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RPC ® Pro ソフトウェア ラボのシミュレーションおよび解析におけるインテリジェント ソリューション

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RPC® Pro ソフトウェアラボのシミュレーションおよび解析におけるインテリジェント ソリューション

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その性能において業界随一のMTS RPC PRO ソフトウェアは、データ検証

や解析、シミュレーション、試験モニタリングにおいて最高の機能を発揮し

ます。特許を持つこの最新式シミュレーション ソフトウェアは、正確で再現

性の高い試験結果を出し、短期間で製品を市場投入するのに役立ちます。

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簡単に使える優れた RPC Pro ソフトウェアにより、ラボのシミュレーションと解析を最適化

RPC Pro ソフトウェアは、お客様の製品のフィールド パフォーマンスにおけるラボのシミュレーションに役立つ最高のツールセットです。この統合されたアプリケーションは、複雑な多チャンネルのシステム用に設計されており、シミュレーション コントロール、解析、および情報管理を可能にします。特に車両の耐久性、パフォーマンス、パワートレイン、ノイズ、振動や騒音、および人間工学的な側面の評価ができるよう設計されています。

RPC ProはRemote Parameter Control™技術を採用しており、性能試験場における力や加速度、変位などのパラメータを記録し、MTS 試験装置でその環境を再現することにより、素早く正確に供試体の作動環境を再現します。サポートされているシステムは、 4 ポスター、多軸シミュレーション テーブル (MAST™)、およびスピンドル カップル式ロード シミュレータなどです。

お客様の努力を支える詳細情報

試験はコストや時間を要するものであり、毎回できるだけ多くの情報を収集することがきわめて重要です。高度な編集および解析技術により、RPC Pro ソフトウェアはシミュレーションを最適化し、ラボの生産性を最大限に高めます。また優れた解析、編集、およびレポート機能により、データを便利な機能的情報に変換することができます。これにより、開発に必要な時間を短縮し、マーケットへ短期間で製品を提供できるようになります。

プロセスの第一段階は、実地データによる「実際」の動作環境における情報の収集です。試験のモデリングおよびシミュレーションにおいて、供試体の動的なモニタリングにより取得した情報は、そのパフォーマンス特性についての価値ある、時には決定的な情報となります。RPC ラボ試験により、エンジニアはコンポーネントが置かれる環境を再現し、発生する不具合を観察することができます。

RPC Pro ソフトウェア - 世界でも類を見ない性能

RPC Pro ソフトウェアは、データ検証、解析、ラボのシミュレーション、試験モニタリングにおいて、世界でも類を見ないソフトウェア パッケージです。RPC Pro ソフトウェアは以下のような機能を備えており、既存の試験システムを補完します。

» 高度なメソッド » インテリジェント シミュレーション

ツール » カスタマイズ可能な、プロセス志向

型のユーザー インターフェース » 特定のニーズのためのスタマイズおよび自動化機能

» 高度なコントロール技術および解析機能

» 優れた診断機能

シミュレーション エンジニアによる設計

RPC Pro ソフトウェアは、路面シミュレーションおよび車両試験における MTS の主力製品であり、車両業界におけるシミュレーションおよび開発エンジニアから得られた情報を元に設計されています。35年にも渡る業界での経験や、世界中で1,000台を超える RPC システムのインストールという実績に支えられ、MTS はグローバル シミュレーション コミュニティにおける実際のニーズに対応できる独自の地位を築いています。

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オープン アーキテクチャの利点

RPC Pro ソフトウェアでは、シミュレータ属性やドライブ 信号仕様の定義からプロセス前後の解析にいたるまで、アプリケーションにおけるあらゆる側面をカスタマイズすることができます。このソフトウェアのデザインは拡張性があり、標準機能や構成可能性を提供し、ユーザー プロセスにおける簡単な自動化を実現します。またそのオープン アーキテクチャは、Matlab のようなマルチ コンピュテーション エンジンへのアクセスをサポートしています。

