general 6shfl¿fdwlrqv 2線式液分析計can/csa-c22.2 no.61010-2-030 en 61010-1、en 61010-2-030...

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General Specifications GS 12A01A03-01JA FLXA202 2 線式液分析計 GS 12A01A03-01JA 2015.09 初版(YK) 2021.07 7版(YK) ■ 概要 FLXA TM 202 2 線式液分析計は、横河電機のプロセス分 析計の長年の経験と実績に基づき、モジュール構造 による豊富なシステムの構築、拡張性を備えた新世 代の液分析計です。 pH/ORP 計、導電率計、電磁導電率計、溶存酸素計か ら選択できます。 従来のアナログ検出器と、SA11 SENCOM TM スマート アダプタと専用検出器を組み合わせたデジタル検出 器の接続が可能です。 アナログ検出器は、最大 2 本の検出器を接続するこ とができます(pH/ORP計、導電率計、溶存酸素計)。 ■ 特長 2 本の検出器による高信頼性およびデジタル通信によ るメンテナンス・計装工事費の削減 ・pH/ORP 計 (*)、導電率計 (*)、溶存酸素計から同種 の 2 本の検出器を接続可能 (**) (*) SA11 SENCOM スマートアダプタと専用検出器を組 み合わせたデジタル検出器は 1 本接続 (**) 電磁導電率検出器は 1 本接続のみ ・2 本の検出器でのバックアップシステムで、より高 い信頼性測定が可能 ・異なる 2 点測定で設置コストの削減、省スペース を実現 ・2 本の検出器で保守中も中断することなく連続測定 が可能 ・HART 通信によるメンテナンス・計装工事費の削減 モジュール構造による拡張性の向上 ・モジュール構造による豊富なシステム構築が可能 ハウジング材質 ・堅牢なアルミニウムダイキャストを使用 TIIS 防爆 ・pH/ORP 計、導電率計、電磁導電率計が対応(アナ ログ検出器のみ、溶存酸素計は除く) 進化した各種機能を搭載 ・検出器の自己診断機能 検出器のインピーダンス、不斉電位、スロープ等 を常時測定し、電極の汚れ・破損、断線、測定液 面低下などの状態を連続的に診断(pH 計の例) ・健康度およびメンテナンス時期予測 最新の 5 つの校正結果を保存し、将来のメンテナ ンスや校正時期を予測 ・クイックセットアップ機能内蔵 画面指示(ガイド)により、最小限のセットアッ プを容易に実現 タッチスクリーンによる操作性の向上、充実の操作 画面 画面と対話しながら確実にやさしいオペレーション ・各種表示モードを豊富に準備、自由度高く選定可 ・エラー発生時、エラーの内容および対処を表示 ・日常の操作で取扱説明書が不要 幅広いアプリケーションに対応した検出器群 ・さまざまなタイプの pH/ORP 検出器および導電率 検出器、電磁導電率検出器、溶存酸素検出器と接 続可能 多言語対応 日本語、イタリア語、英語、韓国語、スペイン語、 中国語、チェコ語、ドイツ語、フランス語、ポー ランド語、ポルトガル語、ロシア語の 12 言語から 表示言語を選択可能 「FLEXA」、「FLXA」、「SENCOM」は、横河電機株式会社の商標または登録商標です。 本文中に使われている会社名・商品名は、各社の登録商標または商標です。TM® マークは表示しておりません。 爆発性雰囲気が存在し得る危険場所で使用される場合は、当該国・地域の法規制に従った機器を選定ください。

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GeneralSpecificationsGS 12A01A03-01JA

FLXA2022 線式液分析計

GS 12A01A03-01JA2015.09 初版(YK)2021.07 7 版(YK)

概要FLXATM202 2 線式液分析計は、横河電機のプロセス分析計の長年の経験と実績に基づき、モジュール構造による豊富なシステムの構築、拡張性を備えた新世代の液分析計です。pH/ORP 計、導電率計、電磁導電率計、溶存酸素計から選択できます。従来のアナログ検出器と、SA11 SENCOMTM スマートアダプタと専用検出器を組み合わせたデジタル検出器の接続が可能です。アナログ検出器は、最大 2 本の検出器を接続することができます(pH/ORP 計、導電率計、溶存酸素計)。

特長2 本の検出器による高信頼性およびデジタル通信によるメンテナンス・計装工事費の削減・pH/ORP 計 (*)、導電率計 (*)、溶存酸素計から同種の 2本の検出器を接続可能 (**)(*) SA11SENCOMスマートアダプタと専用検出器を組

み合わせたデジタル検出器は 1本接続(**) 電磁導電率検出器は 1本接続のみ

・2 本の検出器でのバックアップシステムで、より高い信頼性測定が可能

・異なる 2点測定で設置コストの削減、省スペースを実現

・2 本の検出器で保守中も中断することなく連続測定が可能

・HART 通信によるメンテナンス・計装工事費の削減

モジュール構造による拡張性の向上・モジュール構造による豊富なシステム構築が可能

ハウジング材質・堅牢なアルミニウムダイキャストを使用

TIIS 防爆・pH/ORP 計、導電率計、電磁導電率計が対応(アナログ検出器のみ、溶存酸素計は除く)

進化した各種機能を搭載・検出器の自己診断機能 検出器のインピーダンス、不斉電位、スロープ等を常時測定し、電極の汚れ・破損、断線、測定液面低下などの状態を連続的に診断(pH計の例)

・健康度およびメンテナンス時期予測 最新の 5つの校正結果を保存し、将来のメンテナンスや校正時期を予測

・クイックセットアップ機能内蔵 画面指示(ガイド)により、最小限のセットアップを容易に実現

タッチスクリーンによる操作性の向上、充実の操作画面・画面と対話しながら確実にやさしいオペレーション・各種表示モードを豊富に準備、自由度高く選定可・エラー発生時、エラーの内容および対処を表示・日常の操作で取扱説明書が不要

幅広いアプリケーションに対応した検出器群・さまざまなタイプの pH/ORP 検出器および導電率検出器、電磁導電率検出器、溶存酸素検出器と接続可能

多言語対応 日本語、イタリア語、英語、韓国語、スペイン語、中国語、チェコ語、ドイツ語、フランス語、ポーランド語、ポルトガル語、ロシア語の 12 言語から表示言語を選択可能

「FLEXA」、「FLXA」、「SENCOM」は、横河電機株式会社の商標または登録商標です。本文中に使われている会社名・商品名は、各社の登録商標または商標です。TM、®マークは表示しておりません。

爆発性雰囲気が存在し得る危険場所で使用される場合は、当該国・地域の法規制に従った機器を選定ください。

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GS 12A01A03-01JA

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標準仕様(共通)(A) ハウジングケース、カバー:アルミニウムダイキャスト窓: ポリカーボネート構造: IP66(カナダを除く)、NEMAType4X

(USA)、CSAType3S/4X(カナダ)(注 )屋外設置で直射日光が当たる場合、日除けフード(オプション)をご使用ください。

色: シルバーグレイ(B) 取付けパイプ、パネル、壁取付け(ステンレス金具、オプション)コンジット工事用アダプタ(オプション)G1/2、1/2NPT またはM20 × 1.5ケーブルグランド: 出荷時には本体に取付けられていませ

ん。お客様で取付けてください。 (適合ケーブル外径 6~ 12mm)

M20 × 3個、栓× 1個配線端子台:M4ねじ用 締め付けトルク:1.2N・m配線端子: ピン端子、丸形端子、フォーク端子(Y

端子)が使用できます。 ピン端子:最大径:1.9mm 丸形端子、フォーク端子:最大幅:7.8

mm(C) 外形寸法 165×165×155mm(幅×高さ×奥行)(D) 本体質量 約 2.5kg(E) 環境条件周囲温度: -20 ~ 55保管温度: -30 ~ 70周囲湿度: 10 ~ 90% RH(40のとき)(ただし

