saga - 第2章 佐賀駅周辺地区の現状と課題 · 2017. 10. 13. · 第2章...

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5 第2章 佐賀駅周辺地区の現状と課題 1. 佐賀駅周辺と市街地の変遷 2. 佐賀駅周辺地区の現状 3. 佐賀駅周辺地区の課題

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第2章 佐賀駅周辺地区の現状と課題1. 佐賀駅周辺と市街地の変遷

2. 佐賀駅周辺地区の現状

3. 佐賀駅周辺地区の課題

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1. 佐賀駅周辺と市街地の変遷第2章 佐賀駅周辺地区の現状と課題

唐人町

馬車軌道

佐賀停車場佐賀停車場

佐賀市街地図(1927 年 / 昭和 2年)

   佐賀駅は1891年(明治24年)、九州鉄道 佐賀-鳥栖間の開通に伴い開業した。1907年(明  治40年)、九州鉄道の国有化に伴い、国鉄佐賀駅となった。佐賀駅は人とモノの都市間輸送の玄  関口となり、1904年(明治37年)に創立された佐賀馬鉄も、翌年には佐賀駅まで延長された。   佐賀駅の南側では、唐人町を中心とする中央大通りが、佐賀城北側に広がる旧市街地と駅とを  結ぶ役割を果たすようになる。   一方、駅の北側では、明治41年から大正14年まで、陸軍歩兵第55聯隊が配置されており、  現在の日の出一丁目(佐賀県総合体育館、佐賀市文化会館、国立佐賀病院)あたりには宿舎が、  佐賀県総合グラウンドのあたりには練兵場があったとされる。   1921年(大正10年)に国鉄佐賀線が筑後大川駅まで全通すると、佐賀市の中心市街地の  都市構造も大きく変化し始め、現在の中心市街地の骨格が形成されていった。

1)明治 - 大正

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第2章 佐賀駅周辺地区の現状と課題

1. 佐賀駅周辺と市街地の変遷

2)昭和 - 平成初期

日祐

紡績工場

国立佐賀病院

佐賀駅

電機工場唐人町アーケード

貫通道路

玉屋

1961年(昭和 36 年)(出典:『佐賀都市計画図』 ※以下図版すべて同様)

昭和30年代|中心市街地の骨格の形成

1933 年(昭和8年) 佐賀玉屋開業

1936 年(昭和11年) 市営バス開業

1937 年(昭和12年) 貫通道路開通 (207 号線 )

1945 年(昭和20年) 国立佐賀病院発足

1959 年(昭和34年) 唐人町アーケード完成

1964 年(昭和39年) 日祐開業

   1935年(昭和10年)国鉄佐賀線の全線開通によって、佐賀駅は名実共に佐賀市の玄関口  となった。   その後、モータリゼーションの進展による車社会が到来すると、当時の駅周辺の混雑緩和、貨  物の入れ替え作業等に伴う国道263号の交通渋滞解消などを図るため、1971年(昭和46  年)、佐賀駅高架移転事業が起工した。1976年(昭和51年)現在の駅より南へ約200mの  位置にあった旧駅が移転し、駅の高架下にはバスセンター、佐賀デイトスが開業した。   次第に駅周辺も開発され、中心市街地と駅周辺の2極化が進んだ。同時に、駅の北側には、第  31回国民体育大会(若楠国体)の開催にあわせて佐賀県総合運動場が整備された。中心市街地  の外郭を囲むように国道208号と国道34号がつながると、市街地は徐々に拡大していった。

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第2章 佐賀駅周辺地区の現状と課題

1. 佐賀駅周辺と市街地の変遷

日祐 南里本店

商業機能の 2極化ダイエー

西友開業デイトス

佐賀駅移転バスセンター開業

佐賀医科大学佐賀医科大学付属病院

佐賀県総合運動場

玉屋窓乃梅・寿屋開業

国道 208 号線

国道 34号線

1981年(昭和 56 年)

国立佐賀病院

住宅地化が進む

1976 年(昭和51年)※第31回国民体育大会(若楠国体)開催    佐賀駅高架化工事完成・北側に移転   佐賀駅バスセンター開業   佐賀県総合運動場完成   国道208号(西部環状線)が国道34号(北部   バイパス)まで開通

