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チモチモのＦＸの歩き方

２０１２年４月２５日

相場の基本入口と出口の見つけ方～２０１２年４月編外部環境とタイミング～

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アルジャントレード株式会社代表取締役持田有紀子

Ⓒアルジャントレード（株）

2012/4/25

前回の復習

かんたんテクニカル

2012/4/25

2 Ⓒアルジャントレード（株）

レンジ相場

トレンドフォロー

内容

１．外部環境も見る２．リスク相場３．タイミングを狙う４．これまでの相場５．これからの展望

2012/4/25


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2012/4/25

１．外部環境も見る


リスクファクター

コモディティ

お互いに連動して動く

為替

株価金利

基本パターン１・・・株価と為替

2012/4/25


ユーロドル

Ｓ&Ｐ先物

（１０分足）

⇒米国株とドルは同じ方向に動く

2012/4/25


背景としては

（１）アメリカは世界中からの投資先である（２）海外勢は米国株の購入にあたり、米ドルを手当てしなければならない（３）海外勢がリスク資産から手を引くと米ドルを持っていてもしかたがない

ほとんどが国内取引だが、アメリカのようにグローバルで

オープンな資本市場では海外投資家も為替をおこして参加する

株価は重要！

2012/4/25


＊株価はマーケット全体のセンチメントを支配＊為替レートだけ見ていても、何が起こってるかわからない＊株価で動きが確認できたら、為替相場もフォローするものだと考えて行動する＊見るべき株価としては、昼は日経平均株価、夜はダウ平均

株価を見ながら

2012/4/25

8 Ⓒアルジャントレード（株） 8

（ＣＮＮマーケットより）株が上がってきたぞ

ドルを買おうかな

URL=http://money.cnn.com/

基本のパターン２・・・原油と為替

2012/4/25


⇒ドルとコモディティ価格は反対に動く傾向

今年のユーロドル（日足）

今年の原油（日足）

ドル高へ

ドル安へ

ドル建てのコモディティ

2012/4/25


使うとなくなるもの

なくならないもの

コモディティ取引所２０１２年３月末のレベル

原油ＮＹＭＥＸ１０３．０２

天然ガスＮＹＭＥＸ２．１２６

大豆ＣＢＯＴ１４０３．０

コーンＣＢＯＴ６４４．０

小麦ＣＢＯＴ６６０．６

銅ＬＭＥ３．８２５

金ＣＯＭＥＸ１６６９．３

銀ＣＯＭＥＸ３２．４８４

プラチナＣＯＭＥＸ１６３８

背景としては

2012/4/25


（１）コモディティはドル建てが中心（２）金利のつくドルで持っているか、金利のつかない商品で持っているか（３）ドルで価格表示されているので、商品価格が上がるということはドルの価値の減退を意味する

戦後のドルの歴史を見ても明らか

2012/4/25

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基本のパターン３・・・金利と為替


（日足）

ドル高

ドル安

金利安

米国債

ドル円

⇒金利と通貨は同じ方向に動く

金利高

背景としては

2012/4/25


（１）金利差が拡大したら、スワップポイントなどキャリイングコストが改善する（２）利上げをするということは、その国の通貨の需給がタイトになる

金利のより高いものを選好

2012/4/25


２．リスク相場

リスク志向リスク回避

円安

為替

円高

上昇

株価

下落

上昇

金利

下落

上昇

商品

下落

＊株価やコモディティ価格の変動に注目する

2012/4/25


株価でみるリスク相場

（１０分足）

ドル円と日本株

ドル円

日経先物

株価とほぼ連動している。

2012/4/25


為替相場の変容

１０年前までは

ドル中心の値動き（クロス円やユーロクロスは二の次）ＵＳＤ-ＪＰＹ、ＥＵＲ-ＵＳＤ、ＧＢＰ-ＵＳＤＵＳＤ-ＣＨＦ、ＡＵＤ-ＵＳＤ

最近では

クロス円やユーロクロスがメイン（ドル中心の相場展開は尐なくなった）ＥＵＲ-ＪＰＹ、ＥＵＲ-ＧＢＰ、ＡＵＤ-ＪＰＹＧＢＰ-ＪＰＹ、ＣＡＤ-ＪＰＹ・・・

株価や原油価格だけを見ればよい

2012/4/25


こぼれ話

株券

円で資金調達

ドルを買う

資産を買う

円キャリートレード

＊キャリートレードという言葉は２００４年あたりからよく使われるようになった。＊今は誰も言わなくなった。

リスク相場の背景

2012/4/25


リスクテーク

１．リスク許容度が高まる２．株や商品などリスク性の高いものを買う３．借りやすい円を借金４．円をドルなど必要な通貨に換える５．結果として、株高＝円安という現象

リスク回避

１．株や土地が値下がり２．リスク資産の売却圧力３．借りている円の捻出４．結果として、株安＝円高という現象

円キャリーの結果

サンプル

2012/4/25


昔と比較

１９９４年債券市場

２０１２年債券市場財政赤字の

ためやや増大

株式市場ダウ＝３０００

株式市場ダウ＝１３０００

株価上昇で４倍になった

＊昔は債券の上げ下げがドルの上下動を支配していた。＊１９９６年あたりから取引総額が逆転した＊株価の上下動にリスク許容度が振らされることが多くなった。＊株価は債券価格と反対に動く＊一昔前とは相場の展開が変わってきた