結露しないこと)(F) 電源標準 24VDC ループ電源システム電源電圧:検出器 1本:16 ~ 40VDC(pH/ORP、SC、DO、

各アナログ検出器) 17 ~ 40VDC(ISC) 21~40VDC(SA11SENCOMスマー

トアダプタ )検出器 2本:22.8 ~ 40 VDC(pH/ORP、SC、

DO、各アナログ検出器)(注 )HART通信でマルチドロップモードを使用する場合は、

FLXA202 の出力電流が電源投入後 12.5mAから 4mAと推移しますので、電源装置の容量にご注意ください。

250

600

1000

0 24.718

V - 11.50.022

R =

1295

1617 22.8 4040

検出器2本の場合

HART通信可能範囲

電源電圧(V)

負荷抵抗(Ω)

図 1 pH/ORP、SC、DO、アナログ検出器の場合の 電源電圧と負荷抵抗

250304

600516

1000

0 24.718

V - 11.50.022

R =

1295

17 4022.86 40

SENCOM SAは除く

電源電圧(V)

HART通信可能範囲

負荷抵抗(Ω)

18.2 21

図 2 ISC、SA11 SENCOM スマートアダプタの場合の 電源電圧と負荷抵抗(G) 表示タッチパネル付モノクロLCD(213× 160ピクセル)

(H) 安全規格、EMC および RoHS 適合性安全: UL61010-1、UL61010-2-030 CAN/CSA-C22.2No.61010-1 CAN/CSA-C22.2No.61010-2-030 EN61010-1、EN61010-2-030EMC: EN61326-1ClassA、Table2(Foruse

inindustriallocations) EN61326-2-3 RCM:EN61326-1ClassA、Table2 韓国電磁波適合性基準ClassA 한국 전자파적합성 기준

Russian:TRCU020/2011RoHS: ENIEC63000(スタイル 1.06 以降)設置高度: 2000m 以下設置カテゴリ(IEC61010 による):I( 注 )汚染度(IEC61010 による):2( 注 )( 注 )設置カテゴリ Iは過渡過電圧を適切な低レベルに制

限する対策を施した低エネルギー電源を指し、2線式機器などに適用されます。

汚染度は、絶縁耐力の低下を引き起こす可能性のある固体、液体、気体状の物質の存在の程度を示します。汚染度 2は、通常の室内環境に適用されます。

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(I) 防爆TIIS 本質安全防爆形(防爆要件の詳細は本仕様書の付録(P.18)を参照ください。)適用基準: 工場電気設備防爆指針(国際整合技

術指針)JNIOSH-TR-46-1 及び 6:2015

品名: PH 計(検定合格番号第 TC22162X 号)、導電率計(第 TC22163X 号)、電磁導電率計(第 TC22164X 号)

型式の名称:FLXA202防爆等級: ExiaIICT4Ga

(J) ログブック履歴や診断データを記録。画面から閲覧可能

(K) 出力出力信号: 1 点、4~ 20mADC、2線式、入出力絶縁 ( 注 )伝送出力精度:± 0.02mA

(HART あるいは PH201G 通信のいずれかを重畳可)アナログ出力:第 1検出器測定値、第 2検出器測

定値、2本の検出器の演算値のうち 1データ選択可能

HART 通信(HART5):第 1 検出器測定値、第 2検出器測定値、2本の検出器の演算値のうち最大 4データ選択可能

PH201G 通信:PH201G( スタイル B) ディストリビュータの接点を駆動可能(ホールド、故障、洗浄接点)

バーンアウト機能: (NAMUR 勧告 43 準拠、ISC は除く)

バーンダウン:3.6mAバーンアップ:22mA信号範囲: 3.8 ~ 20.5mA(pH/ORP、SC、DO) 3.9 ~ 20.5mA(ISC)

HART 通信の時 /PH201G 使用の時:バーンダウン:3.6mA(pH/ORP、SC、DO)  3.9mA(ISC)バーンアップ:22mA

ホールド機能:あり(L) その他データ保護:EEPROM(設定データ、ログブック保

存用)、リチウム電池(時計用)自動安全機能:自動復帰機能(10 分または 60 分間

タッチパネル操作がないと測定モードに自動復帰)

操作保護: パスワードは 1~ 8文字で設定可能

画面と機能の概要画面は一例です。

画面と操作インタフェース画面はグラフィック表示、操作はタッチパネル式です。画面上の表示や右側のグラフィックキーをプッシュボタンのように触れて操作します。

モニタ画面

10.38pH

モニタ画面の表示モニタ画面設定が「可」の場合、立上げ時に表示されます。測定値単位検出器番号

メイン画面

10.38タグ :PH

TEXT_PH1

TEXT_ORP1TEXT_TEMP1

1925.0

mV4mA 20mAPH1

°CpH

HOLDWASH

「ホーム画面」へ

「詳細画面」へ

「機器状態画面」へ

「機器設定画面」へ

第 2表示項目第 3表示項目

第 1表示項目

メイン画面の表示検出器1本接続で、モニタ画面設定が「不可」の場合、立上げ時に表示されます。測定値:第 1表示項目(大きな文字、ユーザ選択)測定値:第 2、第 3表示項目(小さな文字ボタン)単位タグNo.(ユーザ設定可)検出器番号検出器健康度ホールド/洗浄状態ボタン(最中のみ表示)AO表示とパラメータ警告、故障表示(発生時のみ表示)追加テキスト(英数字で設定、ユーザ設定可)機能ボタン(ホーム、詳細、状態、設定)

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ホーム画面(検出器 2 本接続の場合のみ)

6.35タグ :PH

24.9

4mA 20mAPH1

°C24 mV

pH

タグ :PH25.0 °C19 mV

pH

10.38 第 1表示項目

警告、故障表示(発生時のみ)

ホールド、洗浄表示(最中のみ表示)

第 1検出器

第 2検出器

第 2表示項目第 3表示項目

アナログ出力表示(この場合第 1検出器の値)

検出器健康度

ホーム画面の表示検出器 2本接続で、モニタ画面設定が「不可」の場合、立上げ時に表示されます。(検出器 1本接続の場合、ホーム画面はありません。)測定値:第 1表示項目(大きな文字、ユーザ選択)測定値:第 2、第 3表示項目(小さな文字)単位タグNo.(ユーザ設定可)検出器番号検出器健康度ホールド/洗浄状態表示(最中のみ表示)AO表示とパラメータ警告、故障表示(発生時のみ表示)

詳細画面

次へ

20

12

4

mA

15.00

HOLD

FAIL

WASH

次へ

メイン画面の詳細ボタンを押すと表示されます。詳細画面では、出力状態がわかりやすくグラフィック表示されます。[次へ]を押すと、PH201G 通信を使用して接点がある場合は接点状態を表示し、再度[次へ]を押すと、校正パラメータが表示されます。

トレンド画面

12.00

8.40

5.60

2.50

12:00 12:20 12:40

10.38pH

最小値

最大値平均値

現在の測定値

時刻

タグ:

測定値

(pH

)

表示更新までの最大値

表示更新までの最小値

PH pH1

トレンド画面の表示詳細画面のトレンドボタンを押すと表示されます。時間軸(ユーザ設定可、15 分~ 2週間)測定値軸(ユーザ設定可)タグNo.現在測定中の値と単位トレンド(表示更新時間中の最大値、最小値、平均値)アイコン(現在の測定値と表示更新までの最大値と最小値)警告、故障表示(発生時のみ表示)

機能ボタン

機器状態画面

変換器や検出器の診断情報が表示されます。

異常なし

警告: 警告が表示されたら、保守が必要です。

故障: 故障を示します。このキーを押すと故障の詳細情報が表示され、問題解決のためのトラブルシューティングガイドラインが表示されます。

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の例

故障 : 温度が高すぎる

測定可能温度上限を超えました 対応方法プロセス温度を確認検出器の種類を確認検出器の接続状態を確認

機器設定画面

機器の校正、設定を行います。これらの操作はパスワードで保護することができます。

実行 : 校正洗浄 ホールド 仮出力

セットアップ : 機器設定 Change language クイックセットアップ開始

実行と設定

pH/ORP 計の仕様(SA11 SENCOM スマートアダプタとの組み合わせは、P.12 を参照してください)

