PRESS RELEASE

2020年 3月4日

各位

株式会社どやねん

DOYANEN HOTELS -どやねんホテルズ-

3施設同時オープンのお知らせ

株式会社どやねん（以下「当社」という）は、大阪市“西成エリア”を中心に、“街ごとホテル”をコンセプ

トとしたホテルブランド「DOYANEN HOTELS（どやねんホテルズ）」を立ち上げます。

2020年 3月 1日の「DOYANEN HOTELS BAKURO」 「DOYANEN HOTELS YAMATO」 「DOYANEN

HOTELS KINGYO」の 3 施設のオープンを皮切りに、2022 年までに 7 施設のオープンを予定しておりま

す。

１． DOYANEN HOTELSについて

ブランドコンセプト “街ごとホテル”

エリアの中に、複数のホテル・飲食店等を配置し、ゲストに回遊しながら街を楽しんでもらいたい。特

に、飲食店や遊び場は、地域の店舗等を積極的に、ゲストに紹介させて頂きます。ホテルだけでなく街

を楽しんでもらい、盛り上げてもらいたい。そんなホテルを目指しています。

また、同一エリアに複数のホテル・飲食店等を運営することで、施設の充実と運営効率が高まります。

今後、西成エリアを中心に 2022年末までに、500室、収容人数 2,000人を目指します。

ロケーション

実は、大阪屈指のディープスポット“西成”は、旅行者にとってこの上なく便利な街です。関西国際空港、

新大阪、なんば、心斎橋から乗り換えなしにアクセス可能な本エリアは、訪日外国人にとっても、国内旅

行者にとっても、大阪観光の拠点として、最高のロケーションです。

また、交通の便だけではなく、本エリアの徒歩圏内には、「新世界」「天王寺動物園」「MEGA ドン・キホ

ーテ」「あべのハルカス」等の観光資源も豊富です。

客室タイプ・リーズナルなプライス

1人部屋から8人部屋まで多彩なタイプの客室を用意しています。日本のホテルの多くは、1人か2人

部屋で、友人同士・家族利用に適した多人数部屋が圧倒的に不足しています。

多人数部屋を多くすることで 1 人あたりの宿泊料金を抑え、若者や低バジェットの訪日外国人にも利

用しやすいプライスを提供します。

２． 2020年 3月 1日オープンの 3施設について

ホテルの概要

DOYANEN HOTELS

BAKURO

DOYANEN HOTELS

YAMATO

DOYANEN HOTELS

KINGYO

所在地 西成区萩之茶屋2-8-12 西成区萩之茶屋2-2-3 浪速区恵比須西2-4-19

交通 JR大阪環状線/関西本線

南海本線/高野線

「新今宮」駅、徒歩5分

南海高野線

「萩ノ茶屋」駅、徒歩2分

大阪メトロ御堂筋線/堺筋線

「動物園前」駅、徒歩4分

阪堺電気軌道阪堺線

「今池」駅、徒歩1分

大阪メトロ堺筋線

「恵比須町」駅、徒歩3分

JR大阪環状線/関西本線

南海本線/高野線

「新今宮」駅、徒歩7分

敷地面積 320.38㎡ 192.15㎡ 81.83㎡

延床面積 1,254.40㎡ 776.50㎡ 228.02㎡

竣工 1988年 1984年 2018年

客室数 30 31 4

最大収容人数 120 91 32

特長 ありそうでなかった全室4人

部屋。1 階のレセプション

は、お洒落なバーを兼ねて

います。少し背伸びした若

者のグループ旅行に最適な

施設です。

シングルから 8 人部屋ま

で。

スタイルに合わせてリーズ

ナブルだけどカッコいい滞

在にご利用いただける施設

です。

ワンフロア貸し切り8人部屋

でお子様や高齢者も安心し

て滞在頂けます。

畳スペースが落ち着く、ファ

ミリー利用に適した施設で

す。

ホテル名の由来

DOYANEN HOTELS BAKUROの名称は、かつて当該地にあった「ホテル白楽(バクロ)」から引用しまし

た。DOYNEN HOTELS YAMATO、DOYNEN HOTELS KINGYOについても、過去の当該地にあった施設

名から引用しております。DOYANEN HOTELSは、地域の歴史の継承を目指します。

３． 株式会社どやねんについて

会社概要

住 所： 大阪市西成区萩之茶屋 2丁目6-9

代表者： 代表取締役 松下 新庸

事業内容： ホテル・飲食店等の企画・運営

ウェブサイト： www.doyanenhotels.jp

事業モデル

西成エリアには、多くのドヤ（日雇い労働者向け簡易宿泊所）が建ち並びます。エリアの高齢化・人口

減少に伴い、ドヤの多くは築古で低稼働となっています。

当社は、そのような価値の発揮できてない不動産に対し、若者向け・インバウンド向けの宿泊施設へ

のコンバージョン・リノベーションを企画し、完成後は自社で運営を行うことで、その不動産が持つ本来の

価値を再生することを目指します。

事例として、別紙１「リノベーション事例 -DOYANEN HOTELS BAKURO-」を参照ください。

