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国内でも数少ないヴィンテージバイクのイ

ベントFER

RO

MA

RI E

MO

NT

I (

以下フェロ

マリ)

は今年で5周年を迎え、千葉県は南房総、

金谷港に隣接する鋸山美術館を会場としたサイ

クリングイベントが11月9日、10日の2日間に

わたり開催された。

 「FER

RO

MA

RI E

MO

NT

I

」はイタリア語で

「スチール(Ferro

)、海(M

ari)

と山(e

Monti)

という意味で“スチール製の自転車に乗って、

海と山を越えよう”というコンセプトであり房

総半島の大自然を表現している。

 

イベントは田園風景と伝統を重んじるため、

エイドステーションには指定文化財の寺や道の

駅で秋の味覚や郷土料理を楽しめる。実行委員

長はモデルでスポーツジャーナリストのマルコ・

ファヴァロさん。コースクリエーターも務める。

 

9日はヴィンテージマルシェやメカニックサ

ービス、前夜祭が開催され、ヴィンテージバイ

クファンたちがこの日を待ちわびたと言わんば

かりに、愛車自慢から情報交換、このイベント

でしか会えない仲間たちと大いに盛り上がる。

また参加者は鋸山美術館に無料で入れるほか、

ジロ・デ・イタリアや60~70年代に活躍した偉

大なるレーサーたちの貴重なドキュメンタリー

上映会なども開催される。

 

ヴィンテージマルシェでは、パーツの販売の

みではなくウエアや雑貨、本なども並び、毎年

多くの参加者が目をぎらつかせ、お目当ての品

をホリ探る。

 

おかげさまで今年もリンプロジェクト出店の

他、ぼくは大会の公式写真係として参加させて

いただいた。

さぁいこう!金谷FERRO MARI E MONTI 2019

 

2019年9月9日、中部地方と関東地方を

襲った台風15号(令和元年台風第15号)の影響

で静岡県、神奈川県、そして千葉県全地域は甚

大な被害を受け、広い範囲で浸水、土砂崩れが

発生し多くの尊い命も奪われた。

 

会場となる南房総では強風による建物の倒壊、

長期間にわたる停電により11月開催のFER

RO

M

AR

I E M

ON

TI

は開催できない可能性があっ

たのだ。

 

しかし開催を断念することを考えていた実行

委員は、各地で自粛ムードが漂う中、開催が地

元のためになるかもしれないと思い、協力団体

や地元のボランティアとの話し合いの結果、実

行することを決意したのである。

これは FERRO MARI E MONTI 2019 の公式サイトに掲載された一文である。

2019 年 11 月 9 日(土)~ 10 日(日)

Day 1

Day 2

 「お願いします。自粛を自粛して、  房総半島へ遊びにお越しください」 

5 周年記念ショートコース全長~ 39kmエイドステーション (AS):1箇所金谷港→ Cafe GROVE →金谷港

ロングコース全長~ 100kmエイドステーション (AS):4 箇所金谷港→大山千枚田→みんなみの里→智蔵寺→勝善寺→金谷港

AS

金谷港

千葉県南房総

ASAS

AS

AS

11月9日(土)

5周年記念ショートコース初開催

1

フェッロ・マリ・エ・モンティ

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さて今回のフェロマリは5周年、さらには令

和元年を記念し、今までになかった初心者でも

気軽に参加できる40㎞のショートコースが追加

された。そして明治、大正、昭和、平成、令和、

5つの時代に製造された自転車も参加可能とな

った。

 

明治~昭和製造の自転車については、やはり

ここはヴィンテージバイクの祭典、クロモリバ

イクのみ参加が認められる。(昭和自転車は初期

のアルミフレームも可。)そして平成~令和製造

の自転車については自転車の車種問わず参加す

ることが可能となった。

 

ヴィンテージバイクやクロモリバイクを所有

していないが参加してみたいと思って人には大

変嬉しい内容だ。是非公式サイトにある「自転

車について」をご覧いただきたい。そこには年

代別にドレスコードがあり、平成~令和自転車

での服装はネオビンテージスタイルを推奨とし

ている。これはおそらくリンプロジェクトが提

案するスタイルのことだと想像するに難くない。

 

今回初めて開催されるショートコースの部

は9日に開催された。今まではミドルコース

(65㎞)とロングコース(100㎞)のみだっ

た為、ショートコースではご夫婦や女性の参

加者が多くみられた。 

 

