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model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書 6E8C4594

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el 2000ケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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ご注意

1. 本書に掲載してある技術情報は、製品の代表的動作・応用を説明するためのもので、その使用に際して当社および第三者の知的財産権その他の権利に対する保証または実施権の許諾を行うものではありません。

2. 本書の内容の一部または全部を無断で転載することは禁止されています。

3. 本書の内容については、お断りなく変更することがあります。

4. 本書の内容については万全を期しておりますが、万一不可解な点や、誤り、お気づきの点がございましたら、ご一報くださいますようお願いいたします。

PROSEC、TOSLINE、TOSDIC、TOSTELは、株式会社 東芝の登録商標または商標です。

IBMは、International Business Machines Corporationの登録商標です。

Microsoft, Windows and Windows NT は、米国Microsoft Corporationの米国および他の国における登 録商標です。

Ethernet/イーサネット は、日本における富士ゼロックス株式会社の登録商標です。

DeviceNetは、Open DeviceNet Vender Association,Inc.の登録商標です。

TOSHIBA CORPORATION 2004-2012.

All rights reserved

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安全上のご注意 製品および取扱説明書には、お使いになる方や他の人への危害と財産の損害を未然に防ぎ、製品を安全

に正しくお使いいただくために、重要な内容を記載しています。

 次の内容(表示・図記号)をよく理解してから本文をお読みになり、記載事項をお守りください。

●表示の説明

(注) 1. 重傷とは、失明、ケガ、ヤケド(高温・低温)、感電、骨折、中毒などで後遺症が残るもの、

および治療に入院や長期の通院を要するものを指す。

2. 傷害とは、治療に入院や長期の通院を要さない、ケガ、ヤケド、感電などを指す。

3. 物的損害とは、財産・資材の破損にかかわる拡大損害を指す。

●図記号の説明

(注) 本体表示に合わせて、禁止、強制、注意の説明内容が変わります。

危険 取り扱いを誤った場合に、危険な状況が起こりえて、死亡または重傷を受ける可

能性が想定される場合。

注意 取り扱いを誤った場合に、危険な状況が起こりえて、中程度の傷害や軽傷を受け

る可能性が想定される場合、および物的損害のみの発生が想定される場合。

禁止(してはいけないこと)を示します。

具体的な禁止内容は、○の中や近くに絵や文章で示します。

強制(必ずすること)を示します。

具体的な強制内容は、●の中や近くに絵や文章で示します。

注意を示します。

具体的な注意内容は、△の中や近くに絵や文章で示します。

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【model 2000 本体の警告マークについて】

(1) 電源が入った状態で電源モジュールの電源入力端子に触れると感電し、たいへん危険です。

電源入力端子には触れないでください。

(2) 安全のため、配線時や保守・点検のときには必ず電源を切ってください。

(3) 故障や破壊の原因となりますので、電源入力端子には正しく配線し、規定電圧範囲を超えた電圧を

印加しないでください。

(4) プログラマポートのコネクタ接続は、ツール(パソコン等)側の電源を切った状態で行ってくださ

い。 接続後、ツール側の電源を投入してください。

【本文中でのマークについて】

1. 本体警告表示ラベルの確認

本体警告表示ラベルが貼付けられていることをご確認ください。

もし、ラベルが紛失していたり、汚損により見にくいときは、当社サービス部門へご連絡ください。

このマークは危険箇所の警告マークです。本体で感電の恐れのある場所や誤配線などによ

り本体を破壊する恐れのある場所に貼り付けてあります。

このマークのある場所には次のことに注意してください。

【警告シールについて】

model 2000の電源端子部に、左図の警告シールが取り付けられてい

ます。

(24V以下の電源は除く)

シールを台紙からはがして、model 2000本体またはmodel 2000の近

くの見やすい場所に貼ってください。

シールには和文と英文がありますので、必要に応じて使い分けてく

ださい。

なお、配線時にはシール台紙を取り除いてください。

万一、シールの破損などがありましたら、販売店までご連絡くださ

い。

補足

このワクは本書の中で必ず読んでいただきたい箇所についています。

model 2000の取扱い方や操作方法などで特に注意していただきたいことが書かれています。必ずお読

みください。

!

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2. 設置時における安全上の注意

危険

注意

強 制

接地は必ず接地してください。

感電や火災の原因となります。

強 制

次の環境での設置および保管は避けてくださ

い。

• 塵埃の多い場所

• 腐食性ガス(SO2、H2S)、可燃性ガスの発生

する場所

• 許容値を超える振動、衝撃のある場所

• 急激な温度変化により結露するような場所

• 設置条件から外れる低温または高温

• 設置条件から外れる高湿度

• 直射日光の当たる場所

• 強い電波や磁界を発生する機器の近く

強 制

装置は、保守・点検の容易な場所に設置して

ください。

故障時の復旧に支障が出て、大きな事故に発

展する恐れがあります。

禁 止

装置に設けられている通風口、吸排気口はふ

さがないでください。

過熱などにより火災や故障の原因となりま

す。

システムの据付・配線時に、本書に記載され

ている設置条件を守らない場合、本来の性能

が満たせないだけでなく機器の誤動作や故障

の原因になります。

指定方向以外の取付け、また取付け方法に不

備がありますと、落下、火災、交渉、誤動作

の原因となることがあります。

強 制

強 制

モジュールやユニットに電線くずなどの異物

が入ることのないようにしてください。

火災、故障、誤動作の原因となることがあり

ます。

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3. 配線における安全上の注意

危険

注意

強 制

ケーブルの配線は必ず電源を切った状態で

行ってください。

感電による事故や装置の故障の原因となりま

す。

強 制

モジュールの配線は、サヤ付きの圧着端子を

用いるか、テープで被覆するなどして、導電

部分が露出しないようにしてください。

また、端子台カバーは、脱落、破損のないよ

うに取扱い、配線終了時には端子台カバーを

端子台に確実に取付けてください。

導電部が露出していると感電の恐れがありま

す。

強 制

定格にあった外部電源を接続してください。

定格と異なった外部電源を接続すると、爆発、

火災の恐れがあります。

強 制

配線作業は、資格のある専門家が行ってくださ

い。

配線を誤ると火災、故障、感電の恐れがありま

す。

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4. 装置使用上の注意

危険

注意

強 制

非常停止回路、インターロック回路などは、

model 2000 の外部で構成してください。

model 2000 に故障、誤動作が生じた場合、人

身事故に到る危険性があります。また、機械

の破損をまねく恐れがあります。

強 制

通電中はモジュール、ユニットの端子台カ

バーを必ずつけた状態で使用し、端子には絶

対触らないでください。

感電の恐れがあります。

強 制

モジュールのベースユニットへの装着は、カ

チッと音がするまで押し込み、ネジでベースユ

ニットにしっかり固定してください。

装着が不十分ですと、振動などによる故障、誤

動作の原因となります。

強 制

運転中のプログラム変更、強制出力、RUN(運

転)、HALT(停止)などの操作は十分安全を

確認して行ってください。

操作ミスや安全確認の怠りにより、機械の破損

や事故が起こる恐れがあります。

電源モジュール、CPUモジュール、I/Oモジュー

ル、拡張インタフェースモジュールは model

2000 専用ですので、必ず model 2000 用ベース

ユニットに取付けて使用してください。単独で

の使用および他の用途への使用はおやめくだ

さい。

感電、ケガの恐れがあり、また故障の原因とな

禁 止

強 制

model 2000 の動作設定スイッチは、指定され

た設定方法および設定内容を設定してくださ

い。

指定外のスイッチ設定は故障、誤動作の原因と

なります。

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強 制

取扱説明書に記載のサンプルプログラムは、お

客様にて動作確認を行った後使用してくださ

い。

誤動作による事故を防ぐために、運用前に十分

確認を行ってください。

強 制

リレーモジュールには過負荷保護のため、電流

要領に合ったヒューズを外部回路に必ず取付

けてください。

負荷短絡などにより機械の破損や事故の恐れ

があります。

禁 止

煙が出ている、異臭がするなどの異常状態の

まま使用しないでください。火災や感電の原

因となります。このような場合は直ちに全て

の電源を切り、支社店(販売店)またはサー

ビス代理店に連絡してください。

お客様による改造、修理は大変危険ですので

絶対に行わないでください。

強 制

電源は次の順序で投入するように外部回路を

構成してください。

 model 2000 本体の電源投入

 → I/O モジュールと外部負荷電源投入

この順序が守られていない場合、誤動作により

機械の破損や事故の恐れがあります。

強 制

I/O モジュールへ供給する外部電源はできるだ

け負荷電源と共用してください。これが出来な

い場合は、外部電源と負荷電源が同時に切断さ

れるシステムを構成してください。

システムの安全上、必ず負荷電源をmodel 2000

本体よりも先に切断するようにしてください。

この順序が守られていない場合、機械の破損や

事故の恐れがあります。

強 制

S2E はバッテリが内蔵されておらず、添付さ

れた状態で工場出荷されています。S2E ご使

用の直前に、本書に記載の方法でバッテリを取

り付けてください。

バッテリを実装しないで運転実行しますと、メ

モリのデータやプログラムの消失のため、誤動

作による機械の破損や事故の恐れがあります。

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5. 保守点検時における安全上の注意

危険

注意

強 制

配線後、モジュール、ユニット、端子台、配

線ケーブルを着脱するときは、必ず外部電源

が切れていることを確認してください。

モジュールの外部端子台裏面にも電極が現

れ、感電の恐れがあります。

model 2000 本体およびモジュールのハード

ウェアの分解、改造、および OS 等のソフト

ウェアの改造は絶対に行わないでください。

故障、誤動作により火災、感電、ケガの恐れ

があります。

禁 止

バッテリの +,- の逆接続、充電、分解、過熱、

火中投下、ショートは絶対に行わないでくだ

さい。

爆発、発火の恐れがあります。

禁 止

装置やモジュールを落としたり、ぶつけたり、

また、これらに強いショックを与えないでくだ

さい。

故障の原因となります。

禁 止

強 制

装置、モジュールに触れる前には、接地された

金属に触れて人体に帯電している静電気を放

電させてください。

静電気により、装置の誤動作や故障の原因とな

ります。

強 制

ユニットから取外したモジュールは、接地され

た机の上に導電性マットまたは導電袋(予備

ボードなどの入った袋)を敷き、その上に置い

てください。

静電気などにより部品を壊す恐れがあります。

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6. 寿命部品交換時における安全上の注意

危険

強 制

装置やモジュールの汚れは、柔らかい布でふい

てください。

汚れがひどい場合は、水でぬらした布を固くし

ぼってふいてください。

汚れたままにしておくと、誤った判断や誤操作

の原因になります。

装置やモジュールの汚れを落とす場合、ベン

ジンやシンナーなどは使用しないでくださ

い。

装置のパネルやモジュール、ボードの変形や

変色の原因となります。

禁 止

強 制

装置に電源ヒューズや警報ヒューズがある場

合、これを交換するときには、必ず事前にそ

の装置のスイッチを OFF にしてください。

感電や火災の原因となります。

強 制

ヒューズ、バッテリは指定品と交換してくださ

い。

指定品以外を使用しますと火災、故障の原因と

なります。

強 制

リレー出力に使用している有接点リレーは、

接点の磨耗による寿命があります。

本書に記載の接点寿命を確認して、寿命を超

えないように使用してください。また、寿命

を超える場合は代品に交換してください。

リレーの接点寿命を超えると接点の接触不良

などで出力異常が発生し、機械破損や事故の

恐れがあります。

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注意

7. 日常使用時における安全上の注意

危険

強 制

バッテリは、2 年毎に交換してください。

バッテリの消耗により CPU に保存してある

データやプログラムが消失し、誤動作による機

械の破損や事故の恐れがあります。

強 制

電源の容量、周波数、電圧および変動率が、装

置の仕様に適合するか確認してから使用して

ください。

適合しない場合は、装置本来の性能が得られ

ないだけでなく、装置を破損したり、過熱に

より、火災などの原因となります。

強 制

装置の周囲温度や内部温度が異常に上昇した

り、装置に故障が生じた場合には、使用をや

めて装置の電源を切り、最寄りの当社サービ

ス担当窓口に連絡してください。

そのままの状態で使用すると、過熱により火

災などの原因となります。

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注意

8. 廃棄時における安全上の注意

危険

注意

モジュール内部の部品や端子、コネクタ、ハン

ダ面に手を触れないでください。

IC、LSI などが静電破壊し、故障の原因になり

ます。また、部品リード線の末端で受傷する恐

れがあります。

禁 止

装置やモジュール、ボードの分解や改造をしな

いでください。

装置の安全性が失われるだけでなく、装置の誤

動作や故障の原因となります。

禁 止

電源コードやケーブルは無理に折り曲げたり、

引っ張ったり、ねじったりしないでください。

断線や発熱の原因となります。

禁 止

装置本体などのすきまから金属類を差し込ん

だり、クリップなどを落としたりしないでくだ

さい。

火災などの原因となります。

禁 止

リチウム電池は、火中への投入はしないでくだ

さい。

爆発などの危険があります。

禁 止

強 制

リチウム電池、Ni-Cd 電池を破棄する場合は、

地方自治体の条例または規則に従ってくださ

い。

強 制

model 2000 のユニットおよびモジュールを廃

棄する場合は通常の廃棄物とは区別し、産業

廃棄物として処理してください。

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用途制限■ この製品は、人の生命に直接かかわる装置など(注 1)を含むシステムに使用できるよう開発・製作

されたものではないので、それらの用途に使用しないでください。

■ この製品を、人の安全に関与し、公共の機能維持に重大な影響を及ぼす装置などを含むシステム(注

2)に使用する場合は、システムの運用、維持、管理に関して、特別な配慮(注 3)が必要となるの

で、当社営業窓口に相談してください。

(注 1) 人の生命に直接かかわる装置などとは、以下のものをいいます。

• 生命維持装置や手術室用機器などの医療用機器

(注 2)人の安全に関与し、公共の機能維持に重大な影響を及ぼす装置などを含むシステムとは、以

下のようなものをいいます。

• 原子力発電所の主機制御システム、原子力施設の安全保護系システム、その他安全上重要

な系統およびシステム

• 集団輸送システムの運転制御システムおよび航空管制制御システム

(注 3)特別な配慮とは、当社技術者と十分な協議を行い、安全なシステム(フールプルーフ設計、

フェールセーフ設計、冗長設計するなど)を構築することをいいます。

免責事項■ 火災、地震、第三者による行為、その他の事故、使用者の故意または過失、誤用、その他異常な条

件下での使用により生じた損害に関して、当社は一切責任を負いません。

■ この製品の使用または使用不能から生ずる付随的な損害(事業利益の損失、事業の中断、記憶内容

の変化・消失など)に関して、当社は一切責任を負いません。

■ 取扱説明書に記載された内容を守らずに生じた損害に関して、当社は一切責任を負いません。

■ 接続機器との組み合わせによる誤動作などから生じた損害に関して、当社は一切責任を負いません。

■ お客様作成のアプリケーションプログラムとの組み合わせによる誤動作などから生じた損害に関し

て、当社は一切責任を負いません。

お願い

携帯電話や PHS は、運転中の製品本体および各種伝送ケーブル、I/O バスケーブルなどから

1m 以上離れたところでご使用ください。システムが誤動作する恐れがあります。

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はじめに

 本説明書は、統合コントローラ Vシリーズ model 2000 のシーケンスコント ローラ S2E(以下S2Eと称します。また区別を必要としない場合はmodel 2000また は装置と称します。)の仕様、ハードウェアについて、その概要、設置や操作の方法、保守点検などについて解説しています。

 まず最初に、装置を正しく使用するため、ご使用前に必ず「安全上のご注意」を読んでください。

 なお、本製品は保障期間中であっても、消耗や摩擦による修理交換は有償となります。

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必ず守ってください 装置をご使用いただく上で、操作者の安全を守り、装置の正常な動作を保つために、次の事項を守ってください。

1. 取付け、運転、保守、点検の前に本取扱説明書と関連取扱説明書を全て熟読し、機器の知識、安全情報、そして留意事項について習熟された上でご使用ください。

2. 下記の環境での設置および保管は避けてください。

(1) 塵埃の多い場所。

(2) 腐食性ガス(SO2、H2S など)の発生する場所。

(3) 振動、衝撃のある場所。

(4) 本説明書の設置条件から外れる低温および高温環境。

(5) 湿度の高い場所。

3. 装置の周囲温度および内部温度が異常に上昇した場合や装置に故障が生じた場合は、使用をやめて装置の電源を切り、最寄りの当社サービス担当窓口までご連絡ください。

4. 運転中等、スイッチの設定以外で装置のケースを開けないでください。

5. 装置の改造は行わないでください。

6. 輸送時など、製品を落下させないでください。

7. 装置は、取付け・配線・使用・保守について、制御機器の取扱いの一般知識のある方を対象としています。取扱いを誤った場合には、感電・火災・故障・誤動作の恐れがありますので、制御機器取扱い知識および電気的知識が不十分な方は、取付け・配線・使用・保守は避けて、専門知識のある方に依頼して作業してください。

8. 本書および別冊の関連資料は、制御機器の取扱いの一般知識がある方を対象に記載しております。 記載内容に不明な点がありましたらご質問ください。

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S2E 説明書体系

S2E説明書体系

S2Eシステムの説明書として以下の説明書を準備しています。

「S2E本体取扱説明書」(6E8C4594)(本書)

S2Eのハードウェア部(基本部、基本I/O等)に関する仕様、取扱い方法、保守、保全方法を述べています。

「S2E機能説明書」(6E8C4595)

S2Eが持っている機能とその使用方法を説明し、ユーザプログラムを作成するために必要な情報について説明しています。

「Tシリーズ命令語説明書-ラダー図、SFC編」(UM-TS03***-J004)

Tシリーズがサポートするプログラム言語のうち、ラダー図とSFCについて、各命令語の仕様詳細を説明しています。

「T-PDS32 for Windows 操作説明書」(UM-TS03***-J045)

Tシリーズプログラム開発システム(T-PDS)を使用してプログラムを作成、デバッグ、プリントアウト及び保存するための操作方法について説明しています。

「Tシリーズコンピュータリンク機能説明書」(UM-TS03***-J008)

TシリーズのCPUが内蔵しているコンピュータリンク機能について、仕様、取扱い方法について説明しています。

「高機能アナログモジュール取扱説明書」(6E8C4024)

「AD668アナログ入力モジュール説明書」(6E8C4480)

8CHアナログ入力モジュール(AD668)、4CHアナログ出力モジュール(DA664)、熱電対入力モジュール(TC618)、測温抵抗体(RTD)入力モジュール(RT614)の仕様、取扱い方法について説明しています。

設置環境や据付については本書(6E8C4594)を参照してください。

「パルス入力モジュール取扱説明書」(6E8C3885)

「PI632パルス入力モジュール説明書」(6E8C4468)

パルス入力モジュール(PI632/PI672)の仕様、取扱い方法について説明しています。

設置環境や据付については本書(6E8C4594)を参照してください。

「CIFモジュール CF611取扱説明書」(6E8C4466)

汎用通信インターフェイスモジュール(CF611)の仕様、取扱い方法について説明しています。

設置環境や据付については本書(6E8C4594)を参照してください。

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「2軸位置決めモジュール(MC612)取扱説明書」(6E8C4467)

2軸位置決めモジュール(MC612)の仕様、取扱い方法について説明しています。

設置環境や据付については本書(6E8C4594)を参照してください。

「4軸位置決めモジュール取扱説明書」(6E8C4373)

4軸位置決めモジュール(MC614)の仕様、取扱方法について説明しています。

設置環境や据付については本書(6E8C4594)を参照してください。

「TOSLINE-S20 概説書」(6E8C4025)

TOSLINE-S20によるデータリンクシステムについて、システム構成、機器構成、及びTOSLINE-S20の機能、性能、取扱い方法について説明しています。

設置環境や据付については本書(6E8C4594)を参照してください。

「TOSLINE-F10 概説書」(UM-TLF10**-J001)(6E8C4017)

省配線I/Oデータリンクシステム TOSLINE-F10について、システム構成、仕様、取 扱い方法について説明しています。

設置環境や据付については本書(6E8C4594)を参照してください。

「デバイスネットモジュール(DN611/DN611A)取扱説明書」(6E8C4456)

デバイスネットを用いたデータ伝送装置について、システム構成、仕様、取扱い方法を説明しています。

設置環境や据付については本書(6E8C4594)を参照してください。

「FL-netモジュール(FL611/FL612)取扱説明書」(6E8C4367)

「FL-net共通取扱説明書」(6E8C4108)

FL-netを用いたデータ伝送装置について、システム構成、仕様、取扱い方法を説明しています。

設置環境や据付については本書(6E8C4594)を参照してください。

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CONTENTS

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8. S2E 説明書体系 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .xv

第 1 章 システム構成 . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1

1.1 S2E 本体構成 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 21.1.1 基本構成 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 21.1.2 システム構成 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 31.1.3 ユニット構成 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5

1.2 S2E CPU モジュール . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 111.2.1 概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 111.2.2 状態表示 LED . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 121.2.3 運転モードスイッチ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 131.2.4 動作モード設定スイッチ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 141.2.5 プログラマポート(RS232C) . . . . . . . . . . . . . . . . 161.2.6 コンピュータリンクポート(RS485) . . . . . . . . . . 17

1.3 コンピュータリンクモード . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 211.3.1 コンピュータリンク機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 211.3.2 システム構成 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 221.3.3 セットアップ手順 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 231.3.4 RS-485 ケーブル接続 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 241.3.5 RS-232C ケーブル接続 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 261.3.6 動作モード設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 261.3.7 伝送パラメータ設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 271.3.8 コンピュータリンク手順 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 28

1.4 フリーポートモード . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 301.4.1 フリーポート通信機能 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 301.4.2 システム構成 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 321.4.3 セットアップ手順 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 331.4.4 RS-485 ケーブル接続 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 341.4.5 動作モード設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 351.4.6 通信パラメータ設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 361.4.7 メッセージフォーマット . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 371.4.8 プログラミング . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 381.4.9 関連命令語 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 441.4.10 サンプルプログラム . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 51

1.5 ユニット . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 561.5.1 ベース . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 561.5.2 拡張インタフェース . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 581.5.3 拡張ケーブル . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 59

1.6 電源モジュール . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 601.6.1 電源モジュール . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 601.6.2 電源容量 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 62

1.7 I/O モジュール . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 64

xvii

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CONTENTS

x

1.8 伝送モジュール . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 66

第 2 章 一般仕様 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 71

2.1 一般仕様 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 71

2.2 外形寸法 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 74

2.3 I/O モジュール個別仕様 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 76

第 3 章 I/O モジュールの適用上の留意点 . 127

3.1 DC 入力モジュール適用上の留意点 . . . . . . . . . . . . . 127

3.2 AC 入力モジュール適用上の留意点 . . . . . . . . . . . . . 131

3.3 DC 出力モジュール適用上の留意点 . . . . . . . . . . . . . 134

3.4 AC 出力モジュール適用上の留意点 . . . . . . . . . . . . . 137

3.5 接点出力モジュール適用上の留意点 . . . . . . . . . . . . 138

3.6 アナログ入力モジュール適用上の留意点 . . . . . . . . . 139

3.7 アナログ出力モジュール適用上の留意点 . . . . . . . . . 140

第 4 章 据付・配線 . . . . . . . . . . . . . . . . . . 141

4.1 設置環境 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 141

4.2 ベースの取り付け . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 142

4.3 モジュールの取り付け/取り外し . . . . . . . . . . . . . . 1444.3.1 モジュール取り付け/取り外しの基本手順 . . . . .1444.3.2 モジュールカバー取り付け/取り外し . . . . . . . .148

4.4 拡張ユニットの接続 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 149

4.5 接地 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1504.5.1 接地のポイント . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .1504.5.2 接地方法 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .151

4.6 電源配線 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 153

4.7 入出力配線 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 156

4.8 コンピュータリンクポートケーブル配線 . . . . . . . . . 158

4.9 バッテリの取り付け . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 160

4.10 電源投入手順 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 161

4.11 安全回路 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 162

第 5 章 保守・点検 . . . . . . . . . . . . . . . . . . 163

5.1 日常点検項目 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 163

viii model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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CONTENTS

6E8C4594

5.2 定期点検項目 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 164

5.3 保守部品 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 165

5.4 バッテリ交換 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1665.4.1 バッテリの交換手順 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1665.4.2 バッテリ交換時期の目安 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1685.4.3 バッテリの廃棄 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 168

5.5 ヒューズ交換 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 169

5.6 モジュールの廃棄 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 170

第 6 章 トラブルシューティング . . . . . . . 171

6.1 異常発生時の確認事項 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 171

6.2 電源のチェック . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 172

6.3 CPU のチェック . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 173

6.4 プログラムのチェック他 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 174

6.5 入力のチェック . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 175

6.6 出力のチェック . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 176

6.7 外部要因によるトラブル . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 177

6.8 本体自己診断項目 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 178

xix

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6E8C4594

ステム構成

第 1 章 シ

 シーケンスコントローラS2Eは、S2E CPU1台とI/Oモジュールを組合せて制御シ ステムを構築できます。

本構成については、「1.1  S2E本体構成」以降をご覧ください。

表1-1 S2E CPU

名称 型式 概要占有

スロット数

シーケンスコントローラ PU612E 32K-step 1

1

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第 1 章 システム構成

1

1.1 S2E本体構成

1.1.1 基本構成

model 2000パラレルI/Oモジュール(以降、I/OモジュールまたはG2 I/Oモジュール と称します。)に応じて、基本ユニットのみ、または基本ユニット+拡張ユニットにより構成されます。

基本ユニットは、電源モジュール、S2E CPUモジュール、I/Oモジュールで構成され ます。ユニットを拡張する場合は、拡張インタフェースモジュールを取付けます。

S2E CPUモジュールは、基本ユニットの左端(電源モジュールの右側、S0)に実装 します。

拡張ユニットは、電源モジュール、I/Oモジュール、拡張インタフェースモジュールで構成されます。

各々拡張インタフェースモジュールは、拡張ケーブルで接続されます。

最大ユニット構成は4台です。

図1-1 S2E基本構成

電源モジュール

基本ユニット

拡張 インタフェース

拡張ケーブル

電源モジュール

拡張 インタフェース

基本/拡張兼用 ベース

I/O モジュール

基本/拡張兼用 ベース

I/O モジュール

拡張ユニット

空きモジュール

S2E CPU モジュール

2 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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1.1 S2E 本体構成

1

1.1.2 システム構成

高機能ユニットやI/Oモジュールとして実装される伝送モジュールを組み合わせることで、様々な用途に対応できます。

図1-2 S2Eシステム構成

TL-F

PUPS

PS

PS

PS

TL-S

DN

RS485

TOSLINE-S20

LINK

model 2000

DeviceNet *1

TOSLINE-F10

ODVA *1

3.6m

*1: ODVA-Open DeviceNet Vender Assosiation

DeviceNet ODVA

model2000

model3000

PC T-PDS

T-PDS

PC T-PDS

I/O INV

TPLC

6E8C4594 3

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第 1 章 システム構成

1

図1-3 S2E構成一覧

• 共通部 • I/Oモジュール

ベースユニット デジタル入出力モジュール

基本/拡張ベース ユニット

BU668 DC12-24V入力 DI633

BU666 DI632DBU664 (状態変化検出) CD633

DC24V 入力 DI634

DI635

DI635H

電源モジュール DC100/110V入力 DI653

AC100-240V入力,43W PS691 AC100-120V 入力 IN653

AC100-240V入力,35W PS693 AC200-240V 入力 IN663

DC24V入力 PS632 トランジスタ出力 DO633

DC100/110V入力 PS652 DO634

DO635

S2E CPUモジュール (ソース出力タイプ) DO633P

32k-step PU612E トライアック出力 AC663

リレー出力 RO662SRO663

拡張インタフェース

基本/拡張共用 IF661 アナログ入出力モジュール

アナログ入力 AD624LAD634LAD624AD674

カバー AD628S

空きモジュール SP600 AD638S

ユニットカバー SP601 アナログ出力 DA622LDA622

拡張ケーブル DA6720.3m CS6R3 DA624S0.5m CS6R5 • サポートツール0.7m CS6R7 プログラム開発支援ツールT-PDS 高機能アナログモジュール

1.2m CS61 Windows(和) MW3CJ2 アナログ入力 AD668

Windows(英) MW3CE2 アナログ出力 DA664

バッテリ 熱電対入力 TC618

バッテリモジュール BT611 TOSLINE-S20用メンテナンスツール S-LS 測温抵抗体(RTD)入力 RT614

Windows(和) MW23J

Windows(英) MW23E 通信モジュール

通信インターフェイス CF611

DDEサーバソフト T-PSV

Windows(和) PV33J2 専用伝送モジュール

Windows(英) PV33E2 TOSLINE-S20 SN621

SN622

ローダケーブル TOSLINE-F10 UN6115m CJ905 UN612

オープン伝送モジュールDeviceNet DN611AFL-net FL611

FL612

FL654 *1

高機能I/Oモジュール

パルス入力 PI632PI672

*1: リモートユニットのCPUスロットに実装 位置決め制御 MC612

MC614

4 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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1.1 S2E 本体構成

1

1.1.3 ユニット構成

本タイプの最小/最大構成例を示します。

基本ユニットとして、基本/拡張兼用ベースユニットを使用します。ステーション(高機能CPU)モジュール用左端スロットのS0には必ずS2E CPUモジュールを実装 します。その他必要なI/Oモジュールはそれ以降(S1~)のスロットに実装します。

BU666/664を基本ユニットとして使用する場合、左端スロットS0はS2E CPUに占有 され、拡張ユニットとして使用する場合とはI/Oモジュールの実装数が異なります。

モジュール実装(各ベース)

表1-2 基本/拡張兼用ベース

型式 用途 空スロット数 I/Oモジュール枚数 備考

BU668 基本 0 8 S0:S2E CPU実装

拡張 1 8 S0:空きスロット

BU666 基本 0 5 S0:S2E CPU実装

拡張 0 6

BU664 基本 0 3 S0:S2E CPU実装

拡張 0 4

表1-3 基本ベースへの実装

スロット

IF PS 0 1 2 3 4 5 6 7 8

BU668 - - CPU IO IO IO IO IO IO IO IO

BU666 - - CPU IO IO IO IO IO

BU664 - - CPU IO IO IO

表1-4 拡張ベースへの実装

スロット

IF PS 0 1 2 3 4 5 6 7 8

BU668 - - × IO IO IO IO IO IO IO IO

BU666 - - IO IO IO IO IO IO

BU664 - - IO IO IO IO

補足

IF :IF661

PS :電源

0~8 :S0~S8

CPU :S2E

IO :I/Oモジュール

6E8C4594 5

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第 1 章 システム構成

1

モジュール実装(各I/O)

S2E(PU612E)は基本ユニットのスロット“0”固定です。

表1-5 CPUモジュール

占有スロットスロット

BU668 BU666 BU664

PU612E 1 0 0 0

表1-6 拡張インタフェース

スロット

BU668 BU666 BU664

IF661 IF

表1-7 伝送モジュール

スロット

BU668 BU666 BU664

SN621 1~8 0~5 0~3

SN622 1~8 0~5 0~3

UN611 1~8 0~5 0~3

UN612 1~8 0~5 0~3

DN611A 1~8 0~5 0~3

FL611 1~8 0~5 0~3

FL612 1~8 0~5 0~3

FL654 1 0 0

表1-8 I/Oモジュール

スロット

BU668 BU666 BU664

DI632D 1~8 0~5 0~3

DI633 1~8 0~5 0~3

DI653 1~8 0~5 0~3

DI634 1~8 0~5 0~3

DI635 1~8 0~5 0~3

DI635H 1~8 0~5 0~3

IN653 1~8 0~5 0~3

IN663 1~8 0~5 0~3

DO633 1~8 0~5 0~3

DO633P 1~8 0~5 0~3

DO634 1~8 0~5 0~3

DO635 1~8 0~5 0~3

AC663 1~8 0~5 0~3

RO662S 1~8 0~5 0~3

6 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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1.1 S2E 本体構成

1

(注) CD633、PI632、PI672 の割込機能を使用するには、S2E が実装された基本

ユニットへモジュールを実装してください。

RO663 1~8 0~5 0~3

CD633(注) 1~8 0~5 0~3

AD624L 1~8 0~5 0~3

AD634L 1~8 0~5 0~3

AD624 1~8 0~5 0~3

AD674 1~8 0~5 0~3

AD628S 1~8 0~5 0~3

AD638S 1~8 0~5 0~3

AD668 1~8 0~5 0~3

TC618 1~8 0~5 0~3

RT614 1~8 0~5 0~3

DA622L 1~8 0~5 0~3

DA622 1~8 0~5 0~3

DA672 1~8 0~5 0~3

DA624S 1~8 0~5 0~3

DA664 1~8 0~5 0~3

PI632(注) 1~8 0~5 0~3

PI672(注) 1~8 0~5 0~3

MC612 1~8 0~5 0~3

MC614 1~8 0~5 0~3

CF611 1~8 0~5 0~3

表1-8 I/Oモジュール

スロット

BU668 BU666 BU664

6E8C4594 7

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第 1 章 システム構成

1

(1) 最小構成

図1-4 最小構成

● BU668使用例 ● BU666使用例

● BU664使用時

注 意

静電気等から保護のため、ユニット左側の拡張インタフェース用スロットにはユニッ

トカバー(SP601)を取り付けてください。

また、I/O モジュールを実装しないでスロットには、安全上および静電気等からの機

器保護のため、必ず空きモジュール(SP600)を取り付けてください。

補足

(1) 上図において、上側のSn(n=0~8)をスロット番号、下側のm(m=0~7)をI/O割付No.と呼び

ます。

プログラマ(T-PDS)でのI/O割付にて使用するユニット/スロットのスロットはI/O割付

No.に相当します。

(2) BU666とBU664を基本ユニットに使用した場合、スロット番号S0は、CPUモジュールが

実装されるため、T-PDSでのユニット/スロット 00-00は使用できません。

BU666とBU664を拡張ユニットに使用した場合、T-PDSでのユニット/スロット 01-00, 02-00. 03-00はI/O実装可能です。

(3) S2Eは必ずS0に実装してください。

電源 S 2 E

I / O

I/O

I/O

I/O

I/O

I/O

I/O

I/O

S0 S1 S2 S3 S4 S5 S6 S7 S8

0 1 2 3 4 5 6 7

ユニットカバー

I/O 割付 No

電源 S 2 E

I / O

I / O

I / O

I/O

I/O

S0 S1 S2 S3 S4 S5

0 1 2 3 4

ユニットカバー

I/O 割付 No 5

電源 S 2 E

I / O

I/

O

I/O

S0 S1 S2 S3

0 1 2

ユニットカバー

I/O 割付 No 3

8 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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1.1 S2E 本体構成

1

(2) 最大構成

図1-5 最大構成

注 意

BU668 を拡張ユニットとして使用する場合、S0 は使用できませんので、必ず空きモ

ジュール(SP600)を実装してください。

その他の構成におきましても、非実装スロットがある場合、安全上の観点から空きモ

ジュールを実装してください。

IF

電源 S 2 E

I/O

I/O

I/O

I/O

I/O

I/O

I/O

I/O

S0 S1 S2 S3 S4 S5 S6 S7 S8

0 1 2 3 4 5 6 7

基本ユニット 512 点/BU668

I/O 割付 NO.

IF

電源 S P

I/O

I/O

I/O

I/O

I/O

I/O

I/O

I/O

S0 S1 S2 S3 S4 S5 S6 S7 S8

0 1 2 3 4 5 6 7

拡張ユニット

#1

1,024 点/BU668

I/O 割付 NO.

IF

電源 S P

I/O

I/O

I/O

I/O

I/O

I/O

I/O

I/O

S0 S1 S2 S3 S4 S5 S6 S7 S8

0 1 2 3 4 5 6 7

拡張ユニット

#2

1,536 点/BU668

I/O 割付 NO.

IF

電源 S P

I/O

I/O

I/O

I/O

I/O

I/O

I/O

I/O

S0 S1 S2 S3 S4 S5 S6 S7 S8

0 1 2 3 4 5 6 7

拡張ユニット

#3

2,048 点/BU668

I/O 割付 NO.

