http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/9/9e/Flag_of_Japan.svg

Ibrahim氏

コートジ内戦

（新ワタラＶＳ旧バクボ）2010年秋～2011年春 カカオ豆輸出停止！！

カカオ豆の農薬問題

中小企業だからこそ、

未開拓な産地で事業を開始し、長期的に取り組

める

カカオ事業のプレスリリース

シエラレオネの歴史・背景

新規事業はいつやるのか！！ 『今でしょっ！』 内心）やばい、、、、 本当にシエラまで来てしまった。。 結果を出さなければ！！

Republic of Sierra Leone 概 要

• 国名：シエラレオネ共和国（首都：フリータウン） アーネスト コロマ大統領

• 面積：71,740㎢ （北海道程の面積） ・ 人口約600万人

• 1961年イギリス連邦の一部として独立

経 済

１、主要産業 鉱業（ダイヤモンド他）、 農業（コーヒー、ココア）

２、GNI 17.8億米ドル（2008年 世銀）/ガーナ157億米 ３、GNI 一人当たり：320米ドル/ガーナ670米ドル

４、経済成長（実質）：4.0％（2009年推定、EIU) ５、物価上昇率：12.2％（同上）

６、総貿易額：輸出231百万ドル 輸入429百万ドル

７、主要貿易品目

輸出 ダイヤモンド、金紅石、ボーキサイト

輸入 石油、米

８、主要貿易相手国 輸出：ベルギー、米、蘭、加

輸入：中国、コートジボアール、米、ブラジル

９、通貨；レオン

１０、為替レート：1米ドル＝4,000レオン

１１、対日貿易貿易額；対日輸出4億（非金属鉱物製品等） 、 対日輸入22億（乗用車、貨物自動車）

日本からの直接投資 ：進出企業：０

１２；日本の援助実績：（2008年まで実績合計）

①円借款20億円②無償資金145億③技術支援25億(JICA実績ベース)

Ibrahim氏

経営資源の限られている中小企業にとって、開発輸入実証事業に採択されることで活用できるリソースが多い。 １、カネ・・・・・出張旅費、専門家派遣、研修員招聘などの経費負担 2、モノ・・・・・ＪＥＴＲＯ、ＪＩＣＡの現地支店からの後方支援 必要な情報の調査、提供 3、ヒト・・・・・・事業遂行に当たり必要な専門家、経験者などの紹介

1年目 ～実証ポイントの設定～

1.シエラレオネ産カカオ豆の生産実績を把握し、加工技術指導計画を策定し、日本市場ニーズに適う加工

が出来ることを実証する

2.シエラレオネにおけるカカオ豆の輸送方法の現状分析を行い、日本及び加工地（ガーナ）への輸送経路

が確立出来るかを実証する。

3.品質・価格の両面からのモニタリング評価を収集し、対日市場へのアプローチ方法を複数策定し、シエラ

レオネ産カカオ豆がガーナ産カカオ豆の代替え品として日本市場に受け入れられるか実証する

・実際にシエラに2回訪問してのシエラのカカオ産業全体の調査・分析 ・カウンターパートナー候補数社の現状調査→カウンターパートの決定 ・カウンターパートナーが抱える課題の洗い出し、改善方法の策定 ・プロジェクト全体の範囲の理解と弊社の役割を決定

1年目 ～現地 市場調査・分析フェーズ～

アクションプランの設定

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

Côte

d'Ivoire

Ghana Nigeria Sierra

Leone

%

Freight, insurance and

miscellaneous

Government and institutions

Scale inspection and

phytosanitary

Crop Finance

Grading and sealing, check

sampling and disinfestation cost

Storage and shipping cost

Exporter's Haulier's Cost to Port

Buyer's Margin Traitants/Coops

Producer Price

国際取引価格 ±0 ＋200￡ ＋100￡ －200￡

農家販売価格

仲買業者のマージン

企画段階のポイント！事業の骨子となる課題認識は、定量・定性的に分析する

小規模農家から輸出港までの物流機能が産業として確立していなく、個別の仲買業者のマージンが高い。 シエラレオネ産の品質が悪く、国際取引価格が他国より低い為、生産者の収入額はかなり少ない。