本部テントで販売された、チャリティ缶バッ

チを購入し、サイクルキャップにつけ、実行委

員長のマルコさんを先頭に午前11時ショートコ

ースがスタートした。まずは富津市の方向へ東

京湾を眺めながら第一エイドステーションへと

向かう。ショートコースではバラバラで走るの

ではなく、皆で一緒にゆっくりと走る。初心者

や走行スピードに自信のない方でも問題なく走

行できるペースだ。

 

ほとんど登りもなく、金谷の景色を眺めなが

ら、とっておきの裏道を通り、古民家が集まる

私道のような細い道に入り込む。

 

本当にこんな奥まった所にエイドステーショ

ンが存在しているのだろうかと、少々不安に思

う参加者もいたはずだ。

 

ちょうど12時頃に第一エイドステーション

「Cafe GRO

VE

」へと到着し、木々に囲まれた

大きなテラスのあるカフェが突如目の前に現れ、

参加者は大変驚いていた。もちろん僕もである

が・・・。

 

木製のサイクルラックも設置されていることか

ら、サイクリストには有名なお店のようである。

それもそのはず。オーナーがサイクリストだった

のだ。お店のお母さんもデニムのベストに赤いシ

ョールを首に巻き、大変オシャレな佇まいである。

エキゾチックミナミボウソウだ。

 

サイクルラックにヴィンテージバイクをかける

と、カフェの外観により一層花が咲く。

サイクルキャップにつけたチャリティー缶バッチ。売上げはすべて寄付される。

ショートコースで南房総をアテンドするマルコさん。所々に台風の爪痕が残る。

パーツやウエア、様々なお宝が並ぶヴィンテージマルシェ。タンデムバイクで参加のご夫婦。タンデムバイクは愛だ。

 ランチ後の集合写真。木々に囲まれたサイクリストの秘密基地。上部枠: GROVE さんの和食ランチ。オシャレでヘルシー。おかわりもして大変満足!

2

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どれもこれも懐かしい味なのに、おばあちゃん家

で食べる薄い味ではなくしっかりとした味わいだ。

そして洋食器やエスニック風の木彫りの箸、さら

にお店の雰囲気がそうさせるのか和食なのに見た

目が新鮮なネオ和食であった。サイクリング時は

さっぱりとした食事を好む僕としては、最高のラ

ンチである。

 

次は「南房総といえば宮醤油」といわれるほど

有名な1834年創業の「宮醤油店」へと向かう。

GRO

VE

さんからほど近い場所にあり、比較的早

く到着した。

 

老舗の店舗は登録有形文化財に認定され、古き

良き時代の建物がそのままに鎮座していた。

しかしそれゆえ、台風15号の影響で店舗の屋根部

分が損壊し、勝手に改築工事をすることができず、

ブルーシートに覆われたままの状態になっていた。

 

ここでは先代の宮正蔵さんが同店の長い歴史か

ら、醤油作りに対する熱い思いを語ってくれた。

 

その後はマルコさんおすすめの南房総裏道コー

ス(途中林道風の所もあり)をぐるりと周り、15

時前に鋸山美術館へゴールした。

 ゴール後はフェロマリ公式宿「金泉館」にて、「伝

説の巨匠シリーズ:フェリチェ・ジモンディ」のド

キュメンタリー上映会も開催された。

 夜は毎年恒例の前夜祭だ。会場は鋸山美術館から

徒歩2分の「THE FISH

」である。

今年も南房総の魚介類とイタリアンを融合した色と

りどりの食材が並んでいる。

 前夜祭は参加者同士の交流の場でもあり、豪華賞

品が当たる抽選会や自転車雑誌の歴史などの講習会

も開催される。さらに今年は台風15号で被災した南

房総へ義援金を募るチャリティオークションも開催

された。南房総で活躍するソウルバンドやプロのサ

ックスプレーヤーが会場を盛り上げ、生音を聞きな

がら、まさに大人の時間を演出していた。

 

金谷港に隣接しているT

HE FISH

は、強風によ

りガラス張りの建物は粉々に

砕け、あらゆるものが吹き飛ばされてしまったよ

うだ。「さぁいこう!金谷」というテーマを掲げ、

復興までの道のりを記録した上映には大変心を打

たれ、気づけば涙を流していた。

 

