令和2年第2回取手市議会定例会議録(第1号 ... · 日程第8 承認第 6号...

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- 537 - 令和2年第2回取手市議会定例会議録(第1号)(速報版) 開議及び閉議 日時並びに その宣告者 開議 令和2年 6月 8日午前10時04分 齋藤久代 散会 令和2年 6月 8日午後 3時32分 齋藤久代 出席及び欠席 議員の氏名 出席 24名 欠席 0名 凡例 ○出席を示す △欠席を示す 公務欠席を 示す 議席 番号 等の別 議席 番号 等の別 13 14 15 山 野 井 隆 16 17 18 19 20 21 10 22 11 23 12 24 職務のため議 場に出席した 議会事務局職 員の職氏名 事務局次長

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Page 1: 令和2年第2回取手市議会定例会議録(第1号 ... · 日程第8 承認第 6号 令和2年度取手市一般会計補正予算(第2号)の専決処 分の承認について

- 537 -

令和2年第2回取手市議会定例会議録(第1号)(速報版)

開議及び閉議

日 時 並 び に

そ の 宣 告 者

開議 令和2年 6月 8日午前10時04分 議 長 齋 藤 久 代

散会 令和2年 6月 8日午後 3時32分 議 長 齋 藤 久 代

出席及び欠席

議員の氏名

出席 24名

欠席 0名

凡例

○出席を示す

△欠席を示す

○公公務欠席を

示す

議席

番号 氏 名

出 欠

等の別

議席

番号 氏 名

出 欠

等の別

1 須 田 光 雄 ○ 13 金 澤 克 仁 ○

2 海 東 一 弘 ○ 14 細 谷 典 男 ○

3 根 岸 裕 美 子 ○ 15 山 野 井 隆 ○

4 久 保 田 真 澄 ○ 16 染 谷 和 博 ○

5 鈴 木 三 男 ○ 17 吉 田 宏 ○

6 関 川 翔 ○ 18 佐 藤 隆 治 ○

7 小 堤 修 ○ 19 入 江 洋 一 ○

8 小 池 悦 子 ○ 20 結 城 繁 ○

9 岩 澤 信 ○ 21 齋 藤 久 代 ○

10 落 合 信 太 郎 ○ 22 赤 羽 直 一 ○

11 関 戸 勇 ○ 23 遠 山 智 恵 子 ○

12 石 井 め ぐ み ○ 24 加 増 充 子 ○

職務のため議

場に出席した

議会事務局職

員の職氏名

事 務 局 長 田 文 彦 事 務 局 次 長 岩 﨑 弘 宜

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説明のため議場に出席した者の職氏名

市 長 藤 井 信 吾

教 育 長 伊 藤 哲

副 市 長 吉 田 雅 弘

総 務 部 長 鈴 木 文 江

政 策 推 進 部 長 井 橋 貞 夫

財 政 部 長 牧 野 妙 子

福 祉 部 長 稲 葉 芳 弘

健 康 増 進 部 長 大 野 安 史

ま ち づ く り 振 興 部 長 野 口 昇

都 市 整 備 部 長 齋 藤 嘉 彦

教 育 部 長 田 中 英 樹

福 祉 部 次 長 飯 野 恵 久 子

ま ち づ く り 振 興 部 次 長 石 塚 幸 夫

都 市 整 備 部 次 長 海 老 原 寛

財 政 課 長 中 村 有 幸

管 財 課 長 鈴 木 正 美

課 税 課 長 橋 本 直 樹

健 康 づ く り 推 進 課 長 樋 口 康 代

産 業 振 興 課 長 海 老 原 輝 夫

農 政 課 長 川 村 昭 彦

教 育 総 合 支 援 セ ン タ ー 長 松 戸 孝 泰

ス ポ ー ツ 生 涯 学 習 課 長 長 塚 逸 人

区 画 整 理 課 副 参 事 浅 野 和 生

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令和2年第2回取手市議会定例会議事日程(第1号)

令和2年6月8日(月)午前10時開議

日程第1 会議録署名議員の指名

日程第2 会期の決定

日程第3 諸般の報告

日程第4 議案第31号 取手市税条例の一部を改正する条例について

議案第32号 取手市都市計画税条例の一部を改正する条例について

日程第5 議案第33号 取手市国民健康保険税条例の一部を改正する条例につい

議案第34号 取手市介護保険条例の一部を改正する条例について

議案第38号 取手市建築審査会条例の一部を改正する条例について

日程第6 議案第44号 取手市立宮和田小学校校舎・体育館大規模改造工事請負

契約の締結について

議案第45号 椚木消防署大規模改造工事請負契約の締結について

議案第46号 災害対応特殊消防自動車の取得について

日程第7 議案第48号 令和2年度取手市一般会計補正予算(第3号)

日程第8 承認第 6号 令和2年度取手市一般会計補正予算(第2号)の専決処

分の承認について

日程第9 報告第 1号 令和元年度取手市一般会計予算の継続費に係る繰越計算

書について

報告第 2号 令和元年度取手市一般会計予算の繰越明許費に係る繰越

計算書について

報告第 3号 令和元年度取手市一般会計予算の事故繰越しに係る繰越

計算書について

報告第 4号 令和元年度取手市取手駅西口都市整備事業特別会計予算

の繰越明許費に係る繰越計算書について

報告第 5号 令和元年度取手市取手駅西口都市整備事業特別会計予算

の事故繰越しに係る繰越計算書について

日程第10 報告第 6号 令和元年度公益財団法人取手市文化事業団決算報告書並

びに令和2年度公益財団法人取手市文化事業団事業計画

について

報告第 7号 2019 年度公益財団法人取手市健康福祉医療事業団決算報

告書並びに 2020 年度公益財団法人取手市健康福祉医療

事業団事業計画について

報告第 8号 平成31年度一般財団法人取手市農業公社決算報告書並

びに令和2年度一般財団法人取手市農業公社事業計画に

ついて

日程第11 諮問第 1号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて

諮問第 2号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて

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- 540 -

日程第12 議案第35号 取手市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運

営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例につ

いて

議案第36号 取手市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を

定める条例の一部を改正する条例について

日程第13 議案第37号 取手市営住宅条例の一部を改正する条例について

議案第39号 取手市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する

基準を定める条例の一部を改正する条例について

日程第14 議案第40号 市道路線の廃止について

議案第41号 市道路線の認定について

日程第15 議案第42号 1社総交公区第1-9号A街区造成工事その3請負契約

の締結について

議案第43号 2社総交公区第1-1号A街区造成工事請負契約の締結

について

日程第16 議案第47号 市有財産の処分について

日程第17 請願第 4号 取手市議会「議会運営委員会協議事項」決定の白紙を求

める請願

日程第18 請願第 5号 国に対し、「刑事訴訟法の再審規定(再審法)の改正を

求める意見書」の提出を求める請願書

日程第19 請願第 6号 あらゆる疾患の方が安心して医療機関を受診するための

発熱外来設置に関する請願

日程第20 一般会計決算・予算審査特別委員会設置の件

日程第21 意 見 書 案

第 4 号

保健所の拡充を求める意見書について

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会議に付した事件

日程第1 会議録署名議員の指名

日程第2 会期の決定

日程第3 諸般の報告

日程第4 議案第31号 取手市税条例の一部を改正する条例について

議案第32号 取手市都市計画税条例の一部を改正する条例について

日程第5 議案第33号 取手市国民健康保険税条例の一部を改正する条例につい

議案第34号 取手市介護保険条例の一部を改正する条例について

議案第38号 取手市建築審査会条例の一部を改正する条例について

日程第6 議案第44号 取手市立宮和田小学校校舎・体育館大規模改造工事請負

契約の締結について

議案第45号 椚木消防署大規模改造工事請負契約の締結について

議案第46号 災害対応特殊消防自動車の取得について

日程第7 議案第48号 令和2年度取手市一般会計補正予算(第3号)

日程第8 承認第 6号 令和2年度取手市一般会計補正予算(第2号)の専決処

分の承認について

日程第9 報告第 1号 令和元年度取手市一般会計予算の継続費に係る繰越計算

書について

報告第 2号 令和元年度取手市一般会計予算の繰越明許費に係る繰越

計算書について

報告第 3号 令和元年度取手市一般会計予算の事故繰越しに係る繰越

計算書について

報告第 4号 令和元年度取手市取手駅西口都市整備事業特別会計予算

の繰越明許費に係る繰越計算書について

報告第 5号 令和元年度取手市取手駅西口都市整備事業特別会計予算

の事故繰越しに係る繰越計算書について

日程第10 報告第 6号 令和元年度公益財団法人取手市文化事業団決算報告書並

びに令和2年度公益財団法人取手市文化事業団事業計画

について

報告第 7号 2019 年度公益財団法人取手市健康福祉医療事業団決算報

告書並びに 2020 年度公益財団法人取手市健康福祉医療

事業団事業計画について

報告第 8号 平成31年度一般財団法人取手市農業公社決算報告書並

びに令和2年度一般財団法人取手市農業公社事業計画に

ついて

日程第11 諮問第 1号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて

諮問第 2号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて

日程第12 議案第35号 取手市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運

営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例につ

いて

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議案第36号 取手市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を

定める条例の一部を改正する条例について

日程第13 議案第37号 取手市営住宅条例の一部を改正する条例について

議案第39号 取手市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する

基準を定める条例の一部を改正する条例について

日程第14 議案第40号 市道路線の廃止について

議案第41号 市道路線の認定について

日程第15 議案第42号 1社総交公区第1-9号A街区造成工事その3請負契約

の締結について

議案第43号 2社総交公区第1-1号A街区造成工事請負契約の締結

について

日程第16 議案第47号 市有財産の処分について

日程第17 請願第 4号 取手市議会「議会運営委員会協議事項」決定の白紙を求

める請願

日程第18 請願第 5号 国に対し、「刑事訴訟法の再審規定(再審法)の改正を

求める意見書」の提出を求める請願書

日程第19 請願第 6号 あらゆる疾患の方が安心して医療機関を受診するための

発熱外来設置に関する請願

日程第20 一般会計決算・予算審査特別委員会設置の件

日程第21 意 見 書 案

第 4 号

保健所の拡充を求める意見書について

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令和2年第2回取手市議会定例会会期日程

日次 期 日 曜日 会 議 時 刻 議 事 備 考

1 6/8 月 本会議 午前 10 時

開会、議案上程

一部議案質疑・討論・採決

請願上程・説明・質疑

一部請願討論・採決

一般会計決算・予算審査特別

委員会設置

2 6/9 火 本会議 午前 10 時

一般質問(根岸・落合・海

東・吉田・染谷・佐藤・加

増・久保田議員)

3 6/10 水 本会議 午前 10 時 一般質問(石井・細谷・小

池・鈴木・関戸・遠山議員)

4 6/11 木 休 会

午前 10 時 総務文教常任委員によるオン

ライン会議(委員間協議)

午後1時 福祉厚生常任委員によるオン

ライン会議(委員間協議)

午後3時 建設経済常任委員によるオン

ライン会議(委員間協議)

5 6/12 金 本会議 午前 10 時 討論、採決、閉会

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議事の経過

午前 10 時 04 分開会及び開議

○議長(齋藤久代君) ただいまの出席議員は 24 名で定足数に達しております。よって、

令和2年第2回取手市議会定例会は成立いたしました。

これより開会し、直ちに本日の会議を開きます。

ここで議長からあらかじめ、今定例会の議会運営に関し、議会運営委員会決定事項につ

いて申し上げます。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、議員同士の間隔を空

けて御着席いただいております。採決時は、従来の議席に戻っていただき、表決をお願い

します。採決が終わりましたら、ただいま御着席の席にお戻りください。皆さんの御協力

をお願いします。また、本日の会議は、マスク着用により発言を行うことを求めます。い

つも以上に審議に集中し、簡明に効率よく、かつ的確な質疑、説明、答弁の意識を持って

臨まれることを強く望みます。

次に、本日審議される市長提案議案については、6月2日にオンライン会議によって市

長からの提案理由及び所管部局長から詳細説明がありました。その映像と記録は、市議会

ホームページ、市議会ユーチューブサイトで公開いたしました。今定例会の会議録資料編

にも掲載をいたします。また、オンラインによる説明を踏まえ、各議員から提出された質

疑、それに対する答弁一覧をお手元に配付しております。こちらで確認できる事項につい

ては、質疑を行わないよう求めます。さらに、本日の市長提出議案に対する質疑は、事前

に通告した質疑について、再質疑の観点から、質疑のみ3分、許します。

これより本日の議事日程に入ります。

日程第1、会議録署名議員の指名を行います。今定例会における会議録署名議員は、会

議規則第 88 条の規定により、議長において、小堤修君及び小池悦子さんを指名いたしま

す。

日程第2、会期の決定を議題といたします。

ここで、議長より申し上げます。会期日程の件につきましては、本日、遠山智恵子さん

ほか3名から会期を6月8日から 17 日までの 10 日間としたい旨の動議が提出されており

ます。所定の賛成者がありますので、動議は成立しております。

本動議を採決します。この採決は、起立によって行います。今定例会の会議につきまし

ては、本動議のとおり、6月8日から 17 日までの 10 日間とすることに賛成の議員の起立

を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(齋藤久代君) 賛成少数です。したがって、本動議は、否決しました。

お諮りいたします。会期については、本日から6月 12 日までの5日間としたいと思い

ます。これに賛成の議員は、ご起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(齋藤久代君) 賛成多数です。したがって、会期は本日から6月 12 日までの5

日間とすることに決定いたしました。

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日程第3、諸般の報告を行います。閉会中に行われました一部事務組合議会の報告につ

いては、お手元に配付したとおり、常総地方広域市町村圏事務組合議会について赤羽直一

君から、茨城県南水道企業団議会について佐藤隆治君から、取手地方広域下水道組合議会

について加増充子さんから報告がありました。

次に、議案の一部訂正について、お手元に配付したとおり市長から提出されました。6

月5日に、議長はこれを許可しましたので、御承知おき願います。

次に、専決処分の承認議決を求めない報告については、お手元に配付したとおり市長か

ら報告がありました。

次に、閉会中、お手元に配付した議員派遣の件のとおり、議員を派遣しましたので報告

いたします。

最後に、過日の議会運営委員会及び会派代表者会議において方針決定しております学校

法人早稲田大学、一般社団法人地域経営推進センター、東京インタープレイ株式会社、そ

して、私たち取手市議会と同事務局の4者により、ICTやAIなどを活用した未来型の

議会の形づくりが提言できるよう協力して調査・研究していくものです。私たちは、オン

ラインによる模擬議会や委員会なども行い、皆さんと議会におけるオンライン会議の課題

を見つけ、そして、その課題解決策を見出していきたいと考えます。関係者の皆様からは、

当市議会に導入予定のタブレットに「サイドブックス」や表決システムを無償提供いただ

き、市財政にも大きく寄与いただけるものでございます。もちろん、それに見合う以上の

活動、調査研究を、私たち取手市議会には求められているものでございます。他の地方公

共団体議会の皆さんに将来それぞれがどのような形の議会にしていくか――していけるか、

そのパッケージを提言できるよう進めてまいりたいと考えます。全議員に関わることです

ので、ここで皆さんの協定に向けた賛否の意思確認をさせていただきます。ただいま御説

明させていただきました4者協定について、取手市議会として締結していくことに賛同い

ただける議員は、ご起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(齋藤久代君) 全員賛成です。全員賛成を頂きました協定を締結してまいります。

ここで吉田副市長より報告事項の発言を求められていますので、この際、これを許しま

す。

副市長、吉田雅弘君。

〔副市長 吉田雅弘君登壇〕

○副市長(吉田雅弘君) 私から6月6日、7日の2日間において次亜塩素酸水を配付さ

せていただきましたので、その状況の報告をさせていただきます。6月6日に 758 名、6

月7日に 379 名の方に、次亜塩素酸の取扱い、噴霧には使用することのないようになど、

丁寧な説明の上、配付をさせていただきました。また、13 日、14 日にも同じように、次

亜塩素酸水を配布する状況でございますので、ここで簡単に御報告をさせていただきます。

以上です。

○議長(齋藤久代君) 以上で諸般の報告を終わります。

ここでお諮りします。本日、関戸 勇君ほか3名から日程第 17、請願第4号、取手市

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議会議会運営委員会協議事項決定の白紙を求める請願を日程第4に変更し、日程第4を日

程第5に、以降日程第 16 まで繰り下げる議事日程変更を求める動議が本職まで提出され

ております。この動議は所定の賛成者がおりますので成立しています。

お諮りいたします。本動議を採決いたします。この採決は起立によって行います。日程

第 17、請願第4号、取手市議会議会運営委員会協議事項決定の白紙を求める請願を日程

第4に変更し、日程第4を日程第5に、以降日程第 16 まで繰り下げることに賛成の議員

は、ご起立願います。

〔賛成者起立〕

○議長(齋藤久代君) 賛成少数です。したがって、本動議は否決されました。

日程第4、議案第 31 号及び議案第 32 号を一括議題といたします。ただいま議題となっ

ている議案につきましては、6月2日にオンライン会議により詳細な説明が行われており

ます。

お諮りいたします。議案第 31 号及び議案第 32 号について、会議規則第 37 条第3項の

規定により説明を省略することに、賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(齋藤久代君) 全員賛成ですよね――全員賛成です。したがって、議案第 31 号

及び議案第 32 号は、会議規則第 37 条第3項の規定により、説明を省略することに決定い

たしました。

質疑に先立ちまして、議員各位に申し上げます。質疑は、議題となっている事件につい

て、疑義をただすために行う発言であります。したがって、会議規則にありますとおり、

議題外にわたる発言及び議題の範囲を超える発言は行わないよう申し上げます。なお、質

疑は自分の意見を述べる場ではありません。議員各位におかれましては、十分にこれらの

ルールを遵守していただくことを求めます。

これから質疑を行います。ただいま議題となっている議案に対しては、関戸議員から質

疑が提出されております。関戸議員、質疑はありますか。

関戸議員。

〔11 番 関戸 勇君登壇〕

○11 番(関戸 勇君) 日本共産党、関戸です。2点ばかり、さらに質疑をさせていた

だきたいと思います。この払戻しの請求を放棄した者が、取手市の市民ならば、この被災

者が全国どこであろうと、その被災者が国に申請をして、そのことが認可された場合、取

手市民は取手市からの税額控除ということになるのでしょうか。

〔11 番 関戸 勇君質疑席に着席〕

○議長(齋藤久代君) 答弁を求めます。財政部長、牧野妙子さん。

〔財政部長 牧野妙子君登壇〕

○財政部長(牧野妙子君) 関戸議員の御質疑にお答えいたします。関戸議員がおっしゃ

るとおり、全国どちらのチケットであっても、その方が主催者に対して放棄するというこ

とであれば、そちらは控除されます。

〔財政部長 牧野妙子君答弁席に着席〕

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○議長(齋藤久代君) 関戸 勇君。

○11 番(関戸 勇君) 今回のこうした措置というのは、私が思いつく限り、これまで

なかったのかなと思うんですが――3・11 のときもなかったと思うんですが、国としては、

この感染症のことで今回適用してるんですが、その先については何か言われていたり――

そういうことっていうのは同様のことが検討されているのでしょうか。

○議長(齋藤久代君) 課税課長、橋本直樹君。

○課税課長(橋本直樹君) お答えいたします。現在のところ、この件に関しましては、

市のほうに何も来ておりません。

○議長(齋藤久代君) 関戸 勇君。

○11 番(関戸 勇君) あとは担当課にいろいろ聞いておりますので結構です。ありが

とうございました。

○議長(齋藤久代君) これで質疑を終わります。

お諮りいたします。ただいま議題となっている議案第 31 号及び議案第 32 号について

は、会議規則第 37 条第3項の規定により、委員会の付託を省略することに賛成の議員の

起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(齋藤久代君) 全員賛成です。したがって、議案第 31 号及び議案第 32 号は、会