⇒シエラカカオ産業の正しい現状分析を行い、日本市場への輸送経路が成り立つかどうかを実証 （1年目実証①）

企画段階のポイント！！外部の客観資料と自分の目の両方で比較検証する

シエラレオネの輸出産業における主要な収入源はダイヤモンド。 農業分野では現在カカオが最も大きく、近年伸びており、そして最も可能性のある分野である。 それでも世界のカカオ産業において認知度は低く、本のチョコレート産業においては認知度ゼロという状況

国としてもカカオの生産量の拡大と収入の増加は重点項目。 但し、生産を増やした際には安定した販売先が必要になる。日本で市場を開拓出来ないか。

Period Diamonds

Bauxit

e

Rutile &

Ilmenite Gold Coffee Cocoa

Piassav

a

Fish and

Shrimps Tobacco Others Total

1994 25,557 16,440 58,808 741 2,650 2,877 95 1,012 1,584 3,581 113,345

1995 22,002 0 0 38 4,458 2,190 118 1,824 1,518 7,246 39,394

1996 28,307 714 2,287 168 1,418 2,475 99 1,842 1,164 6,642 45,116

1997 7,554 1,426 0 0 2,024 2,041 23 1,080 288 2,190 16,626

1998 1,785 0 0 6 1,055 1,455 144 78 132 1,562 6,216

1999 1,245 0 1,320 0 730 569 72 0 7 533 4,475

2000 10,067 0 0 0 639 302 18 8 3 1,005 12,042

2001 26,273 0 0 1 23 266 8 16 0 1,740 28,327

2002 41,732 0 0 0 272 1,219 26 22 0 3,090 46,362

2003 76,666 0 0 0 40 2,573 3 23 0 4,650 83,954

2004 126,330 0 0 162 53 5,260 2 24 0 4,056 135,887

2005 142,202

0 0 264 504 5,659

0 76 0 3,168 151,873

Source: Bank of SL

Value of Exports, 1994-2005 (thousand US dollars)

Kayeigroma Company Limited（KCL) Kenema州：Munafa生産者組合

ガーナの農園

Kayeigroma Company Limited（KCL) Kenema州：Munafa生産者組合

ガーナの農園

Kayeigroma Company Limited（KCL) Kenema州：Munafa生産者組合

ガーナの農園

Kayeigroma Company Limited（KCL) Kenema州：Munafa生産者組合

ガーナの農園

≪FreeTown港倉庫≫ ≪Kailahun地区倉庫≫ ≪Kono地区倉庫≫

全て6％以下という結果であった。7%以下が業界基準

シエラ産カカオ

実測値 他社受入基準 マレーシア企業

他社受入基準 ガーナ企業

Beans Count/100g 94 110以下 100-120

水分値 5.95% ８％以下 7.5%以下

ＦＦＡ％ 0.55% 1.75％以下 １％以下

脂肪分 54.82－55.15％ 基準なし 52％以上

Ｐｈ 5.7 基準なし 5.2－5.6

Mould 1.67% ４％以下 5％以下

Slaty 4.33% 18%以下 6％以下

Purpule 15.33% 30%以下 45％以下

Waste 1.40% 3％以下 計8％以下

Insect&germinated 5.33% 2.5％以下

2年目 ～実証項目の設定～

①カウンターパートと協業し、港の周辺の物流機能を改善することで、 日本を含むアジア向けの販売チャンスが拡大できるか。 ②カカオ豆の品質を向上させる施策をとることで日本向けの顧客が評価する品質基準を達成することが出来るか。 ③日本基準を満たしていることを業界内でＰＲすることでシエラレオネ産カカオの認知度を向上させることが可能であるか。 ④シエラレオネ産カカオを原料として、日本において最終製品の製造及び販売が出来ることを実証する。また特徴のある産地とプロジェクトの背景をストーリーとして製品に添加することで、販売に良い影響があるか否か。 ⑤シエラレオネにて長期的視野に立ち、今後付加価値商品となるような新たな品種のカカオ豆を作付け、栽培していくことが出来るか否か