I/O 点数(64 点 I/O 使用時)

6E8C4594 9

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第 1 章 システム構成

1

補足

(1) 各ユニットには、拡張インタフェースIF661が必要です。

拡張ケーブル接続用コネクタが2個ついていますが、上側が上段ユニットからの入力、下

側が下段ユニットへの出力となります。

(2) 拡張ユニットは、最大3台まで実装可能です。

(3) ユニットサイズによる組立上の制約はありません。

(4) 拡張ユニットには、BU668,BU666,BU664を適用できます。

10 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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1.2 S2E CPU モジュール

1

1.2 S2E CPUモジュール

1.2.1 概要

S2E CPUモジュールは、I/Oモジュールとデータの入出力を行いながら、ユーザプロ グラムを高速実行するシーケンスコントローラです。

標準内蔵のFlash ROMに大切なプログラムやパラメータを保存しておけば、万一の 場合の復旧時間も短縮できます。2つの通信ポート(プログラマ用のポートと表示器やパソコン用のコンピュータリンクポート)を標準装備し、多様な構成に対応します。

また、正面には状態表示LED、運転モードスイッチ、動作モード設定スイッチの他、メモリバックアップ用バッテリ格納カバーがあります。

図1-6 S2E CPU正面図

(注 1) バッテリは添付された状態で工場出荷されています。 バッテリを取り付けてからご使用ください。

表1-9 概要

型式 言語プログラム

容量バッテリ メモリ種別 ツールポート

PU612E ラダー+SFC 32KStep 内蔵 RAM+FlashROM RS485内蔵

LED (RUN, FauLT, BATtery)

(RS485)

1

(HALT, RUN)

(RS232C)

PU612E

S2E

6E8C4594 11

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第 1 章 システム構成

1

1.2.2 状態表示LED

S2E CPUの動作状態を表示します。

表1-10 状態表示LED

名称 表示 状態 備考

RUN (緑) 点灯 正常運転状態 (RUN状態)

点滅 HOLD状態

消灯 停止状態 (HALT状態)またはエラー状態

FLT (赤) 点灯 CPU異常時またはI/O異常時

点滅 CPU異常時

消灯 正常時

BAT (緑) 点灯 バッテリ電圧正常時

点滅 バッテリ電圧低下注意

消灯 バッテリ電圧低下時またはバッテリ未実装時

補足

工場出荷状態から初めての電源投入時は、下記手順に従ってください。

BCCエラー発生にてエラーダウン(FLT点灯)となる場合があります。

(1) バッテリ取り付け

バッテリの交換取り付けを参照ください。

(2) 電源投入

(3) エラーリセット

エラーダウン(FLT点灯)の場合、プログラマ(T-PDS)にてエラーリセット。

(4) メモリクリア

プログラマ(T-PDS)にてメモリクリア

12 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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1.2 S2E CPU モジュール

1

1.2.3 運転モードスイッチ

S2E CPUモジュールの正面に配置されているトグルスイッチにより、運転/停止の 制御ができます。

上表の通り、通常稼動状態において、イニシャルロード(Flash ROMからRAMへの プログラム転送)が行われるのは、SW.1がOFF(ROM運転)のときだけです。

表1-11 電源立上げ後、およびHALT→RUNモード遷移後の運転モード

スイッチ

位置イニシャルロードの有無

遷移後の

運転モードプログラマによる

運転モード変更

HALT SW.1=OFF 有り HALT 無効

SW.1=ON 無し

RUN SW.1=OFF 有り RUN 有効

SW.1=ON 無し

補足

(1) 運転モードスイッチは出荷時、HALT側になっています。

(2) 通常プログラミングはHALT状態で行います。

(3) 運転モードの詳細については、「S2E機能説明書」(6E8C4595)をご覧ください。

(4) バッテリによるRAMのバックアップ機能が低下した時、停電保持領域のデータが保持でき

ないと判断した時にはこれらのデータは0クリアされます。また、プログラムはBCCチェッ

クを行い、もしBCCエラー発生時は本体エラーとなります。

注 意

S2E 本体や I/O モジュールの指定外のスイッチ設定は故障・誤動作の原因となります。

指定のスイッチ設定にて使用してください。

HALT

RUN

ユーザプログラム実行停止(HALT モード)

ユーザプログラム実行開始(RUN モード)

6E8C4594 13

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第 1 章 システム構成

1

1.2.4 動作モード設定スイッチ

S2E CPUモジュールの正面、バッテリ格納カバー内側に配置されているDIPスイッ チにより、各種動作モードが設定できます。(出荷時設定はSW.1のみON、ほかは全てOFF)

(注) SW.1 で ROM モード設定時は、SW.2 の設定は無効で自動 RUN となります。

表1-12 SW.1 ROM/RAM切換えスイッチ

設定位置

SW.1選択機能

CPUの動作

(RAMへのプログラム転送の有無等)

OFF ROM 電源立上がり時、Flash ROMの内容をRAMに転送してから立上が

ります。(イニシャルロード)

ON RAM 電源立上がり時、RAMの内容で立上がります。

(イニシャルロード無し)

表1-13 SW.2 RUN/スタンバイ設定スイッチ

設定位置

SW.2選択機能

運転モード

スイッチ

立上げ後

のモード備 考

OFF RUN(自動RUN)

HALT HALT

RUN RUN 自動RUNスタートとなります。

ON スタンバイ(HALT待機)

HALT HALT

RUN HALTモードで立上り、プログラマか

らの運転コマンドまたは運転モードスイッチの切換え(HALTRUN)

による起動待ちとなります。

OF

F

1

2

3

4

ROM/RAM 切替えスイッチ :電源投入/RUN 起動時モード読込み

RUN/スタンバイ設定スイッチ :電源投入時のみモード読込み

プログラマポートパリティ設定スイッチ:電源投入時のみモード読込み

予約スイッチ:OFF に固定

ROM

R/S

P

14 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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1.2 S2E CPU モジュール

1

本スイッチは、プログラマポートにモデム等を接続し、遠隔監視をしたい時など

に使用します。

モデム側では、CTS,DTR等の制御信号は無しとして設定してください。

• SW.4 予約スイッチ

OFF固定で使用してください。

表1-14 SW.3 プログラマポートパリティ設定スイッチ

設定位置

SW.3選択機能 備 考

OFF 奇数パリティ 8ビットデータ、奇数パリティ、9600bps(トータル11ビット長データ)

ON パリティ無 8ビットデータ、パリティ無し、9600bps(トータル10ビット長データ)

6E8C4594 15

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第 1 章 システム構成

1

1.2.5 プログラマポート(RS232C)

このポートにプログラマ(T-PDS)を接続します。CPUモジュール側のコネクタは、D-SUB9ピン、メス型です。

プログラマ(T-PDS)を接続する場合は、専用のローダケーブル(CJ905)を使用してください。

このポートはまた、Tシリーズコンピュータリンクコマンド(ASCII)にも対応していますので、タッチパネル表示器等をこのポートに直結することが可能です。

本機能の概略仕様と、本ポートのコネクタピン配列を以下に示します。

なお、Tシリーズコンピュータリンクコマンドの詳細については、別冊の「Tシリーズコンピュータリンク機能説明書」をご覧ください。

表1-15 通信機能仕様

項目 仕様

インタフェース RS232C準拠

接続状態 1対1(ステーションNo.は1~32を設定してください)

伝送距離 最大15m

伝送速度 9600 bps(固定)

フレーミング スタートビット : 1ビット

データ長 : 8ビット

パリティ : 奇数または無し(スイッチ設定)

ストップビット : 1ビット

応答方式 会話型(ホストの要求コマンドに対するS2Eの返信応答)

サポートコマンド(要求コマンド)

DR(データリード)

DW(データライト)

ST(ステータスリード)

TS(テストテキスト)

表1-16 コネクタピン配列

信号名 ピン番号 略号 方向

送信データ 3 TXD S2Eホスト

受信データ 2 RXD S2E←ホスト

信号用接地 5 SG S2E-ホスト

送信要求 7 RTS S2Eホスト

送信可 8 CTS S2E←ホスト

補足

上記以外のピンには接続しないでください。

16 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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1.2 S2E CPU モジュール

1

1.2.6 コンピュータリンクポート(RS485)

本リンクポートでは、コンピュータリンクとフリーポートの通信機能をサポートしています。通信機能は、特殊レジスタSW069で選択します。

■ コンピュータリンク機能

コンピュータリンク機能はホストコンピュータ(表示器等含)とS2Eとの間で専用のプロトコル(Tシリーズ共通)によってデータの受け渡しを行う機能です。

32台のS2Eがホストコンピュータに接続できます。

ホストコンピュータにS2E の伝送手順(コンピュータリンク手順)をサポートする プログラムを作成することによって、ホストコンピュータはS2E に対して次の機能 を実現することができます。(コンピュータリンク手順はごく簡単なASCIIコードによるメッセ-ジの通信です。)

• S2E からのデータ読み出し

• S2E へのデータ書き込み

• S2E の運転状態のモニタ(RUN/HALT/ERROR)

• S2E の運転制御(RUN/HALT)

図1-7 コンピュータリンク構成例

S2ES2E S2E

1対N伝送

ホストコンピュータ

RS485( 大 1km)

大 32台

RS232C/485変換器

6E8C4594 17

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第 1 章 システム構成

1

■ フリーポート機能

フリーポート機能は、S2Eにバーコードリーダー、プリンタ、ディスプレイ等のASCII通信機能を接続するために使用します。

この機能によって、S2Eは任意の電文(メッセージ)を自発的に送信することができますので、通信手順のマスタとして使用できます。たとえば、S2Eを他のPC(プログラマブルコントローラー)と接続して、コンピュータリンク手順を用いて通信したり、インバータ(東芝VF-S7等)の伝送プロトコルを用いて速度のコントロールを行ったりといったことが可能です。

図1-8 フリーポート構成例

この機能では任意のASCIIコードデータを通信ポートにより送受信を行うことができます。送受信するASCIIコードデータは、終了コードまでを1メッセージとして認識します。終了コードは設定が可能です。初期値はH0D(CR:キャリッジリターン)となっています。

メッセージフォーマット(終了コードH0Dの場合)

N:送受信テキスト長=最大512バイト

図1-9 フリーポートメッセージ

1 2 3 4 N-1 N

CR

大 3 2台

R S -4 8 5 ( 大 1 k m )

S 2 E

A S C II 通 信

機 器

A S C II通 信

機 器

A S C II通 信

機 器

18 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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1.2 S2E CPU モジュール

1

■ 通信機能仕様

本通信機能の設定はT-PDSで行います。

(注) 2 線式の場合は、9600,19200bps。

表1-17 コンピュータリンク仕様

項目 仕様

インタフェース RS-485準拠(4線式)

伝送方式 半二重方式

同期方式 調歩同期式(非同期)

伝送速度 300, 600, 1200, 2400, 4800, 9600, 19200 bps

伝送フォーマット スタートビットデータビット長パリティストップビット

プロトコル Tシリーズコンピュータリンク手順(ASCII),Tシリーズプログラマ手順(T-PDSコンピュータリンク接続)

接続形態 1対N(最大32)

伝送距離 最大1km

ケーブル接続 6ピン 端子台

表1-18 フリーポート仕様

項目 仕様

インタフェース RS-485準拠

(4線式または2線式)

伝送方式 半二重方式

同期方式 調歩同期式(非同期)

伝送速度 300,600,1200,2400,4800,9600,19200 bps (注)

伝送フォーマット スタートビット  1ビット(固定)

データビット長  7 / 8ビット

パリティ     偶数 / 奇数 / なし

ストップビット  1 / 2ビット      (補足参照)

伝送コード ASCII コード

テキスト長 最大 512 バイト

接続形態 1 対 N(最大 32)

伝送距離 最大 1 km

ケーブル接続 6 ピン端子台

6E8C4594 19

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第 1 章 システム構成

1

■ コネクタピン配列

配線については、「4.8  コンピュータリンクポートケーブル配線」をご覧ください。

補足

伝送フォーマットは次の組み合わせが可能です。

表1-19 伝送フォーマット

スタートビット データ長 パリティ ストップビット

1 7 なし 2

1 7 あり 1

1 7 あり 2

1 8 なし 1

1 8 なし 2

1 8 あり 1

表1-20 コネクタピン配列

信号名 ピン番号 略号 方向

送信データA 1 TXA S2Eホスト

送信データB 2 TXB S2Eホスト

受信データA 3 RXA ホストS2E

受信データB 5 RXB ホストS2E

終端抵抗 4 TERM

信号用接地 6 SG

20 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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1.3 コンピュータリンクモード

1

1.3 コンピュータリンクモード

1.3.1 コンピュータリンク機能

コンピュータリンク機能ではS2E は常にホストコンピュータからの要求待ち状態に なっています。ホストコンピュータから要求コマンドが送信されると、接続された各々のS2E は要求コマンド中に指示されているステーション番号を調べ、自分自身 のステーション番号と一致しているかどうかチェックします。

ステーション番号が一致しているS2E が要求コマンドに応じた処理を行った上で応 答データをホストコンピュータに返信します。

ステーション番号が一致していないS2E は何も処理を行わず無視します。

ステーションNo. 3に要求を出したときの処理の流れを以下に示します。

①ホストコンピュータから各S2Eに要求を送信

(ステーションNo. 3に対する要求)

②該当するステーション番号のS2Eのみが要求処理を実行

(ステーションNo. 3のみ)

③処理結果をホストコンピュータに返信

(ステーションNo. 3からの応答)

図1-10 コンピュータリンク機能

コンピュータリンク補助機能

用途によっては、S2E からある時間をおいてコンピュータリンクの応答をさせる場 合があります。これに対応する為に下記の補助機能があります。

S2S2S2S2S2 S2S2S2

ホスト

コンピュータ

#32#7#6#5#4#3#2#1

応答(ホスト S2)

要求(ホスト S2)

(ホスト→S2E)

(ホスト←S2E)

S2ES2ES2ES2ES2ES2ES2ES2E

表1-21 コンピュータリンク補助機能

名称 機能

SW038 プログラマポート応答ディレイ(RS232C)

設定範囲:0-30設定値*10ms待ってから、外部機器への通信

応答を行う。

SW057 コンピュータリンクポート応答ディレイ(RS485)

設定範囲:0-30設定値*10ms待ってから、外部機器への通信

応答を行う。

6E8C4594 21

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第 1 章 システム構成

1

1.3.2 システム構成

システム構成を以下に示します。

S2Eでは、1対N伝送(Nは最大32)が行えます。

もし、ホストコンピュータがRS-232Cインタフェースしかサポートしていない場合は、RS-232C/RS-485変換アダプタ(ADP-6237B)を使用して1対N伝送が可能です。

図1-11 システム構成

1 対 N 伝送

(S2E : RS-485)

ホストコンピュータ

大 32 台

ADP-6237B

RS-232C/RS-485

変換器

S2E S2E S2E

RS-485( 大 1km)

・・・

1 対 1 伝送

(S2E : RS-232C)

ホストコンピュータ

S2E

RS-232C

( 大 15m)

22 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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1.3 コンピュータリンクモード

1

1.3.3 セットアップ手順

コンピュータリンク機能のセットアップの手順を以下に示します。

図1-12 セットアップ手順

S2E 電源 OFF

伝送ケーブル接続

通信機能の動作モード設定

S2E 電源 ON

ホストコンピュータ側の

伝送プログラム準備

Flash ROM 書き込み

(HALT モードにて)

RS-485 もしくは RS-232C でホストとS2E を接続します。

交信開始

S2E 特殊レジスタをコンピュータリンクモードに設定します。

ステーション番号、ボーレート、パリティ、データ長、ストップビットを設定します。コンピュータリンク

伝送パラメータの設定

(HALT モードにて)

別冊の「Tシリーズコンピュータリンク機能説明書」を参照してください。

電源を立ち上げ直す

一回 ROM に書き込めば、通信機能の動作モードを変更するまで有効です。

6E8C4594 23

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第 1 章 システム構成

1

1.3.4 RS-485ケーブル接続

下記に接続例を示します。

• RS-232C/RS-485変換アダプタ(ADP-6237B)を使用した場合のケーブル接続を

示しています。

• 伝送ケーブルは耐ノイズ性向上のために、ツイストペア一括シ-ルドケーブルを使用してください。シールドは必ず1点接地してください。

1対1伝送のとき

図1-13 1対1伝送

• S2Eの通信ポートは、着脱式端子台です。

• S2EとADP-6237BのRXAとTERM端子をショートします。(終端抵抗へ接続)

• ホストコンピュータのRS-485(またはRS-422)インタフェースとS2Eをダイレク

トに接続する場合は、ホストのRXA-RXB間に1/2 W-120 Ωの終端抵抗を接続し

ます。

25 ピン コネクタ

RS-232C/RS-485 変換機 (ADP-6237B)

ホスト

コンピュータ

RS-232C 最大 15 m

RXD

TXD

DTR

SG

DSR

RTS

CTS

CD

1 FG

2

RXD3

TXD

4

DSR

5

SG

6

CD

7

RTS

8

CTS

20 DTR

TXA

TXB

RXA

RXB

SG

TERM

FG

RXA

RXB

TXA

TXB

SG

TERM

RS-485 最大 1km

端子台

端子台

S2E

24 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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1.3 コンピュータリンクモード

1

1対N伝送のとき

図1-14 1対N伝送

• S2Eの通信ポートは、着脱式端子台です。

• 終端局にはTXA-TXB間、RXA-RXB間に終端抵抗1/2 W-220Ωを接続します。

• 伝送ケーブルはツイストペア一括シールドケーブルを使用してください。

• シールドは必ず1点接地してください。

TXA TXB RXA

TERM RXB SG

S2E

S2E

(中継端子台) シールド付きツイストペアケーブル

RS-232C/RS485変換アダプタ

(ADP-6237B)

終端抵抗 220

終端抵抗220

RXA RXB TXA TXB SG

35126

RXARXBTXATXBSG

ケーブル長:最大 1 km (全長)

6E8C4594 25

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第 1 章 システム構成

1

1.3.5 RS-232Cケーブル接続

下記に接続例を示します。

• 伝送ケーブルは耐ノイズ性向上のために、ツイストペア一括シ-ルドケーブルを使用してください。シールドは必ず1点接地してください。

図1-15 RS-232Cケーブル接続

• S2EのRS-232CポートはD-sub 9ピンのメス型コネクタになっています。ケーブル

側のコネクタはD-sub 9ピンのオス型コネクタを使用してください。

• S2EのRTS信号(ピン7)は、常にONとなっています。

• S2EはCTS信号(ピン8)による通信制御を行いません。

1.3.6 動作モード設定

通信機能の動作モードの設定は、S2Eの特殊レジスタで行います。特殊レジスタの設定は、電源投入時にS2Eに読み込まれます。通電中の設定変更は無効です。

コンピュータリンクモードを選択する場合には、特殊レジスタSW069を“0”に設定してください。工場出荷時はコンピュータリンク機能の設定です。

シールド付きツイストペアケーブル

S2E (R S-232Cポート) ホスト

コンピュータ 1 SG 2 R X D 3 T X D 4 5 SG 6 D C 5V 7 R T S 8 C T S

9 D C 5V

R X D T X D D T R SG

D SR R T S C T S

最大 15 m

表1-22 動作モード設定

特殊レジスタ 名称 機能

SW069 リンクポート動作モード設定 0 :コンピュータリンク機能

2 :フリーポート機能

26 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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1.3 コンピュータリンクモード

1

1.3.7 伝送パラメータ設定

コンピュータリンクのパラメータはS2E のシステム情報に設定します。

S2EをHALTモードにし、「システム情報」の「コンピュータリンク設定」にパラメータを設定してください。

図1-16 T-PDS画面例

コンピュータリンクのパラメータ設定が完了したら、電源を切る前にS2EのFlashROMに書き込みを行ってください。

ステーションNo.、ボーレイト、パリティー、データ長、

ストップビットを設定してください。

6E8C4594 27

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第 1 章 システム構成

1

1.3.8 コンピュータリンク手順

S2Eのコンピュータリンクでは、以下に示すメッセージフォーマット及びコマンドにより交信を行います。

伝送フォーマットの詳細につきましては、別冊の「Tシリーズコンピュータリンク機能説明書」を参照してください。

メッセージフォーマット

メッセージの内容とサイズ

( . . . .先頭コード(H28) 1バイト

A . . . .フォーマット識別コード(H41) 1バイト

ADR . . .ステーションNo. 2バイト

01(H3031)~ 32(H3332)

CMD. . .コマンド 2バイト

DATA . .データ部(最大244バイト)

& . . . .チェックサム判別コード(H26) 1バイト

SUM. . .チェックサム 2バイト

先頭コードからチェックサム判別コードまでの和の

下位1バイトのASCIIコード

) . . . .終了コード(H29) 1バイト

;. . . . .終了コード(継続時:H3B) 1バイト

CR . . .キャリッジリターンコード(H0D) 1バイト

チェックサムの計算例

図1-17 コンピュータリンクメッセージ

大255バイト

1 2 3 4 5 6 7

( A ADR CMD DATA & SUM )/; CR

チェックサム作成範囲

( A 0 1 S T & 9 7 ) CR

和 下位 2 ケタ

‘(’ = H28

‘A’ = H41

‘0’ = H30

‘1’ = H31

‘S’ = H53

‘T’ = H54

‘&’ = H26

H197

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1.3 コンピュータリンクモード

1

コンピュータリンクコマンド一覧

コンピュータリンク機能では次のコマンドが利用できます。

コンピュータリンクコマンドの詳細につきましては、別冊の「Tシリーズコンピュータリンク機能説明書」を参照してください。

表1-23 コンピュータリンクコマンド一覧

No.要求

コマンド機能 内容

応答

コマンド備考

1 ER エラー情報読出し S2Eのエラー状態を読出します。 ER

2 TS テストテキスト 送信データを折り返し返信します。

TS

3 ST ステータス読出し S2Eのステータスを読出します。 ST

4 DR レジスタ・デバイス読出し

レジスタ・デバイスの内容を読出します。

DR

5 DW レジスタ・デバイス書込み

レジスタ・デバイスにデータを書込みます。

DW

6 BR プログラム情報 ブロック読出し

プログラム情報部のブロック読出しを行います。

BR

7 BW プログラム情報ブロック書込み

プログラム情報部のブロック書込みを行います。

BW

8 EC PC制御 S2Eの動作モードを切替ます。 EC

9 TR 診断テーブル読出し 診断テーブルを読出します。 TR

10 SR システム情報1読出し S2Eのシステム情報1を読出しま

す。

SR

11 S2 システム情報2読出し S2Eのシステム情報2を読出しま

す。

S2

12 RT カレンダ時計読出し S2Eのカレンダ時計のデータを読

出します。

RT

13 WT カレンダ時計書込み S2Eのカレンダ時計の値を設定し

ます。

WT

14 ー コンピュータリンクエラー

コンピュータリンクエラーを表示します。(エラー時の応答のみ)

CE 応答のみ

15 ー S2E本体エラー S2Eの処理エラーを表示します。

(エラー時の応答のみ)

EE 応答のみ

16 CR コメントブロック 読出し

コメントデータのブロック読出しを行います

CR

17 CW コメントブロック 書込み

コメントデータのブロック書込みを行います

CW

18 RB プログラムブロック読出し

プログラムデータ部のブロック読出しを行います。

RB

19 WB プログラムブロック書込み

プログラムデータ部のブロック書込みを行います。

WB

6E8C4594 29

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第 1 章 システム構成

1

1.4 フリーポートモード

1.4.1 フリーポート通信機能

フリーポートモードは、S2Eに、マイクロコンピュータ、バーコードリーダ、プリンタ、表示器等の種々のシリアルASCII機器を接続するために使用します。

このモードでは、S2Eは任意の電文(メッセージ)を自発的に送信することが可能です。従って、S2Eと他のPCをコンピュータリンク手順で接続したり、S2Eとインバータ(東芝VF-S7等)をインバータの通信手順で接続し、通信を介して制御・監視することが可能となります。

このモードでは、S2Eは任意のメッセージを、シリアルポートを介して送受信します。

ここで言うメッセージとは、任意の文字(ASCIIコード)で構成され、単一の終了コードで終わる、ひとかたまりの文字列を意味しています。終了コードの初期値は、H0D(CR:キャリッジリターンコード )です。

適合メッセージフォーマット(終了コードを設定しない場合)

N: メッセージ長 = 最大512バイト

図1-18 フリーポートメッセージ

言い方を変えると、フリーポート機能は、メッセージによって終了コードが変化する場合、及びメッセージ中に終了コードが含まれるような場合には適用できません。

フリーポートモードでは、通信(メッセージの送受信)は、S2Eのプログラムによって制御します。具体的には、送受信の実行には、拡張データ転送命令(XFER)を使用します。

送信:

送信を開始する場合には、S2Eのレジスタに、送信するメッセージ(ASCII文字列)を準備します。このメッセージの最後には、規定の最終コードが必要です。

この状態で、XFER命令によって、そのメッセージの送信を実行します。

図1-19 フリーポート送信

1 2 3 4 N-1 N

CR

レジスタ

MSB LSB

“B” “A” “D” “C” “F” “E” “H” “G”

CR

送信回路

XFER 命令

CR “H” “B” “A”

RS-485

S2E

30 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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1.4 フリーポートモード

1

受信:

あるメッセージを受信した場合には、そのメッセージは、一旦受信バッファに格納されます。受信バッファは、512バイトのサイズのリングバッファです。

受信バッファに格納されたメッセージは、XFER命令を実行することにより、1メッセージ単位で読み出され、ASCII文字列のまま、指定したレジスタに格納されます。

図1-20 フリーポート受信

S2Eでは、ASCII文字列から16進データへの変換/逆変換命令 (ATOH/HTOA)を サポートしています。これらの命令を使用することにより、ASCII文字列の取り扱いが容易になります。

レジスタ

MSB LSB

“1” “0” “3” “2” “5” “4” CR “6”

送信回路

及び

受信バッファXFER命令

“0” “1” “6” CR

RS-485

S2E

6E8C4594 31

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第 1 章 システム構成

1

1.4.2 システム構成

下図にフリーポートモードのシステム構成を示します。

S2Eはコンピュータリンクポートを介して、シリアルASCII機器に接続されます。

図1-21 システム構成

インターフェース選択機能

シリアル機器と接続する場合、インターフェイスによって4線式または2線式を選択し、これらに対応する為に下記の補助機能があります。

表1-24 インターフェイス選択機能

名称 機能

S688 インターフェイス選択 (4/2線式)

OFF :4線式対応

ON :2線式対応(9600,19200bps選択時のみ有効)

最大 32台

R S -485 (最大 1 km )

S 2E

シリアル AS C II 機器

シリアルA SC II機器

シリアルA SC II機器

32 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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1.4 フリーポートモード

1

1.4.3 セットアップ手順

フリーポート機能のセットアップ手順を以下に示します。

図1-22 セットアップ手順

S2E 電源 OFF

通信配線

通信機能の動作モード設定

S2E 電源 ON

RUN モードにする

Flash ROM 書き込み

(HALT モードにて)

S2E とシリアル ASCII 機器を、RS-485 で接続

します。

フリーポート機能動作開始

S2E の特殊レジスタにて、フリーポートモード

を選択します。

ボーレート、データビット長、パリティ、スト

ップビットを設定します。

通信制御部分を含む

プログラム作成

(HALT モードにて)

一回 ROM に書き込めば、通信状態の動作モー

ドを変更するまで有効です。

電源を立ち上げ直す

通信パラメータ設定

(HALT モードにて)

6E8C4594 33

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第 1 章 システム構成

1

1.4.4 RS-485ケーブル接続

下記に接続例を示します。

• 通信ケーブルとしては、RS-485規格に適合した通信ケーブル(シールド付きツイ

ストペアケーブル)を使用してください。なお、シールドは確実に1点接地してく

ださい。

<4線式1対1接続の場合>

図1-23 4線式1対1接続

• S2Eの通信ポートは、着脱式端子台です。

• S2Eの端子台で、RXAとTERMをショートしてください。

• 1/2 W - 120 Ω の終端抵抗を、接続機器側のRXAとRXB間に接続してください。

<2線式1対1接続の場合>

図1-24 2線式1対1接続

SG

RXB

TERM

RXA

TXB

TXA

SG

TXB

TXA

RXB

RXA

最大 1 km

シールド付きツイストペアケーブル シリアル ASCII 機器S2E

R

R: 1/2 W-120

SG

RXB

TERM

RXA

TXB

TXA

SG

B

A

最大 1 km

シールド付きツイストペアケーブル シリアル ASCII 機器S2E

R

R: 1/2 W-120

34 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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1.4 フリーポートモード

1

• S2Eの通信ポートは、着脱式端子台です。

• S2Eの端子台で、RXAとTERMをショートしてください。

• 1/2 W - 120 Ω の終端抵抗を、接続機器側のRXAとRXB間に接続してください。

<4線式1対N接続の場合>

図1-25 4線式1対N接続

• S2Eの通信ポートは、着脱式端子台です。

• 終端抵抗1/2 W - 220 Ω を、両終端局のRXAとRXB間及びTXAとTXB間に接続し

てください。

1.4.5 動作モード設定

通信機能の動作モードの設定は、S2Eの特殊レジスタで行います。特殊レジスタの設定は、電源投入時にS2Eに読み込まれます。通電中の設定変更は無効です。

フリーポートモードを選択する場合には、特殊レジスタSW069を“2”に設定してください。工場出荷時の設定は、コンピュータリンク機能設定です。

RXA RXB TXA TXB SG

TXA TXB RXA

TERM RXB SG

シリアル ASCII 機器

シリアル ASCII 機器シールド付きツイストペアケーブル S2E

終端抵抗220

終端抵抗220

RXA RXB TXA TXB SG

最大ケーブル長 1 km

(全長)

表1-25 動作モード設定

特殊レジスタ 名称 機能

SW069 リンクポート動作モード設定 0 :コンピュータリンク機能

2 :フリーポート機能

6E8C4594 35

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第 1 章 システム構成

1

1.4.6 通信パラメータ設定

通信パラメータは、S2Eのシステム情報に設定します。

S2EをHALTモードにし、「システム情報」の「コンピュータリンク設定」に通信パラメータを設定してください。

図1-26 T-PDS画面例

通信パラメータ設定が完了したら、電源を切る前にS2EのFlash ROMに書き込みを 行ってください。

ボーレイト、パリティー、データ長、ストップビットを設定してください。ステーションNo.の設定は無視されます。

36 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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1.4 フリーポートモード

1

1.4.7 メッセージフォーマット

メッセージはASCII文字列と、規定の終了コードによって構成されます。

終了コードの初期値(特に設定しないときの値)は、H0D(CR:キャリッジリターンコード)です。終了コードの変更方法については、「1.4.8 プログラミング」を参 照してください。

メッセージの最大長は、512バイトです。

下図にメッセージの例を示します。

この例で、"x" はASCII文字を表しています。例えば、"0" はH30を意味します。

上記のメッセージを送信するときにレジスタに準備すべきデータ、及び上記のメッセージを受信したときにレジスタに格納されるデータの配列は下記の通りです。

図1-27 メッセージフォーマット

1 2 3 4 5 6 7 8 9

"0" "1" "2" "A" "B" "7" "8" "9" CR

レジスタ F 8 7 0 通信メッセージ

n "1" "0" "0"

n+1 "A" "2" "1"

n+2 "7" "B" "2"

n+3 "9" "8" "A"

n+4 CR "B"

"7"

"8"

"9"

CR

6E8C4594 37

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第 1 章 システム構成

1

1.4.8 プログラミング

(1) 終了コードの変更

終了コードの初期値は、H0D(CR:キャリッジリターンコード)です。

終了コードの変更は、第1スキャンで、SW068に変更したい値を書き込むことによって可能です。

プログラム例:

(サブプログラム1)

図1-28 終了コードの変更

上記は、終了コードをH03に変更する例です。この例では、サブプログラム1

(イニシャルプログラム)で、SW068にH0003を書き込んでいます。

F 8 7 0

SW068 H00 新終了コード

(H0003)

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1.4 フリーポートモード

1

(2) 受信動作

1つのメッセージが受信されると、そのメッセージは一旦受信バッファに格納されます。受信バッファは、512バイトの容量のリングバッファです。

受信バッファに格納されたメッセージを読み出して、指定したレジスタに格納するために、拡張データ転送命令(XFER)を使用します。

入力 -[ A XFER B → C ]- 出力

 オペランドA: 転送元

 オペランドB: パラメータ

 オペランドC: 転送先

図1-29 XFER命令(メッセージ受信)

動作:

XFER命令の入力がONのとき、受信バッファからの読み出し動作が実行されま

す。実行ステータスは、B+1のレジスタに反映されます。

正常受信完了は、「B+1が0」かつ「B+2が0以外」 の条件で判定します。

B+1 (実行ステータス):

H0000…正常完了

H0001…通信エラー発生(パリティ、フレーミングエラー)

H0002…メッセージ長オーバー発生(512バイト超過)

H0003…受信バッファオーバーフロー発生

H0004…受信タイムアウト発生(下記参照)

F 8 7 0

A H00 H30←フリーポート指定(固定)A+1 H0000

F 0

B 転送サイズ ←256(256ワード)固定

B+1 実行ステータス

B+2 受信メッセージ長 (バイト長)

F 8 7 0

C H00 レジスタ種別 ←レジスタを間接的に指定

C+1 レジスタ先頭アドレス H00:XW/YWH01:WH02:LWH03:RWH04:DH05:F

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第 1 章 システム構成

1

メッセージ受信時、先頭文字から終了コードの受信完了までが下表の時間を超

えると、受信タイムアウトとなります。

図1-30 プログラム例

回路 1: XFER命令のためのパラメータ設定。

D1100以降の256ワードを、受信メッセージ格納用として確保してい

ます。

回路 2: R0100をONにセットすると、受信動作が開始されます。

正常に受信完了すると、受信メッセージはD1100以降に格納され、

R0101がONとなります。

通信エラー等が発生した場合 または動作モード、パラメータ異常等に

よりXFER命令の命令実行エラーが発生した場合(S0051=ON) には、

R0102がONとなります。

回路 3: R0101及びR0102を確認した後で、R0100をOFFにリセットすると、

R0101とR0102はOFFとなります。

このプログラムを組み込んで使用する場合、プログラムのメイン処理の部分でまずR0100をONにセットします。その後、あるメッセージが受信されると、R0101(正常受信時)またはR0102(エラー発生時)がONとなります。R0100をOFFにリセットし、必要な処理を行ってください。正常受信完了であれば、D1100以降に受信メッセージが格納されていますので、受信メッセージの処理を行ってください。

処理が終わり、次の受信の準備が整ったら、再度R0100をONにセットしてください。

表1-26 タイムアウト時間

ボーレート タイムアウト時間

300, 600, 1200 bps 30 秒

2400 bps 15 秒

4800 bps 7 秒

9600 bps 3 秒

19200 bps 1.5 秒

40 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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1.4 フリーポートモード

1

(3) 送信動作

メッセージを送信する場合には、送信するメッセージ(ASCII文字列 + 終了コー ド)をレジスタ上に準備した上で、拡張データ転送命令(XFER)を実行します。

入力 -[ A XFER B → C ]- 出力

オペランドA: 転送元

オペランドB: パラメータ

オペランドC: 転送先

図1-31 XFER命令(メッセージ送信)

動作:

XFER命令の入力がONすると、Aで間接的に指定されたレジスタ以降のメッセージ(終了コードまで)が、送信開始されます。

実行ステータスは、B+1のレジスタに反映されます。

B+1 (実行ステータス):H0000…正常完了H0001…メッセージ送信中H0002…通信ビジー(他の送受信処理中、送信不実行)H0003…リセット発生(送信中断)H0004…送信タイムアウト(下記参照)H0005…送信メッセージ長オーバー(指定のレジスタ範囲に終了コード

なし)

F 8 7 0

A H00 レジスタ種別 ←レジスタを間接的に指定

A+1 レジスタ先頭アドレス H00:XW/YWH01:WH02:LWH03:RWH04:DH05:F

F 0

B 転送サイズ ←256(256ワード)固定

B+1 実行ステータス

F 8 7 0

C H00 H30←フリーポート指定(固定)C+1 H0000

6E8C4594 41

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第 1 章 システム構成

1

メッセージ送信時、先頭文字から終了コードの送信完了までが下表の時間を超えると、送信タイムアウトとなります。

図1-32 プログラム例

回路 1: XFER命令のためのパラメータ設定。

D1500以降の256ワードを、送信メッセージ格納用として確保してい

ます。

回路 2: R0200をONにセットすると、D1500以降に準備したメッセージの送信

動作が開始されます。送信が正常に完了すると、R0201がONとなりま

す。

通信実行上のエラーが発生した場合 または動作モード、パラメータ異

常等によりXFER命令の命令実行エラーが発生した場合 (S0051=ON)

には、R0202がONとなります。

回路3: R0201及びR0202を確認した後で、R0200をOFFにリセットすると、

R0201とR0202はOFFとなります。

このプログラムを組み込んで使用する場合、プログラムのメイン処理の部分でまずD1500以降に送信メッセージ(終了コードも必要)を準備します。その上で、R0200をONにセットします。これによって送信動作が開始されます。動作が完了すると、R0201(正常送信時)またはR0202(エラー発生時)がONとなります。これらの完了ステータスを確認の上、R0200をOFFにリセットしてください。