議規則第 37 条第3項の規定により、委員会の付託を省略することに決定いたしました。

討論に先立ちまして、議員各位に申し上げます。討論は、議会基本条例第 11 条にある

とおり、賛成、反対を明確にするものです。また、会議規則第 69 条に表決には条件をつ

けることはできないとあります。反対の内容をとうとうと発言して、終わってみれば賛成

すること及び何々を求めて賛成、反対との討論は行わないよう厳しく注意いたします。

これから討論を行います。討論はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(齋藤久代君) 討論なしと認めます。以上で討論を終わります。

これから議案第 31 号及び議案第 32 号を採決します。採決は押しボタン方式によって行

います。議員各位に申し上げます。議席にある出席ボタンが点灯していることを確認して

ください。

議案第 31 号、取手市税条例の一部を改正する条例について、原案のとおり決定するこ

とに賛成の方は、賛成ボタンを押してください。

〔賛成者ボタンを押す〕

○議長(齋藤久代君) 全員賛成です。したがって、議案第 31 号は原案のとおり可決い

たしました。

議案第 32 号、取手市都市計画税条例の一部を改正する条例について、原案のとおり決

定することに賛成の方は、賛成ボタンを押してください。

〔賛成者ボタンを押す〕

○議長(齋藤久代君) 全員賛成です。したがって、議案第 32 号は原案のとおり可決い

たしました。

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日程第5、議案第 33 号、議案第 34 号及び議案第 38 号を一括議題といたします。ただ

いま議題となっている議案につきましては、6月2日にオンライン会議により詳細な説明

が行われております。

お諮りいたします。議案第 33 号、議案第 34 号及び議案第 38 号について、会議規則第

37 条第3項の規定により説明を省略することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(齋藤久代君) 全員賛成ですじゃなかったか。すみません、賛成多数です。細谷

さん立ってなかった……。すみません、失礼しました、賛成多数です。したがって、議案

第 33 号、議案第 34 号及び議案第 38 号は会議規則第 37 条第3項の規定により説明を省略

することに決定いたしました。

これから質疑を行います。ただいま議題となっている議案に対しましては、小池議員か

ら質疑が提出されております。小池議員、質疑はありますか。――質疑なしと認めます。

これで質疑を終わります。

お諮りいたします。議案第 33 号、議案第 34 号及び議案第 38 号について、会議規則第

37 条第3項の規定により委員会の付託を省略することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(齋藤久代君) 全員賛成です。したがって、議案第 33 号、議案第 34 号及び議案

第 38 号は会議規則第 37 条第3項の規定により委員会の付託を省略することに決定いたし

ました。

これから討論を行います。討論はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(齋藤久代君) 討論なしと認めます。

これから議案第 33 号、議案第 34 号及び議案第 38 号を採決します。採決は押しボタン

方式によって行います。議員各位に申し上げます。議席にある出席ボタンが点灯している

ことを確認してください。議案第 33 号、取手市国民健康保険税条例の一部を改正する条

例について、原案のとおり決定することに賛成の方は、賛成ボタンを押してください。

〔賛成者ボタンを押す〕

○議長(齋藤久代君) 席を移動されている4名の方、採決の間は席に座っていただいて

構いませんので、移動が大変ですから、申し訳ないです。

採決を確定いたします。全員賛成です。したがって、議案第 33 号は原案のとおり可決

いたしました。

議案第 34 号、取手市介護保険条例の一部を改正する条例について、原案のとおり決定

することに賛成の方は、賛成ボタンを押してください。

〔賛成者ボタンを押す〕

○議長(齋藤久代君) 採決を確定いたします。全員賛成です。したがって、議案第 34

号は原案のとおり可決いたしました。

議案第 38 号、取手市建築審査会条例の一部を改正する条例について、原案のとおり決

定することに賛成の方は、賛成ボタンを押してください。

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〔賛成者ボタンを押す〕

○議長(齋藤久代君) 採決を確定いたします。全員賛成です。したがって、議案第 38

号は原案のとおり可決いたしました。

日程第6、議案――席の移動をお願いいたします。日程第6、議案第 44 号から議案第

46 号を一括議題といたします。本案につきましては、6月2日にオンライン会議により

詳細な説明が行われております。

お諮りいたします。議案第 44 号から議案第 46 号は、会議規則第 37 条第3項の規定に

より説明を省略することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(齋藤久代君) 全員賛成です。したがって、議案第 44 号から議案第 46 号は、会

議規則第 37 条第3項の規定により説明を省略することに決定いたしました。

これから質疑を行います。事前に質疑を提出している5人の議員で質疑される議員は挙

手願います。

根岸裕美子さん。

〔3番 根岸裕美子君登壇〕

○3番(根岸裕美子君) 根岸裕美子でございます。議案第 44 号、取手市立宮和田小学

校校舎体育館大規模改造工事請負契約の締結について、質疑をいたします。私のほうで、

事前に工事期間の授業中の換気や騒音対策などは、どのように対策するのかということを

お伺いしているんですけれども、そちらに関連して、もう少しお伺いしたいと思います。

感染症対策として、1時間に1回以上換気をするのは、今や当たり前の行為ですが、学校

環境衛生管理マニュアルにおいて、「平成 15 年の建築基準法の改正により、新築、改築、

改修等に際しては、教室等においても、機械換気設備の設置が原則、義務づけられたこと

に留意する必要がある」とあります。昨年度、大規模改修した藤代南中においては、教室

に換気扇もないと伺っております。宮和田小学校は、これを満たしておりますでしょうか。

今回の工事では機械換気設備の設置は含まれていないように見えますけれども、この建築

基準法や学校環境衛生基準に照らし合わせて、24 時間換気である必要はないのでしょう

か。お答え願います。

〔3番 根岸裕美子君質疑席に着席〕

○議長(齋藤久代君) 答弁を求めます。

教育部長、田中英樹君。

〔教育部長 田中英樹君登壇〕

○教育部長(田中英樹君) 根岸議員の質疑にお答えいたします。ただいまの規制につき

ましては、建築物に使用して5年経過したものについては制限がないということになって

おりますので、今回の 24 時間の換気というものには当たらないということでございます。

〔教育部長 田中英樹君答弁席に着席〕

○議長(齋藤久代君) 根岸裕美子さん。

○3番(根岸裕美子君) 24 時間換気には当たらないということなんですけれども、教

室の換気の向上というのは、コロナウイルスやインフルエンザの蔓延防止という衛生面だ

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けではなくて、児童生徒の認知力の向上をもたらすという研究結果もあります。全教室エ

アコンが今設置されていることで、かえって換気が不十分になることも予想されますので、

工事期間はもちろんなんですけれども、通常時の換気に関して、しっかり配慮をお願いし

たいと思うんですけれどもそちらはいかがでしょうか。

○議長(齋藤久代君) 教育部長、田中英樹君。

○教育部長(田中英樹君) これから暑い夏がやってまいります。当然授業中、空調を使

ってという授業になろうかと思いますけれども、換気につきましても、休み時間はもちろ

んのことですけれども、それ以外の時間にも、しっかりと換気をしまして、今回の感染症

の予防対策にしていきたいというふうに思っております。

○議長(齋藤久代君) ほかに質疑はありませんか。

関戸勇君。

〔11 番 関戸 勇君登壇〕

○11 番(関戸 勇君) 関戸です。議案第 44 号、取手市立宮和田小学校校舎体育館大規

模改造工事請負契約の締結について、質問を――質疑をいたしました。お答えを頂きまし

た。さらに、関連してお聞きしたいと思います。今回のこの工事の議案の説明で、これま

で実施してきた大規模改造工事と大きな違いはないというふうに冒頭から御説明をされて

います。私は、この体育館が災害時の避難所になっているという点から、これまで議会の

一般質問等でどういうことが今求められてるかということをいろいろ提案もしてきました。

昨日のニュースでしょうか。国交省が避難所――大規模な災害に備えた学校などの避難所

について、いろいろ方向なり、そういうものを打ち出しているというふうに思うんですが、

そういう意味では、今回も、そうしたことが検討されていないということなのでしょうか。

〔11 番 関戸 勇君質疑席に着席〕

○議長(齋藤久代君) 答弁を求めます。教育部長、田中英樹君。

○教育部長(田中英樹君) お答えいたします。体育館が避難所になるということで、今

回の工事の中では、オンラインの会議の中でも御説明させていただきましたけれども、バ

スケットボールのゴールの耐震化と、それから、体育館の窓の強化ガラスというものにつ

いて、こちらに交換していきたいということです。また、そのほかに、体育館のトイレに

つきましても、現在、和式のものから洋式化を図るということ、それから、新たに体育館

に入る部分のところにはスロープを設置するなどしまして、避難所になります体育館の利

便性の向上を図っていくというふうに、現在検討しているところでございます。

○議長(齋藤久代君) 関戸 勇君。

○11 番(関戸 勇君) 当然、スロープの角度は、車椅子の基準に合ったものとして改

修されるということですか。

○議長(齋藤久代君) 教育部長、田中英樹君。

○教育部長(田中英樹君) これから現場の中で、工事請負業者と協議になってまいりま

すけれども、当然それぞれの法令に従って設置するものだというふうに認識しております。

○議長(齋藤久代君) 関戸 勇君。

○11 番(関戸 勇君) トイレなんですが、回答いただいております。それで避難所と

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しての体育館を使った場合に、何としても問題になるのはトイレの数です。回答では洋式

にするということで、個室空間が大きくなることから、トイレの面積を変えずに、個数を

増やすことは難しいというふうに答えておりますが、トイレを増やすということについて

は……

〔チャイム音〕

○11 番(関戸 勇君) (続)検討されたんでしょうか。

○議長(齋藤久代君) 教育部長、田中英樹君。

○教育部長(田中英樹君) 現在の工事の設計の中では、トイレの数を増やすということ

は考えてございません。

○議長(齋藤久代君) 関戸 勇君

○11 番(関戸 勇君) 体育館の温度上昇、夏場で特に猛暑で、こういうことに対して

空調というのは大変難しいのかなというふうに思うんですが、そのほかの例えば地下水を

くみ上げて、屋上の屋根から降ろすとかそういうような対策などの検討は全くされてない

ですか。

○議長(齋藤久代君) 教育部長、田中英樹君。

○教育部長(田中英樹君) エアコンの空調につきましては、これまでも一般質問のほう

で答弁させていただいたとおりでございます。設置の予定はございません。今、議員がお

っしゃったその地下水をくみ上げてというようなところについては検討してございません。

○議長(齋藤久代君) 関戸 勇君。

○11 番(関戸 勇君) 地下水をくみ上げて、上から流して温度を下げている――そう

いうことがあります。そういう意味では体育館などは、大変そういうことから、40 度を

超えるようなところを抑えることができるものですから、そういう検討をしたのかなとい

うふうにお聞きしました。ありがとうございました。

○議長(齋藤久代君) ほかに質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(齋藤久代君) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。

お諮りいたします。議案第 44 号から議案第 46 号について、会議規則第 37 条第3項の

規定により委員会の付託を省略することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(齋藤久代君) 全員賛成です。したがって、議案第 44 号から議案第 46 号は、会

議規則第 37 条第3項の規定により委員会の付託を省略することに決定いたしました。

これから討論を行います。討論ありませんか。反対の方いらっしゃいませんか。賛成、

はい。

それでは、久保田真澄さん。

〔4番 久保田真澄君登壇〕

○4番(久保田真澄君) 公明党の久保田真澄でございます。議案第 44 号、取手市宮和

田小学校校舎・体育館大規模改造工事請負契約の締結について、賛成の立場で討論いたし

ます。老朽化した校舎並びに体育館の大規模改造工事を行うことは、学校の安全、快適な

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教育環境を整えることであり、地域の避難所にもなり得る学校の防災機能の観点から賛成

いたします。

続いて、議案第 45 号、椚木消防署大規模改造工事請負契約の締結について、賛成の立

場で討論いたします。椚木消防署庁舎は建築後 36 年が経過し、老朽化により大規模な改

造計画を行い、災害時の活動拠点として充実強化を図るものです。とりわけ、女性消防職

員のための改修は、女性職員の意見を取り入れたものになっており、生き生きと職務に従

事できる職場環境に今後の活躍が期待されます。以上の観点から賛成いたします。

○議長(齋藤久代君) ほかにありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(齋藤久代君) 討論なしと認めます。以上で討論を終わります。

これから議案第 44 号から議案第 46 号までを採決します。採決は押しボタン方式によっ

て行います。議員各位に申し上げます。議席にある出席ボタンが点灯していることを確認

してください。

議案第 44 号、取手市立宮和田小学校校舎・体育館大規模改造工事請負契約の締結につ

いて、原案のとおり決定することに賛成の方は、賛成ボタンを押してください。

〔賛成者ボタンを押す〕

○議長(齋藤久代君) 採決を確定いたします。全員賛成です。したがって、議案第 44

号は原案のとおり可決いたしました。

議案第 45 号、椚木消防署大規模改造工事請負契約の締結について、原案のとおり決定

することに賛成の方は、賛成ボタンを押してください。

〔賛成者ボタンを押す〕

○議長(齋藤久代君) 採決を確定いたします。全員賛成です。したがって、議案第 45

号は原案のとおり可決いたしました。

議案第 46 号、災害対応特殊消防自動車の取得について、原案のとおり決定することに

賛成の方は賛成ボタンを押してください。

〔賛成者ボタンを押す〕

○議長(齋藤久代君) 採決を確定いたします。全員賛成です。したがって、議案第 46

号は原案のとおり可決いたしました。

日程第7、議案第 48 号を議題といたします。本案につきましては、6月2日にオンラ

イン会議により詳細な説明が行われております。

お諮りいたします。議案第 48 号について、会議規則第 37 条第3項の規定により、説明

を省略することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(齋藤久代君) 全員賛成です。したがって、議案第 48 号は、会議規則第 37 条第

3項の規定により説明を省略することに決定いたしました。

これから質疑を行います。事前に質疑を提出している 13 人の議員で質疑される議員は

挙手願います。

山野井 隆君。

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〔15 番 山野井 隆君登壇〕

○15 番(山野井 隆君) 会派みらい、山野井でございます。私は、議案第 48 号の中で

「じん芥収集運搬委託料」の増額補正に関する質疑を行います。当初のじんかい収集運搬

委託料の積算方法について、まず御答弁をお願いします。

〔15 番 山野井 隆君質疑席に着席〕

○議長(齋藤久代君) 答弁を求めます。

まちづくり振興部長、野口 昇君。

〔まちづくり振興部長 野口 昇君登壇〕

○まちづくり振興部長(野口 昇君) 山野井議員の御質疑に御答弁させていただきます。

じんかい収集運搬委託料の積算につきましては、基本的に家庭ごみの収集量の実績値及び

収集作業の日数により積算しております。今回の新型コロナウイルスの影響のような、突

発的な家庭ごみの収集の急増は考慮しておりません。以上です。

〔まちづくり振興部長 野口 昇君答弁席に着席〕

○議長(齋藤久代君) 山野井隆君。

○15 番(山野井 隆君) それでは、委託料増額の積算根拠についてお願いします。

○議長(齋藤久代君) まちづくり振興部次長、石塚幸夫君。

○まちづくり振興部次長(石塚幸夫君) 御質疑に答弁をさせていただきます。今回の増

額の根拠なんですけれども、3月の家庭ごみの収集量――特に収集量の増加が著しかった

家庭ごみ――可燃ごみですね。こちらの収集に要するパッカー車――いわゆる、ごみ収集

車1台当たりのコストを算出しまして、今回増加した 56 台分――追加搬入したパッカー

車の台数に乗じ、さらに 12 月――こちらの分を乗じて積算しています。

○議長(齋藤久代君) 山野井隆君。

○15 番(山野井 隆君) 積算根拠は3月が基準になっているということですけれども、

4月のほうが家庭ごみが出ているというふうに感じているんですが、その積算方法だと不

足しませんか。

○議長(齋藤久代君) まちづくり振興部次長、石塚幸夫君。

○まちづくり振興部次長(石塚幸夫君) 御質疑に御答弁させていただきます。確かに3

月のごみの排出量、収集量よりも、4月のほうが増えてございます。ただ、今現在は、非

常事態宣言――そちらのほうも解除をされており、この3月、4月のような急激なごみの

排出量というのは、今後抑制されていくものと思っております。ただ、やはり今回の感染

拡大の第2波、それに伴いまして、新しい生活様式の定着とか、そういったところで外出

を控えたり、あとはテイクアウト等を利用したそういったの家庭での食事――そういった

ものが増えてくるものと思われます。ですので、今回の――今年度のごみの回収量運搬に

係る経費については、この額で補えるものと考えてございます。

○議長(齋藤久代君) 山野井 隆君。

○15番(山野井 隆君) 分かりました。次に、じんかい収集業務委託業者の感染予防

策については、どうなってますでしょうか。

○議長(齋藤久代君) まちづくり振興部次長、石塚幸夫君。

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○まちづくり振興部次長(石塚幸夫君) 御質疑に御答弁させていただきます。じんかい

