(仮称)開智望中等教育学校 設立趣意書 ... ·...

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(仮称)開智望中等教育学校 設立趣意書概要(設置認可申請予定) 1.設立の概要 (1)世界の現状と教育 AI人工知能(ロボット)、情報などの急速な発達による社会の変化に対応した教育の必要性。 (2)教育の課題 自ら学ぶ意欲や、思考力、判断力、表現力などを学力の基本とした、グローバルな世界で通用 する「新しい学力観」 (3)新しい学校の必要性と3つの柱 ○急速にグローバル化する時代の要請や文部科学省の方針に応えるために・・・。 ○小学校卒業後の生徒の国際バカロレアの継続的な教育を保証するために・・・。 ①国際バカロレア(MYP・DP)の導入 ②小中高12年一貫教育(開智望小学校との一貫教育) ③意識の高い教師陣の育成と配置 2.小中高一貫校の基本的な考え方 (1)教育理念 世界の人々や文化を理解、尊敬し、平和で豊かな国際社会の実現に貢献できるリーダーの育成 (2)目指す生徒像「主体的に自分を創るために・・・」 ①学び 好奇心を持ち、自ら考え(Thinkers)、仮説を立て、探究し(Inquirers)、発信し、学びを通して 豊富な知識(knowledgeable)を習得し、学びの振り返り(Reflective)を通して、さらに成長 できる生徒 ②志 自分の夢を持ち、信念をもって(Principled)挑戦し(Challenger)、他者を思いやる気持ちを 持って(Caring)人のために行動できる生徒 ③社会性 智・徳・体をバランスよく学び(Balanced)、広い心を持ち(Open-minded)、生涯の友を見つ け、コミュニケーション力を身に付け(Communicators)、公正な判断を基に行動できる生徒 (3)教育方針「生徒が主体的、能動的、探究的に学べる自分を創るために・・・」 ○授業 教師の指導を基に、生徒が主体的に学び、活動し、探究し、発信し、振り返り、自己評価できる 授業の創造 ○行事 教師のアドバイスを基に、生徒の実行委員会が学校の理念や教育目標に則り、企画、準備、運営し、 主体的に活動する行事の創造 ○学校生活 「目指す生徒像」と「生きる」「学ぶ」「貢献する」「ルールとは」などの意味・意義を考え、 自分で考え、自分で決め、自分の責任で行動出来る学びの創造 (4)教育目標「国際社会に貢献できるリーダーになるために・・・」 ○得意を伸ばす 他者を理解し、認め、自己理解を通して自分の得意分野や独自性を見つけ伸ばす。 ○志を高く学ぶ 自分の目標を高く持ち、その志に向かい努力、実践する。 ○人のために行動する 人のため、社会のために学び、平和で豊かな社会の実現のために行動する。 (5)学びの重点(学びの要素①知識・智を学ぶ(Knowledge) ②概念・認識を通して学ぶ(Concept) ③意欲・態度を学び高める(Attitude) ④活動・行動を通して学ぶ(Activity) ⑤学びを通して能力や技能を身に付ける(Skill) 3.(仮称)開智望中等教育学校の教育課程 (8)国際バカロレアの認定スケジュール ○平成32(2020)年09月 MYP候補校の認定(予定) ○平成34(2022)年09月 DP候補校の認定(予定) ○平成34(2022)年10月 MYP認定校の認定(予定) ○平成35(2023)年03月 DP認定校の認定(予定) (1)基本方針 世界中の人々や文化を理解・尊重し、平和で豊かな国際社会の実現に貢献する人材を育成 するため、国際バカロレアの教育を取り入れた、児童・生徒一人ひとりの育ちと主体的な 学びにきめ細かく対応する、新しい小中高12年完全一貫校を構築する。 (2)教育の重点 【21世紀型の学びの推進】【学びの基となる知識教育の充実】 【21世紀型大学への進学指導の強化】【グローバル化に対応した英語教育の充実】 (3)学びの特色 ①授業の特色 ○対話型授業 生徒と教師が対話を通して疑問・課題を発見し考え、解決していく 参加型・双方向型授業 ○協働型授業 疑問・課題を提起し教師や生徒達がグループで考え、その疑問・課題を 解決するグループワーク型授業 ○プロジェクト型授業 大きな課題を、時間をかけて解決する学習(授業/学び) ②学習指導要領を準拠しつつ、IBの教育プログラムの学習方法で授業を実施する。 (学習指導要領と一致しないIB科目は教育課程特例校制度を活用) ③Eポートフォリオを導入し、一人ひとりの「学びのデータ」を蓄積、共有することで、 児童・生徒の「主体的な学び」と「将来の目標設定」に役立てる。 (4)MYPの学び(中等教育学校前期課程および後期課程(高1)) 日本の学習指導要領に基づく教育課程にMYPを加えた学びを行う。 ①包括的な学習 ②多文化理解 ③コミュニケーション (5)DPコース及びNDPコースの学び(中等教育学校後期課程(高2・高3)) ①DP (ディプロマプログラム)コース(DP資格取得・海外大学進学を目指す) ②NDP(NOZOMI・ディプロマプログラム)コース(国内大学進学を目指す) ※国際バカロレアのカリキュラムではない。 (6)大学進学に向けた進路指導 IB学習で創造力・発信力、問題解決力等を培い、進路をトータルコーディネイト <開智望小学校・(仮称)開智望中等教育学校と IB のカテゴリ> 開智望小学校 (仮称)開智望中等教育学校 1 年生 2 年生 3 年生 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 1 年生 2 年生 3 年生 PYP5 年) MYP5 年) DP 2 年) (6)学校設置計画 (仮称)開智望中等教育学校 茨城県つくばみらい市筒戸字諏訪3400番(小学校と同地) 開校年月日 平成32(2020)年4月1日 学則定員 720名(各学年120名 ※小学校と同じ) (7)入学者選抜および生徒募集 開智望小学校の卒業生を受け入れることとし、外部からの入学試験は転編入学時のみ 行うこととする。 学校名,教育内容,募集人員,募集開始時期, 入学者選抜方法等は,あくまで「予定」であり,変更 があり得ます。

