ipccリポート コミュニケーター 活動報告書...1.コミュニケーター情報...

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1.コミュニケーター情報 担当コミュニケーター(複数の場合、行を追加し全員記載してください。主担当=事務局との窓口) 主担当 (○) 担当者名 藤森 涼子 沼田 美穂 2.実施概要 3.実施報告 所属団体 活動に関する役割 IPCCリポート コミュニケーター 活動報告書 環境月間行事の一環として、 練馬区地球温暖化対策地域協議会、練馬区の主催で講演会「地球 温暖化の影響で変わりゆく環境と私たちのくらし~科学者・気象キャスター・区民で一緒に考えよう~」を 行った。当団体では、2010年、国立環境研究所の江守正多温暖化リスク評価研究室室長による地球 温暖化についての講演、2013年、気象キャスター天達武史氏による気象についての講演を実施するな ど、地球温暖化とその対策について地域に発信し続けている。 国立環境研究所の藤野純一氏からはIPCCやAR5の最新報告について、気象キャスターの藤森涼子 氏からは、温暖化による気候変動や異常気象のしくみ等について、環境カウンセラーで協議会会員でもあ る沼田からは区の施策や家庭の省エネ行動等について、それぞれ違った専門性からアプローチすることで 「温暖化から自分たちの暮らしまで」を考えられる目的の企画とした。さらに練馬区はヒートアイランド現象 の影響も大きいため、「温暖化とヒートアイランド」の発生原因の違いと共通する課題等、練馬という地域 性についての説明も加えた。進行は一方的な「講演」というかたちをとらず、申込時や当日受けた40問を 超える質問から講師が答える会場参加型とした。 2014/6/4(水)18時25分~20時30分 練馬区立区民・産業プラザ3階 Coconeriホール 一般区民・126名 ※スタッフ・関係者 22名は除く。 IPCC AR5の最新報告と、気候変動のしくみと現状、練馬区という地 域性を踏まえた地域・家庭の対策等について考える セミナー等の名称 実施日時 会場 NPO法人気象キャス ターネットワーク 発表者 練馬区地球温暖化対 策地域協議会 講演会企画・発表者 (報告記入者) 環境月間講演会 「地球温暖化の影響で変わりゆく環境と私たちのくらし」 ~科学者・気象キャスター・区民で一緒に考えよう~ 対象・人数 セミナー等の概要 実施内容 1/2

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Page 1: IPCCリポート コミュニケーター 活動報告書...1.コミュニケーター情報 担当コミュニケーター(複数の場合、行を追加し全員記載してください。主担当=事務局との窓口)

1.コミュニケーター情報担当コミュニケーター(複数の場合、行を追加し全員記載してください。主担当=事務局との窓口)主担当

(○)担当者名

藤森 涼子

〇 沼田 美穂

2.実施概要

3.実施報告

 

所属団体 活動に関する役割

IPCCリポート コミュニケーター 活動報告書

 環境月間行事の一環として、 練馬区地球温暖化対策地域協議会、練馬区の主催で講演会「地球

温暖化の影響で変わりゆく環境と私たちのくらし~科学者・気象キャスター・区民で一緒に考えよう~」を

行った。当団体では、2010年、国立環境研究所の江守正多温暖化リスク評価研究室室長による地球

温暖化についての講演、2013年、気象キャスター天達武史氏による気象についての講演を実施するな

ど、地球温暖化とその対策について地域に発信し続けている。

 国立環境研究所の藤野純一氏からはIPCCやAR5の最新報告について、気象キャスターの藤森涼子

氏からは、温暖化による気候変動や異常気象のしくみ等について、環境カウンセラーで協議会会員でもあ

る沼田からは区の施策や家庭の省エネ行動等について、それぞれ違った専門性からアプローチすることで

「温暖化から自分たちの暮らしまで」を考えられる目的の企画とした。さらに練馬区はヒートアイランド現象

の影響も大きいため、「温暖化とヒートアイランド」の発生原因の違いと共通する課題等、練馬という地域

性についての説明も加えた。進行は一方的な「講演」というかたちをとらず、申込時や当日受けた40問を

超える質問から講師が答える会場参加型とした。

(以下内容)

1.映像「IPCC AR5の警鐘 私たちの暮らしと地球温暖化」を視聴し「基本情報」の共有化を図る

2.IPCCとは何か、AR5は何を伝えたいのか(藤野氏)

3.温暖化と気候変動 「気候変動の実態について・今後懸念されること」(藤森氏)

4.練馬の暑さ 「地球温暖化」と「ヒートアイランド」の相違(藤森氏)

           「練馬の現状~緑被率とエネルギー消費」(沼田)

5.地域活動について 「省エネナビモニター事業」紹介 (沼田)

(休憩 10分間)

6.事前質問から「寒冷化と温暖化」「水蒸気の温室効果」(藤野氏)

7.「今年の日本の大雪」「5年ぶりのエルニーニョ現象の影響」「日本の四季の変化」(藤森氏)

8.「対策と緩和策」について(藤野氏)