なお、送信動作実行中は、D1500以降に準備した送信メッセージを書き換えないでください。

表1-27 タイムアウト時間

ボーレート タイムアウト時間

300, 600, 1200 bps 30 秒

2400 bps 15 秒

4800 bps 7 秒

9600 bps 3 秒

19200 bps 1.5 秒

42 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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1.4 フリーポートモード

1

(4) リセット動作

S068FをONにセットすることにより、フリーポート機能のリセットが可能です。

リセット動作により、下記の初期化が行われます。

• リンクポートの初期化

• 受信バッファ及び通信エラー情報の初期化

• 終了コードの再設定(SW068の下位バイトのデータにて)

リセット動作が完了すると、S068Fは自動的にOFFに戻ります。

リセット後の通信動作の再開は、S068FがOFFに戻ったことを確認してから行ってください。

補足

受信処理実行中に S068Fが ON にセットされた場合、リセット動作は、受信処理が終了してか

ら開始されます。

6E8C4594 43

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第 1 章 システム構成

1

1.4.9 関連命令語

(1) 拡張データ転送命令(XFER)

表現

機能

入力がONのとき、A と A+1で間接指定される転送元と、CとC+1で間接指定される 転送先との間で、ブロック転送が行われます。転送サイズ(ワード数)はBで指定されます。

転送サイズは、1 ~ 256ワードです。(Flash ROMへの書き込み時を除く)

転送可能な組み合わせは、以下の通りです。

• 本体レジスタ ←→ 本体レジスタ

• 本体レジスタ ←→ 拡張Fレジスタ

• 本体レジスタ ←→ TOSLINE-S20

• 本体レジスタ ←→ Flash ROM(Dレジスタ)

• 本体レジスタ ←→ S2T/S2Eリンクポート

• 転送対象(種別)については、以降の表を参照ください。

• ステータスフラグは、TOSLINE- S20が転送元のとき、または S2T/S2Eのリ ンクポートが 転送元/転送先のときに付加されます。

FUN 236 XFER 拡張データ転送

入力 ー [ A XFER B → C ]ー 出力

表1-28 実行条件

入力 動作 出力 ERF

OFF 不実行 OFF ー

ON 正常実行 ON ー

エラー発生時(備考参照) ON Set

表1-29 オペランド

名称

デバイス レジスタ

定数インデ

ックスX Y S L R Z T.C. I O X

W

Y

W

S

W

L

W

R

W

W T C D F I

W

O

W

I J K

A 転送元パラメータ

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

B 転送サイズ

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

C 転送先パラメータ

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

転送元パラメータ 転送サイズ及びステータス 転送先パラメータ

A Bank / CH 種別 B 転送ワード数 C Bank / CH 種別

A+1 先頭アドレス B+1 ステータスフラグ C+1 先頭アドレス

(最大 16ワード)

B+16

44 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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1.4 フリーポートモード

1

*1) S20 が転送元のときスキャンヘルシーマップが作成される(最大 16 ワード)。S20LPはなし。

*2) S2T/S2Eリンクポートが転送元(受信)のときは256ワード固定。

*3) S2T/S2Eリンクポートが転送元(受信)のときは2ワードのステータスフラグが付加され、転送先(送信)のときは1ワードのステータスフラグが付加される。

*4) PU672Tは拡張メモリを内蔵し、512Kワードの拡張Fレジスタが使用できます。PU662T、PU612Eには拡張メモリがなく、本機能を備えません。

表1-30 転送パラメータ

転送対象 Bank / CH 種別 先頭アドレス 転送ワード数ステータス

フラグ

本 体 レ ジ ス タ

XW/YW レジスタ 0 H00 0 - 511 (T3H/S2T/S2E)0 - 255 (T3)0 - 63 (T2/T2E)

1 - 256 (T3H/T3/S2T/S2E)1 - 64 (T2/T2E)

なし

W レジスタ 0 H01 0 - 2047 (T3H/T2N/S2T/S2E)0 - 1023 (T3/T2/T2E)

1 - 256 なし

LW レジスタ 0 H02 0 - 255 (T3H/T3/T2/T2E/T2N/S2T/S2E)

1 - 256 なし

RW レジスタ 0 H03 0 - 999 (T3H/S2T/S2E)0 - 511 (T3)0 - 127 (T2/T2E)0 - 63 (T1)

1 - 256 (T3H/T3/S2T/S2E)1 - 128 (T2/T2E)1 - 64 (T1)

なし

D レジスタ 0 H04 0 - 8191 (T3H/T3/S2T/S2E)0 - 4095 (T2/T2E)o - 1023 (T1)

1 - 256 なし

F レジスタ 0 H05 0 - 32767 (T3H/S2T/S2E)0 - 8191 (T3)0 - 1023 (T2/T2E)

1 - 256 なし

拡張 F レジスタ

(ICメモリカード)

1 - 15 (T3H/T3/T2)

H05 0 - 8191 1 - 256 なし

1 - 2(T3H)

H06 0 - 65535 (Bank 1)0 - 57343 (Bank 2)

1 - 256 なし

拡張 F レジスタ

(T2E/S2T内部メモリ)*4

1 - 3 (T2E)1 - 15 (S2T)

H05 0 - 8191 1 - 256 なし

1 - 8 (S2T) H06 0 - 65535 (Bank 1-7)0 - 57343 (Bank 8)

1 - 256 なし

TOSLINE-S20スキャンメモリ

1 - 2 (T3H/T3/S2T/S2E)1 (T2/T2E)

H10 0 - 1023 (S20) 1 - 256 あり*1

TOSLINE-S20LPスキャンメモリ

1 - 2 (T3H/S2T)

1 (T2N)

H10 0 - 4095 (S20LP) 1 - 256 あり*1

EEPROM/FlashROM(D レジスタ)

0 H20 0 - 8191 (T3H/T3/S2T/S2E)0 - 4095 (T2/T2E)0 - 511 (T1)

読み出し時:1 - 256書き込み時:1 - 128 (T3H/S2T/S2E)1 - 64 (T3)1 - 32 (T2/T2E)1 - 16 (T1)

なし

T2E通信カード/T2N/S2T/S2E

0 H30 0 1 - 256 *2 あり*3

グローバル変数 0 - 7(S2T) H51 0 - 32767(C2) 1 - 256 なし

6E8C4594 45

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第 1 章 システム構成

1

本体レジスタ ←→ S2T/S2Eリンクポート

<受信動作>

動作:

命令語の入力がONのとき、通信カードに受信した1つのメッセージ(先頭文字から終了コードまで)を、受信バッファから読み出して、指定した本体レジスタに格納します。

転送サイズは256ワード固定です。(実際の格納サイズはメッセージ長によります)

実行ステータス及び受信メッセージ長(バイト長)は、ステータスフラグに反映されます。

この命令語の入力は、受信動作完了までONに保持する必要があります。

図1-33 実行例

R0000がONのとき、1つの受信メッセージ(終了コードまで)を読み出し、D010

以降に格納します。

実行ステータス:

H0000 … 正常完了

H0001 … 通信エラー(パリティエラー、フレーミングエラー)

H0002 … 受信メッセージ長オーバー(512バイト超過)

H0003 … 受信バッファオーバーフロー

H0004 … 受信タイムアウト発生

(先頭文字から終了コード受信までの時間監視)

 受信メッセージ長:0………………受信メッセージなし(受信未完了)

1 ~ 512 ………受信メッセージ長(バイト数)

転送元指定 転送サイズ/ステータス 転送先指定

D0000 H00 H30 D0002 00256(固定) D0005 H00 H04

D0001 0000 D0003 実行ステータス D0006 00100

D0004 受信メッセージ長

(リンクポート) D0100(本体レジスタ)

表1-31 タイムアウト時間

ボーレート 監視時間

300, 600, 1200 bps 30 秒

2400 bps 15 秒

4800 bps 7 秒

9600 bps 3 秒

19200 bps 1.5 秒

46 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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1.4 フリーポートモード

1

備考:

命令語エラーフラグ(S0051)は、以下の場合にONとなります。(このとき命

令語は不実行)

• 転送元指定の先頭アドレスの部分が0以外

• 転送サイズ指定が256以外

• 通信カードのモード設定がフリーポートモード以外

• サブプログラム #1にて実行された

<送信動作>

動作:

命令語の入力がONのとき、転送元指定の本体レジスタに準備した1つのメッセージ(先頭文字から終了コードまで)を、通信カードから送信します。

実行ステータスは、ステータスフラグに反映されます。

この命令語の入力は、送信動作完了までONに保持する必要があります。

図1-34 実行例

R0001がONのとき、D0500からD0511の12ワードの領域に準備されたメッセー

ジ (終了コードまで)を、通信カードから送信します。

実行ステータス:

H0000 … 正常完了

H0001 … 送信動作実行中

H0002 … 通信ビジー(他の送受信処理中、送信不実行)

H0003 … リセット動作中(送信中断)

H0004 … 送信タイムアウト発生  (先頭文字から終了コード送信までの時間監視)

H0005 … 送信メッセージ長オーバー(指定範囲に終了コードなし)

転送元指定 転送サイズ/ステータス 転送先指定

D0010 H00 H04 D0012 00012 D0015 H00 H30

D0011 00500 D0013 実行ステータス D0016 00000

D0500(本体レジスタ) (通信カード)

表1-32 タイムアウト時間

ボーレート 監視時間

300, 600, 1200 bps 30 秒

2400 bps 15 秒

4800 bps 7 秒

9600 bps 3 秒

19200 bps 1.5 秒

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第 1 章 システム構成

1

備考:

命令語エラーフラグ(S0051)は、以下の場合にONとなります。(このとき命

令語は不実行)

• 転送先指定の先頭アドレスの部分が0以外

• 転送サイズ指定が1~256の範囲外

• 通信カードのモード設定がフリーポートモード以外

• サブプログラム #1にて実行された

(2) HEX → ASCII 変換 (HTOA)

表現

機能

入力がONのとき、Aから始まるnワードの16進データをASCII文字に変換し、B以降に格納します。

変換はAの最上位桁から開始され、 Aの最上位桁がBの下位バイトに、という順番で 行われます。

ワード数nの有効範囲は1~32です。

実行例

R0010がONのとき、RW100からRW103の4ワードの16進データが、ASCII文字に変換され、D0220以降の8ワードに格納されます。

FUN 62 HTOA HEX → ASCII変換

入力 ー [ A HTOA (n) B ]ー 出力

表1-33 実行条件

入力 動作 出力

OFF 不実行 OFF

ON 正常実行 ON

表1-34 オペランド

名称

デバイス レジスタ

定数インデ

ックスX Y S L R Z T.C. I O X

W

Y

W

S

W

L

W

R

W

W T C D F I

W

O

W

I J K

A 変換元 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

B サイズ 1-32

C 格納先 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

48 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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1.4 フリーポートモード

1

図1-35 実行例

(3) ASCII → HEX 変換 (ATOH)

表現

機能

入力がONのとき、Aから始まるnワードのレジスタに保存されたASCII文字を16進データに変換し、B以降に格納します。変換はAの下位バイトから開始され、 Aの下 位バイトがBの最上位桁に、という順番で行われます。変換元として有効なASCII文字は、"0" (H30) ~ "9" (H39) 及び "A" (H41) ~ "F" (H46) の範囲です。ワード数nの 有効範囲は1 ~ 64です。

F 0 F 8 7 0

RW100 H0123 D0220 "1" (H31) "0" (H30)

RW101 H4567 HEX → ASCII変換 D0221 "3" (H33) "2" (H32)

RW102 H89AB D0222 "5" (H35) "4" (H34)

RW103 HCDEF D0223 "7" (H37) "6" (H36)

D0224 "9" (H39) "8" (H38)

D0225 "B" (H42) "A" (H41)

D0226 "D" (H44) "C" (H43)

D0227 "F" (H46) "E" (H45)

FUN 66 ATOH ASCII → HEX変換

入力 ー [ A ATOH (n) B ]ー 出力

表1-35 実行条件

入力 動作 出力 ERF

OFF 不実行 OFF -

ON 正常実行 ON -

変換データエラー(変換不実行) OFF ON

表1-36 オペランド

名称

デバイス レジスタ

定数インデ

ックスX Y S L R Z T.C. I O X

W

Y

W

S

W

L

W

R

W

W T C D F I

W

O

W

I J K

A 変換元 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

B サイズ 1-64

C 格納先 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

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第 1 章 システム構成

1

実行例

R0021がONのとき、D0300からD0307の8ワードのレジスタに保存されたASCII文字(16文字)が、4ワードの16進データに変換され、RW110以降に格納されます。

変換元に無効データ("0" ~ "F" 以外)がある場合には、変換は実行されず、出力 (R0022)OFFとなります。また、変換ワード数が奇数のときには、変換後の最終データの下位2桁はH00となります。

図1-36 実行例

F 8 7 0 F 0

D0300 "1" (H31) "0" (H30) RW110 H0123

D0301 "3" (H33) "2" (H32) ASCII → HEX変換 RW111 H4567

D0302 "5" (H35) "4" (H34) RW112 H89AB

D0303 "7" (H37) "6" (H36) RW113 HCDEF

D0304 "9" (H39) "8" (H38)

D0305 "B" (H42) "A" (H41)

D0306 "D" (H44) "C" (H43)

D0307 "F" (H46) "E" (H45)

50 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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1.4 フリーポートモード

1

1.4.10 サンプルプログラム

A.インバータ(VF-S7)制御

S2Eから通信を介して、東芝製インバータVF-S7を監視・制御するための通信プログラムの例を示します。なお、VF-S7の通信機能詳細については、「 VF-S7通信機能説 明書(E6580661)」を参照してください。

図1-37 インバータ接続構成例

(1) リンクポートの設定

① リンクポート動作モード設定

S2Eの特殊レジスタにて、フリーポートモードを選択します。

(SW069 = 2)

② 通信パラメータの設定

VF-S7の設定に合わせて、S2Eの通信パラメータ(ボーレート、データ長、パリティ、ストップビット)の設定を行います。

なお、VF-S7の出荷時設定は、以下の通りです。

 ボーレート: 9600 bps(可変)

 データ長: 8 ビット(固定)

 パリティ: 偶数(可変)

S2Eのストップビットの設定は、1ビットとしてください。

③ 通信タイムアウトの設定(インバータ側)

通信のみで制御を行う場合には、通信ケーブル断線等の通信異常時にインバータをトリップさせるために、通信タイムアウトの設定を行ってください。VF-S7のパラメータF803に監視時間を設定します。

なお、基本的には、正転(F)/逆転(R)指令は、端子台入力を使用することを推奨します。

RS485

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第 1 章 システム構成

1

(2) 使用通信コマンド

本サンプルプログラムでは、以下のVF-S7通信コマンド(通信番号)を使用しています。なお、VF-S7のステーション番号は01として作成しています。

FE01インバータステータス(読み出し)

FA00コマンド(書き込み)- 正転/逆転/停止/リセット

FA01周波数指令値(書き込み)

(3) S2E プログラム

以下に、S2Eから通信を介して、VF-S7の状態モニタ、周波数、正転/逆転指令を与えるプログラム例を示します。

D0015 :周波数指令値(0 ~ 6000, 0.01 Hz単位)

R0000 :正転指令(ONで起動/OFFで停止)

R0001 :逆転指令(ONで起動/OFFで停止)

R0019 :ステータス(正転中OFF/逆転中ON)

R001A :ステータス(停止中OFF/運転中ON)

| | | |1|-| |̂------------------------------------------------------------------------------------------------------- [MCS] | | | 初期定数設定 | 送信 送信 オプション | | レジスタ 先頭 SIO指定 | | 種別 アドレス | | |2|[ 00004 MOV D0000][ 00010 MOV D0001][ 00048 MOV D0002][ 00000 MOV D0003] | | | | 送信 送信 | | リ―ド数 ステータス | | | | |3|[ 00007 MOV D0004][ 00000 MOV D0005] ---------------------------------------------------------------| | | | 受信 受信 | | レジスタ 先頭 | | 種別 アドレス | | |4|[ 00004 MOV D0010][ 00040 MOV D0011] ---------------------------------------------------------------| | | | 受信 受信 | | リード数 データ長 | |   | | |5|[ 00256 MOV D0012][ 00000 MOV D0013][ 00000 MOV D0014] -----------------------------------| | | | | | | | | | |6|----------------------------------------------------------------------------------------------------------- [MCR] | | | | 運転 変化 運転 変化 周波 | 周波数指定変化検知 | 指令 検知 指令 検知 数  | | 周波数 データ 周波数 データ 変化 | | 有り | | R0002 |7|[D0015 <> D0016][D0015 MOV D0016]--------------------------------------------------- ( ) |

| |

52 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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1.4 フリーポートモード

1

|正転 コマンド | 送信データフォーマット |指令 送信エリア | 作成 | | |R0000 | 8|-|P|--['(01PFA00C400) ' ASC D0020] --------+--------------------------------[ ] | ステーション番号 = 01 | | | |逆転 コマンド | | |指令   送 | | FA00 に書き込み | 信エリア | | |R0001 | | “C400”: 正転 |-|P|--['(01PFA00C600) ' ASC D0020] --------+ | “C600”: 逆転 | | | “C000”: 停止 |正転 コマンド | | |指令   送 | | “E000”: リセット | 信エリア | | |R0000 | | |-|N|-+['(01PFA00C000) ' ASC D0020]--------+ | | | | | |逆転| | | |指令| | | | | | | |R0001| | | |-|N|-+ | | | | | |リセット コマンド | | |コマンド   送 | | |送信 信エリア | | |R0003 | | |-|P|-+['(01PFA00E000) ' ASC D0020] --------+ | | | | | |伝送| | | |エラー| | | |リセット| | | |R000F| | | |-|P|-+ | | | | | |周波 コマンド | | |数  送信エリア | | |変化 | | |有り | | |R0002 | | 周波数指定 |-| |-+['(01PFA010000) ' ASC D0020] ---------+ | | | | | FA00: 周波数指令 | | 運転 | | | | 指令 | | | | 周波 | | | | 数 | | D0015 のデータ (周波数) | +[D0015 HTOA (01) D0024] --------------------------+ | を ASCII に変換 | | | エンコード エンコード コマンド 送信 | | 動作中 先頭 | | アドレス | | | 終了コード (H0D) 付加 |[ ]----[H0D00 OR D0026 -> D0026][ SET R000D][ 00020 MOV D0017]----- |

|

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第 1 章 システム構成

1

|コマンド ステータス ステータス | ステータスリード

|動作中 リード リードデータ | | 指令 | フォーマット作成 | | |R000D T.000 | 9|-|/|---|/|--[00060 TON T000]['(01RFE01) ' ASC D0030]---[ ] | FE01 をリード | | | エンド エンド ステータス 送信 | | コード コード リード 先頭 | | 動作中 アドレス | | | |[ ]----[H0D00 OR D0034 -> D0034][ SET R000E][ 00030 MOV D0017]------| 終了コード (H0D) 付加 | | |ステータス コマンド 送信 送信 送信 | |リード 動作中 先頭 先頭 実行 | |動作 アドレス アドレス 中 | |中 | |R000E R000D | 送信タイミング作成 10|-|/|---| |---|^|-+[D0017 MOV D0001][ SET R000A] ------------------------------------------| | | | |ステータス | | |リード | | |指令 | | |T.000 | | |-|P|-----------+ | | | |送信 送信 送信 オプション | |実行 レジスタ ワード数 SIO 指定 | |中 種別 | | | データ送信 |R000A | 11|-| |-+[D0000 XFER D0004 -> D0002] -----------------------------------------------------| | | | | | 送信 送信 | | | ステータス 実行 | | | 中 | | | | | +[D0005 = 00001]-|v|--[ RST R000A] -------------------------------------------------| | | |送信 オプション 受信 受信 | |実行 SIO ワード数 レジスタ | |中 指定 256 種別 | | | |R000A | データ受信 12|-|/|-+[D0002 XFER D0012 -> D0010] -----------------------------------------------------| | | | | |正常 受信 受信 | | |動作 データ長 完了 | | |中 | | | | | |S0051 R0009 | | +-|/|--[D0014 <> 00000]-------------------------------------------------------------- ( ) | | |

54 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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1.4 フリーポートモード

1

図1-38 メインプログラム例

接続ケーブル

• RS-485用ケーブル

(推奨ケーブル)

CPEV-CU1.2mmφ相当(昭和電線電纜株式会社)

|受信 コマンド コマンド 受信 | |完了 動作 送信エリア データ | | 中 | | | |R0009 R000D | コマンド発行時の 13|-| |---| |--[D0020 = D0040][D0022 = D0042][D0023 = D0043]---[ ] | 受信データチェック | | | コマンド リセット | | 動作中 コマンド | | 送信 | | | | | |[ ]----[D0024 = D0044][D0025 = D0045][ RST R000D][ RST R0003]--------| | | |受信 ステータス ステータス 受信 | |完了 リード リード データ | | 動作 データ | | 中 | |R0009 R000E | ステータスリード発行時 14|-| |---| |--[D0030 = D0040][D0032 = D0042][D0033 = D0043]---[ ] | の受信データチェック | | | ステータス エラーコード | | リード | | 動作中 | | | | | |[ ]----[ RST R000E][D0044 ATOH (02) RW001][D0041 AND HFF00 -> D0039] | | | |コマンド 伝送 コマンド ステータス 送信 伝送 | |動作 時間 動作 リード 実行 エラー | |中 監視 中 動作 中 リセット | | 中 | |R000D R000F| 伝送異常発生時の 15|-| |-+[00300 TON T001][ RST R000D][ RST R000E][ RST R000A]-----+-( ) ----| リセットコマンド | | | | 送信タイミング作成 |ステータス|ステータス エラーコード | | |リード |リード | | |動作 |動作 | | |中 |中 | | |R000E|R000E | | |-| |-+-| |--[D0039 = 29184] -----------------------------------------------------+ | | | |伝送エ 運転 正転 逆転 | |ラー  指令 指令 指令 | |リセット 周波 | | 数 | |R000F | リセット動作時、指令、 16|-| |--[ 00000 MOV D0015][ RST R0000][ RST R0001]------------------------------------| 運転周波数クリア | | | | | | 17|[END ] ---------------------------------------------------------------------------------------------------| | |

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第 1 章 システム構成

1

1.5 ユニット

S2Eは、基本ベースに電源、CPU、I/Oモジュールを実装して使用します。

構成に応じて拡張ベースを用いてI/Oモジュールを拡張します。

この場合、各々ベースに拡張インタフェースモジュールを実装し、そのモジュール間を拡張ケーブルで接続します。拡張インタフェースは、その構成で唯一のアドレスを設定して使用します。

1.5.1 ベース

S2Eで使用するベースは次の通りです。

図1-39 BU668

図1-40 BU666

表1-37 最大装着可能I/Oモジュール数

型式 用途最大装着可能

I/Oモジュール数備考

BU668 基本/拡張兼用 8

BU666 基本/拡張兼用 5/6

BU664 基本/拡張兼用 3/4

56 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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1.5 ユニット

1

図1-41 BU664

補足

モジュールを装着しないスロットには、内部に異物がはいらないように空きモジュール

(SP600)を装着してください。また、拡張インタフェースを使用しない場合には、ベースに

付属のユニットカバー(SP601)を装着してください。

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第 1 章 システム構成

1

1.5.2 拡張インタフェース

拡張インタフェースIF661は、ベース拡張時に、ユニットカバーを取外し、ユニットの左端に実装します。

■ ユニットアドレスの設定

拡張インタフェースのカバーを取ると上下に2つの拡張ケーブル接続用コネクタとその間にユニットアドレス設定用ロータリスイッチがあります。

必ず、運転前にモジュールのカバーを取外し、正面中央のロータリスイッチによりユニットアドレスの設定を行ってください。

図1-42 ユニットアドレス設定

(1) 出荷時は 0 に設定されています。

(2) ユニットアドレスがユニット同士で重複しないようにしてください。

(3) 4 ~ 9 の設定は未使用ですので使用しないでください。

表1-38 ロータリスイッチ

ユニット用途 スイッチ設定 備考

基本 0

拡張 1,2,3 基本ユニットに近いものから 123の順で設定してください。

ADR

3 PU

拡張ケーブル接続用コネクタCN1:上段ユニットからの入力用

ユニットアドレス設定用 ロータリスイッチ

拡張ケーブル接続用コネクタCN2:下段ユニットへの出力用

58 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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1.5 ユニット

1

1.5.3 拡張ケーブル

基本ユニットと拡張ユニットを接続するために使用します。拡張インタフェースIF661の上側のコネクタは上段ユニット(ユニットアドレスの小さいユニット)からの入力用、下側のコネクタは下段ユニット(ユニットアドレスの大きなユニット)への出力となります。次の4種類の長さを準備しています。

表1-39 拡張ケーブル

型式 長さ 備考

CS6R3 30cm

CS6R5 50cm

CS6R7 70cm

CS61 1.2m

補足

ケーブル種別による総延長の制約はありません。

したがって、1.2mタイプのみ使用したとき、総延長3.6mとなります。

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第 1 章 システム構成

1

1.6 電源モジュール

電源モジュールは、全てのベースユニットの左から2番目のスロット(拡張インタフェース/ユニットカバーの右)に実装します。

電源モジュールは、構成に応じて選定します。ユニット構成、モジュール構成選定においては、電源モジュールの電源容量とユニットに実装されるモジュールの消費電流を考慮する必要があります。「1.6.2 電源容量」を参考に構成してください。

1.6.1 電源モジュール

下記の種類の電源モジュールがあります。

図1-43 電源モジュールの正面図

表1-40 電源モジュール一覧

型式定格入力電圧

(許容範囲)

出力定格 質量

(約)内部制御電源 外部供給電源 最大電力

PS691 AC100-120(AC85~132V)AC200-240V(AC170~264V)

5V-8.0A3.3V-1.0A

無し 43W以下 650g

PS693 AC100-240V(AC85~264V)

5V-7.0A3.3V-1.0A

DC24V(±10%)0.8A 35W以下 600g

PS632 DC24V(DC20.4~28.8V)

5V-7.0A3.3V-1.0A

無し 35W以下 600g

PS652 DC100/110V(DC85~132V)

5V-7.0A3.3V-1.0A

無し 35W以下 600g

-

RUN 接点

POWER LED

ラインフィルタグランド端子

フレームグランド端子

電源端子

外部供給電源端子(DC24V)

60 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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1.6 電源モジュール

1

• POWER表示LED(POWER)

内部5V電源が正常に出力供給されているときに点灯します。

• 電源端子(AC入力:L,N / DC入力:+,-) 電源ラインを接続します。(「4.6  電源配線」を参照ください)

• ラインフィルタグランド端子(LG)

電源1次側ラインフィルタの中性点です。接地用端子です。(「4.5  接地」を参照

ください)

• フレームグランド端子(FG)

ユニットフレームに接続されています。接地用端子です。(「4.5  接地」参照くだ

さい)

• RUN接点(運転信号出力端子)

コントローラが正常運転動作をしていることを外部に伝える出力端子(1a接点)

です。 コントローラ(S2E)が停止/異常の場合にRUN接点がOFFとなります。

端子仕様:AC240V(+10%)/DC24V(+20%) - 2A (Max.)

• 外部24V供給端子

センサー等の外部機器やリレー出力モジュールやアナログ入出力モジュール等にDC24Vを供給するための端子です。

注 意

・ 通電中はモジュール、ユニットの端子台カバーを必ずつけた状態で使用し、端子に

は絶対に触れないでください。感電の恐れがあります。

・ この電源モジュールは、model 2000 専用の電源です。単独で他の用途には使用しな

いでください。

・ 入力を切断してから再投入するまでの時間は、1秒以上の間隔をあけてください。再

投入までの間隔が短いと正常に起動しなかったり、誤動作する恐れがあります。

・ 出力の異常(過電流等)によって電源が OFF した場合は、一度入力を OFF して異

常の原因を取り除いたあとに、電源を再投入してください。

その際、入力再投入までは 40 秒以上の間隔をあけてください。

再投入までの時間が短いと、正常に起動しない恐れがあります。

・ 端子配置締め付けトルク: 1.0N・m

表1-41 RUN接点動作

RUN接点 動作 備考

ON(閉) コントローラが正常運転中

OFF(開) コントローラが停止または異常 初期化中もOFFです。

6E8C4594 61

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第 1 章 システム構成

1

1.6.2 電源容量

1つのユニットに実装するモジュールの消費電力の合計が、必ず電源の最大出力定格以下となるように使用してください。

また、出力電力に関しても次表のモジュール消費電流一覧表を参考に次式を満足するように構成してください。

電源モジュール最大電力 5V 内部5V消費電流合計 + 3.3V 内部3.3V消費電流合計

+ 24V 外部供給電流合計

表1-42 モジュール消費電流/重量一覧

名  称 形式内部消費電流(最大) 外部供給電流

(最大)

質量

(約)内部5V 内部3.3V

ベースユニット BU668 900g

BU666 600g

BU664 450g

拡張 インタフェース

基本時 IF661 150mA 150g

拡張時 500mA

S2E CPU 32KS PU612E 1200mA 200mA 350g

8点DC/AC入力

(12-24V,各点独立)

DI632D 30mA 200g

16点DC/AC入力(12-24V) DI633 15mA 250g

32点DC入力(24V) DI634 70mA 200g

64点DC入力(24V) DI635 100mA 250g

64点DC入力(24V) 高速入力 DI635H 100mA 250g

16点DC入力(100/110V) DI653 100mA 250g

16点DC入力

(12-24V,状態変化検出)

CD633 200mA 250g

16点AC入力(100-120V) IN653 15mA 300g

16点AC入力(200-240V) IN663 15mA 300g

16点リレー出力 RO663 80mA DC24V-90mA 300g

8点独立リレー出力 RO662S 40mA DC24V-100mA 250g

16点トランジスタ出力 DO633 60mA DC24V-35mA 300g

32点トランジスタ出力 DO634 150mA DC24V-120mA 200g

64点トランジスタ出力 DO635 250mA DC24V-240mA 300g

16点トランジスタ出力(PNP) DO633P 60mA DC24V-35mA 300g

12点トライアック出力 AC663 300mA 300g

4CHアナログ入力(8ビット)(1-5V)

AD624L 50mA DC12/24V-50mA

250g

4CHアナログ入力(12ビット)(1-5V)

AD624 50mA DC24V-50mA 300g

4CHアナログ入力(8ビット)(0-10V)

AD634L 50mA DC12/24V-50mA

250g

4CHアナログ入力(12ビット)(±10V)

AD674 50mA DC24V-50mA 250g

62 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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1.6 電源モジュール

1

*1:10BASE5接続時のみ

8CHアナログ入力(16ビット)(±5V/±10V/0-5V/1-5V/0-10V/ 4-20mA/0-20mA)

AD668 300mA DC24V-120mA 300g

8CHアナログ入力(12ビット,各点独立) (0-5V/0-20mA)

AD628S 600mA 400g

8CHアナログ入力(12ビット,各点独立) (±10V)

AD638S 600mA 400g

8CHアナログ入力 (±100mV)7CH熱電対入力 (-200~+1200℃/-200~+800℃/-200~+600℃)

TC618 300mA DC24V-120mA 300g

4CH測温抵抗体(RTD)入力

(Pt100,-50~+270℃)

RT614 500mA 300g

2CHアナログ出力(8ビット)(4-20mA/1-5V)

DA622L 70mA DC24V-90mA 250g

2CHアナログ出力(12ビット)(4-20mA/1-5V)

DA622 170mA DC24V-90mA 250g

2CHアナログ出力(12ビット)(±10V)

DA672 170mA DC24V-90mA 250g

4CHアナログ出力(16ビット)(±5V/±10V/0-5V/1-5V/0-10V/4-20mA/0-20mA)

DA664 230mA DC24V-240mA 300g

4CHアナログ出力

(16ビット,各点独立)

DA624S 220mA DC24V-250mA 350g

汎用通信インタフェース CF611 550mA 300g

TOSLINE-S20(同軸) SN621 600mA 350g

TOSLINE-S20(光) SN622 700mA 350g

TOSLINE-F10(マスターステーション)

UN611 600mA 350g

TOSLINE-F10(リモートステーション)

UN612 600mA 350g

デバイスネット DN611A 500mA DC24V-90mA 500g

FL-net(プロトコルver.1.00) FL611 650mA DC12V-500mA*1 500g

FL-net(プロトコルver.2.00) FL612 650mA DC12V-500mA*1 500g

FL-net(プロトコルver.2.00)(リモートI/Oステーション)

FL654 2000mA 500g

2CH パルス入力(DC入力) PI632 500mA 250g

2CH パルス入力(差動入力) PI672 650mA 250g

2軸位置決め MC612 700mA DC24V-200mA 250g

4軸位置決め MC614 700mA DC24V-200mA 300g

補足

表中の外部供給電流の項目は、入出力信号用電源でなく、モジュールを機能させるために必要

な電流値です。

表1-42 モジュール消費電流/重量一覧

名  称 形式内部消費電流(最大) 外部供給電流

(最大)

質量

(約)内部5V 内部3.3V

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第 1 章 システム構成

1

1.7 I/Oモジュール

model 2000には下表に示す各種のI/Oモジュールが準備されていますので、幅広いア

プリケーションに対応することができます。

I/Oモジュールはベース上の任意のスロットに、任意の順番で実装可能です。(推奨配置は「4.7  入出力配線」を参照してください。)

図1-44 I/Oモジュール外観

表1-43 I/Oモジュール一覧

形 式 種別 概略仕様

DI632D DC/AC入力 8点(各点独立),DC/AC12-24V

DI633 16点 (16点/コモン)、DC/AC12-24V

DI634 DC入力 32点 (48点/コモン)、DC24V

DI635 64点 (88点/コモン)、DC24V

DI635H 64点 (88点/コモン)、DC24V、高速

DI653 16点(2×8点/コモン)、DC100/110V

CD633 DC入力(状態変化検出) 16点(16点/コモン)、DC12-24V,状態変化検出

IN653 AC入力 16点 (16点/コモン)、AC100-120V

IN663 16点 (16点/コモン)、AC200-240V

RO663 リレー出力 16点 (28点/コモン)、AC240V(+10%)/DC24V(+20%)2A/点、4A/4点コモン(max.)

RO662S 8点 (各点独立)、AC240V(+10%)/DC24V(+20%)2A/点 (max.)

DO633 トランジスタ出力 16点(16点/コモン)、DC5-24V1A/点、1.2A/4点 (max.)

DO634 32点 (48点/コモン)、DC5-24V

DO635 64点 (88点/コモン)、DC5-24V

DO633P 16点 (ソース出力タイプ)、DC12-24V

AC663 トライアック出力 12点 (34点/コモン)、AC100-240V、0.5A/点、0.6A/2素子SSR (max.)