前夜祭でT

HE FISH

や金泉館のオーナーと

直接お話させていただき、「フェロマリエモンテ

ィの皆さんを絶対に迎え入れるぞ!って思って。

頑張って直したんです。本当に皆さんに来てい

ただけて良かった。」と言っていた。金泉館も

被災し、一時予約が取れない状況となっていた。

そしてこのイベントも一時中止となる可能性も

あったが、まだまだ落ち着いていない状況の中、

開催させていただけた事に、地元の方、ボラン

ティアの方々には本当に感謝するしかなかった。

 

お待ちかねのランチタイムでご用意いただいた

メニューは、炊き込みご飯や煮物、おしんこに味

噌汁など。和食を中心とした食べ物が提供された。

1834 年創業の宮醤油店さん。老舗の店舗は登録有形文化財に認定されている。

「フェロマリの皆を絶対に迎えいれるぞ!」THE FISHと金泉館の協力なくしてフェロマリは始まらない。

チャリティーオークションではたくさんのお宝が集まり、いつも以上に白熱した前夜祭となった。

大人の夜を演出してくれたソウルバンド「IRIES」さん。

世界で活躍する富津市出身のサックスプレーヤー「WaKaNa」さん。

いつもご家族で参加されている仲良しご夫婦。ウールジャージと着物が大変素敵だ。

先代の宮正蔵さん。様々な種類の醤油が並び、味見をすればあら不思議。全て購入したくなる。

3

前夜祭会場の「THE FISH」。土産コーナーやレストランも賑わいを取り戻していたが復興までに大変

な苦労だったのだろう。

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カラッと晴れた南房総は、朝から強い日差しが

降り注ぎ、11月だというのに半袖で出歩ける陽気

である。見上げれば抜けるようなすっきりとした

青空。金谷港からはくっきりと見える富士山。振

り返れば「石と芸術の町」のシンボル、鋸山が勇

ましくそびえ立つ。

 

まさにサイクリング日和の本日。ミドルコース、

ロングコースを走るサイクリストが続々と集まる。

クラッシックジャージで往年のロードレーサース

タイル、ニッカボッカとネルシャツでツーリング

スタイル、皆大変オシャレな出で立ちだ。

 

会場にはプジョーの旧車が展示され、大きなヤ

シが生える海沿いの会場は、まるでフランスのニ

ースを思わせる雰囲気となっていた。

 

スタートは古い自転車順。つまり100年前

に製造された自転車から出発するのである。

 

まずはミドルもロングコースも第1エイドステ

ーション「大山千枚田」を目指す。

Buona Vista

南房総!

  

ミドル、ロングコース開催

11月10日(日)

 

会場を出発し東京湾と富士山を眺めながら

127号を南下し、保田交差点から34号に入り

鴨川市方面にまっすぐ進んで行く。

 

34号に入ると極端に車は少なくなり、大変走り

やすくなるが、そのかわりじわじわと登り始める。

 

さっそく南房総の洗礼を受けたサイクリストが

ひーひー言いながら、きびしい登りとゆるい下り

を繰り返し、スタートから約20㎞地点の「大山千

枚田に到着する。

 

到着と同時に明治大正時代クラスでスタートし

たサイクリストとすれ違った。

彼らはとっくにエイドステーションに到着し、食

事を済ませ、颯爽と走り去って行った。

 

東京から一番近い棚田で日本の原風景といわれ

る素晴らしい田園が広がる大山千枚田。

「日本の棚田百選」にも選ばれ、観光で訪れる人

も多い。千葉県で一番高い愛宕山のふもとにある

為、ため池や水路もなく、雨水のみで耕作を行う

国内でも珍しい棚田である。

 

そんな絶景を眺ながら、この棚田で採れたブラ

ンド米、長狭米のおにぎりや味噌汁、口内いっぱ

いに甘みが広がる柿。シンプルなメニューだが、

どれもこれも厳選された地元の味が、ペダルを踏

みこむエネルギーと変わっていった。

 

次は第2エイドステーション「里のMUJI

みんなみの里」を目指す。たいした距離ではない

が、舗装路を走るだけのサイクリングイベントと

違い、”