9.「練馬区の環境への取組み」(沼田)

10.「家庭でできる省エネ~エアコン冷房と窓について」(沼田)

11.当日質問への回答

2014/6/4(水)18時25分~20時30分

練馬区立区民・産業プラザ3階 Coconeriホール

一般区民・126名 ※スタッフ・関係者 22名は除く。

IPCC AR5の最新報告と、気候変動のしくみと現状、練馬区という地

域性を踏まえた地域・家庭の対策等について考える

セミナー等の名称

実施日時

会場

NPO法人気象キャス

ターネットワーク発表者

練馬区地球温暖化対

策地域協議会講演会企画・発表者 (報告記入者)

環境月間講演会

「地球温暖化の影響で変わりゆく環境と私たちのくらし」

 ~科学者・気象キャスター・区民で一緒に考えよう~

対象・人数

セミナー等の概要

実施内容

1/2

Page 2: IPCCリポート コミュニケーター 活動報告書...1.コミュニケーター情報 担当コミュニケーター(複数の場合、行を追加し全員記載してください。主担当=事務局との窓口)

 環境月間行事の一環として、 練馬区地球温暖化対策地域協議会、練馬区の主催で講演会「地球

温暖化の影響で変わりゆく環境と私たちのくらし~科学者・気象キャスター・区民で一緒に考えよう~」を

行った。当団体では、2010年、国立環境研究所の江守正多温暖化リスク評価研究室室長による地球

温暖化についての講演、2013年、気象キャスター天達武史氏による気象についての講演を実施するな

ど、地球温暖化とその対策について地域に発信し続けている。

 国立環境研究所の藤野純一氏からはIPCCやAR5の最新報告について、気象キャスターの藤森涼子

氏からは、温暖化による気候変動や異常気象のしくみ等について、環境カウンセラーで協議会会員でもあ

る沼田からは区の施策や家庭の省エネ行動等について、それぞれ違った専門性からアプローチすることで

「温暖化から自分たちの暮らしまで」を考えられる目的の企画とした。さらに練馬区はヒートアイランド現象

の影響も大きいため、「温暖化とヒートアイランド」の発生原因の違いと共通する課題等、練馬という地域

性についての説明も加えた。進行は一方的な「講演」というかたちをとらず、申込時や当日受けた40問を

超える質問から講師が答える会場参加型とした。

(以下内容)

1.映像「IPCC AR5の警鐘 私たちの暮らしと地球温暖化」を視聴し「基本情報」の共有化を図る

2.IPCCとは何か、AR5は何を伝えたいのか(藤野氏)

3.温暖化と気候変動 「気候変動の実態について・今後懸念されること」(藤森氏)

4.練馬の暑さ 「地球温暖化」と「ヒートアイランド」の相違(藤森氏)

           「練馬の現状~緑被率とエネルギー消費」(沼田)

5.地域活動について 「省エネナビモニター事業」紹介 (沼田)

(休憩 10分間)

6.事前質問から「寒冷化と温暖化」「水蒸気の温室効果」(藤野氏)

7.「今年の日本の大雪」「5年ぶりのエルニーニョ現象の影響」「日本の四季の変化」(藤森氏)

8.「対策と緩和策」について(藤野氏)

9.「練馬区の環境への取組み」(沼田)

10.「家庭でできる省エネ~エアコン冷房と窓について」(沼田)

11.当日質問への回答

 実施後の主催者アンケート結果からは、回答数121人中、講演内容については「大変良かった」

(52)「良かった」(47)と概ね良い評価をいただいた。また3人の講師に対しても、「大変良かった」

(53)「良かった」(52)と高い評価をいただいた。

 自由記述の意見欄では、「3人の講師はわかりやすくてよかった。聞きやすかった。」(24) 「地球規

模の話だけでなく、練馬の身近で具体的な話がよかった。」(9)「身近な対策などすぐ使える知識があってよ

かった。勉強になった」(7) 「IPCCに関しては学術的に頑張っていることを理解した」(1)、という講演内容

について改めて理解が深まったというものが多かった。

 それらを踏まえ、「温暖化は地球全体の問題であり世界で取組まなければいけない。対策に励む。」(3)

「省エネの地道な継続、個人の意識の持ち方の大切さがわかった。」(2)といった対策や自らの実践の重要

性に気付いたという意見も見られた。

 また「1部が説明、2部が質問の答えという構成がよい。」(2)「動画を使うなど飽きない工夫がされてい

た。」(1)という、対話形式、会場参加型の講演会の手法を評価する意見もあった。

 一方で、3人の講師の話を組み合わせる進行方法では、一度時間がずれると調整が難しく「もう少し時

間をかけて説明して欲しかった。」(2)という声もあった。これについては2時間余という講演会時間が「短

い」(3)「やや短い」(13)と思われた意見も見られたことから、もう少し早い時点で各講師の説明コン

テンツを突き合わせ、全体時間、あるいは時間配分を検討する必要があったのではないかと思われる。今

後の講演会企画の参考としたい。

◇開催報告について(当日の様子・講師資料等)

http://www.nerieco.com/project/seminor140604/repo/index.html

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平成26年度環境月間講演会

日時 平成26年6月4日(水)