ビルトイン プロジェクト データ管理

このソフトウェアでは、プロジェクト毎にユーザー データやログファイル、プロジェクト情報を自動管理することができ、厳密に構成されたプロジェクト フォーマットにおける一貫したオペレーションおよび簡単な使用が可能になります。

シームレスなコントローラ インテグレーション

RPC Pro ソフトウェアは、素早く設定して簡単に使用できる MTSの一連の コントローラ製品とシームレスに統合します。ファイル ベースのコミュニケーション プロトコルにより、第三者のコントローラを利用することもできます。

プロセスの自動化による試験時間の短縮

RPC Pro ソフトウェアは、使用方法を簡略化し、特定の試験システムにおける一貫したオペレーションおよび容易なカスタマイズを実現しながら、シミュレーション プロセス全体を自動化します。

RPC Pro ソフトウェアにより、「スマートな作業」が可能になります

RPC Pro ソフトウェアは強力かつインテリジェントな診断機能を備えており、以下の機能を利用しながら各プロセスを簡略化します。

» プッシュ ボタン、プロセスに特化したアプリケーション

» 分かりやすいデータ管理

» オンライン信号表示

» カスタマイズ可能なテンプレートで事前定義された試験により、試験設定時間を短縮し、一貫性を保ち、オペレータのミスを予防

素早い問題解決

システムのインタラクティブ シミュレーション デスクトップ ツールおよびプロセスにより、シミュレーション プロセスにおける問題を早期に発見・対処し、時間を短縮してコストを低減します。これらのツールには以下が含まれます。

» 信号プロセス計算

» 再現可能周波数帯域の予測

» 自動インバース ビューを備えたマトリックス エディタ

» ユーザー アルゴリズムを簡単に入力するためのチャンネル変換

製品開発の迅速化

他の MTS 製品と合わせ、RPC Pro ソフトウェアは、他の事業所と同じ製品を開発する際に共通アプリケーション ツールを提供します。これらのツールセットは、遠隔地における開発サイトのより優れた統合を含めた企業単位のアクティビティや、コラボレーション エンジニアリングを支える企業内でのシミュレーション情報の共有などをサポートします。

フレキシブル ライセンスによる多様性の向上

MTS ネットワーク ライセンスマネージャーにより、独自の要件にあわせてソフトウェアを設定することができます。ユーザーが購入するのは必要なパッケージとオプションだけです。

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プロジェクト マネージャー

プロジェクト マネージャー アプリケーションは必須のモジュールです。このアプリケーションは製品のベースとなるものであり、デフォルト設定の管理を可能にし、他の RPC Pro アプリケーションを起動する場所として機能します。これには試験ラボ情報を効率的に管理する RPC Pro データ マネージャーも含みます。

収集

収集パッケージには以下が含まれ、RPC Pro プロジェクトにデータを転送するアプリケーションや、いくつかのデータ検証メソッドを提供します。

» データ スパイクのオンライン チェック » データ飽和 » データ制限 » 参照ファイルとのインタラクティブな

比較 » インタラクティブな解析および診断

ツール

設定

セットアップ アプリケーションを使用し、試験設定を行います。これによりユーザーは、ドライブやレスポンス、オンラインで計算されたチャンネルをインタラクティブに定義することができます。これは、シミュレータを使用してドライブ ファイルを実行したり、レスポンス データを収集する際に必要となります。セットアップ アプリケーション ヘルプのテンプレート:

» 標準化されたカスタム システム » セットアップ時間の短縮

インタラクティブ チャンネル機能: » トランスデューサーのタイプやシリ

アル番号、方向などのプロパティとの関連付け

» ユーザー定義フィールドの追加 » チャンネル ディスクリプタの自動生

成サポートによる、重要な設定情報の追加

RPC Pro アプリケーション レビュー

路面負荷データ収集のためのソフトウェ

アの入手

フィールド データの収集および検証は、製品デザインおよび評価プロセスにおいて決定的なステップとなります。不正確なデータにより生じる問題としては、以下が考えられます。