回収業者のほうに確認をさせていただきました。そうしましたところ、毎朝の体温や健康

状態のチェック、作業時のマスクの着用、手袋の着用、作業後の手洗い、うがい、こうい

った消毒等も徹底されているというふうにお聞きしております。

○議長(齋藤久代君) 山野井 隆君。

○15 番(山野井 隆君) 市で、じんかい収集運搬委託業者に対して感染予防策として

実施したことはありますか。

○議長(齋藤久代君) まちづくり振興部長、野口 昇君。

○まちづくり振興部長(野口 昇君) 市としましても、じんかい収集運搬業者の方に市

民生活の維持及び安全衛生を確保する重要な業務になっていただいておりますので、市内

の業者――企業から市に寄贈を受けましたマスクを感染防止対策として委託業者のほうに

1社当たり 200 枚を配布させていただきました。

○議長(齋藤久代君) 山野井 隆君。

○15 番(山野井 隆君) それと、感染予防対策――業者さんとして、家庭ごみの出し

方の市民の周知の方法というのはどうなってますか。

○議長(齋藤久代君) まちづくり振興部次長、石塚幸夫君。

○まちづくり振興部次長(石塚幸夫君) やはり今回の感染予防としましては、使用済み

のティッシュとか、あとマスク、こちらの廃棄方法――こちらのほうにつきましては、し

っかりと、ごみ袋の中に入れる口を閉じる――袋の口を閉じる、そういった周知を市ホー

ムページのほうで今掲載をしております。今後、広報のほうでも周知してまいりたいと考

えております。

○議長(齋藤久代君) 山野井 隆君。

○15 番(山野井 隆君) 最後にですけれども、仮になんですが、じんかい収集の委託

業者の中で感染者が出た場合の対応についてはどのように考えていらっしゃいますか。

○議長(齋藤久代君) まちづくり振興部次長、石塚幸夫君。

○まちづくり振興部次長(石塚幸夫君) 御質疑に答弁いたします。今議員おっしゃるよ

うに、仮にじんかい回収運搬業者のほうで感染者が発生した場合、市としても考えてござ

いまして、一応、じんかい回収業者さんのほうに事前にアンケートを取りまして、もし仮

にそういった1業者さんから、そういった感染症が出た場合については、ほかの業者さん

のほうで協力体制を取っていただくということで、協力ができるかできないか、あとは8

か所の協力台数、そういったものも確認をしているところでございます。

○15 番(山野井 隆君) 終わります。

○議長(齋藤久代君) ほかに質疑はありませんか。

加増充子さん。

〔24 番 加増充子君登壇〕

○24 番(加増充子君) 加増充子です。私のほうからは、15 ページの民生費、児童手当

支給対象となっている子どもたちへの応援給付金なんですが、この中で、18 歳までとし

た場合は、対象者の把握の時間もあります。また義務教育年代までを対象にして簡素な仕

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組みを活用したとありますけれども、人口年齢別の統計で見ればすぐ分かるわけですよね。

令和2年4月では 2,649 人と出ておりますけれども、簡素な仕組みを活用してということ

では、子どもにとって、どういうことなのか、そこら辺について、もう1回具体的にお示

しください。

〔24 番 加増充子君質疑席に着席〕

○議長(齋藤久代君) 福祉部長、稲葉芳弘君。

〔福祉部長 稲葉芳弘君登壇〕

○福祉部長(稲葉芳弘君) 加増議員の御質疑にお答えいたします。簡素な仕組みといい

まして書いてありますけれども、実際、児童手当を支給してますので、その児童手当のデ

ータをすぐ移行できるということで早目に支給したいということから、児童手当のデータ

を活用したということでございます。

〔福祉部長 稲葉芳弘君答弁席に着席〕

○議長(齋藤久代君) 加増充子さん。

○24 番(加増充子君) 次に 18 歳までということで、今後の補正予算が取り組まれると

思うんですが、どの子も平等に公平に 18 歳まで――児童福祉法に基づいた 18 歳、そこま

での支給を検討されていくでしょうか。

○議長(齋藤久代君) 福祉部長、稲葉芳弘君。

○福祉部長(稲葉芳弘君) お答えいたします。加増議員は 18 歳まで支給したほうがい

いんじゃないかなというような質問でございますが、私どもとしては、とりあえずは児童

手当の対象の世帯ということで考えております。

○議長(齋藤久代君) 加増充子さん。

○24 番(加増充子君) 続きまして、20 ページの商工費でございます。この中で、事業

継続応援給付金事業についてなんですけれども、把握した中には融資制度の件数から把握

したと、ここにお答えがありますけれども、実際、融資制度の件数でも分かるかと思うん

ですけれども、実際、その業者のところに行って、しっかりと状態を聞くという姿勢は取

らなかったんでしょうか。

○議長(齋藤久代君) 答弁を求めます。

まちづくり振興部長、野口昇君。

〔まちづくり振興部長 野口 昇君登壇〕

○まちづくり振興部長(野口 昇君) 加増議員の御質疑にお答えしいたします。融資制

度の件数を見て、3月からの月ごとの増加状況であるとか、市内の保証件数の大きく伸び

ていることなどからも増加が著しくなっているというものを認識して、このような形での

件数を考えております。

〔まちづくり振興部長 野口 昇君答弁席に着席〕

○議長(齋藤久代君) 加増充子さん。

○24 番(加増充子君) 次に2番なんですが、染谷議員の御質疑にということで、内容

を見ましたら、中小業者が 350 件、個人事業者が 750 件ということで、合わせて 1,100 件

とありますけれども、この業者については把握してるんでしょうか。

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○議長(齋藤久代君) 産業振興部課長 海老原輝夫君。

○産業振興課長(海老原輝夫君) お答えします。この件数なんですが、個人事業者の方

におきましては、事業所得――営業の事業所得があった方の2割相当ということで積算し

てございます。もう一方、中小事業者の方ですが、こちらの 350 件に関しましては、中小

事業者なので、1号から6号法人の方のうち2割相当ということで、積算を行わせていた

だいております。

○議長(齋藤久代君) 産業振興課長 海老原輝夫君でした。

加増充子さん。

○24 番(加増充子君) 私は、その業種――どういう仕事をされている方々のことを把

握してますかと伺ったんですが、それはどうですか。

○議長(齋藤久代君) まちづくり振興部長、野口 昇君。

○まちづくり振興部長(野口 昇君) 今、課長から説明したとおり、申告の中で、事業

所得、営業とかいろいろな業種があると思うんですけど、その中で減少している方という

ことで、その中の全ての2割相当ということで考えております。

○議長(齋藤久代君) 加増充子さん。

○24 番(加増充子君) 次に⑥のところで、今回、補正予算成立後速やかに申請受付を

するとあるんですが、いつ頃からスタートさせようとしているのでしょうか――何月頃か。

○議長(齋藤久代君) 産業振興課長、海老原輝夫君。

○産業振興課長(海老原輝夫君) この事業継続応援給付金に関しましては、今月の 15

日から受付を開始させていただく予定となっております。

○議長(齋藤久代君) 加増充子さん。

○24 番(加増充子君) 7番なんですけれども、事業継続応援給付金について周知を図

り、対象となる事業者への早期支給ということで、それはどのくらいから見てますか、支

給です、今度は。

○議長(齋藤久代君) 産業振興課長、海老原輝夫君。

○産業振興課長(海老原輝夫君) お答えします。まず、受付状況でも変わってくると思

うんですが、2週間程度ではお渡ししたいと考えております。

○24 番(加増充子君) はい。いいです。

○議長(齋藤久代君) ほかに質疑はありませんか。

金澤克仁君。

〔13 番 金澤克仁君登壇〕

○13 番(金澤克仁君) 金澤克仁です。1点伺います。私の質疑は基本的に、この1番

早く支援が必要な生活支援というのが、予備費の対応でもなく、補正予算――5月7日の

臨時議会でもなく、専決でもなく、今回6月定例会になったということで、私の中では、

すごく対応が少し遅いんじゃないかというところから質疑をさせていただきました。答弁

も頂いてありがとうございます。1点お尋ねいたします。私の質疑に対する答弁の中で、

最後のところですね。事業実施に向けては、制度整備等の準備に時間を要する事業を今回

の補正にということですが、この具体的な事業というのは、どういうものかお示しくださ

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い。

〔13 番 金澤克仁君質疑席に着席〕

○議長(齋藤久代君) 答弁を求めます。財政部長、牧野妙子さん。

〔財政部長 牧野妙子君登壇〕

○財政部長(牧野妙子君) 金澤議員の御質疑にお答えいたします。今回の臨時交付金事

業の補正予算につきましては、まずは予備費、それから、5月7日の臨時議会で対応させ

ていただいた残りの分につきましては、今回とあと5月 22 日の専決処分をさせていただ

いたんですが、5月 22 日の専決処分につきましては、学校の再開、あとは施設の再開等

が予想されましたので、それに伴う準備経費を、まずは5月 22 日の専決処分をさせてい

ただきました。残りの部分につきましては、やはりシステム上の問題等がございましたの

で、そういった5月 22 日にまだ専決処分をしなくても、まだ間に合うというものについ

ては、今回、議員の皆様方にまずは示して議決を頂こうという形になりました。以上でご

ざいます。

〔財政部長 牧野妙子君答弁席に着席〕

○議長(齋藤久代君) 金澤克仁君。

○13 番(金澤克仁君) ありがとうございます。今回の生活支援の中で、要保護・準要

保護世帯の支援事業ということで、給食予定費1日当たり 300 円を支給となっております

けれども、現実的に今日から小・中学校開会――開校になって、もう今日から給食が出て

おります。こういった給食予定費というのは、できるだけ早く支給するべき事業じゃない

かと思うんですが、その辺の考え方はいかがでしょうか。

○議長(齋藤久代君) 財政部長、牧野妙子さん。

○財政部長(牧野妙子君) お答えいたします。もちろん支給を急がなければいけないと

いうことは、私ども認識しておりますが、やはりこういった支給事業ですと、補助要綱の

整備、そういったものにもお時間がかかるというところもございますが、やはり今回の補

正でお示しして、議員の皆さんの議決を頂いてからというような形で補正予算の計上をさ

せていただきました。

○議長(齋藤久代君) 金澤克仁君。

○13 番(金澤克仁君) いろんな仕組みに時間かかるのは分かるんですけれども、例え

ば5月 22 日の専決処分の説明の中においても財源充当の変更によって対応しますという

ような記述もありました。そういった形での対応は検討されませんでしたでしょうか。

○議長(齋藤久代君) 財政部長、牧野妙子さん。

○財政部長(牧野妙子君) お答えいたします。財源充当の変更は、既に予備費で活用さ

せていただいた事業を、今回臨時交付金が来たということでの財源充当の変更をさせてい

ただきましたので、今回は臨時交付金が既に来ておりましたので、その点については、臨

時交付金を活用させていただいたということでございます。

○議長(齋藤久代君) 金澤克仁君。

○13 番(金澤克仁君) 臨時交付金を活用した中で最速の事務手続を行った結果、今回

の補正予算の計上になったということでよろしいですか。

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○議長(齋藤久代君) 財政課長、中村有幸君。

○財政課長(中村有幸君) お答えさせていただきます。先ほど、部長からも答弁させて

いただきましたとおり、基本的に補正予算に計上する内容につきましては、議会の皆様に

御審議をいただくというのが基本のベースになっております。そういった中で、5月 22

日の専決につきましては、あくまでも学校の再開であったり、そういった特に緊急を要す

るものということで、専決処分をさせていただいたところです。基本的な考え方としまし

ては、補正予算に計上させていただいて、議員の皆様に御審議をいただくというのを基本

スタイルということで考えております。

○議長(齋藤久代君) 金澤克仁君。

○13 番(金澤克仁君) 大変理解のできる答弁でした。ありがとうございました。ただ、

専決の中でも経済支援のテイクアウト飲食店事業者支援事業というのも入っておりますの

で、こういったものを専決する……

〔チャイム音〕

○13 番(金澤克仁君) (続)これももちろん重要で、大変必要な予算であることは分

かるんですけれども、今日の定例会に計上されたものも、これに間に合わせることができ

たんじゃないかというところから、私は質疑をさせていただきました。何か答弁があれば、

お願いいたします。

○議長(齋藤久代君) 財政部長、牧野妙子さん。

○財政部長(牧野妙子君) 先ほど財政課長も答弁したように、議員の皆様に審議という

ことが基本ではございますが、今後、国の第2次補正予算等がございますので、そういっ

た中では、議員さんの御協力を得ながら、臨機応変に予算編成をさせていただきたいと思

いますので、御協力お願いいたします。

○議長(齋藤久代君) 金澤克仁君。

○13 番(金澤克仁君) 今、2次補正の話が出ましたけれども、地方創成臨時交付金は、

倍になる見通しでございますので、もちろん議会の議決も重要ですけれども、この 24 人

の議員は基本的に重要なものは専決でも、後での報告でも十分理解はできると思いますの

で、その辺のスピード感を持ってやるものとかを、十分に精査した上で対応していただけ

ればと思います。ありがとうございました。

○議長(齋藤久代君) ほかに質疑はありませんか。

小池悦子さん。

〔8番 小池悦子君登壇〕

○8番(小池悦子君) 日本共産党、小池悦子です。議案第 48 号の 24 ページ、教育振興

に要する経費について、質疑をいたします。1回目の答弁を頂いて、修学旅行等の実施の

有無については、保護者の代表などと意見交換を行って必要な対応を考えるということな

んですが、子どもたちの考えや意見は、どのように吸い上げる方法を考えているか、まず

伺います。

〔8番 小池悦子君質疑席に着席〕

○議長(齋藤久代君) 答弁を求めます。

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教育部長、田中英樹君。

〔教育部長 田中英樹君登壇〕

○教育部長(田中英樹君) 小池議員の御質疑にお答えいたします。今回の修学旅行の件

でございますし、そのほかにも学校行事というものが――もう既に4月、5月の学校行事

につきましては、延期をさせていただいているところでございます。これについては教育

委員会のほうから各保護者のほうにも、周知を――通知をさせていただいたところです。

また、修学旅行に関しましては、もちろん子どもたちが大変楽しみにしているものでござ

いますけれども、子どもたちの考え方も含めて、まずはPTAの保護者の皆様から、御意

見を頂いてから検討したいというふうに思っております。

〔教育部長 田中英樹君答弁席に着席〕

○議長(齋藤久代君) 小池悦子さん。

○8番(小池悦子君) 今のコロナ禍という大変な状況の中で全ての人が本当に心とか身

体に大きな様々なストレスを抱えて暮らしているんですけど、学校再開に当たって、本当

に子どもたちの心のケアがすごく最優先しなければならないことだと考えていまして、そ

ういった中で、この間、先ほど答弁にあった学校行事のほうも含めてなんですけど、修学

旅行に対してとか、子どもたちが率直にどのような希望とか思いがあるのかっていうのを

聞き取る工夫が必要だというふうに思いますので、アンケートなり、面談なりという形で

子どもたちの意見をしっかり吸い上げていっていただきたいと思うんですが、この点はい

かがでしょうか。

○議長(齋藤久代君) 教育部長、田中英樹君。

○教育部長(田中英樹君) 令和2年度から、取手市のほうでは新しい3つの取組を実施

するところです。そういった中で、保護者、それから子どもとの面談の機会というものを

今年度は充実させていくということですので、その中で保護者の御意見、それからお子さ

んの御意見なども聞きながら進めてまいりたいと思います。小池議員がおっしゃったとお

り、心のケアというのが本当に重要だと思ってますので、そういったことも、こういった

面談の中で、しっかり対応していきたいというふうに思っております。

○議長(齋藤久代君) 小池悦子さん。

○8番(小池悦子君) ぜひお願いしていきたいと思います。今の本当に危機的な状況を

子どもたちがどこまで受け止められるかというのもいろいろあるんですが、これから先を

生きていく力に変えていけるような教育体制をつくっていってほしいと思いますので、よ

ろしくお願いします。以上です。

○議長(齋藤久代君) ほかに質疑はありませんか。

石井めぐみさん。

〔12 番 石井めぐみ君登壇〕

○12 番(石井めぐみ君) 創生会、石井めぐみです。あ、創成会じゃない……。

〔笑う者あり〕

○12 番(石井めぐみ君) すみません。間違えました。石井めぐみです。すみません。

みらい、石井めぐみです。

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〔笑う者あり〕

○12 番(石井めぐみ君) すみません。チャレンジデー事業に関する経費の 14 ページに

ついて質疑をしていきます。チャレンジデーがなくなった後の取手市としての健康づくり

の推進施策を伺ったつもりです。今後の健康づくりの施策については長寿社会づくりソフ

ト事業費交付金を活用したフレイル予防事業を予定しているとありました。確かにこれか

らの高齢化社会の中で、フレイル対策が必要だと思いますが、これだけをやっていく考え

なのかどうなのかを確認いたします。

〔12 番 石井めぐみ君質疑席に着席〕

○議長(齋藤久代君) 答弁を求めます。

健康増進部長、大野安史君。

〔健康増進部長 大野安史君登壇〕

○健康増進部長(大野安史君) 石井議員の御質疑にご答弁申し上げます。今回、長寿社

会づくりソフト事業交付金を利用しましてというところは、一番、今回のコロナウイルス

感染症によりまして、自粛期間が長かったという中においては、いわゆる高齢者の方々の

心身という部分において非常に懸念されるところでありますので、そういった意味で代表

格となる高齢者の方々というふうに御答弁したわけなんですが、この世代以外にも当然、

老若男女ということで、今後も進めていく予定でございます。以上です。

〔健康増進部長 大野安史君答弁席に着席〕

○議長(齋藤久代君) 石井めぐみさん。

○12 番(石井めぐみ君) 確かにチャレンジデーというそもそもの考え方は、高齢者だ

けを対象にした事業ではなかったと思います。取手市はSWC首長研究会に発足当時のメ

ンバーとして加盟していると思いますし、この研究会の中でも藤井市長は副会長にもなっ

ています。そういう取手市として市民全体の健康づくりの取組として、ここ数年、あまり

にも事業としてちょっと寂しいんじゃないかなっていうことで、今回質疑させていただき

ますが、フレイル予防事業ではなくて、ちょっとそこは外していただいて、今後の健康づ

くりについての考え方をお伺いします。

○議長(齋藤久代君) 健康づくり推進課長、樋口康代さん

○健康づくり推進課長(樋口康代君) 石井議員の御質疑に答弁いたします。今後の介護

予防についてということで……。

○12 番(石井めぐみ君) 介護予防ではなくて、健康づくり。

○健康づくり推進課長(樋口康代君) チャレンジデーについては、今回、御存じのとお

り中止になりまして、今年はできないわけなんですけれども、今回、こちらの答弁を予定

しておりましたフレイル予防事業以外でということですよね。

○議長(齋藤久代君) 石井議員、もう一度質疑をお願いします。

○12 番(石井めぐみ君) チャレンジデーは、そもそも健康づくりという考え方が――

藤井市長の考え方があって、フレイル予防というのは、高齢者を対象に今後取り組んでい

くという事業だと思ってるんです。そこを引き離して、やはり取手市はもともと健康づく

りが藤井市長が市長選挙でも掲げてきた政策の1つでもあるので、この答弁の回答書では、

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ちょっと私の中では納得しないなということで質疑させていただいてるんですけども、健

