エコアクション21 中央事務局 一般財団法人 持続性推進機 …2. [kwh] q) km/ 0]...
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エコアクション 21
活動期間
平成 31 年4月1日~令和2年3月31日
札幌施設管理株式会社
令和2年5月31日
環境活動レポート
承 認 作 成
社 長 環境管理責任者
R2/6 /3 R 2/6/2
2
目 次
Ⅰ.環境活動方針 3
Ⅱ.事業活動の概要 4
Ⅲ.環境負荷の実績と目標 5.6
Ⅳ.主要な環境活動計画(環境への取組)の内容 6.7
Ⅴ.環境活動の取組結果の評価、次年度の取組 8.9
Ⅵ.環境関連法規制等の遵守状況 10
Ⅶ.代表者による全体の評価 10
Ⅷ.参考資料(環境に配慮した事業) 11~16
3
【 環境理念 】
地球温暖化が起因とされる異常現象、近未来に想定される様々な地
球資源の枯渇、更には廃棄物による環境汚染など、地球環境問題は人
類にとって、いまや避けることのできない大きな課題と成ってきてい
ます。
札幌施設管理株式会社は、こうした課題に立ち向かっていくという
観点のもと、環境負荷低減と資源消費の減少を積極的に推進させてい
くことが重要な使命との認識に立ち、全役員、全従業員が一丸となっ
て、施設保全・水道維持管理業務などの活動を通じて、省エネルギー・
省資源向けた行動の実践に取り組み、環境技術を有する企業として「環
境首都・札幌」から日本の社会に発信し貢献して参ります。
【 行動方針 】
1.施設設備の維持管理というエネルギーの使用を取り扱う従来から
の委託業務に加え、次のような環境を配慮した特殊な業務など環境負
荷を低減する事業経営に積極的に取り組み、省エネルギー・省資源、
更には環境汚染低減か対策の推進、それに伴う顧客の満足度が向上す
る会社を目指します。
①建築物配管設備の寿命診断
②水中ロボットによる水道配水池の点検、清掃
③AIMS を利用した水道配管漏水調査の推進
④清掃工場等で排出する汚染物質の低減化に携わる計器の維持
管理
⑤その他の環境対策事業
2. 事業を推進するための業務、社屋保全等についても、資源とエネ
ルギーの消費量、更には廃棄物の排出量低減化などの観点から、環境
に与える負荷の軽減を継続実施していきます。
・事務所、作業場において電気照明、冷暖房、温水器などの電力
削減
・エコドライブによる燃料使用量の抑制
・所属する協会や団体を通しての環境活動への積極的な社会参加
3. 環境目標・活動計画を定め、その達成に努力するとともに定期的
見直しを行い、環境マネジメントシステムの継続的な改善を図ります。
4. 事業活動を行うにあたって、関連する環境関連の法令および条例
を遵守します。
5. 全員参加による環境活動を実施します。
6. この環境方針は広く一般に公開します。
平成 22 年 11 月 10 日制定
平成 30 年 8 月 1 日改定
札幌施設管理株式会社
代表取締役 田 中 芳 章
Ⅰ.環境方針
4
1.事業所名及び代表者氏名
札幌施設管理株式会社
代表取締役 田 中 芳 章
2.所 在 地
札幌市白石区南郷通 14 丁目北 3 番 37 号
3.環境管理責任者氏名及び担当者連絡先
環境管理責任者 長原 達哉
連絡先 011-868-5000 E-mail: [email protected]
URL http://www.sapporo-sk.co.jp
4.事業内容の概要
・冷暖房空調・給排水衛生設備機器・電気設備機器・防災
消火設備機器の保守管理業務
・貯水槽及び付帯設備の清掃業務
・建築物の空気環境測定、清掃業務、警備業務
・排ガス測定装置の販売、設置、保守管理業務
・電気・管工事
・建築設備の調査、診断及び非破壊検査
・ロボットによる配水池の調査、清掃業務
5.事業の活動規模