結果として起こったこと

2012/4/25


リスク資産の割合が大きくなった

リスク商品の値動きに敏感になった

リスク相場となる局面が多くなった

結果として円主導の相場となりやすい

株価と連動しているので、ある意味わかりやすい

長い目で見ても

2012/4/25


円相場と株価

ユーロ円（週足）

ダウ平均（週足）

2012/4/25

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リスク相場かどうか


判断する基準としては、（１）株価が激しく動いている（２）５分などの短い足のチャートを見て、ドル円とユーロ円の動きが同じかどうか

＊株価動向に注目が集まっているとき

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2012/4/25


４月４日

＊ユーロ円が当面は１０８円から１１１円のレンジ相場だと想定＊作戦として１０８円台で買い、１１１円台で売り。ストップ注文は上は１１１．４５、下は１０８．４５が目安＊ＦＯＭＣの議事録が公表されたが、追加緩和がなさそうだ

ユーロ円（８時間足）

＊期待で買われていた株価は下がるかも？＊リスク回避ともなればユーロ円は下抜けとなる？＊株価を見ながらクロス円の下サイドに注目

チモチモの奮闘記その１

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2012/4/25


ニュース記事より・・・追加緩和なし

ブルンバーグニュースより４月４日付

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2012/4/25

Ⓒアルジャントレード（株） 25

４月４日


日経先物（５分足）

＊ＮＹ株は確かに下がったが、ＮＹクローズにかけて戻ってきた＊ドルの材料だったので、ユーロ円では動かなかった＊翌朝のアジア時間で日本株が急落＊日経先物の１万円割れに合わせて、ユーロ円売ってみた＊夜の米国オープンまで我慢

１万円割れ

私のアクション

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2012/4/25


日経先物１万円割れ

スペイン入札丌調

レンジブレーク

１０７円台へ突入

買戻し態勢へ

ユーロ円（１０分足）

その後の動き

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2012/4/25


３．タイミングを狙う

１日のうちあまり動かない時間帯がほとんど

● 動かないときにポジションを作らない ● 無駄な労力を省く ● 動き出した時のみ参戦する

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2012/4/25


よく動く時間帯とは

フレッシュな需給が入ってくる時間帯のこと

いきなり値動きが軽くなる

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2012/4/25


東京時間

仲値決めに向けて

（ドル円１分足）

仲値決めに向けて

仲値決め

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2012/4/25


ロンドン時間

米国株オープン（２２：３０）

日本時間の１６：００～２３：００はロンドン市場（＝ニューヨークの午前とも重なる）

もっとも取引量があり、材料も多い。

ロンドン勢の参入（１６：００～）米・経済指標（２１：３０と２３：００）

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2012/4/25


中古住宅販売

予想は４６５万戸のところ、結果は３８３万戸（１５年ぶり低水準）

出た直後

出る直前

指標の発表で

ドル円（５分足）

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2012/4/25


スタートとクローズ間際

NYオープン（22：30～）

NYクローズ（05：00）

２３時０２時０５時

スタート時とクローズ時がいちばんよく動く。

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2012/4/25


注力する時間帯

＊これらの時間の前後だけに相場ウォッチ＆トレードを集中させる＊指標の予想を調べる必要はなく、何時に何が出るかだけを確認しておく＊２４時間にわたって、相場を見ている必要はない

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2012/4/25


こぼれ話

０４：３０-０５：３０ＮＹクローズ０８：３０-０９：００東京オープン０９：４５-１０：００仲値決め

私の例

朝型ならば夜型ならば

・夜中は基本的にトレードしない・ポジションを持ったままならばストップ注文は必ず出しておく

１６：００-１７：００ロンドン勢参入２１：３０米経済指標２２：３０米国株オープン

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2012/4/25


４月２３日チモチモの奮闘記その２

ユーロ円（時間足）

＊週末に作戦を考えていたら、ユーロ円の時間足がきれいだった＊週初に下げトレンドで１０４．５４まで下げていた。＊上抜けの後はきれいに上昇。＊１０７．４０の手前でバイオンディップか？

