nsr-500 series nsr-1000 series iscsi ストレージ機器のセット … · 2013-12-02 ·...
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NSR-1000 series
Issue: Jan/26/2009
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概要
NSR-500シリーズ(以下、 NSR-500という)は、iSCSIストレージ機器(以下、iSCSI Diskという)を接続することによって、画像記録容量を増やすことができます。本資料では、NSR-500へiSCSI Diskを追加・削除する方法、および取扱い上の注意事項を説明します。
対象機種/ソフトウェアバージョン NSR-500 Ver1.6.3以上 ご注意 iSCSI Diskを使用する際には、RAID 1, RAID 5またはRAID 10(1+0)のいずれかのシステム構成を推奨します。 さもないと、NSR-500の内蔵HDDの障害でNSR-500が起動できなくなった場合、 iSCSI Diskが正常でも、 iSCSI Diskを含めたすべての記録データがシステムとして読み出せなくなります。
– サポートする iSCSI Disk/ファームウェアバージョン Promise Technology社製
Vess R2600iS / 1.01.0000.39
Vess R2600iD * / 1.01.0000.39
Vess J2600sS / 20.01.0000.12
Vess J2600sD * / 20.01.0000.12 *デュアルコントローラー機能はサポートしていません
ご注意 それぞれの機種について、 Promise Technology社提供資料を必ずお読みください。 ソニー株式会社は、 iSCSI Diskの品質を保証いたしません。 iSCSI Diskの品質保証内容は、 事前にiSCSI Diskベンダー、または代理店にご確認ください。 ファームウェアバージョン確認方法 本マニュアルの「Step 2. iSCSI Diskの設定と確認」の手順4を参照してください。
NSR-500 Series
iSCSI ストレージ機器のセットアップ手順
Revised: 2013/10/17 ©2013 Sony Corporation
この資料は、設置業者様向けです エンドユーザー様に行っていただく作業ではありませんので、ご注意ください
NSR-1000 series
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作業の流れ
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iSCSI ストレージ機器のセットアップ手順
Step 1: NSR-500とiSCSI Diskを接続する (NSR-500管理者メニュー)
Step 2: iSCSI Diskを設定する ソニー専用設定ファイルが必要です (*1)
(iSCSI Diskの設定メニュー)
Step 3: NSR-500にiSCSI Diskを登録・追加する
(NSR-500セットアップメニュー)
Step 4: 記録先にiSCSI Disk をストレージとして追加する (NSR-500設定画面)
Step 5: 運用上の注意事項 Step 6: iSCSI Diskの削除(*2)
NSR-500 UPS
iSCSI Mgmt
LAN2 UPS
iSCSI Port1
Serial port
PC Step 2
(Step 1)
Step 1/Step 3/Step 6 (管理メニュー) Step 4/Step 6 (設定画面)
*2: iSCSI Diskをシステムから外す場合の手順を説明します
*1: Promise Technology社HPからダウンロードします
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Step 1. NSR-500とiSCSI Diskを接続する 接続条件
NSR-500には、 iSCSI Diskに構築されている最大1つまでの論理ドライブを接続することができます。従って、iSCSI Disk側には、1つのArrayとその中に16TiB未満の1つの論理ドライブを作成してください。(16TiB以上に設定すると、認識されません。)
iSCSI Diskにおいて記録と再生を同時に行った場合、フレームレートは記録と再生を合わせて最大480 fps(H.264、Full HD、4 Mbpsの場合)になります。よって、最大のフレームレートで記録している場合に再生操作を行うと、記録欠損(フレーム落ち)の可能性があります。 また、NSR-500とiSCSI Diskの両方に記録を行う場合も、記録と再生のすべてのフレームレートを合計した値が480 fps (注1) を超えないように設定してください。(この場合NSR-500本体はログオフしてください。)
1台のiSCSI Diskを複数のNSR-500に接続したり、複数のiSCSI Diskを1台のNSR-500に接続したりすることはできません。
iSCSI DiskとNSR-500間の接続には、ハブを使用することはできません。LANケーブル(Cat5e以上)で直接つないでください。
