バージョン 1.0 - 2016年6月7日 - toiee lab · 2017-10-12 · 準備するもの 6 1....
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toiee LabのiPhone & iPad 講座 iPhoneを探求するプロセスを学び、あらゆるアプリを使いこなそう
バージョン 1.0 - 2016年6月7日
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目次 レジュメの使い方 3
教材研究のコツ 4
ワークショップ概要 5
準備するもの 6
1.イントロ 8
2. Good & New 12
3. 違いがわかる人になるワーク 14
4. 仮説・検証・確かめるワーク 16
5. デフォルトアプリの奥深さを知る 20
6. 様々なアプリを使ってみよう 24
7. アプリを探そう 28
8. まとめ 30
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レジュメの使い方 各ワークには「ワークの狙い・設計」「ワークの進行例」「補足」の3つの項目が書かれ
ています。
• 【ワークの狙い・設計】各ワークで発生させる学習の4プロセスがまとめられています• 【ワークの進行例】ワーク進行の一例です。そのまま読むのではなく、自分なりにアレンジして進行をしましょう。
• 【補足】ファシリテーションや進行に関するヒントなどの補足情報です。
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教材研究のコツ 教材を研究する際、人それぞれ研究しやすい方法があります。自分に合った方法を見つけるには、ある方法を試して、研究しやすかったかどうかを確かめて、改善していく必要があります。
以下はオススメの探求方法3ステップです。
1.レジュメを使って講座の流れを知る レジュメを使って講座を分析します。レジュメの各ワークは、FILM学習サイクルに沿っ
て書かれている部分、進行、補足で構成されています。全体の流れを把握しましょう。
2.分析する 「期待の明確化」「行動するプロセス」「フィードバック・結果の確認」「期待、プロセス、仮説の修正」のFILM学習サイクルで書かれた部分を読み、講座の分析しましょう。
自分で、4つのプロセスを書いてみたり、マインドマップを描いたりして、どんな風に4つ
のプロセスが進むか、どんな言葉をかけるか、考えてみましょう。
3.動画を見て、予想との違いを確認 実際の講座の様子をビデオで見てみましょう。自分が考えた進行のイメージとの違いを感じて、良いと思ったところはレジュメに書き込むなどしましょう。さらに、学習を創造するために、どのようにファシリテーションすれば良いかを考えましょう。
上記のあくまで、探求の方法のひとつです。試してみて、改善しましょう。
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ワークショップ概要 iPhone,iPad を使いこなすためには、以下のようなスキル、知識、姿勢が必要です。
スキル:iPhoneを使いこなすには、どんなにアップデートされて 新しい機能や画面になっても、
そして無数にあるどんなアプリも 操作できる必要があります。そのようなことをするに
は、「仮説・検証」 を繰り返し、Appleの作ったルールを発見し、理解することが必要で
す。
姿勢:iPhoneとアプリを使いこなすには、「正しい手順」を教えられて、それを繰り返すという
姿勢を改め、「自主的に探求する」という姿勢が必要です。そのためには、探求のスキル(細部に目を向ける、メンタルモデルを作るように操作する)が必要です。
知識:
Appleのデザインルールを理解して、アプリやiPhoneを触ることが非常に重要です。
このワークショップでは、上記のようなスキルを「一気に、同時に」学ぶように設計されています。
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準備するもの
「スティーブ・ジョブスの動画」 イントロでジョブスがiPhoneを発表した時のプレゼン動画を流します。これを見てもら
い、「iPhoneを触りたい!」「Appleすげー」と思ってもらいましょう。以下のURLに動
画があるので、これを使いましょう!(1分から3分10秒まで再生しましょう)
https://www.youtube.com/watch?v=L0XeQhSnkHg
「講座資料」 ワークの時々に使う講座資料を必要な数だけ印刷しましょう。
「iPhone iPad の充電器」 講座中に参加者の充電が切れるかもしれないので、充電器を持参してもらいましょう。休憩中には、充電してもらっておくと良いでしょう。
「機器について」 大型画面、プロジェクタ、それらとつなぐ方法(Apple TVなど)も用意しましょう。