FLXA202pH/ORP 計は、校正標準テーブルを内蔵し、温度補償機能、安定性チェック機能を備え、高精度な pH測定を実現しています。pH測定の他にも、温度や酸化還元電位(ORP)の測定もできます。検出器の診断機能として、インピーダンス、不斉電位、スロープ等を常時測定し、電極の汚れ・破損、断線、測定液面低下など検出器の状態を連続的に診断、また、最新の 5つの校正結果を保存し、将来のメンテナンスや校正時期を予測します。(A) 入力仕様入力インピーダンス(1012 Ω以上)

(B) 測定範囲pH: -2 ~ 16pH (計量法検定付の場合は 0~ 14pH)ORP: -1500 ~ 1500mVrH: 0 ~ 100rH( 注 )( 注 )rH とは、pHの影響を考慮した液体の酸化還元力

の程度を表す指標です。pHと ORP の値から近似計算して表しています。

温度:Pt1000: -30 ~ 140Pt100: -30 ~ 140PTC500: -30 ~ 1406.8k: -30 ~ 140PTC10k: -30 ~ 140NTC8k55: -10 ~ 1203kBalco: -30 ~ 140

(C) 伝送出力設定範囲pH: 最小スパン;1pH 最大スパン;20pHORP: 最小スパン;100mV 最大スパン;3000mVrH: 最小スパン;2rH 最大スパン;100rH温度: 最小スパン;25 最大スパン;170

(D) 性能(変換器単体の模擬入力での性能)pH:直線性: ± 0.01pH繰返し性: ± 0.01pH精度: ± 0.01pH

ORP:直線性: ± 1mV繰返し性: ± 1mV精度: ± 1mV

温度(Pt1000、PTC500、6.8k、PTC10k、NTC8k55、3kBalco):

直線性: ± 0.3繰返し性: ± 0.1精度: ± 0.3温度(Pt100):直線性: ± 0.4繰返し性: ± 0.1精度: ± 0.4

(E) 性能(標準液において、pH 検出器と組み合わせた場合)繰返し性 : ± 0.05pH応答性 : 10 秒(90%応答時間、20に温度平

衡した pH検出器および標準液を使用し、十分に攪拌した場合)

直線性 : ± 0.1pH(PH8EFP、PH8EHP を使用した場合)

± 0.15pH(上記以外の弊社製標準検出器を使用した場合)

(F) 出力項目pH、温度、ORP、rH から選択(直線または非直線21 ステップ出力)または 2つの検出器の値の演算値

(G) 温度補償機能: 自動または手動 温度補償係数設定可能、任意設定マ

トリクスまたはNEN6411

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GS 12A01A03-01JA

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(H) 校正 半自動校正、1 点 /2 点 /3 点校正、NIST (JIS)、USDIN 校正用標準液表(pH4、7、9)内蔵、校正用標準液テーブルユーザ任意設定可能、自動安定性チェック機能付手動校正

pH/ORP 計の機能の特長電極チェック1. オンラインチェックリアルタイムな検出器チェックは FLXA202 変換器の最も重要な機能の一つです。内蔵された特殊な回路により、液体アース極と各電極間に交流電圧を印加し、検出器に異常がないか監視できます。測定電極(pHガラス電極またはORP 金属電極)と比較電極のインピーダンスをそれぞれ別々に測定し、測定値を設定値と比較しチェックします。

2. 故障検知pH 電極のインピーダンスをチェックしてガラス膜の破損の有無を検知します。ORP 電極のインピーダンスをチェックして検出器ケーブルの断線を検知します。また、比較電極のインピーダンスもチェックして液絡部の汚れ、比較溶液の汚染、電極の浸漬の有無や検出器ケーブル断線を検知します。これらの故障が発生した場合、出力信号はバーンアップ(22.0mA)またはバーンダウン(3.6mA)の電流出力が伝送され(機能を有効にした場合のみ)、画面に故障を表示させることができます。

3. オフラインチェックpH 測定システムの校正中に、電極の応答を測定し、感度およびドリフトを計算し、チェックします。ORP 測定システムの校正中には、電極のドリフトを計算し、チェックします。上記のいずれかがリミット値を超えていたら、エラーとして通知されます。オンラインチェックとオフラインチェックの組み合わせにより、測定の全ての状態をモニタして、測定内容に異常があった場合、早急に警告を発します。

液絡部目づまり

液面低下(ORP計のみ) センサ部断線

ガラス膜破損(pH計のみ)

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プロセス温度補償FLXA202 は自動温度補償機能を内蔵しています。7種類の温度検出器から選択でき、初期値は Pt1000です。温度補償は pH検出器のスロープ(感度)に及ぼす測定液の温度の影響を補正するものです。ネルンスト式対応の温度補償や溶液に対応した温度補償機能もあります。水溶液の解離定数が温度によって変化するために pH は温度に強く影響されます(図 1参照)。このため中心点が pH7 からシフトします。溶液の pHを正確に制御するためには温度変化に対する補正が必要なので、基準温度換算機能を装備しています。FLXA202 には、以下の 3種類の温度補償機能が内蔵されています。1.温度補償係数2.マトリクス温度補償3.NEN6411 による補償

1. 温度補償係数測定液の化学的性質が未知の場合に使用します。サンプルを抽出し、2点の異なる温度で pHを測定して温度係数を算出します。温度係数は、温度 1あたりの pHのドリフト分(⊿ pH/ ⊿ T)として設定されます。

2. マトリクス温度補償分析計の測定レンジ内で温度係数が変化することが実験的に既にわかっている場合に使用します。マトリクスは、温度 5点におけるサンプルの pHからなる 25 点で構成されています。

3. NEN6411この温度補償は、アルカリ性ボイラ給水におけるpH測定のアプリケーション等で有効です。

10ºC25ºC40ºC80ºC

15

13

11

9

7

5

基準温度でのpH

5 6 7 8 9 10 11 12 13 14

プロ

セス

温度

での

pH

80でpH 9.8になる

25でpH 11.0

図 1 プロセス温度での pH 値

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GS 12A01A03-01JA

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導電率計の仕様(SA11 SENCOM スマートアダプタとの組み合わせは、P.12 を参照してください)

FLXA202導電率計は、温度補償機能、校正標準テーブルを内蔵、セルの汚れ具合をモニタリングし、より高い精度の導電率測定ができます。汎用性が高く、セル定数は 0.005 ~ 50cm-1、2 電極式および 4電極式検出器のどちらも使用できます。また、5種類の温度検出器に対応しており、正確な温度補償を行います。FLXA202 は、脱塩水や蒸気、凝縮液、ボイラ水の分析における純水補償を行います。製薬工業における純水のモニタリングでは、USP(米国薬局方)項目<645 >(USP23 の項目 645 参照)(アメリカ合衆国薬局方)の水質基準に従ってプロセス液の水質をモニタリングすることができます。(A) 入力仕様 2 電極式または 4電極式測定、矩形波励磁、セル定数範囲 0.005 ~ 50.0cm-1

当社製検出器の場合 SC4AJ、SC210G、SC8SG があります。

(B) 表示範囲導電率: 0.000µS/cm~ 5000mS/cm抵抗率: 0.000k Ω・cm~ 1000M Ω・cm

(C) 測定範囲導電率: 最小; 0µS/cm 最大; 200mS ×セル定数 (上限 2000mS/cm)抵抗率: 最小; 0.005k Ω/セル定数 最大; 1000M Ω・cm温度: Pt1000: -20 ~ 250 Pt100: -20 ~ 200 Ni100: -20 ~ 200 NTC8k55:-10 ~ 120 Pb36: -20 ~ 120

(D) 伝送出力設定範囲導電率:最小スパン;0.010µS/cm最大スパン;2000mS/cm ゼロサプレッション:出力範囲上

限設定値の 90%まで可能抵抗率:最小スパン;0.001k Ω ・cm最大スパン;1000M Ω ・cm ゼロサプレッション:出力範囲上

限設定値の 90%まで可能温度:最小スパン;25最大スパン;270

(E) 性能(変換器単体の模擬入力での性能)導電率 (2µS×Kcm-1~200mS×Kcm-1 の場合 ):直線性: ± 0.5%F.S.繰返し性: ± 0.5%F.S.

導電率 (1µS×Kcm-1~2µS×Kcm-1 の場合 ):直線性: ± 1%F.S.繰返し性: ± 1%F.S.抵抗率(0.005kΩ/Kcm-1~0.5MΩ/Kcm-1の場合):直線性: ± 0.5%F.S.繰返し性: ± 0.5%F.S.