停電時のデータ損失を防ぐため、 必ずUPSを使用してください。
(注1) 以下の使用環境でご利用の場合は、CPUに負荷がかかりますので、記録と再生の すべてのフレームレートを合計した値が360 fpsを超えないように設定してください。 -NSBK-DH05ディスプレイアクセラレーターボードをインストールし、ローカルモニタリン グを行う -NSBK-EB05アナログエンコーダーボードをインストールする -NSBK-CL05/04カメラ追加ライセンスをインストールし、17台以上のカメラを登録する
1.1. ハードウェアの接続 1. 下図のようにiSCSI DiskのiSCSI Port1( Controller1側)をNSR-500のLAN 1/2ポートのいずれか にCat5e以上のLANケーブルにて接続してください。 2. UPSを、NSR‐500とiSCSI Diskの両方に接続してください。 ご注意 UPSシャットダウン待機時間は、NSR-500のシャットダウンした後にiSCSI Diskのキャッシュデー タがディスクに書き込まれるまでの時間を考慮して、設定してください。
また停電時にUPSから電源供給可能な時間は、UPSシャットダウン待機時間とNSR-500に設定 されたPower off時間の合計以上である必要があります。
NSR-500 Series
iSCSI ストレージ機器のセットアップ手順
Camera HUB
Client
NSR-500 UPS
iSCSI
LAN1 LAN2 UPS
Power
Power iSCSI Port1 (Contoller1)
Serial port
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NSR-500 Series
iSCSI ストレージ機器のセットアップ手順
1.2. NSR-500のサーバー設定を行う
1. NSR-500の電源を入れる。
2. 「ログオン」画面で、ユーザー名とパスワードを入力し、[管理メニュー]をクリックする。
3. [Server Configuration] を選択し、リモートクライアントとの接続に使用するネットワークを[Network1]に変更し、[OK]をクリックする。 (Default: Network2)
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NSR-500 Series
iSCSI ストレージ機器のセットアップ手順
1.3. NSR-500のネットワーク設定を行う
1. [Setup Menu] -> [Network]を選択し、[Select]をクリックする。
2. iSCSI Diskを接続するLAN2側の設定をする。 [Network Device 2]を選択し、[Select]をクリックする。 [Network Device 2]の画面から、[Static]を選択し、iSCSI Portと同じセグメントのIPアドレスを入力して、[OK]をクリックする。 ご参考 Promise Vess R2000シリーズを使用する場合、 iSCSI Port 1 のデフォルトのIPアドレスは、 10.0.10.1です。
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iSCSI Portと同じセグメントのIPアドレスを入力
10 10 0
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Step 2. iSCSI Diskの設定と確認 ご注意
本マニュアルに記載のない設定については、工場出荷設定のままご利用いただけます。工場出荷 設定状態から変更されている場合は、ソニー専用設定ファイルをインストールする前にVess R2000 シリーズを工場出荷設定にお戻しください。
工場出荷設定に戻す場合や、IPアドレスなどを工場出荷設定より変更して使用する場合は、 Vess R2000シリーズの取り扱い説明書を参照してください。
準備:以下URLから、ソニー専用設定ファイル OPAS_sony for SONY R2000 (OPAS_sony.zip) をFAT32でフォーマットされたUSBメモリにダウンロードします。 URL: http://www.promise.com/PromiseLink E-mail address: [email protected] Password: promise
1. ソニー専用設定ファイルをインストールする。 (1) Vess R2000シリーズの電源を入れる (2) ソニー専用設定ファイルが格納されているUSBメモリを、 USBポートに挿入する (3) インストールが自動で開始する (4) LEDランプが緑点滅し、ブザーが“ビッビッビッ”と鳴る。 (5) インストールが完了すると、 Vess R2000シリーズの電源は 自動で切れる (6) 電源ボタンを押して、電源を入れる
2. iSCSI DiskのManagement Port (Controller1/Controller2側のいずれでも可)へPCを接続し、 ブラウザより設定画面にアクセスします。 DefaultのURL: http://10.0.01
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iSCSI ストレージ機器のセットアップ手順