1977 年(昭和52年)   佐賀デイトス開業   佐賀医科大学開校   主婦の店ハロー佐賀店開業

1979 年(昭和54年)   西友佐賀店開業   窓乃梅・寿屋開業   佐賀-福岡間高速バス路線開業

1980 年(昭和55年)   白山名店街アーケード完成

1981 年(昭和56年)   佐賀医科大学付属病院開院

昭和50年代|佐賀駅の移転と市街地の拡大

昭和40年代|商店街の発展と市街地の拡大

1965 年(昭和40年) 佐賀玉屋移転

1966 年(昭和41年) さが銀天夜市スタート

1967 年(昭和42年) ユニード ( トポス ) 開業

1971 年(昭和41年) 国道34号開通

1972 年(昭和47年) ダイエー佐賀店開業

1974 年(昭和49年) 南里本店新築オープン

国立佐賀病院

佐賀駅

メイン通りの形成住宅地化が進む

南里本店商業の集積ダイエー

唐人町アーケード

玉屋

国道 208 号線

国道 34号線

1969年( 昭和 44 年)

日祐

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第2章 佐賀駅周辺地区の現状と課題

1. 佐賀駅周辺と市街地の変遷

松原川環境整備

シンボルロード整備唐人町アーケード撤去

国道 208 号線

国道 34号線

県道 333 号線

中央第 1種市街地再開発事業の開始

西友デイトス

佐賀駅どんどんどんの森佐賀市立図書館アバンセ

佐賀医科大学佐賀医科大学付属病院

佐賀県総合運動場国立佐賀病院

佐賀県総合体育館佐賀市文化会館

1997年(平成 9年)

1985 年(昭和60年)   唐人町アーケード撤去

1986 年(昭和61年)- 1991 年(平成3年)   シンボルロードの整備

1987 年(昭和62年)   国鉄佐賀線廃止

1986 年(昭和61年)   佐賀県総合体育館完成   

1988 年(昭和63年)- 1991 年(平成3年)   松原川環境整備

1989 年(平成元年)- 1999 年(平成11年)   中央第一種市街地再開発事業

1989 年(平成元年)   佐賀市文化会館完成   サガ・ライトファンタジースタート

1995年(平成7年)   アバンセ開館

1996年(平成8年)   佐賀市立図書館開館

昭和60年代-平成初期 市街地のさらなる拡大と中心市街地の変化

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第2章 佐賀駅周辺地区の現状と課題

1. 佐賀駅周辺と市街地の変遷

1998 年(平成10年)   ダイエー佐賀店撤退   エスプラッツ開業   長崎街道・柳町景観形成地区指定   兵庫北土地区画整理事業認可

1999 年(平成11年)   南里本店閉鎖   寿屋佐賀店撤退

2000 年(平成12年)   イオンショッピングタウン大和開業

2004 年(平成16年)   佐賀駅バスセンター改修

2001 年(平成13年)   佐賀城下ひなまつりスタート

2003 年(平成15年)   モラージュ佐賀開業   エスプラッツ閉鎖

2005 年(平成17年)   イオンスーパーセンター東与賀開業   スーパー窓乃梅閉店

2006 年(平成18年)   ゆめタウン開業

2007 年(平成19年)   エスプラッツ再オープン

2010年(平成22年)   佐賀公共職業安定所(ハローワーク佐賀)新庁舎オープン

2014年(平成26年)   佐賀商工ビルオープン

郊外への大型店立地の加速

郊外への大型店立地の加速イオンスーパーセンター東与賀開業

イオンショッピングタウン大和開業

日祐撤退 南里本店撤退

街なかの衰退

窓乃梅閉店ダイエー撤退

エスプラッツ開業 (1998 年 )閉鎖 (2003 年 ) 再オープン (2007 年 )

国道 208 号線

国道 34号線

県道 333 号線

モラージュ佐賀開業

2012年(平成 24 年)

佐賀大学医学部

佐賀駅どんどんどんの森佐賀市立図書館アバンセ

佐賀県総合運動場佐賀県総合体育館佐賀市文化会館

ゆめタウン開業

3) 平成10年以降

   佐賀県道333号佐賀環状東線が国道208号、国道34号と接続すると、ロードサイドには、  2000年(平成12年)の大規模小売店法の廃止を受けて大型店舗が立地し、周辺の宅地開発  が進む一方で、中心市街地では商業店舗が相次いで撤退。中心市街地の活力は低下していった。   2005年(平成17年)、「佐賀市中心市街地活性化基本計画」の策定を機に、佐賀市は拡散  した都市機能の中心市街地への集約によるコンパクトな街づくりに着手した。   さらに2011年(平成23年)策定の「佐賀市街なか再生計画」、2015年(平成27年)  策定の「佐賀市中央大通り再生計画」 に基づく実践プログラムを促進し、中心市街地の活性化を  進めている。