活動規模 単位 2017 年度 2018 年度 2019 年度
売上高 百万円 686 718 725
従業員 人 97 92 97
本社床面積 m 2 852 852 852
常駐施設については、札幌市関連施設の物件であり、札幌市が環
境マネジメントシステムを適用していることにより、札幌市の環境
管理基準に従って業務を実施している。なお、業務の遂行において
は、当社の手順に従い改善提案を行い実施している。
6.環境経営レポートの対象期間と発行日
対象期間 平成 31 年 4 月 1 日~令和 2 年 3 月 31 日
発 行 日 令和 2 年 5 月 31 日
Ⅱ.事業活動の概要
5
1. 今年度の目標とその実績
環境目標項目 令和元年年度目標 実績
電気の削減
[Kwh]
前年度より 1%削減
H30 年度年間電力量
85,038Kwh
1% 850 Kwh 削減
84,180Kwh
12 月・ 1 月使用量の
ピークというのは毎
年変わらない。年間
電力量が 81,5550Kwh
と 3.12%減なり達成
出来た。
一般事業系廃棄物の削減
[Kg]
前年度より 1%削減
H30 年度年間合計
567.3Kg
1% 5.7Kg 削減
合計廃棄物量が
652Kg となり、年間平
均 15%増で目標達成
は出来なかた。
産業廃棄物処理費用 売上高の 0.02%以下
を目指す
売上高の 0.017%と
なり達成出来た。
グリーン購入の推進 現在は、ほとんどが
ECO 商品なので活動
目標から外す。
グリーン購入の活動
は継続する。
地域貢献活動
①社屋周辺の清掃
②花壇作り、維持管理
③砂箱の設置
(冬期間滑り止めに使用)
6回
社屋前花壇の整備
1台
6回
社屋前花壇の整備
1台(南郷 13 丁目駅 3
番出入口に設置)
ガソリン、軽油
[燃費 km/ℓ]
前年度維持
前年度平均燃費
ガソリン車 14.7Km
軽油車 7.8Km
ガソリン車 14.5Km
軽油車 7.3Km
ほとんど前年度並みで
目標は達成することが
出来た。
環境に配慮した事業の実施
① 配管の劣化診断
② ボットによる配水池の
調査・清掃
③ 水道管路漏水情報シス
テム(AIMS)
前年度より 5%UP の受注
① 配管の劣化診断
30 年度 40 件
② ロボットによる配水
池の調査・清掃
30 年度 25 件
③ 漏水調査 (AIMS)
30 年度 13 件
3業務合計78件
業務受注件数
① 配管の劣化診断
元年度 45 件
② ロボットによる配水
池の調査・清掃
元年度 22 件
③ 漏水調査 (AIMS)
元年度 14 件
3業務合計の受注数は
81 件で前年度の 3.7%増
であったが、売上高は
8%増と伸びている。
Ⅲ.環境負荷の実績と目標
6
2.中期環境目標
環境目標項目 2020 年度目標 2021 年度目標 2022 年度目標
電気の削減
[Kwh]
1%削減
前年度維持
前年度維持
一般事業系廃棄物の削減
[Kg]
1%削減
前年度維持
前年度維持
産業廃棄物処理費用 売上高の
0.02%以下
売上高の
0.02%以下
売上高の
0.02%以下
グリーン購入の推進 活動の継続 活動の継続 活動の継続
地域貢献活動
① 屋周辺の清掃
②社屋花壇、維持管理
③砂箱の設置
6回
社屋前花壇
1台
6回
社屋前花壇
1台
6 回
社屋前花壇
1台
ガソリン、軽油
[社有車燃費 km/ℓ]
前年度維持
前年度維持
前年度維持
環境に配慮した事業の実施
① 配管の劣化診断
② ロボットによる配水池
の調査・清掃
③ 水道管路漏水情報シス
テム(AIMS)
前年度以上の
実績
前年度以上の
実績
前年度以上の
実績
*購入電力のCO 2 排出係数は北海道電力 (2018 年度)の調整後係数 0.656 (Kg
CO2/KWh)を使用
2019 年度二酸化炭素排出量 99,413.59 (Kg- CO2)
