情報リテラシー演習 - yamaguchi...
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情報リテラシー演習
第7週
PowerPointの使い方
PowerPointの使い方
• シラバスでは ◦ PowerPointによるスライドとスライドショーの作成
• 来週は ◦ 質問会にします
• この時間にこの教室へ集合
◦ 獣医は図書館ガイダンス • この時間に図書館へ集合
• 会場は情報ラウンジです
PowerPoint以前に
• 発表
◦ プレゼンテーション
• 一番大切なのは?
◦ 伝えようという意思
◦ 基本は会話
• 内容を伝えるためには
◦ ストーリー
◦ キーワード
◦ 予備知識
◦ 分かり易い資料
伝えたい事があるよ!
どういう話? 簡単に教えて
PowerPoint以前に
• 資料
◦ 理解し易く
◦ 視覚に訴える
• 資料
◦ 説明文よりは表
◦ 表よりはグラフ
• 図説しましょう!
男女比率は、 男子が55%、 女子が45%です。
比率
男子 55%
女子 45% 男子 55%
女子 45%
男女比率 男女比率
例
プレゼンのスタイル
• オーラル
◦ 講演
◦ +資料解説
◦ +質疑応答
• ポスター
◦ ポスター
◦ +解説
◦ +ディスカッション
プレゼンの道具
• 黒板・ホワイトボード
• ポスター
• OHP
• スライド
• ビデオ・DVD
• PCとプロジェクタ ◦ PowerPoint, Agree, Impress, Keynote
◦ IE, Adobe Reader
プレゼンのノウハウ
• 一度は「プレゼン」で検索してみる! ◦ 万能の方法はない
◦ 自分に合った方法を見つける
• IT系で話題のプレゼン(一例) ◦ 高橋メソッド
◦ Jobs氏の「魔法のようなプレゼン」を支える秘訣10ヵ条
◦ プレゼンテーションZEN
◦ TED (スーパープレゼンテーション)
◦ プレゼンテーション・パターン
プレゼンのノウハウ
• コメントシート回答で紹介したページ等
• Slideshare
◦ 【プレゼン】見やすいプレゼン資料の作り方【初心者用】
◦ ノンデザイナーのため配色理論
• lifehacker
◦ 「色彩センスは本当にいらないのか?」インタビュー
PowerPointの弊害
• うんざり、生産性が下がるという意見も ◦ パワーポイントに賛否両論 ◦ メイキング オブ ゲティスバーグPowerPointプレゼンテーション
◦ トヨタグループが「パワーポイント」自粛令!?
◦ フェルミ国立加速器研、研究成果発表における「PowerPoint」の使用を禁止
• PowerPoint付属のテーマ ◦ みんなが使う ◦ 一見、同じプレゼンに見える ◦ 印象が薄くなる
気を付けるべき点
文字は大きく
コントラストははっきり
文章は書いてはいけません。なるべくキーワードのみを書きましょう。箇条書きにすると良いでしょう。
文字は大きく
アニメーションは 必要最小限に
•文章は書かない •なるべくキーワードのみに •なるべく箇条書きに
コントラストははっきり
アニメーションは 必要最小限に
1スライド1に複数の話題を入れない
発表時は
• 時間の目安 ◦ スライド1枚で約1~3分
• 発表原稿 ◦ 慣れないうちはあっても良い
◦ ただし見ながら話すのは駄目
• 話す内容 ◦ 思い出せるスライドにしておく
◦ キーワードを繋ぐと • 自然と話す内容が出来上がるように
なぜ文章を書いてはいけないか?
• 文章を書くと、プレゼンする側は書かれた文章を読むだけになりがちです。文章になることで大切な部分もぼやけてしまいます。聞く側は、話を聞くことに集中すべきか、画面の文章を読むことに集中すべきか迷うでしょう。第一読み難いです。文章として書かれてない事を話されると、読んでいる位置を見失う可能性もあります。ただし引用等で止むを得ない場合はあるでしょう。
文章を書くと
• プレゼンする側 ◦ 書いてあることを朗読
◦ 要点も埋もれる
• 聞く側 ◦ 聞くべき?読むべき?
◦ 書かれてない話 • え!?どこに書いてあるの?
• 引用等は ◦ 止むを得ない場合もある
アニメーション
• 長所
◦ 注意を促せる
• 短所
◦ 注意を逸らさせる
• アニメーションを見に来たのではない!
