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夏の高校野球パーフェクトガイド 2013

北海道・東北

関東

北信越

東海

近畿

中国

四国

九州・沖縄

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夏の高校野球パーフェクトガイド 2013

北海道・東北

関東

北信越

東海

近畿

中国

四国

九州・沖縄

阿部成人（鳥取城北）

玉川奨（倉吉東）

ドラフト関連度

野手 投手

総合米 子 東

鳥 取 西

米 子 松 蔭

倉 吉 東

鳥 取 城 北

鳥 取 商

鳥 取 工

米 子 北

3

13

3

1

8

0

3

5

2

3

3

4

4

5

秋季大会米 子 北

倉 吉 東

岩 美

鳥 取 西

八 頭

米 子 東

倉 吉 総 合 産

米 子 松 蔭

5

4

5

4

2

0

5

0

7

2

2

1

春季大会

勝優

北子米

勝優

北子米

3

2

期待の「エースで４番」たち

　

例年よりも小粒な感の否めない

今年の鳥取投手陣だが、その中で

の最注目は、期待を込めて巨漢の

玉川奨（倉吉東）を挙げたい。１

８９センチ87キロの堂々とした体

格から投げ下ろすストレートは威

力十分で、昨夏も主戦として投げ

抜き、チームを４強へと導いた。

故障の少ないところも魅力のひと

つだ。打っても４番に座り、チャ

ンスに強い打撃は対戦相手の脅威

となっている。最も甲子園で見て

みたい選手だ。

　

同じくエースで４番に座るのが

山根海成（八頭）だ。抜群の制球

力で丁寧にコーナーに投げ分け、

決め球のスライダーで三振も狙え

る。春の県大会の米子戦では15三

振を奪ってみせた。打撃では逆方

向に大きな打球を飛ばす。春の県

大会２回戦の鳥取城北戦では２打

席連続本塁打を放ち、長打力のあ

るところを見せつけた。

　

奥野拓哉（倉吉総合産）も左腕

からテンポよく、キレのいいスト

レートを投げ込み、打たせて取る。

春の準々決勝では強打の米子松蔭

打線を封じ込めた。打撃でもチー

ムの主軸に座り、一発長打の魅力

も秘めている。

　

２年生投手の木村流雲（岩美）

は大化けしそうな予感。制球力が

よく、四球が少ない。春は打撃の

チームの鳥取育英打線を２安打に

抑え込み10三振を奪って完封した。

負けられない私学の投手陣

　

米子北の左腕・遠藤航生は１８

２センチ88キロの体から投げ下ろ

す重いストレートで打たせて取

る。大崩れのない好投手だ。控え

の右腕・請島直斗も制球力に磨き

がかかり、春の県大会は10回３分

の１を無失点。２人で防御率０・

53と夏に向けて磐石の態勢だ。

　

上原拓真（鳥取城北）は度胸の

よさが身上。兵庫塁（米子松蔭）

は一冬越えて球威が増し、吉田知

弘（倉吉北）は勝負強さが光る。

秋春連覇の米子北打線

　

秋春連覇した米子北に強打者が

全国49地区別有望選手【保存版】

守備 名前 所属 学年身長 体重 投打 コメント投手 奥野　拓哉 倉吉総合産 3 176 75 左左 キレのいいストレートで小気味よい投球が持ち味。打者としても非凡なものがある 玉川　　奨 倉吉東 3 189 87 右左 長身から投げ下ろすストレートは威力十分。打ってはチャンスに強く長打力もある 山根　海成 八頭 3 178 68 右右 投げてはエース、打っては４番の大黒柱は主将としてもチームを引っ張る 遠藤　航生 米子北 3 182 88 左左 巨体の左腕から重いストレートを投げ下ろす。秋春連覇し初の甲子園は目の前だ捕手 鳥飼　力斗 鳥取城北 3 181 77 右右 笑顔の素敵なよく声の出るチームの要。右の長距離砲として一発の魅力もある一塁手 鹿納　右伍 米子松蔭 3 167 75 右右 小柄ながらもパンチ力があり、打球が遠くに飛ぶ。チャンスにも強い二塁手 阿部　成人 鳥取城北 3 171 60 右左 昨夏からチームの主軸を打つ安打製造機。守備でもチームの要になっている遊撃手 白間　竜登 八頭 3 177 64 右左 コンパクトにセンター返しする打撃が魅力。足も速く、試合をかき回す 森下　智之 米子東 3 175 68 右左 走攻守三拍子揃ったセンス抜群の遊撃手。打席での雰囲気がある外野手 豊田　昇平 米子北 3 172 76 右左 抜群のバットコントロールでヒットを量産し、秋春連覇の原動力となった