またインターネット環境は安定していることが望ましいです。WiFiと安定した接続を用
意するようにしましょう。
「講座の直前に確認しましょう」 各人が、WiFiやインターネットに接続できていることや、利用するアプリ、Webサービ
スの登録ができていることを確認しましょう。機器トラブルがこらないようにしておくと、スムーズに進行できます。
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1.イントロ 時間 0:00 ~ 0:05 (05分)
ワークの狙い
期待の明確化(全体での位置付け、意図) • ワークショップ終了後の「結果」をイメージさせ、ワクワクしてもらう、学習意欲を高
める
• iPhoneを使いこなせるようになると期待を持たせる
• アプリも使いこなせるようになると期待を持たせる
プロセス(行動、経験すること) • 今日の学び方のイメージを伝えることで、受講者の頭の中で、シミュレーションを引き
起こす
• ワークショップの進行をイメージして、安心してもらう
フィードバック・結果の確認 • (特になし)
学習の発生とその内容(前提、プロセス、期待の改善) • (特になし)
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ワークの進行
必要な資料など • iPhoneを発表した時のジョブスのプレゼンテーション
• 環境セッテイング(BGMや部屋を暗くする)
(1)ウェルカム感をしっかり出す 良い学習の場のために、参加者をしっかりと出迎える。待ってました!という感覚、受け入れられている感覚を作ることが大切。
(2)講座の開始を宣言する 「今から、We love iPhone iPad講座を開催します」
「今から動画を見てもらいますが、拍手をしている時は、皆さんも拍手をしたり、乗ってくださいね」「では動画をご覧下さい」(動画を流す)
(3)全体像を話す 「この動画は、何回見ても興奮しますよね」「iPhoneなどのApple製品は、すごくデザインについて考え抜かれています。そんな
iPhoneを使いこなせるようになってもらいます。」
「このワークショップでは、3つのことを同時に学びます。(1)iPhoneを使いこなせるよ
うになるための観察眼、(2) 次々新機能やアプリをマスターできる学び方です。」
「今日は、とにかくワクワク楽しんで貰えば、大丈夫です。どんどん、チャレンジしましょう」
補足
ワークショップは、最初のスタートが肝心です。できるだけ、シンプルに簡潔に、リズムを作るようにスタートさせていきましょう。参加者が興味があるのは、自分の成長です。
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主役は、参加者です。だらだら説明しすぎるより、結果を目の当たりにして、学ばせましょう。
動画を流す前に「動画を見てる最中は、拍手が聞こえたら拍手をしたり、乗ってくださいね」と伝えると、より盛り上がる。
会場を暗くしたり、椅子の配置を工夫して Appleのプレゼンの会場のような雰囲気を作
り出し、入った瞬間からワクワクするよう な空間を作る。
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2. Good & New 時間 0:05 ~ 0:08 (03分)
ワークの狙い
期待の明確化(全体での位置付け、意図) • 次のワークでのチームワークを高める、お互いに話しやすいように打ち解ける雰囲気を
作る
• 次々、アイデアを出す、大量アウトプットモードになる
• 場の活性化を起こすこと
プロセス(行動、経験すること) • チームに分かれて、Good & New をする
フィードバック・結果の確認 • ちょっとリラックスできたか?確認しても良い
学習の発生とその内容(前提、プロセス、期待の改善) • (特になし)
ワークの進行
必要な資料など • クッシュボール• テンポのいい音楽
(1)説明
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「Good&New とは、新しくて良かったこと、両方を含むものを発表して、拍手をもらう
ゲームです」「例えば、こんな感じです(言葉で説明するより、実際にやってみせる)」「それでは、スタートします!どうぞ」
(2) 全員で拍手する 「ありがとうございました。では、早速ワークを始めていきましょう」
補足
Good&Newは、説明を何度も繰り返すより、「実例を見る」ほうがわかりやすいです。
実例を見せましょう。もちろん、事前に考えておいたほうがスムーズですが、その場でひねり出す様子のほうが、参加者には良い見本になります。
「緊張はほぐれましたか?」と聞く必要はありません。ワイワイとした雰囲気を維持して、そのまま次のワークにスムーズに入りましょう。