抵抗率 (0.5M Ω /Kcm-1~1M Ω /Kcm-1 の場合 ):直線性: ± 1%F.S.繰返し性: ± 1%F.S.温度(Pt1000、PB36NTC、Ni100):直線性: ± 0.3繰返し性: ± 0.1精度: ± 0.3

温度(Pt100、8.55k Ω NTC):直線性: ± 0.4繰返し性: ± 0.1精度: ± 0.4(注 )F.S. とは設定レンジの最大値を示します。Kはセル

定数であり、弊社では K=0.01 ~ 10cm-1 の検出器を用意しています。

温度補償 :NaCl: ± 1%マトリクス:± 3%ステップ応答:7秒以内(90%応答時間、測定値が

2桁変動の場合)(F) 出力項目導電率、抵抗率、濃度、温度から選択(直線または非直線 21 ステップ出力)または 2つの検出器の値の演算値

(G) 温度補償機能: 自動または手動、項目 C(測定範囲)

の温度範囲基準温度: 0 ~ 100の間で設定可能(初期値

25)(H) 補償演算 IEC60746-3 によるNaCl 表(初期設定)ユーザ設定可能な 2つの独立温度係数: 調整または校正により 0~ 10.0% /マトリクス補償:濃度および温度に対する導電率

の関数。13 個の設定済みマトリクスと 2 個の任意設定可能な 100 点マトリクスから選択。

(I) 校正 手動校正。自動校正(設定済みのOIML(KCl)標準液表を使用、自動安定性チェック付)。サンプル校正。(注 )OIML(国際法定計量機関)の国際勧告No.56(1981

年)、電解液の導電率による。

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導電率計の機能の特長入力回路導電率は、システムのキャパシタンスと電極の分極の影響を最小限にするために自動的に導電率値に適合させた周波数を持つ検出器を流れる矩形波交流信号で測定されます。4電極式検出器との組み合わせでは、ケーブルの長さの影響を排除し測定できます。この結果、様々な検出器と組み合わせて広い導電率範囲において正確な測定を行うことができます。

プロセス温度補償FLXA202 は自動温度補償機能を内蔵し、一般の導電率検出器に対応可能です。5種類の温度素子から選択できます。初期設定は Pt1000 です。温度補償はプロセス液の導電率に及ぼす温度の影響を補正するものです。初期設定では、基準温度25における指示値が表示されます。温度補償の初期設定は、IEC60746-3 の NaCl 希釈溶液の補償演算法に従っています。この初期モード(NaCl)には、水分子の解離に及ぼす温度影響の補償も含まれています。そのため、初期設定の補償モードは、純水から濃縮食塩水までのアプリケーションにおける理想的な補償方法となっています。FLXA202 には、NaCl 補償方法が適さないプロセス用として、さらに二つの温度補償が内蔵されています。1.直線温度補償係数2.マトリクス温度補償

1. 直線温度補償係数測定液の化学的性質が未知の場合に使用します。サンプルを抽出し、2つの異なる温度で導電率を測定して温度係数を算出します。温度係数は% /で表され、次式により自動計算されます。((SC1–SC2)/(T1–T2))×100/SC2T2、SC2 は基準温度における測定値。

2. マトリクス温度補償分析計の測定レンジ内で温度係数が変化することが既にわかっている場合に使用します。マトリクスは、温度 10 点における 10 サンプルの導電率からなる100 点で構成されています。

500450400350300250200150100

500

5%

4%

3%

2%

1%

0 25 50 75 100

温度

導電

率(m

S/cm

水酸化ナトリウム(1 - 5%,0 - 100)

マトリクス温度補償

FLXA202 には、様々なアプリケーションにおいて正確な温度補償ができるようにマトリクス温度補償(濃度と温度に対する導電率の関数)機能が内蔵されています。また、標準の補償方法が該当しないアプリケーションでは、ユーザ設定マトリクスを使用することができます。マトリクスの範囲以外での測定が可能ですが、電解質溶液の化学的性質により正確性にかけることがあります。

純水と WFI モニタリング(USP 項目< 645 >)導電率計を使用する純水、WFI(WaterforInjection)のオンラインモニタリングは、USP23 で導入されました。この手順では導電率測定を 3つの段階で行うようになっています。その段階 1では温度と温度補償されていない導電率を測定して限界値(下図参照)を超えているか否かを確認します。導電率が限界値を超えている場合、手分析による検証が必要となります。FLXA202 では、限界値がファームウェアに内蔵されており、水質が段階 1の要求事項を満たさない時にはエラーを出すことができます。USP機能は、電流出力用に選択した導電率レンジとは無関係に働きます。また、導電率と抵抗率の両方で有効です。

0,0

0,5

1,0

1,5

2,0

2,5

3,0

3,5

25 50 75 100

USP安全マージン(任意設定可)

USP限界値

導電率(µS

/cm)

温度(ºC)

検出器の選択正確な導電率測定を行うために重要な条件に、適切な検出器の選択があります。測定対象の溶液に対する耐食性や導電率の測定範囲を考慮して、検出器を選択するように十分注意してください。検出器の設置もまた、正確な測定のために重要です。検出器とホルダーの選択については、別途発行の GS12D08G02 をご参照ください。また不明な点は、当社営業までお尋ねください。

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0.5μS/cm

0.5μS/cm(C=0.02cm-1)

200μS/cm(C=0.1cm-1)

(C=0.1cm-1)1 mS/cm

10 mS/cm

0.5μS/cm

100 μS/cm

200μS/cm(C=5cm-1)

200μS/cm 20 mS/cm

SC4AJ

SC4AJ

SC210G-A

SC210G-B

SC8SG-R61

SC8SG-R42

SC8SG-R31

1 S/cm

(C=0.01cm-1)

1( μS/cm ) 1( mS/cm ) 1( S/cm )

(C=10cm-1)

(C=0.1 cm-1)10μS/cm

5μS/cm

検出器

1mS/cm

検出器の測定レンジの最大値の範囲

注:各検出器とも、高域側の導電率範囲において溶液のよごれ具合によっては測定値に影響が出る場合があります。

注:2 電極式システムの場合、高濃度では分極により導電率値が低くなることがあります。高導電率溶液のアプリケーションでは、電極式導電率測定の代わりに電磁導電率測定をご検討ください。保守頻度が少なくなります。

出力機能電流出力FLXA202 には、表示、記録、制御機能用に 4~ 20mA 絶縁出力が 1点あります。電流出力のパラメータは、以下から選択します。(測定対象が抵抗率の場合、濃度選択不可)導電率、抵抗率、濃度、温度から選択または 2つの検出器の演算値

濃度測定例硫酸溶液の導電率は酸濃度に対して直線を示しません。このような場合、出力設定メニューで「表」を選択し、21 点からなる表を作成して濃度単位で出力を直線化させます。

コード出力

mA 4-20 濃度 例

%H2SO4導電率 例

mS/cm0 4.0 0.00 05 4.8 1.25 6010 5.6 2.50 11315 6.4 3.75 18020 7.2 5.00 21125 8.0 6.25 29030 8.8 7.50 33535 9.6 8.75 38340 10.4 10.00 42445 11.2 11.25 46650 12.0 12.50 51555 12.8 13.75 55560 13.6 15.00 59065 14.4 16.25 62570 15.2 17.50 65575 16.0 18.75 68580 16.8 20.00 71885 17.6 21.25 73590 18.4 22.50 75595 19.2 23.75 775100 20.0 25.00 791

0

1000

800

600

400

200

0

100

80

60

40

20

0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24

導電率(mS/cm)

濃度(wt%)

出力(%)

導電率出力

出力の直線化(例:0 ~ 25%硫酸)また、電流出力を使用して、バーンアウト機能で異常状態を出力させることもできます。ホールド機能では出力を直前値または固定値に保持させることができます。