» 疲労寿命の不正確な計算による、過剰設計または過小設計

» 物理試験における不正確な入力モードおよび 誤った 疲労部位の再現

» ダメージ再現にかかる時間の不確かさ

» バーチャル モデルによる不正確な結果

優れたデータ検証に対するわずかな投資は、後での設計変更や、コストのかかる製品保証の問題を防ぐのに役立ちます。収集パッケージは素早いビジュアル データ検証を可能にし、高度な信号処理や、自動エラー検出機能などのデータ処理ツールを提供します。

» 収集パッケージは、膨大な量のデータを簡潔なエラーリストにまとめるインテリジェント データ検証ツールと併せて構成されており、ユーザーはインタラクティブなデータ検証や、その検証結果に基づいてデータの受け入れや拒否を選択することができます。

» 欠陥のタイプや位置についてレポートされます。プロブレム ビューアが異常をハイライト表示するため、問題のあるチャンネルを簡単に評価したり、適切な対策について考慮することができます。

» 追加処理が必要なケースでは、優れた信号解析ツールやカスタマイズ可能なプロセス、バッチ処理機能が利用できます。

» オプション モジュールにより、回転系試験装置で収集されたモーションの影響度合を定量化することができます。

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解析

解析アプリケーションは、疲労ベースのインタラクティブなデータ編集や、以下を含む複数ドメインにおける解析をサポートします。

» 時間履歴 (ポイント バイ ポイント比較) » スペクトル(周波数) » トレンド(統計) » 疲労(ヒストグラム)

アプリケーションは、ストレス/歪み寿命予測や、レインフロー サイクル カウントおよび確率密度解析などの多様なツールを搭載し、収集アプリケーションと同様のインタラクティブな解析および診断機能を備えています。

解析アプリケーションのオート ダメージ エディタ ツール(ADE)は、疲労依存型のエディタであり、シミュレーションに必要なデータ ファイルの長さを正確かつ自動的に短縮します。必要なダメ

ージリテンション比率を指定し、ダメージを計算するためのパラメータを定義することで、ADE ツールは最適ソリューションまで反復し、ダメージ リテンションとタイム リダクションを調整します。カラー レポートはツールの進行状況を視覚的に要約します。この種のインタラクティブなウィザードを使用したツールは、RPC Proソフトウェアにおける一連の 付加価値プロセス ツールの代表例です。

モデル

モデル アプリケーションは、同時および逐次的なランダム ドライブファイルの生成ツールを提供し、システム モデルを計算してインバース モデルを生成します。モデルには次のような多様なインタラクティブな診断チェックが搭載されています。

» 再現可能周波数帯域の予測 » 自動スペクトル密度(ASD)予測 » コヒーレンス » エンジニアリング ランク インバース » 単一値分解

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シミュレート

シミュレート アプリケーションはイタレーションを実行するインタラクティブな環境を提供します。イタレーション コンバージェンス条件は、ユーザー定義が可能なプロセスがデータの詳細な解析をサポートするのに対し、全てのドメイン - 時間、スペクトル、傾向および疲労 - において直接評価される場合があります。カスタマイズ可能なプロセスおよびテンプレートにより、自動イタレーションを定義し、複数モデルを使用して、コンバージェンス ターゲットおよびダイバージェンス リミットでイタレーション プロセスを実行することができます。

アダプティブ イタレーション モデリング(ターボ RPC)

シミュレートは、ターボ RPCと呼ばれるアダプティブ インバース モデリング制御技術を含みます。これは、イタレー ションにおける供試体の特性の変化 -非直線性、シフト共鳴問題など- に対し、逆周波数反応特性に表されるようなシステム モデルを採用しています。安定したシステムでは、ターボRPC技術によりイタレーションが少なくなります。しかし制御技術は、他の制御ソフトが解決できないような問題に対処するツールも提供します。

この制御における最新技術は時変ターボです。これはデータの小セクションに別の補正マトリックスを作成し、必要に応じて補正を強化するものです。これは、MTS の継続的なソフトウェア改善における努力の一例です。