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3. 違いがわかる人になるワーク
時間 0:08 ~ 0:20 (12分)
ワークの狙い
期待の明確化(全体での位置付け、意図) • 小さな変化・工夫に気付ける状態になる
プロセス(行動、経験すること) • デモを見て、やることを理解する
• 細かい変化に気づけるように探求する
• 発表する
フィードバック・結果の確認 • 気付きをシェアすることで、自分の気付きをまとめる• どれだけ発見できたのか発表して、確認する
学習の発生とその内容(前提、プロセス、期待の改善) • 何となく見るのではなく、注意深く観察する状態を学ぶ
ワークの進行
必要な資料など • 特になし
(1)説明
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「今から、変化に敏感になるワークをします。」「iPhoneを触り、小さな変化をたくさん発見してもらうのですが、どのように発見するの
か、前でデモをするので、一緒にやっていきましょう」(デモをする)「ホーム画面・ロック画面を探求してください。アプリを開くのは禁止です。」「では、スタート」
(2) 探求 • 「目を凝らして、どこか変化しているところがないか試してみましょう」• 「何度も触ってみましょう」
(3) 発表する 各テーブルごとに、一人ずつ発見したことをシェアしてもらう
補足
ワークの内容を伝えるのが、少し難しいので、実際に前でデモをしてから、ワークに入ってもらいましょう。
探求中に、もし首を傾げたり、悩んでいる人がいたら、一緒に探求して、小さな変化に気付く手助けをしてあげましょう。「発見があったら、チーム内で随時シェアしましょう」と言っておくと、活性化します。
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4. 仮説・検証・確かめるワーク 時間 0:20 ~ 0:50 (30分)
ワークの狙い
期待の明確化(全体での位置付け、意図) • 5ステップを使って、探求する感覚を身につけてもらう
• どんな機能なのかが、自分で理解することができる
プロセス(行動、経験すること) • 5ステップを理解する
• チームに分かれる
• 探求する場所を決めて、チーム毎に探求する
• 発表する
• 振り返りをする
フィードバック・結果の確認 • 発見したことをシェアすることで、自分の考えを整理する• 探求できている自分を目撃する
学習の発生とその内容(前提、プロセス、期待の改善) • 5ステップが探求を促進したことに気付く
ワークの進行
必要な資料など • 5つのプロセスの資料
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(1)説明 「今から、仮説・検証ワークを行います」「このワークをすると、どんなアプリやどんな機能でも使いこなせるようになるので、期待しててくださいね。」「先ほどのワークと同じでiPhoneの画面を探求してもらいます。その時に、ただ触るので
はなく、触る前に触ったらどうなるのか仮説を立て、なぜそう思うのか考える。そして、
実際に触ったらどうなるか確かめる 、という風に探求していきます」
「これだけでは、わからないと思うので、前でデモをするので、一緒に感覚をつかんでいきましょう」
デモをする3つチーム(上からスワイプした画面・下からスワイプした画面・一番左の画面)に分け、それぞれ担当する場所を選ぶ
「では始めます。どうぞ」
(2)探求 一番左の画面を探求するチームには、いろんなキーワー ドを検索するように促す
「必ず、5ステップで探求していきましょう」
「慣れてきたら、どんどんボタンを押して探求していってOKです」
(3)発表 「どんな仮説を立てたか? 」
気になるボタン リンク、メニューを
見つける
何が起こるか 予想する
なぜ、そう思ったか? を考える実際に確かめる
へぇー!と 納得する
すぐに押さず ストップ!
小さな変化や、細かい部分に注目しよう!
できるだけ具体的に画面の形なども予想してみよう
アイコンの形、色、過去の経験などから「理由」を明らかにしてみよう
同じ操作を繰り返したりして、どんな変化が起きたか確認しよう
疑問が浮かんだら、その答えが見つかりそうなボタン、メニューなどを探してみよう
FILM理論によるITデバイスの学習サイクル
シミュレーションをすることで自分の予想モデルを確認
無意識の前提、仮説、思い込みを明らかにする「予想とのズレ」を確認する
メンタルモデル(予想モデル)や前提などが修正される。 新しいメンタルモデル獲得のための疑問=好奇心が生まれる
疑問をあげる
どんな仕組みになっているか、予想する
なぜ、そう思ったか? を考える
確かめるように実験する
へぇー!と 納得する
これってどうなってるの? どんな仕組み?