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電磁導電率計の仕様FLXA202電磁導電率計は、電磁誘導測定の原理に基づく非接触測定のため、酸、アルカリ溶液から含塩溶液まで、化学工業における濃度監視として、食品および薬品工業、メッキおよび表面処理工業、紙・パルプ工業等広いアプリケーションの導電率測定に使用できます。また、強酸、強アルカリの溶液を正確に分析するためのマトリクス補償、出力直線化機能を備えています。検出器は1本のみ接続が可能です。(A) 入力仕様ISC40GJ 電磁導電率検出器(弊社製)、内蔵温度素子: 30 kΩ NTC または Pt1000

(B) 表示範囲導電率: 0.0µS/cm~ 5000mS/cm

(C) 測定範囲導電率: 0 ~ 2000mS/cm( 基準温度 25のと

き)温度: -20 ~ 140ケーブル長:延長ケーブルも含め最長 50m、例

えば固定検出器ケーブル(10m)+WF10J 延長ケーブル(40m)。ケーブル長の影響は、空気校正を行うことで調整します。

(D) 伝送出力設定範囲導電率: 最小スパン: 100µS/cm 最大スパン: 2000mS/cm ゼロサプレッション: 出力範囲上限設定値の 90%まで可能温度: 最小スパン: 25 最大スパン: 160

(E) 性能(変換器単体の模擬入力での性能)導電率:直線性: ± 0.4% F.S. ± 0.3µS/cm繰返し性: ± 0.4% F.S. ± 0.3µS/cm

温度:直線性: ± 0.3繰返し性: ± 0.1精度: ± 0.3(注 )F.S. とは、設定レンジの最大値を示します。温度補償:NaCl: ± 1%マトリクス:± 3%

ステップ応答:8秒以内(90%応答時間、測定値が2桁変動の場合)

(F) 出力項目導電率、濃度または温度から選択(直線または非直線 21 ステップ出力)

(G) 温度補償機能: 自動または手動、項目 C(測定範囲)

の温度範囲。基準温度: 0 ~ 100の間で設定可能(初期値

25)

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(H) 補償演算IEC60746-3 によるNaCl 表(初期設定)ユーザ設定可能な 2つの独立温度係数: 調整または校正により 0~ 10.0% /マトリクス補償:濃度および温度に対する導電率

の関数。13 個の設定済みマトリクスと 2 個の任意設定可能な 100 点マトリクスから選択。

(I) 校正手動校正。自動校正(設定済みのOIML(KCl)標準液表を使用、自動安定性チェック付)。サンプル校正。(注 )OIML(国際法定計量機関)の国際勧告No.56(1981

年)、電解液の導電率による。

電磁導電率計の機能の特長出力信号FLXA202 には、記録、表示、制御用に 4~ 20mA出力が 1点あります。測定パラメータは、以下から選択します。導電率、濃度または温度から選択さらに、以下の出力機能も設定することができます。•ホールド機能-出力信号を直前の測定値または固定値に保持(ホールド)する機能•バーンアウト機能-故障時にバーンアップ(22.0mA)やバーンダウン信号(3.9mA)を出力する機能•任意設定出力機能-濃度計として利用する場合に、出力を直線化するためのユーザ任意設定機能電流出力(絶縁型)は 1点装備されており、直線、非直線出力信号として設定可能です。変換器や制御のパラメータは、導電率、濃度、または温度であり、制御機能は任意に設定可能です。

コード出力

mA 4-20 濃度 例

%H2SO4導電率 例

mS/cm0 4.0 0.00 05 4.8 1.25 6010 5.6 2.50 11315 6.4 3.75 18020 7.2 5.00 21125 8.0 6.25 29030 8.8 7.50 33535 9.6 8.75 38340 10.4 10.00 42445 11.2 11.25 46650 12.0 12.50 51555 12.8 13.75 55560 13.6 15.00 59065 14.4 16.25 62570 15.2 17.50 65575 16.0 18.75 68580 16.8 20.00 71885 17.6 21.25 73590 18.4 22.50 75595 19.2 23.75 775100 20.0 25.00 791

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0

1000

800

600

400

200

0

100

80

60

40

20

0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24

導電率(mS/cm)

濃度(wt%)

出力(%)

導電率出力

0 ~ 25%硫酸の出力直線化の例

測定原理電極式の導電率計とは異なり、電極と測定液が非接触の状態で導電率を測定します。測定液により 2個のリング状トランス(トロイダルコイル)間に生じる電磁結合を利用する測定方法です。FLXA202 は「駆動コイル」に周波数の高い基準電圧(V1)を供給します。このコイルのコアは透磁率の高い磁性体でできており、環状コイルに強力な磁界を発生します。測定液は環状コイルの孔を通り抜ける 1回巻きの 2次巻線と見ることができます。磁界はこの 2次巻線(測定液)に電圧(V2)を誘起します。そして、誘起される電流はこの電圧に比例し、液体の 1回巻線としてのコンダクタンスはオームの法則に従います。このコンダクタンス(G=1/R)は測定液導電率、検出器の形状(2次巻線と見なされる測定液の巻線としての長さを環状コイルの穴の面積で割った値)および検出器の設置によって決まる定数に比例します。検出器のドーナツ状の部分には前記駆動コイルを含め、2個の環状コイルがおかれています。さらに、測定液は 2つ目の環状コイルにも流れます。したがってこの場合、測定液は 2つ目の環状コイルの 1次巻線と見なすことができます。測定液を流れる電流は 2つ目の環状コイルに磁界を生成します。誘起電圧(V3)はこの磁界の結果であり、これが出力として測定されます。したがって、この「受信コイル」の出力電圧はプロセス溶液の導電率に比例します。

駆動コイルV3 V1

N3 N1

I=V2×G

受信コイル

電磁導電率測定原理図

検出器の設置ISC40GJ はドーナツ状の電磁導電率検出器です。測定液が温度補償器の付いた検出器のドーナツ部分の穴を貫流し、穴の面が流れの方向に対して直角の位置にあるのが理想です。測定液の流れの障害が最小限となるように、またセル定数の校正の必要なしで正確な測定ができるようにするためには、測定液が検出器のドーナツ部分の周りを自由に流れるようします。そのためには、検出器のドーナツ部分とプロセス配管の間の距離(d)を 30mm以上確保してください。検出器に付属しているガスケットと固定ナットを使用して、タンク内隔壁取付けや標準フランジ取付けが可能です。挿入穴(A)の直径は 27mm、挿入長は 125mmです。検出器の柄のねじ上部には平面部が 2箇所あり、ここを 20mm口径のレンチで押さえて、検出器の取付け、位置調整を簡単に行うことができます。平面部が測定液の流れ方向を向くようにします。

フランジ穴(A)Ø 27 mm

D

d

I

t

d =距離,最小30mmD =挿入口の大きさ,最小50mmt =厚さ:最低10,最大30l =最小挿入奥行き:155

隔壁取り付け 単位: mm

D

非導電配管

導電配管 距離D(mm)

0 10 20 30 40 50

0.90

補正率(×公称セル定数)

0.95

1.30

1.25

1.20

1.00

1,05

1.10

1.15

検出器~側壁までの距離とセル定数の関係

( 注 )ISC40GJ 検出器のモールドと金属の境界部分は防水性がありませんので、検出器単体を水没させることは避けてください。

当社製の流通形ホルダ、潜漬形ホルダ、取付用付属品を使用してください。ホルダには二重 Oリングがついており、測定液が検出器に浸入してシール部分が侵食され、検出器が損傷するのを防止します。詳細は別途発行のGS12D6B1 を参照してください。

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BA20 中継端子箱を利用してWF10J 延長ケーブルも含め最長 50mまで使用することができます。ISC40GJ のセル定数は、検出器の導電率測定値と溶液の比導電率との比率です。単位は cm-1 で、接触電極式システムのセル定数と同じです。ドーナツ部分とプロセス配管との距離が最低限度である 30mmとなるように ISC40GJ 検出器が設置されている場合、そのセル定数は 1.88cm-1 です。–ステンレス製標準ホルダ ISC40FFJ-Sに設置する場合セル定数は約 7%小さくなりますので、検出器ケーブルのラベルの値に対して 7%小さい値を入力します。–ポリプロピレン製標準ホルダ ISC40FFJ-Pに設置する場合セル定数は約 1%大きくなりますので、検出器ケーブルのラベルの値に対して 1%大きい値を入力します。–図に示すような断面で、軸方向に長いパイプ状配管に取り付ける場合、図に配管取付時のセル定数(設計中心値 1.88cm-1 の場合の参考データ)を示します。検出器ケーブルのラベルの値に図で読み取れる値と乗算した値を入力してください。