入力

出力

出力補正

インバースモデル

モデル補正

物理システム

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テスト

テストアプリケーションでは、耐久試験スケジュールの作成および変更、イベント アクション シーケンスの定義、テスト状況のモニタリングが可能になります。さらにこのアプリケーションでは、試験の再生中におけるさまざまな時点でユーザー定義プロセスを実施し、試験レスポンス データの自動アーカイブも設定することができます。自分の要件に最適な試験バンドル設定を選択することにより、ニーズに合わせてテストアプリケーションをカスタマイズできます。テストアプリケーションでは、試験シーケンスの作成および変更や、試験の再生などを含むベース テスト設定を利用できます。全てのモニタリング オプションはプラグイン機能となります。試験でサポートされるモニタリング オプションには、以下のようなものがあります。

» タイム・ヒストリーモニタリング はレスポンス時間履歴におけるポイント毎の比較が可能になります。耐久シーケンスの最初のパスにおいて、レファレンスを収集・保存します。以降の各パスでは、レファレンスおよびユーザー指定リミットに対するレスポンス データの比較します。レスポンスの各データ ポイントと、それに対応するレファレンス データを比較れます。これにより、あるパスと次のパスの間のきわめてわずかな差異も検知できる正確なモニタリングが可能になります。適切なトランスデューサーの位置および範囲の設定が行われている場合、このモニターは試験の進行における最小の変化も検知します。

» トレンド モニタリング は耐久試験の各パスより計算された統計データ(最大、最小、RMS、平均、標準偏差および範囲)における変化をトラッキングします。範囲は、ドライブ シーケンスの最初のパスの後で算出される統計データの割合として設定することができます。トレンド モニタリングは、試験中の緩やかで段階的な変化を検知する手法です。試験の進行に伴うトレンド統計データの視覚化により、供試体の劣化度を観察することができます。

» ダメージモニタリング 耐久試験のパスごとに、累積ダメージやダメージの変化をトラッキングします。ダメージの計算は、レインフロー ヒストグラムで行われ、これは各ドライブ ファイルの現在のパスおよび試験の経過時間のサイクル コンテンツを示す累積ヒストグラム用に作成されます。パスごとのダメージの変化や最大累積ダメージの範囲設定がサポートされています。

» スペクトル モニタリング 耐久試験における各パスから算出された周波数コンテンツの変化をトラッキングします。試験の最初のパスにおいて、レファレンスを収集・保存します。以降の各パスでは、レファレンスおよびユーザー指定リミットに対するレスポンス スペクトル データの比較を行います。

ベース テスト アプリケーションは、モニタリング機能を1つ含みます。試験のご購入に伴い、ラボのニーズに最適なモニタリング機能を選択することができます。モニタリング機能はいつでも追加することができます。全てのモニタリング機能が必要な場合は、フル テストバンドルが最もコスト効率の高いソリューションとなるでしょう。このバンドルはベース試験および全てのモニタリング オプションの機能を含んでいます。

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RPC Proデータ マネージャーによる効率の高い試験ラボ情報管理

RPC Pro データ マネージャーは、RPC Pro アプリケーションに統合されており、簡単な情報アクセスおよび有効なデータ管理を実現します。ソフトウェアの強力なデータベース エンジンは、ラボで取得する貴重な情報を上手に活用する上で必要な機能を提供し、普通のデータ管理ソリューションによく見られるようなコストや複雑さを必要としません。

RPC Pro データ マネージャー:

