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IBMの100年
IBMの敗訴決定!!
勘定系システムの開発失敗を巡り、スルガ銀行が日本IBMに115億8000万円の支払いを求めた裁判で、東京地方裁判所は2012年3月29日、日本IBMに74億1366万6128円の支払いを命じる判決を言い渡した。
IBMは窮鼠に噛まれたのだ
IBMはBIG BLUEと呼ばれるIT界の巨人
IBM は誰でも知っている!?
創業100年の老舗
文字通り20世紀の世界の
コンピューター業界をリードして来た
1911年創設以来NYに本拠を
コンピューターと云えば、誰しもがIBMを思い浮かべる。
シリコンバレーの成り上がりヴェンチャーとは違う存在である。
メインフレームでもPCでも業界一位の座を誇って来たが、王者の名は過去のものとなった!?
タイタニックが沈んだのが1912年
当時の日本は明治44年・・・
日本はこんな風に映っていた?
1911年6月米国の事務機メーカー
Hollerith‘s Tabulating Machine Company、
Computing Scale Company of America、
International Time Recording Company
の3社が合併し、
C-T-R(Computing- Tabulating- Recording
Company/コンピューティング・タブレイ
ティング・レコーディング)社が設立された。
これがIBMの前身である。
最初は秤、タイムレコーダー等のメーカーだった
主体はホレリスの作表機だった
パンチカードによる統計作表機
19世紀からの大移民流入にヒットした
国勢調査に圧倒的強みを発揮
これが当時の最新鋭機械だった
NCRから迎えられたCEO
トマス・ワトソン
1921年社名をIBMに変更
彼の提唱した社是は今も生きている
1921年IBMに社名変更
1914年オーストラリア
1917年ブラジル
1928年中国
と次々に進出を果たし、文字通り国際的企業となった
戦後コンピューターメーカーとなる
1955年頃から商用のトランジスタコンピュータがいくつか発売されていたが、1959年のIBM 1401は1400シリーズ、IBM 7090は7000シリーズとして大ヒットし、この時点でコンピュータが第2世代になったとされる。 なお、IBMは、パンチカードシステムでトップシェアをもっていたため、コンピュータへの参入はむしろ遅れたのだが、参入すると急速に発展し、1956年にはトップになっていた。それが、1959のIBM 7070 と IBM 1401 により、その地位を確立したのである。
2代目社長としてのワトソンJR.が
IBMをコンピューターの会社にした
IBM360は社運を賭けたコンピューター
System/360は、IBM をメインフレームの巨人メーカーへと育て上げた。当時のメインフレーム市場における IBM の強さを「白雪姫と7人の小人」とたとえているものもある。1967年頃には、大型コンピュータにおける米国メーカーの出荷高の7割以上を IBM が占め、他社を圧倒してメインフレーム市場をほぼ独占する。他の7社は、UNIVAC、Honeywell、GE、CDC、RCA、NCR、バロースで、数%ずつのシェアを分け合った。
コンピューター業界は
白雪姫と7人の小人に例えられた
メイン・フレームの王座を握る
IBM 360
業界の覇権を握ったIBM1400
コンピューターとは・・・こんなもの
2012年
IBM SEQUOIAが世界最速
1980年代はPCの時代となった
1981年8月12日、IBM5150を発表。
価格は$1,565
パソコン時代の幕開けです!
IBM/PCは主役の座に
ハードウェア仕様のオープン化やマイクロソフトとの協調、加えて何よりも大きい同社のブランド力でビジネス市場で大成功を収めた。
オープンアーキテクチャーによりIBM PC互換機市場は急速に拡大して行った。
IBM PC/AT
1980年IBM参入以前のPCシェアー
IBMはPC世界でも覇権を握った
やがてDOS/VがPCの主役に・・・
1995年以降になると
マイクロソフトによる互換機がIBMを完全に撃破
以後IBMパソコンの時代は終焉に向かう
2002年IBMはPC部門を
中国のLENOVOに売却
2004年12月8日 - パーソナルコンピュータ事業部門 (Personal Computing Division) を中国の聯想集団有限公司 (Lenovo Group Limited、レノボ)に売却すると発表。
売却価格は6億ドルで、2005年3月に対米外国投資委員会が承認したことで2005年5月に取引が成立した。IBMはLenovoに19%出資し、Lenovoはニューヨーク州に本部を移転して経営陣にIBMの役員も迎えた。Lenovoは5年間、IBMの商標を使用する権利を有する。結果としてIBMの最も成功した製品のひとつであるThinkPadシリーズを引き継ぐこととなった。その後Lenovoの業績が買収前と比べて良くなってきたため2008年の北京オリンピックを前にIBMの商標使用を廃止した。
IBMの業容はハードからソフトへ・・・
ハードウェア部門を次々に売却
1991年3月27日 - タイプライター事業部門をレックスマーク・インターナショナル・インコーポレイテッド(Lexmark International, Inc.)としてスピンオフ。
2002年12月31日 - ハードディスクドライブ事業部門を日本の株式会社日立製作所に売却。
2004年12月8日 - パーソナルコンピュータ事業部門 (Personal Computing Division) を中国の聯想集団有限公司 (Lenovo Group Limited、レノボ)に売却すると発表。
1991年タイプライター事業部門
2002年ハードディスクドライブ事業部門
2004年パーソナルコンピューター事業部門
メインフレーム部門は健在!
この間IBMの業績は減ってはいない
IBMは、その後の盛衰はあれど一貫して業界をリードし続け、2010年2月時
点では経営コンサルティングからITサービス・ビジネスソリューション、HWおよびS
Wの開発・提供までを展開し、
IT業界の盟主的存在として君臨している。
日本IBMも1兆円企業ではなくなったが
するが銀行との訴訟には負けたのだ
大魔神に挑む蟷螂??
VS
IBMにとってはこの程度???