できるだけ具体的に画面の形なども予想してみよう
アイコンの形、色、過去の経験などから「理由」を明らかにしてみよう
様々なボタンを押したり 同じような違うものをクリックしたりしよう
FILM理論によるITデバイスの学習サイクル2
自分の予想モデルを確認
前提、仮説、思い込みを明らかにする実験を通して確認する
メンタルモデル(予想モデル)や前提などが修正される。 新しいメンタルモデル獲得のための疑問=好奇心が生まれる
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「実際は、どうだったか? 」
「 その結果何を学んだか? 」
(4)振り返り 「このワークで、探求した方法はいつもと比べて、どう違いましたか? 」
「こんな方法でiPhoneを触ったことがありますか? 」
補足
5ステップでの探求は、この講座の中で非常に重要な役割です。時間を多少とっても構わ
ないので、しっかりと行いましょう。
振り返りの時に、「5ステップでの探求」と「いつもの探求」の違いを参加者から聞き出
して、いつもと違う学び方をして、探求がうまくいっていることに気づいてもらうことが重要です。
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5. デフォルトアプリの奥深さを知る 時間 0:50 ~ 1:25 (35分)
ワークの狙い
期待の明確化(全体での位置付け、意図) • 探求のプロセスで、アプリも使いこなせるようになる
• 5ステップの探求に磨きをかける
プロセス(行動、経験すること) • チームに分かれて、どのアプリを担当するのか決める• 担当したアプリを5ステップで探求する
• 自分のチームが担当したアプリで、できることをシェアする
フィードバック・結果の確認 • 学びをシェアすることで、自分の考えをまとめる• アプリを触れるようになった自分に気付く
学習の発生とその内容(前提、プロセス、期待の改善) • アプリを何となく触るのではなく、細かい変化を観察することで、より深く使いこなせるようになる
ワークの進行
必要な資料など • 5ステップの資料
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! !
• 「探求するアプリを選ぼう」の資料
!
(1)説明 「今から、先ほどしたワークと同じようにデフォルトアプリの探求を行ってもらいます」
「探求する時は、5ステップのルールを守ってやってください」
「それでは、まず3チームに分かれてもらいます」
(チーム分けをする)「チーム毎に、探求したいデフォルトアプリを資料の中から選んでください」(担当するアプリを決める)「では、早速やっていきましょう。スタート」
(2) 探求 「最初は、5つのステップのルールを守って触ってみましょう」
「慣れてきたら、どんどん触ってOKです」
(3) 発表 「担当したアプリでどのようなことができるのか発表してください」「どのように見つけたのか、どうやって探求したのかも教えてください」
疑問をあげる
どんな仕組みになっているか、予想する
なぜ、そう思ったか? を考える
確かめるように実験する
へぇー!と 納得する
これってどうなってるの? どんな仕組み?
できるだけ具体的に画面の形なども予想してみよう
アイコンの形、色、過去の経験などから「理由」を明らかにしてみよう
様々なボタンを押したり 同じような違うものをクリックしたりしよう
FILM理論によるITデバイスの学習サイクル2
自分の予想モデルを確認
前提、仮説、思い込みを明らかにする実験を通して確認する
メンタルモデル(予想モデル)や前提などが修正される。 新しいメンタルモデル獲得のための疑問=好奇心が生まれる
気になるボタン リンク、メニューを
見つける
何が起こるか 予想する
なぜ、そう思ったか? を考える実際に確かめる
へぇー!と 納得する
すぐに押さず ストップ!
小さな変化や、細かい部分に注目しよう!
できるだけ具体的に画面の形なども予想してみよう
アイコンの形、色、過去の経験などから「理由」を明らかにしてみよう
同じ操作を繰り返したりして、どんな変化が起きたか確認しよう
疑問が浮かんだら、その答えが見つかりそうなボタン、メニューなどを探してみよう
FILM理論によるITデバイスの学習サイクル
シミュレーションをすることで自分の予想モデルを確認
無意識の前提、仮説、思い込みを明らかにする「予想とのズレ」を確認する
メンタルモデル(予想モデル)や前提などが修正される。 新しいメンタルモデル獲得のための疑問=好奇心が生まれる
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!