田園風景を楽しむ”というコンセプトの

もと、フェロマリ名物のダートコースが待ってい

る。地元の協力で田畑の細い隙間をのんびりと抜

けてゆく。普段走ることができない場所は、スス

キが生い茂り、秋の気配を存分に味わうことがで

きるのだ。子供の頃に、謎の獣道を自転車で探検

したときのワクワクが蘇る。

年代を感じさせる紐でシューレースタイプのサイクリングシューズ。

大会最古の自転車で登場する英雄。ギアはシングル。100 年前の自転車で坂道もモリモリ登る。

ヴィンテージバイクファンが集り始める。プジョーの旧車が良い雰囲気を醸し出している。鋸山美術館前はエキゾチック南房総。

4

日本が誇る絶景、大山千枚田。

台風の凄まじさ を物語る滑落した道路に息を呑む。

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里のMUJI

みんなみの里でも地元食材が提

供される。ここは道の駅として営業しており地元

野菜やお土産を購入することができる。たくさん

お土産を買ってもサポートカーに預けられるので

安心だ。以前こちらで購入した、地元産巨大シイ

タケが大変美味であった。売店でシイタケを眺め

ていたら「デカければデカいほど美味!」と突然

地元のおじさんに話しかけられ、この巨大シイタ

ケがどれほど美味なのか力説された逸品だ。おス

スメの調理方法はシイタケバターステーキ。

 

この先はロングコースとミドルコースの分岐点

があり、我々撮影班はロングコースの第3エイド

ステーション「知蔵寺」を目指す。

 

国道410号を南下し、一山超えると南房総

市の市街地に入る。

久々に山道を抜け出し、空の広い、穏やかな道が

続いた。

 

しかし開けた南房総市では、所々でビニールハ

ウスが無残にも崩れ落ちている光景が多くみられ

た。台風による強風の被害である。また、これま

での道のりでもブルーシートで屋根を覆う家々を

たくさん見てきた。テレビで見る事よりも、実際

に見て聞く事の方が、災害への感じ方が随分と変

わってくる。

 

開基が1503年という知蔵寺では住職がた

くさんの補給色を用意してくれている。おにぎり

から特製の漬物、そして千葉といえば落花生、し

かも「茹で!」

 

茹で落花生は地元静岡で親しんでいたが、意外

と見かけないので、懐かしい味に舌鼓を打つ。参

加者からは漬物が美味すぎて「箸をおかない限り

止まらない」という言葉まで生まれた。

 

補給食が盛られた軽トラックには手書きで

「OY

AT

Su STN

.

」と盛大に書かれてる。ちなみ

に去年は「FooD

AiD

」だった。これは軽トラッ

クの後ろが綺麗ではなく、何か物足りなさも感じ

た住職が毎年心を込めて書いてくれているのだ。

更に今年の看板にはいい感じにエイジングされた

木製の古材が使用されていた。住職曰く「あの板、

長年旅した感じがこのイベントっぽくてカッコい

いだろ?」

 

とても素敵だ。一見無口そうに見える住職だが、

実はユーモアたっぷりでとても優しい方なのだ。

住職自ら押してくれるチェックポイントのスタン

プには何やら温かみと不思議なパワーをもらえた

ような気になり大変ありがたみを感じる。

 

今年も去年に比べ大きくなった寺の子が自転車

の練習に励んでいた。来年は補助輪が外れている

かな?

 

本当に漬物を食べる箸がとまらないので、煩悩

(箸)を捨て、智蔵寺をあとにした。

 

お腹も満たされ、眠気を誘う13時半過ぎ、我々

は第4エイドステーション「勝善寺」を目指す。

エイドステーションが寺から寺(伝統)という何

とも風情のあるコースレイアウトがフェロマリら

しさでもある。

 

知蔵寺からは県道258号、88号をひたすら

北上し、89号を内房の方へ走ってゆく。

 

ここでアクシデントが発生する。それはミドル

コースを走っているはずの我らが「社長」がロン

智蔵寺 OYATSu STN.。住職が手書きで書く看板を、毎年楽しみにしている。来年は何だろう。

地元産巨大シイタケ。帰宅後、シイタケバターステーキになって rocky が美味しくいただきました。

智蔵寺で振舞われる色とりどりの漬物は、病み付きになる旨さ。

5

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グコースを逆に走ってくるではありませんか。す

れ違いざまに「しゃちょーーーーっ!」と声を掛

けたら「ぉいっす!」とまるでコースを間違えて

いることに気づいていない様子だ。すぐに電話で

正しいコースへ導き、事なきを得た。この先にロ

ングコースとミドルコースが合流する交差点があ

り、それに気づかなかったようである。

 

長いアップダウンとダートコースが入り交じり、

ようやく勝善寺まで辿り着いた。ここはミドルと

ロングコース最後のエイドステーションであり、

初参加の方はきっと、エイドステーションはこの

道で合っているのかと首をかしげるだろう。なぜ

なら急に道が狭く暗くなり、山の方へ登り始める。

登り切ると、山の中にポッカリと穴が開き、そこ

だけに日差しが降り注ぐ勝善寺が現れるのだ。

 