1.環境目標を達成するための行動内容
(1)電気の削減
①暖房は室内温度 23℃を目安とする。使用していない会議室等は
暖房をとめる。ウォームビズ(11 月~3 月)を励行する。
②冷房は室内温度 27℃を目安とする。使用していない会議室等は
冷房をとめる。クールビズ(5 月~9 月札幌市の期間に合わせる)
を励行する。
③台所、トイレ、洗濯室の凍結防止用電気ヒーターの設定目盛り「弱」
とする。
④ 各階の部屋の暖房は、退社時は 1台運転とし最低の温度17度
とする。(凍結防止を兼ねて)
使用していない会議室、トイレ、作業場、ロッカー室、倉庫等の
照明は OFF とする。
Ⅳ.主要な環境活動計画の内容
7
⑤ 写機、FAX、パソコンは待機時に省エネモードに設定する。夜間
は FAX を除き OFF とすること。
⑥ 時間、席を離れる場合はパソコンを OFF とすること。
⑦ 業務用電力、ホットタイム22(ロードヒーティング)の kwh 集計と分析
の実施(毎月)
⑧ 夜間、休日の暖房運転の改善の検討
⑨ 共用部の階段照明改善(LED 化)
⑩ 昼休みは、会議、食事中を除き原則、消灯する。
(2)一般事業系廃棄物の削減・産業廃棄物処理費用の削減
①再生可能な物は廃棄しないようにする。資源ごみは確実に再源化
する。
②茶・コーヒー粕の水切りを徹底する。
③廃棄物分別の徹底。
④3R(Reduse,Ruse,Recycle)の実施。
(3)グリーン購入の促進
①ECO マーク商品の購入
(4)地域貢献活動
① 社屋周辺のゴミ拾い6回(4 月~11 月)
② 社屋花壇の維持管理(5 月~11 月)
③ 滑り止め砂箱の設置、撤去、状態監視1台(11 月~3 月)
④ AEDの設置、維持管理(通年)
⑤社屋前、除雪・氷割りの実施(12 月~3 月)
(5)ガソリン、軽油の削減
①車両使用時はエコドライブを心がける。
②駐停車時のアイドリングストップ、急発進・空ふかしの抑制、タ
イヤの空気圧の適正化を始めとする点検・整備の励行など。
③道路運送車両の保安基準に基づき車検をうける。
④ポスター、ステッカー等の掲示
⑤日報管理(走行距離、給油)
(6)環境に配慮した事業の推進
①配管の非破壊試験による劣化診断
②ロボットによる配水池の調査・清掃
③水道管路漏水情報システム(AIMS)
2.環境目標には設定していないが守るべきと決めた行動内容
(1)塗装用シンナーについては少量であるため、又水の使用量につい
ては一般家庭とあまり変わらないため、目標設定しないが、商品安
全データシート、運用手順(事務関係の省エネ、省資源)に従う。
1.環境目標を達成するための行動内容と評価
エコアクション21の認証取得から今年で10年となり、社員数も
Ⅴ.環境活動の取組結果の評価、次年度の取組
8
倍近くに増え、会社の事業形態も年とともに変わってきている。環境
活動の取組は継続して実施しており、各種データーの分析及び評価を行う。
(1) 電気の使用量は12月・1月がピークになる傾向は毎年変らない。
2019 年度は例年に比べ 11 月半ば~2 月初めにかけて雪の降る日も少な
く、また昨年と同様に極端に寒かった日も少なかったためにロードヒ
ーティングの使用量や暖房用のヒートポンプパッケージの電気量も例
年より低く抑えられ、年間平均すると前年度より 4.1%削減され目標は
達成された。
(2) 一般廃棄物においては、4月~6月迄は前年度より10%減少の傾向
であったが、それ以降は前年度より増加し結果として 15%増となった。
増加した一番の要因は、2019年度は前年度よりお弁当の日(会社が用意
したお弁当をみんなで会食する日)が増え、また参加人数も多くなった
ため可燃ごみが増加したと考える。業務(主として設備部)発生する産
業廃棄物処理費用は目標通り売上高の0.02%以下の0.017%であった.