入力 /出力状態

表示LED

入力 /出力端子台 (20 ピンタイプ )

(10/18ピンのものもあります ) ネジ止め

または

端子台着

脱レバー

64 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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1.7 I/O モジュール

1

AD624L アナログ入力

(8ビット)4CH(CH間非絶縁)

1~5V

AD634L 4CH(CH間非絶縁)

0~10V

AD624 アナログ入力(12ビット)

4CH(CH間非絶縁)

1~5V

AD674 4CH(CH間非絶縁)

-10~+10V

AD668 アナログ入力 (16ビット)

8CH(CH間非絶縁) ±5V/±10V/0-5V/1-5V/0-10V/4-20mA/0-20mA

AD628S アナログ入力 (12ビット)

8CH(CH間絶縁)0-5V/0-20mA

AD638S アナログ入力 (12ビット)

8CH(CH間絶縁)±10V

TC618 熱電対入力(16ビット)

8CHアナログ入力 ±100mV7CH熱電対入力 -200~+1200℃/+800℃/+600℃

(CH間非絶縁)

RT614 測温抵抗体(RTD)入力

(12ビット)4CH(CH間非絶縁)

Pt100、-50~+270℃

DA622L アナログ出力(8ビット)

2CH(CH間非絶縁)、

1~5V/4~20mA

DA622 アナログ出力(12ビット)

2CH(CH間非絶縁)、

1~5V/4~20mA

DA672 2CH(CH間非絶縁)、

-10~+10V

DA664 アナログ出力 (16ビット)

4CH(CH間非絶縁) ±5V/±10V/0-5V/1-5V/0-10V/4-20mA/0-20mA

DA624S アナログ出力 (16ビット)

4CH(CH間絶縁) 0-20mA

CF611 汎用通信インターフェース

RS-232C1ポート、

コモンメモリ160ワード2

PI632 パルス入力 2CH (A/B2相及びゼロマーカ)、 5/12/24V、100kHz(max.)、24ビットカウンタ

PI672 2CH (A/B2相及びゼロマーカ)、 差動タイプ、100kHz(max.)、24ビットカウンタ

MC612 2軸位置決め 2軸、200kpps(max.)、DC5~24V/差動出力

(RS485相当)各軸独立、2軸直線補間

MC614 4軸位置決め 4軸、1.3Mpps(max)、作動出力(RS422相当)

各軸独立、2軸直線補間、2軸円弧補間、

補足

各I/Oモジュール詳細については2.3 I/Oモジュール個別仕様を参照ください。

表1-43 I/Oモジュール一覧

形 式 種別 概略仕様

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第 1 章 システム構成

1

1.8 伝送モジュール

S2Eは次の4種の伝送モジュールをシステムに合わせて使い分けることにより、PC間伝送、リモートI/O伝送などのデータリンクシステムを構築することができます。

• TOSLINE-F10

model 2000の下位フィールドの伝送装置として、PC間通信、リモートI/O通信を

行います。

model 2000用マスターステーション(UN611)およびリモートステーション (UN612)

は、ステーションモジュールスロット以外の、任意のスロットに最大8枚まで実装

できます。

表1-44 UN611/UN612仕様

型式 UN611/UN612

モジュールタイプ I/O モジュール

伝送モード 高速モード 長距離モード

伝送ケーブル ツイストペアケーブル

伝送路形態 バス形

伝送速度 750kbps 250kbps

最大伝送距離 500m 1km

ステーション数 32/回線

伝送容量 32ワード

応答速度 7ms(32ワード時) 12ms(32ワード時)

66 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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1.8 伝送モジュール

1

• TOSLINE-S20

コントローラ間の高速データリンクに適したFA用LAN(ローカルエリアネット

ワーク)です。上位システムやドライブ装置との高速データ伝送も可能です。

S2E用モジュールとしては2種類があります。モジュール最大2枚まで実装できま

す。

表1-45 SN621/SN622仕様

型式 SN621 SN622

モジュールタイプ I/Oモジュール

伝送ケーブル 同軸ケーブル 光ファイバケーブル

伝送路形態 バス形

伝送速度 2Mbps

伝送距離 1km 10km(ステーション間1km)

ステーション数 64/回線

伝送容量 1024ワード

W0000~W1023 / W1024~W2047

応答速度 スキャン伝送時最短5ms

通信サービス (1)スキャン伝送/(2)メッセージ伝送

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第 1 章 システム構成

1

• DeviceNet

下位フィールドの伝送装置として、リモートI/O通信を行います。

model 2000用マスターステーションは、I/Oモジュールスロットの、任意の位置に

実装できます。実装枚数の制限はありません。

表1-46 DN611A仕様

型式 DN611A

モジュールタイプ I/Oモジュール

伝送路形態 パーティライン/ブランチライン

伝送速度 125kbps 250kbps 500kbps

伝送距離 500m 250m 100m

ステーション数 64/回線(自局含む)

68 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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1.8 伝送モジュール

1

• FL-net

コントローラ間の高速データリンクに適したFA用LAN(ローカルエリアネット

ワーク)で、他社コントローラと接続が可能でマルチベンダシステムの構築がで

きます。Tシリーズコントローラとのデータリンクも可能です。

model 2000用モジュールとしては、

• リモートI/Oステーションモジュール

• I/Oモジュール

の2種類あります。

リモートI/Oステーションモジュールは、BU668/666/664のスロットS0にのみ実装

することができます。

I/Oモジュールは、I/Oモジュールスロットの任意の位置に最大4枚まで実装するこ

とができます。

・リモートI/Oステーションモジュール

表1-47 FL654仕様

型式 FL654

モジュールタイプ リモートI/Oステーションモジュール

伝送プロトコル (バージョン)

FAコントロールネットワーク[FL-net(OPCN-2)]プロトコルバージョン2.00

伝送媒体 10BASE-T

伝送路形態 バス

伝送速度 10Mbps

最大伝送距離 500m/システム

100m/セグメント

ステーション数 254台/システム

伝送容量 8192ビット+8192ワード

応答速度 50ms以下/32台・2048ワード時

通信サービス (1)サイクリック伝送/(2)メッセージ伝送

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第 1 章 システム構成

1

・I/Oモジュール

FL-netには2種類の伝送プロトコルバージョンがあります。異なるプロトコルバー

ジョンの機器同士では伝送できませんので、機器選定時はご注意ください。

表1-48 FL611/FL612仕様

型式 FL611/612

モジュールタイプ I/Oモジュール

伝送媒体 10BASE5 10BASE-T

伝送路形態 バス

伝送速度 10Mbps

最大伝送距離 2.5km/システム

500m/セグメント

500m/システム

100m/セグメント

ステーション数 254台/システム

伝送容量 8192ビット+8192ワード

応答速度 50ms以下/32台・2048ワード時

通信サービス (1)サイクリック伝送/(2)メッセージ伝送

伝送プロトコル 対応機種

FAコントロールネットワーク[FL-net(OPCN-2)]プロトコルバージョン2.00 FL612

FAコントロールネットワーク[FL-net(OPCN-2)]プロトコルバージョン1.00 FL611

70 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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6E8C4594

 一般仕様

第 2 章

2.1 一般仕様

表2-1 model 2000一般仕様

項目 仕様

環境条件

動作周囲温度 0~55C

保存温度 -25~70C

相対湿度 10~95%RH(結露なきこと)

塵濃度(塵埃) 10mg/m3以下(導電性塵埃がないこと)

耐腐食性 腐食性ガスの無いこと

使用環境 汚染度2(導電性の汚染がない状態)以下

耐振動 JIS C0040に準拠 9.8m/s2(1G)X,Y,Z方向連続30分

耐衝撃 JIS C0041に準拠 147m/s2(15G)X,Y,Z方向各3回

使用高度 標高2000m以下

製品寿命 10年(周囲温度35C、定格運転)

絶縁抵抗 50M以上(入力一括と各絶縁部間、内部ロジック間)

絶縁耐圧 AC2500V/1分間(電源入力-グランド間)

構造 屋内制御盤内蔵型

冷却方式 自然空冷

耐ノイズ性 IEC61000-4準拠

電源インパルス 1500Vp-p, パルス幅:1s

耐静電気放電 4kV(接触放電法)

放射電磁界 10V/m

ファースト トランジェント

電源:2kVデジタル信号24V以上:1kVデジタル信号24V以下、アナログ信号:0.25kV

減衰振動波 電源・デジタル信号24V以上:1kV

接地 D種接地

71

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第 2 章 一般仕様

2

■ 電源仕様

表2-2 電源モジュール仕様

項目仕様

PS691 PS693 PS632 PS652

基本機能

定格電圧 AC100-120V/AC200-240V

AC100-240V DC24V DC100/110V

最大消費電力 160VA(60W)以下

120VA(50W)以下

50W以下

電圧許容範囲 AC85-132V/AC170-264V

AC85-264V DC20.4-28.8V DC85-132V

定格周波数 50/60Hz(47-63Hz) DC

許容瞬停時間 1サイクル

以下

10ms以下 10ms以下

許容波形歪み率 定格入力電圧時10%以下のこと -

許容リップル - 3Vp-p以下

突入電流 AC240V-12Aピーク以下 (5秒以上の停電

後)

AC220V-30Aピーク以下 (5秒以上の停電

後)

6.5A/10ms以下

(定格入出力時)25A以下

(定格入出力時)

接地電流 1.5mA以下(IEC-950) -

絶縁抵抗 10MΩ以上(入力一括と各絶縁部間)

絶縁耐圧 AC2500V/1分間 (入力-出力間、入力-FG間)

接地 D種接地(専用)

出力定格 5V-8A3.3V-1.0A合計43W以内

5V-7A3.3V-1.0A24V-0.8A合計35W以内

5V-7A3.3V-1.0A合計35W以内

保護回路 過電圧保護、過電流保護

付属機能

状態表示 POWER (5V出力;緑)

RUN接点 ドライA接点 (AC240V/DC24V-0.2A max.)

外装

質量 約650g 約600g

外線端子台 10端子-M3.5ビス(着脱式)

9端子-M3.5ビス(固定式)

9端子-M3.5ビス(固定式)

72 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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2.1 一般仕様

2

■ 機能仕様

S2Eの機能一覧を表 2-3に示します。

表2-3 機能仕様一覧

項目仕様

S2E

制御方式 ストアードプログラム・サイクリックスキャン方式

プロセッサ実行管理:32ビットマイクロプロセッサ

シーケンス演算:専用演算プロセッサ(LP)

入出力方式一括入出力(リフレッシュ)方式/直接入出力(ダイレクト)方式併用

入出力点数1024点(32点I/O使用時) 2048点(64点I/O使用時)

256 CH (8CH アナグI/O使用時)

ユ|ザプログラム

プログラム言語ラダー図(リレーシンボル+ファンクションブロック)

SFC(シーケンシャルファンクションチャート)

プログラム容量 32Kステップ(コメント格納領域共用)

メモリメインメモリ:SRAM(バッテリバックアップ)

周辺メモリ:Flash ROM

命令語

基本命令24種、応用命令208種

・ 転送(単長/倍長/レジスタテーブル)・ 四則演算(単長/倍長、バイナリ/BCD、符号有/無、浮動小数点あり)

・ 論理演算(単長/倍長/レジスタテーブル/ビットファイル)・ 比較(単長/倍長、符号有/無、浮動小数点あり)・ 実行制御(ジャンプ/FOR-NEXT/サブルーチン/SFC他)

・ 関数(リミット/三角関数/積分/PID/関数発生、浮動小数点あり)

・ 変換(ASCII, BCD, 7セグメント他)

その他

演算速度0.11s/接点、0.22s/コイル

0.65s/転送、1.08s/単長加算

スキャン方式 フローティングスキャン/定刻スキャン(定刻:10~200ms, 10ms単位)

マルチタスク機能メインプログラム1本、サブプログラム4本、定周期割り込み1本(1~1000ms, 1ms単位)、I/O割り込み8本(割り込み応答1ms以下)

ユ|ザデ|タ

入出力リレー/レジスタ8192点/512ワード(X/Y, XW/YWは一括入出力)(I/O, IW/OWは直接入出力)

(1ワード=16ビット、以下同様)

補助リレー/レジスタ 16000点/1000ワード

特殊リレー/レジスタ 4096点/256ワード

タイマリレー/レジスタ1000点(T000~T063の64点は0.01秒タイマ(初期値))

(0.01秒タイマの本数は可変、プログラマで範囲を指定)

カウンタリレー/レジスタ 512点

データレジスタ 8192ワード

リンクレジスタリレー/ レジスタ

TOSLINE-S20用16000点/2048ワード

(前半1000ワードはビット指定可能)

リンクリレー/レジスタ TOSLINE-F10用4096点/256ワード

ファイルレジスタ 32768ワード

インデックスレジスタ I, J, K(計3ワード)

停電保持

補助リレー /レジスタ、タイマリレー /レジスタ、カウンタリレー /レジスタ、及び

データレジスタについて、停電保持領域の指定が可能、ファイルレジスタは全領域停電保持

RAS

自己診断バッテリレベル、I/Oバス、I/O応答、I/O照合、I/Oパリティ、ウオッチドッグタイ

マ、イリガール命令、LPチェック、他

監視機能 イベント履歴、実行時間計測、シーケンス渋滞検出、他

デバッグ/メンテナンスオンライントレースモニタ、フォース機能、サンプリングトレース、ステータスラッチ、ブレークポイント設定、他

6E8C4594 73

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第 2 章 一般仕様

2

2.2 外形寸法

BU668

BU666

BU664

135

417

309.5

135

135

238.5

74 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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2.2 外形寸法

2

コネクタタイプI/Oモジュール寸法図 端子台タイプI/Oモジュール寸法図

外部配線用コネクタ

135

137

115 169

ケーブル 135

137

115143

6E8C4594 75

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第 2 章 一般仕様

2

2.3 I/Oモジュール個別仕様

■ DI633

項目 DI633

入力点数 16点

定格入力電圧 12-24V +10%-15%

DC/AC(50/60Hz)

定格入力電流 約8mA(DC24V)

動作電圧 最小ON電圧 9.6V

最大OFF電圧 3.6V

応答時間 OFFON 10ms以下(DC)/20ms以下(AC)

ONOFF 10ms以下(DC)/15ms以下(AC)

外部接続 18点 端子台

コモン 構成

コモン数 1

1コモン当たりの入力点数 16点/コモン

コモン極性 無極性

ディレーティング条件 なし

内部消費電流 15mA(DC5V)以下

絶縁耐圧 AC1500V/1分間(外部-内部間)

重量 約250g

回路構成

端子接続図

2

0

1

FLED 表示

COMCOM

◯ ◯

◯ ◯

◯ ◯

◯ ◯

◯ ◯

◯ ◯

◯ ◯

◯ ◯

5

3

9

7

D

B

F

◯ ◯

◯ ◯

◯ ◯

◯ ◯

◯ ◯

◯ ◯

◯ ◯

◯ ◯

4

2

0

8

6

E

C

A

COM

12-24V

1

76 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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2.3 I/O モジュール個別仕様

2

■ DI632D

項目 DI632D

入力点数 8点

定格入力電圧 12-24V +10%-15%

DC/AC(50/60Hz)

定格入力電流 約8mA(DC24V)

動作電圧 最小ON電圧 9.6V

最大OFF電圧 4.3V

応答時間 OFFON 10ms以下(DC)/20ms以下(AC)

ONOFF 10ms以下(DC)/15ms以下(AC)

外部接続 18点 端子台

コモン 構成

コモン数 8

1コモン当たりの入力点数 1点/コモン(各点絶縁)

コモン極性 無極性

ディレーティング条件 なし

内部消費電流 30mA(DC5V)以下

絶縁耐圧 AC1500V/1分間(外部-内部間、各点間)

重量 約200g

回路構成

端子接続図

0

COM0

P5

3COM3

2COM2

1COM1

7COM7

6COM6

5COM5

4COM4

470

0.1 F

2.7k 4

22k

2.2k

COM

LED

P5

13579

11131517

2468

12141618

10

FGFG

FG76543210

端子台

COM7p sFG

COM6p s

COM5p s

COM4p s

COM3p s

COM2p s

COM1p s

COM0p s

6E8C4594 77

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第 2 章 一般仕様

2

■ DI653

項目 DI653

入力点数 16点

入力電圧範囲 DC100-110V +10%-15%

入力電流 約2.3mA(DC100V)

動作電圧 最小ON電圧 84V

最大OFF電圧 22V

応答時間 OFFON 10ms以下

ONOFF 10ms以下

外部接続 18点 端子台

コモン 構成

コモン数 2

1コモン当たりの入力点数 8点/コモン

コモン極性 無極性

ディレーティング条件 あり(ディレーティング曲線参照)

消費電流 100mA(DC5V)以下

絶縁耐圧 AC1500V/1分間(外部-内部間)

重量 約250g

ディレーティング条件

回路構成

同時 ON 点数

16

入力電圧[Vdc]

12

110 121

0/8

1/9

7/F

C0/C1

78 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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2.3 I/O モジュール個別仕様

2

端子接続図

0

2

4

6

9

B

D

F

1

3

5

7

A

C

E

8C0

PS

C1PS

PS

6E8C4594 79

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第 2 章 一般仕様

2

■ DI634&DI635&DI635H

項目 DI634 DI635 DI635H

入力点数 32点 64点

定格入力電圧 DC24V

定格入力電流 約4mA(DC24V)

動作電圧 最小ON電圧 16V

最大OFF電圧 5V

応答時間 OFFON 10ms以下 1ms

ONOFF 15ms以下 1.5ms

外部接続 40ピンコネクタ

×140ピンコネクタ×2

コモン 構成

コモン数 4(系統間絶縁) 8(系統間絶縁)

1コモン当たりの入力点数 8点/コモン

コモン極性 無極性

ディレーティング条件 なし 周囲温度40C以上のとき

同時ON点数制約あり

内部消費電流 70mA(DC5V)以下 100mA(DC5V)以下

絶縁耐圧 AC1500V/1分間(外部-内部間)

質量 約200g 約250g

回路構成

+10%-15%

0L

7L

LC0

8HLC1

0HLC0

8LLC1

8HLC1

0HLC0

8LLC1

0LLC0

CN2

CN1

LED●

● ●

80 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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2.3 I/O モジュール個別仕様

2

端子接続図

CN2(A)(B)

CN1(B)(A)

NCNCLC1

NCNC

HC1PS

FL

EL

DL

CL

BL

AL

9L

8L

LC0

7L

6L

5L

4L

3L

2L

1L

0L

FH

EH

DH

CH

BH

AH

9H

8H

HC0

7H

6H

5H

4H

3H

2H

1H

0H

0H

1H

2H

3H

4H

5H

6H

7H

HC0

8H

9H

AH

BH

CH

DH

EH

FH

HC1

NC

NC

0L

1L

2L

3L

4L

5L

6L

7L

LC0

8L

9L

AL

BL

CL

DL

EL

FL

LC1

NC

NC

1 1

2 2

3 3

4 4

5 5

6 6

7 7

8 8

9 9

10 10

11 11

12 12

13 13

14 14

15 15

16 16

17 17

18 18

19 19

20 20

L H

PS

PS

PS

PS

PS

PS

PS

20 20

19 19

18 18

17 17

16 16

15 15

14 14

13 13

12 12

11 11

10 10

9 9

8 8

7 7

6 6

5 5

4 4

3 3

2 2

1 1

H L

PS :

DC24V

CN2A B

CN1B A

1

20

20 1

CN1-L=XWn CN1-H=XWn+1 CN2-L=XWn+2 CN2-H=XWn+3

:FCN-365P040-AU :FCN-361J040-AU

FCN-360C040-E

DC21.6V

DC24V DC26.4V

32(100%)

26(80%)

20(60%)

(�C)

ON ( )

0 10 20 30 40 50 60

DI635/635H

6E8C4594 81

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第 2 章 一般仕様

2

■ CD633

項目 仕様

型式 CD633

入力種別 DC入力

入力形態 シンク/ソース共用

入力点数 16点、1ワード入力(直接入力指定)

絶縁方式 フォトカプラ絶縁

定格入力電圧 DC12~24V

入力電圧変動範囲 DC10.2~26.4V

定格入力電流 7mA(DC24V時)

入力インピーダンス 3.3kΩ

動作電圧

最小ON電圧 9.6V

最大OFF電圧 3.6V

検出遅れ

OFF→ON 最大1ms

ON→OFF 最大1ms

最小パルス幅 1ms

サンプリング周期 32μs

入力信号表示 各点LED表示、ON時点灯、論理側

外部接続 18点着脱式端子台

コモン構成

コモン数 1

コモン当りの入力点数 16点/コモン

コモン極性 無極性

ディレーティング条件 なし

内部消費電流 DC5V、200mA以下

絶縁抵抗 10MΩ以上(DC500Vメガ)

絶縁耐圧AC1500V/1分間(内部ロジック-外部出力間)

重量 約200g

回路構成

端子接続図

CD633

1 2 - 2 4 V d c I N

LED

0

F

COM

1.65k Ω

1.65k Ω

680Ω0.1μF

PS

10

2

4

6

8

A

C

E

3

5

7

9

B

D

FCOM

COM

PS

10

12

14

16

2

4

6

8

18

9

11

13

15

1

3

5

7

17

82 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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2.3 I/O モジュール個別仕様

2

■ IN653/663

項目 IN653 IN663

入力電圧範囲(正弦波) AC100-120V(50/60Hz)

+10%-15%

AC200-240V(50/60Hz)

+10%-15%

ON時印加電圧(正弦波) AC80V以上 AC160V以上

OFF時残留電圧(正弦波) AC30V以下

(リーク電流2mA以下)

AC60V以下

(リーク電流2mA以下)

入力電流(正弦波) 約7mA(100V-50Hz)

約6mA(200V-50Hz)

入力点数 16点(一括コモン)

ONディレー(正弦波) 20ms以下

OFFディレー(正弦波) 15ms以下

絶縁耐圧 AC1500V/1分間(外部-内部間)

消費電流 15mA(DC5V)以下

重 量 約300g

回路構成

端子接続図

補足

入力電圧にはできるだけ歪の少ない電源を使用してください。

(歪率5%以下)

2

0

1

FLED

COMCOM

● ● ●

53

97

DB

F

42

0

86

E

CA

COM

1

*

* IN653:AC100-120V(50/60HZ) * IN663:AC200-240V(50/60HZ)

6E8C4594 83

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第 2 章 一般仕様

2

■ RO663

項目 RO663

負荷電源 DC24V、+20%(MAX)/AC240V、+10%(MAX)

最大負荷 2A/点(抵抗負荷)、8A/8点コモン

最小負荷 50mW(5V以上)

出力点数 16点(8点/コモン)

ONディレー 10ms以下

OFFディレー 15ms以下

ON時接点抵抗 50m

出力OFF時リーク電流 0mA

絶縁耐圧 AC1500V/1分間

(外部-内部間、出力コモン間、外部電源-出力間)

消費電流 80mA(DC5V)以下

外部リレーコイル電源 DC24V±10%-90mA/全点ON

リレー寿命 電気的寿命 10万回

機械的寿命 2000万回

重 量 約300g

回路構成

端子接続図

補足

1. リレーの開閉寿命は、RO662Sの項に掲載されている寿命曲線を参照してください。

2. 本モジュールには過負荷保護用のヒューズは内蔵されていませんので、電流容量に合った

ヒューズを各コモン単位、コモン電源間に必ず取り付けてください。

+

-

COM0内

7

1

0

COM1

F

〇 〇 8

〇 〇

3

1

7

5

COM1

E

C

A

-

B

9

2

0

6

4

D

8

+

F

COM0

24Vdc

84 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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2.3 I/O モジュール個別仕様

2

■ RO662S

項目 RO662S

負荷電源 DC24V、+20%(MAX)/AC240V、+10%(MAX)

最大負荷 2A/点(抵抗負荷)、1A/点(誘導負荷) at A240V/DC24V 0.5A/点(抵抗負荷)、0.1A(誘導負荷) at DC110V

最小負荷 50mW(5V以上)

出力点数 8点(各点独立)

ONディレー 10ms以下

OFFディレー 15ms以下

ON時接点抵抗 50m

出力OFF時リーク電流 0mA(サージキラー無し)

絶縁耐圧 AC1500V/1分間

(外部-内部間、各CH間、外部電源-出力間)

消費電流 40mA(DC5V)以下

外部リレーコイル電源 DC24V10%-100mA/全点ON(10mA/1点)

リレー寿命 電気的寿命 10万回

機械的寿命 2000万回

重 量 約250g

回路構成

端子接続図

◯ ◯

0

1

2

LED 表示

2

1

0

4

3

7

6

DC24V

5

②①

⑤④

⑥⑦

⑧⑨

⑩⑪

⑫⑬

⑭⑮

⑯⑰

6E8C4594 85

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第 2 章 一般仕様

2

リレー負荷寿命曲線(RO663,RO662S)

(注 1) 上図データは、開閉頻度 1800 回/時における値であり、これより開閉頻度

が激しい場合には寿命はさらに短くなります。

(注 2) 上図データは、正面パネルの「RELAY OUT」が白文字の RO662S には適用

することはできません。

注 意

RO662S の出力仕様について

RO662S は、正面パネル「RELAY OUT」の字色によって対応する出力仕様(負荷電

源電圧)が異なります。

下表に従ってご使用ください。

RO662S 出力定格電圧対応表

補足

本モジュールには過負荷保護用のヒューズは内蔵されていませんので、電流容量に合った

ヒューズを各コモン単位、コモン電源間に必ず取り付けてください。

RELAY OUT

字色

出力仕様

DC24V DC110V AC240V

白 ○ × ○

ピンク ○ ○ ○

○:定格、×:定格外

86 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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2.3 I/O モジュール個別仕様

2

■ DO633

項目 DO633

出力形態 シンク出力

出力点数 16点

定格負荷電圧 DC5-24V +10%-5%

最大負荷電流 1A/点(DC7V以上)

0.3A/点(DC7V未満)

1.2A/4点(4素子トランジスタアレー)

出力ON電圧 0.8V以下

OFF時リーク電流 0.1mA以下

応答時間 OFFON 1ms以下

ONOFF 1ms以下

外部接続 18点 端子台

コモン 構成

コモン数 1

1コモン当たりの出力

点数

16点/コモン

コモン極性 -極

内部消費電流 60mA(DC5V)以下

外部電源 DC5-24V -35mA

絶縁耐圧 AC1500V/1分間(外部-内部間)

内蔵ヒューズ 5A

重量 約300g

回路構成

端子接続図

(5A)

ヒューズ定電圧回路

F

C

8

4321

0内

トランジスタアレーLED 表示

(コモン)

3

1

7

5

9

B

-

D

F

4

2

0

8

6

E

C

DC524V

+

A

6E8C4594 87

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第 2 章 一般仕様

2

■ DO634&DO635

項目 DO634 DO635

出力形態 シンク出力

出力点数 32点 64点

定格負荷電圧 DC5、12-24V±10%

最大負荷電流 0.1A/点(DC9.6~26.4V) 0.05A/点(DC4.5~9.5V) 0.8A/コモン

出力ON電圧 0.4V以下

OFF時リーク電流 0.1mA以下(DC24V時)

応答 時間

OFFON 1ms以下

ONOFF 1ms以下

外部接続 40ピンコネクタ1 40ピンコネクタ2

コモン構成

コモン数 4(系統間絶縁) 8(系統間絶縁)

1コモン当たりの出力点数 8点/コモン

コモン極性 -極

内部消費電流 150mA(DC5V)以下 250mA(DC5V)以下

外部電源 DC5 - 24V - 120mA DC5 - 24V - 240mA

絶縁耐圧 AC1500V/1分間(外部-内部間)

内蔵ヒューズ なし

重量 約200g 約300g

回路構成

補足

(1) DO635の場合、直接出力方式(ダイレクト方式)にて出力を実行するときは、モジュール単

位にて直接出力方式としてください。

(2) 保護ヒューズは内蔵されていませんので、負荷短絡などがあるとモジュールの焼損や外線

ケーブルの焼損の原因となります。絶対に短絡などが起こらないよう注意してください。

焼損事故防止のため、外部側で負荷に合ったヒューズを取り付けてください。

0L

 

7LLC0

CN2

CN1

LC18L

P24L0

P24L1

HC00HP24H

HC18HP24H

HC1

P24L0

LED

表示

内  

部  

回  

88 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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2.3 I/O モジュール個別仕様

2

端子接続図

CN2(A)(B)

CN1(B)(A)

NCNCLC1

NCNC

HC1PS

FL

EL

DL

CL

BL

AL

9L

8L

LC0

7L

6L

5L

4L

3L

2L

1L

0L

FH

EH

DH

CH

BH

AH

9H

8H

HC0

7H

6H

5H

4H

3H

2H

1H

0H

0H

1H

2H

3H

4H

5H

6H

7H

HC0

8H

9H

AH

BH

CH

DH

EH

FH

HC1

NC

NC

0L

1L

2L

3L

4L

5L

6L

7L

LC0

8L

9L

AL

BL

CL

DL

EL

FL

LC1

NC

NC

1 1

2 2

3 3

4 4

5 5

6 6

7 7

8 8

9 9

10 10

11 11

12 12

13 13

14 14

15 15

16 16

17 17

18 18

19 19

20 20

L H

PS

PS

PS

PS

PS

PS

PS

20 20

19 19

18 18

17 17

16 16

15 15

14 14

13 13

12 12

11 11

10 10

9 9

8 8

7 7

6 6

5 5

4 4

3 3

2 2

1 1

H L

:負荷電源

DC5-24V

CN2

A B

CN1

B A

1

20

20

1

CN1-L=YWn

CN1-H=YWn+1

CN2-L=YWn+2

CN2-H=YWn+3

モジュール側コネクタ:FCN-365P040-AU

ケーブル側コネクタ:FCN-361J040-AU(半田付けタイプ)とコネクタカバー

(FCN-360C040-E)は標準添付

6E8C4594 89

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第 2 章 一般仕様

2

■ DO633P

項目 DO633P

出力形態 ソース出力

出力点数 16点

定格負荷電圧 DC12-24V +10%-5%

最大負荷電流 1A/点

1.2A/4点(4素子トランジスタアレー)

出力ON抵抗 1.5以下

出力OFF時リーク電流 0.1mA以下

コモン 構成

コモン数 1

1コモン当たりの出力点数 16点/コモン

コモン極性 +極

ONディレー 1ms以下

OFFディレー 1ms以下

消費電流 60mA(DC5V)以下

外部電源 DC12-24V-35mA

絶縁耐圧 AC1500V/1分間(外部-内部間)

内蔵ヒューズ 5A

重量 約300g

回路構成

端子接続図

(5A)

ヒューズ

F

C

8

4

321

0内

LED 表示 トランジスタアレー

(コモン)

3

1

7

5

9

B

-

D

F

4

2

0

8

6

E

C

DC1224V

+

A

90 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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2.3 I/O モジュール個別仕様

2

■ AC663

項目 AC663

負荷電源 AC100-240V +10%-15%

(50/60Hz正弦波)

出力ON電流 0.5A/点、0.6A/(2素子SSR)

出力ON電圧 1.5V以下(0.3A負荷)

出力点数 12点(4点コモン3系統絶縁)

ONディレー 1ms以下

OFFディレー 負荷電源の1/2サイクル+1ms以下

出力OFF時リーク電流 1.2mA(AC100V)以下、3mA(AC240V)以下

絶縁耐圧 AC1500V/1分間(外部-内部間、出力コモン間)

消費電流 300mA(DC5V)以下 (20mA/点)

重 量 約300g

回路構成

端子接続図

(2A)

ヒューズ

C3

C2

C1

LED表示 2 素子 SSR

1

0

32

8

4

3

1

7

5

9

C2

B

C1

2

0

6

4

A

8

C3C3

C1

C2

6E8C4594 91

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第 2 章 一般仕様

2

■ AD624L&AD634L

項目 AD624L AD634L

入力範囲 1~5Vまたは4~20mA*1 0~+10V

入力 インピーダンス

500k以上(1~5V)250(4~20mA)

500k以上

入力CH数 4CH(N側共通)

分解能 1~5V:0~2504~20mA:0~250

0~+10V:0~250

総合精度 ±1%FS/0~55C ±1%FS/0~55C

変換サイクル 約1ms/4CH 約1ms/4CH

入力断線検出 有 -

外部電源断検出 有

絶縁耐圧 AC1500V/1分間(外部-内部間)

消費電流 50mA(DC5V)以下

外部電源 DC12~24V±10%-50mA

重 量 約250g

回路構成

端子接続図

*1: 4 20mA4 20mA

(250 ) CHP-N

DC12-24V(50mA)

LED

CH4

CH3

CH2

CH1

A/D

外部電源線

(DC12-24V)は他の信

号線とは分離してくだ

さい。

アナログ信号にはシー

ルド付ツイストペアケ

ーブルを使用し、シー

ルドは確実に接地して

ください-

+

P

P

P

N

N

N

NP

DC12-24V

(50mA)

CH4

CH3

CH2

CH1

92 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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2.3 I/O モジュール個別仕様

2

A/D変換

データフォーマット

補足

(1) 電圧入力仕様においては、入力端子間がオープンのとき、データビットは 0とはなりませ

ん。(0~250間で不定となります)

(2) 使用しないCHは入力端子間をショートしてください。

10(V)

アナログ値

20(mA)

アナログ値

4 10 1 5

250

200

150

100

50

0

250

200

150

100

50

0

(b) (c) (a)

ディジタル値 ディジタル値

D:ディジタル値

A:アナログ値

(a)420mA レンジ:D=15.625A-62.5, A=(D+62.5)15.625

(b)15V レンジ:D=62.5A-62.5, A=(D+62.5)62.5

(c)010V レンジ:D=25A, A=D25

XW

D:データビット(8 ビット)

0250(H00HFA) ( 大値: 255)

(過電圧/過電流入力時は 255)

B:外線異常検出ビット

0=正常

1=異常

*:常に 0

データビットが

全て 0 のとき

データビットが

全て 1 のとき

電流入力線オープン

外部電源 OFF

CH4

CH3

CH2

CH1

0 F

XWn+3

XWn+2

XWn+1

XWn

4 ワード占有

F E D C B A 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0

B * * * * * * * D D D D D D D D

6E8C4594 93

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第 2 章 一般仕様

2

■ AD624&AD674

項目 AD624 AD674

入力範囲 1~5Vまたは4~20mA*1 -10~+10V

入力インピーダンス 1M以上(1~5V)250Ω(4~20mA)

1M以上

入力CH数 4CH(N側共通) 4CH(N側共通)

分解能 1~5Vdc:0~40004~20mA:0~4000

-10V~+10V:-2000~+2000

総合精度 ±0.5%FS/25C±1%FS/0~55C

±0.5%FS/25C±1%FS/0~55C

変換サイクル 約2ms/4CH 約2ms/4CH

入力断線検出 有 -

外部電源断検出 有 無

絶縁耐圧 AC1500V/1分間(外部-内部間)

消費電流 50mA(DC5V)以下

外部電源 DC24V±10%-50mA

重 量 約300g

回路構成

端子接続図

DC24VLED

DC/DC

CH4

CH3

CH2

CH1

0

A/D

P

P

P

N

N

N

N

P

*1: 4 20mA4 20mA

250CH P-N

外部電源線

(DC24V)は他の信号

線とは分離してくだ

さい。

アナログ信号にはシー

ルド付ツイストペア

ケーブルを使用し、

シールドは確実に接

地してください。-

+

P

P

P

N

N

N

NP

DC24V(50mA)

CH4

CH3

CH2

CH1

94 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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2.3 I/O モジュール個別仕様

2

A/D変換機

データフォーマット(入力4ワード)

• 1~5V/4~20mA

• ±10V

補足

1. 電圧入力仕様においては、入力端子間がオープンのとき、データビットは0とはなりません。

(不定となります)

2. 使用しないCHは入力端子間をショートしてください。

4 10

(b)

(c)

-10 -5 0 1 5

4000

3000

2000

1000

-1000

-2000

(a)420mA レンジ:D=250A-1000, A=(D+1000)250

(b)15V レンジ:D=1000A-1000, A=(D+1000)1000

(c)10V レンジ:D=200A, A=D200

D:ディジタル値

A:アナログ値

ディジタル値 ディジタル値

20(mA)

アナログ値

10(V)

アナログ値

4000

3000

2000

1000

(a)

D:データビット(12 ビット)

04000(H0000H0FA0) ( 大値: 4095)

B:外線異常検出ビット

0=正常

1=異常

(電流入力線オープンまたは外部電源OFF)

*:常に 0

XW

F E D C B A 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0

B * * * D D D D D D D D D D D D

S:サインビット

0=正

1=負

D:データビット(11 ビット)

-20002000(HF830H07D0) (範囲: -2048~+2047)

負の数は 2 の補数表現

XW

F E D C B A 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0

S S S S D D D D D D D D D D D D

6E8C4594 95

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第 2 章 一般仕様

2

■ AD668

項目 AD668

入力種別 電圧入力 電流入力

入力範囲 バイポーラ -5~+5V

-10~+10V

ユニポーラ 0~+5V 0~20mA

0~+10V

1~+5V 4~20mA

入力インピーダンス 1M以上 250

入力CH数 8CH(N側共通)

分解能 16-bit

総合精度 ±0.2%/FS(25C)

±0.5%/FS(0~55C)(FS:±10V)

変換サイクル 約1ms/CH以下(約8ms/8CH)

絶縁耐圧 内部-外部間 :AC1500V/1分間(フォトカプラ絶縁)アナログ部-外部電源 :AC500V/1分間(DC/DCコンバータ)内部-FG、外部-FG :AC1500V/1分間

付加機能 ゲイン・オフセット調整機能平均値処理機能不使用CHスキップ機能

外部24V電圧低下異常検出

消費電流 300mA(DC5V以下)

外部電源 DC24V±10%-120mA以下

重量 約300g

回路構成

端子接続図

BUF

1_P

1_N

+15V

AG

-15V

+5V

フィルタ

CH1

V/I変換

1

2

3

BUF

8_P

8_NCH8

V/I変換

1

2

3

フィルタ

A/D変換

P24Vdc

COM

LG

FG外部電源電圧

低下検出

Regulator

フィルタ

DC-DC

JP

JP

内部制御回路

マルチプレクサ

フォトカプラ絶縁

外部電源線

(DC24V)は他の信号

線とは分離してくだ

さい。

アナログ信号にはシー

ルド付ツイストペア

ケーブルを使用し、

シールドは確実に接

地してください。-+

NP

CH1

DC24V(120mA)

NP

CH2

NP

CH3

NP

CH4

NP

CH5

NP

CH6

NP

CH7

NP

CH8

LGFG

96 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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2.3 I/O モジュール個別仕様

2

A/D変換

データフォーマット(入力4ワード)

補足

詳細は「高機能アナログ入出力モジュール取扱説明書」(6E8C4024)、および「AD668 アナ

ログ入力モジュール説明書」 (6E8C4480)を参照してください。

(b)バイポーラモード(5V) (a)バイポーラモード(10V)

(c)ユニポーラモード (0-10V)

(d)ユニポーラモード (0-5V,0-20mA)

(e)ユニポーラモード (1-5V,4-20mA)