溶存酸素計の仕様FLXA202溶存酸素計は、高機能、高信頼性、およびメンテナンス削減を実現したプロセス分析計で、現場設置に適し、厳しい環境条件下でも使用できます。ガルバニ式検出器はもちろんのこと、ポーラログラフ式検出器も使用が可能です。溶存酸素濃度の表示単位としてmg/L、ppmおよび%飽和度があり、また、最高の測定精度を得るため、標高等によって異なる気圧、水中の塩分、および温度の変動に対して補正を行います。(A) 入力仕様溶存酸素検出器により発生する電流を測定します。入力レンジは、ポーラログラフ式検出器の場合で0.0 ~ 1000nA、ガルバニ式検出器の場合で0.0 ~50µA です。自動温度補償のための温度測定には、Pt1000 および NTC22k のいずれかを使用します。

(B) 測定範囲溶存酸素濃度:0~ 50mg/L(または ppm)温度 : -20 ~ 150DO30G の場合 溶存酸素濃度:0~ 20mg/L(または ppm) 温度 : 0 ~ 40

(C) 伝送出力設定範囲溶存酸素濃度 :最小スパン ;1mg/L(ppm) 最大スパン ;50mg/L(ppm)%飽和度 : 最小スパン ;10% 最大スパン ;600%温度: 最小スパン ;25 最大スパン ;170

(D) 性能(変換器単体の模擬入力での性能、温度 : 25のとき)溶存酸素濃度 :直線性: ± 0.05mg/Lあるいは±0.8%F.S. の

大きい方繰返し性: ± 0.05mg/Lあるいは±0.8%F.S. の

大きい方精度: ± 0.05mg/Lあるいは±0.8%F.S. の

大きい方温度(Pt1000、NTC22k):直線性: ± 0.3繰返し性: ± 0.1精度: ± 0.3

(E) 出力項目溶存酸素、温度または 2つの検出器の値の演算値

(F) 温度補償温度範囲: 0 ~ 50入力可能な温度素子の種類:Pt1000、NTC22k

(G) 校正大気圧および標高が空気中の酸素の分圧(または水中の酸素の溶解度)に与える影響を補償する機能や水中の塩分が酸素の溶解度に与える影響を補償する機能があり、気圧、塩分、および温度の補償はISO5814に準じています。可能な校正方法として以下のものがあります。周囲空気中でのスロープ(スパン)校正空気飽和水中でのスロープ(スパン)の校正(ISO5814 に準拠)ゼロ校正

(H) ケーブル接続中継端子箱WTB10 を使用時、検出器と変換器の距離は最大 50m

溶存酸素計の機能の特長出力信号FLXA202 には、記録、表示、制御用に 4~ 20mA出力が 1点あります。測定パラメータは、以下から選択します。濃度、温度または 2つの検出器の演算値さらに、以下の出力機能も設定することができます。•ホールド機能-出力信号を直前の測定値または固定値に保持(ホールド)する機能•バーンアウト機能-故障時にバーンアップ(22.0mA)やバーンダウン信号(3.6mA)を出力する機能

SENCOM SA の仕様第 1入力で -S5(SENCOMSA)を選択の場合、デジタル通信機能を備えた SA11SENCOMスマートアダプタと組み合わせて測定を行います。SA11 に関しては、GS12A01F00-01JA を参照してください。

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形名およびコード形 名 基本コード 付加コード 仕 様

FLXA202 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ 2 線式液分析計電源 -D ・・・・・・・・・ 常に -Dハウジング(*1)

-B-C-D

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

アルミニウム合金鋳物+ウレタン塗装アルミニウム合金鋳物+エポキシ塗装アルミニウム合金鋳物+重防食塗装

表示器 (*2) -D ・・・・・・・・・ 反射防止タイプ LCDタイプ (*3) -AJ

-AB-AD-AG-AQ-AR-CB-CD-CF-CG-CH-CQ-CR-DB-DD-DE

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一般(日本国内推奨、規格マークなし)(*14)一般(CE、RCM)一般(CSA)一般(KC)一般(EAC、PAマーク付)一般(EAC)本安(ATEX、IECEx)本安(FM、CSA)(*4)本安(TIIS)本安(KOSHA)(*5)本安(NEPSI)本安(EAC、PAマーク付)本安(EAC)Typen 防爆(ATEX、IECEx)NI 防爆(FM、CSA)Typen 防爆(CSA)

第 1 入力 -P1-C1-C5-D1-S5

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

pH/ORP(*6)導電率(SC)(*6)電磁導電率(ISC)溶存酸素(DO)SENCOMSA(SSA)(*7)

第 2 入力 (*8) -NN-P1-C1-D1

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なしpH/ORP(*6)導電率(SC)(*6)溶存酸素(DO)

出力 -A ・・・・・・・・・ 4 ~ 20mA + HART― -N ・・・・・・・・・ 常に -N言語セット (*9) -LA ・・・・・・・・・ 日本語および他 11 言語使用地域 (*10) -N

-J・・・・・・・・・・・・・・・・・・

日本以外日本

― -NN ・・・・・・・・・ 常に -NN付加仕様 取付金具

フード

タグプレートコンジット工事用アダプタ (*12)

計量法検定

/UM/U/PM/H6/H7/H8/SCT/CB4/CD4/CF4/CB5/CD5/CF5/K

汎用取付金具セット(ステンレス製)(*11)パイプ、壁取付金具(ステンレス製)パネル取付金具(ステンレス製)日除けフード(ステンレス製)日除けフード(ステンレス製+ウレタン塗装)日除けフード(ステンレス製+エポキシ塗装)ステンレスタグプレートG1/2 × 3 個1/2NPT × 3 個M20 × 1.5 × 3 個G1/2 × 3 個 (Typen 用)1/2NPT × 3 個 (Typen 用)M20 × 1.5 × 3 個 (Typen 用)計量法検定付(*13)

*1: ウレタン塗装は耐酸性用、エポキシ塗装は耐アルカリ性用です。重防食塗装はウレタン塗装とエポキシ塗装の両方を行ってます。*2: "-CF" はアンチリフレクション処理です。その他のタイプはアンチグレア処理です。*3: タイプ "-C*" は本質安全防爆 (ここでは本安と記載 )に対応しています。また、NI 防爆はノンインセンティブ防爆の略です。 防爆規格の詳細については、GS12A01A03-01E を参照ください。*4: タイプ "-CD" は FM、CSAの本質安全防爆ですが、ノンインセンディブでの使用も可能です。*5: 英語の取扱説明書の代わりに韓国語の取扱説明書が付属されます。*6: アナログ検出器によるpH/ORPまたは SC測定となります。*7: SENCOMSA は、デジタル検出器(SA11SENCOMスマートアダプタと専用検出器を組み合わせた、pH計または導電率計)を接

続できます。第 1入力に、SENCOMSA を選択した時、1本の検出器を接続できます。BA11ジャンクションボックスを使用したマルチ接続はできません。

*8: 第 2入力を選択するときは、第 1入力と同じ測定対象を選択してください。例えば、第 1入力が "-P1" のときには、第 2入力は "-P1" のみ選択可能です。

*9: 表示器で使用する言語です。画面上で選択できます。一台の機器に日本語と他 11言語 (イタリア語、英語、韓国語、スペイン語、中国語、チェコ語、ドイツ語、フランス語、ポーランド語、ポルトガル語、ロシア語 )を用意しています。

*10:日本国内で使用する場合、計量法にあった仕様にする必要があります。必ず "-J" を選択してください。使用する単位が SI 単位のみとなります。

*11:汎用取付金具セットには、パイプ、壁取付金具 (/U) とパネル取付金具 (/PM) が含まれます。

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*12: "/CB5"、"/CD5"、"/CF5" はタイプ "-DB"、"-DE" 専用です。"-DB"、"-DE" と、"/CB4”、"/CD4”、"/CF4” との組合せはできません。"/CB4"、"/CD4"、"/CF4" は、他のタイプ("-DB"、"-DE" 以外)で使用することができます。