平成10年以降 郊外化の進展と中心市街地の衰退

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佐賀駅佐世保駅

長崎駅

新鳥栖駅 鳥栖駅17 分12 分

唐津駅1 時間 7分

30 分 28 分( バス )

1 時間 8分

1時間 15 分

博多駅38 分

佐賀空港 久留米駅

佐賀

唐津新鳥栖

熊本

博多

伊万里

有田

佐世保

長崎

武雄温泉

嬉野温泉

諫早新大村

久留米

20km

50km

肥前山口

100km

1) 広域の視点

   佐賀駅には、博多と長崎・諫早を結ぶ長崎本線のほか、長崎本線久保田駅を起点とする唐津線  の列車がすべて乗り入れており、長崎本線と唐津線の接続駅機能も有している。また、東側に隣  接する佐賀駅バスセンターからは、各方面への一般路線バス、高速バス、九州佐賀国際空港と佐  賀駅とを結ぶ空港バスが発着し、交通アクセスに恵まれたエリアである。   

九州新幹線西九州ルート

第2章 佐賀駅周辺地区の現状と課題

2. 佐賀駅周辺地区の現状

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■ 佐賀駅の1日あたり乗車人員数

■ 佐賀駅バスセンターの1日あたり乗車人員数

平成25年度 平成26年度 平成27年度

乗車人員数(人/日) 12,432 12,023 12,251

JR九州駅内の順位 8位 9位 9位

参照:JR九州 HP 交通・営業データ (https://www.jrkyushu.co.jp/company/info/data/)

参照:佐賀市調査

2015 2014H27 H26 (⼈/⽇)1 1 博多 118,0822 2 ⼩倉 35,510

3 3 ⿅児島中央

20,153

4 4 ⼤分 19,5505 5 折尾 16,4756 6 ⿊崎 15,5247 7 熊本 14,5138 8 吉塚 13,4579 9 佐賀 12,25110 10 ⾹椎 11,89111 12 千早 11,37512 11 福⼯⼤前 11,29913 13 ⻑崎 11,08014 14 ⼾畑 9,71515 15 南福岡 9,567

駅名

■ JR 九州の駅別乗車人員

佐賀駅

バスセンター

乗⾞⼈員

調査年 調査⽇ 区分 乗⾞⼈員(⼈/⽇)

1⽉18⽇(⼟)   休⽇ 3,471

1⽉22⽇(⽔)   平⽇ 3,196

1⽉16⽇(⼟) 休⽇ 3,003

1⽉20⽇(⽔) 平⽇ 3,282

平成26年

平成28年

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 佐賀駅の乗車人員数は、平成26年度に一時減少したものの、翌平成27年度には再び増加に転じており、1日あたりの乗車人員数は12,251人 /日である。 JR九州管内の駅別乗車人員ランクでは9位となっている。 また、佐賀駅バスセンターは、市内を運行する路線バスの大半が発着するターミナルであり、乗車人員は1日あたり約3,000人となっている。

第2章 佐賀駅周辺地区の現状と課題

2. 佐賀駅周辺地区の現状

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佐賀城跡

佐賀駅

佐賀県総合運動場

佐賀県総合体育館

佐賀市文化会館

国立病院機構佐賀病院

佐賀市役所

アイスクエアビル

佐賀市民運動広場

佐賀市立図書館

どんどんどんの森公園

佐賀県立生涯学習センター(アバンセ)

佐賀県勤労者総合福祉センター(メートプラザさが)

佐賀市保健福祉会館(ほほえみ館)