← 電源ボタン ← LEDランプ ← USBポート
Camera HUB
Client
NSR-500
iSCSI
LAN1 LAN2 10.0.10.xx
Mgmt iSCSI Port1 10.0.0.xx
PC
10.0.0.1
10.0.10.1
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3. Vess R2000シリーズにログインする。
4. Vess R2000シリーズのファームウェアバージョンが適切であることを確認する
ご注意 Vess J2000シリーズのファームウェアバージョンは以下のように確認してください。
NSR-500 Series
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ユーザー名 (デフォルト): administrator パスワード (デフォルト) : password 言語: 任意(この資料では日本語を選択)
Vess R2600iDの画面例
Vess J2600iDの画面例
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5. ソニー専用設定ファイルが正しくインストールされたかどうかを確認する
NSR-500 Series
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アプライアンスモードが 「Surveillance」と表示されている
CHAP認証が「有効」 になっている
「SONYIPELANSR」 と表示されている
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以下に述べる内容はPromise Vess R2000シリーズを使用する場合の設定例です 実際には使用環境に応じて設定を行ってください
6. 論理ドライブを作成する。(NSR-500は、論理ドライブは1つのみサポートします)
7. Jumbo Frameを有効にします。
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論理ドライブができていることを確認する
チェックボックスをチェックする
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Step 3. NSR-500にiSCSI Diskを登録・追加する (NSR-500セットアップメニュー)
1. NSR-500とiSCSI DiskがLANケーブルで接続されていることを確認する。
2. iSCSI Diskの電源を入れる。
3. iSCSI Disk起動後、NSR-500の電源を入れる。
4. 「ログオン」画面で、ユーザー名とパスワードを入力し、[管理メニュー]をクリックする。
5. [Setup Menu] ->[Disk]を選択し、[Select]をクリックする。
6. [Jumbo Frame Port Setting]を選択し、[Select]をクリックする。 [LAN2]を選択し、[Select]をクリックする。 ご注意 iSCSI Disk側でジャンボフレーム設定を有効にしない場合は、[No Assign]を選択してください。
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7. [iSCSI Install]を選択し、[Select]をクリックする。
8. NSR-500に接続しているiSCSI DiskのIP Address(Port 1)を入力し、[Add]をクリックする。
接続可能なArrayのリストが表示されるので、使用したいArrayを選択し[Initialize]をクリックする。 ご注意 “Volume#”が<NONE>と表示される場合もありますが、問題ありません。 “Volume#” が”iscsi1” といった文字列が表示された場合は、過去に別のシステムで使用されていたものなので、
初期化が必要です。
9. “Volume#” に”iscsi1” と表示され、“Status”が“OK”となれば成功です。[Close]をクリックします。
10. NSR-500を再起動し、Step 4に進む。
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Step 4. 記録先にiSCSI Disk をストレージとして追加する (NSR-500設定画面)
1. NSR-500起動後、ログオンします。
2. メイン画面右上の をクリックします。[設定]画面が開きます。
3. [Server]->[Storage]タブをクリックする。ストレージの状態一覧画面が表示されます。 “追加+”ボタンをクリックする。
4. [Add Storage](ストレージの追加)ダイアログが表示される。 追加するストレージを選択して、[OK]をクリックする。
5. 追加されたストレージが認識され、表示されます。
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6. [Storage Assign](ストレージ割り当て)タブをクリックし、カメラへのストレージ割り当てを行う。