» フォーマットに関わらず、全てのデータをサポート

» プロジェクト アーカイブでは中央データ サーバーを利用

» ユーザー定義されたキーワードにおけるフレキシブルなキーワード管理が可能になります

» 内蔵 RPC プロダクト ドライバーにより RPC Pro プロジェクトおよびデータを自動認識

» フレキシブルな検索および取得機能を提供

» ユーザー ベースのセキュリティとして堅牢なセキュリティ モデルを採用

» ネットワーク ベースの情報共有が可能

緊密なインテグレーション、合理化されたアクセス

試験情報管理の最適化により、開発プロセスを大幅に改善することができます。RPC Pro データ マネージャーでは、RPC Pro ツール メニューからデータを直接利用して、試験情報を簡単に活用できます。単一のインターフェースで関連データを識別、取得し、現在のプログラムにロードします。これにより時間の短縮や簡単な情報共有が可能になります。

使いやすさ

RPC Proデータ マネージャーは簡単に操作でき、データベース システムとの直接的なやり取りに伴う複雑さを必要としません。

全てのデータ フォーマットをサポート

ソフトウェアはネットワークを通してWindows®エクスプローラでアクセスできるあらゆるデータにおいて機能します。一般的なプロジェクト アーカイブとしては、試験データ、写真、試験ログ、動画、システム設定の詳細情報、プロセス情報、解析結果などがあります。追加情報としては、供試体の詳細情報やオペレータ情報、その他注意事項などがあります。生成された追加情報は簡単にアーカイブに関連付けることができます。

フレキシブルでセキュアなアーカイバルおよび検索

各アイテムの入力は中央データ サーバーにアーカイブされ、関連付けられたキーワードと値のペアは RPC Pro データベースに保存されます。これにより RPC Pro データベースとのインター

フェースが素早く効率的になり、ロケー ションの異なる他のコンピュータに対しても大きなアーカイブ データ セットをフレキシブルに保存できます。RPC Pro データ マネージャーは、全てのアーカイブにおいて特定のキーワードを要求し、キーワードのデフォルト値を定義し、また有効値を制限することができます。これによりデータ アーカイブにおける一貫性を持たせ、データをいつでも簡単かつ総合的に検索できるようにします。

さらにソフトウェアはフレキシブルな検索や取得機能を備えており、シンプルな、あるいは複雑なユーザー定義のクエリを利用して、特定のアーカイブやその中のデータを検索することができます。これらは RPC Pro ソフトウェアで作成され、全てのユーザーが利用できます。

ユーザーベースのセキュリティ

ソフトウェアの優れたセキュリティ モデルが、PC Proデータベースを保護し、ユーザーのアクセス許可を管理します。RPC Pro 管理者が、単なる情報の閲覧からアーカイブの作成や管理タスクの実行にいたるまで、各ユーザーのアクセス レベルを規定します。

コスト効率の高いデータ管理

RPC Pro データ マネージャーは試験情報管理を最適化し、重要な情報の共有度を高めます。強力なデータ エンジンや幅広い機能、さらに全てのデータフォーマットのサポート機能により、RPC 試験情報管理を合理化し、ラボの効率を向上させ、開発プロセス時間の短縮化を図ります。

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RPC Pro オプション レビュー

Effective Road Profile Control™ (ERPC™) ソフトウェア

特許を持つこの強力なソフトウェア オプションは、スピンドル カップル式フリーボディ シミュレーション試験に適しています。これは路面プロファイルを推定できる制御技術です。路面プロファイルの推定により、開発プログラム期間や試作品の製作台数を低減することができます。ERPC ソフトウェアにより、プルービング・グラウンドで新規データを収集しなくても、異なる負荷または車両設定における試験を実施することができます。これは、ERPC ソフトウェアが最初のレスポンス測定により相当する入力履歴を取得するためです。ERPC オプションによりタイヤ モデル ドライブの生成および制御、タイヤモデルの計算および解析、イタレーション ループへの ERPC 機能の統合が可能になります。

