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Tokyo Gate Bridge ©Bureau of Port and Harbor, Tokyo Metropolitan Government
M2M ビジネスモデル → 急成長するM2M市場で自社の成長を描く
2014. 5. 28 匠システムアーキテクツ
前田 卓雄
本日の説明内容:
2
1.新世代M2Mコンソーシアムの活動を紹介
2.ビジネスモデルとその描き方
3.M2M市場の未来
4.M2Mビジネスの構成
5.M2Mビジネスの動向と「自社」のポジション
6.「自社」のM2Mビジネスモデルを描く
7.新世代M2MコンソーシアムのM2M/IoTカフェ
4
新世代M2Mコンソーシアムの設立
【新世代M2Mコンソーシアム】
業種横断での、安心・安全で豊かな生活を実現する『新世代のM2Mネットワーク 社会』の創造と実現に向け、2010年11月に設立
M2Mのセンサーネットワークにより多種多様な「モノ」からの情報が収集される事により様々なサービスを実現
様々な業種・業界が産業の枠を超えた活用と高度な社会インフラが連携することで、新たなICT社会を創造
省電力無線 近距離無線
センサー
遠隔制御
オート メーション
端末 通信
医療
流通
農業
建築・住宅
新世代M2Mコンソーシアム
環境 広告
通信事業者、ハードウェア事業者とソフトウェア事業者等の関連企業が参加し技術面での問題解決、インタフェースの整合・統一と相互接続試験等により、新たなM2Mサービス(ビジネス)の創造に向けた活動を実施
新世代M2Mコンソーシアムの活動指針
5
現在の加盟企業・団体(130社・団体)
6
【一般会員】 ・・・112社 ・㈱iND ・アイフォーコム東京㈱ ・アイホン㈱ ・ACCEL JAPAN㈱
・㈱アクティス ・朝日電装㈱ ・㈱アド・キーメディア企画 ・㈱アドバネット ・㈱アルティマ ・アルプス電気㈱ ・アンリツエンジニアリング㈱ ・㈱イーセクター ・㈱イーラボ・エクスペリエンス ・伊藤忠テクノソリューションズ㈱ ・㈱インフィニテック ・ウインドリバー㈱ ・㈱HBA ・エーエムジャパン㈱ ・エシェロン・ジャパン㈱ ・エスアイアイ・ネットワーク・システムズ㈱ ・㈱エスイーシー ・㈱エス・イー・シー・ハイテック ・NECエンジニアリング㈱ ・NECソリューションイノベータ㈱ ・NECマグナスコミュニケーションズ㈱ ・エヌエスティー・グローバリスト㈱ ・NTTコミュニケーションズ㈱ ・㈱NTTデータ ・㈱NTTドコモ ・㈱NTTネオメイト ・NTTPCコミュニケーションズ㈱ ・MXモバイリング㈱ ・MWAi㈱ ・LG Uplus ・オリックス・レンテック㈱ ・キーウェアソリューションズ㈱ ・キヤノン㈱ ・キヤノンITソリューションズ㈱ ・協栄産業㈱ ・クオリカ㈱ ・㈱クリアースペースデザイン ・㈱クレスコ ・グローバル電子㈱ ・㈱コア ・㈱コヴィア ・㈱構造計画研究所 ・㈱コーエイシステム ・㈱サイバーコネクション ・サイバートラスト㈱ ・㈱CIJ ・㈱シーイーシー ・㈱CSC ・JBサービス㈱ ・シエラワイヤレスジャパン㈱ ・㈱シコム ・㈱システック ・㈱システナ ・㈱システム・サイエンス ・Cinterion Wireless Modules Gmbh ・シンデン・ハイテックス㈱ ・㈱シンフォディア・フィル ・㈱SKEED ・スパンションイノベイツ㈱ ・住友電設㈱ ・㈱セールスフォース・ドットコム ・㈱7Layers ・センチュリー・システムズ㈱ ・大日本印刷㈱ ・㈱大洋システムテクノロジー ・太陽誘電㈱ ・匠システムアーキテクツ㈱ ・WBO㈱ ・一般社団法人 中部産業連盟 ・デロイト トーマツ コンサルティング㈱ ・電子商取引安全技術研究組合 ・㈱東芝 ・東芝ITサービス㈱ ・東洋ビジネスエンジニアリング㈱ ・㈱トーメンエレクトロニクス ・日本システムウエア㈱ ・日本アンテナ㈱ ・日本コントロールシステム㈱ ・日本電気通信システム㈱ ・日本特殊陶業㈱ ・日本ヒューレット・パッカード㈱ ・日本無線㈱ ・㈱ネクスコム・ジャパン ・伯東㈱ ・パナソニック㈱ ・浜松ホトニクス㈱ ・㈱ビッツ ・1stホールディングス㈱ ・富士ゼロックス㈱ ・富士通㈱ ・㈱富士通アドバンストエンジニアリング ・富士フイルム㈱ ・㈱プロフェッショナル・ネットワークス ・Base㈱ ・ボーダフォン・グローバル・エンタープライズ・Ltd ・マイクロテクノロジー㈱ ・丸文㈱ ・三井造船システム技研㈱ ・三菱電機情報ネットワーク㈱ ・㈱村田製作所
・㈱メガチップス ・㈱ユビキタス ・理化工業㈱ ・㈱リコー ・リコーITソリューションズ㈱ ・㈱リックテレコム ・ルネサス エレクトロニクス㈱ ・レシップ㈱
【準会員】 ・・・4社 ・㈱アイ・エス・ビー ・ウェザー・サービス㈱ ・ゾーホージャパン㈱ ・Talend㈱
【理事企業】 ・・・6社 ・SCSK㈱ ・東京エレクトロンデバイス㈱ ・日本オラクル㈱ ・日本電気㈱ ・㈱日立製作所 ・㈱マクニカ
【賛助会員】 ・・8団体 ・財団法人衛星測位利用促進センター ・キャセイトライテック ・豊橋技術科学大学 ・日本経済大学 ・沼津工業高等専門学校 ・北海道工業大学 ・北陸先端科学技術大学院大学 ・モバイルコンピューティング推進コンソーシアム
(2014年5月15日時点)
7
新世代M2Mコンソーシアム活動のフォーカス
付加価値化
相互連携
外部公開/連携
M2Mクラウド・サービス
データ外部公開
プラットフォーム外部公開
効率化
垂直統合 水平統合
社会インフラ
スマート・シティ
業界共通プラットフォーム
製品設計/品質向上活用
顧客接点基盤
マーケティング/営業活用
付加価値活用
クラウド連携サービス提供
プロセス効率化/自動化
機器管理基盤
メンテナンス・サービス
効率化活用
機器使用ログ提供
多くのM2Mサービスの 現在のフォーカス
国/行政施策の フォーカス
新世代M2Mコンソーシアム活動のフォーカス
新たなM2Mサービス創造
8
・ 参加企業・メンバーのM2Mに関する情報交換の場
・ 各種の産業または環境でのM2Mに関する課題・問題の解決に
向けた活動(サブワーキンググループを構築し活動)
・ 関連省庁へのM2Mの提案および実証実験等への参画活動
・ M2Mサービス実現のための機器の接続方式とデータ形式等々の
インタフェースに関する整合と統一に向けた活動
・ M2Mに関する産学協同に向けた活動
(M2Mに関連する大学の研究の紹介や成果の活用のための活動)
・ 各種展示会・セミナー等への参画によるM2M市場の活性化の活動
コンソーシアムの活動内容
9
コンソーシアムの構成と運営
【会長】 東京大学 先端科学技術研究センター 森川 博之 教授
【理事】
日本電気㈱ 奥屋 滋(会長代理) 日本オラクル㈱ 竹爪 慎治 ㈱マクニカ 松原 崇 SCSK㈱ 鉄川 貴志 ㈱日立製作所 木下 泰三
【事務局】 日本電気㈱ 【会計監査】 ㈱リックテレコム
新世代M2Mコンソーシアム
理事会(会長、理事、監査)
事務局
交通・物流SWG
事例蓄積・普及促進SWG
インフラ・プラットフォームSWG
情報交換WG
M2M市場の活性化および拡大に向けた 情報交換の場
システム連携におけるインタフェース等の 技術を中心とした検討・検証の場
相互連携WG
10
情報交換ワーキンググループ(2013年度)
■第1回 (5/9) ・テーマ別講演 『M2Mのグローバル展開』 エリクソン・ジャパン株式会社 ■第2回 (7/17) ・ テーマ別講演 『M2Mアプリ開発プラットフォーム』 WBO株式会社 ・グループ討議 『自社でのM2M事業における課題』 ・ライトニングトーク オリックス・レンテック株式会社 株式会社アドバネット ■第3回 (9/18) ・テーマ別講演 『M2Mアプリ開発プラットフォーム』