私たちの想い

「Spice up ! をキーワードに宿泊施設や飲食店を運営し、どや顔で楽しめる街をつくります！」

Spice up とは「～を活気づける」「～を面白くする」を意味します。味のベースとなるのは、街の歴史や

いとなみで、私たちが加えるのはあくまでもスパイス。でもそのスパイスが街を活気づけ、面白くするの

です。

別紙 3「代表者より皆様へ」にて、当社の代表者松下新庸の本事業に関する想いを述べていますので

参照ください。

４． 今後のスケジュール

2020年3月 ホテル 1号店、2号店、3号店のオープン（本プレスリリース）

2020年夏 飲食店 1号店オープン予定

2020年秋～冬 ホテル 4号店（リノベーション案件）オープン予定

2021年 ホテル 5号店（リノベーション案件）オープン予定

2022年 ホテル 6号店、7号店（新築案件）オープン予定

５． 本リリースに関するお問合せ先

株式会社どやねん 松下新庸

TEL: 06-6541-1008 FAX: 06-6533-6800

E-mail: info@doyanen.jp

（別紙１） リノベーション事例 -DOYANEN HOTELS BAKURO-

築31年、3畳一間102室の低稼働であったドヤを、4人部屋30部屋のホテルにリノベーション。

各部屋にトイレ・バスを完備。バーを兼ねたお洒落なレセプションでゲストをお迎えいたします。

（別紙2） フォトギャラリー

DOYENEN HOTELS BAKURO

DOYENEN HOTELS YAMAYO

DOYENEN HOTELS KINGYO

（別紙3）

代表者より皆様へ

大阪で育ったにも関わらず、私が最初にあいりん地区に足を踏み入れたのは、2014年夏（当時36歳）

でした。なんとなく「怖い」というイメージと、「そもそも用事がない」という理由で、名前は知っていたもの

の、訪れる機会がなかったのですが、興味本位で自転車で「探検」したのです。当たり前のように裸のま

ま道端で寝ている人、我が物顔で（恐らく他人の）建物や敷地の前や中で酒盛りしている人々、無料で配

られる炊き出しに群がる長蛇の列、ゴミだらけの街並み、そして、燃やされた（と思われる）車が何台も

放置されている、異様な光景でした。しかしながら、よく見ると、寝ている人や酒盛りをしている人は、「直

射日光が日中当たらないし、車も通らない場所」にいるし、炊き出しの行列は「完全な整列状態」で、思わ

ず「どないやねん！」と突っ込みたくなる街のいとなみがあったのです。人生で初めて「チンドン屋」を見

たのもその時でした。とにかく見るもの全てが理解の範疇を超えている・・・これが第一印象です。

私自身 2014年春ごろまで、カンボジアのプノンペンに約 4年に渡り居住していました。治安はというと

想像に易く、ひったくりにあうこと 2 回、カツアゲにも、ぼったくりにもあいました。乗っていたトゥクトゥク

（三輪タクシー）が横転したこともあります（治安の話からは外れましたが）。

そんなこともあり、正直、あいりん地区のイメージにあった「怖さ」というものは感じませんでした。プノ

ンペンの方がよっぽど怖い。でも、この時点はこの地域でビジネスをすることになるとは思ってはいませ

んでした。

それから月日が経ち、2018年2月、あいりん地区を再訪しました。今では運命の糸が、私とあいりん地

区を繋いでいたのだ、と思うのです。

一度別れた恋人は、随分ときれいになって私の前に現れました。まずゴミが落ちていない！後で知っ

たのですが、当時の市長が、「西成が変われば大阪・日本が変わる」とのスローガンで、行政主導であ

いりん地区の再生を行ったということでした。また、前回の来訪時には見られなかったキャリーバッグを

引いている外国からの旅行者が目立ちました。記事に目を落とすと、一部の外国人旅行者の間で「Go to

AIRIN」という言葉が使われているのを見て、気づいたのです。ここは、旅行者（特に低バジェットの外国

人旅行者や若い人たち）の聖地になるのでは？と。

平面で見ると「怖さ」や「汚さ」のイメージが先行しますが、立体で見るとこの地域の交通の便の良さに

驚きました。文字通り電車一本でどこでも行けて、周りには駅だらけ、この地区の真の姿は、化粧をする

前のアイドルの原石そのものだったのです。「この街を良くしたい」、そう本気で思える今の私は、自分の

やりがいを見つけさせてくれたこの街への恩返しでもあるのです。

前置きが長くなりましたが、私たちは、Spice Up!を合言葉に、この街を活気のある面白い街に成長させ

たいという想いでチームを作り、一丸となってこの DOYANEN HOTELSを創りました。

一度、皆様の目で、私たちの街づくりを見に来て下さい。そして、評価をして下さい。私たちはもっと成

長する必要があります。皆様のお知恵を下さい。あいりん地区が、そして大阪、日本が良くなるために。

株式会社どやねん

代表取締役 松下新庸