勝善寺では毎年おなじみの元気なスタッフが出

迎えてくれる。とにかくみんな元気だ。甘い和菓

子やレモンティー、そして元気まで補給できる。

 

勝善寺は1190年に創建したと伝えられ、

大変有名な「見返り美人図の作者、元祖浮世絵師

と呼ばれる「菱川師宣に関する資料が数多く保存

されている。なぜなら師宣は安房国出身で妹が勝

善寺の住職の妻だったからである。

 

そしてここを訪れたら本堂の彫刻にも注目して

ほしい。同じく安房国出身で江戸から明治にかけ

て活躍した彫刻師「後藤義光の立派な彫刻が施さ

れている。ぼくはあの複雑な彫刻を見ていつも思

うことがある。「どうやって彫るんだろう?」と。

 

レースイベントではないので、皆それぞれに疲

れを癒し、自分のペースで勝善寺を後にする。

 

そして本来なら、この先は鋸南町の保田中央海

岸に出て、海を眺めながら最後のクルージングを

楽しむルートであった。しかし鋸南町は台風によ

る甚大な被害を受け、海沿いのルートは通行止め

より、走ることが出来なかったのである。

 

ゴールの鋸山美術館までは残り12㎞。最後の道

のりは、皆それぞれに南房総の復興を願いペダル

を踏みしめたに違いない・・・。そしてゴールフ

ラッグをくぐった。

 

会場では完走書や記念品をもらい、お買い物や

記念撮影をし、思い思いに過ごした後にパラパラ

と解散していった。ここから見える橙色の夕日は

本当に素晴らしい。

 

帰りは社長と一緒に、いつもの定食屋でアジ定

食を食べて帰った。分厚い身のアジフライは焼き

立てのパンのようにふっくらし、サイズも大きい。

魚にうるさい社長も驚きの逸品だ。

 

南房総は何度もツーリングをしているが海の幸、

山の幸はどれもこれもサイコーだ。

合言葉は『さぁいこう!金谷』である。

【最後に】

 

このイベントに参加し(参加しなくても)、現地

に泊まり、食事をし、お土産を買うなど観光に行

く事が僕たちにできる復興の支援かと思っていま

す。もしもあなたがテレビの前で被災地の映像を

見て、何かお手伝いをしたいと感じていたら、可

能であれば現地に観光に行ってみると良いでしょ

う。すぐに、ではなくても、1年後2年後でも良

いのです。復興には大変な時間がかかるからです。

ぼくは南房総名物の金アジを楽しみに来年も再来

年もFERRO M

ARI E

MONT

I

に参加します。

勝善寺の石畳とサイクリストは不思議なほど相性が良い。

勝善寺 元気なおかあさん達。

美しい景色の海岸沿いは走れなったが海を眺めゴールへ向かう。

全てのチェックポイントを通過した証。明治時代の自転車でロングコースを完走。

写真・rock

y

)6

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伊豆大島×自転車×フォト ギャラリー

徒歩よりも遠くへ行けすぐ立ち止まることができる自転車と、旅の記録もできる写真の相性は抜群です。

プロフォトグラファーのサポートやアドバイスを受け、旅の風景を楽しみながら、写真の腕を磨くことができる「自転車と写真で楽しむ旅」をリンプロジェクトはサポートしています。

スタッフが厳選したルートや見どころを自転車で巡る旅は、絶景と出会う旅でもあります。この旅に参加するとどんな写真が撮れるのか――

2019年11月15日(夜)~17日に開催された、伊豆大島ツアー参加の方の写真を一部ご紹介します。

A collection of photos from "Cycling & Photograpy Tours"

今後のツアーについてはこちらをご覧ください https://eco.his-j.com/info/cycling/

Photo by Nozomu IshikawaCanon EOS 5D Mark ⅢTAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSD (Model A037)17mm 1/200 秒 f/5.6 ISO 200

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8

D.Kurokawa さん

Canon EOS Kiss X2TAMRON SP35mm F/1.4 Di USD(Model F045)

35mm (35mm 換算 56mm) 1/200 秒 f/5.6 ISO 100

Canon EOS Kiss X2TAMRON SP35-150mm F/2.8-4.0 Di VC OSD(Model A043)

76mm (35mm 換算 123mm) 1/100 秒 f/4.0 ISO 100

Canon EOS Kiss X2TAMRON SP35-150mm F/2.8-4.0 Di VC OSD(Model A043)