0

H3FFF16383

アナログ入力値

+5.1196V

デジタル値

+10.2V

H7D0032000

-5.12V -10.2V

+10V

0

H3FFF16383

アナログ入力値

+5.1196V20.479mA

デジタル値

+10.2V

H3E8016000

-5.12V-10.2V

上限値

下限値

+5V20mA

0

H3FFF16383

アナログ入力値

+5.1196V 20.479mA

デジタル値

+10.2V -5.12V -10.2V

上限値

下限値

+5V 20mA

1V 4mA

H320012800

H337F13183

HC000-16384

0

H3FFF16383

アナログ入力値

+5V

H3E8016000

+5.1196V-5.12V

-5V

HC180-16000

デジタル値

+10.2V -10.2V

上限値

下限値

+10.2V

HC000-16384

0

H3FFF16383

アナログ入力値

+10V

H7D0032000

+5.1196V-5.12V -10.2V

-10V

H8300 -32000

デジタル値

(a ) バ イ ポ ー ラ モ ー ド ( 1 0 V )

ア ナ ロ グ 入 力 値 ア ナ ロ グ 入 力 変 換 デ ー タ

1 0 V 1 6 進 数 整 数 正 数 分 解 能

上 限 値 ( 正 ) + 1 0 .2 V 7 F 8 0 H 3 2 6 4 0 3 2 6 4 0 フ ル ス ケ ー ル ( 正 ) + 1 0 V 7 D 0 0 H 3 2 0 0 0 3 2 0 0 0

0 + 0 V 0 0 0 0 H 0 0 フ ル ス ケ ー ル ( 負 ) -1 0 V 8 3 0 0 H -3 2 0 0 0 3 3 5 3 6

下 限 値 ( 負 ) -1 0 .2 V 8 0 8 0 H -3 2 6 4 0 3 2 8 9 6

0 .3 1 2 5 m V / b it

(b ) バ イ ポ ー ラ モ ー ド ( 5 V )

ア ナ ロ グ 入 力 値 ア ナ ロ グ 入 力 変 換 デ ー タ

5 V 1 6 進 数 整 数 正 数 分 解 能

上 限 値 ( 正 ) + 5 .1 1 9 6 V 3 F F F H 1 6 3 8 3 1 6 3 8 3 フ ル ス ケ ー ル ( 正 ) + 5 V 3 E 8 0 H 1 6 0 0 0 1 6 0 0 0

0 + 0 V 0 0 0 0 H 0 0 フ ル ス ケ ー ル ( 負 ) -5 V C 1 8 0 H -1 6 0 0 0 4 9 5 3 6

下 限 値 ( 負 ) -5 .1 2 V C 0 0 0 H -1 6 3 8 4 4 9 1 5 2

0 .3 1 2 5 m V / b it

(c ) ユ ニ ポ ー ラ モ ー ド ( 0 -1 0 V )

ア ナ ロ グ 入 力 値 ア ナ ロ グ 入 力 変 換 デ ー タ

0 ~ 1 0 V 1 6 進 数 整 数 正 数 精 度 / b it

上 限 値 ( 正 ) + 1 0 .2 V 7 F 8 0 H 3 2 6 4 0 3 2 6 4 0 フ ル ス ケ ー ル ( 正 ) + 1 0 V 7 D 0 0 H 3 2 0 0 0 3 2 0 0 0

0 + 0 V 0 0 0 0 H 0 0

0 .3 1 2 5 m V / b it

(d ) ユ ニ ポ ー ラ モ ー ド ( 0 -5 V , 0 -2 0 m A )

ア ナ ロ グ 入 力 値 ア ナ ロ グ 入 力 変 換 デ ー タ 分 解 能

0 ~ 5 V 0 ~ 2 0 m A 1 6 進 数 整 数 正 数 上 限 値 ( 正 ) + 5 .1 1 9 6 V + 2 0 .4 7 8 m A 3 F F F H 1 6 3 8 3 1 6 3 8 3

フ ル ス ケ ー ル ( 正 ) + 5 V + 2 0 m A 3 E 8 0 H 1 6 0 0 0 1 6 0 0 0 0 + 0 V + 0 m A 0 0 0 0 H 0 0

0 .3 1 2 5 m V / b it1 .2 5 u A / b it

(e ) ユ ニ ポ ー ラ モ ー ド ( 1 -5 V , 4 -2 0 m A )

ア ナ ロ グ 入 力 値 ア ナ ロ グ 入 力 変 換 デ ー タ 分 解 能

1 ~ 5 V 4 ~ 2 0 m A 1 6 進 数 整 数 正 数 上 限 値 ( 正 ) + 5 .1 1 9 6 V + 2 0 .4 7 8 m A 3 3 7 F H 1 3 1 8 3 1 3 1 8 3

フ ル ス ケ ー ル ( 正 ) + 5 V + 2 0 m A 3 2 0 0 H 1 2 8 0 0 1 2 8 0 0 0 + 1 V + 4 m A 0 0 0 0 H 0 0

0 .3 1 2 5 m V / b it1 .2 5 u A / b it

X W n ~ n + 7

F E D C B A 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0

D 15 D 14 D 13 D 12 D 11 D 10 D 9 D 8 D 7 D 6 D 5 D 4 D 3 D 2 D 1 D 0

6E8C4594 97

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第 2 章 一般仕様

2

■ AD628S&AD638S

種目 AD628S AD638S

入力電圧・電流 0-5Vまたは0-20mA(注1) ±10V

入力インピーダンス 500k以上(0-5V)250(0-20mA)

AD638S:500k以上

A/D変換データ 0-4000min.0 max.4095

-2000-+2000min.-2048 max.2047

許容入力電圧・電流 0-5V時:±13V以内

0-20mA:±30mA以内

±13V以内

入力CH数 8CH

分解能 12bit(0.25%)

変換時間 約2ms/8CH

総合精度 ±0.2%(at25℃)

±1.0%(0-55℃)

温度ドリフト ±100ppm/℃

モジュール状態表示 電源状態表示

外部接続 18P着脱式ネジ端子台

絶縁方式 トランス絶縁(CH間絶縁、入力回路-内部ロジック間絶縁)

絶縁抵抗 10M以上

• 内部ロジック-外部入力間

• 各CH内

絶縁耐圧 AC500V/1min

• 内部ロジック-外部入力間

• 各CH内

外部電源 不要

内部消費電流 600mA(DC5V時)以下

重量 約400g

(注 1) 0-5V と 4-20mA の切り換えは、端子台の 250抵抗(添付)脱着により行う。

抵抗取付時 :電流入力 抵抗非取付時:電圧入力

回路構成

トランス

250

P1

N1

入力フィルタ

フォトFET

マルチプレクサ

内部制御回路

A/Dコンバータ

DC/DC+15V

0V-15V

SH

P8

N8

AMP

DC5V電流入力時

{CH1

{CH8

98 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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2.3 I/O モジュール個別仕様

2

データフォーマット(入力8ワード)

(1) AD628S

(2) AD638S

端子接続図

F E D C B A 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0

0 0 0 0 D11 D10 D9 D8 D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

入力アナログ値 デジタル値

0-5V 0-20mA 16進表現 整数

上限 5.11875V 20.475mA 0FFFH 4095

フルスケール 5.000V 20.000mA 0FA0H 4000

ゼロ(下限) 0V 0mA 0000H 0

1カウントあたり

のアナログ入力値1.25mV 5A

F E D C B A 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0

S S S S S D10 D9 D8 D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

S:サインビット

負のとき"0"正のとき"1"

入力アナログ値 デジタル値

±10V 16進表現 整数

上限 +10.235V 07FFH 2047

フルスケール(正) +10.000V 07D0H 2000

0 0V 0000H 0

フルスケール(負) -10.000V F830H -2000

下限 -10.240V F800H -2048

1カウントあたり

のアナログ入力値5mV 負数は2の補数表現

CH1

CH2

CH3

CH4

CH5

CH6

CH7

CH8

{{{{{{{{

6E8C4594 99

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第 2 章 一般仕様

2

■ TC618

項目 TC618

入力信号 mV入力 K熱電対 J熱電対 E熱電対

入力範囲 -100~+100mV -200~+1200C -200~+800C -200~+600C

入力インピーダンス 1M以上

入力CH数 8CH 7CH 7CH 7CH

分解能 16-bit

総合精度 ±0.2%/FS(25C)

±0.5%/FS(0~55C) (FS:±100mV又は1400C)

変換サイクル 約1ms/CH以下(8ms/8CH)

絶縁耐圧 内部-外部間 :AC1500V/1分間(フォトカプラ絶縁)アナログ部-外部電源 :AC500V/1分間(DC/DCコンバータ)内部-FG、外部-FG :AC1500V/1分間

付加機能 ゲイン・オフセット調整機能(熱電対入力時は除く)平均値処理機能リニアライズ機能(熱電対入力時)冷接点補償機能(熱電対入力時)バーンアウト機能(熱電対入力時)外部24V電圧低下異常検出

消費電流 300mA(DC5V)以下

外部電源 DC24V±10%-120mA以下

重量 約300g

回路構成

端子接続図

AMP

1_P

1_N

+15V

AG-15V

+5V

フィルタ

CH1

1

2

3

AMP

8_P

8_NCH8

1

2

3

フィルタ

P24Vdc

COM

LG

FG外部電源電圧

低下検出

Regulator

フィルタ

DC-DC

JP

JP

+15V

R

リファレ

ンス電圧

+5V」

R

R

CH1 のみ

内部制御回路

マルチプレクサ

A/D変換

フォトカプラ絶縁

CH2~8

外部電源線

(DC24V)は他の信号

線とは分離してくだ

さい。

アナログ信号にはシー

ルド付ツイストペア

ケーブルを使用し、

シールドは確実に接

地してください。-+

NP

CH1

DC24V(120mA)

NP

CH2

NP

CH3

NP

CH4

NP

CH5

NP

CH6

NP

CH7

NP

CH8

LGFG

100 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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2.3 I/O モジュール個別仕様

2

A/D変換

データフォーマット(入力8ワード)

補足

詳細は「高機能アナログ入出力モジュール取扱説明書」(6E8C4024)を参照してください。

(b)熱電対入力(Kタイプ) (a)100mV

(c)熱電対入力(Jタイプ) (d)熱電対入力(Eタイプ)

0℃ 入力温度 HF060-4000

デジタル値

上限値

下限値

+1200℃ バーンアウト時

-200℃

H3FFF16383

H6B08 24000

0℃ 入力温度

デジタル値

H3E8016000

上限値

バーンアウト時

-200℃

+800℃

H3FFF16383

下限値

HF060-4000

0℃入力温度

HF060-4000

デジタル値

上限値

下限値

H2EE0 12000

+600℃ バーンアウト

H3FFF16383

-200℃

+102mV

0

H3FFF16383

アナログ入力値

+100mV

H7D0032000

+50.1196mV-51.2mV -102mV

-100mV

H8300-32000

デジタル値

(a )( 1 0 0 m V )

ア ナ ロ グ 入 力 値 ア ナ ロ グ 入 力 変 換 デ ー タ

1 0 V 1 6 進 数 整 数 正 数 分 解 能

上 限 値 ( 正 ) + 1 0 2 m V 7 F 8 0 H 3 2 6 4 0 3 2 6 4 0 フ ル ス ケ ー ル ( 正 ) + 1 0 0 m V 7 D 0 0 H 3 2 0 0 0 3 2 0 0 0

0 + 0 V 0 0 0 0 H 0 0 フ ル ス ケ ー ル ( 負 ) -1 0 0 m V 8 3 0 0 H -3 2 0 0 0 3 3 5 3 6

下 限 値 ( 負 ) -1 0 2 m V 8 0 8 0 H -3 2 6 4 0 3 2 8 9 6

3 .1 2 5 u V / b it

(b ) 熱 電 対 入 力 ( K タ イ プ )

入 力 温 度 ア ナ ロ グ 入 力 変 換 デ ー タ

-2 7 0~ + 1 3 5 0℃ 1 6 進 数 整 数 正 数 分 解 能

上 限 値 ( 正 ) + 1 3 7 0 ℃ 6 B 0 8 H 2 7 4 0 0 2 7 4 0 0

フ ル ス ケ ー ル ( 正 ) + 1 2 0 0 ℃ 5 D C 0 H 2 4 0 0 0 2 4 0 0 0 0 0 ℃ 0 0 0 0 H 0 0

フ ル ス ケ ー ル ( 負 ) -2 0 0 ℃ F 0 6 0 H -4 0 0 0 6 1 5 3 6

下 限 値 ( 負 ) -2 7 0 ℃ E A E 8 H -5 4 0 0 6 0 1 3 6 バ ー ン ア ウ ト 発 生 時 熱 電 対 未 接 続 7 F F F H 3 2 7 6 7 3 2 7 6 7

0 .0 5 ℃ / b it

( c ) 熱 電 対 入 力 ( J タ イ プ )

入 力 温 度 ア ナ ロ グ 入 力 変 換 デ ー タ

-210~ + 1200℃ 1 6 進 数 整 数 正 数 分 解 能

上 限 値 ( 正 ) + 1 2 0 0 ℃ 5 D C 0 H 2 4 0 0 0 2 4 0 0 0

フ ル ス ケ ー ル ( 正 ) + 8 0 0 ℃ 3 E 8 0 H 1 6 0 0 0 1 6 0 0 0 0 0 ℃ 0 0 0 0 H 0 0

フ ル ス ケ ー ル ( 負 ) -2 0 0 ℃ F 0 6 0 H -4 0 0 0 6 1 5 3 6 下 限 値 ( 負 ) -2 1 0 ℃ E F 9 8 H -4 2 0 0 6 1 3 3 6

バ ー ン ア ウ ト 発 生 時 熱 電 対 未 接 続 7 F F F H 3 2 7 6 7 3 2 7 6 7

0 .0 5 ℃ / b it

(d ) 熱 電 対 入 力 ( E タ イ プ )

入 力 温 度 ア ナ ロ グ 入 力 変 換 デ ー タ

-270~ + 1000℃ 1 6 進 数 整 数 正 数 分 解 能

上 限 値 ( 正 ) + 1 0 0 0 ℃ 4 E 2 0 H 2 0 0 0 0 2 0 0 0 0

フ ル ス ケ ー ル ( 正 ) + 6 0 0 ℃ 2 E E 0 H 1 2 0 0 0 1 2 0 0 0 0 0 ℃ 0 0 0 0 H 0 0

フ ル ス ケ ー ル ( 負 ) -2 0 0 ℃ F 0 6 0 H -4 0 0 0 6 1 5 3 6

下 限 値 ( 負 ) -2 7 0 ℃ E A E 8 H -5 4 0 0 6 0 1 3 6 バ ー ン ア ウ ト 発 生 時 熱 電 対 未 接 続 7 F F F H 3 2 7 6 7 3 2 7 6 7

0 .0 5 ℃ / b it

X W n ~ n + 7

F E D C B A 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0

D 15 D 14 D 13 D 12 D 11 D 10 D 9 D 8 D 7 D 6 D 5 D 4 D 3 D 2 D 1 D 0

6E8C4594 101

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第 2 章 一般仕様

2

■ RT614

種目 RT614

入力仕様 標準測温抵抗体 Pt100(JIS C 1604準拠)

入力温度範囲 -50~+270℃

デジタル変換値 800~4000カウント(12bit)

入力CH数 4CH

絶縁方式 外部-内部間:フォトカプラ絶縁

CH間:非絶縁

分解能 0.1℃/カウント

総合精度 ±0.3%(at25℃)/±1%(0~55℃)

変換速度 200ms/4CH

外部電源供給 不要

入力断線検出 有

本体電源消費電流 500mA 以下(DC5V)

絶縁抵抗 10M 以上(DC500V)

絶縁耐圧 AC500V 1分間(内部-外部回路間)

その他機能 ユーザーオフセット補正 (-128~+127)

重量 約300g

回路構成

端子接続図

Pt1

00

AD 変換

保護回路

内部回路

-15V

+15V

5V

CH 選択

フォトカプラ

保護回路

Pt1

00

マルチプレクサ

5V

三端子

レギュレータ

DC/DC

コンバータ

1A

1B

1C

1G

4A

4B

4C

4G

フォトカプラ

アナログ部 デジタル部

CH1

CH4{

1

3

5

7

9

11

13

15

17

2

4

6

8

10

12

14

16

18

4G

4C

4A

4BPt100

3G

3C

3A

3BPt100

2G

2C

2A

2BPt100

1G

1C

1A

1BPt100

FG

{CH1

{CH2

{CH3

{CH4

102 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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2.3 I/O モジュール個別仕様

2

A/D変換

データフォーマット(入力4ワード)

補足

詳細は「高機能アナログ入出力モジュール取扱説明書」(6E8C4024)を参照してください。

4000

3200

2400

1600

0

800

-130 270190110-50 30

4095

デジ

タル

変換

RTD 温度(℃)

有効データ範囲

線形補正有効範囲

D=10×A+1300(-50≦A+270) A=(D-1300)/10(800≦D≦4000)

I/Oレジスタ

D15 D14 D13 D12 D11 D0

XWn W 0 0 0 CH1アナログ変換データ

XWn+1 W 0 0 0 CH2アナログ変換データ

XWn+2 W 0 0 0 CH3アナログ変換データ

XWn+3 W 0 0 0 CH4アナログ変換データ

W:外線断線検出ビット 0=正常

1=異常(断線検出)

入力測温抵抗温度

(℃)

測温抵抗値

(Ω)

デジタル値

16進表現 正の整数

フルスケール 280 204.90 0FFFH 4095

有効範囲上限 270 201.31 0FA0H 4000

有効範囲下限 -50 80.31 0320H 800

ゼロ -125 50.06 0000H 0

6E8C4594 103

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第 2 章 一般仕様

2

■ DA622L

種目 DA622L

出力範囲 1~5Vまたは4~20mA

負荷インピーダンス 1~5V:5k以上

4~20mA:600以下

出力CH数 2CH(N側共通)

(各電圧、電流ペア)

分解能 1~5V, 4~20mA:0~250

総合精度 ±1%FS/0~55C

変換サイクル 約1ms

外部電源断検出 無し

絶縁耐圧 AC1500V/1分間(外部-内部間)

消費電流 70mA(DC5V)以下

外部電源 DC24V±10%-90mA

重 量 約250g

回路構成

端子接続図

電源表示 LED

定電圧回路DC24V(90mA)

D/A

変換部

CH2

CH1

+V1

+I1

+V2

+I2

0V

P

N

P

N

P

N

P

N

CH1

CH2

0V

DC24V

-

+

P

P

P

P

DC24V(90mA)

CH1

CH2

N

N

N

N

I1

V1

I2

V2

104 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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2.3 I/O モジュール個別仕様

2

D/A変換

データフォーマット

補足

直接出力を行う場合には、必ず2ワード出力するようにプログラムを作成してください。

デジタル値 デジタル値

D:デジタル値

A:アナログ値

(a)420mA レンジ:A=0.064D+4

(b)15V レンジ:A=0.016D+1

(c)010V レンジ:A=0.04D

50 100 150 200 250 50 100 150 200 250

20

10

0

(c) (a)

(b)

4

10

5

0

1

アナログ値(mA) アナログ値(V)

YW

D:データビット(8 ビット)

0250(H00HFA)( 大値:255)

*:無効(D/A変換には影響なし)

0=正常

CH2

CH1

0 F

YWn+1

YWn 2 ワード占有

F E D C B A 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0

* * * * * * * * D D D D D D D D

6E8C4594 105

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第 2 章 一般仕様

2

■ DA622&DA672

項目 DA622 DA672

出力範囲 1~5Vまたは4~20mA -10~+10V

負荷インピーダンス 1~5V:5k以上

4~20mA:600以下

5k以上

出力CH数 2CH(N側共通)

(各電圧、電流ペア)

2CH(N側共通)

分解能 1~5V, 4~20mA:0~4000 -10V~+10V:-2000~+2000

総合精度 ±0.5%FS/25C±1%FS/0~55C

±0.5%FS/25C±1%FS/0~55C

変換サイクル 約1ms

外部電源断検出 無し

絶縁耐圧 AC1500V/1分間(外部ー内部間)

消費電流 170mA(DC5V)以下

外部電源 DC24V±10%-90mA

重 量 約250g

回路構成

端子接続図

DC24V

NP

D/A

変換部

CH1V1

I1

NP

NP

CH2V2

I2

DC / DCコンバータ

*DA622 のみ

LED

CH1

CH2

*

*NP

0V

*DA622 のみ

-

+

P

P

P

N

N

N

N

P

DC24V(90mA)

CH2

CH1

*

*I1

V1

I2

V2

DC24V は 他の 信 号

線とは分離してくだ

さい。

アナログ信号にはシー

ルド付ツイストペア

ケーブルを使用してく

ださい

106 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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2.3 I/O モジュール個別仕様

2

D/A変換

データフォーマット(出力2ワード占有)

• 1~5V/4~20mA

• ±10V

補足

直接出力を行う場合には、必ず2ワード出力するようにプログラムを作成してください。

A:アナログ値

D:デジタル値

(a)420mAレンジ:A=0.004D+4

(b)15Vレンジ:A=0.001D+1

(c)10Vレンジ:A=0.005D

アナログ値 (V) アナログ値 (mA)

(a)

2000 4000 -2000 2000 4000

20

10

4

10

5

0

1

-5

-10

デジタル値 デジタル値

YW

D:データビット(12 ビット)

04000(H0000H0FA0)( 大値:4095)

*:無効(D/A変換には影響なし)

F E D C B A 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0

* * * * D D D D D D D D D D D D

S:サインビット

0=正

1=負

D:データビット(11 ビット)

-20002000(HF830H07D0)(範囲:-2048~+2047)

負の数は 2 の補数表現

YW

F E D C B A 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0

* * * * S D D D D D D D D D D D

6E8C4594 107

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第 2 章 一般仕様

2

■ DA664

項目 DA664

出力種別 電圧出力 電流出力

出力範囲 バイポーラ -5~+5V

-10~+10V

ユニポーラ 0~+5V 0~20mA

0~+10V

1~+5V 4~20mA

負荷インピーダンス 1k以上 600以下

出力CH数 4CH

分解能 16-bit

総合精度 ±0.2%/FS(25℃)

±0.5%/FS(0~55℃)(FS:±10V)

変換サイクル 約1ms/CH(約4ms/4CH)

絶縁耐圧 内部-外部間 :AC1500V/1分間(フォトカプラ絶縁)アナログ部-外部電源 :AC500V/1分間(DC/DCコンバータ)内部-FG、外部-FG :AC1500V/1分間

付加機能 オフセット調整機能PLC異常時出力ホールド選択

外部DC15V電源電圧低下異常検出

消費電流 230mA(DC5V)以下

外部電源 DC24V±10%-240mA

外部接続 20p着脱端子台

重量 約300g

回路構成

端子接続図

内部制御回路

PC DAC

AMP BUF

AMP

TR

基準電圧

1V_P

1V_N

1C_P

1C_N

CH1

AMP BUF

AMP

TR

4V_P

4V_N

4C_P

4C_N

CH4

LED

P24VdcCOM

DC-DC フィルタ+15VAG

-15V

+5V

LG

FG

(V→V)

(V→I)

(V→V)

(V→I)

Regulator

外部電源電圧

低下検出

PC

フォトカプラ絶縁

DC24V(240mA)

CH1

P

-+

N V1

N I1

P

N V1

P

N I1

P

N V1

P

N I1

P

N V1

P

N I1

P

CH2

CH3

CH4

LGFG

108 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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2.3 I/O モジュール個別仕様

2

D/A変換

データフォーマット(出力4ワード)

補足

詳細は、「高機能アナログ入出力モジュール取扱説明書」(6E8C4024)を参照してください。

(b)バイポーラモード(5V) (a)バイポーラモード(10V)

(c)ユニポーラモード (0-10V)

(d)ユニポーラモード (0-5V,0-20mA)

(e)ユニポーラモード (1-5V,4-20mA)

H8300-32000

アナログ出力値

0

+10V

H7D0032000

-10V

デジタル値

+10.2396V

+5.1196V

HC000-16384

H8000-32768

H3FFF16383

H7FFF32767

-5.12V

上限値

下限値

0

アナログ出力値

+5V

H3E8016000

-5V

デジタル値HC000-16384

+5.1196V

H3FFF16383

H7FFF32767

-5.12V

-10.24V

H8000-32768

HC180-16000

0

アナログ出力値

+10V

H7D0032000

+5.1196V

デジタル値

+10.2396V

H8000-32768

HC000-16384

H7FFF32767

H3FFF16383

下限値 0

アナログ出力値

+5V (+20mA)

H3E8016000

デジタル値

上限値

+10.2396V

+5.1196V (+20.478mA)

H7FFF32767

H3FFF16383

HC000-16384

H8000-32768

上限値

0

アナログ出力値 H3200 12800

デジタル値+1V下限値

H337F 13183

+10.2396V

+5.1196V(+20.478mA)( 20 478 A) +5V(+20mA)

H7FFF32767

H3FFF16383H0C80

-3200

HC000 -16384

H8000-32768

( a ) バ イ ポ ー ラ モ ー ド ( 1 0 V )

デ ジ タ ル 値 ア ナ ロ グ 出 力 値

1 6 進 数 整 数 正 数 1 0 V 分 解 能

上 限 値 ( 正 ) 7 F F F H 3 2 7 6 7 3 2 7 6 7 + 1 0 .2 3 9 6 V

フ ル ス ケ ー ル ( 正 ) 7 D 0 0 H 3 2 0 0 0 3 2 0 0 0 + 1 0 V

0 0 0 0 0 H 0 0 + 0 V

フ ル ス ケ ー ル ( 負 ) 8 3 0 0 H -3 2 0 0 0 3 3 5 3 6 -1 0 V

下 限 値 ( 負 ) 8 0 0 0 H -3 2 7 6 8 3 2 7 6 8 -1 0 .2 4 V

0 .3 1 2 5 m V / b it

( b ) バ イ ポ ー ラ モ ー ド ( 5 V )

デ ジ タ ル 値 ア ナ ロ グ 出 力 値

1 6 進 数 整 数 正 数 5 V 分 解 能

上 限 値 ( 正 ) 3 F F F H 1 6 3 8 3 1 6 3 8 3 + 5 .1 1 9 6 V

フ ル ス ケ ー ル ( 正 ) 3 E 8 0 H 1 6 0 0 0 1 6 0 0 0 + 5 V

0 0 0 0 0 H 0 0 + 0 V

フ ル ス ケ ー ル ( 負 ) C 1 8 0 H -1 6 0 0 0 4 9 5 3 6 -5 V

下 限 値 ( 負 ) C 0 0 0 H -1 6 3 8 4 4 9 1 5 2 -5 .1 2 V

0 .3 1 2 5 m V / b it

( c ) ユ ニ ポ ー ラ モ ー ド ( 0 -1 0 V )

デ ジ タ ル 値 ア ナ ロ グ 出 力 値

1 6 進 数 整 数 正 数 0 ~ 1 0 V 精 度 / b it

上 限 値 ( 正 ) 7 F F F H 3 2 7 6 7 3 2 7 6 7 + 1 0 .2 3 9 6 V

フ ル ス ケ ー ル ( 正 ) 7 D 0 0 H 3 2 0 0 0 3 2 0 0 0 + 1 0 V

0 0 0 0 0 H 0 0 + 0 V

0 .3 1 2 5 m V / b it

( d ) ユ ニ ポ ー ラ モ ー ド ( 0 -5 V , 0 -2 0 m A )

デ ジ タ ル 値 ア ナ ロ グ 出 力 値 分 解 能

1 6 進 数 整 数 正 数 0 ~ 5 V 0 ~ 2 0 m A

上 限 値 ( 正 ) 3 F F F H 1 6 3 8 3 1 6 3 8 3 + 5 .1 1 9 6 V + 2 0 .4 7 8 m A

フ ル ス ケ ー ル ( 正 ) 3 E 8 0 H 1 6 0 0 0 1 6 0 0 0 + 5 V + 2 0 m A

0 0 0 0 0 H 0 0 + 0 V + 0 m A

0 .3 1 2 5 m V / b it

1 .2 5 u A / b it

( e ) ユ ニ ポ ー ラ モ ー ド ( 1 -5 V , 4 -2 0 m A )

デ ジ タ ル 値 ア ナ ロ グ 出 力 値 分 解 能

1 6 進 数 整 数 正 数 1 ~ 5 V 4 ~ 2 0 m A

上 限 値 ( 正 ) 3 3 7 F H 1 3 1 8 3 1 3 1 8 3 + 5 .1 1 9 6 V + 2 0 .4 7 8 m A

フ ル ス ケ ー ル ( 正 ) 3 2 0 0 H 1 2 8 0 0 1 2 8 0 0 + 5 V + 2 0 m A

0 0 0 0 0 H 0 0 + 0 V + 4 m A

0 .3 1 2 5 m V / b it

1 .2 5 u A / b it

X W n ~ n + 3

F E D C B A 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0

D 15 D 14 D 13 D 12 D 11 D 10 D 9 D 8 D 7 D 6 D 5 D 4 D 3 D 2 D 1 D 0

6E8C4594 109

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第 2 章 一般仕様

2

■ DA624S

項目 DA624S

出力種別 電流出力

出力仕様 0~20mA(最大20.48mA)

出力負荷抵抗 0~550

出力CH数 4CH(独立、CH間絶縁)

分解能 16bit

総合精度 ±0.2%/FS(25℃)、±0.5%/FS(0~55℃)

温度ドリフト ±100ppm/℃以下

出力リップル ±0.5%(フルスケール、20MHz以下成分)以内

CMRR 80dB以上(AC100V-50Hz)

D/A変換周期 0.2ms/4CH

出力応答遅延時間 データ書替後 0.1~0.4msで出力変化開始

絶縁抵抗 内部-外部間、出力CH間:10M以上

絶縁耐圧 内部-外部間 :AC1500V-1分間(フォトカプラ絶縁)アナログ部-外部電源:AC500V-1分間

アナログ部-FG/LG端子:AC1500V-1分間

状態表示 RUN表示(緑)、FLT表示(赤)、HOLD表示(緑)

入出力ワード数 出力4ワード占有

付加機能 アナログ出力保持モード(出荷時設定)/出力クリアモード

外部24V電源電圧低下検出

CH別電源電圧低下検出

内部消費電流 220mA (DC5V)以下

外部電源 DC24V±10%-250mA(低入力電圧時最大600mA)

外部接続 20極 着脱端子台

質量 約350g

回路構成

端子接続図

内部制御回路

D /A 変 換 部

C O M

± 1 5 V

異 常 検 出

フォトカプラ

フォトカプラ

n P

n N

+ 2 4 V

G N D

端子台

絶 縁 D C /D C

電流B

UF

フィルタ

L G

F G

C H 4C H 3

C H 2C H 1

CH3

CH1

CH2

CH4

NC

1G

NC

2G

NC

3G

NC

4G

FG

1P

1N

2P

2N

3P

3N

4P

4N

LG

24Vdc

P :アナログ信号(+) N :アナログ信号(-) G :シールド用接続端子 LG:24Vdc 入力部フィルタ接地端子 FG:シールド処理用接地端子

(1G, 2G, 3G, 4G 共通)

110 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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2.3 I/O モジュール個別仕様

2

D/A変換

データフォーマット

上限値

0

アナログ出力電流

FA00H 64000

デジタル設定値

+20mA

+4mA

FFFFH 65535

+20.48mA

下限値

3200H 12800

0mA

(0 ~ 2 0 m A )

1 6 0 2 0 m A F F F F H -1 6 5 5 3 5 + 2 0 .4 8 0 m A F A 0 0 H -1 5 3 6 6 4 0 0 0 + 2 0 .0 0 0 m A

(4 m A ) 3 2 0 0 H 1 2 8 0 0 1 2 8 0 0 + 4 .0 0 0 m A 0 0 0 0 H 0 0 + 0 .0 0 0 m A

3 1 2 .5 n A /b it

I/O

S 2 C H 1 nWQ% 2 1+ nWQ% 3 2+ nWQ%

% Q W n + 4 4

I/O ( 1 2 )

1R D Y (F -b it)

0 ( )1 ( 7 -0 b it )E R R (E -b it ) 01

H L D (B -b it ) 01 C H D C /D C P F 4 P F 1

(7 4 -b it ) (P F 4 P F 1 C H 4 10 C H D C / D C

E P F (0 -b it)

(P F 4 P F 1 C H 4 11 外部入力電源の電圧低下0 退部入力電源の電圧正常

F E D C B A 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0D 15 D 14 D 13 D 12 D 11 D 10 D 9 D 8 D 7 D 6 D 5 D 4 D 3 D 2 D 1 D 0

F E D C B A 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0RDY ERR 0 0 HLD 1 0 1 PF4 PF3 PF2 PF1 0 0 0 EPF

6E8C4594 111

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第 2 章 一般仕様

2

■ CF611

項目 CF611

コモンメモリ リード:160ワード, ライト:160ワード

機能 シリアルインターフェイス機器との全二重無手順通信

動作方式 非同期独立動作

伝送インターフェイス RS-232C準拠 1CH

伝送方式 調歩同期式(非同期)

伝送フォーマット スタートビット :1ビット

データ :7/8ビット

パリティ :偶/奇/無し

(無しの時はデータ8ビットのみ)

ストップビット :1/2ビット

(2ビットの時はデータ7ビットのみ)

伝送速度 300, 600, 1200, 2400, 4800, 9600, 19200bps

I/O占有領域 iX+Y 4W

データ交換方式 S2E本体からのREAD/WRITE命令による

表  示 伝送データ表示(LED)

絶  縁 なし(RS232Cポート-内部ロジック間)

消費電流 550mA以下

質量 約300g

回路構成

外部接続

補足

詳細は 「CIFモジュール CF611取扱説明書」 (6E8C4466)を参照してください。

model 2000

I/O

バス

TXD

RXD

DTR

DSR

リセットスイッチ2ポート

バッファ

RAM

CPU

ROM

I/O

I/F

RS232C

I/F

12 RXD TXD3 TXD RX4 DTR DS5 SG SG6 DSR DTR7 5Vdc89

D-SUB9ピン(メス)

CF611 外部機器

112 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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2.3 I/O モジュール個別仕様

2

■ PI632&PI672

項目 PI632 PI672

入力 DC(電圧タイプ) RS485

CH数 2CH

I/O占有領域 iX+Y 2Wとメモリ19W

カウンタ 24ビット バイナリ(0~16777215)

最大入力周波数 DC~100KHz(バイパルス時は最大50KHz)

パルス入力モード UPカウンタ

UP/DOWNカウンタ

バイパルスカウンタ 90度位相差入力(A相、B相、M相マーク)

カウント値 通常カウント/逓倍カウント切り替え

1カウント/2カウント(バイパルス以外)

1カウント/4カウント(バイパルス)

入力信号 DC5V5%DC12V5%DC24V5%

EIA規格 RS485差動形ラインドライバーレベル

比較一致出力 設定値1<カウント値

設定2>カウント値

でオープンコレクタ出力(24V 100mA)

アクセス時間 パルスサンプリング:2.5us

最小パルス幅 ONレベル5us以上

OFFレベル5us以上

ONレベル10us以上

OFFレベル10us以上

立ち上がり時間 /立ち下がり時間

1.5us以下 3us以下

入力信号 (パルス、ゲート)

入力電圧 DC5V DC12V DC24V EIA規格

RS485相当

DC12V DC24V

入力電流 13mA 15mA 16mA 15mA 16mA

ONレベル 3.75V以上 9.5V以上 21V以上 9.5V以上 21V以上

OFFレベル 1.25V以下 2.5V以下 5V以下 2.5V以下 5V以下

外部入力 入力電圧 DC12V/DC24V

入力電流 10mA(DC24V)

ONレベル 9.6V以上

OFFレベル 3.5V以下

出力信号(比較出力) 電圧 DC24V(DC10V~30V)

電流 DC24V(100mA)

絶縁耐圧 (入力端子-内部回路)

AC1500V 1分間 AC500V 1分間

最大消費電流 500mA(DC5V)以下 650mA(DC5V)以下

重量 約250g 約250g

6E8C4594 113

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第 2 章 一般仕様

2

コネクタピン配列 PI632 PI672

回路構成-1 (PI632)

A B

CH1A相 +入力 1 1 CH1A相 -入力

CH1B相 +入力 2 2 CH1B相 -入力

CH1M相 +入力 3 3 CH1M相 -入力

CH2A相 +入力 4 4 CH2A相 -入力

CH2B相 +入力 5 5 CH2B相 -入力

CH2M相 +入力 6 6 CH2M相 -入力

SG 7 7 SG

CH1G相入力(24V) 8 8 CH1G相入力(12V)

CH1G相プラスコモン 9 9 CH2G相プラスコモン

CH2G相入力(12V) 10 10 CH2G相入力(24V)

11 11

CH1外部入力(-) 12 12 CH1外部入力(+)