ゆめタウン佐賀

県立博物館・美術館 佐賀城本丸歴史館

市村記念体育館

県立図書館

佐賀県庁

佐賀玉屋

エスプラッツ佐賀商工ビル

バルーンミュージアム

柳町

佐嘉神社松原神社

徴古館佐嘉嘉神佐嘉嘉

0 500 mN

0.5km

0.25km

0.75km

1.0km

1.25km

1.5km

1.75km

2) 市街地の中核としての視点

   本市の中心市街地は佐賀駅の南側に広がっているが、1970年代から環状線の整備が進んだ  ことなどにより、主要道路の沿線に都市機能の配置が進み、その周辺に住宅地が形成されてきた。   こうした新たな都市機能は、現在、従来の中心市街地ではなく、佐賀駅を中心として放射状に  立地しており、公共交通(路線バス)により佐賀駅バスセンターに結節されている。

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第2章 佐賀駅周辺地区の現状と課題

2. 佐賀駅周辺地区の現状

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3)中心市街地と佐賀駅周辺地区の人口推移

(1)中心市街地の人口と歩行者通行量

238,478

237,457

236,778

236,402

235,855

237,086

236,339

235,858

235,502

234,746

90,659

91,266

91,726

92,474

93,150

94,779

95,494

96,278

97,350

98,187

0

50,000

100,000

150,000

200,000

250,000

H19年 H20年 H21年H22年 H23年H24年 H25年 H26年H27年 H28年

佐賀市の人口

人口 世帯(人) 人口:2%減

世帯

8%増

8,446 8,5328,810 8,809 8,870

9,112 9,022 9,015 9,114 9,139

4,064 4,1104,234 4,251

4,286 4,401 4,426 4,4314,527 4,576

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

H19年 H20年 H21年 H22年 H23年 H24年 H25年 H26年 H27年 H28年

中心市街地の人口

人口 世帯(人・世帯) 人口:8%増

世帯

13%増

※出典:佐賀市資料

中心市街地の定住人口・通行量の推移

8,522

8,0057,910

7,796

7,700

7,6717,714

7,802

7,957

8,145

8,2898,423

8,441

8,6708,725

8,7938,942

9,0449,040

9,0849,114

167,968

70,335

0

50,000

100,000

150,000

200,000

250,000

300,000

350,000

7,000

7,500

8,000

8,500

9,000

9,500

H3 H8 H9 H10 H11H12H13H14H15H16 H17H18H19H20H21H22 H23H24H25H26H27

(人)

(年度)

定住人口 通行量

通行量

58%減

※出典:住民基本台帳(各年10月末時点)

 平成19年以降の10年で、佐賀市全体の人口は2%減少している一方で、中心市街地では、人口

は約8%、世帯数では約13%増加している。

第2章 佐賀駅周辺地区の現状と課題

2. 佐賀駅周辺地区の現状

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第2章 佐賀駅周辺地区の現状と課題

2. 佐賀駅周辺地区の現状

(2)佐賀駅周辺地区の人口と福岡市への通勤者数

 佐賀駅周辺整備に関する基礎調査・分析業務報告書によると、平成18年以降の10年で人口は約

20%、世帯数は約30%と、中心市街地以上の増加傾向にある。

 佐賀駅周辺地区は、福岡都市圏への通勤などの利便性も高いことから、マンションの建設によって

人口は増加傾向にあり、同時に福岡市への通勤者数も増加するなど、駅周辺における街なか居住が進

んでいることがわかる。

※出典:佐賀駅周辺整備に関する基礎調査・分析業務報告書

福岡市への通勤者数の推移 1,284

1,586 1,599

0

500

1,000

1,500

2,000

H12 H17 H22

(人)

※出典:佐賀市住民基本台帳(各年12月末時点)

967 990 978 1,004 1,065 1,084 1,129 1,202 1,240 1,255

2,083 2,173 2,151 2,176 2,263 2,309

2,396 2,470 2,500 2,490

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

駅周辺地区の人口の推移

※対象地区:駅前中央一丁目、二丁目、神野東一丁目、二丁目、栄町

世帯数 人口

H18年度

H19年度

H20年度

H21年度

H22年度

H23年度

H24年度

H25年度

H26年度

H27年度

(人・世帯)

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佐賀県総合運動場411,398

佐賀県総合体育館246,597

佐賀市文化会館377,389

佐賀城跡県立博物館94,998県立美術館126,122

佐賀城本丸歴史館220,987

市村記念体育館76,566

県立図書館

佐賀県庁

佐賀玉屋

佐賀市歴史民俗館70,000

佐賀商工ビル

バルーンミュージアム

柳町

佐嘉神社徴古館松原神社

佐賀県立生涯学習センター(アバンセ)357,483

佐賀市立図書館530,000

佐賀城下ひなまつり112,927

佐賀城下栄の国まつり223,700

● 観光イベント来場者数

佐賀駅

国立病院機構佐賀病院

佐賀市役所

アイスクエアビル

佐賀市民運動広場

どんどんどんの森公園

佐賀県勤労者総合福祉センター(メートプラザさが)

