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SD023-PLZ-5W Wavy for PLZ-5W オペレーションガイド シーケンス作成・制御ソフトウェア Ver. 5.x Part No. IX001031 Aug. 2016

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Page 1: オペレーションガイド - KIKUSUI...SD023-PLZ-5W Wavy for PLZ-5W 7 インターフェースの設定 GPIB を使用する PLZ-5W の設定 1 PLZ-5W の POWER スイッチをオンにします。

SD023-PLZ-5W Wavy for PLZ-5W

オペレーションガイドシーケンス作成・制御ソフトウェア

Ver. 5.x

Part No. IX001031Aug. 2016

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2 SD023-PLZ-5W Wavy for PLZ-5W

本書は、SD023-PLZ-5W Wavy for PLZ-5Wのヘルプファイルを PDF化したものです。

著作権・発行

本書の一部または全部の転載、複写は著作権者の許諾が必要です。本書の内容は予告なく変更することがあります。© 2016 菊水電子工業株式会社

はじめに ..................................................................3

Wavyの起動............................................................4

インターフェースの設定 .......................................5RS232C を使用する ...................................................................5GPIB を使用する.........................................................................7USB を使用する ..........................................................................9LANを使用する....................................................................... 11

画面の説明 ............................................................14

シーケンスの概要 .................................................15プログラムとステップ ........................................................ 15主な機能 ..................................................................................... 16シーケンス実行の流れ ........................................................ 17

プログラムの設定 .................................................18動作モード/スルーレート/応答速度の設定........ 18電流レンジ/電圧レンジの設定..................................... 19ステップ実行時間(間隔)の単位の設定 ................. 20定電圧モード追加(+CV)の設定 ................................. 21プログラムの繰り返し回数の設定 ................................ 22シーケンス終了時にロードオフする ........................... 23

保護機能 ................................................................24PLZ-5W の保護機能(ハード設定)................................ 24Wavy の保護機能(ソフト設定)..................................... 26

グラフを描いてステップを作成/編集する.......27ステップを作成する ............................................................. 27ステップを編集する ............................................................. 28

設定値を入力してステップを作成/編集する...31ステップを作成する ............................................................. 31ステップをコピー/削除する.......................................... 33

シーケンスの保存/呼び出し..............................35シーケンスを保存する ........................................................ 35シーケンスを呼び出す ........................................................ 36

シーケンスの実行 .................................................37シーケンスを PLZ-5W に書き込む.................................. 37

PLZ-5W のシーケンスを読み込む .................................. 38シーケンスを実行/中止/一時停止する ................. 39

モニタの設定 ........................................................ 41電流値、電圧値、電力値の表示/非表示 ................. 41モニタグラフの表示/非表示 ......................................... 42モニタ間隔の設定 ................................................................. 43モニタデータの保存............................................................. 44

グラフの表示設定 ................................................ 46目盛りの表示設定 ................................................................. 47線色と背景色設定 ................................................................. 48ステップ区切り線(縦軸)の表示/非表示 ............ 49グラフのスケール設定........................................................ 49負荷値のライン表示設定 ................................................... 51Y軸値の表示設定 .................................................................. 51X軸の単位設定 ....................................................................... 52

ウィンドウの表示設定......................................... 53ツールバー、ステータスバーの表示/非表示 ....... 53ウィンドウ位置とサイズの保存 .................................... 53ウィンドウの整列 ................................................................. 53

そのほかの設定 .................................................... 54PCの負担を軽減する........................................................... 54負荷設定値の有効桁数の設定 ......................................... 54データ保存時のファイル形式の設定........................... 55グラフ画像をクリップボードにコピーする ............ 55前回終了時のシーケンス表示設定................................ 55

PLZ-5Wの制御...................................................... 56直接制御する ........................................................................... 56コマンドで制御する............................................................. 61

メニューリファレンス......................................... 62

本書について

もくじ

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はじめに

シーケンス作成・制御ソフトウェア SD023-PLZ-5W Wavy for PLZ-5W は、当社製電子負荷装置PLZ-5W シリーズのシーケンスを作成し、実行するソフトウェアです。本オペレーションガイドは、SD023-PLZ-5W Wavy for PLZ-5W を使用して、PLZ-5W シリーズをコントロールする方法を説明します。

適用する製品のバージョン

本オペレーションガイドは、バージョン 5.xの SD023-PLZ-5W Wavy for PLZ-5W に適用します。バージョンは、「ヘルプ」メニューから「ウェーヴィーのバージョン情報」で確認できます。

オペレーションガイドの対象読者

本オペレーションガイドは、SD023-PLZ-5W Wavy for PLZ-5W を使用して電子負荷装置 PLZ-

5W シリーズを制御する方、または操作の指導をされる方を対象にしています。

電源に関する電気的知識(工業高校の電気系の学科卒業程度)を有する方を前提に説明しています。

商標類

Microsoft、Windowsは、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標です。その他、このマニュアルに記載されている会社名、商品名、製品名などは、一般に各社の商標もしくは登録商標です。

本書の表記

• 本文中では、シーケンス作成ソフトウェア SD023-PLZ-5W Wavy for PLZ-5W を「Wavy」と呼ぶことがあります。

• 本文中では、電子負荷装置 PLZ-5W シリーズを「PLZ-5W」と呼ぶことがあります。

• 本文中の「PC」は、パーソナルコンピュータやワークステーションの総称です。

• 使用している画面は、実際とは異なる場合があります。

• 本文中では、説明に以下のマークを使用しています。

知っておいて頂きたいことを示しています。

> 選択するメニューを示しています。「>」の左のメニュー項目が上位の階層になります。

SD023-PLZ-5W Wavy for PLZ-5W 3

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Wavyの起動

Windowsの「スタート」>「すべてのプログラム」>「Kikusui」>「SD023-PLZ-5W」>「Wavy

for PLZ-5W」を選択すると、Wavyが起動します。

SD023-PLZ-5W Wavy for PLZ-5W

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インターフェースの設定

Wavy がインストールされた PC に PLZ-5W を接続し、Wavy のインターフェースを設定します。

RS232C を使用する

PLZ-5W の設定

1 PLZ-5W の POWER スイッチをオンにします。

2 PLZ-5W をロードオフにします。

3 SYSTEM> Interface キーを押します。Interface 画面が表示されます。Configure 画面が表示された場合は、もう一度 Interface

キーを押します。 キーを押すたびに、Interface 画面と Configure 画面が切り替わります。

4 Modify キーを押します。インターフェース設定が編集可能になります。

5 ロータリーノブで RS232C Settings 下の Bitrate を選択し、Edit キーを押します。

6 ロータリーノブで通信速度を選択し、ENTER キーを押します。

7 ロータリーノブで RS232C Settings 下の Flow Control を選択し、Edit キーを押します。

8 ロータリーノブで CTS-RTS を選択し、ENTER キーを押します。

9 Apply キーを押し、ロータリーノブで OK を選択して ENTER キーを押します。設定が完了します。

10 PC と PLZ-5W を RS232C ケーブルで接続します。

Wavyの設定

1 Wavy を起動します。

SD023-PLZ-5W Wavy for PLZ-5W 5

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インターフェースの設定

2 メニューから「シーケンス」>「インターフェース」を選択します。インターフェースウィンドウが表示されます。

3 接続された PLZ-5W のモデル名を「機器」で選択します。

4 「RS232C」を選択します。

5 PLZ-5W が使用しているポート番号を「COMポート」で選択します。ポート番号は、Windows のコントロールパネルからデバイスマネージャーを開いて確認できます。「ポート(COM と LPT)」を展開すると、使用されているポート番号が表示されます。

6 PLZ-5W 側の Bitrate 設定と同じ数値を「ボーレート」で選択します。

7 「接続テスト」をクリックして、PLZ-5W と通信できるか確認します。ボーレートとフロー制御を除いて、PLZ-5W 側のプロトコルは固定です。以下のように設定されています。