CH2外部入力(-) 13 13 CH2外部入力(+)

14 14

CH1設定値 2アンダー 15 15 CH1設定値 1オーバー

CH2設定値 2アンダー 16 16 CH2設定値 1オーバー

17 17

DC24V(+) 18 18 DC24V(+)

DC24V(-) 19 19 DC24V(-)

20 20

A B

CH1A相入力(5V) 1 1 CH1A相プラスコモン

CH1B相プラスコモン 2 2 CH1A相入力(12V/24V)

CH1B相入力(12V/24V) 3 3 CH1B相入力(5V)

CH1M相プラスコモン 4 4 CH1M相入力(5V)

CH1M相入力(12V/24V) 5 5 CH2A相プラスコモン

CH2A相入力(5V) 6 6 CH2A相入力(12V/24V)

CH1B相プラスコモン 7 7 CH1B相入力(5V)

CH1B相入力(12V/24V) 8 8 CH2M相プラスコモン

CH2M相入力(5V) 9 9 CH2M相入力(12V/24V)

CH1G 相プラスコモン 10 10 CH1G相入力(5V)

CH1G 相入力(12V/24V) 11 11 CH2G相プラスコモン

CH2G 相入力(5V) 12 12 CH2G相入力(12V/24V)

CH1 外部入力(-) 13 13 CH1外部入力(+)

CH2 外部入力(-) 14 14 CH2外部入力(+)

CH1 設定値2アンダー 15 15 CH1設定値1オーバー

CH2 設定値2アンダー 16 16 CH2設定値1オーバー

17 17

DC24V(+) 18 18 DC24V(+)

DC24V(-) 19 19 DC24V(-)

20 20

外部

入力

A、B

M、G

プラスコモン

12V/24V

5V

外部入力(+)

外部入力(-)

比較

出力

DC24V(+)

設定値

(アンダ/オーバー)

DC24V(-)

DIP スイッチ W1-W8

470

1.6k

470

24024V 側

12V 側

入力電圧の選択(DIPスイッチ設定)

ディップ

スイッチ機能

設定

12V側 24V側

W1 CH1,A相 12V 24V

W2 CH1,B相 12V 24V

W3 CH1,M相 12V 24V

W4 CH2,A相 12V 24V

W5 CH2,B相 12V 24V

W6 CH2,M相 12V 24V

W7 CH1ゲート入力 12V 24V

W8 CH2ゲート入力 12V 24V

114 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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2.3 I/O モジュール個別仕様

2

注 意

(1) 感電および異物による火災、故障、誤動作の防止のため、DIPスイッチにより入力電圧の

設定をしたあとには、必ず添付の保護シールを貼り付けて穴をふさいでください。(PI632のみ)

(2) 工場出荷時のスイッチ設定はW1-W8は全て12V側です。スイッチを操作する時はピンセッ

トの先端又は相当の治具を使用してください。

回路構成-2 (PI672)

補足

(1) コネクタ形式

モジュール側コネクタ

FCN-361P040-AU-2 (富士通製)

ケーブル側コネクタ(標準添付品,ハンダ付けタイプ)コネクタ:FCN-361J040-AUカバー :FCN-360C040-E

(2) 詳細は「パルス入力モジュール(PI632/672)取扱説明書」(6E8C3885)、および「PI632パルス入力モジュール説明書」(6E8C4468)を参照してください。

1PI672

G 12V

24V

DC24V(+)

( / )

DC24V(-)

A BM

+

-

(+)

(-)

6E8C4594 115

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第 2 章 一般仕様

2

■ MC612

項目 MC612

制御軸数 2軸(X、Y独立またはX、Y直線補間)

指令単位 パルス mm インチ等

指令値範囲 -9,999,999~9,999,999指令単位

指令データ容量 各軸30ポイント

最大パルス出力速度 200kpps

加減速方式 自動台形/三角形加減速

加減速時間 0~32.76sec

バックラッシュ補正 0~1000パルス

原点オフセット量 -9,999,999~9,999,999指令単位

ドウェル時間 0~100.00sec

I/O占有領域 4ワード

パラメータ保存 FLASH-ROM(書込回数:約10万回)

外部入力

LS入力等 信号名 LS入力 インポジション/サーボ正常

入力電圧 DC12/24V DC24V

入力電流 10mA (DC24V入力時)

ON/OFF電圧 ON電圧:9.6V以下

OFF電圧:3.2V以上

ON/OFFディレー 5ms以下

パルス入力 /Z相入力

入力電圧 DC5V

入力電流 16mA

ON/OFF電圧 ON電圧:4.0V以下

OFF電圧:1.2V以上

ON/OFFディレー 1s以下

外部出力

パルス出力 /偏差カウンタ

クリア出力

モード CW/CCW (正方向/負方向パルス)

PLS/DIR (パルス/方向)

出力方式 オープンコレクタ(DC5~24V-max50mA) 差動出力(RS485相当-max30mA)

ON/OFFディレー 2s

ONデューティ 40~60%(最高速度30kpps時)

その他 出力方式 オープンコレクタ(DC5~24V-max.50mA)

ON/OFFディレー 2ms

消費電流 内部電源 700mA(DC5V)

外部電源 200mA(DC24V)

質量 約250g

コネクタピン配列

*1 X軸(CN1)のみ。Y軸(CN2)では不使用ピンになります。

A列 ピン番号 B列CCW側オーバトラベルLS入力 20 CW側オーバトラベルLS入力原点LS入力 19 外部非常停止入力割り込み(INT)入力 18 速度/位置切換入力NC 17 外部入力コモン(+/-)NC 16 NCサーボ正常入力 15 インポジション入力サーボ入力用コモン(DC24V) 14 サーボ出力用コモン(OV)逆転(CCW)許可出力 13 正転(CW)許可出力運転指令(サーボON)出力 12 リセット出力偏差カウンタクリアパルス出力 11 NCNC 10 NCパルス入力CW/A相+ 9 バルス入力CW/A相-パルス入力CCW/B相+ 8 パルス入力CCW/B相+パルス入力Z相+ 7 パルス入力Z相-パルス入出力GND 6 パルス入出力GNDパルスTr.出力CW/PLS 5 パルスTr.出力CW/PLS(0V)パルスTr.出力CCW/DIR 4 パルスTr.出力CCW/DIR(0V)パルス差動出力CW/PLS+ 3 パルス差動出力CW/PLS-パルス差動出力CCW/DIR+ 2 パルス差動出力CCW/DIR-外部電源P24V(DC24V)*1 1 外部電源24G(0V)*1

A 列 ピン番号 B 列

CCW 側オーバトラベル LS 入力 20 CW 側オーバトラベル LS 入力

原点 LS 入力 19 外部非常停止入力

割り込み(INT)入力 18 速度/位置切換入力

NC 17 外部入力コモン(+/-)

NC 16 NC

サーボ正常入力 15 インポジション入力

サーボ入力用コモン(DC24V) 14 サーボ出力用コモン(OV)

逆転(CCW)許可出力 13 正転(CW)許可出力

運転指令(サーボ ON)出力 12 リセット出力

偏差カウンタクリアパルス出力 11 NC

NC 10 NC

パルス入力 CW/A 相+ 9 バルス入力 CW/A 相-

パルス入力 CCW/B 相+ 8 パルス入力 CCW/B 相+

パルス入力 Z 相+ 7 パルス入力 Z 相-

パルス入出力 GND 6 パルス入出力 GND

パルス Tr.出力 CW/PLS 5 パルス Tr.出力 CW/PLS(0V)

パルス Tr.出力 CCW/DIR 4 パルス Tr.出力 CCW/DIR(0V)

パルス差動出力 CW/PLS+ 3 パルス差動出力 CW/PLS-

パルス差動出力 CCW/DIR+ 2 パルス差動出力 CCW/DIR-

外部電源 P24V(DC24V)*1 1 外部電源 24G(0V)*1

116 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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2.3 I/O モジュール個別仕様

2

補足

モジュール側コネクタ

FCN-361P040-AU-2 (富士通製)

ケーブル側コネクタ(標準添付品,ハンダ付けタイプ)

コネクタ:FCN-361J040-AUカバー :FCN-360C040-E

入力回路

出力回路

補足

詳細は「2軸位置決めモジュール(MC612)取扱説明書」(6E8C4467)を参照してください。

(1) パルス入力

A9, A8, A7

B9, B8, B7

(2) 汎用入力

A14

A15, B15

(3) 外部入力

B17

A20, A19, A18

B20, B19, B18

(1) パルス入力A5, A4

A6/B6

B5, B4

(2) パルス出力(差動)

A3, A2

A6/B6

B3, B2

(3) 汎用出力A13, B13, A12, B12, A11

B14

6E8C4594 117

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第 2 章 一般仕様

2

■ MC614

(注) 独立運転の単軸指令の場合、補間運転時の起動時間は 3ms 以下となります。

複数軸を同時に起動した場合、最大は各軸の起動時間を加算した値となります。 また、複数軸起動時の動作開始優先順位は X, Y, Z, U 軸の順です。

項目 MC614

制御軸数 4軸(X,Y,Z,U軸)各軸独立動作、補間動作兼用

位置決め管理範囲 -134,217,727~+134,217,726パルス

指令値範囲 -134,217,727~+134,217,726パルス/回

補間機能 2軸直線補間、2軸円弧補間 補間軸組み合わせ:X+Y軸およびZ+U軸

最大パルス出力速度 1.3Mpps

パルス出力仕様 CW/CCW又はパルス+符号出力 パラメータによる極性反転可能

パルス出力レベル RS422差動出力

加減速時間 加減速時間:0~100.00秒

加減速方式 自動台形加減速、又は S字加減速を選択

手動パルサ入力 A/B相入力 1CH RS422差動入力(X,Y,Z,U各軸共通)

起動時間 1ms以内(本体指令書き込み完了からパルス出力開始までの時間)(注)

バックラッシュ補正 バックラッシュ量:0~4095パルス

指令データ容量 各軸127ステップ

ドウェルタイマ ドウェル時間:0~100.00秒

ソフトリミット機能 あり ソフトリミット無効モード(無限長パルス)設定可

位置決め方式 インクリメント/アブソリュート選択

原点復帰方式 4モード

I/Oタイプ X+Y 8W

パラメータバックアップ機能

なし(イニシャライズ時に初期値を設定)RUN起動時にコントローラからパラメータ設定

外部入力

LS入力 信号名 サーボ正常入力(双方向)非常停止入力(双方向)原点LS入力(双方向)CW側オーバトラベルLS入力(双方向) CCW側オーバトラベルLS入力(双方向)

入力電圧 DC24V

入力電流 約10mA

ON/OFF電圧 ON電圧:9.6V以下 OFF電圧:3.2V以上

ON/OFFディレー 5ms以下

その他 信号名 Z相入力(パルス幅0.1ms以上)手動パルサ入力

入力仕様 差動入力(RS422相当)- 約18mA

ON/OFFディレー 1s以下

外部出力

パルス出力 モード CW/CCW(正方向/負方向パルス)PLS/DIR(パルス/方向)

出力仕様 差動出力(RS422相当)- max.30mA

ON/OFFディレー 200ns以下

その他 信号名 偏差カウンタクリアパルス出力 サーボON出力

出力方式 オープンコレクタ DC5~24V - max.50mA

ON/OFFディレー 500s以下

消費電流 内部電源 約700mA

外部電源 約200mA

質量 約300g

118 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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2.3 I/O モジュール個別仕様

2

コネクタピン配列

外部入出力信号コネクタ(CN1)ピン配置

ドライバー I/F信号コネクタ(CN2)ピン配置

(注) NC ピンには何も接続しないでください。

No. 信号名 内   容 No. 信号名 内   容

1 ORGy Y軸 原点LS 2 ORGx X軸 原点LS

3 EL+y Y軸 CW側オーバトラベルLS 4 EL+x X軸 CW側オーバトラベルLS

5 EL-y Y軸 CCW側オーバトラベルLS 6 EL-x X軸 CCW側オーバトラベルLS

7 COMy Y軸 外部入力コモン(+/-) 8 COMx X軸 外部入力コモン(+/-)

9 ORGu U軸 原点LS 10 ORGz Z軸 原点LS

11 EL+u U軸 CW側オーバトラベルLS 12 EL+z Z軸 CW側オーバトラベルLS

13 EL-u U軸 CCW側オーバトラベルLS 14 EL-z Z軸 CCW側オーバトラベルLS

15 COMu U軸 外部入力コモン(+/-) 16 COMz Z軸 外部入力コモン(+/-)

17 PA- 手動パルサ入力 A相- 18 PA+ 手動パルサ入力 A相+

19 PB- 手動パルサ入力 B相- 20 PB+ 手動パルサ入力 B相+

21 COM+/- 外部非常停止入力コモン(+/-) 22 EMG 外部非常停止入力

23 NC 未接続 24 NC 未接続

25 EXGND 外部24Vdc電源(-側):0V 26 EXGND 外部24Vdc電源(-側):0V

27 NC 未接続 28 NC 未接続

29 EX+24V 外部24Vdc電源(+側):+24V 30 EX+24V 外部24Vdc電源(+側):+24V

No. 信号名 内   容 No. 信号名 内   容

1 PLSx- X軸 パルス出力 CW/PLS- 2 PLSx+ X軸 パルス出力 CW/PLS +

3 DIRx- X軸 パルス出力 CCW/DIR- 4 DIRx+ X軸 パルス出力 CCW/DIR+

5 EXGND X軸 偏差カウンタクリア出力(0V) 6 ERCx X軸 偏差カウンタクリア出力

7 EZx- X軸 パルス入力 Z相- 8 EZx+ X軸 パルス入力 Z相+

9 EXGND X軸 サーボON出力(0V) 10 SVONx X軸 サーボON出力

11 COMx+/- X軸 サーボ正常入力コモン(+/-) 12 RDYx X軸 サーボ正常入力

13 PLSy- Y軸 パルス出力 CW/PLS - 14 PLSy+ Y軸 パルス出力 CW/PLS +

15 DIRy- Y軸 パルス出力 CCW/DIR - 16 DIRy+ Y軸 パルス出力 CCW/DIR +

17 EXGND Y軸 偏差カウンタクリア出力(0V) 18 ERCy Y軸 偏差カウンタクリア出力

19 EZy- Y軸 パルス入力 Z相- 20 EZy+ Y軸 パルス入力 Z相+

21 EXGND Y軸 サーボON出力(0V) 22 SVONy Y軸 サーボON出力

23 COMy+/- Y軸 サーボ正常入力コモン(+/-) 24 RDYy Y軸 サーボ正常入力

25 PLSz- Z軸 パルス出力 CW/PLS - 26 PLSz+ Z軸 パルス出力 CW/PLS +

27 DIRz- Z軸 パルス出力 CCW/DIR - 28 DIRz+ Z軸 パルス出力 CCW/DIR +

29 EXGND Z軸 偏差カウンタクリア出力(0V) 30 ERCz Z軸 偏差カウンタクリア出力

31 EZz- Z軸 パルス入力 Z相- 32 EZz+ Z軸 パルス入力 Z相+

33 EXGND Z軸 サーボON出力(0V) 34 SVONz Z軸 サーボON出力

35 COMz+/- Z軸 サーボ正常入力コモン(+/-) 36 RDYz Z軸 サーボ正常入力

37 PLSu- U軸 パルス出力 CW/PLS - 38 PLSu+ U軸 パルス出力 CW/PLS +

39 DIRu- U軸 パルス出力 CCW/DIR - 40 DIRu+ U軸 パルス出力 CCW/DIR +

41 EXGND U軸 偏差カウンタクリア出力(0V) 42 ERCu U軸 偏差カウンタクリア出力

43 EZu- U軸 パルス入力 Z相- 44 EZu+ U軸 パルス入力 Z相+

45 EXGND U軸 サーボON出力(0V) 46 SVONu U軸 サーボON出力

47 COMu+/- U軸 サーボ正常入力コモン(+/-) 48 RDYu U軸 サーボ正常入力コモン

49 NC 未接続 50 NC 未接続

6E8C4594 119

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第 2 章 一般仕様

2

補足

(1) MC614本体にはケーブル側コネクタを付属していません。

お客様ご自身でケーブル側コネクタを手配してくださるようお願いします。

(2) オプションとして 1.5m の両端コネクタ付ケーブルも用意いたしておりますので中継端子

台などが必要な場合にご利用ください。(端子台は含まれておりません)

(3) 中継端子台メーカからもコネクタ付ケーブルをご購入いただけます。詳しくはメーカにお

問い合わせください。

  中継端子台メーカ: 吉田電気工業株式会社

コネクタ番号 CN1 CN2

コネクタ名称 外部入出力信号コネクタ ドライバー I/F信号コネクタ

コネクタピン数 30ピン 50ピン

モジュール側コネクタ HIF3BA-30PA-2.54DS HIF3BA-50PA-2.54DS

ケーブル側コネクタ(お客様手配) HIF3BA-30D-2.54R HIF3BA-50D-2.54R

コネクタ付ケーブル(オプション) GPT96T1AS GPT96T2AS

HIF3BA-30D-2.54R(ヒロセ相当) HIF3BA-30D-2.54R

1.5m

HIF3BA-50D-2.54R(ヒロセ相当) HIF3BA-50D-2.54R

1.5m

コネクタ付ケーブル 30 ピン(GPT96T1AS)

コネクタ付ケーブル 30 ピン(GPT96T2AS)

図 CN2用コネクタ付ケーブル

図 CN1用コネクタ付ケーブル

120 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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2.3 I/O モジュール個別仕様

2

入力回路

EXGND

EZ-

EZ+

CN2-7,19,31,43

CN2-8,20,32,44

CN2-9,21,33,45

1) パルス入力(Z相) 未使用時は、入力ピンを EXGND と

接続してください。

EXGND

PA-,PB-

PA+,PB+

CN1-17,19

CN1-18,20

CN1-25,26

2) 手動パルサ入力(A相、B相) 未使用時は、入力ピンを EXGND と

接続してください。

3) サーボ正常入力 COM+/-

RDY

CN2-11,23,35,47

CN2-12,24,36,48

4) 原点LS、CW側オーバトラベルLS、CCW側オーバトラベルLS

COM

ORG,EL+,EL-

CN1-8,7,16,15

CN1-2, 4, 6, 1,3, 5,10,12,14,9,11,13

5) 外部非常停止入力

COM+/-

EMG

CN1-21

CN1-22

6E8C4594 121

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第 2 章 一般仕様

2

出力回路

補足

詳細は、「4軸位置決めモジュール(MC614)取扱説明書」(6E8C4373)を参照してください。

1) パルス出力回路(CW/PLS, CCW/DIR)

CN2-2,4,14,16,26,28,38, CN2-1,3,13,15,25,27,37,

CN2-5,17,29,41 EXGND

PLS-,DIR-

PLS+,DIR+

2) 偏差カウンタクリア出力、サーボON出力回路

CN2-6,10,18,22,30,34,42,46 CN2-5,9,17,21,29,33,41,45

EXGND

ERC,SVON

122 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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2.3 I/O モジュール個別仕様

2

■ UN611&UN612

項目 仕様

型式 UN611(TOSLINE-F10 マスタステーション)UN612(TOSLINE-F10 リモートステーション)

伝送モード 高速モード 長距離モード

伝送ケーブル シールド付きツイストペアケーブル

伝送路形態 バス形

通信規格 EIA RS485準拠

伝送速度 750kbps 250kbps

伝送 距離

ケーブル径 1.2mmΦ 0.75mm2 0.5mm2 1.2mmΦ 0.75mm2 0.5mm2

最大距離 500m 300m 200m 1000m 600m 400m

ステーション数 32/回線

伝送容量 32ワード

スキャン周期 7ms/32ワード 12ms/32ワード

伝送方式 調歩同期方式

符号化方式 ベースバンド、NRZ、正論理

サービス スキャン伝送

消費電流 600mA以下(DC5V)

質量 約350g

ケーブル接続例

補足

詳細は「TOSLINE-F10概説書」(UM-TLF10**-J001)を参照してください。

・各ステーションの L1 と L1,L2 と L2,SG と SG を接続します。 (ツイストペアは、L1 と L2 で 1 対とし、SG は別の 1 対としてください。)

・FG にはケーブルのシールドを接続し、接地まで最短配線してください。 ・接地は、システム1点接地、ユニット端接地のどちらか、環境によって 効果の高い方を選択してください。 (多点接地とならないように注意してください。)

・UN611/612 が伝送路の終端局となる場合は、L1 と TERM を短絡して 終端抵抗を設定してください。

FG

TERM

L1

L2

SG

FG

TERM

L1

L2

SG

D 種接地

終端設定

シールド付きツイストペアケーブル

UN611/612 他ステーション or リモート I/O

6E8C4594 123

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第 2 章 一般仕様

2

■ SN621/622

項目TOSLINE-S20

SN621 SN622

伝送路構成 バス形

ステーション数 最大64台

伝送ケーブル 同軸ケーブル5C2V 光ファイバケーブルGI50/125μm石英ガラス

伝送ケーブル長 システム全長最大1kmステーション間最大1km

システム全長最大10kmステーション間最大1km

伝送速度 2Mbps

アクセス方式 インプリシットトークンパッシング

通信サービス スキャン伝送/メッセージ伝送/コンピュータリンク手順/無手順/ 同報通信

伝送容量 スキャン伝送 最大1024ワード

メッセージ伝送 最大512バイト/要求

応答性 スキャン伝送で最短5msただし16ステーション、メッセージ伝送なしで、128ワードのとき

RAS情報 ステーションステータスオンライン/スタンバイマップスキャンヘルシマップステーションダウン情報

表示 CPU動作、オンライン、スキャン伝送、

アクセス状態表示(LED)

消費電流 600mA 700mA

質量 約350g 約350g

外部接続

補足

(1) SN621/622はI/Oバスモジュールです。

(2) 取り扱い方法の詳細については、「TOSLINE-S20概説書」(6E8C4025)を参照ください。

BNCコネクタ

BNC

BNC

OT1

OR1

OT2

OR2

OT2

OR1

OT1

FC型光コネクタ

124 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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2.3 I/O モジュール個別仕様

2

■ DN611A

項目 DN611A

伝送路構成 バス

ステーション数 64台/ネットワーク(マスタ1台、スレーブ63台)

伝送ケーブル DeviceNet THICKケーブル(太ケーブル)

DeviceNet THINケーブル(細ケーブル)

伝送ケーブル長 125kbps500m

250kbps250m

500kbps100m

伝送速度 125/250/500kbps

アクセス方式 CSMA/NBA方式

通信サービス ポーリング命令/応答方式(同期/非同期)ビットストローブ命令/応答方式(同期/非同期)

伝送容量 260ワード

RAS情報 ステーションステータスダウン情報ノードエラーカウンタ未応答デバイス

表示 モジュールステータス表示、ネットワークステータス表示(LED)

消費電流 500mA以下(DC5V)/90mA以下(DC24V、ネットワーク側)

質量 約500g

外部接続

補足

(1) DN611Aは I/Oバスモジュールです。

(2) 取り扱い方法の詳細については、「デバイスネットモジュール(DN611/DN611A)取扱説

明書」(6E8C4456)を参照ください。

電源線(V-)

信号線(CAN_L)

シールド/ドレイン

信号線(CAN_H)

電源線(V+)

MSTBP 2.5/5-STF-5.08 AB GY AU SOTMSTBP 2.5/5-STF-5.08 AB GY AU

黒(0V)

赤(+24Vdc)

シールド/ドレイン

6E8C4594 125

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■ FL611/FL612

項目FL611/FL612

10BASE5 10BASE-T

伝送路構成 バス

ステーション数 254/システム

伝送ケーブル Ethernet用AUIケーブル Ethernet用UTPケーブル

伝送ケーブル長 2.5km/システム

500m/セグメント

500m/システム

100m/セグメント

伝送速度 10Mbps

アクセス方式 FAリンクプロトコル

通信サービス サイクリック伝送/メッセージ伝送

伝送容量 8192ワード+8192ビット

応答性 50ms以下/32台、2048ワード+2048ビット時

RAS情報 ノードステータスインリングノードマップサイクリックノードマップノードダウン情報

表示 CPU動作、ネットワーク加入、送受信、アクセス状態表示

10BASE-Tケーブル接続、コリジョン発生、パラメータ異常状態表示

(LED)

消費電流 650mA以下(DC5V)/500mA以下(DC12V、10BASE5接続時のみ)

質量 約500g

外部接続

補足

(1) FL611/612は I/Oバスモジュールです。

(2) 取り扱い方法詳細については、「FL-net共通取扱説明書」(6E8C4108)、および「FL-netモジュール(FL611/FL612)取扱説明書」(6E8C4367)を参照ください。

(3) FL-netには2種類の伝送プロトコルバージョンがあります。

異なるプロトコルバージョンの機器同士では伝送できませんので、機器選定時はご注意く

ださい。

FL611: FAコントロールネットワーク[FL-net(OPCN-2)]プロトコルバージョン1.00対応

FL612: FAコントロールネットワーク[FL-net(OPCN-2)]プロトコルバージョン2.00対応

D-SUB9 ピン(メス)

10BASE5

12Vdc

0V

FG

AUI 電源供給端子台

AUI

+12Vdc

0V

FG

10BASE-T HUB

モジュラーコネクタ

10BASE5と10BASE-Tは自動切替。

両方接続の場合は10BASE-Tを優先。

(HUBの電源が先に入っている必要があります。)

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6E8C4594

ジュールの上の留意点

第 3 章 I/O モ適用

3.1 DC入力モジュール適用上の留意点

(1) 入力信号の ON/OFF 変化を完全に読み込むための条件は、

入力 ON 時間 = 応答時間(OFFON)+ 入力読み込み周期

入力 OFF 時間 = 応答時間(ONOFF)+ 入力読み込み周期

となります。 入力読み込み周期とは、一括入出力の場合にはスキャン周期、直接入力命令を使用する場合には直接入力命令実行周期ということになります。

(2) 外部接点によっては、モジュールの入力電流では接点の接触信頼性を保証できない場合があります。このような場合、入力とコモン間にブリーダ抵抗を取り付け、ダミー電流を流してください。

図3-1 DC入力の接続

(ブリーダ抵抗Rの選定例) 入力電圧 V=DC24V入力モジュール DI633(8mA/DC24V)接点電流を50mAとしたいとき、

ブリーダ抵抗の抵抗値

ブリーダ抵抗のワット数

入力モジュール

I2

V

I I1 R=

ワット数 P> (2.53)

V

I-I1

V2

R

接点

R =24[V]

50[mA] – 8[mA] = 570[Ω]

P =(24[V])2

(570[Ω])× (2.5~3) ≒ 3[W]

127

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第 3 章 I/O モジュールの適用上の留意点

3

(3) トランジスタ出力機器(近接スイッチなど)との接続例を下に示します。

• NPNオープンコレクタ型入力モジュール(+コモン)

• PNPオープンコレクタ型入力モジュール(-コモン)

図3-2 トランジスタ出力機器の接続

(4) LED 表示付きスイッチを使用する場合、スイッチが OFF のときに LED に点灯

電流(漏れ電流)が流れ、入力 OFF として読み込めない場合があります。この

ような場合、ブリーダ抵抗を取り付けて入力インピーダンスを下げてください。

図3-3 LED付きスイッチ

(ブリーダ抵抗Rの選定例) 入力モジュールDI633(入力インピーダンス約3.0k、OFF電圧3.6V) 入力電圧V=DC24Vスイッチの漏れ電流IL=2mAのとき、 ブリーダ抵抗の抵抗値をR[k]、ワット数をP[W]とすると、

従って、

入力モジュール

LED

COMV

R

r

3.0[kΩ]×R

3.0[kΩ]+R× 2[mA]<3.6[V]

R < 4.5[k] → R = 3[k]

128 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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3.1 DC 入力モジュール適用上の留意点

3

このとき、

また、ブリーダ抵抗をこのように選定したときに、スイッチON時の接点電流が許容範囲内か確認しておく必要があります。

(5) 2 線式近接スイッチなどの無接点機器を使用する場合には、上記 (4) と同様に漏

れ電流による誤入力の危険性がないか確認する必要があります。(ブリーダ抵抗の選定については上記 (4) 参照)。

またこの場合、ON時飽和電圧(残留電圧)の影響で、スイッチONにもかかわらず入力端子電圧がON電圧に達せず、入力ONとして読み込めない場合があります。入力電圧が低い場合や、入力配線が長い場合には特に注意が必要です。

図3-4 無接点機器の接続

ケーブル抵抗値をR[]、接近スイッチの残留電圧をVd[V]、入力モジュールの入力インピーダンスをZi[]とすると、接近スイッチON時に入力モジュールの端子間にかかる電圧Vi[V]は次のようになります。

上記Viが入力モジュールの最小ON電圧よりも低くなるような場合には、入力電圧Vを高くするか、ケーブル抵抗Rを小さくする対策が必要です。

(6) 高速応答型の入力モジュール(DI635H)では、入力フィルタ時定数が小さく

なっていますので、接点のチャタリングの影響で誤った入力を読み込む場合があります。高速応答型は無接点機器との接続用とし、ノイズに対しても十分に配慮してください。

(7) 入力配線ケーブルが長くひき回されるような場合には、ケーブルの導体抵抗による電圧ドロップに対して配慮が必要な他、ノイズに対しても十分な配慮が必要です。下記項目についてご注意願います。

• 配線は最短距離で行い、不必要なループなどは作らない。

• 動力線や高周波とは極力分離する。200mm以上離すか、鉄板で遮へいする。

• 可能であれば、制御盤への引込み口でリレー中継する。

• 場合によっては、シールドケーブルやツイストペアケーブルの使用を検討する。

• ブリーダ抵抗を取り付け、入力インピーダンスを下げる。

0.5[W]3)~(2.5]3000[

(24[V])P

2

[mA]16R]3.0[k

R]3.0[k24[V]=

接点電流

入力モジュール

ケーブル抵抗 (R)

ケーブル抵抗 (R)

COM

V

2 線式近接スイッチ

センサ

Vi = V-Vd

2R + ZiZi

6E8C4594 129

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第 3 章 I/O モジュールの適用上の留意点

3

(8) DC 入力モジュールと DC 出力モジュールを使用して、ダイナミックスキャン

入力を構成する場合には、出力と入力の応答遅れの他に、CPU のスキャンによ

るタイミングのずれを考慮することが必要です。またハード的には、まわり回路による誤入力を防止するために、逆流防止用ダイオードが必要です。(下図は44 入力)

例えば、接点aがONしているときの、出力0と入力0の変化タイミングは、

のように、CPUのスキャンタイムと入出力の応答時間に影響されますので注意が必要です。

図3-5 ダイナミックスキャン入力

CPU のスキャン周期

出力 0 (内部)

出力 0 (外部)

入力 0 (外部)

入力 0 (内部) T1

T2

T 1 : 出力応答遅れ

T 2 : 入力応答遅れ

130 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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3.2 AC 入力モジュール適用上の留意点

3

3.2 AC入力モジュール適用上の留意点

(1) 入力信号 ON/OFF 変化を完全に読み込むための条件は、

入力 ON 時間 = 応答時間(OFFON)+ 入力読み込み周期

入力 OFF 時間 = 応答時間(ONOFF)+ 入力読み込み周期

となります。 入力読み込み周期とは、一括入出力の場合にはスキャン周期、直接入力命令を使用する場合には直接入力命令実行周期ということになります。

(2) 交流出力型センサなどを接続する場合、センサ OFF 時の漏れ電流によって、入

力端子間に最大 OFF 電圧以上の電流が残り、センサ OFF にもかかわらず入力

が OFF として読み込めない場合があります。このような場合には、入力端子間

にブリーダ抵抗を取り付け、入力インピーダンスを下げてください。

図3-6 AC入力の接続

(ブリーダ抵抗Rの選定例) 入力モジュールIN653

入力電圧V=AC100V(50Hz)

ブリーダ抵抗がない状態でのOFF時入力端子間電圧がAC35Vのとき、選定するべきブリーダ抵抗の抵抗値をR[k]、ワット数をP[W]とすると、

従って、

このとき、

また、ブリーダ抵抗をこのように選定したときに、センサON時の出力電流が許容範囲内か確認しておく必要があります。

入力モジュール

OFF 時漏れ電流

ブリーダ抵抗

V

交流出力型センサ

R

入力インピーダンス約15k(50Hz)OFF電圧 AC30V

15[kΩ]×R

15[kΩ]+R × <30[V]

35[V]

15[kΩ]

R<90 [kΩ] → R = 20 [kΩ]

20k[ ](100[V])2

P (2.5 ~ 3) 1.5[W]

15[kΩ]+R

15[kΩ]×R = 12[mA] センサ出力電流 = 100[v] ×

6E8C4594 131

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第 3 章 I/O モジュールの適用上の留意点

3

(3) AC 入力の外線が一括ケーブルで長く引き回されるような場合、ケーブル相互

間の容量により、充電線から開放線に誘導電流が流れ、該当出力 OFF にもかか

わらず入力が OFF として読み込めない場合があります。このような場合には、

入力端子間にブリーダ抵抗を取り付けて入力インピーダンスを下げる対策が一般的です。また、場合によっては、DC 入力の適用を検討することも必要です。

(ブリーダ抵抗の選定については前記 (2) を参照してください。)

図3-7 引き回しの対策

(4) AC 入力の外線が動力線や高周波信号線と長く平行に敷設されるような場合、誘

導電流によって誤入力が発生することがあります。このような場合には、下記の対策を検討してください。

• AC入力線の敷設ルートを見直し、動力線や高周波信号線との平行を避ける

• 入力線としてツイストペアケーブルを使用する

• 入力線としてシールドケーブルを使用する

• 制御盤への引き込み口でリレー中継する。(リレーはON電流の大きいもの)

• ブリーダの抵抗を取り付け、入力インピーダンスを下げる。

(5) 入力接点に入力モジュールと誘導負荷が並列に接続されるような場合には、接点 OFF 時に負荷の両端に発生するサージ電圧が S2E 誤動作の原因となること

があります。このような場合には負荷と並列にサージ吸収素子を取り付け、サージ電圧の発生を抑えてください。

図3-8 サージの対策

誘導負荷

Lサージ吸収素子(スナバ回路など)

入力モジュール

132 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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3.2 AC 入力モジュール適用上の留意点

3

(6) AC 入力モジュールの入力には指定電圧および指定周波数の正弦波をご使用く

ださい。 AC 入力電圧の基本波に波形歪みや周波数乱調があると、正常に入力できない

(ON 状態を OFF と読み込む)場合があります。

正常に入力できない主な原因は、

• 無停電電源装置(UPS)出力の矩形波電源の適用

• インバータなどの高調波による波形歪み

• 低電圧トランス(CVT)適用での周波数乱調

などがあります。

AC入力モジュールの適用時は、入力の波形歪み率が5%以下のAC電圧波形であることを確認ください。

また、ON状態でOFFを一瞬読み込む場合は、ユーザプログラムでの対策(OFFディレータイマの適用)が有効です。

次図にAC入力 “X0003” にOFFディレータイマを適用したプログラムをタイミ ング例を示します。

X0003 R1003

00010 TOF T0100

X0003

R1003

100ms 100ms

6E8C4594 133

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第 3 章 I/O モジュールの適用上の留意点

3

3.3 DC出力モジュール適用上の留意点

(1) DC 出力モジュールは、出力トランジスタを駆動するための電源を外部から供

給する必要があります。コモン毎に、定格負荷電圧範囲内の電圧を所定の端子に接続してください。(「2.3  I/O モジュール個別仕様」を参照してください)。

電源の極性を逆に接続するとモジュール故障の原因となりますので、絶対に逆向きには接続しないでください。

(2) DC 出力モジュールの過電流保護協調の考え方は下表の通りです。

(3) 過渡的な過電圧が発生する負荷において、トランジスタを保護する目的で下図のようにダイオードが取り付けてあります。

図3-9 DC出力のトランジスタ保護

D: 過渡的な過電圧を電源にバイパスし、トランジスタのコレクターエミッタ間の電圧を抑制する。

表3-1 DC出力の保護協調

モジュール種別 保護強調

DO633/DO633P(16点出力)

1コモン当り5Aのヒューズが内蔵されています。過負荷及び負荷短絡

において、トランジスタは保護できませんが、モジュールの焼損や外線ケーブルの焼損はヒューズによって保護されます。

DO634/DO635(32/64点出力)

保護ヒューズは内蔵されていませんので、負荷短絡などがあるとモジュールの焼損や外線ケーブルの焼損の原因となります。絶対に短絡などが起こらないよう注意してください。焼損事故防止のため、外部側で負荷に合ったヒューズを取り付けてください。