・品質改善の為の教育；シエラのカカオ生産者を連れてガーナへのスタディツアー ・日本市場の開拓：シエラより生産者等6名の研修員を日本へ招聘し、市場開拓の為のセミナーや見込み客訪問を実施 ・海外市場の開拓：欧州の販売パートナーをシエラに招待して、産地視察

2年目 ～事業プランの実行・アクションフェーズ～

1年目の成果報告、2年目の継続承認

アクションプランの設定

ガーナへのカカオ研修ツアー様子 ◆COCOA RESARCH INSTITUTE の苗木栽培所にて研修

◆KWAPA KOKO生産者組合（ガーナで有名なフェアトレード生産者組合）

我々も１５年前は皆さんと同じように、本当に小さな生産者組合に過ぎませんでした。。

◆KWAPA KOKO の組合員である優良農家を訪問し、勉強

シエラでも、この農園みたいに大切にカカオをケアするんだ！！ 皆が、地元に帰ったら、周りのメンバーに教えてあげるんだぞ！！

◆弊社が輸入代理店をしている加工工場CPI社に訪問し、工場見学を実施

◆工場見学後の質疑応答

国内での営業活動（品質評価）

第４回海外出張＠シエラレオネ 12月中旬 欧州販売チームと合流し品質確認

カカオ豆の中身を割って状況を確認

ＫＥＮＥＭＡ地区にて３つの生産者組合へ販売状況の説明、課題をヒアリング

フェアトレード・カカオ豆として販売を希望するのであれば欧州市場は重要な市場です。 フェアトレードプレミアムで、品質を上げる努力も必要ですよ。

ＪＩＣＡシエラレオネオフィスでの情報交換

日本へシエラレオネより6名を招聘 2月1日～2月9日 A社 様にて

フェアトレード・ラベル・ジャパン様の年次総会にゲスト講師で出席 カカオコンサルタントのＫｗａｂｅｎａ氏

Ｂ社様にて カカオ豆の品質について意見を聞く。

ジェトロ様と共催でシエラレオネ産カカオ＆チョコレートセミナーを開催

パネルディスカッションの様子

セミナーには多くの方のご出席を頂いた。

輸入開発企画実証事業の成果 まとめ

シーズン ＫＣＬ扱い数量 内、弊社扱い数量 弊社売上金額

2010-2011年 140トン $0

2011-2012年 389トン 37.7トン $87,675

2012-2013年 *確定

300トン 300トン $705,000

2012-2013年 *見込み

700トン 700トン $1,645,000

◆初年度全く関係のない関係から始まり、初年度から買付けを開始出来た。 ◆2年目は、日本への招聘等も通じ、一気に信頼関係が深まり、ＫＣＬ社の総販売代理店としての独占契約を締結するまでに至った。 ◆販売先は全て海外という現状況については冷静に分析をして取り組みたい。 ◆運転資金の確保、港湾倉庫の建設などの資金需要に対しては優先順位を決め、実行。

事業活用のメリット： 相手側からの信用担保

Kwabena氏（ガーナ人） カカオ専門家 プライベートセクター

JJ

JETRO加藤様

CMMU政府機関 （農業品質管理） 代表：Ibrahim氏

世界銀行 シエラオフィス 農業担当 Peter氏 （ガーナ人）

ＪＥＴＲＯが支援している事業です！！

世界銀行としても、 日本の政府機関の推薦する企業なら、安心だ。