データビット:8 bit、ストップビット:1 bit 、パリティ:なし

Wavy は上記のプロトコルに合わせてデータを送受信します。PC 側のプロトコルを手動で変更する必要はありません。

8 「OK」をクリックします。設定が完了します。

SD023-PLZ-5W Wavy for PLZ-5W

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インターフェースの設定

GPIB を使用する

PLZ-5W の設定

1 PLZ-5W の POWER スイッチをオンにします。

2 PLZ-5W をロードオフにします。

3 PC と PLZ-5W を GPIB コンバータを介して接続します。

4 GPIB コンバータの取扱説明書を参照し、必要な設定を行います。

Wavy の設定

1 Wavy を起動します。

2 メニューから「シーケンス」>「インターフェース」を選択します。インターフェースウィンドウが表示されます。

3 接続された PLZ-5W のモデル名を「機器」で選択します。

4 「GPIB」を選択します。

5 GPIB コンバータで設定した GPIB アドレスを「GPIBアドレス」で選択します。

6 「接続テスト」をクリックして、PLZ-5W と通信できるか確認します。接続できない場合は、GPIB で接続できない場合(p.8)を参照してください。

7 「OK」をクリックします。設定が完了します。

GPIB を使用するには、別売の GPIB コンバータ(PIA5100のファームウェアバージョン 1.01以降)が必要です。詳細は、PLZ-5W の付属 CD-ROM に収録されている GPIB コンバータの取扱説明書を参照してください。

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インターフェースの設定

GPIB で接続できない場合VISA ライブラリで、GPIB ボードの番号を 0 に設定してください。以下は VISA ライブラリに KI-VISA を使用している場合の手順です。他の VISA ライブラリを使用している場合は、それぞれの取扱説明書を参照してください。

1 「スタート」>「すべてのプログラム 」>「Kikusui IO Software」 >「KI-VISA」 >「Instrument Explorer」を選択します。

Instrument Explorer が起動します。

「スタート」メニューやデスクトップに「Instrument Explorer」が表示されていない場合は、下記フォルダ内の KiVisaExp.exe を開いてください。

64 ビット OS の場合 C:\Program Files\IVI Foundation\VISA\VisaCom64\KiVisa

32 ビット OS の場合 C:\Program Files\IVI Foundation\VISA\VisaCom\KiVisa

2 「KI-VISA IO Config...」をクリックします。

3 「GPIB(NI-488.2)」タブをクリックします。

4 「Index」で「GPIB0」を選択します。

5 「OK」をクリックします。KI-VISA IO Config ウィンドウが閉じます。もう一度、GPIB の接続テスト(p.7)を行ってください。

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インターフェースの設定

USB を使用する

PLZ-5W の設定

1 PLZ-5W の POWER スイッチをオンにします。

2 PLZ-5W をロードオフにします。

3 PC と PLZ-5W を USB ケーブルで接続します。

Wavy の設定

1 Wavy を起動します。

2 メニューから「シーケンス」>「インターフェース」を選択します。インターフェースウィンドウが表示されます。

3 接続された PLZ-5W のモデル名を「機器」で選択します。

4 「USB」を選択します。

PLZ-5W を USB インターフェースでコントロールする場合は、USB T&M クラス(USBTMC)に対応したデバイスドライバが必要です。USBTMC ドライバは VISA ライブラリによって自動的にインストールされます。VISA ライブラリのインストールの詳細は、付属のセットアップガイドを参照してください。

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インターフェースの設定

5 「製造番号」で、PLZ-5W の製造番号を選択します。製造番号の位置については、PLZ-5W の取扱説明書を参照してください。

正しく接続されていても製造番号が表示されない場合は、Windows のコントロールパネルからデバイスマネージャーを開き、「USB Test and Measurement Device」が表示されているか確認してください。表示されていない場合は、VISA ライブラリ をインストールし直してください。

6 「接続テスト」をクリックして、PLZ-5W と通信できるか確認します。

7 「OK」をクリックします。設定が完了します。

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インターフェースの設定

LANを使用する

PLZ-5W の設定

1 PLZ-5W の POWER スイッチをオンにします。

2 PLZ-5W をロードオフにします。

3 PC と PLZ-5W を LAN ケーブルで接続します。

Wavy の設定

1 Wavy を起動します。

2 メニューから「シーケンス」>「インターフェース」を選択します。インターフェースウィンドウが表示されます。

3 接続された PLZ-5W のモデル名を「機器」で選択します。

4 「LAN」を選択します。

5 「IPアドレス」で、接続された PLZ-5W の IP アドレスを選択します。正しく接続されていても IP アドレスが表示されない場合は、LAN で接続されている機器を VISA ライブラリで検索する必要があります(p.12)。

6 「接続テスト」をクリックして、PLZ-5W と通信できるか確認します。

7 「OK」をクリックします。設定が完了します。

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インターフェースの設定

PLZ-5W を認識しなくなった場合

PLZ-5W に固定 IP アドレスを設定していない場合は、IP アドレスが変わり機器が認識されなくなることがあります。その場合は、PLZ-5W の機器情報の表示画面(SYSTEM > Information

キーを押す)で IP アドレスを確認し、Wavy で IP アドレスを再設定してください。

LAN で接続されている機器を検索する

以下は VISA ライブラリに KI-VISA を使用している場合の手順です。他の VISA ライブラリを使用している場合は、それぞれの取扱説明書を参照してください。

1 「スタート」>「すべてのプログラム 」>「Kikusui IO Software」 >「KI-VISA」 >「Instrument Explorer」を選択します。

Instrument Explorer が起動します。

「スタート」メニューやデスクトップに「Instrument Explorer」が表示されていない場合は、下記フォルダ内の KiVisaExp.exe を開いてください。

64 ビット OS の場合 C:\Program Files\IVI Foundation\VISA\VisaCom64\KiVisa

32 ビット OS の場合 C:\Program Files\IVI Foundation\VISA\VisaCom\KiVisa

2 「KI-VISA IO Config...」をクリックします。

3 「LAN」タブをクリックします。

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インターフェースの設定

4 「Enable dynamic search for active instruments」をチェックします。

5 「OK」をクリックします。KI-VISA IO Config ウィンドウが閉じます。

6 Instrument Explorer ウィンドウの左側のツリーに、接続した PLZ-5W の IP アドレスが表示されたことを確認して、Instrument Explorer を終了します。

Wavy の「インターフェース」ウィンドウで、IP アドレスを選択できるようになります。

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画面の説明

Wavy を起動(p.4)すると、シーケンス設定ウィンドウが表示されます。

グラフウィンドウでは、マウスでグラフを描いてステップを設定します(p.27)。

シートウィンドウでは、数値や条件を入力してステップを設定します(p.31)。

ステータスバーには、下記の内容が表示されます。

グラフウィンドウ シートウィンドウ

メニュー ツールバー

ステータスバー

接続方法動作モード

ステップ時間間隔の単位

機種名シリーズ名

SD023-PLZ-5W Wavy for PLZ-5W

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シーケンスの概要

シーケンスは、あらかじめ設定した動作を連続的に実行する機能です。プログラムとステップで構成され、プログラムごとの設定とステップごとの設定を行います。

プログラムとステップ

プログラムは、ステップの集合体です。ステップは、ステップ 1 から 1 つずつ昇順に実行されます。最後のステップが終了すると、そのプログラムの実行が 1 回終了したことになります。

ステップ数は全プログラム合わせて最大10000個ステップ数は全プログラム合わせて最大10000個

プログラムは動作モードごとに設定。合計で30個設定可能。プログラムは動作モードごとに設定。合計で30個設定可能。

負荷設定値入力電流

ステップ1 ステップ2 ステップ3 ステップ4

時間プログラム1

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シーケンスの概要

主な機能

負荷設定値の遷移方法

負荷設定値の遷移方法には、ステップ(Immediate)またはランプ(Ramp)があります。ステップでは、負荷設定値は前ステップの設定値からステップ状に遷移します。ランプでは、負荷設定値は前ステップの設定値からランプ状に遷移します。例)設定値 10 A、間隔 1 s の場合

設定範囲 設定項目 内容プログラムごと 動作モード シーケンスを実行する際の動作モード。

スルーレート ステップのスルーレートのデフォルト値。応答速度 定抵抗(CR)モード、定電圧(CV)モード時の応

答速度。電流/電圧レンジ シーケンスを実行する際の電流レンジ、電圧レン

ジ。繰返し回数 プログラムの繰り返し回数。+CVオプション CVモード追加(+CV)の電圧値。保護機能 過電流保護(OCP)、過電力保護(OPP)