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Page 1: (仮称)開智望中等教育学校 設立趣意書 ... · (仮称)開智望中等教育学校 設立趣意書概要(設置認可申請予定) 1.設立の概要 (1)世界の現状と教育

(仮称)開智望中等教育学校 設立趣意書概要(設置認可申請予定)

1.設立の概要

(1)世界の現状と教育 AI人工知能(ロボット)、情報などの急速な発達による社会の変化に対応した教育の必要性。

(2)教育の課題 自ら学ぶ意欲や、思考力、判断力、表現力などを学力の基本とした、グローバルな世界で通用 する「新しい学力観」

(3)新しい学校の必要性と3つの柱 ○急速にグローバル化する時代の要請や文部科学省の方針に応えるために・・・。 ○小学校卒業後の生徒の国際バカロレアの継続的な教育を保証するために・・・。

①国際バカロレア(MYP・DP)の導入 ②小中高12年一貫教育(開智望小学校との一貫教育) ③意識の高い教師陣の育成と配置

2.小中高一貫校の基本的な考え方

(1)教育理念 世界の人々や文化を理解、尊敬し、平和で豊かな国際社会の実現に貢献できるリーダーの育成

(2)目指す生徒像「主体的に自分を創るために・・・」 ①学び 好奇心を持ち、自ら考え(Thinkers)、仮説を立て、探究し(Inquirers)、発信し、学びを通して 豊富な知識(knowledgeable)を習得し、学びの振り返り(Reflective)を通して、さらに成長 できる生徒 ②志 自分の夢を持ち、信念をもって(Principled)挑戦し(Challenger)、他者を思いやる気持ちを 持って(Caring)人のために行動できる生徒 ③社会性 智・徳・体をバランスよく学び(Balanced)、広い心を持ち(Open-minded)、生涯の友を見つ け、コミュニケーション力を身に付け(Communicators)、公正な判断を基に行動できる生徒

(3)教育方針「生徒が主体的、能動的、探究的に学べる自分を創るために・・・」 ○授業 教師の指導を基に、生徒が主体的に学び、活動し、探究し、発信し、振り返り、自己評価できる 授業の創造