*13:日本の計量法検定付はpH測定 (第 1入力 )のみが対象です。出力信号は 4~ 20mAのみ対象で、HART通信の測定値信号は対象となりません。製品の組み合わせコードとしては、次のようになります。 FLXA202-D-[ ハウジングのコード ]-D-AJ-P1-NN-A-N-LA-J-NN/[/K 以外の付加仕様 ]/K

*14:日本国内向けは "-AJ" を推奨します。

外形寸法図

165

137

80

165146 9

80

137

4-M6 深さ5

電源引き込み口

検出器2ケーブル引き込み口検出器1ケーブル引き込み口

FB4-202_01.ai

単位:mm

40

(検出器2本の場合のみ)

/CB4  /CD4  /CF4 コンジット工事用アダプタ

コンジット工事用アダプタ

49

G1/2 めねじ(/CB4)1/2NPT めねじ(/CD4)M20x1.5 (/CF4)

約55ゴムパッキン

単位:mmナット

F0204.ai

押え爪

ケース

/CB5  /CD5  /CF5 コンジット工事用アダプタ

コンジット工事用アダプタ

G1/2 めねじ(/CB4)1/2NPT めねじ(/CD4)M20x1.5 (/CF4)

約55ゴムパッキン

単位:mmナット

Conduit_Adapter_02.ai

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注: 取付金具の汎用取付セット(/UM)にはパイプ、壁取付金具(/U)とパネル取付金具(/PM)が含まれます。

/PM  /UM パネル取付金具

2-M5 長さ35

185

178

100

195

121

パネル厚さ

1~12

連続パネルカット寸法

4-M6 *

138+10

138

+1 0

FB4-202_02.ai

単位:mm

*:4本のねじの締め付けトルクは2 N·mです。

/U  /UM 壁取付金具

165 168

13

10070

165

234.

5

200

5015

壁取付け穴3-ø10穴

4-M6 *

FB4-202_03.ai

単位:mm

*:4本のねじの締め付けトルクは2 N·mです。

注:壁取付の場合は、8kg の質量に耐える壁に取り付けてください。

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/U  /UM パイプ取付金具

155

100

200

5018

4.5

165

(209)

パイプ水平方向 パイプ垂直方向

パイプ50A

M8 U-ボルト

4-M6 *

FB4-202_04.ai

単位:mm

*:4本のねじの締め付けトルクは2 N·mです。

/H6  /H7  /H8 ステンレス製日除けフード184

220

(70)(100)

9165

165

7257

(50)

199

FB4-202_05.ai

単位:mm

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配線例・端子割付

*2

*7

*7

*3

(*3)

(*3)

*4

*5

*6

*6

An n n n n n n n n

n n n n n n n n n

+

+

– CMN CMNB

CD

FH

ba

dc

fe

L N

A+

–+

–B

1+

–2

FH

L N

*1: 外径6~12mmの2芯シールドケーブルを必ずご使用ください。 FLXA202の動作最低電圧が得られることに注意してください。*2: FLXA202側で必ずD種接地(接地抵抗100Ω以下)をしてください。*3: ディストリビュータに接続します。*4: 端子の数や番号は測定対象により異なります。下のモジュール図を参照してください。*5: モジュールは2つ(同一測定対象)付けられます。*6: 中継端子箱はFLXA202を検出器より離して設置する場合のみ使用されます。(一般的には不要です。) SA11 SENCOMスマートアダプタとの組み合わせは、WTB10を使うことはできません。*7: PH201G、SDBTディストリビュータの出力1と出力2は同じ出力信号です。

電源

出力1(1-5V DC)

20~130V DCまたは80~138V AC、47~63Hz

電源20~130V DCまたは80~138V AC、47~63Hz

HOLD WASHFAILホールド 洗浄

異常

出力2(1-5V DC)

出力1(1-5V DC)

出力2(1-5V DC)

*1

PH201G(スタイルB)ディストリビュータの場合

WTB10中継端子箱

SDBTディストリビュータの場合

FLXA202

検出器

WTB10中継端子箱

検出器

161519171318141211

PH

NC1817141315161211

DO

15161417131211

ISC

NC161514131211

SC

PHモジュール

SCモジュール

8786NC8483NCNC

SSASSAモジュール(SENCOM SA)

ISCモジュール

DOモジュール

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付録 TIIS 本質安全防爆形 FLXA202 の防爆要件• FLXA202 は以下のように構成して使用する。

FLXA202

測定モジュール1

センサ1

センサ2

センサ接続回路1

測定モジュール2

センサ接続回路2

電源回路(TM1)

安全保持器

*1: 測定モジュール2は搭載されない場合があります。*2: センサ接続回路1と2はそれぞれ独立した本安回路です。*3: センサ接続回路1と2の端子は、下記のとおりです。 pH/ORPモジュールの場合: 11-19 SCモジュールの場合: 11-16 ISCモジュールの場合: 11-17*4:中継端子箱は使用できません。

+

-

+

-

危険場所 非危険場所

*3

*3*4

*4 *1, *2

• FLXA202 は、周囲温度:-20 ~ 55で使用する。

・FLXA202 と接続して使用する安全保持器は、安全保持器だけで型式検定に合格したもので、以下の条件を満足したものとする。(1)安全保持定格 本安回路最大電圧 30V 以下 本安回路最大電流 100mA 以下 本安回路最大電力 0.75W 以下 内部キャパシタンス (Ci) 13nF 内部インダクタンス (Li) 無視できる値(2)性能区分およびグループ 性能区分 ia グループ IIC(3)安全保持器の本安回路許容インダクタンス(Lo)及び本安回路許容キャパシタンス(Co)と、本安回路外部配線のインダクタンス(Lc)及びキャパシタンス(Cc)との関係

Lo≧Li+Lc Co≧Ci+Cc

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・FLXA202 と接続して使用するセンサは、センサのみで型式検定に合格したもので、以下の条件を満たしたものとする。モジュールが 2つ搭載される場合、それぞれ接続されるセンサに下記の条件が適用される。(1)安全保持定格

品名(上段)と接続するセンサ(下段)PH 計 導電率計 電磁導電率計

pH/ORP 測定 導電率 (SC) 測定 電磁導電率 (ISC) 測定本安回路許容電圧(Ui) 11.76V 以上本安回路許容電流(Ii) 116.5mA 以上 60.6mA 以上本安回路許容電力(Pi) 0.3424W 以上 0.178W 以上

本安回路許容キャパシタンス(Co) 100nF本安回路許容インダクタンス(Lo) 1.7mH 8mH

(2)性能区分及びグループ 性能区分 ia、ib または ic グループ IIA、IIB、または IIC(3)本安回路許容インダクタンス(Lo)及び本安回路許容キャパシタンス(Co)と、センサの本安回路内部インダクタンス(Li)、本安回路内部キャパシタンス(Ci)との関係

Lo-Lc≧Li Co-Cc≧Ci

・外部配線方法に関する注意事項本安機器、本安関連機器及びそれらを接続する配線は、電磁結合又は静電結合により、本安回路の本質安全防爆性能を損なうような電流及び電圧が、当該本安回路に誘起されないように配置すること。

・衝撃または摩擦による発火の危険の回避に関する注意事項FLXA202 の容器はアルミニウムを含有しているので、特別危険箇所に設置する場合は、いかなる場合にも衝撃または摩擦による火花によって発火源とならないように設置すること。また、FLXA202 の容器に火花が発生するような衝撃を与えないこと。

・静電気に関する注意事項FLXA202 のディスプレイウィンドウから FLXA202 を操作する場合や FLXA202 の筐体に触れる場合は、静電気放電による点火を防ぐために、機器および人体の除電後に作業を行うこと。また、FLXA202 の表面を乾いた布でこするなどの静電気を発生させる行いはしないこと。