日本システムウエア(株) ウインドリバー(株)
・グループ討議 『M2M活用のニーズ』 『コンソーシアムで取組みたい、検討したいこと』 ・ライトニングトーク キャセイ・トライテック株式会社
■第4回(11/18)
・テーマ別講演
『事例紹介とHD-PLCアライアンス活動紹介』
第1部 株式会社NTTPCコミュニケーションズ
第2部 HD-PLCアライアンス様
・グループ討議
『Open M2M Platform についての意見交換』
■第5回(2/14)
・テーマ別講演
第1部 『事例紹介』
『名札型センサを用いた人間行動分析』
株式会社日立製作所
『効率的な電力利用を実現するFALCONSYSTEM』
株式会社エナリス
第2部 『セキュリティ』
『機器間相互認証に用いるLSIの セキュリティ対策
に関する研究開発』
・グループ討議
『M2M成功のポイント』
・ライトニングトーク
株式会社7Layers
サブワーキンググループ活動
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<IP(インフラプラットフォーム)SWG>
■M2Mインタフェース ガイドライン策定
■M2M情報相互連携機能
<事例蓄積・普及促進SWG>
M2Mを利活用してビジネス化している企業の訪問し、コンソーシアムサイト上で紹介。 先行事例のデータ蓄積と普及促進を図る
サブワーキンググループにより、産業別の課題抽出や、 先行事例の調査、技術関連の検討、策定などの活動を実施
<産業、ビジネス関連SWG> ・交通・物流SWG ・事例蓄積・普及促進SWG
<技術関連SWG> ・IP(インフラプラットフォーム)SWG
M2M市場活性化にむけたコンソーシアム活動施策
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ねw
情報交換WGでのテーマ講演
産業別動向/技術面の議論 :SWG活動
会員間の情報交換
情報/ソリューションを M2M市場へ展開
2013年度 設立
会員間の情報交換に加え、WEBサイトやシンポジウムなど
の市場全体への情報展開を強化→市場の活性化を目指す
M2M市場の活性化
・グループ討議
・公開シンポジウム
・ライトニングトーク
・サイトのコンテンツ拡充
16
M2M市場は、グローバルに急成長する膨大な市場。但し、自社のものではない。
上図は、新世代M2Mコンソーシアムのホームページに掲載の「公開シンポジウム」→総務省渡辺様講演資料「M2MによるICT成長戦略」p.16を掲載したものです。 このホームページから下図のオリジナルの資料、その他の有益な資料をダウンロードすることができます。
ビジネスモデルをなぜ明確にしなければならないか
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ビジネスモデルをなぜ明確にしなければならないか
・M2M/IoT/IoEは爆発的に急成長
・M2Mはスマホ市場をしのぐ規模
・M2Mには、日本企業が得意とする 多くの構成要素が含まれる (但し、多くはハードウェア部品)
・高品質なものづくりの仕組み・文化
:
・携帯電話で日本メーカーは敗退を 経験→勝ち目ある戦い方の模索?
・ M2Mを含め、ビジネスのIT依存 度がアップ→ITを駆使したビジネ スシステムの企画力が必要
・膨大なソフトウェア/システムの 開発・適用・運用/保守サービスを 持続し提供する能力が求められる
M2Mビジネス環境 グローバルなトレンド
M2Mビジネス対応力
自社は、
・ITインフラの急速なクラウド化
・IT部品/製品のコモディティ化
・グローバル市場へ同時対応が必要
・ユーザインタフェースの多様化 /ウェアラブル化 ⇔ ロボット化
・ハードウェア主体の企業から ソフトウェアリッチな企業への ビジネスイニシアチブの移動
・オープン/クローズ戦略の使い分け
:
M2Mに どのように
こだわるのか?