佐賀市保健福祉会館(ほほえみ館)

ゆめタウン佐賀

4) 市内の主な交流・集客拠点の状況

   佐賀駅の南側の佐賀城公園エリアには、佐賀城本丸歴史館、佐賀県立博物館・美術館、市村記  念体育館が、また、中心市街地近隣には、市立図書館、アバンセ、佐賀市歴史民俗館などが立地  しており、ひなまつりや栄の国まつりなどの大規模イベントによる集客数を合わせると、年間約  180万人以上が来訪している。   一方、佐賀駅の北側に位置する佐賀県総合体育館・総合運動場、佐賀市文化会館も、年間利用  者数が100万人を超えており、今後予定される佐賀県による総合運動場周辺の整備により、さ  らなる集客も期待される。   これら南北の交流・集客拠点の中心に位置する佐賀駅周辺地区は、人の流れの結節点であると言  える。

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第2章 佐賀駅周辺地区の現状と課題

2. 佐賀駅周辺地区の現状

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参照|佐賀市統計データ(平成27年)

施 設 年間利⽤者数・来場者数 合 計

795,642館育体合総県賀佐

893,114場動運合総県賀佐

983,773館会化⽂市賀佐

1,035,384

■ 佐賀駅の北側に位置する施設の年間利用者数

施 設 年間利⽤者数・来場者数 合 計

000,035館書図⽴市賀佐

佐賀県⽴⽣涯学習センター (アバンセ) 357,483

000,07館俗⺠史歴市賀佐

665,67館育体念記村市

899,49館物博⽴県賀佐

221,621館術美⽴県賀佐

789,022館史歴丸本城賀佐

1,476,156

■ 佐賀駅の南側に位置する施設の年間利用者数

■ 中心市街地(南側エリア)で開催される大規模イベントの集客数

729,211りつまなひ下城賀佐

007,322りつま国の栄下城賀佐 336,627

イベント 集客数 合 計

(人)

(人)

(人)

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第2章 佐賀駅周辺地区の現状と課題

2. 佐賀駅周辺地区の現状

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3. 佐賀駅周辺地区の課題

 ここでは佐賀駅及び周辺の現状と課題を整理する。

100m

・ 北口は変則交差点となっており、信号灯器の動作が通常とは異  なるため、歩行者が横断しにくいことに加えて、 特に東西方向 は車の渋滞が 見られる。

【 北口交差点 】

・ 駅北広場はタクシー(待機車 / 降車)と送迎の一般車の動線が混在し、渋滞が   見られる。

・ 観光バスの乗り入れができない。

・ 自転車の動線、駐輪場の立地等、自転車の利便性を満たしていない。

・ 反射炉(縮小複製)、植栽が配置された島への歩行者動線がなく、スペースが 有効活用されていない。

【 駅前広場(北口)】

・ 駅構内の西側は空き店舗が目立ち、賑わいに欠ける。

【 駅構内(西側)】

・ 駅南広場はタクシーの収容台数(待機車 / 降車)に余裕がある 一方、送迎の一般車との動線が混在し、渋滞が見られる。

・ 観光バスの乗り入れができない。

・ 中央の広場が活かされておらず、交流広場機能が満たされてい ない。・ 自転車の動線、駐輪場の立地等、自転車の利便性を満たしてい ない。

【 駅前広場(南口)】

・ 南からの駅の視認性が樹木によって妨げられている。

【 駅前広場(南口)】

・ 横断歩道が無く、歩行者の動線がわかりづらい。 中央大通り西側(ルートインホテル側)と駅を結ぶ直接 動線 がなく、遠回りになる。

・ 歩道は狭く、歩行者優先になっていない。

【 駅南口 】

・ 三溝線は車の通行量に対して片側2車線と余裕がある一方、  自歩道が狭く安全安心な歩行空間となっていない。

【 市道三溝線 】

・ 駅コンコースからバスセンターへの動線がわかりづらい。

・ 事業者別の乗り場配置となっており、わかりづらい。

【 佐賀駅バスセンター 】

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