TIIS 本質安全防爆形 FLXA202 と組み合わせ可能な検出器現在、組み合わせ可能な横河電機製検出器の形名は下記の通りです。また、それぞれの検出器で FLXA202 と組み合わせ専用の TIIS 本質安全防爆仕様があります。TIIS 本質安全防爆形 FLXA202 には必ずこの仕様の検出器を組み合わせる必要があります。pH測定 PH8EFP(「構造」のコード:-T) PH8ERP(「構造」のコード:-T) PH8EHP(「構造」のコード:-T)ORP 測定 OR8EFG(「指示電極および構造」のコード:-AWあるいは –PW) OR8ERG(「指示電極および構造」のコード:-AWあるいは –PW)導電率 (SC) 測定 SC4AJ(「材質および構造」のコード:-V あるいは –W) SC210G(「測定範囲」のコード:-V あるいは –W)電磁導電率 (ISC) 測定 ISC40SJ(「形状」のコード:-TW)

なお、上記の FLXA202 との組み合わせ専用の TIIS 本質安全防爆仕様コードの検出器は、FLXA202 以外の TIIS本質安全防爆形の伝送器(PH202SJ、SC202SJ など)とは、防爆規格上組み合わせることはできません。

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FLXA202 2 線式液分析計御引合仕様書横河電機の FLXA2022 線式液分析計のお引合いをいただき、誠にありがとうございます。該当する内にチェック()を入れて指定、   部分は記入して御照会くださいますようお願いいたします。

1. 一般事項御社名:                    御担当者:           御所属:           (TEL:          )プラント名:                  測定箇所:                   使用目的: 指示 記録 警報 制御

2. 測定条件(1)液温:     ~       、通常      [](2)液圧:     ~       、通常      [kPa](3)流量:     ~       、通常      [L/min](4)流速:     ~       、通常      [m/s](5)スラリーまたは汚れ成分: 無 有(6)測定液名称:                (7)測定液成分:                (8)その他:                  

3. 設置場所(1)周囲温度:     ~     [](2)設置場所: 屋外 屋内          非危険場所 危険場所(防爆仕様         )(3)その他:                  

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4. 御要求仕様 第 1 入力 pH/ORP 計 導電率計 電磁導電率計 溶存酸素計 SENCOMSA(SSA) 第 2 入力 あり(第 1入力と同じ) なし

4.1 pH/ORP 計(アナログ検出器)

第 1 入力(1)測定範囲: pH0 ~ 14  ORP    ~    mV         (2)伝送出力: 4 ~ 20mADC  pH ORP 温度(3)構成機器の選択: 検出器 ホルダ 変換器 洗浄システム 中継端子箱 アクセサリ(4)検出器ケーブル長: 3m  5m  7m  10m  15m  20m    m(5)検出器使用圧力: 10kPa 以下  10kPa 以上(6)ホルダ: 投込み形 潜漬形 流通形 引き上げ形 傾斜形フロートホルダ(7)洗浄方式: なし 超音波洗浄 ジェット洗浄 ブラシ洗浄(8)測定液温度: -5 ~ 105  -5 ~ 100  -5 ~ 80(9)その他:                   

第 2 入力(1)測定範囲: pH0 ~ 14  ORP    ~    mV         (2)伝送出力: 4 ~ 20mADC  pH ORP 温度(3)構成機器の選択: 検出器 ホルダ 変換器 洗浄システム 中継端子箱 アクセサリ(4)検出器ケーブル長: 3m  5m  7m  10m  15m  20m    m(5)検出器使用圧力: 10kPa 以下  10kPa 以上(6)ホルダ: 投込み形 潜漬形 流通形 引き上げ形 傾斜形フロートホルダ(7)洗浄方式: なし 超音波洗浄 ジェット洗浄 ブラシ洗浄(8)測定液温度: -5 ~ 105  -5 ~ 100  -5 ~ 80(9)その他:                   

4.2 導電率計(アナログ検出器)

第 1 入力(1)測定範囲:                              (2)出力信号: 4 ~ 20mADC(3)検出器: SC4AJ 2 電極式(0.02cm-1)  2電極式(0.1cm-1) SC8SG 2 電極式(0.01cm-1)  2電極式(10cm-1)  4電極式(10cm-1) SC210G 2 電極式(0.05cm-1)  2電極式(5cm-1)(4)検出器の取付方法: SC4AJ アダプタ取付 溶接ソケット取付 溶接クランプ取付 SC8SG ねじ込み式 流通形 SC210Gねじ込み式 フランジ取付 流通形 ゲートバルブ付(5)検出器ケーブル長: SC4AJ 3m  5m  10m  20m SC8SG 5.5m  10m 20m SC210G 3m  5m  10m  15m  20m(6)その他:                   

第 2 入力(1)測定範囲:                              (2)出力信号: 4 ~ 20mADC(3)検出器: SC4AJ 2 電極式(0.02cm-1)  2電極式(0.1cm-1) SC8SG 2 電極式(0.01cm-1)  2電極式(10cm-1)  4電極式(10cm-1) SC210G 2 電極式(0.05cm-1)  2電極式(5cm-1)

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(4)検出器の取付方法: SC4AJ アダプタ取付 溶接ソケット取付 溶接クランプ取付 SC8SG ねじ込み式 流通形 SC210Gねじ込み式 フランジ取付 流通形 ゲートバルブ付(5)検出器ケーブル長: SC4AJ 3m  5m  10m  20m SC8SG 5.5m  10m 20m SC210G 3m  5m  10m  15m  20m(6)その他:                   

4.3 電磁導電率計(1)測定範囲:                             (2)出力信号: 4 ~ 20mADC(3)構成機器の選択: ISC40GJ/SJ 検出器 ホルダ 変換器  BA20 中継端子箱 WF10J 延長ケーブル(4)検出器の取付方法:  ISC40FDJ 潜漬形ホルダ  ISC40FFJ 流通形ホルダ  ISC40FSJ 直接挿入アダプタ(5)ISC40GJ/SJ 検出器ケーブル長:  5m  10m  15m  20m(6)WF10J 延長ケーブル長:  5m  10m  20m  30m  40m(7)その他:                   

4.4 溶存酸素計

第 1 入力(1)測定範囲: 0~ 50mg/L          (2)伝送出力: 4 ~ 20mADC(3)構成機器の選択: 検出器 ホルダ 変換器 洗浄補器 中継端子箱 保守部品セット キャリブレーションセット(4)検出器ケーブル長: 3m  5m  10m  15m  20m(5)ホルダの種類: 投込み形 潜漬形 引き上げ形 傾斜形フロート 垂直形フロート(6)洗浄方式: なし ジェット洗浄(7)その他:                   

第 2 入力(1)測定範囲: 0~ 50mg/L          (2)伝送出力: 4 ~ 20mADC(3)構成機器の選択: 検出器 ホルダ 変換器 洗浄補器 中継端子箱 保守部品セット キャリブレーションセット(4)検出器ケーブル長: 3m  5m  10m  15m  20m(5)ホルダの種類: 投込み形 潜漬形 引き上げ形 傾斜形フロート 垂直形フロート(6)洗浄方式: なし ジェット洗浄(7)その他:                   

4.5 pH/ORP 計(デジタル検出器)(1)測定範囲: pH0 ~ 14  ORP    ~    mV         (2)伝送出力: 4 ~ 20mADC  pH ORP 温度(3)構成機器の選択: 検出器 ホルダ 変換器 洗浄システム アクセサリ(4)検出器ケーブル長: 3m  5m  10m  20m  30m(5)検出器使用圧力: 10kPa 以下  10kPa 以上(6)ホルダ: 潜漬形 流通形(7)洗浄方式: なし ジェット洗浄(8)測定液温度: -5 ~ 105  -5 ~ 100  -5 ~ 80(9)その他:                   

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記載内容はお断りなく変更することがありますのでご了承ください。

4.6 導電率計(デジタル検出器)(1)測定範囲:                              (2)出力信号: 4 ~ 20mADC(3)検出器: SC4AJ 2 電極式(0.02cm-1)  2電極式(0.1cm-1) SC8SG 2 電極式(0.01cm-1)  4電極式(10cm-1)(4)検出器の取付方法: SC4AJ アダプタ取付 溶接ソケット取付 溶接クランプ取付 SC8SG ねじ込み式 流通形(5)検出器ケーブル長: SC4AJ 3m  5m  10m  20m  30m SC8SG 3m  5m  10m  20m  30m(6)その他:                   

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