ERPC ソフトウェアはシミュレーション試験において数々のメリットをもたらします。有効な路面プロファイルは、ほとんどの一般的な車両の改良に依存していないため、継続的に路面シミュレーション試験に利用できます。路面シミュレータと MTS SWIFT®(Spinning Wheel Integrated Force Transducer: 車軸6分力計)システムを組み合せることにより、有効な路面プロファイルを計算し、また直接 RPC Pro 試験パラメータとして利用できます。ERPC ソフトウェアはモデリングや解析においても、同様に価値あるツールです。タイヤの自由度を追加するなど、試験においてラボのシミュレーションの精度が路面プロファイルにより高まるように、コンピュータを利用した動的エンジニアリング モデルを引き出す際にも、路面プロファイルは有効な一般的なパラメータを提供します。ERPC タイヤ モデルは、既存の解析ボディおよびシャーシ モデ

ルと組み合わせることが可能で、有効な路面プロファイルをバーチャル車両への路面入力として利用することができます。

乗り心地解析

乗り心地解析は通常、車両の動きに関連する乗り心地の相関レベルの定量化のために行われます。この解析は NASA 2299 および ISO 2631 スタンダードに基づいて行われ、完成車両またはコンポーネント レベルの評価に適用できます。NASA および ISO スタンダードは共にウィザード インターフェースで直接利用できます。また、カスタム計量機能の定義・利用も可能です。分かりやすいサマリー レポートが自動的に出力されます。これにより、乗り心地診断のデータベースで全ての詳細項目を同時に把握し、現在の解析と過去の解析結果を比較できます。

m 有効な路面プロファイル制御 特許取得済

タイヤたわみ (YERP)

スピンドルカップル式

マス

タイヤ剛性

および減衰

タイヤモーダル

質量

路面

Fsp

Ysp

K、C、

Mtm、M

YMtm

YERPC

C

K

K

M

Mtm

スピンドルフォース (Fsp)

YERPFsp

Fsp

Fsp

Hz

SWIFT

Hz

+ =

Ÿsp

Ÿsp

YERP

Ÿsp

YERP

t

レファレンス車両RPC トランスデューサー

RPC トランスデューサー

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ライセンス情報

全ての RPC Pro パッケージには、非常にフレキシブルなネットワーク ベースのライセンス マネージャーが含まれています。各バンドルやオプションにおけるライセンス数は、ご利用の状況に応じて異なります。これは、お客様の固有のニーズに合ったシステム設定を行う機能を提供します。RPC Pro ソフトウェアではライセンスのご購入およびリースが可能であり、必要に応じた提案が可能です。

フローティング ライセンス

各ワークステーションには購入された常駐ソフトウェアが配備されることになります。ユーザーが RPC Pro ソフトウェアを起動すると、ライセンス マネージャーがサーバー(指定のシングル ワークステーション)に確認を行い、有効なプロジェクト マネージャーライセンスがあるかどうかを判断します。さらにユーザーがアプリケーションを立ち上げると、ライセンス マネージャーがサーバーに再確認を行い、アプリケーションの有効なライセンスがあるかどうかを判断します。有効なライセンスが見つかった場合、ソフトウェアが起動し、ライセンス サーバーは必要に応じてカウントをアップデートします。有効なライセンスが見つからない場合、ユーザーはアラートを受け取ります。

たとえば、アナライズ・バンドルのコピーを3つ購入された場合、3つのプロジェクト マネージャー ライセンスが有効である限り、ネットワーク上の場所や時間に関わらず3名までのユーザーがアプリケーションを利用できます。4人目のユーザーが RPC Pro ソフトウェアを起動しようとした場合には、他の利用者が終了するまで待つようにライセンス サーバーが通知します。他の例としては,アナライズ・シミュレート・テストバンドルを購入して3名のユーザーによる同時アクセスが必要な場合 - 1名が解析作業にのみ対応し、他の2名がイタレーションや耐久試験のシミュレーションを操作する場合など - は、プロジェクト マネージャーのライセンスは3つ必要になります。

ライセンス サーバー

プライマリ ライセンス サーバーがメンテナンス作業のためオフラインになった場合でも、RPC Pro ソフトウェアが合わせてオフラインになることはありません。セカンド コンピュータをサーバーとして利用し、作業を継続することができます。