◦ 本当に必要なアニメーションか?
効果的でないアニメーションの例
• 次々に項目が出てくると・・・
◦ どこで終わるか分からない
• 記録し辛い
• たいていの場合
◦ 一番大切なところが一番最後に
• 大切なところは表示時間が僅か
◦ 見逃しやメモし損ねる原因
• 本末転倒
PowerPointの基本
• スライドの挿入
◦ レイアウトの選択
• プレースホルダの編集
◦ 箇条書き
• 図の挿入
PowerPoint2013画面構成
• 特徴的な部分
プレースホルダ
ノート
縮小表示 スライド
編集
スライド一覧
スライドショー
閲覧表示
スライドと出力先画面の縦横比
• 事前に縦横比が分かる場合は合わせておく
↓画面縦横比16:9 ↓画面縦横比4:3
スライド縦横比 16:9→
スライド縦横比 4:3→
事前に比率が分からない場合 4:3で作っておくのが無難?
プロジェクタの縦横比が高確率で4:3
縦が短くなると寸詰まりになるが横は縦ほどではない
スライドの縦横比調整
• 「デザイン」→「ユーザー設定」 →「スライドサイズ」
縮小表示
• ドラッグで順番入れ替え
• 右クリックでスライドの複製・削除
ドラッグして移動
右クリックで 複製や削除
アウトライン
• プレースホルダの内容が反映される
◦ テキストボックス等は反映されない
プレースホルダの 内容が一覧される
文字の入力
• 基本
◦ プレースホルダへ
• 矢印書き等は
◦ テキストボックス
◦ 自作レイアウトでプレースホルダ増やしても良い
スライドの挿入
• 「ホーム」→「新しいスライド」
◦ レイアウトを選択
レイアウトの変更
• 「ホーム」→「レイアウト」
テーマの適用
• 「デザイン」→「テーマ」
◦ 全体のデザインを一括変更
• 右クリック
◦ 「選択したスライドのみ」も可能
a
テーマ適用の例
自作テーマの作成
• スライドマスタ
◦ デザインのひな形
• 「表示」→「スライドマスター」
マスターの編集(1/7)
• 全体の装飾を設定できる
◦ 背景、色、フォント、サイズ、レイアウト等々
マスタ 全体のひな形
各種レイアウト マスタを基にした 用途別ひな形
マスターの編集(2/7)
• 背景を挿入してみる
◦ 「挿入」→「図」で適当な図を挿入
マスターの編集(2/7)
• 背景を挿入してみる
◦ 「挿入」→「図」で適当な図を挿入
マスターの編集(3/7)
• プレースホルダーを隠してしまうので背面へ
• スライド全体になるよう
◦ トリミング
◦ サイズ調整
マスターの編集(4/7)
• 画像右クリック「図の書式設定」
◦ シャープネス・明るさ・コントラストの調整
文字が見え難くならないよう 背景を調整
マスターの編集(5/7)
• 文字を見易くするには以下の項目を調整
◦ フォント色、背景色、影、光彩、等々
◦ 背景画像のシャープネス、明るさ、コントラスト
マスターの編集(6/7)
• 「スライドマスター」
◦ →「テーマ」
◦ →「現在のテーマを保存」
マスターの編集(7/7)
• 終わったら
◦ 「スライドマスター」→「マスター表示を閉じる」
自作レイアウトの追加(1/3)
• 「表示」→「スライドマスター」
◦ 「レイアウトの挿入」→「プレースホルダの挿入」
自作レイアウトの追加(2/3)
• プレースホルダの位置を調整し閉じる
終わったら閉じる
必要な数だけ プレースホルダーを 挿入して位置調整
自作レイアウトの追加(3/3)
• 利用可能になっている
◦ 「新しいスライド」
◦ 「レイアウト」
図表の挿入
• 基本操作
◦ Word と同じ
• 表、図、図形、テキストボックス等
◦ 「挿入」から
背景の削除
• Office2010からの新機能
切り抜きが 上手く行くように 保持・削除領域を マーキング
Screen Shot の貼り付け(1/2)
• Office2010からの新機能
◦ 「挿入」→「スクリーンショット」
Screen Shot の貼り付け(2/2)
• PrtSc (Print Screen) キー(OS側の機能)
◦ クリップボードへ画像としてコピー
◦ PrtSc : 画面全体
◦ Alt+PrtSc : アクティブウインドウのみ
• 「貼り付け」(Ctrl+V)
PrtSc Ctrl+V
クリップボード
2007以前のOfficeや Office以外のアプリは この方法で
ビデオの貼り付け(1/3)
• Explorerでビデオのファイルをコピー
◦ 貼り付け先PowerPointファイルと同じフォルダへ
貼り付け先の PowerPointファイル
貼り付けたいビデオ
ビデオの貼り付け(2/3)
• 「挿入」→「ビデオ」
「挿入」だと、PowerPoint の
ファイルにムービーを埋め込む 「リンク」だと、リンクだけ
ビデオの貼り付け(3/3)
• 例えば第1週の教材
ビデオが 貼り付いた
ビデオ貼り付け時の注意
• 古い PowerPoint やリンクを張ったファイルのコピー
◦ 必ず PowerPoint のファイルとビデオのファイルを一緒にコピー
◦ 忘れると再生できない!!!