D

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3.3 DC 出力モジュール適用上の留意点

3

(4) 前述のトランジスタ保護用ダイオード及びヒューズ断検出回路に起因する留意事項を以下に述べますので、適用にあたっては十分注意してください。

<注釈1>

内部給電式の入力方式の機器と接続する場合、下図P1の電圧がP2の電圧よ

りも高いとき、及びP1がオンの状態でP2がオフしたときに、ダイオードD

通して負荷電流が流れ、モジュール側の出力状態にかかわらず外部機器側

はオンとして入力する場合があります。

図3-10 内部給電式の接続

P1とP2は共通であることが基本ですが、上図のように別電源となる場合に

は、P2への逆流を防止するために、上図Aの位置に逆流防止ダイオードを入

れてください。また、P2が正常なときのみP1を活かすようなインタロック

も有効です。

<注釈2>

DC出力モジュールのP24端子への電源線を切断した場合には、前記

<注釈2>の注意事項の他に、下図のように、出力オンとなっている回路に出

力オフとなっている信号の負荷電流が回り込み、外部負荷がオンしてしま

う場合があります。

図3-11 DC24V供給

P24ラインは切断されることがないように十分注意してください。

DC出力モジュール

DOUT

A

P2+

-

P24

COM COM

IN

P1+

-

外部機器

L

Lオフ

オン

DC出力モジュール

COM

P24

OUT 1

OUT 0負荷

負荷

DC24V

切断

6E8C4594 135

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第 3 章 I/O モジュールの適用上の留意点

3

(5) ランプ負荷などの場合には、出力 ON 時に突入電流が流れます。

この突入電流によって出力トランジスタが破壊されないように注意する必要があります。 突入電流を制限するためには、負荷と直列に抵抗を接続するか、または出力端子間に抵抗を接続しランプ負荷に暗電流を流しておくなどの対策が有効です。

(6) 出力モジュールに誘導負荷が接続される場合、OFF 時に比較的大きなエネルギー

の過度電圧が発生します。このサージ電圧は前記ダイオード D にて吸収されトラ

ンジスタは保護されますが、外部配線で引き回されている場合には他の信号系への悪影響も考えられます。これを防ぐため下図のように誘導負荷と並列にサージ吸収素子を取り付けてください。

サージ吸収素子は用途により適切なものを選ぶ必要があります。

① フライホイール 逆耐圧:電源電圧の3倍以上 ダイオード 順方向電流:負荷電流以上

(電圧クランプ用)

② バリスタ 電圧定格が最大電源電圧の (電圧クランプ用) 2倍程度のもの

③ スナバー(CR)回路 R: コイル電圧1Vに対し (高周波減衰用) 0.5~1Ω

C: コイル電流1Aに対し 0.5~1 F

(無極性コンデンサ)

図3-12 誘電負荷の接続

トランジスタ出力モジュール

L

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3.4 AC 出力モジュール適用上の留意点

3

3.4 AC出力モジュール適用上の留意点

(1) AC 出力モジュール(AC663)は 1 コモン当たり 2A のヒューズが内蔵されてお

り、負荷短絡においても、ヒューズ溶断によってトライアックが保護される考えをとっています。ただしヒューズ溶断の際にはトライアックも少なからずダメージを受けますので、短絡などを起こさないよう十分注意してください。

(2) 誘導負荷が接続される場合、OFF 時に比較的大きなエネルギーの過渡電圧が発

生します。このサージ電圧による誤動作を防止するため AC 出力モジュールに

は CR スナバ回路が取り付けられています。しかし外部配線で引き回されてい

る場合には、このサージ電圧よる他の信号系への悪影響を考えられますので、必ず誘導負荷と並列にサージ吸収素子を取り付けてください。(できるだけ誘導負荷に近い位置に取り付けてください。)

サージ吸収素子:バリスタ、TNR、トランシル(電圧クランプ用)

• スナバー(CR)回路(高周波減衰用)

図3-13 誘電負荷の接続

(3) AC 出力モジュールはゼロクロス機能を有していませんので、負荷電圧の位相

に関係なく OFFON と変化します。

ただし、ONOFF は負荷電流がゼロの付近で変化します。負荷の応答につい

てはこのことも考慮してください。

L

AC出力モジュール

サージ吸収素子

双方向過電圧吸収素子で電圧定格が 大

電圧(ピーク電圧)の1.2倍程度のもの

C(F)=

R(≒負荷の直流抵抗値

10I2

20I2 (I:定常時の負荷

電流ピーク値)

6E8C4594 137

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第 3 章 I/O モジュールの適用上の留意点

3

3.5 接点出力モジュール適用上の留意点

(1) 接点出力モジュール(RO663、RO662S)には、リレー駆動用として外部から

DC24V を供給する必要があります(「2.3  I/O モジュール個別仕様」を参照し

てください)。

(2) 接点出力モジュールには、過電流保護用にヒューズは内蔵されていませんので、負荷電流に適したヒューズを外部に必ず取り付けてください。ヒューズにて保護しないと、負荷短絡時などにモジュールのパターンを焼損しますのでご注意ください。

図3-14 接点出力の保護

(3) 接点出力モジュールにはサージ吸収素子は内蔵されていません。 従って誘導負荷を接続する場合には、必ず負荷と並列にサージ吸収素子を取り付けてください。サージ吸収素子の選定については、DC 出力モジュール適用

上の注意及び AC 出力モジュール適用上の注意の項を参照してください。

注 意

(1) リレー出力モジュールには過負荷保護のため、電流容量に合ったヒューズを外部回路に必

ず取り付けてください。

負荷短絡などにより機械の破損や事故の恐れがあります。

(2) リレー出力に使用している有接点リレーは、接点の摩耗による寿命があります。

本書に記載の接点寿命を確認して、寿命を超えないように使用してください。

また寿命を超える場合は代品に交換してください。

リレーの接点寿命を超えると接点の接触不良などで出力異常が発生し、機械破損や事故の

恐れがあります。

(3) リレー出力モジュールは、次の条件での設置および保管は避けて下さい。さもないと、接

点不良の原因となります。

・シリコンガスのある場所

・シリコン製品が使用されている場所

~

RO663

5Aヒューズ

138 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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3.6 アナログ入力モジュール適用上の留意点

3

3.6 アナログ入力モジュール適用上の留意点

(1) アナログ入力信号線としては、シールド付ツイストペアケーブルを使用し、最短距離で配線してください。なお、ケーブルシールドの接地は、アナログ入力モジュール側で行います。なお、EMC 指令適合のため、シールドは、model2000 を実装するシャーシに最短距離で接続してください。

ただし、場合によっては下図②や③の方が動作が安定する場合もあります。

図3-15 アナログ入力のシールド接地

(2) 外部 24V 電源の電圧状態によっては変換値が安定しない場合があります。

変換結果が安定しない場合はアナログ用外部電源を専用電源にしてください。

アナログ入力モジュール

P

NFG

アナログ入力モジュール

P

NFG

アナログ入力モジュール

P

NFG

6E8C4594 139

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第 3 章 I/O モジュールの適用上の留意点

3

3.7 アナログ出力モジュール適用上の留意点

(1) アナログ出力信号線としては、シールド付ツイストペアケーブルを使用し、最短距離で配線してください。ケーブルシールドの接地は、負荷側で行います。なお、EMC 指令適合のため、シールドは、最短距離で接地点に接続してくださ

い。 ただし、場合によっては下図②や③の方が動作が安定する場合もあります。

図3-16 アナログ出力のシールド接地

(2) 外部 24V 電源の電圧状態によっては変換値が安定しない場合があります。変換

結果が安定しない場合はアナログ用外部電源を専用電源にしてください。

アナログ出力モジュール

P

N

アナログ出力モジュール

P

N

アナログ出力モジュール

P

N

140 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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6E8C4594

据付・配線

第 4 章 

4.1 設置環境

model 2000の設置にあたっては、次のような場所は避けてください。

(1) 周囲温度が 0 ~ 55C の範囲を超える場所(盤収納時には盤内温度が周囲温度

となります)

(2) 相対湿度が 10 ~ 95% の範囲を超える場所

(3) 急激な温度変化により結露するような場所

(4) 許容値を超える振動が加わるような場所

(5) 許容値を超える衝撃が加わるような場所

(6) 腐食性ガス、可燃性のガスのある場所(SO2、H2S など)

(7) 塵埃、塩分、鉄粉が多い場所

(8) 直射日光の当る場所

また、model 2000を収納した盤の設置にあたっては、次の事項に注意してください。

(1) 高圧盤や動力盤とはできるだけ離して設置してください。

(2) 高周波機器や設備があるときには、収納盤を確実に設置してください。

(3) 他の盤と CH ベースを共用するときには、他の盤や機器からの漏洩電流がない

ことを確認してください。

注 意

(1) 本書に記載の環境で使用してください。

高温、多湿、塵埃、腐食性ガス、振動、衝撃がある環境で使用すると感電、火災、故障、

誤動作の原因となることがあります。

(2) 本書に記載の取り付け方法に従って取り付けてください。

指定方向以外の取り付け、または取り付けに不備がありますと、落下、火災、故障、誤動

作の原因になることがあります。

141

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第 4 章 据付・配線

4

4.2 ベースの取り付け

ベースの取り付けにあたっては次の項目に注意してください。

(1) model 2000 は防塵構造ではありませんので、できるだけ防塵を考慮した制御盤

に収納してください。

(2) 発熱量の大きい機器(ヒータ、トランス、大容量の抵抗など)の真上に取り付けることは避けてください。

(3) 高圧機器と同一の盤内には取り付けないでください。

(4) 高圧線、動力線からは 200mm 以上離してください。

(5) ベースの周囲には通風のため、70mm 以上の空間を空けてください。

(6) 高圧機器、動力機器からは、保守、操作の安全性を考え、できるかぎり離すか または鉄板などでしゃへい分離してください。

(7) 拡張ベースの取り付け位置は、拡張ケーブルの長さを考慮して決定してください。

(8) 基本、拡張の各ベースが同電位になるように、金属性の取り付けフレームに十分接触させて固定してください。

(9) 特に高圧機器、動力機器の付近では、接地についても考慮が必要です。

(10) ベースは必ず、電源モジュールを左側に配置し、垂直なパネル面に取付けてください。

(11) ベース取り付けはM4サイズのネジを使用し、確実に(締付けトルク目安:1.47N・m=15kgf・cm)取り付けてください。

ベース取付寸法は下図の通りです。

図4-1 ベース取り付け寸法

142 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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4.2 ベースの取り付け

4

表4-1 ベースユニット取付け穴寸法

形格 a [mm] b [mm] 重量 [g]

BU668 402.5 95 900

BU666 295.5 95 600

BU664 224.5 95 450

表4-2 ベース外形と取付穴位置の関係

形格 A [mm] B [mm] C [mm] D[mm]

BU668/666/664 6 8 25 15

6E8C4594 143

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第 4 章 据付・配線

4

4.3 モジュールの取り付け/取り外し

モジュールには、S2EおよびI/Oモジュールの1スロット幅タイプ、電源モジュール等の2スロット幅タイプ、拡張インタフェースの狭幅タイプの3タイプがあります。いずれのモジュールも同じ構造で、基本的な取扱い方法は同じですが、一部モジュール特有の取扱いもあります。

モジュールは、モジュール上下のロックレバーと上部のネジ止めの併用で固定します。

モジュールを着脱する場合必ず電源を切った状態で行ってください。

4.3.1 モジュール取り付け/取り外しの基本手順

■ モジュール取り付け手順

(1) model 2000 に供給されている電源を切ります。

I/O モジュールへの外部電源も切ってください。

(2) ベースをパネルに取り付けてください。 (「4.2 ベースの取り付け」を参照ください)

(3) モジュールの取り付け位置を確認してください。

拡張インタフェース :ユニットの左端電源モジュール :拡張インタフェースの右側S2E CPUモジュール :指定位置

(基本ユニットの電源モジュールの右側)I/Oモジュール :指定位置

(基本ユニットのCPUの右側、拡張ユニットの電源の右側)

空モジュール :モジュールが実装されていないすべてのスロットユニットカバー :拡張インタフェースを使用しない場合

ユニットの左端

図4-2 基本ユニットのモジュール実装位置

I/O モジュール

基本用/拡張兼用

ベースユニット 拡張インタフェース

電源モジュール 基本ユニット

S2E CPU モジュール

144 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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4.3 モジュールの取り付け/取り外し

4

(4) ベースの上下のスロットガイドに沿って、モジュールのリードを合わせます。

(5) モジュールの上下を支え、ゆっくりベースに垂直に押し込みます。上下のロックレバーがベースに取付けられ、" カチッ " と音が

することを確認してください。

(6) モジュール上部の穴にM3の固定ネジを通し、ベースとモジュールをネジで確実に取り付けてください。

(締 付 け ト ル ク 目 安:1.47N・m=15kgf・cm)

(7) モジュールのカバーの取り外し、および端子台カバーの開放をしてください。 各モジュールでカバーの取扱いが異なりますので、「4.3.2 モジュールカバー取

り付け/取り外し」を参照してください。

(8) 必要な配線・結線を行ってください。 ケーブルによる配線の場合、必ずサヤ付きの圧着端子を使用してください。

(9) 配線・結線が誤りなく、しっかりとされていることを確認後、モジュールのカバーの取り付け、および端子台カバーを閉じてください。

6E8C4594 145

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第 4 章 据付・配線

4

■ モジュール取り外し手順

(1) model 2000 に供給されている電源を切ります。

I/O モジュールへの外部電源も切ってください。

(2) モジュールのカバーの取り外してください。

(3) モジュールからケーブルを取り外してください。

拡張インタフェース :拡張ケーブルの取り外し

電源モジュール :端子台から配線の取り外し

S2E CPUモジュール :ケーブル等の取り外し

ステーションモジュール :ケーブル等の取り外し

I/Oモジュール :着脱端子台の場合は端子台の取り外し またはケーブルの取り外し コネクタの場合は、コネクタケーブルの 取り外し

(4) モジュール上部のネジを取り外してください。

(5) モジュール上部のロックレバーを押し、異なる手でモジュール下部の凸部(取り外し指位置マーク)を押さえます。

(6) 上記の状態でモジュール下部の凸部を軽く押しながら、モジュール全体をベースに対して垂直に引き上げるようにしてモジュールを取り外します。

146 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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4.3 モジュールの取り付け/取り外し

4

補足

(1) ネジによる確実なモジュール実装後は輸送中も含め、垂直に取付けられるようベースを固

定しておいてください。

(2) ベース側コネクタ、モジュール側コネクタ共、出荷時にはコネクタカバーが取り付けられ

ています。モジュールを取り付ける際にはコネクタカバーを外してください。

注 意

(1) 電源モジュール、CPUモジュール、I/Oモジュールは必ずベースに取り付けて使用してく

ださい。

単独での使用及び他の用途への使用はおやめください。

感電、ケガの恐れがあり、また故障の原因となります。

(2) モジュール、ベース、端子台の着脱は、必ず電源を切った状態で行ってください。

感電、誤動作、故障の原因となります。

(3) モジュールやベースに電線くずなどの異物が入ることのないようにしてください。

火災、故障、誤動作の原因となることがあります。

(4) コネクタ、ケーブルの接続、及びモジュールのベースへの装着は、ネジ止めされ、抜け

る、ぐらつくということがないよう確実に固定されていることを確認してください。

ネジ止めが不十分ですと、振動などによる故障、誤動作の原因となります。

6E8C4594 147

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第 4 章 据付・配線

4

4.3.2 モジュールカバー取り付け/取り外し

■ 拡張インタフェース

(1) モジュールカバー上部の凸部(取り外し指位置マーク)を軽く押します。

(2) 上記の凸部を軽く押しながら、モジュール下部を支点にして上部を下側に引き下げるようにしてカバーを取り外します。

(注) 取り付けは、上記と逆に上部の突起を先に掛けて下部をモジュールに取り付けます。

■ 電源モジュール

(1) モジュールカバー下部の凸部(取り外し指位置マーク)を軽く押します。

(2) 上記の凸部を軽く押しながら、カバー上部を支点にして下部を上側に引き下げるようにしてカバーを取り外します。

(注) 取り付けは、上記と逆に上部の突起を先に掛けて下部をモジュールに取り付けます。

148 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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4.4 拡張ユニットの接続

4

4.4 拡張ユニットの接続

model 2000は拡張ユニットを最大3台まで接続可能です。

基本ベース、拡張ベースに拡張インタフェースを実装し、拡張ケーブルにより接続します。

接続は下記の手順で行います。

(1) model 2000 に供給されている電源を切ります。

(2) 拡張インタフェースを各ベースに実装します。

(3) カバーを開け、ユニットアドレスを設定した状態で拡張ケーブルをモジュールのコネクタに接続します。

(4) 上段のユニットからの拡張ケーブルは、拡張インタフェースの上部のコネクタに接続します。 下段への拡張ケーブルは、モジュールの下部のコネクタに接続します。

(5) カバーを取り付けてください。

図4-3 拡張ユニットの接続

補足

(1) 拡張ケーブルは他の電線とは極力分離してください。特に動力線などとは200mm以上離し

てください。

(2) 拡張ケーブルは、0.3m,0.5m,0.7m,1.2mの4種類が準備されています。ベースの配置など

により選択してください。

70mm以上

(通風のため)

6E8C4594 149

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第 4 章 据付・配線

4

4.5 接地

電子装置の接地は動力系と分離された専用接地を行い、かつ2台以上の電子装置は1点接地するのが理想です。model 2000では、実際の適用を考慮した耐ノイズ設計を 行われており、装置自身は十分な耐ノイズ性がありますが、システムの安全性を保ち、またシステムの安定動作を確保するために接地は非常に重要です。以下の項目を十分考慮の上、正しい接地を行ってください。

4.5.1 接地のポイント

接地を行う場合には以下のポイントに注意してください。

(1) model 2000 ユニットが他の機器の接地電流の通り道にならないこと

(特に高周波電流は問題となります)

(2) model 2000 の基本及び拡張ユニットの接地電位を等しくすること

(1 点接地を実施する)

(3) 動力系の接地とは接続しない (高周波分離が必要です)

(4) 不安定な接地には接続しない (ネジ止め塗装部などインピーダンスの不安定な部分や、振動の影響を受ける部分)

注 意

必ず接地を行ってください。

接地しない場合、感電、誤動作の恐れがあります。

150 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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4.5 接地

4

4.5.2 接地方法

(1) 制御盤据え付け

図4-4 制御盤据え付け

model 2000

接地

電流

連結盤の場合、高周波機器や動力盤から流れる接地電流

がmodel 2000収納盤を通して流れる場合があります。動力盤

対策 対策

model 2000 動力盤 動力盤model 2000

model 2000収納盤を絶縁体にて浮

かせ、専用接地配線を行います。

model 2000を絶縁板取り付け

し、専用接地配線を行います。

(同一盤内に高周波機器がある

場合も同様)

6E8C4594 151

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第 4 章 据付・配線

4

(2) ベース間接地配線

図4-5 ペース間接地配線

• 電源モジュールの FG 端子とベース取付ネジを接続し、盤内接地ブスまで2mm2以上の電線で、最短距離で配線しください。

• 接地は制御装置専用として、強電回路の接地線と分離し、D種接地としてください。

(3) ラインフィルタグランド(LG)端子

LG 端子は電源 1 次側ラインフィルタの中性点です。LG 端子を接地することに

よって、電源ラインに乗ってくるコモンモードノイズによる影響を低減する効果があります。

従って通常は、LG端子を1mm2以上の電線で盤内接地ブスに接続してください。

ただし、電源が片側接地系である場合には、LG からアースに漏れ電流が流れ、

問題になる場合があります。このような場合には、電源に絶縁トランスを入れるか、または LG 端子を開放してください。また、ユニットを絶縁取り付けし

た場合も LG 端子を開放してください。

なお、LG と FG を接地せずに、LG-FG 間を接続することは避けてください。

(4) フレームグランド(FG)端子

model 2000 の接地端子です。ベースユニット金属部も FG 端子と同電位です。

静電気等による帯電対策や保安上、安全上の問題から必ず 1 点接地をしてくだ

さい。

FG

電源

基本ユニット

電源

拡張ユニット

電源

拡張ユニット

盤内接地ブス

制御装置専用D種接地

152 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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4.6 電源配線

4

4.6 電源配線

(1) 電源条件 定格にあった電源を接続してください。(「2.1 一般仕様」参照)

〔例〕 電源電圧: AC85~264V、50/60Hz(PS693)

所要電力: 120VA以下(PS693)

許容瞬停: 10ms

電源事情が悪い場合には定電圧トランスを入れてください。

(2) 電源ノイズが大きい場合には、シールドトランスやノイズフィルタを入れてください。(下図参照)

(3) 電源線としては、1.25mm2 のツイストペアケーブルを使用し、入出力線とはで

きるだけ分離してください。

(4) 基本ユニットと拡張ユニットの電源は同一系統とし、同時に(または拡張→基本の順で)電源投入するようにしてください。

(5) CVCF や UPS から給電する場合は、電源波形に注意し、電圧波高値は AC100V系で 130V 以上、AC200V 系で 260V 以上あることを確認してください。

図4-6 電源配線

拡張ユニット

基本ユニット

ノイズ

フィルタ

AC100/240V

((

シールド

トランス

6E8C4594 153

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第 4 章 据付・配線

4

■ 電源モジュール配線

※1:ラインフィルタ用接地(LG)

※2:フレームグランド用接地(FG)

  ユニットシャーシと接続されています。

  詳細は「4.5 接地」を参照ください。

図4-7 電源モジュール配線

NC

NC

L

N

LG

FG

入力電源AC100-120VまたはAC200-240V

※1 ※2

RUN

接点出力

AC100V 系:short

AC200V 系:open

NC

L

N

LG

FG

AC100-240V

※1 ※2

入力電源

RUN

接点出力

DC24V

0V

24V出力

(内部 3.3V/5Vと 24V

 出力の電力合計が

 35W以内であること。

 また、他の電源系統

 とは接続できません。)

PS693(AC100-240V入力)の場合 PS691(AC100/200V入力)の場合

NC

NC

NC入力電源 DC24V

※1 ※2

RUN

接点出力

NC

NC

NC

LG

FG

※1 ※2

RUN

接点出力

入力電源 DC100/110V

PS652(DC100/110V入力)の場合 PS632(DC24V入力)の場合

LG

FG

5000PF 以下

LG

5000PF 以下

入力電源

通常はLG,FG端子をショートして接地しますが、

周囲接地条件(リーク電流の問題がある場合、電源系接地が別にある場合など)によっては、LG端子を開放あるいは、専用接地配線します。

154 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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4.6 電源配線

4

注 意

(1) ケーブルの配線は必ず電源を切った状態で行ってください。

電源が入った状態での配線作業は感電の恐れがあります。

(2) モジュールの配線は、サヤ付きの圧着端子を用いるか、テープで被覆するなどして、導電

部分が露出しないようにしてください。

また、端子台カバーは脱落、破損のないように取り扱い、配線終了時には端子台カバーを

端子台に確実に取り付けてください。

導電部が露出していると感電の恐れがあります。

(3) 必ず接地を行ってください。

接地しない場合、感電、誤動作の恐れがあります。

(4) 定格にあった電源を接続してください。

定格と異なった電源を接続すると爆発、火災の恐れがあります。

(5) 配線作業は、資格のある専門家が行ってください。

配線を誤ると火災、故障、感電の恐れがあります。

(6) NC部には何も接続しないでください。

補足

端子ネジサイズはM3.5です。適合圧着端子としては3.5Mネジ用幅7mm以下のものを使用して

ください。

6E8C4594 155

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第 4 章 据付・配線

4

4.7 入出力配線

I/Oモジュールを実装、配線する場合、以下の点にご注意ください。

図4-8 入出力配線

(1) I/O モジュールの配置は、弱電系 I/O を左側に、強電系 I/O を右側に配置し、配

線も分離するようにしてください。

(2) 各ユニットの間隔は、保守、通風のため 70mm 以上にとってください。

(3) 動力線、動力機器とは 200mm 以上離すか、または鉄板でしゃへいしてくださ

い(鉄板は接地すること)。

(4) 入出力線のサイズは下表を参考にしてください。

ただし、コモン線としては電流容量を検討の上、太めのサイズを使用してください。また盤外ケーブルとしては、インピーダンスを低く抑えるため1.25mm2

のケーブルの使用をお勧めします。

(5) 端子ネジは M3.5 です。適合圧着端子としては、M3.5 ネジ用幅 7mm 以下のも

のを使用してください。

弱電系I/O 強電系I/O

DC 入力モジュール

アナログ入力モジュールアナログ出力モジュールパルス入力モジュール位置決めモジュール伝送モジュール

AC 入力モジュール

DC 出力モジュール

AC 出力モジュール

接点出力モジュール

表4-3 入出力電線サイズ

モジュールの点数 使用電線サイズ

16点モジュール 0.5~1.25mm2

32/64点モジュール 0.1~0.3mm2

電源

CPU 弱電系I/O 強電系I/O

電源

弱電系I/O 強電系I/O

基本ユニット

拡張ユニット

動力線弱電信号用

ダクト

強電信号用

ダクト

200mm以上

70mm以上

70mm 以上

156 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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4.7 入出力配線

4

(6) 盤内外とも、入出力信号線と高圧線、動力線との束線、接近、平行配線は絶対に避けてください。分離が難しいときには、入出力信号の種類別に一括シールドケーブルを使用し、シールドは盤引き込み口で一点接地してください(デジタル I/O の場合)。

(7) 「第 3 章 I/O モジュールの適用上の留意点」の事項にも従ってください。

注 意

(1) ケーブルの配線は必ず電源を切った状態で行ってください。

電源が入った状態での配線作業は感電の恐れがあります。

(2) モジュールの配線は、サヤ付きの圧着端子を用いるか、テープで被覆するなどして、導電

部分が露出しないようにしてください。

また、端子台カバーは脱落、破損のないように取り扱い、配線終了時には端子台カバーを

端子台に確実に取り付けてください。

導電部が露出していると感電の恐れがあります。

(3) 定格にあった外部電源を接続してください。

定格と異なった外部電源を接続すると爆発、火災の恐れがあります。

(4) 配線作業は、資格のある専門家が行ってください。

配線を誤ると火災、故障、感電の恐れがあります。

6E8C4594 157

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第 4 章 据付・配線

4

4.8 コンピュータリンクポートケーブル配線

接続ケーブル

• RS-485用ケーブル

(推奨ケーブル)

CPEV-CU1.2mmφ相当(昭和電線電纜株式会社)

下記に接続例を示します。

• RS-232C/RS-485変換アダプタ(ADP-6237B)を使用した場合のケーブル接続を

示しています。

• 伝送ケーブルは耐ノイズ性向上のために、ツイストペア一括シールドケーブルを使用してください。シールドは必ず1点接地してください。

1対1伝送のとき

図4-9 1対1伝送

• CPUのリンクポートは、着脱式端子台です。

• CPUとADP-6237BのRXAとTERM端子をショートします。(終端抵抗へ接続)

• ホストコンピュータのRS-485(またはRS-422)インタフェースとCPUをダイレ

クトに接続する場合は、ホストのRXA-RXB間に1/2W-120Ωの終端抵抗を接続し

ます。

TXD 3 RXD TXA RXA

RXD 2 TXD TXB RXB

RTS 5 CTS RXA TXA

CTS 4 RTS RXB TXB

SG 7 SG SG SG

DTR 6 DSR TERM TERM

DSR 20 DTR FG

CD 8 CD RS-485

1 FG ( 大 1km)

ホスト

コンピュータ

RS-232C/RS-485 変換器

(ADP-6237B)

RS-232C

( 大 15m)

25 ピン

コネクタ

端子台

端子台

CPU

158 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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4.8 コンピュータリンクポートケーブル配線

4

1対N伝送

図4-10 1対N伝送

• CPUのリンクポートは、着脱式端子台です。

• 終端局にはTXA-TXB間、RXA-RXB間に終端抵抗1/2W-220を接続します。

• 伝送ケーブルはツイストペア一括シールドケーブルを使用してください。 シールドは必ず1点接地してください。

CPU

(中継端子台)

シールド付き

ツイストペアケーブル

RS-232C/RS485

変換アダプタ

(ADP-6237B)

終端抵抗

220

終端抵抗

220

ケーブル長: 大 1km

(全長)

○ ○ ○ ○ ○

TXATXBRXA

TERMRXBSG

RXA RXB TXA TXB SG

RXA RXB TXA TXB SG

CPU

6E8C4594 159

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第 4 章 据付・配線

4

4.9 バッテリの取り付け

S2Eはバッテリが内蔵されておらず、添付された状態で工場出荷されています。S2Eご使用の際は、ご使用になる前に直前に「5.4.1バッテリの交換手順」に記載されている方法でバッテリを取り付けてください。

注 意

バッテリは必ず実装してからご使用ください。バッテリがないまま RAM 運転実行し

ますと、メモリのデータやプログラムの消失のため、誤動作による機械の破損や事故

の恐れがあります。また、バッテリは本書に記載の交換時期以内に交換してください。

(「5.4.2 バッテリ交換時期の目安」を参照してください)

160 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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4.10 電源投入手順

4

4.10 電源投入手順

S2Eをより安全に、ご使用いただくために、電源の投入および切断は以下の順序で行われるように外部で組んでください。

(電源投入順序)

(1) model 2000 の電源を投入します。拡張ユニットを使用する場合、基本ユニッ

ト、拡張ユニット共、同一系統の電源とし投入は同時(または拡張 基本の

順)に行うようにしてください。

(2) I/O モジュール供給外部電源と負荷電源を投入します。この外部電源と負荷電源

はなるべく共用してください。 これができない場合は外部電源と負荷電源が同時に投入(または、外部電源負荷電源の順)されるようにしてください。

(電源切断順序)

(1) I/O モジュール供給外部電源と負荷電源をオフにします。この外部電源と負荷電

源が共用できない場合は、同時にオフ(または、負荷電源外部電源の順)さ

れるようにしてください。

(2) model 2000 の電源をオフします。

注 意

(1) 電源は次の順序で投入するように外部回路を構成してください。

この投入順序が守られていない場合、誤動作により機械の破損や事故の恐れがあります。(2) I/O モジュールへ供給する外部電源はできるだけ負荷電源と共用としてください。これが

できない場合は、外部電源と負荷電源が同時にオフするようシステムを構成してくださ

い。

システムの安全上、必ず負荷電源をmodel 2000本体の電源よりも先にオフするようにして

ください。これらが守られていない場合、機械の破損、事故の恐れがあります。

(1) model 2000 電源投入 (2) I/Oモジュール供給外部電源と負荷電源投入

(2) model 2000 電源オフ(1) I/O モジュール供給外部電源と

負荷電源オフ

model 2000本体の電源投入 I/Oモジュール供給外部電源と外部負荷電源投入

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第 4 章 据付・配線

4

4.11 安全回路

S2Eは通常のリレーシーケンスでのリレーの持つ本質的な特性である停電時、断線時には接点が開放になる考え方から、停止時、電源断線時、エラーダウン時は出力を全てOFFとするフェイルセーフの考えをとっております。

しかし、CPUやI/Oモジュールの万一の故障やI/O配線ケーブルの断線などを考えた場合、S2Eのプログラムに全ての機能を含めることは最適とはいえません。

以下の安全回路は、S2Eの故障や配線の断線を十分考慮の上、S2Eの外部で回路を組むようにしてください。

(1) 非常停止回路

(2) 相互インタロック回路(正転と逆転等)

図4-11 安全回路

注 意

非常停止回路、インターロック回路などは S2E の外部で構成してください。

S2E に故障、誤動作が生じた場合、人身事故に至る危険性があります。

また、機械の破損をまねく恐れがあります。

S004F

Xm

Tm0.5秒 TON Tm

MCSS2Eトランス

RUNでON 直流電源確立待ち

MC

起動 R1

MC

R2

直流電源

(-)

電圧リレー

(+)

R2入力モジュール

直流電源が立ち上がると XmにONが入力される

R1

Xm

出力モジュール

Ym

RUNでON

MC MC

MC1

MC2

出力モジュール (非常) 停止で 負荷電源OFF

MC2

MC1

インタロック(正転・逆転等)

Ym

(非常)停止

162 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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6E8C4594

保守・点検

第 5 章 

5.1 日常点検項目

システムを正常に保ち、不要なトラブルを未然に防ぐために、日常の運転状態にて下記項目を確認してください。

表5-1 日常点検項目

項目 点検内容 異常時の対策

電源及びS2E CPUモジュールの正面LEDの確認

POWER(緑):5V電源正常時点灯 LEDの状態が異常なときには、

「第6章  トラブルシューティ

ング」の手順に従ってください

RUN (緑):正常運転時点灯

FLT (赤):CPU正常時消灯

BAT (緑):バッテリ電圧正常時点灯

入力モジュールのLED表示の確認

(ディジタル入力)

外部入力信号がONのとき、対応するLEDが点灯すること

• 入力電圧が規定値内か確認する

• 入力端子台のゆるみはないか確認する

• モジュールはしっかり装着されているか確認する

出力モジュールのLED表示の確認

(ディジタル出力)

出力がONのとき、対応するLEDが点灯し、

対応する外部負荷が動作すること

• 外部負荷電圧が規定値内か確認する

• 内蔵ヒューズを確認する

• 出力端子台のゆるみはないか確認する

• モジュールはしっかり装着されているか確認する

S2E CPUモジュー

ルのスイッチ位置の確認

運転モードスイッチ(HALT/RUN)及び動作

モード設定DIPスイッチ(運転モードス

イッチがRUNのときに運転を実行します)

スイッチを所定の位置にします

注 意

1. システムを正常に保ち、不要なトラブルを未然に防ぐために、日常点検、定期点検、清掃を実施してください。

2. 煙が出ている、異臭がするなどの異常状態のまま使用しないでください。火災や感電の原因となります。

このような場合は直ちに全ての電源を切り、支社店(販売店)またはサービス代理店に連絡

してください。

お客様による改造、修理は大変危険ですので絶対に行わないでください。

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第 5 章 保守・点検

5

5.2 定期点検項目

下記の項目を定期的(6ヶ月に1度程度)に確認してください。また周囲の状況・環境が変わった場合にも確認を行ってください。

表5-2 定期点検項目

項目 点検内容 判定基準

電源関係 電源電圧(モジュールの電源端子台にて測定する)

電源電圧が仕様範囲であること

電源端子ネジのゆるみはないか ゆるみがないこと

配線ケーブルの損傷はないか 損傷がないこと

取付状態 基本ユニットはしっかり固定されているか ゆるみ、ガタがないこと

拡張ユニットはしっかり固定されているか ゆるみ、ガタがないこと

各モジュールはしっかり固定されているか ゆるみ、ガタがないこと

拡張ケーブルのコネクタのゆるみ、ケーブルの損傷がないか

ゆるみ損傷がないこと

プログラマ 関係

プログラマの機能は問題ないか 簡単な操作を実施する

接続コネクタのゆるみ、ケーブルの損傷はないか確認する

ゆるみ、損傷がないこと

I/Oモジュール関係 各I/O端子台にて電圧測定 規定値内であること

入力状態表示LEDの確認 正常に点灯すること

出力状態表示LEDの確認 正常に点灯すること

I/O端子台はしっかり固定されているか ゆるみ、ガタがないこと

端子ネジのゆるみはないか、また隣と接触の恐れはないか

ゆるみ及び接触の恐れがないこと

配線ケーブルに損傷はないか 損傷がないこと

周囲環境 温度、湿度、振動、ほこり等が規定値内か確認する

一般仕様内であること

プログラム 関係

本体プログラムとマスタープログラムの内容が一致しているか確認する

比較チェックを行い内容が一致していること

バッテリ関係 バッテリ交換の必要はないか(S2E CPUの

バッテリケースにバッテリ装着年月が記入されています)

2年経過していたら交換す

ることを推奨します。

バッテリコネクタはしっかり接続されているか

ゆるみがないこと

注 意

1. 点検時にモジュールの電源端子部にて電源電圧を測定する場合は十分注意して作業を行ってください。感電の恐れがあります。

2. model 2000のハードウェア、バッテリの分解、改造、及びOS等のソフトウェアの改造は絶 対に行わないででくさい。

故障、誤動作により、火災、感電、ケガの恐れがあります。

164 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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5.3 保守部品

5

5.3 保守部品

故障発生時に早期復旧をはかるために、最低限下記の予備品を準備されることをお勧めします。

予備品の保管にあたっては、高温、多湿の場所は避けてください。

特にバッテリは周囲温度が高いと自己放電が大きくなりますので常温(25℃)以下で保管してください。

表5-3 保守部品

品名 数量 備考

I/Oモジュール 使用種別各1枚

リレー接点出力については、接点寿命について考慮が必要です。「2.3  I/Oモジュール個別仕様」参照

ヒューズ 使用個数 「5.5  ヒューズ交換」参照

バッテリモジュール 1個 緊急対応用。「5.4  バッテリ交換」参照   

(GBT611*AS)