低電圧保護(UVP)を作動させる値。ステップごと 負荷設定値(電流

/コンダクタンス/電圧/電力)

各動作モードの負荷設定値。動作モードによって設定できる値が異なる。

間隔 ステップの実行時間。遷移 負荷設定値の遷移方法。トリガWait トリガ信号入力のオン/オフ。トリガ OUT トリガ信号出力のオン/オフ。ロード ロードオン/オフ制御。スルーレート ステップ実行時のスルーレート。

1s

10A

1s

10A

ランプステップ

ステップ 1 をランプ遷移に設定した場合は、負荷設定値の開始点は常に 0 A/ 0 S/ 0 V/0 W になります。

SD023-PLZ-5W Wavy for PLZ-5W

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シーケンスの概要

シーケンス実行の流れ

基本的なシーケンス実行の流れを示します。

プログラムの動作条件を設定します。• 動作モード/スルーレート/応答速度の設定• 電流レンジ/電圧レンジの設定• プログラムの繰り返し回数の設定• 保護機能

ステップの動作条件を設定します。• グラフを描いてステップを作成/編集する• 設定値を入力してステップを作成/編集する• シーケンスの保存/呼び出し

シーケンスを書き込んで実行します。• シーケンスを PLZ-5W に書き込む• モニタデータの保存• シーケンスを実行/中止/一時停止する

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プログラムの設定

全ステップに共通の動作条件を設定します。動作モード/スルーレート/応答速度の設定(p.18)、電流レンジ/電圧レンジの設定(p.19)、保護機能の設定(p.24)は必ず行ってください。

動作モード/スルーレート/応答速度の設定

シーケンス実行時の動作モード/スルーレート/応答速度を設定します。動作モードは、グラフウィンドウまたはシートウィンドウでステップが入力されていると変更できないため、ステップを入力していない状態で設定してください。

1 メニューから「シーケンス」>「シーケンス作成モード」を選択します。または、ツールバーの をクリックします。シーケンス作成モードウィンドウが表示されます。

2 シーケンスの実行時の動作モード/スルーレート/応答速度を設定します。

3 「OK」をクリックします。設定が完了します。

定電流 CC 定電流モードに設定します。ステップ実行時のスルーレートのデフォルト値を入力します。スルーレートは、ステップ作成時にステップごとに変更できます。

定抵抗 CR 定抵抗モードに設定します。応答速度を Normal/ Fast から選択します。

定電圧 CV 定電圧モードに設定します。応答速度を Normal/ Fast から選択します。

定電力 CP 定電力モードに設定します。

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プログラムの設定

電流レンジ/電圧レンジの設定

シーケンス実行時の電流レンジ/電圧レンジを設定します。

1 メニューから「シーケンス」>「シーケンス作成モード」を選択します。または、ツールバーの をクリックします。シーケンス作成モードウィンドウが表示されます。

並列運転時でも、電流レンジにはマスタ機のみの電流レンジが表示されます。

2 シーケンス実行時の電流レンジ/電圧レンジを選択します。

3 「OK」をクリックします。設定が完了します。

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プログラムの設定

ステップ実行時間(間隔)の単位の設定

ステップ作成時に使用する、ステップの実行時間の単位を設定します。ステップ実行時間は、グラフウィンドウまたはシートウィンドウでステップが入力されていると変更できないため、ステップを入力していない状態で設定してください。

1 メニューから「シーケンス」>「シーケンス作成モード」を選択します。または、ツールバーの をクリックします。シーケンス作成モードウィンドウが表示されます。

2 「単位」でステップ実行時間の単位を ms/ s/min/ h から選択します。

3 「OK」をクリックします。設定が完了します。

単位 間隔設定範囲 設定分解能ms(ミリ秒) 0.025 ms ~ 9999999.999 ms 0.001 ms

s(秒) 0.001 s ~ 99999.999 s 0.001 s

min(分) 0.1 min ~ 999.9 min 0.1 min

h(時) 0.1 h ~ 1000.0 h 0.1 h

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プログラムの設定

定電圧モード追加(+CV)の設定

定電流モードまたは定抵抗モードに、定電圧モードを追加(+CV)するかどうか設定します。

1 メニューから「シーケンス」>「シーケンス作成モード」を選択します。または、ツールバーの をクリックします。シーケンス作成モードウィンドウが表示されます。

2 +CV を有効にする場合は、+CV オプションにチェックして電圧値を入力します。+CV を無効にする場合は、チェックを外します。

3 「OK」をクリックします。設定が完了します。

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プログラムの設定

プログラムの繰り返し回数の設定

シーケンス実行時に、プログラムを何回繰り返すか設定します。

1 メニューから「シーケンス」>「転送」を選択します。または、ツールバーのをクリックします。

転送ウィンドウが表示されます。

2 「繰返し回数」でプログラムの繰り返し回数を入力します。無限に繰り返したい場合は、「無限大」にチェックします。

3 「閉じる」をクリックしてウィンドウを閉じます。

SD023-PLZ-5W Wavy for PLZ-5W

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プログラムの設定

シーケンス終了時にロードオフする

シーケンスが終了したときにロードオフするかどうか設定します。

1 メニューから「シーケンス」>「転送」を選択します。または、ツールバーのをクリックします。

転送ウィンドウが表示されます。

2 シーケンス終了時にロードオフする場合は、「実行終了後ロード OFF」にチェックします。シーケンスの最終ステップの設定値を継続する場合は、チェックを外します。

3 「閉じる」をクリックしてウィンドウを閉じます。

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保護機能

PLZ-5W本体にある保護機能(ハード設定)と、Wavyの保護機能(ソフト設定)が使用できます。

ハード設定

PLZ-5W 本体にある保護(アラーム)機能です。過電流保護 (OCP)、過電圧保護 (OVP)、低電圧保護(UVP)、ウォッチドッグ保護を設定できます。

ソフト設定

Wavy でモニタしたデータから判断して保護する機能です。過電圧保護 (OVP)、過電流保護 (OCP)、低電圧保護 (UVP)、および低電流保護 (UCP)を設定できます。

PLZ-5W の保護機能(ハード設定)

PLZ-5W の保護機能を設定します。

1 メニューから「シーケンス」>「保護設定」を選択します。保護設定ウィンドウが表示されます。

名称 アラーム発生条件 作動時過電流保護(OCP) OCP 設定値以上の電流が流れた。 ロードオフ、制限から選択過電力保護(OPP) OPP 設定値以上の電力が加わった。 ロードオフ、制限から選択低電圧保護(UVP) 電圧が UVP 設定値以下になった。 ロードオフウォッチドッグ保護 シーケンス実行中、直接制御のモニタ

中に 5 秒以上通信が行われなかった。ロードオフ

SD023-PLZ-5W Wavy for PLZ-5W

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保護機能

2 「電子負荷装置から取得」をクリックします。接続中の PLZ-5W の設定値が読み込まれます。

3 必要に応じて、保護機能の値を変更します。

4 「設定」をクリックします。設定値が PLZ-5W に送信され、直接制御(p.56)とコマンド制御(p.61)での保護設定に反映されます。

「設定」をクリックしただけでは、各シーケンスの保護設定には反映されません。シーケンスの保護設定に反映するには、シーケンスを PLZ-5Wに書き込んでください(p.37)。

5 「OK」をクリックします。設定が完了します。

過電流保護 OCP OCP の設定値(定格電流の 0 % ~ 110 %)を入力します。アラーム発生時にロードオフする場合は、「ロード OFFする(アラーム)」にチェックします。ロードオンのまま OCP 設定値を超えないように電流を制限する場合はチェックを外します。

過電力保護 OPP OPP の設定値(定格電力の 0 % ~ 110 %)を入力します。アラーム発生時にロードオフする場合は、「ロード OFFする(アラーム)」にチェックします。ロードオンのまま OPP 設定値を超えないように電流を制限する場合はチェックを外します。

低電圧保護 UVP UVP を有効にする場合は「有効」にチェックして設定値(0 V ~ 150 V)を入力します。無効にする場合はチェックを外します。

ウォッチドッグ保護有効

ウォッチドッグ保護を有効にする場合はチェックします。有効にすると、ウォッチドッグ保護の設定時間(Delay)は、5 秒に設定されます。無効にする場合はチェックを外します。