• 卒論等の発表時
◦ 自分のパソコンで作って人のパソコンでプレゼン
◦ ビデオのコピーを忘れて再生出来ない人がいる
ビデオの編集
• Windows Live Essentials ムービーメーカー
◦ http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows-live/movie-maker から入手
Windows XP には 最初から 旧バージョンの ムービーメーカーが 入っています。
アニメーション(1/5)
• 「アニメーション」→「アニメーションウインドウ」
アニメーション(2/5)
• オブジェクトを選択→「アニメーションの追加」
アニメーション(3/5)
• 効果の種類(開始、強調、終了、軌跡)
アニメーション(4/5)
• アニメーションの順序とタイミング
アニメーション(5/5)
• 何度も言いますが・・・
◦ 本当にそのアニメーションは必要ですか?
• 何のために使うか
◦ 熟考してください
• 見る側の気持ちになって
◦ 本当に理解の手助けになっていますか?
スライドショーの開始
• 「スライドショー」→
◦ 「最初から」or「現在のスライドから」
• またはウインド右下の表示切替から
◦ 「スライドショー」
スライドショー中の操作(1/2)
• ページ送り
◦ マウスのホイール
◦ スペースキー
◦ カーソルキー
• 終了
◦ ESCキー
スライドショー中の操作(2/2)
• F1キーのヘルプ(事前に確認しておきましょう)
プロジェクタとノートの接続
ディスプレイ端子
ディスプレイケーブル
P 『 せ +
ディスプレイ端子
ディスプレイの切り替え (Windows7以降)
プロジェクタへの出力
• 外部ディスプレイ端子に接続 ◦ 普通は D-Sub15ピンのVGAコネクタ
◦ 最近ではDVIやHDMIもある
• Windows7はOSの機能で切り替え ◦ Windowsキー+Pキー
• Fn+画面出力切り替えキー ◦ ノートの画面
◦ 外部画面
◦ ノートの画面+外部画面
機種にもよるがおそらく F1~F12のどこかに割当られている だいたいの場合 画面の形をしたアイコンになってる
TOSHIBA SONY DELL
ディスプレイ端子の種類
• D-Sub15(VGA) ◦ アナログ映像
• DVI ◦ デジタル映像
• HDMI ◦ デジタル映像(+音声)
ディスプレイ端子の相互変換
• 変換コネクタ or 変換ケーブルを使用
D-Sub15 DVI-A DVI-I DVI-D HDMI Display Port
D-Sub15 ○ ○ ○
DVI-A ○ ○ ○
DVI-I ○ ○ ○ ○ ○ ○
DVI-D ○ ○ ○ ○
HDMI ○ ○ ○ ○
Display Port ○ ○ ○ ○
アナログ デジタル
発表者ツール
• メイン画面とサブ画面で別々の出力が可能
プロジェクターへ
ノートの画面へ
Windows モビリティ センター
• ディスプレイの切替、省電力機能ON/OFF等
X さ +
PDFの作成
• 印刷・配布用で標準的なフォーマット
• 「ファイル」
◦ →「保存と送信」
◦ →「PDF/XPSドキュメントの作成」
ソフトのインストール
• 便利にはなるが・・・
• 出所の分からないソフト
◦ 危険
◦ ウイルスが埋め込まれている可能性も
• 信用できるソフト以外は入れない
◦ 信用できるソフトも可能な限りウィルスチェック
オンラインソフト
• ネットから入手できるソフトウェア
• 便利なものも多い
• 国内で有名なソフトは以下で探せる
◦ 「窓の杜」 http://forest.impress.co.jp
◦ 「Vector」 http://www.vector.co.jp
• 海外、とい言うか世界規模だと
◦ 「freecode」 http://freecode.com
オンラインソフトの種類(1/2)
• フリーソフト(Freesoft)、フリーウェア(Freeware) ◦ 無料で使えるソフトウェア
• フリーソフトウェア(Free Software) ◦ 自由であることに価値を見出すソフトウェア
• フリー=自由≠無料
• 使用、改変、再配布等が自由に行えることを重視
• 使う人だけでなく作る人にも優しい