19
「ビジネスモデル」への関心
「ビジネスモデル」→ 稼ぐ(儲ける)仕組み。 Wiki: 利益を生み出す製品やサービスに関する事業戦略と収益構造を示す用語である。
Wiki-J: http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB
「ビジネスモデル」には、現行モデルもあれば、将来モデルもある。 通常、自社の将来モデルを考えるために検討する。 例えば、
□ 自社のM2Mビジネスは、すでに成功している → 将来展開は?
□ 自社のM2Mビジネスを検討中/試行中 → 成功するには/弱点は?
□ 自社は、様子見 → キャッチアップ可能か?
□ M2Mビジネスにおける自社のコンピテンシー/競争優位は?
□ 自社のM2Mビジネスは、特定の業種に特化した製品・サービスの提供 /その市場規模は?
□ 自社のM2Mビジネスは、グローバル指向/国内向けのみ? □ 顧客価値の提供は、自社単独(垂直統合)/他社と連携(垂直/水平統合) □ M2Mビジネスの知財戦略/知財マネジメントは? :
ビジネスモデルの表し方 ①ピクト図解
「ビジネスモデルを見える化する ピクト図解」板橋悟著, 2010年2月, ダイヤモンド社発行
「iPadでつかむビジネスチャンス ピクト図解ですっきり見える!」 板橋悟著, 2010年8月, 朝日新聞出版発行
20
¥
① ② ③
④
¥
ヒト(個人)
ヒト(法人)
モノ(商品・サービス)
カネ(価格・売上)
コネクタ(販売)
コネクタ(支払い)
「3章 車にカーナビはいらなくなる? - iPad が変えるカーナビ業界」より
21
「ビジネスモデルキャンバス」 の9個のブロックを用いて、1つの事業を表す:
http://www.businessmodelgeneration.com/book http://www.amazon.com/Business-Model-Generation-Visionaries-Challengers/dp/0470876417/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1320631849&sr=1-1
ビジネスモデルの表し方 ②ビジネスモデルキャンバス
訳書
CS (顧客セグメント)
KP (主要パートナー)
KA (主要活動)
VP (価値提案)
CR (顧客との関係)
KR (主要リソース)
CH (チャネル)
C$(コスト構造) R$(収益の流れ) 「ビジネスモデルジェネレーション」小山龍介訳, 2012年2月, 翔泳社発行
1つの事業を表す
22
“Architecting the Internet of Things” 2011年発行, Springer発行 下図はいずれも、“Architecting the Internet of Things” 10章 “Business Models for Internet of Things”を掲載したものです (下左図:同著p.274の図10.6, インテリジェントトラックの通信アーキテクチャ図。リアルタイムの分析と意思決定の例として紹介されています。 下右図::同著p.275の図10.7, リアルタイムの分析と意思決定をサービスとして提供する情報サービスプロバイダーのビジネスモデル)。
ビジネスモデルキャンバスの使用例:
「9個のブロックを用いて表したビジネスモデル」
24
M2M市場の急速な伸び:
上図のソースは、矢野経済研究所様市場調査「「M2M世界市場に関する調査2014」 https://www.yano.co.jp/press/pdf/1229.pdf です。
なお、ソースのグラフに赤字部分を追記しています。
現在 海外市場
国内市場
25
P. Druckerの「すでに起こった未来」(→確実に生まれる需要) → 人口構成の変化「人口の変化は信頼性の高いイノベーションの機会である。」 「産業の外部変化のうち、人口数、年齢構成、進学率、雇用、所得など人口にかかわる変化ほど明らかなものはない。見誤りようがない。もたらすものの予測も容易である。リードタイムまで明らかである。」 P. Drucker著 『イノベーションと起業家精神』より
ソース: 「世界人口白書 2011」
M2M市場の需要は膨大にある:
例えば、農業分野 → 人口増に対応できなければ、悲惨な飢餓。
M2Mは何ができるのか。 → 農業生産量の増大、農業生産・供給の見える化(→バリューチェーンのマネジメント)、 食の安全・安心(例えば、農場の可視化, GAP(Good Agricultural Practices), Traceability, ・・・)、・・・・・
26
水不足の予測 → 農業の水資源は? → M2Mをどのように役立てるか?