ブレークこのあたりがサポート

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2012/4/25

Ⓒアルジャントレード（株） 36

４月２３日


Ｓ＆Ｐ先物（１０分足）

＊朝から株価が安く、リスク回避の流れ＊クロス円に売り圧力＊さすがに買えない＊ユーロ円は１０７．４０を下抜け＊では、売ってみよう！

私のアクション


朝から株安い

あっさりと下抜け

リスク回避

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2012/4/25


買戻し


その後の動き

売った

＊１０６円台前半まで速かった＊戻りを確かめたら１０６．７０がせいぜい＊２回戻したところで売ってみた＠１０６．６６＊その後は小動き＊ＮＹ時間に下攻めしたがほぼ同じところまで、日付変わる前に買い戻した

2012/4/25

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４．これまでの相場

最近の動き（日本株と米国株）

日経

中国下方修正

ＦＯＭＣ上方修正


米失業率８．３％

ＦＯＭＣ議事録

ＢＯＪ資産買い入れ

株価（日足）

2012/4/25

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バーナンキ緩和期待

ＦＯＭＣ２０１４年まで続ける

良い雇用統計


中国ＰＭＩ悪化

スペイン入札丌調

債券（日足）

米債

ＦＯＭＣ上方修正

2012/4/25

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最近の動き（円相場）

ドル円

ユーロ円


リスクテーク

日本経常収支赤字へ

ＧＳ７９円台

ＢＯＪ追加緩和

円相場（日足）

2012/4/25

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最近の動き（ユーロドル）


ＦＯＭＣＱＥ３なし

ギリシャ連立不党

合意

スペインイタリア

信用スプレッド拡大

トロイカ支援決定

2012/4/25

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最近の動き（コモディティ）

金

原油


イラン欧州向け輸出停止

戦略備蓄の議論高まる

バーナンキ議長インフレ警戒

原油在庫の増加

これまでの状況・・・１月下旬より

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■ 株価の上昇 ■ 日本の追加緩和 ■ 中国の経済見通しの下方修正 ■ 日本の経常赤字 ■ ＦＲＢの姿勢 ■ ギリシャの債務交換

2012/4/25


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2012/4/25


ニュース記事より・・・ギリシャ議会

毎日新聞より（２月１３日付）

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2012/4/25


ニュース記事より・・・日銀のアクション

ＮＨＫネットより（２月１４日付）

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2012/4/25


ニュース記事より・・・バーナンキ議長

ＮＨＫネットより（３月２７日付）

今後の展望

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■ アメリカのＧＤＰ ■ 日本の企業決算スペインとイタリア株価の調整安いユーロクロスプレオリンピックモード

2012/4/25


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2012/4/25


ニュース記事より・・・信用丌安の再燃

日本語版ロイターより（４月１７日付）

安いユーロクロス

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2012/4/25


ユーロポンド（日足）

＊ユーロスイスもＳＮＢの限界ギリギリの１．２０００近辺で張りつき

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2012/4/25


ニュース記事より・・・ドル円のゆくえ

ニュースフラッシュより（３月２３日付）

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2012/4/25


今の株価は高いのか安いのか

ＰＥＲ・・・毎年もらえる配当で、何年たったら投資元本を取り返せるか

ＥＰＳ・・・１株あたり利益。すべてが配当に回らないが、企業利益の目安

＊日経平均１万円のＰＥＲは１５－２０倍、企業利益として７割増しを意味している。＊４月末からの日本企業の決算はどうなるか？＊赤字の会社もあるだろうから、優良企業なら２倍増益になるのか？＊決算でＥＰＳが裏付けられれば、株価は現状を維持

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2012/4/25


先進国の株価を見るとＳ＆Ｐ先物（日足）日経先物（日足）

＊どちらも年明け以降は、腰の強い上昇を演じている＊日足ベースで値崩れが鮮明になるまでは、上昇トレンドは変わらない＊クロス円も同様に堅調高値追い＆押し目買い

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2012/4/25


昨年のケースでは

＊年初からインド株、ブラジル株などは先走って下げた＊日独米など先進国は２月まで株高だった＊日本は３月の震災で下落＊アメリカは５月以降下落＊ドイツは欧州危機に見舞われた

結局、新興国がリードした形になっている

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2012/4/25


今年の新興国株は

＊中国株は２４００台まで久しぶりに戻ったのに、３月末時点ですべてのゲインを吐き出した

新興国がこの状況ならば、しかる後に先進国の株価も下がる可能性も・・・

中国株（日足）ブラジル株（日足）インド株（日足）

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2012/4/25


ニュース記事より・・・急騰する米国株

時事ニュースより（３月２０日付）

2012/4/25

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※本セミナー及び資料は信頼できると思われる情報・データに基づいて作成しておりますがその正確性、完全性を保証するものではありません。また、本セミナーおよび資料は情報提供のみを目的としたものであり、売買の勧誘を目的としたものではありません。売買に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさいますようお願いいたします。当該資料の記載によって生じたいかなる損害についても、持田及びＦＸプライム株式会社は一切の責任を負いません。なお、その目的を問わず本資料を無断で引用または複製することを禁じます。

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