鳥取県の主な注目選手

鳥取県

ビッグ右腕・玉川の潜在能力に夢膨らむ

初の甲子園へチームを引っ張れるか豊田

７月13〜27日（どらドラパーク米子市民球場ほか）

C

CC

注目投手

投手編

野手編

揃っている。特に４番に座る豊田

昇平は春の県大会で打率６割を超

え、２本塁打５打点と大暴れした。

一発の魅力も十分だが、バットコ

ントロールも非常にうまくヒット

を量産している。小槻英寿、子安

祥史のうるさい１、２番コンビは

足も速く出塁率も高い。小寺大樹

も長打力を秘めている。

　

鳥飼力斗（鳥取城北）は強肩強

打の大型捕手だ。頼もしい主将で

もあり、よく声を出してチームを

盛り上げている。同じく鳥取城北

の阿部成人は器用な打撃が持ち

味。抜群のミート力で鋭い打球が

野手の間を抜いていく。

　

森下智之（米子東）はセンス抜

群の守備範囲の広い遊撃手だ。春

の県大会は11打数８安打と当たり

まくった。打撃力向上を「古豪復

活」のカギとする新監督のもとで、

大いに力をつけている選手だ。

　

鹿納右伍（米子松蔭）は小柄な

がらどっしりとした体格でパンチ

力は十分。勝負強い打撃で強打の

チームの４番に座っている。

　

白間竜登（八頭）はコンパクト

にセンターに返す打撃が身上で足

も速い。

　

たった１人の３年生部員の八尾

侑也（倉吉北）は守備範囲の広い

外野手。最後の夏に懸ける思いは

強い。

２年前の秋、倉吉北は部員９人で秋の大会に臨んだ。2009年秋からの１年間の対外試合禁止処分による深刻な部員不足に陥っていた。その秋の大会に、たった１人の１年生部員がいた。現在の主将の八尾侑也である。八尾の入部がなければ、倉吉北は部員不足で秋の大会を辞退に追い込まれていたのだ。たった１人、彼はどんな思いで入部し、野球をしていたのだろうか。確かなことは、彼は倉吉北野球部の救世主であるということだ。最後の夏、思い切り暴れてほしい。

2年前の救世主、最後の夏へ

地区内勢力ピラミッド

米子北　鳥取城北

第１グループ

八頭　米子松蔭　倉吉東

第２グループ

鳥取中央育英倉吉総合産鳥取西米子東

第３グループ

1

2

3

4

倉吉北　米子西　岩美　鳥取商　境

第４グループ

注目野手

昨秋、今春と県大会連覇をしている米子北が最有力である。主軸の豊田を中心に打線はムラがなく、投手陣も左の遠藤、右の請島と大崩れのない二枚看板がいる。初の甲子園はかなり近づいてきている。対抗は鳥取城北、八頭、倉吉東あたりか。鳥取城北は選手層が厚くレギュラーと控えに差がない。八頭は投打の柱である山根が好調だ。倉吉東の巨漢、玉川もこの夏は大暴れしそうな予感がある。米子松蔭、鳥取中央育英にも爆発力はありそうだ。

初甲子園へ向けて、視界は良好か大会展望