康づくりに対して、担当課としてどのようなお考えを持ってるのかお伺いします。

○議長(齋藤久代君) 健康増進部長、大野安史君。

○健康増進部長(大野安史君) 石井議員おっしゃるとおり、もともとチャレンジデー、

これは市民の皆さんの日常の健康づくりをつくっていく――進めていく上でのきっかけづ

くりということで始まった事業でございます。今年はコロナ感染症によって中止というこ

とになりましたが、当然これまでもいろいろな健康づくりのほうで行ってきた、出前の健

康診断とか、あと歩くとかということを中心に、これまでもいろいろな事業を積み重ねて

きましたので、基本的にこういうものをまた違った形で、いろんな世代の方々に波及する

ようなことをやっていく予定ということでは考えております。

○議長(齋藤久代君) 石井めぐみさん。

○12 番(石井めぐみ君) 今、具体的な政策などは出てこないと思いますので、やはり

しっかりとした健康づくりということで、力を入れて掲げていってほしいと思いまして、

この質問させていただきました。以上です。

○議長(齋藤久代君) ほかに質疑はありませんか。

根岸裕美子さん。

〔3番 根岸裕美子君登壇〕

○3番(根岸裕美子君) 根岸裕美子です。私は 24 ページの教育総合支援センターに要

する経費、スクールライフサポーターの件について、質疑をさせていただきました。遠山

議員のほうでも事業内容のほうを質疑されていて、県の委託事業であり、今年2年目とい

うことを伺っております。委託事業ですとか補助事業というのは、大抵3年めどでお金が

回ってくると私は理解しているんですけれども、今年2年目で、今年度も去年と同じよう

に事業を推進していくということなんですけれども、その先を見据えてといいますか、非

常に2名のスクールライフサポーターというのがいいのか悪いのかといいますか、足りて

いる――このまま継続していく予定であるのか、それとも、県のほうの動向を見ながら、

どのように進めていくつもりなのか。お聞かせください。

〔3番 根岸裕美子君質疑席に着席〕

○議長(齋藤久代君) 答弁を求めます。

教育部長、田中英樹君。

〔教育部長 田中英樹君登壇〕

○教育部長(田中英樹君) お答えいたします。今年度につきまして、まずお答えさせて

いただきます。昨年同様、2名のスクールライフサポーターをお願いする予定でございま

す。また今後見据えてというようなことの御質問かと思いますけれども、とりあえずこち

らにつきましては、県の補助事業が2年間ということでございますので、とりあえず今年

度中に、また次年度の要綱等もできると思いますので、その辺は補助要綱を注視しながら

――継続できるものなのか、それともできないものなのか、その辺はよく注視していきた

いというふうに思っております。

〔教育部長 田中英樹君答弁席に着席〕

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○議長(齋藤久代君) 根岸裕美子さん。

○3番(根岸裕美子君) 県のほうの動向を見ながらということなんですけれども、取手

市としては、1年目終わりまして、2年目はこれからということになると思うんですけれ

ども、どのようにこの事業を評価されていますでしょうか。

○議長(齋藤久代君) 教育総合支援センター長、松戸孝泰君。

○教育総合支援センター長(松戸孝泰君) 根岸議員の質問にお答えさせていただきます。

今年度行われましたサポーター事業ですが、現場の教職員からの声ということで御報告を

させていただきます。取手小学校さんからは、お母さんと離れることに時間のかかる児童

に対して、話し相手になる、一緒に遊ぶ、授業に一緒に参加するなど、継続してじっくり

と向き合ってくれたことで気になる児童の心の安定につながったという報告を受けてます。

取手東小学校さんにおかれましては、小学校に入学したばかりで心が不安定な1年生に対

して、時間の非常にかかる児童のペースに合わせて、学校生活の支援を行っていただいた

ということで、こちらも心の安定につながったと報告を受けております。

○議長(齋藤久代君) 根岸裕美子さん。

○3番(根岸裕美子君) 非常にきめ細やかな対応ができるということで、非常にいい事

業だと思いますので、ぜひ、県の委託がなくなっても、継続の方向で検討していただけれ

ばと思います。以上です。

○議長(齋藤久代君) ほかに質疑ありませんか。

遠山智恵子さん。

〔23 番 遠山智恵子君登壇〕

○23 番(遠山智恵子君) 日本共産党、遠山智恵子です。ただいまのスクールライフサ

ポーター、その制度について私からも同じような質問――質疑をさせて――再質疑という

ことでさせていただきます。今、根岸議員のほうからも取り上げられたわけなんですけど

も、派遣期間は2年間ということで分かりました。私の回答からすると、県から指定され

た中学校区における小学校へ派遣しますとあるんですけれども、通常であれば、現場であ

る学校からの要請で、そして県の指定を受けるというふうに私は理解してたんですが、そ

の辺ちょっとどういう流れといいますか、手続をちょっと説明願いたいと思います。

〔23 番 遠山智恵子君質疑席に着席〕

○議長(齋藤久代君) 答弁を求めます。

教育部長、田中英樹君。

〔教育部長 田中英樹君登壇〕

○教育部長(田中英樹君) 遠山議員の御質疑にお答えいたします。こちらの事業につき

ましては、不登校児童の生徒の支援教員の加配というものを、現在、取手第一中学校のほ

うで加配教員が配置されてございます。ここの加配教員が派遣されている校区――要する

に小学校区ですね、そちらの取手小学校と東小学校が今回のスクールライフサポーターの

補助の対象校になったということで、昨年度から、こちらから申請しまして、実施してい

る事業でございます。

〔教育部長 田中英樹君答弁席に着席〕

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○議長(齋藤久代君) 遠山智恵子さん。

○23 番(遠山智恵子君) 部長の今の答弁――説明で、取手一中のほうに加配教員が配

置されていることから、こういうふうにつながったということを理解したんですけども、

この加配教員という場合は、どういう形で手続はどうなっていたんでしょうか。昨年から

ということのようですけれども、その辺の期間などもちょっと現状を説明願います。

○議長(齋藤久代君) 教育総合支援センター長、松戸孝泰君。

○教育総合支援センター長(松戸孝泰君) 遠山議員の御質問にお答えいたします。まず、

県のほうから不登校加配支援教員が取手市のほうに配置をされます。その後に、教育委員

会のほうで不登校状況を確認した後、様々な条件を総合的に判断して、取手第一中学校に

配置という形になっております。その配置された学校区の中でのスクールライフサポータ

ー配置ということで、今回のようなスクールライフサポーター配置事業化が開始されてお

ります。以上です。

○議長(齋藤久代君) 遠山智恵子さん。

○23 番(遠山智恵子君) これまでも議会の中でも、ほかの同僚議員のほうからも、不

登校については、いろいろ問題というかね、課題として、確認をしてきたところなんです

が、現時点での各小・中学校ごとの不登校児童の生徒数――児童数、生徒数は、今すぐっ

て言ってもあれでしょうから、後で資料を各議員に提出していただければと思うんですが、

できるでしょうか。県のね、ホームページを見ましたらば、小・中学校の平成 30 年度が

一番新しいのかなというふうに思うんですが、数値が示されておりますので、取手市内の

現状ということで、ちょっと資料提供をお願いしたいと思うんですが、いかがでしょうか。

○議長(齋藤久代君) 教育部長、田中英樹君。

○教育部長(田中英樹君) それでは、平成 30 年度の不登校の数でございます。小学校

が 55 人、中学校で 84 名となってございます。現況の――直近で申し上げますと、令和2

年1月現在でございますけれども、小学校で 39 名、中学校で 89 名という状況でございま

す。

○議長(齋藤久代君) 遠山智恵子さん。

○23 番(遠山智恵子君) 分かりました。詳細はよしとします、職務に取り組んでいた

だいてるということで。県のほうのホームページを見ましたら、「あなたと子どもの人生

の転機になる」という標題で学生ボランティアを募集中ということで、そのサポーターの

学生ボランティアということで募集されておりました。これは将来的に子どもたちと接す

るというか――教員を目指す学生さんかなというふうに理解していましたので、これはと

てもいいことだろうと――教員の質を高めることにつながるということで、とてもいいこ

とだなと思いました。根岸議員のほうにも、最後に課題としてというふうに丁寧に答弁が

書かれているんですけれども、積極的に児童と関わろうという熱心に活動しているサポー

ターに研修の機会があるとよいと考えているということなので……

〔ブザー音〕

○23 番(遠山智恵子君) (続)その辺について、県に言ってるんでしょうか。

○議長(齋藤久代君) 教育総合支援センター長、松戸孝泰君。

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○教育総合支援センター長(松戸孝泰君) 不登校傾向の児童生徒に関しての対応なんで

すが、やはり教育学であるとか、心理学、また特別に配慮を要する児童生徒への対応が重

要となっております。こういった現場で生きるような研修が必要であるということは、今

後ですね、県のほうにも伝達をしていきたいと考えております。

○議長(齋藤久代君) ほかに質疑ありませんか。

関戸勇君。

〔11 番 関戸 勇君登壇〕

○11 番(関戸 勇君) 日本共産党、関戸 勇です。令和2年度取手市一般会計補正予

算(第3号)について、お聞きします。

最初に、衛生費、「じん芥収集に要する経費」、18 ページになりますけども、説明の

中で、地域の団体が空き缶の回収を取りやめたということの報告がありました。そういう

ことから、じんかい収集の補助というのが変動するわけですが、その理由が会員の高齢化

や人員不足によるというふうにあります。私が聞いてるのは、それだけではなくて、スー

パーなどで缶の回収でポイントを出すということが進んでるということが影響してるって

いうふうに聞いてますが、これはほかのところも同じような問題を抱えているのかなとと

いうことで、そこをまず最初にお聞きしたいと思います。

〔11 番 関戸 勇君質疑席に着席〕

○議長(齋藤久代君) 答弁を求めます。

まちづくり振興部長、野口 昇君。

〔まちづくり振興部長 野口 昇君登壇〕

○まちづくり振興部長(野口 昇君) 関戸議員の御質疑にお答えいたします。空き缶回

収なんですけれども、答弁のほうに記入させていただいたように、地域の方からの回収作

業に当たり、分別の人員が確保が難しくなったということで、地域のほうの回収ができな

くなったということでございます。これによりまして、地域のほうから廃止届が出ており

ますので、こちらのほうで廃止になったことで今回補正をさせていただいているような状

況でございます。

〔まちづくり振興部長 野口 昇君答弁席に着席〕

○議長(齋藤久代君) 関戸勇君。

○11 番(関戸 勇君) こうした回収が廃止になると、清掃業者の回収になると思うん

です。この場合、清掃業者のほうの委託費は、実際は資源回収でお金になるもんですから、

変化が出るんですか。

○議長(齋藤久代君) まちづくり振興部次長、石塚幸夫君。

○まちづくり振興部次長(石塚幸夫君) 御質疑に答弁をさせていただきます。今回回収

を取りやめた団体につきましては、そもそも集積場のほうに空き缶が収集されて、それを

回収をするとしていた団体です。ですので、じんかい回収業者――収集業者につきまして

は、そこの集積場は回ってなかったというケースでございます。ですので、今回 149 か所

の集積場があったんですけれども、そちらのほう、当初の契約の中には 149 か所という回

収を見込んでなかったものですから、昨年度末に廃止届が出されて、それに対する収集を

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補てんするというか――そちらのほうを補うものでございます。

○議長(齋藤久代君) 関戸 勇君。

○11 番(関戸 勇君) 缶の改修をして――地域の団体がそのまま出して、売るという

んですかね。そういうことをやってるんだと思うんですが、収集業者も同じように、それ

を売ることができるんですよね。

○議長(齋藤久代君) まちづくり振興部長、野口昇君。

○まちづくり振興部長(野口 昇君) 収集業者につきましては、空き缶回収後、常総広

域のセンターのほうで処理をするということで、そちらのほうに持って行っておりますの

で――持って行っておりますような状況でございます。

○議長(齋藤久代君) 関戸 勇君。

○11 番(関戸 勇君) その先は別の機会に聞こうと思ってます。分かりました。同じ

ような傾向がこれから出てくる……

〔チャイム音〕

○11 番(関戸 勇君) (続)なくなっていくのかなと思うんですが。

○議長(齋藤久代君) まちづくり振興部次長、石塚幸夫君。

○まちづくり振興部次長(石塚幸夫君) 御質疑に答弁をさせていただきます。今、空き

缶回収をやられてる団体は 90 団体ほどございます。やはりどこの団体も、高齢化やそれ

から準備不足、後継者不足、そういったお話をお聞きしておりますので、今回同様のケー

スは今後もあり得るものと考えてございます。

○議長(齋藤久代君) 関戸 勇君。

○11 番(関戸 勇君) 続いて、消防費、観光事業に要する経費を聞きます。坂東市で

すかね――坂東の花火大会、早い段階でやめて、そのやめた費用を新型コロナ対策に回す

と、もう随分早い段階でそういうことが報道されておりました。取手でも、そういう意味

では6月の花火をやめたり、いろいろやってきました。一方で、市民の暮らしは緊急を要

するほどの大変な状況にあると、こういう中で、そういうイベントについては、早く見定

めるということが大事で、またそういうことを、やはりきちっと、それにかかったお金を

ね、振り替えるというようなことが……

〔ブザー音〕

○11 番(関戸 勇君) (続)大事なのかなというふうに思うんですが――そういう点

では遅れてるというふうに思うんですが。

○議長(齋藤久代君) 政策推進部長、井橋貞夫君。

〔政策推進部長 井橋貞夫君登壇〕

○政策推進部長(井橋貞夫君) 関戸議員の御質疑に答弁させていただきます。花火大会

を含め、今年度、取手市は市制施行 50 周年という記念の年になっております。それに合

わせまして、様々な行事も計画されております。しかし、このような情勢の中で全ての事

業が実施できるとは考えておりません。今後の社会情勢であったり、新型コロナウイルス

の近隣――茨城県内の状況も含めて、それぞれのイベントを中止するのか、延期するのか、

それらを見極めていきたいと思います。以上です。

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○議長(齋藤久代君) ほかに質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(齋藤久代君) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。

お諮りいたします。議案第 48 号について、会議規則第 37 条第3項の規定により委員会

の付託を省略することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(齋藤久代君) 全員賛成です。したがって、議案第 48 号は、会議規則第 37 条第

3項の規定により委員会の付託を省略することに決定いたしました。

これから討論を行います。討論はありませんか。反対の方。

それでは、落合議員。賛成ですね。

〔10 番 落合信太郎君登壇〕

○10 番(落合信太郎君) 公明党、落合信太郎です。議案第 48 号、令和2年度取手市一

般会計補正予算(第3号)に賛成の立場で討論を行います。現在、市ホームページトップ

には新型コロナウイルス感染症の影響による取手市独自の緊急支援策、市民生活支援対策、

経済支援対策、感染拡大防止が大きく掲載されております。まず、子育て世帯応援臨時給

付金、所得制限なしで児童手当に上乗せ、一人当たり1万円、そして、ひとり親世帯応援

臨時給付金、こちらも所得制限なしで独り親世帯に当たり2万円の給付です。今回の新型

コロナの影響で、子育て世代にとりまして、保育所や学校、勤務先の休業などにより、生

活・就業環境は激変して、大きな影響を受けております。また、子どもの貧困率の全国値

は 13.9%ですが、ひとり親家庭では 50.8%と大きくはね上がっている、そういう状況が

ございます。そうした中、さきの定額給付金がすぐに家賃など様々な支払いで消えてしま

う世帯もある中で、さらなる生活支援は本当にありがたく、今後の希望にもつながってく

るものと評価をいたします。経済支援対策では、売上げが前年同月比 30%以上、50%未

満減少している事業者に――中小企業に上限 20 万円、個人事業主に上限 10 万円の支援で

あります。緊急事態宣言下、ある個人事業主の方からは閉店も頭をよぎったと、また、何

とか日銭でお店をまわしてしのいできたなど、国の支援から漏れてしまった方たちに迅速

な支援を期待をいたします。

最後に、感染拡大防止です。災害時の避難所環境整備であります。市長は早くからコロ

ナ下での避難所環境に言及され、市長メッセージも発信をされました。今回、避難所の環

境衛生を保つため、5月 31 日に行われた飛沫感染防止パーテーションを使った感染症対

策避難所運営演習の模様は、新聞にも一早く掲載されたところでもあります。広報の充実

により、市民の方々へのさらなる自助・共助の啓発につながるものと高く評価をさせてい

ただきます。ともあれ、これらの支援策は、市ホームページに記載されておりますとおり、

6月補正予算成立後に予定となっております。生活事業をつなぐ取手市独自の緊急支援策

が速やかに執行され、支援の手が必要な方々にいきわたることを期待をし、賛成の討論と

いたします。

○議長(齋藤久代君) ほかにありませんか。賛成討論ですか。

関戸勇君。

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〔11 番 関戸 勇君登壇〕

○11 番(関戸 勇君) 日本共産党、関戸 勇です。議案第 48 号、令和2年度取手市一

般会計補正予算(第3号)を賛成の立場から討論をいたします。新型コロナウイルス感染

症拡大防止のための緊急事態宣言をはじめ、様々な施策の下、この間、多くの市民、商店、

中小企業、事業者は自粛などにより深刻な影響を受けました。また、小・中学校の休校に

より児童生徒、そして保護者にも大きな影響が出てきました。こうした中、国の対応の遅

れなどに多くの自治体が厳しい財政の中でも、財政調整基金の取崩しをはじめ、自治体独

自の施策を次々に打ち出し、住民の暮らしを応援、商店や事業者の営業への応援、感染拡

大を防止するマスクの配布や消毒液の配布、水道料金の軽減など、ありとあらゆる手だて

を打ち続け、そうした自治体独自の対策が毎日のように新聞やニュースなどで報道されて

きました。取手市が5月の臨時議会で打ち出した独自策はわずか 388 万 4,000 円ですか

ら、この間、本当に多くの市民から、取手はどうした、取手はどうした、何もやらないの

かなど、苦言を嫌というほど聞かされました。恐らくそうした声が市にも、市長の耳にも

届いていたと思います。今回の補正は、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時

交付金3億 4,654 万 8,000 円と取手市の一般財源 7,034 万 2,000 円など、合わせて総額4

億 2,451 万 7,000 円です。やっと市民の目に見える形で、周辺の自治体よりは5歩も 10

歩も遅れてはいますけれども、取手市独自の施策を伴う補正予算となっています。市民の

切実な声であった子育て世代に対して、国とは別に、所得制限のない給付金――児童手当

の支給対象の児童1人1万円の支給が出されました。なお、18 歳までとはならずに残念

でしたが、独り親世帯にも所得制限のない市独自での追加給付――こちらは 18 歳までが

対象になりました。経済支援では、国の持続化給付金の対象にならなかった前年度比

30%から 50%減少した事業者給付金を支給、また、広く市内でテイクアウト販売を行う

飲食事業者への補助などを行うものです。感染拡大防止では、学校の再開に合わせ、様々

な施策が既に専決で実施されています。また、今回の予算では感染を防ぐため、避難所で

使用するパーテーションや公共施設の感染予防対策なども含まれます。共産党市議団は深

刻な状況にある市民、商店、中小企業事業者の声をたくさん聞いてきました。また、こう

した方々を救済するために、一日も早い対策をこの間求め続けてきました。多くの商店が

売り上げのない中、家賃など固定費が払えず苦慮しています。また、大学生の多くがアル

バイトがなくなり、収入がないなど深刻な声も出ています。国の第2次補正予算案の審議

が始まりましたが、取手市として臨時交付金の2次分や第2次補正予算への対応を既に考

えていると思いますが、必要だと思います。国は新型コロナウイルス感染症のPCR検査

についても、対象をいまだ狭めています。大規模なPCR検査を行うには至っていません

から、感染者数の報告が減少したとはいえ、発症していない感染者の数を把握していませ

ん。第2波、第3波の備えも重要です。引き続き、素早い対策を打ち出す――そのことを

多くの市民が求めています。こうした点からも、賛成討論といたします。

○議長(齋藤久代君) ほかにありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(齋藤久代君) 討論なしと認めます。これで1回目の討論を終わります。