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保護機能

Wavy の保護機能(ソフト設定)

過電圧保護(OVP)/過電流保護(OCP)を設定すると、Wavy のモニタ値が設定値以上になった時点でシーケンスが停止します。低電圧保護(UVP)/低電流保護(UCP)を設定すると、Wavy のモニタ値が設定値以下になった時点でシーケンスが停止します。

1 メニューから「シーケンス」>「保護設定」を選択します。保護設定ウィンドウが表示されます。

2 設定したい保護にチェックします。保護値を入力するテキストボックスが有効になります。

3 テキストボックスに設定値を入力します。設定値を入力した場合でも、チェックを外すと保護機能は無効になります。入力可能な最大値は、接続されている PLZ-5W の定格出力値に依存しません。

4 「OK」をクリックします。設定が完了します。

最初のモニタ値を無視する

最初のモニタ値は不安定なため、場合によっては保護機能が作動してシーケンスが停止してしまうことがあります。「最初のモニタ値は無視する」をチェックしておくと、最初のモニタ値が保護設定値を超えた、または下回った場合でもシーケンスは続行します。

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グラフを描いてステップを作成/編集する

マウスでグラフを描いてステップを作成したり、グラフを編集できます。設定値を入力してステップを作成/編集する方法(p.31)もあります。

ステップを作成する

グラフウィンドウでステップを作成します。

1 マウスポインタを Y 軸に重ねます。マウスポインタが十字に変わります。

定電圧モードの場合には電圧値が、定電流モードの場合には電流値が表示されます。

2 設定したい時間と電流/電圧まで、ドラッグします。

設定値が確定してステップ区切り線が表示され、シートウィンドウの 1 行目にステップの設定値が入力されます。

ステップ間隔の単位(p.20)やグラフのスケール(p.49)は変更できます。

ステップ 1 の設定はこれで終了です。

グラフウィンドウ

ドラッグする

ステップ区切り線

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グラフを描いてステップを作成/編集する

3 続けてステップを作成する場合、前に作成したステップの終点にマウスポインタを重ねます。ポインタが十字に変わったら、設定したい時間と電流/電圧までドラッグします。設定値が確定されて、シートウィンドウの最終行にステップの設定値が入力されます。

ステップをすべて設定するまで繰り返します。

グラフのスケールを更新する

描いたグラフに合わせて X 軸と Y 軸のスケールを変更する場合は、メニューから「グラフ」>「オートスケール更新」を選択、またはグラフウィンドウ上で右クリックして「オートスケール更新」を選択します。

グラフを描くときの分解能を設定する

マウスでグラフを描くときの、時間間隔(X 軸)の分解能と設定値(Y 軸)の分解能を設定します。

1 グラフウィンドウ上で右クリック、またはメニューから「グラフ」を選択します。

2 「時間間隔の分解能」または「設定値の分解能」を選択し、分解能を選択します。

ステップを編集する

電圧/電流の設定値を変更する

1 編集したいステップのラインをダブルクリックします。ステップの終点に ■ がついて、編集可能になります。

2 ■ にマウスポインタを合わせます。ポインタが矢印表示に変わります。

時間間隔の分解能 「デフォルト」、「小数 0桁」、「小数 1桁」、「小数 2桁」から選択します。「デフォルト」は小数 3 桁に設定されます。

設定値の分解能 「デフォルト」、「小数 0桁」、「小数 1桁」、「小数 2桁」、「小数 3桁」から選択します。「デフォルト」は小数 4 桁に設定されます。

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グラフを描いてステップを作成/編集する

3 変更したい値まで上下にドラッグします。

設定値が変更されます。

間隔(ステップ実行時間)を変更する

1 編集したいステップの終点にある縦線(ステップ区切り線)をダブルクリックします。ステップ区切り線の上部に ■ がついて、編集可能になります。

2 ■ にマウスのポインタを合わせます。ポインタが矢印表示に変わります。

3 変更したい値まで左右にドラッグします。

設定値が変更されます。

ドラッグする

ドラッグする

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グラフを描いてステップを作成/編集する

設定値の遷移方法を変更する

ステップ間の負荷設定値の遷移方法(p.16)を設定します。

1 変更したいステップのラインをダブルクリックします。ステップの終点に ■ がついて、編集可能になります。

2 メニューから「グラフ」>「遷移」を選択、またはマウスを右クリックして「遷移」を選択します。

3 「ランプ」または「ステップ」を選択します。設定が完了します。

設定値の遷移方法を常にステップ遷移にする

グラフを描くとき、遷移方法を常にステップ遷移にするには、メニューから「グラフ」>「常にステップで描く」を選択、またはグラフウィンドウ上で右クリックして「常にステップで描く」を選択します。

ステップを削除する

1 削除したいステップのラインをダブルクリックします。ステップの終点に ■ がついて、編集可能になります。

2 メニューから「グラフ」>「削除」を選択、またはグラフウィンドウ上でマウスを右クリックして「削除」を選択します。ステップが削除されます。

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設定値を入力してステップを作成/編集する

表に設定値を入力してステップを作成したり、ステップのコピーや削除ができます。マウスでグラフを描いてステップを作成/編集する方法もあります(p.27)。

ステップを作成する

シートウィンドウでステップを作成します。

データはステップ 1 から順番に入力してください。負荷設定値(電流/コンダクタンス/電圧/電力)、間隔、スルーレートを編集するには、セルをクリックして数値を入力します。遷移、トリガWait、トリガ OUT、ロードを編集するには、セルをダブルクリックするか、セルをクリックして Enter キーを押します。入力途中で Esc キーを押すと、そのセルの入力/編集がキャンセルされます。

ステップ 1ステップ 2ステップ 3

時間の列は入力できません。

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設定値を入力してステップを作成/編集する

各項目の概要は下記の通りです。

時間 ステップ 1 からの合計時間。変更できません。負荷設定値(電流/コンダクタンス/電圧/電力)

各動作モードの負荷設定値。設定した動作モードによって設定できる値が異なります。

間隔 ステップの実行時間。 ステップ時間間隔の単位(p.20)によって設定できる値が異なります。

遷移 負荷値の遷移方法。ステップ/ランプ。トリガWait*1

*1. トリガ信号入出力についての詳細は、PLZ-5W の付属 CD-ROM に収録されているユーザーズマニュアルを参照してください。

トリガ信号入力。BUS/ off。BUS に設定した場合は、ステップの終了時にシーケンスが一時停止します。Wavy のシーケンス実行ウィンドウで「解除」をクリックするか、PC などから *TRG コマンドを入力したタイミングで一時停止が解除されます。

トリガ OUT*1 トリガ信号出力。on/ off。on に設定した場合は、ステップ実行開始と同時に PLZ-5W の TRIG OUT コネクタから 10 μs のトリガ信号が出力されます。

ロード ロードオン/オフ制御。on/ off。スルーレート ステップ実行時のスルーレート。

設定値の範囲は電流レンジ設定により異なります。

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設定値を入力してステップを作成/編集する

ステップをコピー/削除する

シートウィンドウでは、作成したステップのコピーや削除ができます。

ステップをコピーして挿入する

1 コピーするステップ(行)のセルを選択します。コピーするステップのセルであれば、どのセルを選択してもかまいません。

Shift キーを押しながら、連続したステップを選択できます。

2 メニューから「シート」>「コピー」を選択、またはシートウィンドウ上でマウスを右クリックして「コピー」を選択します。

3 「OK」をクリックします。

4 任意のステップのセルを選択します。

5 メニューから「シート」>「挿入」を選択、またはシートウィンドウ上でマウスを右クリックして「挿入」を選択します。

6 「はい」をクリックします。選択したステップの前にコピーしたステップが挿入され、ステップが 1 つ増えます。

ステップを削除する

ステップ(行)を削除します。セルの内容は個別に削除できません。

1 削除するステップ(行)のセルを選択します。削除するステップのセルであれば、どのセルを選択してもかまいません。

Shift キーを押しながら、連続したステップを選択できます。

2 メニューから「シート」>「削除」を選択、またはマウスを右クリックして「削除」を選択します。

3 「はい」をクリックします。ステップが削除されます。

削除したステップは、クリップボードにコピーされています。ステップ削除後に続けてステップ挿入の操作を行うと、削除したステップが挿入されます。

ステップのコピー/削除を取り消す

メニューから「シート」>「元に戻す」を選択、またはシートウィンドウを右クリックして「元に戻す」を選択すると、ステップのコピーや削除を 1 回まで取り消すことができます。