補足
ここまでくると、ファシリテーターが積極的に介入しなくても、参加者が自ら学んでいくようになっています。もし、困っている人がいた場合は、一緒に5つのステップで探求し
ましょう。
発表の時に、探求したプロセスまで発表してもらえれば、なお良しです。
休憩10分
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6. 様々なアプリを使ってみよう 時間 1:25 ~ 2:00 (35分)
ワークの狙い
期待の明確化(全体での位置付け、意図) • 次のワークのフリになっている
• 使ったことがないアプリでも使える
プロセス(行動、経験すること) • アイコンからどのようなアプリなのかを想像して、資料に書き込む
• 答え合わせをして、予想がどれだけ当たっていたのか確かめる
• 気になったアプリを選び、探求する
• どのようなアプリなのか、どんな風に探求したのかを発表する
フィードバック・結果の確認 • 使ったことがないアプリでも使えていることに気付く
学習の発生とその内容(前提、プロセス、期待の改善) • 使ったことがないアプリでも関係なく、触れるようになっている
ワークの進行
必要な資料など • 5つのステップの資料
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! !• 「どんなアプリでしょう?(1)~(4)」の資料
! !
! !
(1)説明 「今から、ちょっとしたクイズをやりましょう」「クイズをすることで、アイコンだけで大体どのようなアプリなのかを予想することができるようになります」「楽しいので、早速やっていきましょう」「では、3チームに分かれてもらいます」
(チーム分けをする)「資料の「どんなアプリでしょう?」を見てください。アイコンだけが書いてあるので、アイコンから予想してどのようなアプリなのか想像して、書き込んでみましょう」「チームで助け合ってやってくださいね。それでは、スタート」
(2)探求 探求の様子を見守りながら、必要に応じて介入をする
(3)答え合わせ 答えが書いてある資料を配る
気になるボタン リンク、メニューを
見つける
何が起こるか 予想する
なぜ、そう思ったか? を考える実際に確かめる
へぇー!と 納得する
すぐに押さず ストップ!
小さな変化や、細かい部分に注目しよう!
できるだけ具体的に画面の形なども予想してみよう
アイコンの形、色、過去の経験などから「理由」を明らかにしてみよう
同じ操作を繰り返したりして、どんな変化が起きたか確認しよう
疑問が浮かんだら、その答えが見つかりそうなボタン、メニューなどを探してみよう
FILM理論によるITデバイスの学習サイクル
シミュレーションをすることで自分の予想モデルを確認
無意識の前提、仮説、思い込みを明らかにする「予想とのズレ」を確認する
メンタルモデル(予想モデル)や前提などが修正される。 新しいメンタルモデル獲得のための疑問=好奇心が生まれる
疑問をあげる
どんな仕組みになっているか、予想する
なぜ、そう思ったか? を考える
確かめるように実験する
へぇー!と 納得する
これってどうなってるの? どんな仕組み?
できるだけ具体的に画面の形なども予想してみよう
アイコンの形、色、過去の経験などから「理由」を明らかにしてみよう
様々なボタンを押したり 同じような違うものをクリックしたりしよう
FILM理論によるITデバイスの学習サイクル2
自分の予想モデルを確認
前提、仮説、思い込みを明らかにする実験を通して確認する
メンタルモデル(予想モデル)や前提などが修正される。 新しいメンタルモデル獲得のための疑問=好奇心が生まれる
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「どれだけあっていましたか?思っていたより、あっていましたか?」「自分がアプリを探したりするときに、アイコンから想像して何となくどんなアプリか想像できますよね」
(4)探求するアプリを選ぶ 「資料から気になったアプリを選んで、どのようなアプリなのか、何ができるのかを探求しましょう」「では、どうぞ」探求は、チームでも個人でもOK。
(5)探求 探求の様子を見守りながら、必要に応じて介入をする。もし、早く終わっている人がいたら、他のアプリも触ってもらう。
(6)発表 チーム内で発表する。「どのようなアプリなのか、どんな風に探求したのか発表してください」「どうぞ」
補足
このワークは、次のワークのフリになっています。このワークで行った、「アイコンから想像して、どのようなものなのか推測する」が次のワークの、アプリを検索するときにいきます。また、次のワークでも使ったことがないアプリを探求するので、このワークで使ったことがないアプリを触ってみる体験は、重要です。