ソース: http://globaltrends2030.files.wordpress.com/2012/11/global-trends-2030-november2012.pdf
このような大きな視点からも、企業レベルの視点からも、M2Mの需要発掘は、問題発見→課題設定→解決策の提案(持続的あるいは破壊的イノベーションを伴う顧客/自社への事業提案)の連続→ ビジネスモデルを含む提案力アップが急務。
28
M2Mの構成
M2M ビジネス
アプリケーション
M2M ビジネス
アプリケーション
M2M ビジネス
アプリケーション
M2M デバイス
M2Mデバイス グループ
M2Mデバイスグループ (ゲートウェイ介在型)
GW
通信 ネットワーク
通信 ネットワーク
通信 ネットワーク
図1-1 M2Mの基本的構成
図1-2 M2M構成 (デバイス群が接続されるケース)
図1-3 M2M構成 (ゲートウェイが介在するケース)
「M2M基本技術書 ETSI標準の理恵と体系」
リックテレコム発行、 2013年12月
(右図は、上記著書のp.3に記載 の図を掲載したものです。)
クラウド
29
M2M ビジネス
アプリケーション
M2Mデバイスグループ (ゲートウェイ介在型)
GW
通信 ネットワーク
図1-3 M2M構成 (ゲートウェイが介在するケース)
(下図は、「M2M基本技術書 」p.3に記載の図1の一部
を掲載したものです。)
上図は、NICT(独立行政法人 情報通信研究機構)様の平成26年度委託研究「ソーシャル・ビッグデータ利活⽤・基盤技術の研究開発」補足資料の一部を掲載したものです。
標準化/主要プレーヤ/技術の動向/・・・
情報共有
oneM2M 等
----------
主要プレーヤ
----------
左記の
技術要素の動向
→ M2Mを実現するには、多様な技術要素を組み合わせ構成しなければならない。
M2Mの構成(続き)
30
M2Mのバリューチェーンの例:
機器 モジュール ネットワーク ミドルウェア システム
インテグレータ サービス
プロバイダ
セン
サ
IC
(集
積回
路)
モデ
ム
ゲー
トウ
ェイ
トラ
ンス
ポー
ト
層
サー
ビス
層
管理
イネ
ーブ
ラ
アプ
リケ
ー
ショ
ン
イン
テグ
レー
シ
ョン
適用
管理
サー
ビス
エン
ドユ
ーザ
エネルギー
マネジメント
砂防・防
災・減災
農業
環境
警察・交
通・防犯
医療・
介護
地域
商業
流通
新
産業
(右図は、「M2M基本技術書 」p.40に記載の図2.1の一部を掲載したものです。)
・自社の顧客は?
・顧客に何を提供するのか? (自社は、上図のどの部分を分担し価値提供するのか?)
国内・海外の適用事例・成功事例・ビジネスモデルをもっと知り, 応用したい。
どのように応用すればよいのか。
自社との共通点や違いは。
違いを克服するにはどうすればよいか。 : :
32
野菜を栽培し消費するバリューチェーン:
小売 流通 卸売
食品 加工
栽培 種苗 資材
配達 消費者
購入 価格 小売
価格 卸売 価格
付加価値
付加価値
仕入 価格
付加価値
材料 原価
付加価値
資材費
付加価値
原料費
付加価値
例えば、それぞれのビジネスの収益構造:
それぞれのビジネスを「ビジネスモデルキャンバス」で表すことができる。 → ビジネスの連鎖を可視化する:
最初のビジネスモデルの検討
顧客と価値提案の関係(あるいは新たな市場)をバリューチェーン上で創造する
KA
KP
CH
VP
CS
CR
KR
CS RS
(自社の)最初のビジネスモデルを表す
下流/下部のビジネスモデルを表す
上流/上部のビジネスモデルを表す
価値 (プロダクト /サービス)
モデル間の関係性を明らかにする ビジネスモデルを進化させる
33
ネットワーク上でビジネスモデル(の構成要素/関係)を変え、 新たな顧客(市場)を創造/開発する
価値 (プロダクト /サービス)
価値 (プロダクト /サービス)
価値 (プロダクト /サービス)
価値 (プロダクト /サービス)
価値 (プロダクト /サービス)
価値 (プロダクト /サービス)
ビジネス アナリシス 既存ビジネス
モデルの変革
・新たなビジネスが生まれる (例: iCloud) ・新たなビジネスが、さらに次のビジネスのドライバーとなる
既存ビジネス
○○クラウサービス
・新しいビジネス 創造を考える
・ネットワーク上で ビジネスモデルの
関係を変える
34
35
自社のM2Mビジネスの 現在と未来のポジションは?