(1) ストレージとして、カメラごと(All Record Type)、記録タイプ(Manual,Schedule, Event, Alarm) ごとに、iSCSI Disk を割り当てることができます。 下記は、 iSCSI Disk をCamera 001に割り当てた例です。この場合、[All Record Type](すべ ての記録タイプ)に”iSCSI1”を設定します。
(2)設定を反映するには、一旦記録を停止してから、記録を再開してください。
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Step 5. 運用上の注意事項 起動/シャットダウン(電源ON/OFF)
起動/シャットダウンは下記の順序で行ってください。
補足
・ iSCSI Diskより先にNSRが起動すると、接続が確立できません。ただしUPS使用 時は、同時に電源供給が行われますが、接続のリトライ機能が動作するため、問 題なく起動します。
・ NSR-500より先にiSCSI Diskを停止させるとNSR-500が正常に終了できません。
記録/再生 ・ iSCSI Diskへの画像のフレームレートが480fps(または360fps)を超えると、記録や再生で フレーム落ちが発生する可能性があります。 (詳細は、Step 1の接続条件の項を参照してください。)
・ iSCSI Diskの空き容量がなくなると記録が停止します。空き容量がなくならないように、 iSCSI Diskにクリーンアップ(記録削除)またはオーバーライト(データ上書き)を設定してください。 (NSR-500のユーザーガイド参照)
空き容量のない状態が解消されたら、記録が再開します。
その他
・ iSCSI Diskに正常にアクセスできない場合は、ストレージの容量がすべて0と表示されます。
・ NSR-500は、 iSCSI Diskのハードウェア状態の監視は行いません。監視が必要な場合は、 iSCSI Diskで監視やSNMP(Simple Network Management Protocol) の設定を行ってください。
・ iSCSI Disk側でNSR-500が記録したファイルを操作しないでください。 再生できなくなることがあります。
・ iSCSI Disk側のメンテナンス処理中の記録再生画像は、保証されません。 特にHDD障害復旧処理中の記録/再生はiSCSI Disk側の性能に依存します。
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NSR-500
iSCSI
LAN2
iSCSI1
②
② ①
①
起動 シャットダウン
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Step 6. iSCSI Diskの削除 iSCSI Diskへの記録をやめるなどiSCSI Diskをシステムから外す場合の手順を説明します。
1. 記録を停止する(詳細は、NSR-500のユーザーガイドを参照してください) (1) NSR-500に、ログオンする(Step3参照) (2) 記録を停止する。
[アラーム記録/通常記録の場合] メイン画面右上の をクリックし、設定画面に入る。
[Schedule]タブを開き、記録を行っているカメラを選択する。 スケジュールの上をクリックし、[編集]ボタンをクリックする。 (この時点で[削除]ボタンをクリックして、スケジュール自体を削除してもよい。)
スケジュール編集画面で、[有効]のチェックボックスを外す。
[マニュアル記録の場合]
モニタリング画面から任意のモニターウィンドウを1つクリックする。 右フレーム内の再生コントロールペインから、[記録停止]ボタンをクリックする
2. カメラへのストレージ割り当てを変更する。
(1)メイン画面右上の をクリックし、設定画面に入る。 (2) [Server]->[Storage Assign]タブをクリックする。
(3) iSCSI Diskに割り当てられているカメラの記録タイプを“Default”など他のストレージに 変更する。 (4) [Apply]をクリックする。
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記録タイプを他のストレージに変更する
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3. iSCSI Diskをストレージリストから削除する。 (1) [Server]->[Storage]タブをクリックする。 (2) 削除するiSCSIをクリックし、“-(削除)“ボタンをクリックする。
(3) 確認メッセージが出たら、[YES]をクリックする。 ご注意 一旦iSCSI Diskを削除すると、再度接続しても、記録検索などは使用できません。
(4) [Close]ボタンをクリックする。NSR-500をログオフする。
4. iSCSI Diskを設定を、管理者メニューで削除する。 (1) 管理者メニューから[Disk]メニューに入る。 (Step3参照)
(2) [iSCSI Uninstall]を選択し、[Select]をクリックする。 (3) 削除したいiSCSI Diskを選択し、[Uninstall]をクリックする。
(4)確認メッセージが出たら、[YES]をクリックする。
5. NSR-500を再起動する。
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