(3)地域貢献活動については、冬期の砂箱の設置(地下鉄南郷13丁
目3番出口)滑り止め用として冬期間設置している。冬期間の凍結し
た歩道で役立っている。5月~11月における社屋花壇の維持管理、
社屋周辺のゴミ拾い年6回と確実に実施しており今後も継続していく。
また春先には車道に面した社屋の窓硝子も定期に清掃を行い、地域の
環境美化に協力している。その他緊急用としてAEDを設置して住民も活
用できるよう、玄関扉にラベルで表示している。
(4)社有車の燃費については、カローラ(フィルダー)等のガソリン
車の燃費は前年度14.7Km/Lに対して、2019年度は14.5Km/Lとなった。
またハイエース等軽油使用車の燃費は前年度7.8Km/L、2019年7.3Km/L
であったが前年度と大きな差はなく目標は達成されたと考える。
(5)設備の省エネ管理においては、本社以外委託業務の施設となるた
め各仕様書に基づき環境に配慮した業務を実施している。また交通局
等で実施している節電対策にも積極的に協力を行っている。
(6)環境に配慮した事業の実施。
「配管の非破壊検査による劣化診断」前年度の40件の受注に対し
2019 年度は45件と増え、「ロボットによる配水池の調査・清掃」に
関しては25件から22件と受注が若干落ちたが、「水道管路漏水情報
システム(AIMS)」の事業で14件の業務を受注することが出来た。3
業務合計での受注数は前年度の78件から 3.7%増の81件となり目標
は少し下回ったものの、3業務合計の売上高では前年度の 8%増とな
っている。
① 配管の非破壊試験による劣化診断 【参考資料 P11.12】
設備は年々劣化していく、従来の考えでは建物の建て替え、設備の
改修で解決してきたが、限られた資源の現在は、出来るだけ環境に負
荷をかけない、無駄のない施工が求められている。配管等の劣化診断
を行い、効果的な改修を実施し設備を長寿命化させることにより低環
境負荷社会に貢献すると考える。
② ロボットによる配水池の調査・清掃 【参考資料 P13】
9
水道の配水池の清掃は、これまで配水池の水を抜き、人力で行うの
が主流であった。しかし配水池の水を捨てることは、資源の無駄遣い
となり環境に負荷をかけることになる。水中ロボットを利用し、安全
衛生に配慮し、配水池の水を大量に捨てることもなく、こまめに清掃
をすることにより、配水池管理の負担を軽減化する。
③ 水道管路漏水情報システム(AIMS) 【参考資料 P14】
膨大な長さの水道管路上の仕切弁・消火栓等に無線型漏水監視ユニ
ットを取り付けることにより、高感度センサーと電波を利用し管路の
漏水箇所を人間の勘に頼らずに、調査監視することが可能となり、ま
たこのシステム導入により、漏水を効率的にこれまで以上に精度よく
発見することが出来る。
2. 環境目標には設定していないが守るべきと決めた行動内容の評価
(1)塗装用シンナーについては、使用しなかったので外部排出はなか
った。
(2)水の使用量については、2019 年度も前年度とほとんど変わらな
い量であった。水道の使用量は本社の社員数等に左右される所が多い
ので、今後も注視していきたい。
(3)グリーン購入の促進については、継続して実施する。
(4)保守業務おいて発生する産業廃棄物については、運用手順(廃棄
物管理)に従い確実に処理しマニュフェストのまとめを札幌市に報告
を行った(5 月 11 日)。
(5)社内環境に関して、受動喫煙防止のために1Fに喫煙室を設け、
たばこの分煙を行い社員の健康管理を実施している。令和2年度から
は改正された健康増進法が実施されるため、喫煙室は撤去となり社内
では全面禁煙となります。
3.活動状況
(砂箱の撤去) (社屋の防災点検 )
10
(社屋周囲の清掃活動) (社屋花壇の雪囲い)
4. 1(1)~(6)、2(1)~(5)の各項目は継続して次年度も取組を行う。
1.遵守状況
当社の事業活動に関連している法律、条例については、法規制一覧
表を作成、これに基づき環境活動を実施している。これらの環境法規
に対して違反はなかった。
2.違反による訴訟
環境法規等の違反による顧客、地域からの訴訟は発生していない。
3.苦情・要望等
管理をしている施設の設備故障は25件ほどあったがいずれも速や
かに部品等の交換を行うなど適切に対処しており顧客からの苦情は来
ていない。
前年度、環境負荷低減事業を積極的に行うため環境経営方針の一部
変更を行いました。その低減事業の一つである「配管劣化診断(SPT 配
管診断)業務」については、昨年度、業務拡大の一環として東京都トラ
イアル発注認定制度に応募し認定され、東京都から施設の長寿命化に
むけての我が社の技術が高く評価されたところです。また昨年度末に
は、国会議事堂からすでに 80 年経過して老朽化していると考えられて
いた消火配管の劣化診断を受注し、今後 10 年以上は更新が必要ないと
の判定、報告を行いその診断結果に高いご評価をいただきました。
我が社のメイン業務は、設備の保守管理であり、業務推進すること
自体が環境改善や向上につながることから、今後も社内全体で
3R(Reuse、Reduce、Recycle)の環境活動を継続的に実施し、環境目標
を定め継続的に業務の提案や改善を行ってまいります。
Ⅵ.環境関連法規制等の遵守状況
Ⅶ.代表者による全体の評価
11
1.配管劣化診断(SPT 配管診断)
Ⅷ.参考資料(環境に配慮した事業)
12
13
14
15
2.水中ロボットによる配水池調査・清掃
16
3.水道管路漏水情報システム(AIMS)