発表は、さっと終えて最後のワークに入っていきましょう。
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7. アプリを探そう 時間 2:00 ~ 2:30 (30分)
ワークの狙い・設計
期待の明確化(全体での位置付け、意図) • 自分が困っていることをアプリで解決できるようになる
• 求めているアプリを探すことができる
プロセス(行動、経験すること) • 困っていることをあげ、それを解決できそうなアプリを探す• アプリを触ってみて、どのようなことができるのか探求する• 発表する• 学んだことを振り返る
フィードバック・結果の確認 • iPhoneだけでなく、アプリまで使いこなせるようになっている自分を目撃する
学習の発生とその内容(前提、プロセス、期待の改善) • iPhoneだけでなく、アプリまで使いこなせるようになる• 今日やってきた学び方が、探求を促進させていることに気付く
ワークの進行例
必要な資料など • 特になし
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(1)説明 「いよいよ、最後のワークです。今日やってきたことを全て総動員して、自分が困っていることを解決できるアプリを見つけて、探求しましょう」「自分が困っていることは、他の人も困っているので、自分が困っていることを解決できるアプリは存在します」「それを見つけ出して、自分の問題を解決できるのか試しましょう」「では、どうぞ。」
(2)探求 「すぐ困っていることが浮かんできた人は、大丈夫ですが、悩んでいる人は、困っていることをリストアップしてから、やるといいですよ」
困っている人が多そうだったら、困ったことを誰か一人に訊いてみて、アイデアを会場の人に考えてもらうと良い。
(3)発表 「こんな風に発表してください」「こんな事に困っていて、解決できるアプリはこれです。どうやって見つけたか、なぜそれを選んだか、について発表お願いします」(わかっていなさそうだったら、デモをする)「それでは、発表お願いします」
補足
アプリを探すところで、困っている人がいる場合は、アイデアを出すところを手伝ったり、参加者全員からアイデアをもらったりすると良いです。
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8. まとめ 時間 2:30 ~ 2:35 (5分)
ワークの狙い
期待の明確化(全体での位置付け、意図) • iPhoneを使いこなすためのプロセスを学び、プロセスを学んだことを意識に上げて、
意識的にできるようにさせる
• これからどのように取り組んでいけば、学べるか?発展させられるか?を振り返ること
で、フォローアップ、継続的な学習へと仕向ける
プロセス(行動、経験すること) • 参加者に、質問をして、学びを引き出す• 参加者に、今後、どうしていったら良いかのアイデアを出してもらう
フィードバック・結果の確認 • 発表することで、言語化して、意識にあげる
学習の発生とその内容(前提、プロセス、期待の改善) • 学び方を学んでいる、高次学習をしていることを知る(気づく、うっすらと)
ワークの進行
(1)説明 「お疲れ様でした。そろそろ時間なので、まとめをしたいと思います。家に帰ったら、思う存分触れますので、今後、もっと使い方を増やして、応用できるように、まとめをしましょう」
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(2) 学びを引き出す 「今日学んだことは何ですか?どなたかお願いします」「いつもの学び方と、今日の学び方は、どう違いましたか?」「事前に試してみたけど、うまくいかなったのに、今はできるのは、なぜでしょうか?」
「他には?」
(3) フォロアップを作る 「今後、どのようにしていけば、もっと応用や、今日触れていない機能を使えるようになりますか?何せ、気づけば新しい機能が増えているのが、iPhoneやアプリですから」
「何かありますか?」
(4) こちらのアイデアを提案する 必要に応じて、アイデアを提供する。「私たちは、小さくてシンプルなことで、どんどん使うことをお勧めしています」「何かこの一週間で、できそうなアイデアはありますか?」
「また、この5ステップでの探求は、一週間続けるだけで、かなりレベルアップします。
こちらもお勧めしています。是非どうぞ」
補足
時間が足りなければ、ファシリテーターがかなり主導しても構わないので、学びを振り返ることをしましょう。振り返りがないと、高次な学習が意識に上らず、いつもの学び方に戻りやすくなります。
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