで、災害

時のドローン活用に関

する実証実験を201

6年度から継続的に実

施し、この取り組みが

評価され、18年に「B

CAOアワード201

7」で「企業防災賞」

を受賞した。

企業・地方公共団体向けサービス

ドローンの活用を支援

SOMPOリスク

残すべきは「金額」より「仕組み」

 ぜんち共済は10月11日、東京都豊島区の東京セミナー学院で障がいのある人の家族向けセミナー

「〝実践〟今日から親ができること!~今と未来を考える~」を開催した。同社では3年前から契約

者とその家族に役立つセミナーを企画しており、今回で4回目。講師に自閉症児の母であり、子育て

本著者・講演家として活動する立石美津子氏と「親なきあと」相談室主宰で行政書士・社会保険労務

士の渡部伸氏を迎え、障がいのある子どもの将来のために家族ができることについて事例を交えつつ

紹介した。

のためにお金をいくら残

せばいいか?」という質

問については、「本人が

お金で困らないために

は、たくさん残すことよ

り、そのお金が将来のた

めに使われる仕組みを準

備することが大切」と説

明。障害基礎年金や障が

い者の収入、医療費の支

援制度などを解説した上

で、遺言や福祉型信託制

度、個人型確定拠出年

金、成年後見人制度など

について紹介した。

 また、今からできる準

備として、「ライフスタ

イルカルテ(ラスカ

ル)」を紹介。住所、氏

名、緊急連絡先、医療に

関する情報、障がいの性

質、成育歴などのプロフ

ィルに加えて、本人の好

きなこと、苦手なこと、

コミュニケーションの取

り方などを記入するもの

で、「親がいなくなった

場合でも、これを読むこ

とで本人を支援する人の

参考になったり、他の機

関と連携しやすくなる」

と説明した。

 講演後には立石氏と渡

部氏による座談会「気に

なるけれどよくわからな

い『親なきあと』」が行

われた。

 参加者からは「同じ意

見、同じ問題で悩み、苦

しんでいる人が多くいる

のでびっくりした」「と

ても分かりやすく、知り

たいことが大体分かっ

た。座談会は身近なこと

も含んでいてとても良か

った」といった声が寄せ

られた。

満席となった会場

ぜんち共済

榎本社長

立石氏

渡部氏