○行事 教師のアドバイスを基に、生徒の実行委員会が学校の理念や教育目標に則り、企画、準備、運営し、 主体的に活動する行事の創造

○学校生活 「目指す生徒像」と「生きる」「学ぶ」「貢献する」「ルールとは」などの意味・意義を考え、 自分で考え、自分で決め、自分の責任で行動出来る学びの創造

(4)教育目標「国際社会に貢献できるリーダーになるために・・・」 ○得意を伸ばす 他者を理解し、認め、自己理解を通して自分の得意分野や独自性を見つけ伸ばす。 ○志を高く学ぶ 自分の目標を高く持ち、その志に向かい努力、実践する。 ○人のために行動する 人のため、社会のために学び、平和で豊かな社会の実現のために行動する。

(5)学びの重点(学びの要素) ①知識・智を学ぶ(Knowledge) ②概念・認識を通して学ぶ(Concept)

③意欲・態度を学び高める(Attitude) ④活動・行動を通して学ぶ(Activity) ⑤学びを通して能力や技能を身に付ける(Skill)

3.(仮称)開智望中等教育学校の教育課程

(8)国際バカロレアの認定スケジュール ○平成32(2020)年09月 MYP候補校の認定(予定) ○平成34(2022)年09月 DP候補校の認定(予定) ○平成34(2022)年10月 MYP認定校の認定(予定) ○平成35(2023)年03月 DP認定校の認定(予定)

(1)基本方針 世界中の人々や文化を理解・尊重し、平和で豊かな国際社会の実現に貢献する人材を育成 するため、国際バカロレアの教育を取り入れた、児童・生徒一人ひとりの育ちと主体的な 学びにきめ細かく対応する、新しい小中高12年完全一貫校を構築する。

(2)教育の重点 【21世紀型の学びの推進】【学びの基となる知識教育の充実】 【21世紀型大学への進学指導の強化】【グローバル化に対応した英語教育の充実】

(3)学びの特色 ①授業の特色 ○対話型授業 生徒と教師が対話を通して疑問・課題を発見し考え、解決していく 参加型・双方向型授業 ○協働型授業 疑問・課題を提起し教師や生徒達がグループで考え、その疑問・課題を 解決するグループワーク型授業 ○プロジェクト型授業 大きな課題を、時間をかけて解決する学習(授業/学び) ②学習指導要領を準拠しつつ、IBの教育プログラムの学習方法で授業を実施する。 (学習指導要領と一致しないIB科目は教育課程特例校制度を活用) ③Eポートフォリオを導入し、一人ひとりの「学びのデータ」を蓄積、共有することで、 児童・生徒の「主体的な学び」と「将来の目標設定」に役立てる。

(4)MYPの学び(中等教育学校前期課程および後期課程(高1)) 日本の学習指導要領に基づく教育課程にMYPを加えた学びを行う。 ①包括的な学習 ②多文化理解 ③コミュニケーション

(5)DPコース及びNDPコースの学び(中等教育学校後期課程(高2・高3)) ①DP (ディプロマプログラム)コース(DP資格取得・海外大学進学を目指す) ②NDP(NOZOMI・ディプロマプログラム)コース(国内大学進学を目指す) ※国際バカロレアのカリキュラムではない。

(6)大学進学に向けた進路指導 IB学習で創造力・発信力、問題解決力等を培い、進路をトータルコーディネイト

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開智望小学校 (仮称)開智望中等教育学校

1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 6年生 1年生 2年生 3年生 1年生 2年生 3年生

PYP(5 年) MYP(5 年) DP(2 年)

(6)学校設置計画 名 称 (仮称)開智望中等教育学校 所 在 茨城県つくばみらい市筒戸字諏訪3400番(小学校と同地) 開校年月日 平成32(2020)年4月1日 学則定員 720名(各学年120名 ※小学校と同じ)

(7)入学者選抜および生徒募集 開智望小学校の卒業生を受け入れることとし、外部からの入学試験は転編入学時のみ 行うこととする。

学校名,教育内容,募集人員,募集開始時期, 入学者選抜方法等は,あくまで「予定」であり,変更があり得ます。