簡単に増やせるライセンス カウント

ライセンス カウントはいつでもアップグレードできます。ご利用レベルが増えた場合、電話または MTS のウェブサイト経由でMTSへ連絡してください。

RPC ユーザーズ グループ

ユーザーズ グループは業界における、Remote Parameter Control シミュレーション試験の技術的な問題に関するディスカッション フォーラムです。これはアジア、北米および欧州で定期的に開催されています。

RPC Pro のライセンシーであるお客様は自動的に RPC ユーザーズ グループ イベントへの参加資格を持ちます。これによって他の RPC ユーザーとのネットワークを構築できます。他のユーザーの中には、対象の技術において豊富な経験を持つ者もいるでしょう。そのような経験者たちから学んだり、MTS による最新製品レポートを入手することもできます。MTS はダイナミックなネットワーク ユーザー コミュニティを持つ業界で唯一の企業であり、その中で互いに RPC シミュレーション技術を進化させていくことができます。

RPC Pro ライセンス ストラクチャー機能強化におけるフレキシビリティ

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保守、機能強化、およびサポート プログラム

MTS は RPC Pro ソフトウェアの能力を最適レベルに保つことができるよう、最大限の努力を払っています。ユニークなソフトウェア保守、機能強化、およびサポート (ME&S) プログラムにより、最新の技術レベルに支えられたソフトウェアを提供します。このソフトウェアでは、RPC 製品に携わる数多くのエンジニアからの日常的なフィードバックを元に、定期的な機能強化が行われています。

当社の ME&S 契約は、直通のプライオリティ テクニカル サポート ラインを提供しています。当社のエンジニアによる課題事項の対応が行われ、ユーザーからの情報により、製品を今後どのように改良すべきかを検討しています。RPC Proライセンスを新規で購入すると、1年間の保証を受けることができます。ME&S の契約が有効である限り、毎年低料金で契約更新することができます。契約が終了となった場合、MTS は「キャッチアップ」プログラムを用意しており、保証内容を更新することができます。契約の有効期間中に、MTS はソフトウェア アップデートを提供します。

ME&S の特長

» 契約の有効期間中に、MTS では必要に応じて定期的なソフトウェア アップデートを提供します

» MTS のウェブサイトや電話(米国内ではフリーダイヤル)、電子メール、またはファックスにてテクニカル サポートスタッフまでお問い合わせください。

» MTS は、インストール手順とリリース ノートと合わせ、ご利用者のシステム向けにフォーマットされ、内容更新されたドキュメントおよびメディアを送付いたします。

ME&S のメリット

信頼性

MTS ソフトウェアは最新技術を反映するようアップグレードされるため、試験におけるニーズの変更にも対応できるようになります。

プライオリティ サービス

お客様は契約者として、当社の経験豊富な製品サポート チームに直接アクセスできます。

コスト管理

契約の対象となるシステム ソフトの利用や保守において、ソフトウェア エンジニアとしてスタッフを雇ったり、トレーニングや管理費用を払う必要はありません。

稼働時間の改善および使い易さ

RPC ソフトウェアの定期アップデートは、常にシステムの稼働時間の改善や使い易さを追求しています。

試験生産性

MTS ソフトウェアは最新のコンピュータ設備において、最高度のパフォーマンスを発揮します。

アップデートとは?

アップデートは入念な試験が行われたアプリケーションのセットであり、ご利用中のソフトウェアに付加価値や改善を加えていきます。これらの改善には次のものが含まれます。

» 現在の機能の強化。これは通常、RPC ユーザーズ グループ ミーティングにおいて、または直接 MTS スタッフへのご連絡により提示される、ME&S ご利用者のご要望にお応えする形で実施されます。

» 製品を新しいハードウェアやオペレーティング システム、プラットフォームで起動させるための変更。ソフトウェア ライセンスは、他のオペレーティング システムにおける同じ RPC Proソフトウェアに移行することができ ます。