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設定値を入力してステップを作成/編集する

キーボードショートカット

シートウィンドウで、キーボードショートカットが使用できます。

操作 ショートカットキーステップのコピー 「C」または「control+C」

ステップの挿入*1

*1. 実行前に確認ダイアログが表示されます。

「V」または「control+V」

ステップの削除 *1 「delete」

1 回前の編集状態に戻る *1 「Z」または「control+Z」

すべての行を選択する 「A」または「control+A」

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シーケンスの保存/呼び出し

プログラムとステップを設定したら、シーケンスを保存します。保存したシーケンスを呼び出すこともできます。

シーケンスを保存する

新規に保存する場合は、メニューから「ファイル」>「名前をつけて保存」を選択します。上書きで保存する場合は、メニューから「ファイル」>「上書き保存」を選択、またはツー

ルバーの をクリックします。拡張子は、「wvy」です。シーケンスを一度も保存していない状態で「上書き保存」を選択すると、「名前をつけて保存」ダイアログが表示されます。

保存したシーケンスを外部テキストエディタで編集する場合

保存したシーケンスデータは、メモ帳などの外部テキストエディタで編集できます。

• デフォルトではタブ区切りで保存されます。カンマ区切りで保存することもできます(p.55)。

• 1行目には、PLZ-5W のシリーズ名が表示されます。

• 2行目の表示項目は、下記の通りです。

シーケンスデータを編集する場合は、アルファベットの大文字、小文字を変更しないでください。正常に動作しなくなります。

1列目 動作モード CC:定電流モード、CR:定抵抗モードCV:定電圧モード、CP:定電力モード

2列目 ステップ時間間隔の単位 ms:ミリ秒、s:秒、min:分、h:時3列目 電圧レンジ H:H レンジ、M:M レンジ、L:L レンジ4列目 電流レンジ H:H レンジ、M:M レンジ、L:L レンジ5列目 スルーレート(デフォルト値)[A/μs]

6列目 +CV 0:オフ、1:オン7列目 +CVの設定値 [V]

8列目 OCPの設定値 [A]

9列目 OCP作動時の動作 0:制限、1:ロードオフ10列目 OPP設定値 [W]

11列目 OPP作動時の動作 0:制限、1:ロードオフ12列目 UVP 0:オフ、1:オン13列目 UVPの設定値 [V]

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シーケンスの保存/呼び出し

• 3行目以降の表示項目は、下記の通りです。

シーケンスを呼び出す

保存したシーケンスを呼び出して利用できます。

メニューから「ファイル」>「開く」を選択、またはツールバーの をクリックし、呼び出したいファイルを選択して開きます。

1列目 負荷設定値 [A]/ [S]/ [V]/ [W]

2列目 ステップ時間間隔 単位は 2行目に表示3列目 遷移 0:ステップ、1:ランプ4列目 トリガWait 0:オフ、1:BUS

5列目 トリガ OUT 0:オフ、1:オン6列目 ロード 0:オフ、1:オン7列目 スルーレート [A/μs]

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シーケンスの実行

作成したシーケンスを PLZ-5W に書き込み、シーケンスを実行します。

PLZ-5W に保存されているシーケンスを Wavy に読み込むこともできます。

シーケンスを PLZ-5W に書き込む

作成したシーケンスを PLZ-5W に書き込み(転送)します。

シーケンスと同時に、下記の設定も転送します。

• 繰り返し回数

• 実行終了後ロード OFF

1 メニューから「シーケンス」>「転送」を選択、またはツールバーの をクリックします。転送ウィンドウが表示されます。

2 「書き込み」で下記の項目を設定します。

3 「設定」で下記の項目を設定します。

4 「書き込み」の「実行」をクリックします。転送が開始されます。進行状況がプログレスバーに表示されます。ステップ数が多い場合は、最大約 3 分かかります。

プログラム名称 PLZ-5W で作成したプログラムに上書きする場合は、上段のリストからプログラム名を選択します。新規プログラムを書き込む場合は下段を選択し、255 文字以内で任意のファイル名を入力します。

すべてのプログラムを消去

PLZ-5W に保存されているプログラムを消去してから転送する場合にチェックします。消去されるのは、転送するプログラムの動作モードに対応したプログラムのみです。

繰り返し回数 プログラムの繰り返し回数を入力します。無限に繰り返したい場合は、「無限大」にチェックします。

実行終了後ロード OFF

シーケンス終了時にロードオフする場合にチェックします。シーケンスの最終ステップの設定値を継続する場合は、チェックを外します。

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シーケンスの実行

5 転送が終了したら、「閉じる」をクリックします。

PLZ-5W のシーケンスを読み込む

PLZ-5W に保存されているシーケンスを Wavy に読み込むことができます。PLZ-5W で作成したシーケンスをバックアップしたり、再編集する場合に利用できます。

1 メニューから「シーケンス」>「転送」を選択、またはツールバーの をクリックします。転送ウィンドウが表示されます。

2 「読み込み」の「プログラム名称」で読み込むプログラム名を選択します。

3 「読み込み」の「実行」をクリックします。読み込みが開始されます。ステップ数が多い場合は、最大約 3 分かかります。

4 転送が終了したら、「閉じる」をクリックします。

読み込めるプログラムは 30 個までです。30 個を超えるプログラムを読み込むと、Wavyの動作が不安定になることがあります。

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シーケンスの実行

シーケンスを実行/中止/一時停止する

1 メニューから「シーケンス」>「実行」を選択、またはツールバーの をクリックします。シーケンス実行ウィンドウが表示されます。

モニタ設定(p.42)で「モニタグラフを表示する」にチェックした場合は、モニタグラフのタブが表示されます。モニタグラフでは、シーケンス実行中の電圧値/電流値/電力値をリアルタイムに確認できます。

2 「実行」をクリックします。シーケンスが実行されます。

シーケンスを途中でやめる場合は、「中止」をクリックします。

シーケンスを一時停止する場合は、「一時停止」をクリックします。一時停止中は、「解除」をクリックすると一時停止が解除されます。

実行中は、メニューやツールバーは無効になります。また、ウィンドウサイズは変更できません。

• Wavy でシーケンスを作成した場合は、シーケンスを実行する前に PLZ-5W に書き込んでください(p.37)。書き込まずに実行した場合は、PLZ-5W で選択されているシーケンスが実行されます。

• シーケンス実行中のモニタデータを保存したい場合は、先にモニタデータの保存設定(p.44)を行ってください。

(緑色の線)おおよその実行位置

ステータス表示

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シーケンスの実行

シーケンス実行中の表示

シーケンス実行中は、下記が表示されます。

ステータス表示

緑色の線 おおよその実行位置。繰り返し回数が多い場合や、長時間におよぶシーケンスを実行する場合には、ずれが大きくなることがあります。

プログラム 実行中のプログラム番号。回数 現在の繰り返し回数。ステップ 現在実行しているステップ。経過時間 シーケンスを実行してからの経過時間。電圧/電流/電力 モニタ設定(p.41)で電流/電圧/電力にチェックした場合、各

負荷値を表示。

待機状態。

シーケンスを実行中。

シーケンスが終了。

中止ボタンが押された。

通信エラー。インターフェースの設定を確認してください。

(OVPの例)

保護機能が作動した。*1

OVP:過電圧保護、OCP:過電流保護、OPP: 過電力保護、UVP:低電圧保護、UCP:低電流保護、OHP:過熱保護、WDOG: ウォッチドッグ保護、REV:逆接続検出、EXT:外部エラー発生、FORM: 接続エラー発生

*1. 背景の色によって、ハードとソフトどちらの保護機能が作動したか識別できます。オレンジ色は PLZ-5W の保護機能が作動したことを表します。黄色は Wavy の保護機能が作動したことを表します。

モニタグラフ(p.42)を表示している場合、長時間におよぶシーケンスを実行するとモニタグラフのデータが増加し、PC に負荷がかかります。このような場合、モニタグラフの最大データ数を設定することで、PC の負荷を軽減できます(p.54)。