150mm (35mm 換算 243mm) 1/125 秒 f/8.0 ISO 100

Canon EOS Kiss X2TAMRON SP35-150mm F/2.8-4.0 Di VC OSD(Model A043)

150mm (35mm 換算 243mm) 1/640 秒 f/8.0 ISO 100

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N . M さん

9

KYOCERA TORQUE G04 (KYV46)3.94mm 1/590 秒 f/1.8 ISO 100

KYOCERA TORQUE G04 (KYV46) 3.94mm 1/60 秒 絞り f/1.8 ISO 100

KYOCERA TORQUE G04 (KYV46)3.94mm 1/500 秒 f/1.8 ISO 100

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10

TANABE さん

Panasonic LUMIX DC-G9LUMIX G X VARIO 12-35mm F/2.8

35mm (35mm 換算 70mm) 1/320 秒 f/2.8 ISO 200

Panasonic LUMIX DC-G9LUMIX G X VARIO 12-35mm F/2.8

35mm (35mm 換算 70mm) 1/640 秒 f/4.5 ISO 200

Panasonic LUMIX DC-G9LUMIX G VARIO 45-200mm F/4.0-5.6Ⅱ

67mm (35mm 換算 134mm) 1/1250 秒 f/6.3 ISO 200

Panasonic LUMIX DC-G9LUMIX G VARIO 45-200mm F/4.0-5.6Ⅱ

45mm (35mm 換算 90mm) 1/400 秒 f/6.3 ISO 200

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SHIO さん

11

RICOH GRⅢGR LENS 18.3mm F/2.8

18.3mm (35mm 換算 28mm) 1/30 秒 f/5.6 ISO 200

RICOH GRⅢGR LENS 18.3mm F/2.8

18.3mm (35mm 換算 28mm) 1/400 秒 f/2.8 ISO 125

RICOH GRⅢGR LENS 18.3mm F/2.8

18.3mm (35mm 換算 28mm) 1/80 秒 f/2.8 ISO 125

RICOH GRⅢGR LENS 18.3mm F/2.8

18.3mm (35mm 換算 28mm) 1/500 秒 f/5.6 ISO 200

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 伊豆大島でのフォト&サイクリングツアーにご参加いただいた方々、本当にお疲れ様でした。島でのツアーはどうしても合宿的になってしまうのですが、その甲斐あって参加者の方々の写真は、堂々とお見せできる旅の思い出を伝えるものになっています。皆、一緒のところを巡っているのに、着目するはもちろん、機材それぞれの特色も影響し、こんなにいろんな写真が撮れるんだということを実感できたはずです。同じ時間を共有した皆の写真は、何にも代えがたい写真勉強の作例となったのではないでしょうか?

 しかし写真を撮っただけでは、自分の写真の良さに気がついていないということがあり、数枚をセレクトして並べてみることで、旅の臨場感や、好みの被写体や撮影スタイルを、そこで初めて発見することができるのです。ぜひご自身でも撮った写真のセレクトをしてください。その際は見る方が飽きないように(かつ伝わりやすいように)枚数を20~25枚程に設定し、順番や並べ方などを考えて選んでいくことをオススメします。同じような写真をたくさん選んでしまうと、本当に見せたかった写真が薄れてしまうので、取捨選択は辛い作業ですが(自分が撮った写真は、どれも思い入れがあるので……)、思いっきってセレクトしてみてください。枚数が絞れくると、これだという雰囲気になって自分の撮った写真がもっと好きになってくるはずです。

 このツアーに参加いただいた皆さんの写真は、旅の楽しさを伝えることができるものになっているので、プリントしたり、フォトブックを作ったり、WEB にアップして、旅と写真、そしてサイクリングの楽しみをいろんな方に伝えていただければ嬉しいです。

 今回のツアーでは、機材の使い方は旅の途中に個別にお伝えしましたが、それよりもWEB や本、座学では伝わりにくいような、旅での写真の撮りどころや出会った瞬間を逃さずに撮れるフットワークなどを、今回の伊豆大島の旅にて、お伝えさせていただきました。参加者の皆様にはそれらの旅の撮影スタイルが少なからず身についているかと思いますので、次の旅でも今回の経験を思い出しながら、これからも自転車と写真を長く楽しく続けていただければ幸いでございます。

編集者・フォトグラファー  石川 望(いしかわのぞむ)