◦ 「フリーソフトウェアの定義」参照
• オープンソースソフトウェア(Open Source Software) ◦ フリーソフトウェアに近いが必ずしも自由を強調しない
◦ 「オープンソースの定義」参照
オンラインソフトの種類(2/2)
• シェアウェア(Shareware)
◦ 有料ソフト(開発費のシェアという側面が強い)
• オンライン販売・ダウンロード販売
◦ 企業が製品をネット上で売る場合
• PDS(Public Domain Software)
◦ 著作権の放棄または消失しているソフト
ソフトウェアのライセンス
• ソフトウェアの使用許諾とも言う
• 許可された条件下で使用する必要がある
• 例えばオープンソースのライセンス
◦ 「OSI承認ライセンス」に条文の一覧
画像編集に便利なソフト
• ペイント系
◦ Paint.NET
◦ GIMP
• ドロー系
◦ Inkscape
ペイント(ビットマップ)系
• 方眼のマスの色を記録
◦ 拡大→ドットが見える
◦ 写真加工向き
ドロー(ベクター)系
• ベクトルや方程式として記録
◦ 拡大→ドットが見えない
◦ 作図向き
画面表示の仕組み
• 方眼紙のような構造
◦ 光の三原色(RGB=赤緑青)で加法混色
• 通常、各色8bit(256段階)で電圧調整して明暗表現
• 計24bit(16,777,216色)=8bit×3(256×256×256 段階)
混色
• 加法混色
◦ 画面、光
◦ RGBカラーモデル • Red, Green, Blue
• 減法混色
◦ 印刷、絵の具
◦ CMYカラーモデル • Cyan, Magenta, Yellow
M
C
Y R
G B
Bk
R
G B
M
C
Y
W
HSVカラーモデル
• 色相環モデル
◦ Hue: 色相
◦ Saturation: 飽和度
◦ Value: 強度
H
S
V
いわゆる マンセル色環や 色立体に対応
そもそも色って?
• 光(電磁波)の波長で決まる。
◦ 可視光は360~400nmから760~830nmくらい
• 人の網膜の錐体細胞は赤緑青の3色に反応
0.0
0.2
0.4
0.6
0.8
1.0
380 430 480 530 580 630 680 730
Sen
siti
vity
Wave Length [nm]
Cone fundamentals
L
M
S
感度のピークは おおよそ R: 560~580nm G: 530~540nm B: 420~440nm
LMS細胞の反応のバランスで 近しいスペクトルの色に見える
表色系
• RGB,光の三原色モデル
◦ Red, Green, Blue
• HSV, HSI, マンセル色環, 色立体モデル
◦ Hue: 色相
◦ Saturation: 飽和度
◦ Value: 強度
◦ Intensity: 輝度
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HTML5 + JavaScript + WebGL (three.js) によるデモ http://web.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~okadalab/ColorModels/ColorModels.html
色については
• 深いです
◦ 人間の目の構造、脳の構造に深く関わっている
• 興味があれば
◦ 以下のキーワードで検索してみてください
◦ 「色知覚」、「表色系」、「カラーモデル」、「混色」
色のアクセシビリティ
• 色覚異常への配慮
◦ 富士通アクセシビリティ・アシスタンス
◦ http://jp.fujitsu.com/about/design/ud/assistance/
先天性色覚異常は 男子で約5% 女子で約0.2%
Wikipedia/色覚異常 も参考になります 自己診断は Color IQ Test 色覚検査表 が参考になります
色覚特性のシミュレート
第一色覚(赤) 第二色覚(緑) 第三色覚(青)
グレースケール
特定の色が 見えない人もいます どの色覚特性でも 見え易い色使いを 心がけましょう
おしまい
おつかれさまでした
では Excel の課題をがんばって提出してください
お
か
だ