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モニタの設定

シーケンス実行ウィンドウに、モニタ値やモニタグラフを表示するかどうか設定します。また、モニタ間隔の設定、モニタデータの保存ができます。

電流値、電圧値、電力値の表示/非表示

シーケンス実行ウィンドウに、モニタ値(電流、電圧、電力)を表示するかどうか設定します。

1 メニューから「シーケンス」>「モニタ設定」を選択、またはツールバーのをクリックします。

モニタ設定ウィンドウが表示されます。

2 「モニタの選択」で表示したいモニタ値にチェックします。

3 「OK」をクリックします。設定が完了します。

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モニタの設定

モニタグラフの表示/非表示

シーケンス実行ウィンドウに、モニタグラフを表示するかどうか設定します。モニタグラフを表示すると、シーケンス中の電流値/電圧値/電力値をリアルタイムにグラフで確認できます。設定グラフとモニタグラフを一画面で確認することもできます。モニタグラフに表示するグラフ(電流値/電圧値/電力値)の表示/非表示は変更できます(p.41)。

1 メニューから「シーケンス」>「モニタ設定」を選択、またはツールバーのをクリックします。

モニタ設定ウィンドウが表示されます。

2 モニタグラフを表示する場合は、「モニタグラフを表示する」にチェックします。表示しない場合は、チェックを外します。

3 「OK」をクリックします。設定が完了します。

タブをクリックして切り替え

モニタグラフ 設定グラフとモニタグラフグラフにマウスポインタを重ねると、モニタ値が表示されます。

モニタグラフを表示している場合、長時間におよぶシーケンスを実行するとモニタグラフのデータが増加し、PC に負荷がかかります。このような場合、モニタグラフの最大データ数を設定することで、PC の負荷を軽減できます(p.54)。

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モニタの設定

モニタ間隔の設定

モニタする間隔を変更できます。

1 メニューから「シーケンス」>「モニタ設定」を選択、またはツールバーのをクリックします。

モニタ設定ウィンドウが表示されます。

2 「モニタ間隔」でモニタする間隔(200 ms ~ 600000 ms)を入力します。

3 「OK」をクリックします。設定が完了します。

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モニタの設定

モニタデータの保存

シーケンスを実行してモニタしたデータを、テキスト形式で保存できます。この設定を行うと、シーケンス実行中のモニタ値が自動で保存されます。

1 メニューから「シーケンス」>「モニタ設定」を選択、またはツールバーのをクリックします。

モニタ設定ウィンドウが表示されます。

2 「ファイルの保存」の「保存する」を選択し、保存先を指定します。ファイル名は、動作モード + 実行開始の年月日分秒 + 拡張子です。拡張子(デフォルトは .txt)は変更できます(p.55)。

3 「ファイルに出力される経過時間の単位」で、出力したい単位を選択します。

経過時間の精度は使用している PC の環境によって異なります。

4 「保存データのオプション」で、任意のオプションをチェックします。

5 「ファイルに出力される順序」で、時間、電圧、電流、電力をファイルに書き出す順番を設定します。

6 「OK」をクリックします。設定が完了します。

[s](S) 秒[h:min:s](H) 時、分、秒

実行直前のデータ 実行前のモニタ値(時間 0 s のモニタ値)が保存データの最初に書き込まれます。

終了・停止直後のデータ

終了または中止後のモニタ値が保存データの最後に書き込まれます。

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モニタの設定

保存したデータを確認する場合

保存したモニタデータは、メモ帳などの外部テキストエディタで確認できます。

デフォルトではタブ区切りで保存されます。カンマ区切りにも変更できます(p.55)。

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グラフの表示設定

Wavy で使用する 3 種類のグラフについて、グラフの線や色など表示に関する設定を行います。

モニタグラフを表示するには、モニタグラフの表示/非表示(p.42)を参照してください。

それぞれのグラフで、設定できる項目が異なります。

項目 概要 グラフウィンドウ

設定グラフ

モニタグラフ

目盛り線 X 軸、Y 軸の目盛りの表示/非表示、目盛りの本数と線種(p.47)。

○ ○ ○

色 グラフの線色と背景色(p.48)。 ○ ○ ○ステップ区切り線

ステップとステップの間にある区切り線の表示/非表示(p.49)。

○ ○ ー

スケール X 軸、Y 軸のスケール(p.49)。 ○ ー ○負荷値のライン表示

電流/電圧/電力のラインの表示/非表示(p.51)。

ー ー ○

Y軸値表示 Y 軸にマウスポインタを重ねたとき表示される値(p.51)。

ー ー ○

X軸単位表示 X 軸の単位(p.52)。 ー ー ○

グラフウィンドウ

実行ウィンドウの設定グラフ 実行ウィンドウのモニタグラフ

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グラフの表示設定

目盛りの表示設定

グラフウィンドウのグラフ、シーケンス実行ウィンドウの設定グラフまたはモニタグラフで、X 軸、Y 軸目盛りの表示/非表示、目盛りの本数や線種(点線、実線)を設定します。

X 軸、Y 軸目盛りの表示/非表示

グラフ上で右クリックして「X 軸目盛線」または「Y 軸目盛線」を選択すると、目盛りの表示/非表示が切り替わります。グラフウィンドウの場合は、メニューから「グラフ」>「X軸目盛線」または「Y軸目盛線」を選択することでも、目盛りの表示/非表示が切り替わります。

目盛りの本数と線種

グラフの目盛りの本数と、目盛り線の線種(実線または点線)を設定します。

グラフウィンドウ

1 メニューから「グラフ」>「スケール」を選択、またはツールバーの をクリックします。スケールウィンドウが表示されます。

グラフ上で右クリックして「スケール」を選択することでも、同様にスケールウィンドウが表示されます。

2 目盛り本数と線種を設定します。

目盛本数 X 軸、Y 軸それぞれの目盛りの本数を入力します。点線 目盛り線を点線にする場合はチェックします。実線にする場合

はチェックを外します。

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グラフの表示設定

設定グラフまたはモニタグラフ

1 グラフ上で右クリックして「目盛本数」を選択します。目盛本数ウィンドウが表示されます。

2 目盛り本数と線種を設定します。

線色と背景色設定

グラフウィンドウのグラフ、実行ウィンドウの設定グラフまたはモニタグラフの線色と背景色を変更できます。グラフごとに、設定できる項目が異なります。

1 グラフ上で右クリックして「色」を選択し、変更したい項目を選択します。色の設定ウィンドウが表示されます。

グラフウィンドウの場合は、メニューから「グラフ」>「色」を選択し、変更したい項目を選択することでも色の設定ウィンドウが表示されます。

2 色を選択して「OK」をクリックします。設定が完了します。

目盛本数 X 軸、Y 軸それぞれの目盛りの本数を入力します。点線 目盛り線を点線にしたい場合はチェックします。実線にする場

合はチェックを外します。

グラフウィンドウのグラフ

実行ウィンドウの設定グラフ

実行ウィンドウのモニタグラフ

背景 グラフの背景。 ○ ○ ○XY軸 X 軸と Y 軸。 ○ ○ ○XY軸目盛線 X 軸と Y 軸の目盛り線。 ○ ○ ○縦軸 ステップの区切り線。 ○ ○ ーライン 負荷設定値のライン。 ○ ○ ー描くライン グラフ描画中のライン。 ○ ー ー実行位置ライン 実行位置を示すライン。 ー ○ ー電流ライン 負荷電流値のライン。 ー ー ○電圧ライン 負荷電圧値のライン。 ー ー ○電力ライン 負荷電力値のライン。 ー ー ○

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グラフの表示設定

ステップ区切り線(縦軸)の表示/非表示

グラフウィンドウのグラフ、またはシーケンス実行ウィンドウの設定グラフで、ステップとステップの間にある区切り線(縦軸)の表示/非表示を設定します。

グラフ上で右クリックして「縦軸」を選択するたびに、ステップ区切り線の表示/非表示が切り替わります。グラフウィンドウの場合は、メニューから「グラフ」>「縦軸」を選択、またはツールバー