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それでは2回目の討論を行います。討論ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(齋藤久代君) 討論なしと認めます。以上で討論を終わります。

これから議案第 48 号を採決します。採決は押しボタン方式によって行います。議員各

位に申し上げます。議席にある出席ボタンが点灯していることを確認してください。

議案第 48 号令和2年度取手市一般会計補正予算(第3号)について、原案のとおり決

定することに賛成の方は、賛成ボタンを押してください。

〔賛成者ボタンを押す〕

○議長(齋藤久代君) 採決を確定いたします。全員賛成です。したがって、議案第 48

号は原案のとおり可決いたしました。

13 時まで休憩いたします。

午前 11 時 50 分休憩

午後 1時 01 分開議

○議長(齋藤久代君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

ここで議長から御報告いたします。さきの質疑に対する答弁の中で、教育総合支援セン

ター長を「まつどたかひろ」君と指名すべきところを「まつどたかやす」君と示しており

ました。申し訳ございませんでした。ここにおわびして訂正いたします。日程に戻ります。

日程第8、承認第6号を議題といたします。本件につきましては、6月2日にオンライ

ン会議により詳細な説明が行われております。

お諮りいたします。承認第6号について、会議規則第 37 条第3項の規定により説明を

省略することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(齋藤久代君) 全員賛成です。したがって、承認第6号は、会議規則第 37 条第

3項の規定により説明を省略することに決定いたしました。

これから質疑を行います。事前に質疑を提出している2人の議員で質疑される議員は挙

手願います。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(齋藤久代君) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。

お諮りいたします。承認第6号について、会議規則第 37 条第3項の規定により、委員

会の付託を省略することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(齋藤久代君) 全員賛成です。したがって、承認第6号は、会議規則第 37 条第

3項の規定により委員会の付託を省略することに決定いたしました。

これから討論を行います。討論ありませんか。反対、賛成。賛成ですね。

染谷和博君。

〔16 番 染谷和博君登壇〕

○16 番(染谷和博君) 染谷和博でございます。討論の前に、今日はちょっと派手めな

マスクをしてるんですけれども、これ実は「アベノマスク」といいまして、前議員の阿部

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さんが作ってくれまして、取手市の 50 周年マークとこちらに議会ラブと書いてありまし

て、それを使わせていただきます。それでは、承認第6号について、賛成討論をいたしま

す。コロナ関連の補正予算であり、取手市独自の施策もあり、市民の皆さんに安心を届け

る内容となっております。テイクアウト事業、消毒液の配布、小・中学校や放課後子ども

クラブ、高齢者福祉施設、保育所等への感染予防対策、図書館では不特定多数の方が本に

触れます――その対策のための図書消毒器の設置などが挙げられます。また、いつ終息す

るか分からないコロナウイルスに対してオンライン会議のライセンスを取得し、いつでも

会議、相談が行える体制を整えました。以上の点を評価し、賛成の討論といたします。

○議長(齋藤久代君) ほかにありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(齋藤久代君) 討論なしと認めます。以上で討論を終わります。

これから承認第6号を採決します。採決は押しボタン方式によって行います。議員各位

に申し上げます。議席にある出席ボタンが点灯していることを確認してください。

承認第6号、令和2年度取手市一般会計補正予算(第2号)の専決処分の承認について、

承認することに賛成の方は、賛成ボタンを押してください。

〔賛成者ボタンを押す〕

○議長(齋藤久代君) 採決を確定いたします。

全員賛成です。したがって、承認第6号は、承認することに決定しました。

日程第9、報告第1号から報告第5号までを一括議題といたします。本件につきまして

は、6月2日にオンライン会議により詳細な説明報告が行われております。

お諮りいたします。報告第1号から報告第5号について、会議規則第 37 条第3項の規

定により説明を省略することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(齋藤久代君) 全員賛成です。したがって、報告第1号から報告第5号は、会議

規則第 37 条第3項の規定により説明を省略することに決定いたしました。

報告第1号から報告第5号については、事前の質疑通告はありませんでした。これで質

疑を打ち切ります。

日程第 10、報告第6号から報告第8号までを一括議題といたします。本件につきまし

ては、6月2日にオンライン会議により説明報告が行われております。

お諮りいたします。報告第6号から報告第8号について、会議規則第 37 条第3項の規

定により説明を省略することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(齋藤久代君) 全員賛成です。したがって、報告第6号から報告第8号は、会議

規則第 37 条第3項の規定により説明を省略することに決定いたしました。

これから質疑を行います。事前に質疑を提出している3人の議員で質疑される議員は、

挙手願います。

遠山智恵子さん。

〔23 番 遠山智恵子君登壇〕

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○23 番(遠山智恵子君) 日本共産党、遠山智恵子です。私のほうからは、報告第8号、

農業公社事業計画についての再質疑を行います。答弁内容を読んで理解はしたんですけれ

ども、残念ながら、今回、学校給食にも使われていたみそが中止になるということで非常

に残念です。そうした販売状況ですとかの決算書を見ましても、確かにこれは続けるって

いうのは大変なんだろうという――難しかったんだろうということで、大方、私も理解は

したんですけれども。そういう意味では、質疑の2点目にあります地元団体の皆さんがみ

そ加工に従事されておりましたので、その辺の了承を得ておりますということで答弁にも

書かれて、報告はされているんですけれども、実は私、4、5年前に団体さんからも、一

緒に作ってはどうだっていう――手作りみそのよさをぜひ知ってほしいということで、私

も2、3回一緒にみそ作りを経験いたしました。その団体さんたちも、せめて機械が壊れ

るまではみそ作りをやりたいっていう意向を私も実は確認させていただきました。その辺

はどういう話合いになったのでしょうか。

〔23 番 遠山智恵子君質疑席に着席〕

○議長(齋藤久代君) 答弁を求めます。まちづくり振興部長、野口昇君。

〔まちづくり振興部長 野口 昇君登壇〕

○まちづくり振興部長(野口 昇君) 遠山議員の御質疑に答弁させていただきます。み

そ作り、今、遠山議員がお話があったように、器具とかガス施設その他配管が 30 年以上

経過して老朽化し、改修には費用がかかるし、収益もそれほど上がらないということで、

各施設を利用していた団体の方には、その辺のことをですね、十分説明させていただいて

御理解をいただいているような状況でございます。

〔まちづくり振興部長 野口 昇君答弁席に着席〕

○議長(齋藤久代君) 遠山智恵子さん。

○23 番(遠山智恵子君) 施設といいますか――建屋も古いっていうのは、私もね、確

認はさせていただいておりますから、重々分かってはいるんですけど、壊れるまででも手

作りみそを作りたいっていう意向は私も確認させていただいてるんですが、その辺はちょ

っと柔軟的に……

〔チャイム音〕

○23 番(遠山智恵子君) (続)ぜひ受け入れてはどうかと思うんですが、その辺を再

度伺います。

○議長(齋藤久代君) 農政課長、川村昭彦君。

○農政課長(川村昭彦君) ただいまの御質問に答弁させていただきます。壊れるまで使

ったらどうかというような御質問でございますけども、農業公社としましても重々承知し

ておりますけど、ただ、やはりガスであったり、電気であったり、水道であったりと、い

ろんなものを使っているわけでして、ガスなんかの場合は爆発の危険もありますので、そ

れらのものを加味しまして、今回中止とさせていただいたところです。

○議長(齋藤久代君) 遠山智恵子さん。

○23 番(遠山智恵子君) 3点目のプロパー3名、そして臨時職員約 10 名ということな

んですが、そこに従事されている皆さんの年齢層はどうなってます。

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○議長(齋藤久代君) 農政課長、川村昭彦君。

○農政課長(川村昭彦君) 年齢層につきましては、臨時職員は、60 代、70 代がほとん

どでございます。

○議長(齋藤久代君) 遠山智恵子さん。

○23 番(遠山智恵子君) 何か若い職員の方がやめられたっていう話も聞いてはいるん

ですけど、その辺の状況はどうでしょう。

○議長(齋藤久代君) 農政課長、川村昭彦君。

○農政課長(川村昭彦君) 若い方というか、ほとんどの方が、退職された方です。臨時

的に入られてる方ですので、若い方が辞められたということは、ちょっと確認してござい

ません。

○議長(齋藤久代君) 遠山智恵子さん。

○23 番(遠山智恵子君) ちょっとなかなか難しそうだなというのは認識してるんです

が、一般質問で取り上げますこの農業問題、そういう意味では自給率が、どんどん下がる

一方で、また国の施策も心配というか、危惧されている点が私は多々あります。そういう

意味では、この公社頼みの農家が増えてきているということでは、ぜひとも維持運営して

いただきたいんですが、こういった決算報告を見ますと、心配なわけなんです。公社の理

事会とかではどういった話合いをされてるんでしょうか。

○議長(齋藤久代君) 農政課長、川村昭彦君。

○農政課長(川村昭彦君) お答えいたします。理事会等にも、確かに老朽化が進んでる

んですけれども、農家の皆さんを手助けするために、やはり極力こう長く、使っていきた

いということで、どうしたらいいかそこら辺は検討しているところでございます。

○議長(齋藤久代君) 遠山智恵子さん

○23 番(遠山智恵子君) 法人化という話が以前からも出てましたけど、なかなか台風

だとか、コロナの問題で、なかなか行けないと思ってるんですが……

〔ブザー音〕

○23 番(遠山智恵子君) (続)その辺の見通しは。

○議長(齋藤久代君) 農政課長、川村昭彦君。

○農政課長(川村昭彦君) お答えいたします。公社自体はもう法人化はしているんです

けども、農業法人という意味合いででしょうか。農業法人化につきましても、他県でそう

いうような先進公社がございますので、そちらのほうを参考にしながら、今後検討してい

きたいと考えております。

○23 番(遠山智恵子君) 期待してます。以上です。

○議長(齋藤久代君) ほかに質疑はありませんか。

染谷和博君。

〔16 番 染谷和博君登壇〕

○16 番(染谷和博君) 報告第6号について、少しお尋ねいたします。頂いた答弁の中

に、基本協定書において、不可抗力によって発生した費用の負担は損害状況の確認を行っ

た上で協議を行い、費用負担等を決定するというふうにあります。この費用負担について

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は明文化されているものはないんでしょうか。

〔16 番 染谷和博君質疑席に着席〕

○議長(齋藤久代君) 答弁を求めます。政策推進部長、井橋貞夫君。

〔政策推進部長 井橋貞夫君登壇〕

○政策推進部長(井橋貞夫君) 染谷議員の御質疑に答弁させていただきます。市と文化

事業団は協定書を結ばせていただいておりますが、先ほど染谷議員が質疑されたように、

明文化的にはしてございません。損失等があった場合には、今後、文化事業団と協議を進

めていき、さらに、市でも多数の指定管理をやっておりますので、それらの関係部署と協

議をして決めていきたいと考えております。

〔政策推進部長 井橋貞夫君答弁席に着席〕

○議長(齋藤久代君) 染谷和博君。

○16 番(染谷和博君) やはり、この辺は市が行ってると皆さん思っております。恐ら

く、市が直接やってるのかなぐらいの気持ちでいらっしゃると思いますので、しっかりそ

の辺は決めていただきたいと思うんです。ちょっと一番心配なのは、これから、いろいろ

イベント等もやらなくなり、収入も減る――そうした意味で雇い止めとかそういうことが

あってはいけないと思うんですけど、その辺はどのようにお考えでしょうか。

○議長(齋藤久代君) 政策推進部長、井橋貞夫君。

○政策推進部長(井橋貞夫君) 答弁させていただきます。今回のコロナウイルス感染症

関係でイベント等は自粛という形になりました。それに伴いまして、文化事業団での、い

わゆる貸館業務、これもこれまで停止という形になっております。しかしながら、そうい

った期間であっても、やはり今回、文化事業団の場合ですと、貸館の返金作業ですとか、

これまでの施設の点検業務等々で、臨時的に任用された職員が業務に就くことがございま

すので、雇い止め等は今後も発生しないと考えております。

○議長(齋藤久代君) 染谷和博君。

○16 番(染谷和博君) ありがとうございます、よろしくお願いします。以上です。

○議長(齋藤久代君) ほかに質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(齋藤久代君) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。

自席で休憩します。

午後 1時 19 分休憩

午後 1時 20 分開議

○議長(齋藤久代君) 会議を再開いたします。

○議長(齋藤久代君) 日程第 11、諮問第1号及び諮問第2号を一括議題といたします。

本件につきましては、6月2日にオンライン会議により詳細な説明が行われております。

お諮りいたします。諮問第1号及び諮問第2号について、会議規則第 37 条第3項の規

定により説明を省略することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(齋藤久代君) 全員賛成です。したがって、諮問第1号及び諮問第2号は、会議

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規則第 37 条第3項の規定により説明を省略することに決定いたしました。

諮問第1号及び諮問第2号については、事前の質疑通告がございませんでしたので、こ

れで質疑を打ち切ります。

お諮りいたします。諮問第1号及び諮問第2号について、会議規則第 37 条第3項の規

定により委員会の付託を省略することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(齋藤久代君) 全員賛成です。したがって、諮問第1号及び諮問第2号は、会議

規則第 37 条第3項の規定により、委員会の付託を省略することに決定いたしました。

これから討論を行います。討論はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(齋藤久代君) 討論なしと認めます。以上で討論を終わります。

これから諮問第1号及び諮問第2号を採決します。採決は押しボタン方式によって行い

ます。議員各位に申し上げます。議席にある出席ボタンが点灯していることを確認してく

ださい。

諮問第1号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて、本田曜子氏が適任

であると答申することに賛成の方は、賛成ボタンを押してください。

〔賛成者ボタンを押す〕

○議長(齋藤久代君) 採決を確定いたします。全員賛成です。したがって、諮問第1号

については、本田曜子氏が適任であると答申することに決定いたしました。

諮問第2号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて、島田三郎氏が適任

であると答申することに賛成の方は、賛成ボタンを押してください。

〔賛成者ボタンを押す〕

○議長(齋藤久代君) 採決を確定いたします。全員賛成です。したがって、諮問第2号

については、島田三郎氏が適任であると答申することに決定いたしました。

日程第 12、議案第 35 号及び議案第 36 号を一括議題といたします。本件につきまして

は、6月2日にオンライン会議により詳細な説明が行われております。

お諮りいたします。議案第 35 号及び議案第 36 号について、会議規則第 37 条第3項の

規定により説明を省略することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(齋藤久代君) 賛成多数です。したがって、議案第 35 号及び議案第 36 号は、会

議規則第 37 条第3項の規定により説明を省略することに決定しました。

議案第 35 号及び議案第 36 号は、事前の質疑通告がございませんでした。これで質疑を

打ち切ります。

お諮りいたします。議案第 35 号及び議案第 36 号について、会議規則第 37 条第3項の

規定により委員会の付託を省略することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(齋藤久代君) 賛成多数です。したがって、議案第 35 号及び議案第 36 号は、会

議規則第 37 条第3項の規定により委員会の付託を省略することに決定いたしました。討

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論、採決は最終日に行います。

日程第 13、議案第 37 号及び議案第 39 号を一括議題といたします。本案につきまして

は、6月2日にオンライン会議により詳細な説明が行われております。

お諮りいたします。議案第 37 号及び議案第 39 号について、会議規則第 37 条第3項の

規定により説明を省略することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(齋藤久代君) 賛成多数です。したがって、議案第 37 号及び議案第 39 号は、会

議規則第 37 条第3項の規定により説明を省略することに決定いたしました。

これから質疑を行います。事前に質疑を提出している2人の議員で質疑される議員は挙

手願います。

遠山智恵子さん。

〔23 番 遠山智恵子君登壇〕

○23 番(遠山智恵子君) 日本共産党、遠山智恵子です。私のほうからは議案第 39 号、

支援員に関しての条例改正ということです。まず、現在従事されている支援員、そして4

月から補助員ということで、支援補助員制度が立ち上がっているわけなんですが、皆さん

で有資格者――既に保育士ですとか、教員の免許等、有資格者の数は、何人いるのかお示

しください。

〔23 番 遠山智恵子君質疑席に着席〕

○議長(齋藤久代君) 答弁を求めます。

教育部長、田中英樹君。

〔教育部長 田中英樹君登壇〕

○教育部長(田中英樹君) 遠山議員の御質疑にお答えいたします。現在任用しておりま

す支援員 70 人のうち、有資格の方は、教員、保育士、幼稚園教諭ということで 24 名でご

ざいます。また、補助員 32 名のうち、有資格者は4人という状況でございます。

〔教育部長 田中英樹君答弁席に着席〕

○議長(齋藤久代君) 遠山智恵子さん。

○23 番(遠山智恵子君) 質疑の3点目になるんですけれども、答えられればと思うん

ですが、下段の支援員の研修を受けてない未修了の方で、有資格者の方って何人ぐらいい

らっしゃるか分かってます。分からなければ、あれなんですけど。

○議長(齋藤久代君) スポーツ生涯学習課長、長塚逸人君。

○スポーツ生涯学習課長(長塚逸人君) 遠山議員の御質疑にお答えいたします。補助員

の中で有資格者ということで、教員の方が3人、それから幼稚園教諭の方が1名というこ

とで、合計4名となっております。

○議長(齋藤久代君) 遠山智恵子さん。

○23 番(遠山智恵子君) せっかく有資格あるわけですから、改めて研修しなくても本

来であれば、きちっと支援員――児童支援員――放課後児童支援員として、それこそ、し

っかり子どもたちを主にした――主体にした働き方といいますか、保育に当たっていただ

いてるというふうに私は受け止めているわけなんです。今回、4月から国の制度が変わっ

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たということでこういう形になってるんですが、賃金差別がそこでも起きてしまったとい

ういうのが私もまだ腑に落ちないわけで、今回、4月から賃金が変わりましたけど、幾ら

から幾らになったか、支援員と補助員とで、その辺の説明ください。

○議長(齋藤久代君) スポーツ生涯学習課長、長塚逸人君。

○スポーツ生涯学習課長(長塚逸人君) お答えいたします。今年度4月から、これまで

支援員だった方は、臨時職員だったために賃金だったものが、会計年度任用職員に移行し

ましたので、今度報酬ということになるんですが、これまで臨時職員であった支援員の賃

金は時給 930 円、それが会計年度任用職員になってからの支援員の報酬のほうが時給にし

て 1,003 円、補助員が時給 987 円となっております。以上です。

○議長(齋藤久代君) 遠山智恵子さん。

○23 番(遠山智恵子君) 分かりました。この間、私も子どもクラブの在り方、また支

援員の在り方ということで、もう繰り返し繰り返し、問題提起含めて、取り上げているわ

けなんですが、ぜひ子どもたちの保育の場……

〔チャイム音〕

○23 番(遠山智恵子君) (続)だというところの認識をしっかり受け止めていただい

て、しっかり進めていただきたいというふうに思っています。私も総務文教常任委員会の

中で――最終的に細谷さんを委員長にした会議の中で、今後、通達に沿って考えていく―

―変えれるところは変えていきたいという、部長からも教育長からも答弁があったわけで、

その姿勢で期待してるわけなんですが、3月 31 日で示された総合計画の中では、一切そ

の辺が見えてこないんですよ。ですから、本来であれば、児童福祉審議会でも、もっと子

どもたちの環境としてどうなのかということも、福祉の面でもっとしっかりやっていただ

きたいと思うんですが、結局、今日答弁立ってるのは、教育委員会ですもんね。その辺の

矛盾も私自身感じながら、この事業の推移を見守っていきたいと思っていますので、どう

かよろしくお願いします。

〔ブザー音〕

○23 番(遠山智恵子君) 最後質疑にはなりませんでしたけど、よろしくお願いします。

すみません。

○議長(齋藤久代君) ほかに質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(齋藤久代君) なしと認めます。これで質疑を終わります。