自転車雑誌「Bicycle Magazine」の編集長、「Bicycle Navi」の編集に関わった後、自転車と写真をテーマとした「Bicycle Photo Magazine」を立ち上げた編集者兼フォトグラファー。その他、自転車やアウトドア、アパレルブランドの写真撮影やWEB 関連のディレクションも行う。日常では被写体もテーマも問わず35mm フィルムカメラを中心にした撮影をライフワークにしながら、自転車や旅をテーマとした写真ワークショップに関わる。H.I.S. プロデュースの「Cycling ana Phototrip ~自転車と写真で楽しむ旅」のナビゲーター及び、ツアーでの写真講師を担当。

Photo by Nozomu IshikawaCanon EOS 5D Mark Ⅲ

TAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSD (Model A037)17mm 1/250 秒 f/8 ISO 100

講師からのメッセージ~自分の写真がもっと好きになる方法~

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小雨に振られ、濡れて滑る落ち葉に気をとられつ

つ、港から小一時間程で元町の御神火温泉に到着し

ました。スーパー開店の時間まで、お風呂に入った

り朝食を食べたりと長めの休憩を取りました。雨の

道のりは風情があって良い⁉・・・いえいえ、雨に

は止んで頂きたいです。

 

9時頃になると雨が上がりました、元町随一のス

ーパー「べにや」さんやパン屋「ペルル」さんで昼

と夜の食料を調達。そこから2時間ほど走り、“バ

ームクーヘン”と呼ばれる地層大切断面に差し掛か

りました。ここで昼食休憩し、14時少し前にキャン

プ場に到着しました。

朝は雨、元町へ向かう頃は更なり。

道にもなほ、落ち葉のおほく散りたりける。また、た

だ一つ二つなど、店を散策するも、をかし。雨など降

るもをかし・・・くはなし!否、雨なふりそね。

 

平成31年3月16日の明け方、さるびあ丸は定刻

通り伊豆大島の岡田港に着岸しました。

 

日の出直後で薄暗い上、小雨が降っていて涼し

いです。自転車を組み立て、キャンプの荷物を載せ、

雨具を着てから、走り出しました。

竹芝桟橋(東京 )    ⇒ 横浜港    ⇒ 岡田港(伊豆大島) ⇒ トウシキキャンプ場 ⇒

岡田港(伊豆大島)    ⇒ 横浜港    ⇒ 竹芝桟橋(東京 )

春の大島上陸はあけぼの。やうやう白くなりゆく三原山の山ぎは、すこしあかりて、たなびく雲の絶え間よ

り春雨の降らば、濡れつつ行かむ。

2019年3月 16日(土) ~ 17日(日)

春の伊豆大島キャンプ&ライド

清少納言 『枕草子』引用

自転車xキャンプで焚火をしてきた PART.2 伊豆大島編

今回はキャンプ道具で大荷

ペルルさんは人気店、開店直後に行くのが吉

伊豆大島

Day 1

Day 2

至る東京&横浜

岡田港

三原山

東京

伊豆大島

横浜

波浮

元町

御神火温泉

トウシキ キャンプ場

■ 伊豆大島へのアクセス東京都の竹芝桟橋より大型客船(夜行)で一晩、高速ジェット船なら最短 1 時間45 分 詳しくは東海汽船株式会社https://www.tokaikisen.co.jp/ へ

13

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焚火と夕食は夕暮れ。

夕日のさして、トウシキの山のはいとちこうな

りたるに、トマトを串刺しで焼くとて、三つ四つ、

二つ三つなど炙りけるさへあわれなり。まいて

肉など焼きつるが、いと香わしきはいとをかし。

日入りはてて、風の音、灯の光など、はたいふ

べきにあらず

 

今回は“みんなソロ装備で一緒にキャンプ”、テ

ントや食料はそれぞれが自分の分を持参していま

す。各自で本日のお宿を設営した後、おやつ休憩や

焚火の準備。Sさんが焚火の焚き付けを削る傍ら

で、キャンプ慣れした女子たちも木の枝で火炙り用

の串を自作していました。

 

ソロ・・・と言いつつも、隣の晩御飯は気になり

ます。アルミホイルで鍋を作ってパスタをゆでた

り、メスティンでご飯を炊いたり、バーナーでスー

プを作ったりと、十人十色でした。私は焚火にリン

ゴを投入しておきました。

 

日が暮れて腹八分目になった頃、Sさんがおもむ

ろに肉の塊を取り出し、自作の串に差して焚火にか

けました。ケバブの登場です!あたり一面に香辛料

の香りが漂います。全員焚火の周りに集合!!もれな

くご相伴にあずかりました。

 

食後は急に風が強くなり、椅子やカップが飛びそ

うになりました。再び雨が降り冷えてきたので、火

の始末をしてそれぞれのテントに潜り込みました。

肉も林檎も焚火で焼きます 林檎の芯を抜き、バターと砂糖を詰める 炙り用の串作成中♡

広げてびっくり、アライテント率高し!