午後6時30分~8時30分

会場 Coconeriホール 練馬区立区民・産業プラザ3階(練馬駅北口徒歩1分)

午後6時30分~/第一部

IPCC最新報告 地球温暖化・気候変動の現状

午後7時35分~/第二部

対策と緩和 わたしたちができること ほか

内容

講師

IPCC-WG2会合(横浜市)2014.3

1996.7.28 2005.8.4

~ 科学者・気象キャスター・区民で一緒に考えよう ~

国立環境研究所主任研究員 練馬区環境審議会副会長

藤野純一氏

IPCCレポートコミュニケーター

ねり☆エコ会員

沼田美穂氏

日本テレビ 気象キャスター

藤森涼子氏

主催:ねり☆エコ(練馬区地球温暖化対策地域協議会)・練馬区

ねり☆エコ事務局 〒176-0012 練馬区豊玉北5-29-8 練馬センタービル8階

東ブレッガー氷河の後退(北極圏スヴァールバル諸島)

お申込み方法などは裏面に

写真提供:広島大学大学院生物圏科学研究科 中坪孝之

全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイトより (http://www.jccca.org/)

Page 4: IPCCリポート コミュニケーター 活動報告書...1.コミュニケーター情報 担当コミュニケーター(複数の場合、行を追加し全員記載してください。主担当=事務局との窓口)

プログラム

時間 内容

18:25 | 18:30

主催者あいさつ ねり☆エコ 会長 横倉 尚

18:30 | 19:25

第一部 IPCC最新報告 地球温暖化・気候変動の現状

休憩 (10分間予定)

19:35 | 20:30

第二部 対策と緩和 わたしたちができること ※皆さまから寄せられた質問に もお答えします。

講師紹介

藤野 純一(ふじのじゅんいち)氏 独)国立環境研究所 社会環境システム研究センター 温暖化対策評価研究室 主任研究員 練馬区環境審議会副会長

1972年生まれ。2000年4月より国立環境研究所。日本・アジア低炭素社会シナリオづくりに従事。中央環境審議会地球環境部会に向けたエネルギーの選択肢づくり、「環境未来都市」の委員としてコンセプト作りや評価を行う。

3.11以降ご縁があり、飯舘村の復興計画推進委員会、会津みしま自然エネルギー研究会、ふくしま会議等にかかわる。

主著書に「低炭素社会に向けた12の方策」(日刊工業新聞社)、小中学生向けの「みんなの未来とエネルギー」(文溪堂)。地球環境と家庭環境の両立が永久の悩み。

藤森 涼子(ふじもりりょうこ)氏 日本テレビ気象キャスター・気象予報士 特定非営利活動法人 気象キャスターネットワーク 代表 大学生の時にTBSテレビ「おはよう気象情報」のオーディションに合格、アシスタントを務める。

「日本列島明日のお天気」「あの街この町天気予報」「お天気ネットワーク」などTBSの気象番組や「オンタ

イム」の気象キャスターを担当。その後日本テレビに移り「ニュースあさいち430」「Oha!4」を担当。 現在は日本テレビの24時間ニュースチャンネル「日テレニュース24」デイリープラネットの火~木曜日のお天気を担当している。

また、特定非営利活動法人気象キャスターネットワーク発起人のメンバーで、現代表。

環境、防災、気象をテーマに活動をし、特に小学校環境教育や、子供向けの環境、防災イベントなどに精力的に取り組んでいる。

沼田 美穂(ぬまたみほ)氏 (一財)省エネルギーセンター「家庭の省エネエキス

パート検定」問題策定WG委員、東京都地球温暖化防止活動推進センター 家庭の省エネ技術専門員、

練馬区環境審議会委員、練馬区地球温暖化対策地域協議会会員ほか。「節電・省エネ」「グリーンコンシューマー」等をテーマにセミナー講師、コラム執筆。

お申し込み方法

往復はがきを使用。往信用はがきに①環境月間講演会②参加者全員の氏名・住所・電話番号③「講師陣への質問」(ある方)を記入し、返信用はがき表面に代表者の住所・氏名を記入のうえ、下記申込先へお申込みください。 定員:100名(申込多数の場合は抽選)

平成26年5月27日(火)必着

来場者プレゼント

会場アクセス

Coconeriホール Coconeri(練馬区立区民・産業プラザ)3階 練馬区練馬1-17-1 練馬駅下車北口徒歩1分 (北口ペデストリアンデッキ直結)

参加され、アンケートにお答えいただいた方全員に、太陽電池と手回しで充電が可能な、ハイブリッドLEDライトをプレゼント!

お問合せ お申込み ねり☆エコ

練馬区地球温暖化対策地域協議会 〒176-0012 練馬区豊玉北5-29-8練馬センタービル8階 Mail [email protected] HP http://www.nerieco.com で検索 ねりエコ