お諮りいたします。議案第 37 号及び議案第 39 号について、会議規則第 37 条第3項の

規定により委員会の付託を省略することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(齋藤久代君) 賛成多数です。したがって、議案第 37 号及び議案第 39 号は、会

議規則第 37 条第3項の規定により委員会の付託を省略することに決定いたしました。討

論、採決は最終日に行います。

日程第 14、議案第 40 号及び議案第 41 号を一括議題といたします。本案につきまして

は、6月2日にオンライン会議により詳細な説明が行われております。

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お諮りいたします。議案第 40 号及び議案第 41 号について、会議規則第 37 条第3項の

規定により説明を省略することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(齋藤久代君) 賛成多数です。したがって、議案第 40 号及び議案第 41 号は、会

議規則第 37 条第3項の規定により、説明を省略することに決定いたしました。討論、採

決は最終日に行います。

議案第 40 号及び議案第 41 号については、事前の質疑通告がございませんでした。これ

で質疑を打ち切ります。

お諮りいたします。議案第 40 号及び議案第 41 号について、会議規則第 37 条第3項の

規定により委員会の付託を省略することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(齋藤久代君) 賛成多数です。したがって、議案第 40 号及び議案第 41 号は、会

議規則第 37 条第3項の規定により委員会の付託を省略することに決定いたしました。討

論、採決は最終日に行います。

日程第 15、議案第 42 号及び議案第 43 号を一括議題といたします。本案につきまして

は、6月2日にオンライン会議により詳細な説明が行われております。

お諮りいたします。議案第 42 号及び議案第 43 号について、会議規則第 37 条第3項の

規定により説明を省略することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(齋藤久代君) 賛成多数です。したがって、議案第 42 号及び議案第 43 号は、会

議規則第 37 条第3項の規定により説明を省略することに決定いたしました。討論、採決

は最終日に行います。

これから質疑を行います。事前に質疑を提出されている2人の議員で質疑される議員は、

挙手願います。

細谷典男君。

〔14 番 細谷典男君登壇〕

○14 番(細谷典男君) 無会派クラブ、細谷です。議案 42 号について、この施工箇所が

議案で示された箇所とずれてるという御答弁なんですが、当初の枠との関係について御説

明をお願いいたします。

〔14 番 細谷典男君質疑席に着席〕

○議長(齋藤久代君) 答弁を求めます。都市整備部長、齋藤嘉彦君。

〔都市整備部長 齋藤嘉彦君登壇〕

○都市整備部長(齋藤嘉彦君) 議案につけた図面では3棟ある敷地の全てを線で囲った

形で図面を提示いたしました。今回、書面での議案質疑の答弁の際に、また別の図面をつ

けているわけですけれども、こちらを御覧いただきますと、全ての敷地の中の1番東側の

先端の部分――これが隣の建物から7メートルほど離れたところに線を引いてあるわけで

すが、そこまでを実際の施工対象範囲ということにしております。工事のときには、敷地

全体を仮囲い等で覆うと思いますので、そのような形で議案にはつけたんですけれども、

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実際に、くい抜きを行うのは、今回の答弁につけた図面にある施工対象範囲の中にあるく

いということにしております。

〔都市整備部長 齋藤嘉彦君答弁席に着席〕

○議長(齋藤久代君) 細谷典男君。

○14 番(細谷典男君) そうすると、この議案で説明された区域とは違うと――残され

たところがある――7メートル離れるということですか。残置されるくいは何本なのか、

そして、議案で示された 354 本、これに含まれてるのかどうか、この関係についてお願い

いたします。

○議長(齋藤久代君) 都市整備部次長、海老原 寛君。

○都市整備部次長(海老原 寛君) それではお答えします。影響のため残すこととなる

くいは、14 本となります。今回の契約の工事からは除いている状況となっております。

○議長(齋藤久代君) 細谷典男君。

○14 番(細谷典男君) 今回、契約の本数から除いているということですから、今回の

契約については、このとおりでよろしいかというふうに思います。ただ、そうしたのは既

存建物の影響がある、それで、このようなことになって、二重の手続ということになると

思うんですけども、既存建物を解体した後に残余のものは撤去するということですが、既

存建物の解体が前提となっている御答弁でございます。この地権者に工事の内容、あるい

は日程に理解を得てるのかどうかお聞きしたいと思います。

○議長(齋藤久代君) 都市整備部次長、海老原 寛君。

○都市整備部次長(海老原 寛君) これから隣接している権利者の方々につきましては、

工事の説明、御理解をいただき進めていくところでございます。

○議長(齋藤久代君) 細谷典男君。

○14 番(細谷典男君) 続いて、議案第 43 号についてお聞きします。治助坂の隣の四角

い長方形のものということになるんですが、ここは地盤が悪くて水が出たりするというよ

うなこともあって、鋼矢板で締切りによる実施ということでございますけれども、これの

土砂――地崩れとか、そういうことについて影響が出るのかどうか、とりわけ北側の使用

収益開始をしている土地があります――そちらへの影響はどうなのかお聞きしたいと思い

ます。

○議長(齋藤久代君) 区画整理課副参事、浅野和生君。

○区画整理課副参事(浅野和生君) お答えいたします。この当該地下構造物の北側には、

民間駐車場方向には市の管理地となっている筆が挟まれておりまして、対象となる地下構

造物から約7メーター程度離れているような状況でございます。影響はないものと考えて

おりますけれども、権利者の方にはご説明ご理解をいただきながら進めてまいりたいと考

えております。

○議長(齋藤久代君) 細谷典男君。

○14 番(細谷典男君) そうすると、4つの――四方は市の管理地ということなんです

けれども、しかし、影響あるかもしれないんで説明には行くということでございますが…

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〔チャイム音〕

○14 番(細谷典男君) (続)鋼矢板を仕切るわけですけども、内側は当然、工事対象

だからいいんですけども、外側はどの程度の影響が出るのか――7メートルの範囲でおさ

まるのかどうかお聞きしたいと思います。

○議長(齋藤久代君) 区画整理課副参事、浅野和生君。

○区画整理課副参事(浅野和生君) お答えいたします。確かにこの対象となる地下構造

物は深さが 9.8 メーター程度ございまして、鋼矢板を使用した仮設の工法で、設計のほう

は現在組み立てているところでございます。深さもあることから鋼矢板の自立ができない

というところもありまして、裏側からの、四方向支える形の工法を取りながら、設計のほ

うは今現在組み立てているところでございまして、その仮設の工法はアンカー工法という

ものでございまして、地権者の方に御説明や御理解をいただきながら、この形の中で現在

進めていこうと考えているところでございます。

○議長(齋藤久代君) 細谷典男君。

○14 番(細谷典男君) アンカー工法だとボルトを締めたりというようなことが出てく

るのかと思います。この御答弁でも、両方そうなんですが、本契約の締結後、工事のお知

らせや説明を行い、事業を進めてまいりますということなんです。これはそこに通行して

る人とか、周りを利用する人はもう工事が始まって注意をすればいいんですけれども、し

かし、当該地権者、この両方ございますけども、そこはもうあらかじめこの契約ここまで

決まってるわけですから、誠意をもって理解を求めるというのが、なすべきことではない

かというふうに思います。その辺のところを慎重に、そして迅速に行っていただくことを

申し上げさせていただきまして質疑を終わりたいと思います。ありがとうございました。

○議長(齋藤久代君) ほかに質疑はありませんか。

加増充子さん。

〔24 番 加増充子君登壇〕

○24 番(加増充子君) 加増充子です。議案 42 号、43 号の両方に関わることなんですけ

れども、まず、1点目にあります、新年度予算に計上されず、今回の契約締結についての

経緯ということで、補正予算――3月の補正予算で繰越しが 11 億 5,000 万円ありました。

その内容だと思いますけれども、具体的に 11 億 5,000 万円の内訳、内容を示していただ

きたいと思います。

〔24 番 加増充子君質疑席に着席〕

○議長(齋藤久代君) 答弁を求めます。

区画整理課副参事、浅野和生君。

○区画整理課副参事(浅野和生君) お答えいたします。さきの3月議会におきまして、

補正の際にも御説明をさせていただいたところではありますけれども、今回、この工事に

関しましても、工事費としまして約8億 5,000 万円の金額をもって施工しているところで

ございます。今回、議案第 42 号、第 43 号で上げさせていただいた工事のほかに先行し

て、議会議決案要件ではございませんでしたけれども、2本の工事を既に発注させていた

だいているところでございます。これは4月の末に発注をさせていただきました。その工

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事ですけれども、1つの工事といたしましては、2棟分の地下構造物の解体の範囲を持っ

た工事が1つ。もう1つは、1棟分の地下構造物の解体の範囲を持った工事が1つという

形で、今回、A街区造成工事に当たっているところでございます。以上です。

○議長(齋藤久代君) 加増充子さん。

○24 番(加増充子君) そうしますと、ここに――答弁書には令和2年度で予定してい

た工事を前倒しでということで、3月の補正――繰越しの中で、今回の契約ということに

なったという確認ですが、それでよろしいですか――はい。

次、伺います。3番目です。議案第 43 号のところに書いてあります3番目なんですが、

地下のくい撤去は市の事業となっているということをこれまで説明されましたが、細谷議

員の質問にもありましたけれども、なぜこの市の事業になるのか、その規定などはあるん

でしょうか、具体的にはどんなものですか。お願いします。

○議長(齋藤久代君) 都市整備部次長、海老原 寛君。

○都市整備部次長(海老原 寛君) お答えいたします。文書の答弁にも書いてはあるん

ですけれども、当区画整理事業におきましては、地下階、基礎くい等の地下構造物の撤去

につきましては、建物が密集する駅前地域または交通量が多い都市計画道路に隣接する地

域など、あらかじめ周辺の影響を考慮しなければならない場合は市で施工するといったよ

うな形で取手市の基準によって進めております。

○議長(齋藤久代君) 加増充子さん。

○24 番(加増充子君) 次に、43 号のほうに入りますけれども、3番なんですが、今回

の契約案件がA街区の区画整理事業の最後か、終息かということで伺ったら、まだ1棟残

っているということです。この1棟についてなんですけれども、暫定広場が次へ進む――

その準備となるこの契約なんですけれども、残る1棟を暫定広場から除外するということ

なんでしょうか。

○議長(齋藤久代君) 都市整備部次長、海老原寛君。

○都市整備部次長(海老原 寛君) お答えいたします。暫定広場の整備につきましては、

現在、交渉中である1棟の建物につきましては影響のないような形で工事が進めることが

できると、そのような内容になっております。

○議長(齋藤久代君) 加増充子さん。

○24 番(加増充子君) 先ほども細谷議員のほうの話の中にもありましたけれど、残る

1棟とそれから7メートル離れた――外したその範囲のくいの撤去ということで、この費

用がさらにかかっていくということなんでしょうか。そこはどういう見通しですか。

○議長(齋藤久代君) 都市整備部次長、海老原寛君。

○都市整備部次長(海老原 寛君) お答えします。これ以上かかるのかということでは

なくて、総事業費の中から、それが施工できないので除いていると、当然その経過によっ

ては、それを実行していきますというような内容となっております。

○議長(齋藤久代君) 加増充子さん。

○24 番(加増充子君) 総事業の中は変わらないけれども、今回の契約関係の費用プラ

スこの残り1棟と7メートル離れたところのくいを抜くということを出されていくという

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考え方でいいですね。あと確認なんですけれども、最後に造成規模が 0.7 ヘクタール、費

用おおよそ 7,000 万円っていうのは、これは暫定広場のことですよね。

○議長(齋藤久代君) 区画整理課副参事、浅野和生君。

○区画整理課副参事(浅野和生君) お答えします。おっしゃるとおりでして、A街区の

造成工事と暫定広場の撤去工事を見込んだものです。

○議長(齋藤久代君) これで質疑を終わります。

お諮りいたします。議案第 42 号及び議案第 43 号について、会議規則第 37 条第3項の

規定により委員会の付託を省略することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(齋藤久代君) 賛成多数です。したがって、議案第 42 号及び議案第 43 号は、会

議規則第 37 条第3項の規定により委員会の付託を省略することに決定いたしました。討

論、採決は、最終日に行います。

日程第 16、議案第 47 号を議題といたします。本案につきましては、6月2日にオンラ

イン会議により、詳細な説明が行われております。

お諮りいたします。議案第 47 号について、会議規則第 37 条第3項の規定により説明を

省略することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(齋藤久代君) 賛成多数です。したがって、議案第 47 号は、会議規則第 37 条第

3項の規定により、説明を省略することに決定いたしました。

これから質疑を行います。事前に質疑を提出している2人の議員で質疑される議員は挙

手願います。

関戸 勇君。

〔11 番 関戸 勇君登壇〕

○11 番(関戸 勇君) 日本共産党、関戸 勇です。議案 47 号について、質疑をいたし

ます。一般競争入札要綱の冊子――普通財産売買契約書の第 29 条に、アスベストが使用

されていた場合について触れています。この施設は、戸頭団地が入居が始まった昭和 50

年から運用してました。この同じ時期につくられた団地内の附随する施設の多くでアスベ

ストが使われていて、その後、撤去作業が行われています。残存建物――この施設にアス

ベストはないのでしょうか。

〔11 番 関戸 勇君質疑席に着席〕

○議長(齋藤久代君) 答弁を求めます。財政部長、牧野妙子さん。

〔財政部長 牧野妙子君登壇〕

○財政部長(牧野妙子君) 関戸議員の御質疑にお答えいたします。アスベストについて

ですけれども、2棟の建物に、建物の建材に含まれている可能性があります。

〔財政部長 牧野妙子君答弁席に着席〕

○議長(齋藤久代君) 関戸 勇君。

○11 番(関戸 勇君) 今度の契約では、そういう撤去も全て買ったほうがやるという

ことになっているというふうに思うんですが、そういう確認とか、非常に大きい問題にな

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ると思うんですが、そういう点については全く買った先にお任せするということでしょう

か。

○議長(齋藤久代君) 財政部長、牧野妙子さん。

○財政部長(牧野妙子君) お答えいたします。こちらの建物につきましては、建材に含

まれる可能性があるということで、入札要綱の資料にも明記しております。また解体撤去

につきましても、建材の事務調査、そういったものをこちらの買受業者さんのほうに行っ

ていただき、その粉じん等も飛散しないよう処理するよう、こちらの 29 条のほうに明記

はさせていただいておりますので、今回の業者さんのほうに解体のほうも行っていただき

ます。

○議長(齋藤久代君) 関戸 勇君。

○11 番(関戸 勇君) 2つの施設というのは、全体の建物の中のどれとどれとかとい

うのは。委員会ですと十分できるんですが。

〔笑う者あり〕

○議長(齋藤久代君) 管財課長、鈴木正美君。

○管財課長(鈴木正美君) 実際のアスベストのほうの含まれている施設ということです

が、エアレーション沈砂池と沈殿池、エアレーションタンク、分水槽というもので、表示

の方が――この要綱に載っている施設が該当になっている建物となっております。

○議長(齋藤久代君) 関戸 勇君。

○11 番(関戸 勇君) 前回の入札、平成 29 年ですか。このときは、やはり同じように

買ったほうが全部きれいにして、上も下も、地下もということが条件でした。今回は、一

部でもいいよということになります。これに間違いないですか。

○議長(齋藤久代君) 管財課長、鈴木正美君。

○管財課長(鈴木正美君) 一部解体でも可ということで、前回は全部解体という要綱に

なっておりまして、今回はその残存建物の一部または全部が可ということで要綱が変更と

なっております。

○議長(齋藤久代君) 関戸 勇君。

○11 番(関戸 勇君) この地域――この場所については、地域住民から公園として広

げてほしい、駐車場にしてほしいと、いろんなところが要求があった場所です。ところが、

今回こういうふうにして一部とかというと残るわけですよ。そういうままだと、住民から

見たら非常に違和感があるっていうふうに思うんですが、そういうことの配慮というのは

検討されましたか。

○議長(齋藤久代君) 財政部長、牧野妙子さん。

○財政部長(牧野妙子君) 平成 29 年当時は全部撤去ということで、どなたも応札され

なかったという経緯がございました。こちらのほうは利活用をしていただきたいというと

ころが――やはりこれだけ大きな土地ですので、そういったことで民間の方も事業計画を

しやすくするために、今回は一部撤去も認めたものでございます。

○議長(齋藤久代君) 関戸 勇君。

○11 番(関戸 勇君) 先ほど言ったように、こういうアスベストが入っている可能性

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があるところは残るとか、いろんなことが考えられる――そうできちゃうっていうことに