・新産業 ・ユーザ ・アプリケーション
・グローバル ・北米/欧州/アジア/・・・ ・日本だけ (M2Mビジネスは、生まれつきグローバルビジネス ← ネットワークに国境がない限り)
垂 直 統 合
相互連携/融合 (新たなM2M企業)
水平統合
農業の ユーザ企業 ← これまでの業種分類
新産業
自社A
自社B
自社C
自社D
自社E
ユーザ 企業
M2Mビジネスの底流にある もっと大きな変化
(下図は、「M2M基本技術書 」p.40に記載の図2.1の一
部を掲載したものです。)
M2Mビジネスの時空間で自社M2Mビジネスのポジション取りをデザインする(自社のM2Mビジネス戦略)
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自社のM2Mビジネスは?
・自社の強み/弱みは(内部要因)? ・自社にとってビジネス・チャンス/脅威とは(外部要因)?
・自社の付加価値とは?
自社/顧客のM2Mビジネスモデルを描き、 事業推進のあり方を明確にしなければならない。
自社のM2Mビジネスの - ビジョン・戦略・リーダシップ
- M2Mビジネス計画 - 顧客へのM2Mビジネス提案
(顧客との関係形成をどうするか) - M2Mビジネスパートナー戦略
通常、ビジネスモデルのイノベーションを伴う。
どのように 自社を分析し 価値形成を
可視化するか
自社あるいは顧客へのビジネス提案/計画
をどのように 作成し、
説得するか
自社及び顧客と M2Mビジネス 提案/計画を
共有し実現するか
ビジネスモデル イノベーションの パターン、定石、
アプローチを どのように学び
応用し加速するか
38
我々は、M2Mのバリューいかに生み出すか
機器 モジュール ネットワーク ミドルウェア システム
インテグレータ サービス
プロバイダ
セン
サ
IC
(集
積回
路)
モデ
ム
ゲー
トウ
ェイ
トラ
ンス
ポー
ト
層
サー
ビス
層
管理
イネ
ーブ
ラ
アプ
リケ
ー
ショ
ン
イン
テグ
レー
シ
ョン
適用
管理
サー
ビス
エネルギー
マネジメント
砂防・防
災・減災
農業
環境
警察・交
通・防犯
医療・
介護
地域
商業
流通
新
産業
(右図は、「M2M基本技術書 」p.40に記載の図2.1の
一部を掲載したものです。)
・自社の顧客は? ・顧客に何を提供する のか? (自社は、上図のどの 部分を分担し価値提 供するのか?)
互いに協働と競争を繰り返し、切磋琢磨する
関係
創造的な関係 (共創関係)
とは?
エン
ドユ
ーザ
39
M2Mビジネスを成功させるには:
「 M2Mビジネスオーナーへ贈るM2M成功のポイント」
1.フリーにみせる 2.標準装備にする 3.エンドユーザのメリットをはっきりさせる 4.手間要らずに見せる 5.データフォルダである 6.システムやデータを多目的に活用する 7.ビッグデータによって新しい知見を得る 8.法制度をうまく活用する 9.ネットワーク外部性を活用する 10.継続性あるしくみを確立する 11.かけられるコストを制約条件として手段を厳選する 12.自社の強みにM2Mの仕組みを加える 番外.時には、えいやっ!と投資に踏み切る
ソース (本コンソーシアムのホームページ): http://ngm2m.jp/m2m/success_point/
これらのポイント(ハードル)を どのように乗り越えるのか? これら以外にハードルはないのか? ハードルを系統立てて克服する方法はないのか? (ビジネスアプローチの革新は?)
計画的に創られるイノベーションの競争モデル インテル・インサイド型 アップル・アウトサイド型 勝利の方程式を解き明かす 技術だけで勝つ時代ではない
妹尾堅一郎著、ダイヤモンド社発行、2009年7月
技術があっても、勝てるとは限らない!