の をクリックすることでも、ステップ区切り線の表示/非表示が切り替わります。

グラフのスケール設定

グラフウィンドウのグラフ、シーケンス実行ウィンドウのモニタグラフで、X 軸、Y 軸のスケールを設定します。

グラフウィンドウ

1 メニューから「グラフ」>「スケール」を選択、またはツールバーの をクリックします。スケールウィンドウが表示されます。

グラフ上で右クリックして「スケール」を選択することでも、同様にスケールウィンドウが表示されます。

ステップ区切り線

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グラフの表示設定

2 モニタ値に応じてスケールを自動調整したい場合は、各項目の「自動」にチェックします。オートスケールが有効になります。設定値を入力してステップを設定する場合や、保存したファイルを開いた場合に適切な値に更新されます。

チェックしない場合、設定範囲を超えた設定値はグラフに表示されません。

グラフを描いてステップを設定する場合は、「自動」にチェックしてもスケールが自動更新されません。スケールを更新するには、メニューから「グラフ」>「オートスケール更新」を選択、またはグラフ上で右クリックして「オートスケール更新」を選択してください。

3 手動でスケールを設定したい場合は、X軸、Y軸のスケールを入力します。

4 「OK」をクリックします。設定が完了します。

シーケンス実行ウィンドウのモニタグラフ

1 グラフ上で右クリックして「スケール」を選択します。スケールウィンドウが表示されます。

2 モニタ値に応じてスケールを自動調整したい場合は、各項目の「自動」にチェックします。オートスケールが有効になります。

チェックしない場合は、設定範囲を超えたモニタ値はグラフに表示されません。

X軸 最大時間 X 軸に表示する最大時間を入力します。最小時間 X 軸に表示する最小時間を入力します。

Y軸 最大値 Y 軸に表示する最大値を入力します。最小値 Y 軸に表示する最小値を入力します。

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グラフの表示設定

3 X 軸の「自動」にチェックした場合は、グラフのスクロール方法を選択します。

4 手動でスケールを設定したい場合は、X 軸、Y 軸のスケールを設定します。

負荷値のライン表示設定

シーケンス実行ウィンドウのモニタグラフで、電流、電圧、電力のラインの表示/非表示を設定します。グラフ上で右クリックして「ライン表示」を選択し、表示したい値を選択します。選択するたびに、表示/非表示が切り替わります。

Y軸値の表示設定

シーケンス実行ウィンドウのモニタグラフで、Y 軸にマウスポインタを重ねたときに表示される Y軸値(電流、電圧、または電力)を設定します。

グラフ上で右クリックして「Y軸値」を選択し、電流/電圧/電力を選択します。

ロールモード 経過時間と負荷値に応じて X 軸と Y 軸を同時にスクロールします。表示範囲は最大時間の設定値から最小時間の設定値を引いた時間です。

ノーマルモード 最小時間を固定して、最大時間を適切な値に更新します。モニタ値が X 軸の最大値を超えた場合のみスクロールさせたい場合は、「一定範囲でスクロールする」をチェックします。スクロールする時間範囲は最大時間設定値から最小時間設定値と設定したスクロール時間を引いた時間です。たとえば、最小時間 0 s、最大時間 23 s、スクロールする時間 10 s を設定した場合は、13 s スクロールします。

X軸 最小時間 X 軸に表示する最小時間を入力します。最大時間 X 軸に表示する最大時間を入力します。

Y軸 最小電流/最小電圧/最小電力

Y 軸に表示する最小値を入力します。

最大電流/最大電圧/最大電力

Y 軸に表示する最大値を入力します。

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グラフの表示設定

X軸の単位設定

シーケンス実行ウィンドウのモニタグラフの X 軸(時間軸)の単位(s または h:min:s)を変更できます。モニタグラフ上で右クリックして「X 軸単位表示」>「[s]」を選択すると、単位は秒になります。「X軸単位表示」>「[h:min:s]」を選択すると、単位は時間:分:秒になります。

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ウィンドウの表示設定

ツールバー、ステータスバーの表示/非表示

メニューから「表示」>「ツールバー」または「ステータスバー」を選択するたびに、ツールバー、ステータスバーの表示/非表示が切り替わります。

ウィンドウ位置とサイズの保存

メニューから「表示」>「位置の保存」を選択するたびに、ウィンドウの位置とサイズを保存するかどうかが切り替わります。

ウィンドウの整列

グラフウィンドウとシートウィンドウの表示方法を変更します。メニューから「ウィンドウ」>「重ねて表示」、「上下に並べて表示」、「左右に並べて表示」を選択すると、表示方法が切り替わります。

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そのほかの設定

PCの負担を軽減する

長時間におよぶシーケンスを実行すると、シーケンス実行ウィンドウのモニタグラフのデータ量が増加して PC に負荷がかかり、PC が誤動作することがあります。このような場合、モニタグラフの最大データ数を設定することで、PC にかかる負荷を軽減できます。

最大データ数を設定した場合でも、モニタデータはすべて保存されます。

1 モニタグラフ上で右クリックして「最大データ数」を選択します。最大データ数ウィンドウが表示されます。

2 設定値(10000 ~ 1000000、デフォルトは 100000)を入力します。モニタデータが設定値を超えた場合は、古いモニタデータから消去されます。

1 モニタデータは約 200 byte 使用します。

3 「OK」をクリックします。設定が完了します。

長時間におよぶシーケンスを実行する場合は、タスクマネージャーで物理メモリ量を確認しながら実行することをお勧めします。

負荷設定値の有効桁数の設定

ステップ作成時の負荷設定値(電流/コンダクタンス/電圧/電力)の、小数の有効桁数を設定します。実際の小数部の有効桁は、PLZ-5W のモデルやレンジによって異なります。

1 メニューから「シーケンス」>「オプション」を選択します。オプションウィンドウが表示されます。

2 有効桁を選択します。

3 「OK」をクリックします。設定が完了します。

電流 2桁~ 5桁(x.xx~ x.xxxxx)コンダクタンス 4桁、5桁(x.xxxx、x.xxxxx)電圧 2桁、3桁(x.xx、x.xxx)電力 2桁~ 4桁(x.xx~ x.xxxx)

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そのほかの設定

データ保存時のファイル形式の設定

シーケンスまたはモニタデータを保存する際のファイル形式を変更できます。

1 メニューから「シーケンス」>「環境設定」を選択します。環境設定ウィンドウが表示されます。

2 ファイル形式を選択します。

3 「OK」をクリックします。設定が完了します。

グラフ画像をクリップボードにコピーする

グラフウィンドウのグラフ画像をクリップボードにコピーする場合は、グラフウィンドウをクリックしてメニューから「グラフ」>「コピー」を選択します。

前回終了時のシーケンス表示設定

前回の Wavy 終了時に表示されていたシーケンスを、Wavy 起動時に表示するかどうか設定します。メニューから「表示」>「直前ファイル」を選択するたびに、表示/非表示が切り替わります。

シーケンスデータのファイル形式

シーケンス保存時のファイル形式を「タブ区切り」「カンマ区切り」*1から選択します。

*1. カンマ区切りを使用できない地域では、「タブ区切り」を選択してください。

モニタ出力データのファイル形式

モニタデータ保存時のファイル形式を「タブ区切り」「カンマ区切り」*1から選択します。拡張子(txt/ csv/ log)を選択するか、任意の拡張子を入力します。

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PLZ-5Wの制御

Wavy からシーケンスを使用せずに PLZ-5W を制御できます。直接制御ウィンドウで制御する方法(直接制御)と、コマンドで制御する方法があります。

直接制御する

直接制御ウィンドウで、PLZ-5W を直接制御します。

メニューから「ツール」>「直接制御」を選択すると、直接制御ウィンドウが表示されます。

(1) 動作条件の入力(p.57)(2) 負荷設定値の入力(p.57)(3) 実行結果を表示(4) ロードオン/オフ、またはアラームの解除(p.59)(5) モニタ機能、モニタ値の保存(p.60)

(1) (2)

(4) (5)

(3)

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PLZ-5Wの制御

動作条件の入力

負荷設定値の入力

選択した動作モードによって、設定する内容が異なります。

動作モードで CC/ CR/ CV/ CP/ CC+CV/ CR+CVを選択した場合

各動作モードのタブを選択し、負荷設定値、負荷の最大値/最小値を入力して「設定」をクリックします。「↑」「↓」をクリックすると、「ステップ値」に入力した値ずつ負荷設定値が増減します。

