rintaro akamatsumahler, gustav (rintaro akamats) des knaben wunderhorn " wo die schönen...
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マネジメント・公演に関するお問合わせ 03-3944-1581(東音企画)後援:洗足学園音楽大学、大阪音楽大学、
一般社団法人全日本ピアノ指導者協会、関西ハンガリー交流協会協力:株式会社キングインターナショナル、道和書院
シューマン
ピアノソナタ
第1番
作品11
Schumann, Robert : Grande sonate pour le pianoforte Nr. 1 fis-m
oll Op.11
マーラー(O.ジンガー編曲)
交響曲
第5番より
アダージェット
Mahler, Gustav (Singer, O
tto) : Symphony No.5 "Adagietto"
マーラー(赤松林太郎編曲)
少年の不思議な角笛より
「美しいラッパが鳴りひびくところ」
Mahler, Gustav (Rintaro Akam
atsu) Des Knaben W
underhorn "Wo die schönen Trom
peten blasen"
ベートーヴェン
ピアノソナタ 第31番
作品110
Beethoven, Ludwig van : Sonate für Klavier Nr.31 As-Dur O
p.110
ブラームス
主題と変奏
ニ短調
作品18b(弦楽六重奏曲第1番
第2楽章)
Brahms, Johannes : Them
a und Variationen d-moll O
p.18b
愛の主題大人 ¥5,000学生 ¥3,000
2020年
1月
17日﹇金﹈
午後7時開演
王子ホール東京・銀座
〈前売開始10月1日〉
プレイガイド
チケットぴあ0570-02-9999
(Pコード165761)
Rintaro Akamatsu Piano Recital“Liebesthema”
レーベル:キングインターナショナル(国内企画)品番:KKC-055 価格:オープン価格
『ブルクミュラー25&18の練習曲』最新録音
『ピアソラの天使 ~ピアソラ・オン・ピアノ』レーベル:キングインターナショナル(国内企画)品番:KKC-038 価格:オープン価格
レーベル:キングインターナショナル(国内企画)品番:KKC-045 価格:オープン価格
『そして鐘は鳴る』And the Bell tolls
『ふたりのドメニコ』レーベル:キングインターナショナル(国内企画)品番:KKC-036 価格:オープン価格
レーベル:キングインターナショナル(国内企画)品番:KKC-048 価格:オープン価格
『インヴェンションへのオマージュ』
世界的音楽評論家ヨアヒム・カイザーにドイツ国営第2テレビにて「聡明かつ才能がある」と評された2000年のクララ・シューマン国際ピアノコンクール受賞からまもなく20年。神戸大学を卒業後、パリ・エコール・ノルマル音楽院にてピアノ・室内楽共に高等演奏家課程ディプロムを審査員満場一致で取得(室内楽は全審査員満点による)、国際コンクールでの受賞は10以上に及ぶ。 1978年大分に生まれ、2歳よりピアノとヴァイオリンを、6歳よりチェロを始める。幼少より活動を始め、5歳の時に小曽根実氏や芥川也寸志氏の進行でテレビ出演。10歳の時には自作カデンツァでモーツァルトの協奏曲を演奏。1990年全日本学生音楽コンクールで優勝して以来、国内の主要なコンクールで優勝を重ねる。ピアノを熊谷玲子、ミハイル・ヴォスクレセンスキー、フランス・クリダ、ジャン・ミコー、ジョルジュ・ナードル、ゾルターン・コチシュ、室内楽をニーナ・パタルチェツ、クリスチャン・イヴァルディ、音楽学を岡田暁生の各氏に師事。 国内各地の主要ホールはもとより、アメリカ、ロシア、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、オーストリア、ハンガリー、ポーランド、台湾、コロンビアを公演で回る一方で、2016年よりハンガリーのダヌビア・タレンツ国際音楽コンクールの審査員長を歴任しており、今日ではヨーロッパ各地で音楽祭のみならず、国際コンクールやマスタークラスにも多数招聘されている。 これまでに新田ユリ、手塚幸紀、堤俊作、西本智実、山下一史、デアーク・アンドラーシュの指揮のもと、東京交響楽団やロイヤルメトロポリタンオーケストラ、ロイヤルチェンバーオーケストラ、ドナウ交響楽団などと共演。キングインターナショナルから《ふたりのドメニコ》《ピアソラの天使》《そして鐘は鳴る》《インヴェンションへのオマージュ》《ブルクミュラー 25&18の練習曲》をリリース。新聞や雑誌への執筆も多く、エッセイ『赤松林太郎 虹のように』(道和書院)を出版。 現職は(一社)全日本ピアノ指導者協会評議員、ブダペスト国際ピアノマスタークラス教授、洗足学園音楽大学客員教授、大阪音楽大学特任准教授、宇都宮短期大学客員教授、カシオ計算機株式会社アンバサダー。門下から国内外の主要なコンクールで多くの受賞者を輩出している(PTNA特級グランプリ・銀賞・銅賞、東京音楽コンクール優勝、多数の国際コンクール他)。
http://rintaro-akamatsu.com/
赤松林太郎 (pf)
何よりもすばらしいのは、音楽が伝えることのできる感情の種類は無限だということである。言葉で表現できない深い感情までも、音楽は明確に示してくれる
― レナード・バーンスタイン
初めて降り立ったヨーロッパの地はロマン派の香り高いデュッセルドルフで、第3回クララ・シューマン国際ピアノコンクールのステージでした。本の中で出会ったヨアヒム・カイザーが客席の中央にいて、マルタ・アルゲ
リッチやネルソン・フレイレがその隣に座っていました。ファイナルの日は夜の帳が下りると共に雷鳴が轟き、トーンハレにも響きわたりました。シューマンのピアノ協奏曲を弾き終えた時、日付は変わろうとしていたので、とても長い嵐でした。
永遠のように感じられた時間も確実に昔のものとなり、まもなく20年が経ちます。作品の寿命に比べると、人間の持っている時間は短く、限られたものだと実感します。デュッセルドルフでの夢のような出来事は、苦しみの始まりでもありました。ピアノと離れる決断以上に、ピアノを続けていくことの苦難の方がはるかに大きかったわけですが、人の去来を含めて哀しみや喜びを重ねていく中で、もし音楽がなかったならば、私は今の私ではなかったはずです。ボンに眠るシューマン夫妻の墓碑の前に立ち、ピアノを続けていこうと決意した日を思い出します。
2000年6月クララ・シューマン国際ピアノコンクールにて
Rintaro Akamatsu