小川紘一著、翔泳社発行、2014年2月
「ものづくり」や「匠の技」だけでは、もはや勝てない。 市場撤退を繰り返し、長らく停滞してきた日本の製造業をはじめとする産業の再生の方途はあるのか? アップル、サムスン、インテル、クアルコム。これらの企業は利益を生み出すコア領域をクローズにする一方で市場との境界にオープン領域を設定し、多くの企業を巻き込み、ビジネスのエコシステムを実現している。 こうした企業の成功要因と競争優位性の分析と関係者への綿密な調査により、本書では、(1)コア領域をクローズにし、企業と市場の境界領域をオープンにする知財マネジメント (2)新興国企業との連携とASEAN市場での「適地良品」づくり (3)ソフトウェアリッチ化による次世代型製造業モデルを提唱する。 欧米企業が生み出した周到な知財マネジメントとビジネスモデルの構造を分析し、長年の実証研究に基づく成果から、日本企業の本質的な課題を克服し、再び活力を与え、再成長のための戦略を提起する労作である。
Amazon.co.jpでの 本著の「紹介内容」:
40
M2Mはあらゆる産業をグローバルに構造変換させる! 技術に優れていても、負ける(勝てない)? → 下記の著書の警告/提案にも留意する!
42
M2Mカフェ → コンソーシアムへのご参加とM2Mビジネスモデル勉強会へのお誘い
・勉強会の目的(テーマ) - M2Mビジネス環境を理解し共有する - 様々な既存M2M企業のビジネスモデルを理解する - ビジネスモデルに習熟する - 自社のM2Mビジネスモデルを表現する - M2Mビジネスモデルをシミュレーション - 自社のM2Mビジネスプランを(模擬的に)作成する - (仮想の)顧客企業へM2Mビジネスを提案する - 参加者の提案するテーマ
・勉強会の進め方 - 参加メンバーで協議し決定 - 開催頻度:月に1~2回程度、 1回当たり2時間程度を想定 - 受け身ではなく、主体的に参加 - 相互啓発・複数の勉強会の同時進行
・勉強会の成果の扱い - 参加メンバーで協議し決定
(勉強会へのご参加は会員企業様のみ可能です)
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M2Mビジネスの「ジョハリの窓」
Wiki-J: http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%8F%E3%83%AA%E3%81%AE%E7%AA%93
開放の窓 (Open Self)
「公開された自己」
盲点の窓 (Blind Self)
「自分は気づいていないが、 他人が分かっている」
秘密の窓 (Hidden Self)
「隠された自己」
未知の窓 (Unknown Self)
「誰からもまだ 知られていない自己」
自分(自社)が 知っている
自分(自社)が 気づいていない
他人(
他社)
が
分かっている
他人(
他社)
が
分かっていない
1
2
隠された強い自社 (クローズ戦略)
自社の理解 他社から見える自社
会話から気づく自社の力
↓ 自社の可能性を増大させる
自社に足りないものを理解する
↓ 自社の弱みを他社で補う
(他社とWin-Winの関係)
【注】このような検討は、 自社の複数の部門(子会社/系列会社)
の間でも必要なことが多い。
「ジョハリの窓」のような、ビジネスモデルを考える際に思考を促進する様々なフレームワークを適宜、利用・応用する。
自社の自己紹介から 見える自社の可能性
を増大させる
ご質問の記載用紙:
【回答の送付先】 お名前: 所 属: メールアドレス:
【ご質問】箇条書きで記載下さい。
44
ご質問の送付先: 新世代M2Mコンソーシアム事務局 [email protected]
M2Mカフェ(M2Mビジネスモデル勉強会)
への参加希望アンケート:
Q1: ご参加の希望 (あり/なし/その他を選択し記載下さい)
質問内容
あり なし その他( )
貴社の回答記入欄
Q2: 勉強会で取り上げたい テーマ(いくつでも)
Q3: 参加しやすい勉強会の 運営について (1)曜日・時間帯等 (2)進め方 (3)その他のご希望
Q4:特に習熟したい事項
Q5:その他(自由に記載下さい)
ご協力ありがとうございました。
お名前: 所 属: メールアドレス:
45
このアンケートの送付先: 新世代M2Mコンソーシアム事務局 [email protected]