動作モード 動作モードを選択します。電流レンジ 電流レンジを選択します。並列運転時でも、マスタ機のみの電流レ

ンジが表示されます。電圧レンジ 電圧レンジを選択します。応答速度 CV CV モード時の応答速度を選択します。応答速度 CR CR モード時の応答速度を選択します。スルーレート スルーレートを入力して「設定」をクリックすると PLZ-5W にスルー

レートが反映されます。PLZ-5W に設定されているスルーレートを読み込む場合は、「取得」をクリックします。

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PLZ-5Wの制御

動作モードで ARB を選択した場合

ARB モードの設定シートとグラフが表示されます。

ARBモードの詳細設定をするには、設定シートで「設定画面」をクリックします。

設定画面ウィンドウが表示されます。

設定シート 電圧、電流のセルをダブルクリックし、負荷設定値を入力します。1 行目の電圧/電流と、最終行の電圧は変更できません。また、電圧値は 1つ上の行より大きな値のみ入力できます。数値をコピー/貼り付けするには、セルを右クリックして「コピー」、「貼り付け」を選択します。行数は、「設定画面」をクリックし、「ポイント数」で変更できます。「設定」をクリックすると、設定シートに入力した内容を PLZ-5W に反映します。

グラフ 設定シートに入力した内容がグラフで表示されます。Y 軸/ X 軸にマウスポインタを重ねると、電流値/電圧値が表示されます。グラフの線にマウスポインタを重ねると、電圧と電流の設定値が表示されます。

ポイント数 設定シートの行数を入力します(3~ 100)。最小電圧/最大電圧 ARBモードの最小電圧と最大電圧。変更できません。デフォルト電流値 設定シートの電流列の初期値を入力します。更新 入力した内容を設定シートに反映します。装置から取得 接続中の PLZ-5W から ARB 設定値を取得します。保存 設定シートの内容をテキストデータ(IV ファイル)で保存します

(拡張子は「.iv」)。IV ファイルは編集できます(p.59)。読込 保存した IV ファイルを読み込んで設定シートに反映します。

設定シート グラフ

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PLZ-5Wの制御

保存した ARBモードの設定値を編集する

動作モードで ARBを選択し、設定画面で保存した IVファイル(p.58)を外部テキストエディタで編集できます。編集した IVファイルは、ARBモードの設定画面から読み込むことができます(p.58)。

• カンマ区切りで保存されます。• 1行目には、最小電圧と最大電圧が表示されます。この値は変更しないでください。• 2行目以降は、1番目に電圧値、2番目に電流値が表示されます。2行目の電圧/電流と、最終行の電圧は変更しないでください。

ロードオン/オフ、またはアラームの解除

状態 ロードオン/オフの状態を表示します。ON ロードオンします。OFF ロードオフします。解除 PLZ-5W のアラームを解除します。

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PLZ-5Wの制御

モニタ機能、モニタ値の保存

最大/最小 モニタ値の最大値、最小値を入力します。電圧/電流/電力/積算電力

モニタしたい値にチェックすると、モニタ中にモニタ値が表示されます。モニタしない場合はチェックを外します。

状態 モニタ中に PLZ-5W のステータス(p.40)を表示します。経過時間 モニタ開始時点からの経過時間を表示します。開始 モニタを開始します。モニタ中は直接制御ウィンドウを閉じるこ

とはできません。停止 モニタを停止します。モニタ間隔 モニタする間隔(200 ms ~ 600000 ms)を入力します。ファイルを保存する モニタデータを保存する場合はチェックします。「フォルダ」をク

リックすると、ファイルの保存先、出力される経過時間の単位、出力される値の順序を設定できます。ファイル名は、「Wavy + モニタ開始の年月日分秒 + 拡張子」です。拡張子(デフォルトは .txt)は変更できます(p.55)。

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PLZ-5Wの制御

コマンドで制御する

Wavy からコマンドを送信して、PLZ-5W を制御できます。

1 メニューから「ツール」>「コマンド制御」を選択します。コマンド制御ウィンドウが表示されます。

2 コマンドを入力して「実行する」をクリックします。実行結果が表示されます。

正常に送受信できたコマンドの送信履歴がドロップダウンリストに登録されます。「クリア」ボタンで履歴を消去できます。

コマンドの詳細については、PLZ-5W の付属 CD-ROM に収録されている通信インターフェースマニュアルを参照してください。

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メニューリファレンス

ファイル新規作成*1 新規にファイルを作成します。

開く *1 既存のファイルを開きます。

上書き保存 *1 作業中のファイルを上書きして保存します。名前をつけて保存 作業中のファイルを新しい名前で保存します。閉じる 作業中のファイルを閉じます。最近使ったファイル 開いたシーケンスデータファイル(拡張子 .wvy)のパスとファイ

ル名が 4つまで表示されます。終了 Wavy を終了します。表示ツールバー ツールバーを表示/非表示します。ステータスバー ステータスバーを表示/非表示します。位置の保存 ウィンドウの位置とサイズを保存するかどうかを選択します。直前ファイル 起動時に直前に使用したファイルを読み込みます。グラフ遷移 ランプ 選択したラインをランプ遷移に変更します。

ステップ 選択したラインをステップ遷移に変更します。削除 選択したラインを削除します。縦軸 *1 縦軸線(ステップ区切り線)を表示/非表示します。X軸目盛線 X 軸目盛線を表示/非表示します。Y軸目盛線 Y 軸目盛線を表示/非表示します。

スケール *1 XY 軸のスケールを変更します。色 背景 グラフ色の背景を変更します。

ライン ステップラインの色を変更します。描くライン グラフを描くときのライン色を変更します。縦軸 縦軸の色を変更します。XY軸 XY 軸の色を変更します。XY軸目盛線 XY 軸目盛線の色を変更します。

時間間隔の分解能 デフォルト グラフを描くときの時間間隔(X 軸)の分解能を設定します。「デフォルト」は小数 3 桁に設定されます。小数 0桁

小数 1桁小数 2桁

設定値の分解能 デフォルト グラフを描くときの設定値(Y 軸)の分解能を設定します。「デフォルト」は小数 4 桁に設定されます。小数 0桁

小数 1桁小数 2桁小数 3桁

常にステップで描く 「遷移」の設定に関わらず、ステップでグラフを描きます。コピー グラフ画面をコピーしてクリップボードに保存します。オートスケール更新 グラフにオートスケールを適用します。シートすべてを選択 すべてのセルを選択します。

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メニューリファレンス

元に戻す *1 一つ前の操作に戻します。

削除 *1 ステップデータを削除します。

コピー *1 ステップデータをコピーします。

挿入 *1 ステップデータを挿入します。シーケンス転送 *1 シーケンスデータの読み取り/書き込みを行います。

実行 *1 シーケンスを実行します。

シーケンス作成モード *1 ステップ間隔単位、動作モード、電流/電圧レンジ、+CV オプション、シーケンス実行中の保護機能を設定します。

モニタ設定 *1 シーケンス実行中のモニタ設定を行います。保護設定 ハード設定とソフト設定の保護機能を設定します。インターフェース PC と PLZ-5W との接続条件を設定します。環境設定 テキストファイル保存時のファイル形式を設定します。オプション 負荷設定値の有効桁数を設定します。ツール直接制御 PLZ-5W を直接制御します。コマンド制御 コマンドを入力して PLZ-5W を制御します。ウィンドウ重ねて表示 ウィンドウを重ねて表示します。上下に並べて表示 ウィンドウを上下に並べて表示します。左右に並べて表示 ウィンドウを左右に並べて表示します。ヘルプ

Wavyのヘルプ ヘルプファイルを開きます。

ウェーヴィーのバージョン情報 *1 プログラムのバージョンと著作権を表示します。

*1. ツールバーに同じ機能のボタンがあります。

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環境活動当社は1995年12月にISO9001を取得して、品質方針において「環境への配慮」をうたい活動してきました。そしてより積極的な環境活動に取り組むべく、2000年12月にISO14001の認証を取得して、取り組みの基本体制を構築しました。その枠組みを製品まで広げるために、2005年にはISO14001:2004への移行を完了して、現在に至っています。

菊水電子工業株式会社本社・技術センター〒224-0023 横浜市都筑区東山田1-1-3

ウェブサイト http://www.kikusui.co.jp

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