CPUモジュール 1枚 システムダウンを最小限に食い止めるために最低1枚予備としてください電源モジュール 1枚

プログラマ 1セット 異常時の原因究明に有効です

マスタープログラム 必要数 FD,MO,CD-ROM等に保存します

注 意

ヒューズ、バッテリは指定品と交換してください。

指定品以外を使用しますと火災、故障の原因となります

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第 5 章 保守・点検

5

5.4 バッテリ交換

S2E CPUでは、RAM運転モード時にプログラムメモリ、RAM/ROM運転モード時 には、停電記憶指定されたレジスタやカレンダデータをバッテリモジュール

(GBT611*AS)内のバッテリによって保持しています。ROM運転モード時も、Dレジスタ領域やカレンダデータを同様に保持しています。

バッテリは自己放電が少なく、使用温度範囲の広いリチウム電池を使用していますので、使用期間中、特に無通電期間が長い場合でも安心して使用できます。

バッテリ装着年月は、CPUモジュールのバッテリカバーの表面に記入されています。通常の使用環境では2年毎の交換を推奨しますので、装着年月を確認の上、下記の手順で交換を行ってください。

なお、バッテリ電圧正常を示すLED(BAT)がCPUモジュール正面にあり、正常時は点灯しています。このLEDが点滅や消灯したときにはバッテリの寿命ですので、それから7日以内に交換を行ってください。(プログラム保護のため、交換実施までは電源をOFFにしないことをお勧めします。)

5.4.1 バッテリの交換手順

バッテリの交換作業は、3分以内で行ってください。

(1) 部にマイナスドライバを入れバッテリカバーを押し上げながら外す。

(2) バッテリモジュールのタグを持ち、垂直に手前に引いて抜く。

(3) 新しいバッテリモジュールのタグを持つ。

166 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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5.4 バッテリ交換

5

(4) ガイドに沿ってバッテリモジュールを収納部に垂直に押し込む。

(5) 装着日をシートに記入する。

(6) バッテリカバー右端のフックをモジュールにかけ、左端を押さえて装着する。

6E8C4594 167

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第 5 章 保守・点検

5

5.4.2 バッテリ交換時期の目安

バッテリ格納カバー表面に記載されている装着月日をご確認の上、2年にてバッテリを交換してください。

バッテリ交換後は、バッテリ格納カバー表面のシートに交換日を記入してください。

5.4.3 バッテリの廃棄

バッテリを廃棄する場合は地方自治体の規則に従い廃棄願います。

分解したり焼却したりすると爆発の恐れがありたいへん危険です。

分解、焼却等はおこなわずそのまま廃棄してください。

リチウムバッテリーは+、-をショートすると発煙、発火に到ります。

リード線等は切断、分解せず+、-がショートしないよう廃棄してください。

注 意

• バッテリは 2 年毎に交換してください。

バッテリの消耗により PC に保存してあるデータやプログラムが消失し、誤動作に

より機械の破損や事故の恐れがあります。

• バッテリの +、- の逆接続、充電、分解、加熱、火中投下、ショートは絶対に行わ

ないでください。

破裂、発火の恐れがあります。

補足

(1) バッテリ交換は通電中、無通電時のいずれでもかまいません。ただし無通電時に交換する場合は3分以内に行ってください。バッテリを抜いたまま長時間放置するとRAMメモリの

内容が消えてしまいます。

(2) バッテリ取り外し時に、バッテリ正常LED(BAT)が点灯することがありますが異常では

ありません。(バッテリ実装状態で電圧が低下すれば正しく検出され消灯します。)

(3) マンガン乾電池、アルカリ電池とは電圧の互換性がありませんので代用として使用しない

でください。

(4) バッテリは、稼働率や使用条件にかかわらず、最長でも2年毎の交換を推奨します。

(5) 製造年月より3年以上経過したものは使用しないでください。

168 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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5.5 ヒューズ交換

5

5.5 ヒューズ交換

下記モジュール保護ヒューズを内蔵しています。

上記の出力モジュールには、負荷短絡時の焼損防止を目的として、上記のヒューズが取り付けてあります。ただし、過電流や負荷短絡によってヒューズが溶断した場合には、モジュールの出力回路も損傷を受けています。

ヒューズ溶断時には、モジュールを交換すると共に、負荷電源系統に異常がないか十分に確認してください。

表5-4 交換用ヒューズ

モジュール名(形式) ヒューズ形式 使用個数 ヒューズ定格

DC出力(DO633,DO633P) EX10*SFA50 1 AC250V-5A

AC出力(AC663) EX10*SFC20 3 AC250V-2A

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第 5 章 保守・点検

5

5.6 モジュールの廃棄

モジュールを廃棄する場合は地方自治体の規則に従い廃棄願います。

170 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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6E8C4594

ブルシューティング

第 6 章 トラ

6.1 異常発生時の確認事項

システムに異常が発生した場合には、まず異常内容を十分に把握した上で、その原因が機械側にあるのか、それとも制御装置(model 2000)側なのかを見極めること が大切です。 また1つの異常原因が2次的な異常を引き起こしている場合も多くありますので、異常原因の究明にはシステムとして総合的に判断することが必要です。

S2E本体あるいはS2Eの入出力に異常があると考えられる場合には、まず以下の項目について確認してください。

図6-1 異常発生時の確認事項

異常現象が一過性で、かつシステム/機能の動作と同期して発生する場合には、外部環境の影響(ノイズ、電源変動など)が原因と考えられます。この場合のチェック項目を「6.7 外部要因によるトラブル」にまとめますので確認してください。

電源モジュールの "POWER" LEDは点灯しているか

消灯 "POWER"LEDが消灯している場合は、「6.2 電源のチェック」へ

点灯

CPU モジュールの "RUN" LEDは点灯しているか

消灯 "RUN" LEDが消灯している場合は、「6.3 CPUのチェック」へ

点灯

本体シーケンスの動作異常と考

えられるか

YES シーケンス動作が異常と考えられる場合は、

「6.4 プログラムのチェック他」へ

NO

入力モジュールの異常と考えられるか

YES 入力モジュール異常と考えられる場合は、「6.5 入力のチェック」へ

NO

出力モジュールの異常と考えら

れるか

YES 出力モジュール異常と考えられる場合は、「6.6 出力のチェック」へ

注 意

(1) ユニット、端子台、配線ケーブルの着脱は、必ず電源を切った状態で行ってください。

電源が入ったままの状態で作業しますと、感電の恐れがあり、また誤動作、故障の原因と

なることがあります。

(2) model 2000が正常に動作しない場合は、本書の「異常発生時の確認事項」を参考に確認し

てください。

故障発生時は、支店社(販売店)またはサービス代理店に連絡し、返却及び修理依頼をし

てください。

当社または指定サービス店以外での修理は、動作及び安全の保障は致しかねます。

171

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第 6 章 トラブルシューティング

6

6.2 電源のチェック

電源を投入しても電源モジュール正面の “POWER” LEDが点灯しない場合や、一定 時間後に電源不良となる場合には、以下の項目を確認してください。

図6-2 電源のチェック

供給電源電圧は規定値以内か

PS691:AC85-132/170-264VPS693/694:AC85-264VPS632:DC20.4-28.8VPS652:DC85-132V

規定値

電源ヒューズは溶断していない

溶断あり ヒューズ溶断の原因を取り除いてからモ

ジュールを交換してください。(注)下記補足参照

溶断なし

電源以外のモジュールと拡張

ケーブルを全て取り外した状態でPOWER LEDは点灯するか

消灯電源モジュールまたはベースユニットの異常

です

点灯

拡張ベース、拡張インタフェー

スを接続した状態でPOWER LEDは点灯するか

(CPUと全I/Oを外した状態)

消灯

拡張ケーブルの接続および拡張インタフェー

スの確認をしてください。

点灯

内部5V/3.3V、外部24Vの消費電

流が許容値以内か再チェックする

許容範囲外 構成するモジュールおよびユニットの総消費

電流が許容範囲内になるようにしてください「1.6 電源モジュール」参照

許容値内

モジュールを1枚づつ装着して

ゆき、POWER LED消灯となる

状態を特定する

消灯となる直前に装着したモジュールが異常

です

補足

(1) ケーブルおよびモジュールの着脱は電源を切った状態で行ってください。

(2) ヒューズ溶断の場合には、必ず溶断の原因を調査し、排除してください。原因を排除しな

いでヒューズ交換、電源の再投入を行いますとモジュールの破壊が進行する恐れがありま

す。溶断の原因が特定できない場合は、そのままの状態で弊社までご相談ください。

(3) 電源ヒューズの溶断は、電源モジュールの内部回路の故障に起因している場合もありま

す。

172 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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6.3 CPU のチェック

6

6.3 CPUのチェック

電源モジュールの"POWER"LEDは点灯しているが、CPUモジュールの"RUN" LEDが 点灯しない場合には、以下の項目を確認してください。

図6-3 CPUのチェック

FLTのLEDが点滅しているか

点滅 電源を再投入しても点滅している場合はCPUモジュールの故障ですので、CPUを交換して

ください。

消灯または点灯

FLTのLEDが点灯しているか点灯 本体エラーが発生しています。

イベント履歴により内容を確認してください。

「6.8 本体自己診断項目」参照

消灯

CPUモジュールの運転モードス

イッチはRUNになっているか

NORUNに切り換えてください

YES

RUN / スタンバイ設定スイッチ

をONにして電源を立ち上げた

ON 運転モードスイッチにかかわらずHALTモード

で立ち上がりますので、運転モードスイッチを→HALT→RUNにするか、プログラマから

RUN起動をかけてください

OFF

RUN LEDは点滅状態か

点滅 HOLDモードになっています。プログラムに

てHOLDデバイス(S0401)をONにしてない

か確認してください

6E8C4594 173

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第 6 章 トラブルシューティング

6

6.4 プログラムのチェック他

プログラムは実行しているが、シーケンスが思い通りに動作しない場合には、次の項目を確認してください。

(1) 1 スキャン中に 2 ケ所以上で同一のコイルまたはレジスタに出力していないか、

また、コイル命令とファンクション命令のデバイスが重なっていないか。

(2) スキャン周期よりも早く変化する信号を入力しようとしていないか。

(3) 同じタイマレジスタやカウンタレジスタを複数のタイマ命令やカウンタ命令で使用していないか。

(4) 割り込みを使用している場合、割り込みルーチンの中でメインプログラムの動作に影響のあるデバイス/レジスタを操作していないか。

(5) Flash ROM の書込みエラーが発生してないか。(S0039, S0051=1) この場合は、プログラマでもう一度 EEPROM 書込みコマンド(メニュー→ PLC→システム制御→ EEPROM / IC カード書込み)を実行してください。

174 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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6.5 入力のチェック

6

6.5 入力のチェック

プログラムは実行しているが、入力信号が正常に読み込めない場合には、以下の項目を確認してください。

図6-4 入力のチェック

外部機器をON/OFFしたとき、

入力モジュール上のLEDはON/OFFするか

NOLEDの状態が異常なときはON/OFF時の入力電

圧および端子台のゆるみを確認してください。

YES

実際のI/Oモジュール実装状態と

プログラマでモニタした入出力

割付情報が一致しているか

YES一致しているときは機能的には正常です。ノイズ等による誤入力の疑いがあります。

NO

I/O自動割り付けを実行してみる

正常に割り付けされたかYES

正常

NO

特定の入力モジュールだけ割り

付けが異常となるのか

YES入力モジュールの取り付けを確認します。

入力モジュールの異常も考えられます。

NO

拡張ユニット上のI/O全てが割り

付け異常となるのか

YES 拡張ケーブルの接続を確認してください。

拡張ケーブルの異常または拡張ユニットの異

常も考えられます。

NO

基本ユニット上のI/Oも全て割り

付け異常となるのか

YESCPUモジュールまたは基本ユニットの異常で

す。

6E8C4594 175

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第 6 章 トラブルシューティング

6

6.6 出力のチェック

プログラム上ではレジスタやデバイスに正しく出力されているのに、実際の出力機器の動作が異常となる場合には、確認の準備として次のことをおこなってください。

(1) プログラムを保存する。 (フロッピーディスク、Flash ROM など)

(2) CPU のメモリをクリアする。

(3) ROM/RAM 切り替えスイッチを RAM 側 (ON 側) にする。

以上の準備をおこなってから下記の順序で確認をしてください。

図6-5 出力のチェック

電源を立上げ、I/O自動割り付けを

実行する

I/Oの割り付け情報はモジュールの

実装状態と一致しているか

NO ユニット、CPU、I/Oモジュール、拡張ケー

ブルの異常が考えられます。

(入力のチェックの項参照)

YES

END命令だけを書き込み、RUNさ

せる

プログラマのデータ設定により出力をON/OFFしたとき、出力モ

ジュールのLEDがON/OFFするか

NO出力モジュールの異常です。交換してください。

YES

出力モジュールの外部電源電圧は

正常か

異常外部電源電圧を各々の出力モジュールの規定

電圧に調整してください。

正常

ヒューズの溶断はないか (ヒュー

ズがない場合は下へ)

溶断あり溶断の原因を排除してからヒューズを交換し

てください。

溶断なし 出力素子の異常です。出力モジュールを交換してください

補足

ヒューズ溶断の場合は必ず溶断の原因を調査、排除してください。原因を排除しないでヒュー

ズ交換、電源の再投入をおこないますとモジュールの破壊が進行する恐れがあります。溶断の

原因が特定できない場合はそのままの状態で弊社までご相談ください。

176 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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6.7 外部要因によるトラブル

6

6.7 外部要因によるトラブル

S2Eシステムの異常が、以下のような現象として発生する場合には、外部要因を疑ってみる必要があります。

(1) 入出力機器の動作と同期して発生する場合 -この場合は、出力機器の ON/OFF 時に発生するノイズが原因である可能性が

あります。I/O モジュール適用上の注意にあるノイズ対策を施してください。

(2) 周辺の動力機器、高周波機器の動作と同期して発生する場合 -この場合は、入出力信号線に誘導されるノイズの影響が考えられます。また電源系統、接地系統によっては、電源のサージ、電圧変動及び接地電位の変動が原因である場合もあります。据付 ・ 配線に述べた注意事項を確認してくださ

い。場合によっては、接地を外して様子をみるのも一方法です。

(3) 機械の動作と同期して発生する場合 -振動による影響も考えられます。ユニット/モジュールの取り付け状態を確認すると共に、振動対策(防振ゴムの使用等)を検討してください。

(4) 故障モジュールを交換しても再び類似故障が発生する場合 -金属くずの混入や水滴の落下などの恐れがないか十分確認してください。

以上の他にも、例えば、周囲温度が仕様範囲を超えるような場合にはシステムの安定動作は保証されません。環境条件にも十分注意してください。

6E8C4594 177

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第 6 章 トラブルシューティング

6

6.8 本体自己診断項目

S2EのCPUが自己診断によって異常を検出した場合、次ページ以降の表に示すエラーメッセージ (及び付随情報) をイベント履歴テーブルに登録し、異常の内容が 運転継続不可能なものである場合には、出力を全てOFFに落し、運転を停止します。

(エラーダウン)

イベント履歴テーブルには最新の30個のエラーメッセージと発生時刻が格納され、プログラマに表示させることができます。(電源のON/OFFも登録されます。但し、発生時刻はメモリバックアップ可能時間内のみ格納されます。)

S2E本体がエラーダウンした場合には、まずプログラマを接続してイベント履歴を表示させ、エラーの内容を確認してください。

以下にイベント履歴を表示させるための操作手順を示します。

① S2EのCPUモジュールとプログラマ(T-PDS)を専用ケーブルにて接続する。

② プログラマ(T-PDS)のインストールされたパソコンの電源スイッチを ON す る。(S2E本体の電源もONしていること)

③ プログラマ(T-PDS)を立ち上げる。

④ T-PDS の初期画面が表示される。このとき「接続エラーです」の表示が出てい ないこと。ステータスバーの表示が「OFFLINE」の場合は、メニューからPLC→オンライン/オフライン切換を行ってください。

⑤ この状態でメニューからPLC→イベント履歴を選択するとイベント履歴が表示されます。

図6-6 イベント履歴表示画面例

(注) カレンダー初期設定なしの場合またはカレンダーバックアップ停止後の場合でもイベント履歴は登録されますが、日付、時刻の表示は "??-??-?? ?? : ?? : ??" となります。

178 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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6.8 本体自己診断項目

6

前記手順④で「接続エラーです」と表示されたときには、プログラマとS2E本体の交信が確立していません。CPUモジュール上の FLTのLEDが点滅しているときは CPUモジュールの故障です。S2E本体の電源を再投入してもこの状態が変わらない場合にはCPUモジュールを交換してください。FLTが点滅以外の状態で「接続エラーです」と表示されるときには、プログラマ (T-PDS) の接続形態(メニューからオ プション→接続形態)及び接続ケーブルの接続状態を確認してください。接続形態及び接続ケーブルに問題がない場合には、S2E本体またはプログラマの通信回路の異常も考えられます。

イベント履歴が表示された場合には、登録されたエラーメッセージ(発生事象)を確認してください(番号1が最新の登録内容)。

次ページ以降に、イベント履歴に登録されるエラーメッセージとその付随情報、関連する特殊リレー、発生後のLED表示状態、及びその意味をまとめます。エラー発生時にはその原因を確認の上、必要な処置を行ってください。

なお、エラーダウン状態ではプログラム修正などの操作は受け付けられませんので、プログラマからエラーリセットを実行してから修正などの操作を行ってください。

その後再度RUN起動させるためには、運転モードスイッチを一度HALTにしてからRUNに切り換えるか、あるいはプログラマから運転コマンドを実行します。

次ページ以降の表中、本体LED表示の記号の意味は以下の通りです。

● :点灯

○ :消灯

:点滅

-:状態には影響なし

補足

ROM/RAM切換スイッチをROM側にした状態でRUN起動をかけると、Flash ROMの内容が

RAMメモリに転送され、RAMメモリを修正した内容は消えてしまいます。従って、プログラ

ムを修正して、その動作確認のためにRUNにする場合には、T-PDSのシステム制御コマンドで

"EEPROM書き込み" を行ってからRUN起動をかけてください。

●○

6E8C4594 179

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180m

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00 シ

ーケ

ンス

コン

トロ

ーラ

S2

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体取

扱説

明書

第6章

 ト

ラブ

ルシ

ューテ

ィング

6

示エラーの意味と処置

T

電源ON(エラーではありません)

電源OFF(エラーではありません)

ユーザデータメモリ(RAM)のリード/ライトチェック

にて異常を検出しました。電源再投入によって状態が変わらないときはCPUモジュールを交換してくださ

い。

ユーザプログラムメモリ(RAM)のBCCチェックにて

異常を検出しました。メモリクリア実施後、再度プログラムをローディングしてください。

電源ON時に本体RAMメモリバックアップ用のバッテ

リの電圧低下を検出しました。(BAT LED消灯。エ

ラーダウンはしません。)バッテリを交換してください。

EEPROM(Flash ROM)からRAMへの転送時(イニ

シャルロード時など)にEEPROM内のユーザプログラ

ムにBCC異常を検出しました。(転送不実行)プログ

ラムを確認の上、再度EEPROMへの書き込みを行って

ください。

EEPROM(Flash ROM)に対する書き込みが寿命(10万回)を超えました。(エラーダウンはしません)以降、EEPROM書き込み異常が発生する可能性が高いの

で、CPU モジュールを交換してください。

EEPROM(Flash ROM)に対する書き込み時に、何ら

かの異常が発生しました。(XFER命令含)再度、

EEPROM書き込みコマンドを実行してください。

表6-5 自己診断項目 ●:点灯

○:消灯

:点滅

分類エラーメッセージ及び付随情報 関連する

特殊リレー

本体 LED 表

エラーメッセージ 情報1 情報2 情報3 RUN FL

システム電源パワーオン

システム電源パワーフェイル

メモリ部

RAM チェック異常 発生アドレス エラーデータ テストデータ S0004S0012

○ ●

プログラム BCC チェック異常 BCC 異常

データ

S0006S0030

○ ●

バッテリ電圧低下異常 S000F - -

EEPROM BCC チェック BCC 異常

データ

S0004S0013

○ ●

EEPROM 書き込みワーニング 書き込み超過回数

S0007 - -

EEPROM 書き込み異常 S0039 - -

●○

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6E

8C4

59

4181

6.8 

本体

自己

診断項

システムメモリ(RAM)のリード/ライトチェックにて

異常を検出しました。電源再投入によっても状態が変わらないときはCPUモジュールを交換してください。

システムROMのBCCチェックにて異常を検出しまし

た。電源再投入によっても状態が変わらないときは、CPUモジュールを交換してください。

CPUモジュール内周辺制御LSIチェックにて異常を検

出しました。電源再投入によっても状態が変わらないときは、CPUモジュールを交換してください。

内蔵カレンダLSIデータに異常を検出しました。(エ

ラーダウンはしません)カレンダ再設定しても、エラーが発生するときは、CPUモジュールを交換してく

ださい。

CPUモジュールにて未登録の割込要求を受けました。

(エラーダウンはしません)頻繁に発生するようであれば、CPUモジュールを交換してください。

OSプログラムの正当性チェックにて異常を見つけまし

た。

不当なメモリ空間にアクセスしました。頻繁に発生するようであれば、CPUモジュールを交換

してください。またはサービス窓口に連絡願います。

CPUモジュールにて未登録のNMI割込要求を受けまし

た。(エラーダウンはしません)頻繁に発生するようであれば、CPUモジュールを交換してください。

ウォッチドッグタイマ異常を検出しました。頻繁に発生するようであれば、CPUモジュールを交換してくだ

さい。

エラーの意味と処置

6

CPU部エラ|

システムRAMチェック異常 発生アドレス エラーデータ テストデータ S0004S0011

システムROM BCC異常 BCC 異常

データ

S0004S0010

周辺制御LSI異常 エラーコード S0004S0016

カレンダー時計チェック異常 S000A - -

システム割り込み異常 割込発生 アドレス1

割込発生アドレス2

- -

例外割り込み検出 S0004S0016

○ ●

不当メモリ空間アクセス S0004S001F

○ ●

不当NMI割り込み検出 - -

WDタイマ異常 発生 アドレス1

発生アドレス2

S0004S001F

○ ●

表6-5 自己診断項目 ●:点灯

○:消灯

:点滅

分類エラーメッセージ及び付随情報 関連する

特殊リレー

本体 LED 表示

エラーメッセージ 情報1 情報2 情報3 RUN FLT

●○

●○

●○

●○

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00 シ

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コン

トロ

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S2

E 本

体取

扱説

明書

第6章

 ト

ラブ

ルシ

ューテ

ィング

6

I/Oバスチェックにて異常を検出しました。I/Oモ

ジュールを全て抜き、再度電源を入れます。それでもエラーが発生する場合には、ベース→CPUの順で交換

します。電源再投入でエラーが復旧した場合には、電源をOFFにし、I/Oモジュールを1枚づつ挿入して電源

をONし、エラーの発生したI/Oモジュールを交換して

ください。

入出力割り付け情報とI/Oの実装状態が異なっていま

す。入出力割り付け情報を正しく設定してください。

I/Oが割り付けられたスロットにI/Oモジュールが未実

装です。I/Oを実装するか、RUN-F(強制運転)モード

で起動してください。

I/Oモジュールとのデータ転送時にパリティーエラーを

検出しました。I/Oモジュールの装着状態を確認くださ

い。

I/Oモジュールの入出力レジスタへの割り付け時、重複

を検出しました。ユニット先頭レジスタ指定を重複しないように再設定してください。

I/Oモジュールの入出力レジスタへの割り付けが128Wを超えました。I/Oモジュールの割り付けを減らしてく

ださい。

シーケンス演算用プロセッサ(LP)に異常を検出しま

した。再起動をしても状態が変わらないときは、CPU モジュールを交換してください。

シーケンス演算用プロセッサ(LP)の実行が規定時間

以内に終了しませんでした。再起動をしても状態が変わらないときは、CPUモジュールを交換してください。

スキャン時間が200msを超えました。スキャン時間を

短縮するか、「WDT」命令を使用してください。

示エラーの意味と処置

T

I/O部エラ|

I/Oバス異常 ユニット No. データ S0005S0020

○ ●

I/O照合チェック異常 ユニット No.-スロット No.

レジスタ No. S0005S0021

○ ●

I/O無応答チェック異常 ユニット No.-スロット No.

レジスタ No. S0005S0022

○ ●

I/Oパリティーチェック異常 ユニット No.-スロット No.

レジスタ No. S0005S0023

○ ●

I/O重複異常 ユニット No.-スロット No.

レジスタ No. S0005S0021

○ ●

I/O領域異常 ユニット No.-スロット No.

レジスタ No. S0005S0021

○ ●

シ|ケンス関係・他

LP演算機能チェック異常 エラーコード エラーデータ S0004S0015

○ ●

LP実行時間チェック異常 S0004S0015

○ ●

スキャン時間監視異常 実行時間 S0006S0031

○ ●

表6-5 自己診断項目 ●:点灯

○:消灯

:点滅

分類エラーメッセージ及び付随情報 関連する

特殊リレー

本体 LED 表

エラーメッセージ 情報1 情報2 情報3 RUN FL

●○

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59

4183

6.8 

本体

自己

診断項

メインプログラムまたはサブプログラムにて「END」

命令が、あるいは割込プログラムにて「IRET」命令

が、プログラミングされていません。プログラムの最後に「END」命令または、「IRET」命令を入れてくだ

さい。

MCS/R, JCS/R命令の組み合わせ使用方法に異常があ

ります。MCS/R, JCS/R命令の組み合わせが正しいか

確認ください。

コイル命令、または FUN 命令のオペランド指定に異

常があります。出力オペランドに入力 (X) が割り付け

られていないか確認ください。

プログラム管理情報に異常を検出しました。メモリクリア実施後、再度プログラムをローディングしてください。

「JUMP」命令にて指定したラベルNo.の「LBL」命令

が同一プログラム種別内にプログラミングされていません。または、「JUMP」命令より若いアドレスに

「LBL」命令がプログラミングされています。(後方

ジャンプ)正規の位置に「LBL」命令をプログラミン

グしてください。

「CALL」命令にて指定したサブルーチンNo.の「SUBR」命令がプログラミングされていません。

「SUBR」命令をプログラミングしてください。

サブルーチンにて「RET」命令がプログラミングされ

ていません。「RET」命令をプログラミングしてくださ

い。

サブルーチンのネスティグが6重を越えています。サ

ブルーチンのネスティングを6重以下に、プログラム

変更してください。

エラーの意味と処置

6

プログラムチェックエラ|

END命令無し プログラム種別-ブロック No.

ブロック内 アドレス

S0006S0030

○ ●

ペア命令イリーガル プログラム種別-ブロック No.

ブロック内 アドレス

S0006S0030

○ ●

オペランド異常 プログラム種別-ブロック No.

ブロック内 アドレス

S0006S0030

○ ●

プログラム無効 プログラム種別-ブロック No.

S0006S0030

○ ●

ジャンプ先異常 プログラム種別-ブロック No.

ブロック内 アドレス

ジャンプラベルNo.

S0006S0030

○ ●

サブルーチンエントリ無し プログラム種別-ブロック No.

ブロック内 アドレス

サブルーチンNo.

S0006S0030

○ ●

サブルーチンリターン無し プログラム種別-ブロック No.

ブロック内 アドレス

サブルーチンNo.

S0006S0030

○ ●

サブルーチンネスティング異常 プログラム種別-ブロック No.

ブロック内 アドレス

サブルーチンNo.

S0006S0030

○ ●

表6-5 自己診断項目 ●:点灯

○:消灯

:点滅

分類エラーメッセージ及び付随情報 関連する

特殊リレー

本体 LED 表示

エラーメッセージ 情報1 情報2 情報3 RUN FLT

●○

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扱説

明書

第6章

 ト

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ューテ

ィング

6

「FOR」, 「NEXT」命令のネスティングが6重を越えて

います。「FOR」, 「NEXT」命令のネスティングを6重以下に、プログラム変更してください。

SFCプログラムにて、ステップNo.の多重使用がある

か、イニシャルステップNo.とエンドステップにて指

定したステップNo.が一致していません。ステップNo.の変更、又はエンドステップのステップNo.の確認を

行ってください。

マクロNo.が多重使用されいます。または同一マクロ

プログラムを2ヶ所以上で呼び出しています。マクロ

No.を変更してください。またはマクロプグラムの呼

び出しは1ヶ所にしてください。

マクロステップにて指定したマクロNoのマクロプログ

ラムがプログラミングされていません。マクロプログラムがプログラミングされているか、マクロプログラムNo.が間違っていないか確認してください。

SFCラベルNo.が多重使用されています。SFCラベル

No.を変更してください。

SFCジャンプ命令にて指定したラベルNo.のSFCラベ

ル命令がプログラミングされていません。SFCラベル

命令をプログラミングしてください。

SFCプログラムNo.が多重使用されています。SFCプ

ログラムNo.を変更してください。

イニシャルステップ/エンドステップまたはエンド, あるいはマクロ/マクロエンドの対応が一致していませ

ん。イニシャルステップ/エンドステップまたはエンド

, あるいはマクロ/マクロエンドが対応するようにプロ

グラムを変更してください。

示エラーの意味と処置

T

プログラムチェックエラ|

ループネスティング異常 プログラム種別-ブロック No.

ブロック内 アドレス

S0006S0030

○ ●

SFCステップNo.異常 プログラム種別-ブロック No.

ステップ No. S0006S0030

○ ●

SFCマクロNo.多重使用 プログラム種別-ブロック No.

マクロ No. S0006S0030

○ ●

SFCマクロラベル無し プログラム種別-ブロック No.

マクロ No. S0006S0030

○ ●

SFCラベルNo.多重使用 プログラム種別-ブロック No.

SFCラベル No.

S0006S0030

○ ●

SFCジャンプラベル無し プログラム種別-ブロック No.

SFCラベル No.

S0006S0030

○ ●

SFCプログラムNo.重複 プログラム種別-ブロック No.

SFCプログラ

ム No.

S0006S0030

○ ●

SFCプログラム異常 プログラム種別-ブロック No.

S0006S0030

○ ●

表6-5 自己診断項目 ●:点灯

○:消灯

:点滅

分類エラーメッセージ及び付随情報 関連する

特殊リレー

本体 LED 表

エラーメッセージ 情報1 情報2 情報3 RUN FL

●○

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6.8 

本体

自己

診断項

シーケンスプログラム中にイリーガル命令を検出しました。メモリクリア後、再度プログラムをローディングしてください。

CPUでサポートされていない命令が検出されました。

該当する命令語を削除し、他の命令語で置き換えてください。

FUN命令にてインデックス修飾時のインデックスの値

がレジスタNo.の範囲を越えました。(エラーダウンは

しません)インデックスの値がレジスタNo.の範囲に

なるよう、プログラムを変更してください。

LBL命令、SUBR命令のエントリー No.が多重指定され

ています。エントリー No.を重複しないように設定し

てください

エラーの意味と処置

6

プログラムチェックエラ|

ユーザ命令イリーガル検出 プログラム種別-ブロック No.

ブロック内 アドレス

S0006S0060

○ ●

ファンクション命令未サポート プログラム種別-ブロックNo.

ブロック内 アドレス

ファンクションNo.

S0006S0030

○ ●

バウンダリーエラー プログラム種別-ブロック No.

ブロック内 アドレス

FUN 命令No. S0064または S0065

- -

エントリー No.多重使用 プログラム種別-ブロックNo.

ブロック内 アドレス

エントリー No.

S0006S0030

○ ●

表6-5 自己診断項目 ●:点灯

○:消灯

:点滅

分類エラーメッセージ及び付随情報 関連する

特殊リレー

本体 LED 表示

エラーメッセージ 情報1 情報2 情報3 RUN FLT

●○

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第 6 章 トラブルシューティング

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186 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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第 6 章 トラブルシューティング

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188 model 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

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6E8C4594

AAC663 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 62, 64, 91AC 入力モジュール適用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 131AD624 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 62, 65, 94AD624L ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 62, 65, 92AD628S ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 63, 65AD634L ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 62, 65, 92AD638S ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 63, 65AD668 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 63, 65, 96AD674 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 62, 65, 94ATOH ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 49

BBAT ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12BCC ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13

CCD633 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4CF611 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 63, 65, 112

DDA622 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 63, 65, 106DA622L ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 63, 65, 104DA624S ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 63, 65, 110DA664 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 63, 65, 108DA672 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 63, 65, 106DC 出力モジュール適用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 134DC 入力モジュール適用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 127DeviceNet ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 68, 125DI632D ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 62, 64, 77DI633 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 62, 64, 76DI634 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 62, 64, 80DI635 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 62, 64, 80DI635H ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 62, 64, 80DI653 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 62, 64, 78DN611 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 125DN611A ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 63DO633 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 62, 64, 87DO633P ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 62, 64, 90DO634 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 62, 64, 88DO635 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 62, 64, 88

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FFL611 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 63, 70, 126FL612 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 63, 70, 126Flash ROM ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11, 13FL-net ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 69FLT ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12

GG2 I/O モジュール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

HHALT ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13HTOA ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 48

II/O モジュール ・・・・・ 4, 5, 64, 69, 70, 2, 64, 76, 127IN653 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 62, 64, 83IN663 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 62, 64, 83

MMC612 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 63, 65, 116MC614 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 63, 65, 118

PPI632 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 63, 65, 113PI672 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 63, 65, 113

RRAM ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13RO662S ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 62, 64, 85, 86RO663 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 62, 64, 82, 84, 86ROM/RAM 切換えスイッチ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14RS232C ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16RS-485 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19RT614 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 63, 65, 102RUN ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12, 13RUN/ スタンバイ設定スイッチ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14RUN 接点 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 61

SS2E CPU ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5S2E CPU モジュール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2, 4, 11SFC ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11

90 model 2000シーケンスコ ント ロー ラ S2E 本体取扱説明書

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SN621 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 63, 124SN622 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 63, 124

TTC618 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 63, 65, 100TOSLINE-F10 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 63, 66, 123TOSLINE-S20 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 63, 67, 124

UUN611 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 63, 123UN612 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 63, 123

XXFER ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 44

あ空きモジュール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 57アナログ出力モジュール適用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 140アナログ入出力モジュール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4アナログ入力モジュール適用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 139安全回路 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 162

いイニシャルロード ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13インターロック回路 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 162インバータ(VF-S7)制御 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 51

う運転モードスイッチ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13

おオープン伝送モジュール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4

か外形寸法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 74外部 24V 供給端子 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 61拡張インタフェース ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 10, 58拡張インタフェースモジュール ・・・・・・・・・・・・・ 2, 56, 58拡張ケーブル ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2, 4, 56, 59拡張ベース ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 56拡張ユニット ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2, 59拡張ユニットの接続 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 149

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き基本/拡張兼用ベース ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5基本/拡張兼用ベースユニット ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5基本ベース ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 56基本ユニット ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2, 59強電系 I/O ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 156

こ高機能 I/O ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4高機能アナログ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4コンピュータリンク機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17コンピュータリンクコマンド ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16, 29コンピュータリンク手順 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18コンピュータリンク伝送ケーブル配線 ・・・・・・・・・・・・・ 158コンピュータリンクポート ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17

さサージ吸収素子 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 136, 137

し弱電系 I/O ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 156重量 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 62状態表示 LED ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12消費電流 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 62

すスナバー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 136, 137

せ接地 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 150設置環境 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 141接地方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 151接点出力モジュール適用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 138ゼロクロス機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 137専用伝送モジュール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4

たダイオード ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 136

つ通信モジュール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4

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て定期点検項目 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 164デジタル入出力モジュール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4電源端子 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 61電源投入手順 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 161電源配線 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 153電源モジュール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 72, 2, 4, 60電源容量 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 62伝送モジュール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3, 66

と動作モード設定スイッチ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14

に日常点検項目 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 163入出力配線 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 156

はバッテリ交換 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 166パラレル I/O モジュール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2バリスタ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 136, 137

ひ非常停止回路 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 162ヒューズ交換 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 169表示器 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16

ふフェイルセーフ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 162フライホイール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 136ブリーダ抵抗 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 127, 131フリーポート ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18, 30フレームグランド端子 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 61, 152プログラマポートパリティ設定スイッチ ・・・・・・・・・・・・ 15プログラマ用 RS232C ポート ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16

へベース ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 56ベースの取り付け ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 142ベースユニット ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4

ほ保守部品 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 165

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本体自己診断項目 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 178

もモジュールカバー取り付け/取り外し ・・・・・・・・・・・・・ 148モジュール取り付け ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 144モジュール取り外し ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 146モデム ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15

ゆユニット ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 56ユニットアドレス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 58ユニットカバー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4, 58

よ予約スイッチ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15

らラインフィルタグランド端子 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 61, 152ラダー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11

りリチウム電池 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 166リンクポート ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17

ろロータリスイッチ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 58

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統合コントローラ V seriesmodel 2000 シーケンスコントローラ S2E 本体取扱説明書

2012 年 9 月 28 日 第 4 版発行 4594.4.1209

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