なるんだと思うんですが、そういうことが可能になりますよね。

○議長(齋藤久代君) 管財課長、鈴木正美君。

○管財課長(鈴木正美君) 可能性的には残存で残る可能性はございます。ただ、アスベ

ストに関しましては、先ほど部長のほうから答弁があったとおり、第 29 条のほうで建物

の建材の事前調査を行い、アスベストが使用された場合の撤去等に当たっては、粉じん等

が飛散しないように、請け負った業者さんのほうで適切に処理するということになってお

ります。

○議長(齋藤久代君) 関戸 勇君。

○11 番(関戸 勇君) 業者のほうがそういうことでやるよっていうことで売買しまし

た。業者のほうがそういうふうになりませんでした。しかし、もうそういう約束で売った

ものだから、市としての責任がなくなるということになりますか。

○議長(齋藤久代君) 財政部長、牧野妙子さん。

○財政部長(牧野妙子君) 一部残存というのは認めておりますけれども、ただ、アスベ

ストについては、こちらのほうでは契約にも明記されておりますように、適正に処理する

ように契約上うたっておりますので、それについてアスベストが残るということはござい

ません。

○議長(齋藤久代君) 関戸 勇君。

○11 番(関戸 勇君) そこは確認をするんですか、現場を。そういうことなんですか。

○議長(齋藤久代君) 管財課長、鈴木正美君。

○管財課長(鈴木正美君) 現場の確認というところまではやらないんですが、あくまで

もここは法律に基づいて、業者さんのほうがやってくれるものと考えております。

○議長(齋藤久代君) 関戸 勇君。

○11 番(関戸 勇君) 本来ならば、図面を広げて、こうでああでって本当にやりたい

ところなんですが、残念ながら、委員会ができませんので終わります。

○議長(齋藤久代君) ほかに質疑はありませんか。

細谷典男君。

〔14 番 細谷典男君登壇〕

○14 番(細谷典男君) 細谷でございます。議案第 47 号、市有財産の処分について、質

疑をいたします。前回の入札は不調でございました。今回は、入札が成立したということ

なんですけれども、幾つか疑問点がありまして、5項目にわたって、文書で回答を頂いて

おります。よく理解はできるんですが、私もその契約に関して一抹の不安を持っていたの

が、3番目のところで、PCBの関係でございます。こういうPCBが検出された施設が

あったと――その施設を市は取り除いて入札に付したということを説明した上で入札した

のかどうかということが一抹の不安であったわけですが、市の御回答は、口頭での説明と

いうことでございました。この説明について、入札に参加した2つの法人は理解を頂いた

のかどうか、まずこの点についてお聞きしたいと思います。

〔14 番 細谷典男君質疑席に着席〕

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○議長(齋藤久代君) 財政部長、牧野妙子さん。

○財政部長(牧野妙子君) 細谷議員の御質疑にお答えいたします。はい、2法人とも、

理解されていると、こちらでは考えております。

○議長(齋藤久代君) 細谷典男君。

○14 番(細谷典男君) この点については、文書でのやりとりではないわけですけども、

不動産取引における説明事項として、必須のものというようなものに該当するのかどうか

ということについてお聞きしたいと思います。

○議長(齋藤久代君) 管財課長、鈴木正美君。

○管財課長(鈴木正美君) お答えいたします。まず今回のPCBにつきましては、既に

撤去済みのものでありますので、その説明は不要であったということで考えております。

また、PCBについて、宅地建物取引業法というものがございます。その中の第 35 条に

規定されております重要事項には該当いたしませんので、説明事項には該当しないという

ことで考えております。

○議長(齋藤久代君) 細谷典男君。

○14 番(細谷典男君) そうすると契約上は必要はないんだけれども、あえて口頭でこ

ういうことがあったという経過は、説明されたということでございますね。よく分かりま

した。それで、今回の落札が4億円ということでございます。議案とは直接関係ないんで

すが、部長新任になって1か月もたたない間での、この入札であったわけですが……

〔チャイム音〕

○14 番(細谷典男君) (続)この4億円というのを聞いて、どのような感想をお持ち

になったのかお聞きしたいと思います。

〔笑う者あり〕

○議長(齋藤久代君) 議案とは関係ないというふうに、今おっしゃった……。

○14 番(細谷典男君) 直接、直接は。間接的には……。

○議長(齋藤久代君) 答えられますか。

財政部長、牧野妙子さん。

○財政部長(牧野妙子君) お答えいたします。私の私見ということで、財政部長になり

まして、この財政難の折、4億円で売れたということは、やはり、これから公共施設整備

基金のほうに積み立てさせていただいてるんですが、取手市の建物は御存じのとおりかな

り老朽化が進んでおります。こういったことに活用させていただけるのは大変ありがたい

と思っておりますし、また、藤代地区でスーパーを建設予定というふうに聞いております

ので、そういった中でまた皆さんの利便性が高まるというところを期待しております。

○議長(齋藤久代君) 細谷典男君。

○14 番(細谷典男君) 私も同感でございます。ぜひ、この4億円を有効活用していた

だくことを期待いたしまして、質疑は以上で終わります。

○議長(齋藤久代君) これで質疑を終わります。

お諮りいたします。議案第 47 号について、会議規則第 37 条第3項の規定により委員会

の付託を省略することに賛成の議員の起立を求めます。

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〔賛成者起立〕

○議長(齋藤久代君) 賛成多数です。したがって、議案第 47 号は、会議規則第 37 条第

3項の規定により委員会の付託を省略することに決定いたしました。討論、採決は最終日

に行います。

ここで、本職より申し上げます。この後、議題となります請願につきまして、今定例会

は、委員会付託を省略し、本会議にて請願を審議することが議会運営委員会で決まってお

ります。下審査機関である委員会に付託した場合、希望する請願代表者は、委員会におい

て意見陳述をすることができます。今定例会では、これを補完する観点から、請願代表者

からお手元に配付したとおり、意見陳述書を提出していただいております。意見陳述書に

ついては、紹介議員から朗読することとなっていますので、御承知おきください。

日程第 17、請願第4号を議題といたします。ただいま議題となっております請願につ

いて、請願代表者の意見陳述書が本職に提出されております。紹介議員の発言と併せて、

意見陳述書の朗読を求めます。

関戸 勇君。

〔11 番 関戸 勇君登壇〕

○11 番(関戸 勇君) 日本共産党、関戸 勇です。請願第4号、取手市議会「議会運

営委員会協議事項」決定の白紙を求める請願についてです。請願の趣旨は、ここにありま

すように、この間の議会、運営に当たって、ポストコロナ時代の民主主義の危うさを目の

当たりにするということから、請願者は、議会での熟議、議会をどう開くかということに

しっかり取り組むと――そういうことの重要性ということから、この第2回定例議会の日

程について決めた議会運営委員会の協議事項を白紙に戻して、議会運営を行うよう求めた

ものであります。お配りしました請願者からの意見陳述書を読ませていただきたいと思い

ます。

取手市議会「議会運営委員会協議事項」決定の白紙撤回を求める請願についての意見

陳述、取手市白山1の8の5、神原禮二、オンライン議会と民主主義の危機、5月 18

日、取手市議会運営委員会は、6月8日開会予定の定例会運営について、会期を5日間

とし、一般質問は一人 60 分を 30 分に半減、喫緊の課題である新型コロナに関する質問

は不可とし、本会議で行われるべき議案の提案理由も、議案・請願の委員会付託も省略

するとしました。また、議案の提案理由はオンラインで市長が事前に説明。質問と答弁

は書面にて行い、本会議での質疑は3分以内に限定するというものです。これらは議会

にあってもコロナ感染予防の「三密」を避けることと、議会のオンライン化のテストを

兼ねたものと存じます。そのこと自体は理解できます。しかし、市議会が市民の最高意

思決定機関である以上、それが「三密」を避けるにしても、オンラインのテストにして

も、心すべきは議会の本義を損なわないことではないでしょうか。取決めにある様々な

制限や省略は、議会の本義である熟議を軽んじていると言わざるを得ません。それは議

員各位を代理人として選んだ有権者(市民)をも軽んじていることになります。議会に

おける熟議とは有権者の意思・思いを代理人である議員が、伝えあい、語りあい、譲り

合い、判断し決定するものです。つまり、市議会は高次元のコミュニケーションを図る

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場であると思うのです。

今、若い人のコミュニケーション能力の不足が問われています。これは、かつて新人

類と言われた若者への評価とは次元を異にします。抱える問題の深刻さが違います。新

人類は価値観の違いでしたが、コミュニケーション能力の不足は、生き物としての生命

力の低下を意味すると思うのです。人は、他の生きものと同様に、五感、身体感覚をも

って判断し、考え、コミュニケーションを図ってきました。それは個体を守ることであ

り、群れを守ることでもあり、生きる術でもありました。やがて人は言葉を持ち、コミ

ュニケーション能力は飛躍的に高まりました。群れは社会になり、技術を持ち、文化が

生まれ、機械文明を持ち、絵画、音楽、文学など芸術を生み出し、民主主義社会を手に

するに至りました。すべて五感を磨き、コミュニケーション能力を高めてきた結果と言

えるでしょう。

コミュニケーション能力の不足は、デジタル技術によるものと考えます。身体感覚と

しての五感は、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚になりますが、デジタル技術によるバー

チャルな感覚にあっては視覚と聴覚に限定され、他の感覚は切り捨てられてしまいます。

それでも、取りあえずの用は足せます。「議会にあっては触覚、味覚、嗅覚は必要ない」

との声が聞こえます。さきに五感、身体感覚といいました。生身のコミュニケーション

は場を共にすることにあります。場を共にするとは、五感を動員し、場の空気、皮膚感

覚を共有することです。これのないコミュニケーションの質は、生身のそれの半分にも

満たないでしょう。一方で、SNSの発展はコミュニケーションを広範にスピーディに

しました。コロナ自粛はテレワーク、オンライン会議の可能性を拡大しました。されど、

それは用を足すに過ぎません。議会制民主主義は、五感を磨き、コミュニケーションを

深化した人類の財産です。人類社会の生きる術でもあります。

今後、コミュニケーション技術は果てしなく進化するでしょう。しかし、人が生身の

生き物である限り、民主主義が人社会の生きる術である限り、議会は生身のコミュニケ

ーションの場であり続けるべきと思います。議員各位の熟考を願ってやみません。

私もここにいろいろ書かれていますが、今回のこの決定の中で、新型コロナウイルス感

染症対策及びそれに関連する一般質問ができないというふうになったということについて、

非常に私は、これで本当に議会の責任を果たせるんだろうかという――議員としての責任

を果たせるんだろうかというふうに強く今でも思っております。そういうことから、この

請願への紹介議員になりました。どうぞよろしくお願いしたいと思います。

○議長(齋藤久代君) 以上で、請願の紹介に関する発言及び意見陳述書の朗読が終わり

ました。

これから質疑を行います。質疑はありませんか。

染谷和博君。

〔16 番 染谷和博君登壇〕

○16 番(染谷和博君) 関戸議員にお伺いいたします。文書を見ますと、取手市議会が

9回に及ぶ感染症対策会議を行っております。そこで議会としての提言等を行っておりま

すが、そのことを請願提出者には御説明したんでしょうか。

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〔16 番 染谷和博君質疑席に着席〕

○議長(齋藤久代君) 関戸 勇君。

〔11 番 関戸 勇君登壇〕

○11 番(関戸 勇君) 染谷議員の御質問にお答えします。請願提出者にはそのことは

伝えてあります。

〔11 番 関戸 勇君答弁席に着席〕

○議長(齋藤久代君) 染谷和博君。

○14 番(染谷和博君) それでしたら、この中にそういうことはやっているが、それで

も一般質問が大切だというふうにならなきゃいけないと思うんですが――その前提が全く

ないんですけど、その辺はどのようにお考えですか。

○議長(齋藤久代君) 関戸 勇君。

○11 番(関戸 勇君) 対策会議と一般議員が持っている一般質問、これはもう全く別

のものというふうに捉えています。

○議長(齋藤久代君) 染谷和博君。

○14 番(染谷和博君) 私、対策会議のメンバーとしてやらせていただいておりまして、

この対策会議は大変有意義だと思っております。一般質問だと、待たなきゃいけないんで

すよ。その前に9回やってるんです。28 の項目を提案して、26 個採用されてるんですよ、

一般質問までに。これは全く意味がなかったものなのでしょうか。

○議長(齋藤久代君) 関戸 勇君。

○11 番(関戸 勇君) 議会として、会派代表者が集まって対策会議をやって、それで

まとめて提言をするという――これは私は意義があるものだというふうに思っています。

しかし、例えば、今日まで――つい先日まで、取手の市の対応としては全く遅れるという

ことがずっと続いてるというか――大変遅れました。本来ならば、やはりもっと執行部の

考え方なり、市の感染症――今回の問題に対する考え方、対応について、しっかり質問を

し、ただすことが本当に必要なんだというふうに思っています。そういうところが対策会

議ではやっぱりそこまで一致できない――難しいんではないでしょうか。直接そこに市長

なり、担当部長が参加をしてやってるということではないんだと思うんです。

○議長(齋藤久代君) 染谷和博君。

○16 番(染谷和博君) 今回の対策会議で一致できなかったものは、一致できなかった

として、きちんと意見を伝えております。一致できなかったものでも、取手市のほうでは、

これはいいなということで採用してもらったものもありますので、全く関戸議員の言って

ることと違うなと思うんです。この間、第9回の取手市議会感染症対策会議がありました。

関戸さんが所属している共産党の皆さんから問題提起も確認事項も1つもありませんでし

た。一般質問、一般質問と言いますけど、それより前にもっと分かることなんですよ、な

ぜなかったんですか。

○議長(齋藤久代君) 関戸 勇君。

○11 番(関戸 勇君) これまで毎回のたびに議員団としては、その対策会議に何を提

案するかということでずっと詰めてきました。最後のところで、この議会の対応というこ

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とで、大変そのことに時間が費やされております。以上です。

○議長(齋藤久代君) 染谷和博君。

○16 番(染谷和博君) その答えはちょっとひどいですよね。議会の前にコロナ対策が

できるチャンスだったんですよ。そこで何も言われてないんですよ。ということは、もう

共産党さんはコロナ対策やり尽くしたと、僕はそういうふうに思ってるんですけど、いか

がですか。

○議長(齋藤久代君) 関戸 勇君。

○11 番(関戸 勇君) 全く違います。ですから、私たちは、なぜこの一般質問で、新

型コロナ感染症対策及びそれに関連する質疑までできないと、こういうこと自身が本当に、

議員としてのこれを奪うと、そういう点から、これの中でどういうふうに質疑をするか、

質問するか、あるいは議案質疑するかというのは相当いろいろ考えております。対策会議

で全て提案ができたわけでも、私たちの会派としてはありません。もちろん今、お話した

ように、一致しなくても市に提出するというのは知っています。それはあくまでも提出し

ているということです。

○16 番(染谷和博君) それで実現したのもあるでしょう。

○11 番(関戸 勇君) いや、実現したのは、まさにこれは市民の強い願いだから、そ

の強い願いを私たちが取り上げていた。残念ながら、全体の認識にはならなかったという

ことだろうというふうに思っております。

○議長(齋藤久代君) 関戸議員、質疑は行っておりますので、よろしくお願いします。

染谷議員。

○16 番(染谷和博君) どう聞いても言い訳ばかりという感じなんですよね。そんなに

大事だったら、やっぱり第9回の感染症対策会議できちんと提案なり、確認事項なりをし

なきゃいけませんよ。一般質問まで待たなくても市の態度が分かるんですから、それをや

らないでおいて、一般質問をやらせろ、やらせろというのは、そこはちょっとおかしいと

思うんですよね。その認識だけもう1回お願いします。

○議長(齋藤久代君) 関戸 勇君。

○11 番(関戸 勇君) 改めて、次回にしっかり出したいと思います。

○議長(齋藤久代君) 染谷和博君。

○16 番(染谷和博君) 非常にばかにした問題で、議会の対策が忙しかったから、コロ

ナ対策のほうはできませんでしたって――これ何言ってんのかさっぱり分からない。今ま

で一番大事なのは「コロナ対策だ、コロナ対策だ」って言ってたのは共産党の皆さんじゃ

ないですか。それを「議会対策が忙しかったから、第9回の感染症対策会議で出せません

でした」――これはひどいなと思います。以上です。

○議長(齋藤久代君) ほかに質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(齋藤久代君) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。

議長より申し上げます。会議規則第 141 条第1項ただし書に「議長において常任委員会

または議会運営委員会に付託する必要がないと認めるときはこの限りでない」と、請願の

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委員会付託省略は、議長の専権事項となっております。

お諮りいたします。請願第4号について、委員会の付託を省略することに賛成の議員の

起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(齋藤久代君) 賛成多数です。したがって、請願第4号は、委員会の付託を省略

することに決定いたしました。

これから討論を行います。討論ありませんか。反対でしょうか、賛成でしょうか。反対

の方――反対討論ですね。

根岸裕美子さん。

〔3番 根岸裕美子君登壇〕

○3番(根岸裕美子君) 根岸裕美子でございます。請願第4号、取手市議会「議会運営

委員会協議事項」決定の白紙を求める請願に対し、反対の立場で討論いたします。取手市

議会は、正副議長と議会事務局を中心に、コロナ禍の厳しい状況の中、難しい議会運営を

迫られながらも、オンライン会議など新たなことにも積極的に取り組みながら、ここまで

進んでまいりました。その手法の決定に際しては、請願趣旨にあるように、熟議を尽くし

たかというと、議会運営委員会の一員として、全ての決定に立ち会った立場として、私も

疑問が残ります。命を守ることを最優先にしながら、しかし、議会に課された役割と執行

部の職務遂行責任のバランスについて、もっと議論し、よりよい方策を選択することがで

きたのではないかと考えます。請願趣旨にある議会運営委員会協議事項(1)から(7)

は、私たち議員が市民の代弁者であり行政の監視役であるという立場よりも、職員の職務

遂行に支障のないようにという視点のほうが優先されているのではないかと感じ、議場で

は、この提案に私は反対をいたしております。しかし、協議する時間を与えられ、採決も

滞りなく済んだ上での決定事項です。これを請願事項のとおり白紙に戻すということは、

議会の決定を軽んじるものです。それもまた、請願者が言われる民主主義の本質を問われ

かねない行為となってしまわないでしょうか。私はこの請願趣旨を重く受け止め、この後、

早急に議会運営委員会にてしっかりと検証するべきと考えます。私は、このポストコロナ、

ウィズコロナ時代到来を、これまでなかなか改善されなかったことや刷新されなかったこ

とがぐっと進むチャンスと捉えます。今回の決定や運営を十分検証し、今後に生かすこと

を提案して、請願事項である白紙撤回には反対いたします。以上です。

○議長(齋藤久代君) 次、賛成討論の方。

小池悦子さん。

〔8番 小池悦子君登壇〕

○8番(小池悦子君) 日本共産党、小池悦子です。請願第4号、取手市議会「議会運営

委員会協議事項決定」の白紙を求める請願について、賛成討論を行います。コロナ禍の中

で、コミュニケーションとは何か、民主主義とは何かを一人一人が向き合う大切さを問わ

れ、さらに取手市議会の在り方、議会や議員の役割と責務が投げかけられた請願に対して、

心が締めつけられる思いです。日本共産党では、これまでの議会運営委員会でも繰り返し、

感染防止に努力しながら、議会としての役割を最大限に果たすために、「三密」を避けて

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通常議会をどのように開けるのかを追求するため、議会運営の見直しを行うことを提案し