» ユーザー側で問題が生じる前に一般的に実施される、試験およびソフトウェアの改良に伴う追加の改善機能。

詳細情報

cRPC Proソフトウェアが生産性の改善においてどのように役立ち、どのように製品開発サイクルを 短縮できるのかについての詳細は、

» 最寄りの MTS営業担当または

» MTS まで電子メール ([email protected])で直接お問い合わせください。

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タスク 必須モジュール 機能概要

データ収集および検証*** プロジェクト マネージャー アクワイヤ

スタンドアロン プロット プロジェクト マネージャー

データ解析 プロジェクト マネージャー アナライズ

シミュレーション ドライブ ファイルの開発 プロジェクト マネージャー - セットアップ モデル シミュレート

試験およびモニタリング プロジェクト マネージャー セットアップ テスト**

ERPC ソフトウェア タイヤ特性 プロジェクト マネージャー セットアップ モデル ERPC*

シミュレーション

走行快適性解析 解析のみ プロジェクト マネージャー アクワイヤ *乗り心地評価

プロファイル生成およびシミュレーション

* オプション パッケージの表示 ** 必要なモニタリング オプション、または全てのモニタリング オプションを含む完全試験として選択しながら、試験をベース試験として設定できます。*** 通常は Somat データ収集ユニットと合わせて提供されます。

ソフトウェア機能マトリックス

RPC Pro ソフトウェアは、次のようなコア コンポーネントを搭載しています。

» プロジェクト マネージャー » セットアップ » アクワイヤ » アナライズ » モデル » シミュレート

» テスト – タイム ヒストリーモニタリング – トレンド モニタリング – ダメージモニタリング – スペクトル モニタリング

(ベース試験はモニタリング オプションを1つ含みます。)

オプショナル コンポーネント:

» ERPC ソフトウェア » 乗り心地評価ソフトウェア

以下の表は、ご自身のニーズに合った機能を選択する上でのガイドです。

オンライン データ検証、データ変換 (例、Somat, RPC III)、スペクトル解析、ヒストグラム カウント生成

カスタマイズ可能なインテラクティブ エディタ、統計の編集、スペクトル解析,ダメージ解析、オート ダメージ エディタ地域ベースのオペレーション、トリガー定義

タイム ヒストリー、マトリックス、およびヒストグラム プロッター

FRF 生成および計算、システム レベル診断、イタレーション、ターボ RPC

試験シーケンス、再生、およびモニタリングの定義、

タイヤ固有の ERPC フィルタ開発

RPC「制御ループ」における ERPC の利用

これは乗り心地評価解析の実施における最低限のバンドルです。

加振プロファイル生成および再生、比較解析における実地データ。 シミュレーション

ドライブ ファイル開発バンドルには乗り心地評価オプションを含みます

ドライブ ファイル開発バンドルには ERPC ソフトウェア オプションを含みます

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MTS、SWIFT、RPC は登録商標です。Remote Parameter Control、MAST、ERPC、Effective Road Profile Control は、米国における MTS Systems Corporation の商標です。これらの商標は他の国でも保護されている場合があります。RTM No. 211177.

Windowsは Microsoft Corporation の登録商標です。

©2014 MTS Systems Corporation 100-222-939a RPC ProJA Printed in U.S.A. 11/14

ISO 9001 Certified QMShttp://www.mts.com

エムティエスジャパン株式会社 日本 〒130-0013 東京都 墨田区錦糸1-2-1 アルカセントラルビル 8階 電話:03.6658.0901 ファックス:03.6658.0904 電子メール:[email protected]

世界の事業拠点

アメリカ

MTS Systems Corporation 14000 Technology Drive Eden Prairie, MN 55344-2290 USA 電話: 1-952-937-4000 フリーダイヤル: 1-800-328-2255 ファックス: 1-952-937-4515 電子メール: [email protected]

ウェブサイト: www.mts.com

ヨーロッパ

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MTS Systems GmbH Hohentwielsteig 3 14163 Berlin Germany 電話: +49-(0)30 81002-0 ファックス: +49-(0)30 81002-100 電子メール: [email protected]

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