 

就寝までの僅かな間、暗闇にテントが浮かぶ 女子の皆さんもテント設営はお手の物

14

アルミホイル職人

自作パスタ鍋

まさかの同型、同系色のテント群 !!

アルミホイル 最高 !!

アルミホイル

  ロングサイズ

I AL

クッカーいらず

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底面の汚れ落し!

 

翌朝は6時頃、なんとなく寒くて目が覚めました。

焚火の暖かさが嬉しい!

 

バーナーでお湯を沸かしお茶やコーヒーで温まっ

てから、朝ごはんの準備です。自転車キャンプで大

切なのは“持って行った食材は使い切る”こと。帰

路の荷物を少しでも少なくすべく、各自の残りの食

料をすべて机に乗せてメニューを決めました。フレ

ンチトースト・目玉焼き、ケバブとトマトの炒め物・・・

豪華です。デザートには甘酒や焼きリンゴもあります。

朝ごはんと同時進行で、撤収の準備も行わなければ

なりません。テントは乾かした後、ごみを振り落と

してから収納します。風があまり強くなくて助かり

ました。作業をして暑くなったのか、はたまた気温

が上がったのか、出発前に脱いだ防寒着が意外と嵩

張り、荷物が増えました。

フレンチトーストを焼きつつ暖を取る

朝からケバブ、トマトも炒めます お湯を注ぐだけ、外でもお茶が飲めてお勧め! 寝起きの寒さに焚火が嬉しい

目玉焼きとパンのコラボ⁉

■トウシキキャンプ場 Tel 04992-2-1446予約・お問い合わせ:大島町役場観光課 施設管理係住所;東京都大島町差木地

キャンプの朝はつとめて。

風のふきたるはいふべきにもあらず、テント内の寒き

も、また外のいと寒きに焚火など急ぎおこして、珈琲

もてわたるもいとつきづきし。撤収の時になりて、ぬ

るくゆるびもていけば、自転車の荷もふくれがちにな

りてわろし。

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室内の砂出し!!

グランドシートも忘れずに

 底面の天日干し!!!

テントをたたむ前に

おりゃ~

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本日の船は岡田港発とのこと。キャンプ場からは

20㎞程度の道のりですが、風が強いため余裕を持っ

て朝10時過ぎには走り出しました。バームクーヘン

や元町のトリトンさんでアイス休憩を挟みつつ、12

時半過ぎに無事岡田港に到着。

 

計画の段階では、「1日の走行距離が20㎞なんて、

時間が有り余るのでは?」と思っていました。しか

し実際に走ってみると、重たい荷物と向かい風で、

予想以上に時間と体力を使いました。走行距離が短

いと気持ちに余裕が生まれ、寄り道や休憩がたくさ

ん取れました。自転車を始めたばかりの方もいらっ

しゃったので、丁度良い距離だったと感じました。

今回は3月とはいえ風がかなり冷たく寒かったので、

次回はもう少し暖かい時期に訪れたいです。

(余談)

私は寒い時期、通勤や仕事だけでなく、ツーリング

やキャンプでも“ポロパンツ”を愛用しています。

昨年はポロパンツが作れませんでしたが、今年こそ

新しいポロパンツを世に送り出したいと考えていま

す。全国で数万人(⁉)のリンプロポロパンツ愛好

家の皆様、どうぞご期待くださいませ♡

テントを撤収、晴れててよかった帰路のバームクーヘンは上り基調

荷物の固定が甘くないか、Sさんがチェック帰路の小道では、木蓮や椿が咲いていた初代から 7代目まで、歴代ポロパンツが登場

トウシキキャンプ場の脇はすぐ海、青空が綺麗だったので、出発前に記念撮影。

(文・背が小納言)

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テント

ランタン

パニヤバックタオル

食器

トイレットペーパー

バックパック

トング

救急セット耐火手袋

自転車

給水バック

食 材

着替え

輪行バック

着火ツール

カトラリー

レインポンチョ

グランドシート

ハンマー

ペグ

シュラフ

コッフェル

マット

バーナー

クッカー

コンパクトチェア

ナイフ

ポロパンツ軍団 参上 !