てきましたが、議会運営委員会ではそのことに向き合ってもらえませんでした。6月議会

の運営決定を行った5月 18 日の議会運営委員会でも、さらに6月2日の委員会でも正副

議長と議運の委員長、議会事務局の事前打合せにより示された提案協議事項に沿って委員

会が進められました。結果、茨城県議会が「三密」を避けて、どのように議会運営を行う

のか工夫していることにも触れましたが、議論にもなりませんでした。今回の取手市議会

の取組は、オンラインビデオ会議の導入の先取りと重ね合わせて、質疑・一般質問時間の

短縮、議案の付託省略で委員会審査なし、さらには一般質問では市議会の感染症対策会議

を行っていることを理由に、コロナ問題、コロナ関連質問を認めないと前代未聞の決定ま

で行ってしまったという事態を満たしてしまった取手市議会です。一般質問は地方自治法

や会議規則にもしっかり規定された議員の権利でもあります。私たち議員は常に憲法、地

方自治法、議員必携、取手市議会議員提要を柱にして、議会や議員の役割と責務を果たし

ていくことが課せられています。特に、取手市議会基本条例の前文には、

取手市議会は,日本国憲法がうたう地方自治の下,市民から負託を受けた市長ととも

に,二元代表制の一翼として,市民の意思を把握し,実現化するために責任ある役割を

担っている。議会は,自治体政策の立案,決定,執行,評価での論点を明確にし,市民

に開かれた市政を目指す責務を有する。また,合議制の議会は,多様な意見を集約する

ために,市民との対話を行い,自由かっ達な討議を重ね,その審議経過を市民に積極的

に公開しなければならない。取手市議会は,これまで取り組んできた議会改革を踏まえ,

市民との対話を根幹に,更に議会改革を推進し,市民から信頼される議会にすべく,こ

こに議会の最高規範としての議会基本条例を制定する

との崇高な決意が示されています。今回の請願を受けて、この議会基本条例をしっかり

遂行する力量をつけること、そして、市民から信頼される取手市議会にすることが大事で

あることを訴えて、本請願への賛成討論といたします。

○議長(齋藤久代君) ほかにありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(齋藤久代君) 討論なしと認めます。これで1回目の討論を終わります。

それでは2回目の討論を行います。討論ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(齋藤久代君) 討論なしと認めます。以上で討論を終わります。

これから請願第4号を採決します。採決は押しボタン方式によって行います。議員各位

に申し上げます。議席にある出席ボタンが点灯していることを確認してください。

請願第4号、取手市議会「議会運営委員会協議事項決定」の白紙を求める請願について、

採択することに賛成の方は賛成ボタンを押してください。

〔賛成者ボタンを押す〕

○議長(齋藤久代君) 採決を確定いたします。賛成少数です。したがって、請願第4号

は、不採択とすることに決定いたしました。

日程第 18、請願第5号を議題といたします。ただいま議題となっております請願につ

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いて、請願代表者の意見陳述書が本職に提出されております。紹介議員の発言と併せて、

意見陳述書の朗読を求めます。

遠山智恵子さん。

〔23 番 遠山智恵子君登壇〕

○23 番(遠山智恵子君) 請願第5号、国に対し、刑事訴訟法の再審規定、いわゆる再

審法の改正を求める意見書の提出を求める請願書を紹介したいと思います。まず、請願の

事項として、何の罪もない無辜の者を誤った裁判から迅速に救済するために、1、再審に

おける検察手持ち証拠の全面開示、2点目に、再審開始決定に対する検察の不服申立て

(上訴)の禁止を内容とする刑事訴訟法の再審規定、いわゆる再審法の改正を求める意見

書を、この議会において採択され、国へ提出いただきたく請願いたしますということで、

水戸にあります日本国民救援会茨城県本部の会長である田村氏から請願が提出されており

ます。それで併せて、議長からもありましたように、陳述書が届いておりますので、読み

上げたいと思います。

冤罪が起こる主因は、嘘の自白が証拠となって有罪認定されるからと言われます。昔

からの自白は証拠の王様という考えが背景にあると考えます。そこで、自白の任意性を

保証するため取調の可視化(取調過程の録音、録画)が近時導入され、現在は可視化を

さらに進めるために取調過程の可視化、取調に弁護士付添い、これはイギリス、アメリ

カ、ドイツ、韓国、台湾など、既に実施の改革要求が日本弁護士連合会などから出され

ています。これらは、冤罪を防止するための改革策です。再審制度は、誤判による冤罪

被害者の救済制度で、我が国では、刑事訴訟法に 19 の条文をもって定められています

が、1922 年――大正 11 年につくられたものが現在もそのままになっています。日本国

憲法制定時に新憲法で採用された被逮捕者、被告人の権利保障が再審制度に取り込まれ

ず、戦後 70 年余たった今でも、再審請求人の手続面における権利保障が確立されてい

ません。その典型例が検察手持ちの証拠を再審請求人、弁護人に開示する明文の規定が

存在しないことです。再審開始は、新証拠の有無が決定的で、検察手持ちの非開示証拠

が鍵となります。裁判官が検察に開示を命じても従う義務がありません。これを最低で

も通常の刑事裁判における証拠開示のレベルに引き上げることが当面の法律改正の目標

であります。通常の刑事裁判(通常審という)では、裁判員裁判の導入(2004 年)で、

市民裁判官に事件の内容や有罪か否かが判断できるように、その必要に応じて検察手持

ちの証拠が開示されるようになり、さらに 2016 年――平成 28 年の刑事訴訟法改正にお

いて,証拠の一覧表の交付制度(検察が手持ち証拠の一覧表を裁判所、弁護側に提出)

が新設されました。この一覧表から裁判(被告人の有罪か否か)にとって重要な証拠が

開示請求でき、裁判官が検察に開示を命ずる傾向が増えてきました。このように,通常

審における証拠開示については,全面的証拠開示には及ばないものの一定の制度的前進

は見られています。もう一つが、再審開始決定に対する検察の抗告権です。近時、マス

コミでも注目された松橋事件(熊本、再審無罪)、湖東事件(滋賀、再審無罪)、大崎

事件(鹿児島、再審決定取消し)、袴田事件(静岡、再審決定取消し)の4事件は、一

旦、下級審において再審開始決定が出されたにもかかわらず、つまり、再審請求人の主

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張が認められたにもかかわらず、検察官の不服申立て(高裁への即時抗告、さらに最高

裁への特別抗告)で最高裁判所に係属することになりました。長い年月をかけて再審開

始決定を得たとしても、それに対する検察官の不服申立て(即時抗告や特別抗告)が許

されれば、再審開始要件の高いハードルを1度越えた請求人に対して、さらに重い防御

(無罪の証明)の負担を課し、長い審理時間も要することになってしまいます。これで

は、冤罪被害者の速やかな救済は期待できず、憲法適合性にも疑義を生じかねません。

アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、カナダ、韓国、台湾などでは再審制度におい

て検察官の不服申立ては認められていません。人権救済の喫緊の課題であります再審制

度の改革に何とぞご理解賜りますようお願い申し上げます

という重たい陳述書が届いております。本当に映画などでもつくられましたけれども、

本当に冤罪は――これはもう人ごとではありません。その思いに立って、同僚議員の皆さ

ん、取手市議会から実はこの請願、また陳情という形であったりしてますけれども、この

茨城県内、また全国の中でこの問題が取り上げられているところです。取手市議会の姿勢

をぜひ示していただきたいと思っておりますので、どうぞ賛同得られますよう、よろしく

お願いしたいと思います。

○議長(齋藤久代君) 以上で請願の紹介に関する発言及び意見陳述書の朗読が終わりま

した。

これから質疑を行います。質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(齋藤久代君) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。

議長より申し上げます。会議規則第 141 条第1項ただし書のとおり請願の委員会付託省

略は議長の専権事項となっております。

お諮りいたします。請願第5号について、委員会の付託を省略することに賛成の議員の

起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(齋藤久代君) 賛成多数です。したがって、請願第5号は委員会の付託を省略す

ることに決定いたしました。討論、採決は最終日に行います。

日程第 19、請願第6号を議題といたします。ここで報告いたします。請願第6号につ

いては、本日までに 73 人の追加署名が提出され、代表者ほか 130 人となりましたので、

ご了承願います。ただいま議題となっております請願について、請願代表者の意見陳述書

が本職に提出されております。紹介議員の発言と併せて、意見陳述書の朗読を求めます。

根岸裕美子さん。

〔3番 根岸裕美子君登壇〕

○3番(根岸裕美子君) 根岸裕美子でございます。請願第6号、あらゆる疾患の方が安

心して医療機関を受診するための発熱外来設置に関する請願について、ご紹介申し上げま

す。請願趣旨といたしまして、

人類は紀元前の昔から様々な感染症と闘ってきました。感染症をもたらす病原体や対

処方法が分かってきたのは、19 世紀後半になってからです。100 年前に流行ったスペイ

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ン風邪では世界で4千万人以上が死亡しています。その当時と現在で大きく違う点は、

検査して罹患している人としていない人を区別することができる点です。特にこのコロ

ナウイルス感染症は風邪と似た症状であり、自覚症状のない軽症者も多くいることから、

検査し、隔離することの重要性は明白です。5月 25 日現在で、新たな感染者数は、全

国で 29 人、茨城県では5月6日以降確認されていません。ある専門家はこの落ち着い

ている時期が準備期間であり、風邪やインフルエンザが流行する前に、新型コロナウイ

ルス患者が他の疾患の患者と接触することのないよう動線を区別して対応する、発熱外

来の設置を訴えています。実際に取手市で、発熱しても医療機関で診察してもらえず、

すぐに検査してもらえないという事例が発生しています。また、診察を受ける必要があ

る人も医療機関への受診を手控えることもあり、このままでは医療機関の経営も逼迫し

てしまうと聞きます。そして、医療や介護の最前線で闘っている人たちは、常に感染の

リスクを抱え、ひとときも心身が休まらない状況です。特に取手市は、千葉との県境に

位置し、多くの人が東京、千葉に通勤・通学している現状です。新型コロナウイルス感

染拡大を防ぎ、医療崩壊も防ぎ、医療現場で働いている人の安心のためにも、あらゆる

疾患の方が安心して医療機関を受診するためにも、各関係機関と協議、連携し、発熱外

来の設置を進めてほしいと考え、請願いたします

ということで、請願事項は2つございまして、

1、医療現場の人の安心のためにも、あらゆる疾患の方が安心して医療機関を受診す

るためにも、各関係機関と協議、連携して発熱外来の設置を進めること、2項目めが、

市民の不安、心配解消のため、防災無線やメールマガジンなどを活用し、情報(現状・

取り組んでいること等)を積極的に配信すること

以上を請願いたしますということで、意見陳述書のほうを続けて朗読させていただきま

す。

まず初めに、コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方にはご冥福をお祈

りいたします。また、感染なさった方には謹んでお見舞い申し上げ、早いご回復をお祈

りいたします。取手市議会の皆様には常日頃から取手市民のためにご尽力をいただきあ

りがとうございます。今回のコロナウイルス感染症に対し、早々に市議会災害対策会議

を設置し、上がってくる市民の声をまとめ、市に提言、要望を出す地道な取組は、感謝

に堪えません。また、「三密」を回避した形でのオンライン会議の導入など、取手市民

として心強く思います。さて、私をはじめ請願者が、この署名を集めようと思った、集

めなければと思ったきっかけは、5月 15 日の市から市議会災害対策会議への回答です。

その回答には、一部抜粋しますと、「現状では市内の受診環境も落ち着いており、強く

早急な発熱外来設置の必要性は低いものと考えるところです」と書いてあり、最後、

「その必要性が高まった折には、設置主体に強く要望をしていきたいと考えます」とい

う文章で結ばれていました。連日連夜、報道番組や新聞では、現在は、コロナウイルス

感染症に罹患する人が落ち着いているが、第2波、第3波に備え、今準備をしておくべ

きだと強く訴える報道がされています。この回答を読む限り、私たち市民は、コロナウ

イルス感染拡大の第2波、第3波に備え、今から強力に準備を進めていこうという市の

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姿勢を読み取ることはできませんでした。市の姿勢は、市議会災害対策会議から出され

ている発熱外来設置に対する提言を重く受け止めていません。安心して医療機関に受診

できるように切望する市民の思いを伝えるため、請願活動に至ったのです。請願者代表

である私は、医療従事者ではありませんが、診療所のドクターから話を聞く機会を得ま

した。ドクターも今年の秋冬に向かい、あらゆる疾患の患者さんが安心して医療機関を

受診するためには、発熱外来は必要だと訴えていました。また、取手市では以前、新型

インフルエンザの流行に備え、医師会病院の駐車場でドライブスルー型の発熱外来のシ

ミュレーションをしたことがありますが、今こそ設置を進める時期だと思います。茨城

県の大井川知事は、6月1日に新型コロナウイルス対策の6月補正予算案の記者発表で、

検査の拠点である地域外来・検査センターについて、整備済みの鹿嶋市と筑西市の2か

所を含めて9か所まで増やすと発言しています。もし第2波、第3波が来たら、県内9

か所で足りると到底考えられません。特に、取手市は、千葉や東京の南の玄関口である

ため、より必要不可欠なものだと思います。取手市の首長は経験豊富な4期目の藤井市

長です。今まで培って来た人脈や経験で県や各関係機関と連携し、必要性が高まった折

ではなく、今早急に進めてほしいと考えます。また、SNSが大変進んできた社会では

ありますが、SNSについていけない人もまだまだ多くいます。ついこの間、広報車に

市長が同乗し、街宣しましたが、そのことを心強く感じたという市民の声も聞いていま

す。取手市のホームページやメールマガジンで情報発信するのはもちろんのこと、防災

無線や広報紙の臨時号の発行など、現在の感染状況や取手市が行っている対策などを発

信してほしいと考えます。この請願を通していただき、発熱外来設置を進めていただけ

ますように、よろしくお願いいたします。請願者代表、池田慈。

これまで感染症対策会議のほうでもずっと、この発熱外来は、設置の要望をしておりま

すが、なかなか進んでおりません。議員の皆さんのところにも必ずや、この発熱外来の相

談はこれまであったと確信しております。ぜひ皆様の御賛同をお願いしたくよろしくお願

いいたします。以上です。

○議長(齋藤久代君) 以上で請願の紹介に関する発言及び意見陳述書の朗読が終わりま

した。

これから質疑を行います。質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(齋藤久代君) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。

議長より申し上げます。会議規則第 141 条第1項ただし書のとおり、請願の委員会付託

省略は議長の専権事項となっております。

お諮りいたします。請願第6号について、委員会の付託を省略することに賛成の議員の

起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(齋藤久代君) 賛成多数です。したがって、請願第6号は委員会の付託を省略す

ることに決定いたしました。討論、採決は最終日に行います。

日程第 20、一般会計決算・予算審査特別委員会設置の件を議題といたします。

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お諮りいたします。一般会計決算・予算審査特別委員会の設置については、お手元に配

付した内容のとおり設置することにしたいと思います。これに御異議ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(齋藤久代君) 異議なしと認めます。したがって、一般会計決算・予算審査特別

委員会の設置については、お手元に配付した内容のとおり設置することに決定いたしまし

た。

ただいま設置しました一般会計決算・予算審査特別委員会の委員の選任については、委

員会条例第8条第1項の規定により、議長の私が指名いたします。

それでは指名します。一般会計決算・予算審査特別委員会の委員に須田光雄君、根岸裕

美子さん、久保田真澄さん、関戸 勇君、石井めぐみさん、金澤克仁君、染谷和博君、結

城 繁君、赤羽直一君、遠山智恵子さん、以上 10 名を指名します。

ここで、一般会計決算・予算審査特別委員会を開いて、正副委員長の互選をしていただ

きたいと思います。

ここで、牧野財政部長から発言の訂正が求められておりますので、これを許します。

財政部長、牧野妙子さん。

〔財政部長 牧野妙子君登壇〕

○財政部長(牧野妙子君) 議案第 47 号、市有財産の処分についての細谷議員の質疑の

答弁の中で、本来、戸頭地区と申し上げるところを、藤代地区と申し上げてしまいました。

大変申し訳ございませんでした。訂正をお願いいたします。

〔発言する者あり〕

○議長(齋藤久代君) 議長は、ただいまの訂正を許可いたします。それではもう一度、

言います。

ここで、一般会計決算・予算審査特別委員会を開いて、正副委員長の互選をしていただ

きたいと思います。大会議室で、15 時 10 分から委員会を招集します。

執行部の皆様におかれましては退席していただいて結構です。お疲れ様でした。

休憩いたします。

午後 2時 56 分休憩

午後 3時 27 分開議

○議長(齋藤久代君) 再開します。

休憩中に、一般会計決算・予算審査特別委員会が開かれ、正副委員長が互選されたので

議長から報告します。一般会計決算・予算審査特別委員長に赤羽直一君、副委員長に染谷

和博君、以上のとおりです。

日程第 21、意見書案第4号を議題といたします。提出者の説明を求めます。意見書案

第4号について。

加増充子さん。

〔24 番 加増充子君登壇〕

○24 番(加増充子君) 意見書案第4号、保健所の拡充を求める意見書について説明を

いたします。新型コロナウイルス感染拡大の下、国民、住民の命と健康を守る施策が強く

Page 59: 令和2年第2回取手市議会定例会議録(第1号 ... · 日程第8 承認第 6号 令和2年度取手市一般会計補正予算(第2号)の専決処 分の承認について

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求められております。中でも、PCR検査体制の強化は緊急課題でもあります。政府は、

PCR検査は保健所に設置した帰国者・接触者外来センターを通してからPCR検査がで

きる病院などでの検査をするとしてまいりました。取手市で発行しております、このマニ

ュアルにもそのように明確に示されております。その結果、意見書案の中にも述べていま

すが、「現場は際限なく押し寄せてくる業務に悲鳴を上げているほどだ」と、このように

報告されております。その中でも、全国の保健所所長会会長である内田勝彦氏は4月 25

日の記者会見で、新型コロナウイルス対策の最前線で奮闘する保健所について、昭和 20

年度代は結核などの感染症対策が主な内容だったけれども、時代とともに、公害対策や生

活習慣病対策、精神保健対策などなど、業務が増えてくる一方です。保健所の数は 1990

年代から4割以上にも減り続け、人手不足も目立つようになりました。そうした中で迎え

たのが、今回のコロナウイルス感染拡大です。対応するにも、通常の結核の1年分の業務

を1か月で行うという状況と訴えておりました。また、白井千香副会長は、24 時間対応

の相談センターのほとんどが保健所で、患者さんと行政からの相談などで板挟みになり、

嘆きの声も出てきているという報告もありました。電話もなかなかつながらない――この

ような声があると、報道でも皆さん既に御承知だと思います。結果的には、PCR検査は

なかなか進まない――こうした問題も今出されております。今では発熱などがあれば、医

療機関に相談して、症状に応じてPCR検査ができるように改善されました。保健所の役

割が少しは緩和されてまいりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大が一時的には終息

しつつあるとはいえ、第2波、第3波の心配があります。地域の医療、命を守る大きな役

割のある保健所の充実は、本当に急務であります。茨城県は、県内の保健所を 2019 年 11

月から、12 か所から9か所へと削減してまいりました。今回の感染症対応では、通常業

務が滞るなど、こうした声も聞かれております。地域保健に関して広範な役割を担ってい

る保健所の充実を国と茨城県に求める意見書であります。どうぞ皆さん、ぜひとも御審議

いただいて、皆さんの賛同をよろしくお願いいたします。

○議長(齋藤久代君) 以上で、提出者の説明が終わりました。

これから質疑を行います。質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(齋藤久代君) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。

お諮りいたします。ただいま議題となっております事件につきましては、会議規則第

37 条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませ

んか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(齋藤久代君) 異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決

しました。討論、採決は、最終日に行います。

以上で、本日の日程は全て終了いたしました。本日はこれで散会いたします。

なお、明日の会議は、午前 10 時から市政に関する一般質問を行います。お疲れさまで

した。

午後 3時 32 分散会