sap認定パブリッククラウドを適切に使うための検討...

SAP認定パブリッククラウドを適切に使うための検討ポイント集

2014年10月29日第1.0版

日本マイクロソフト株式会社

リアルテックジャパン株式会社

日本ヒューレット・パッカード株式会社

富士通株式会社

はじめに

• 昨今、オンプレミス/プライベートクラウド、パブリッククラウド、そしてハイブリッドクラウドとSAPプラットフォームの選択肢は多岐に渡ります。異なるお客様要件に対し何が最適解か、確かな選択基準が必要とされています

• 本書は、SAPインフラとしてSAP認定パブリッククラウドサービスを選択するにあたり、SAPシステムのアーキテクチャ設計/構築/運用におけるパブリッククラウドの典型的な検討ポイントをSAP BASIS固有の観点で整理したものです。一般的なシステムと共通の検討ポイントは省略しています

• 本書は、2014年10月末時点の情報に基づき作成しています。パブリッククラウドの進化は非常に早いため、既に古くなっている可能性があります

SAP認定パブリッククラウドを適切に使うための検討ポイント集 2

改版履歴

改版日付版数改版内容

2014/10/29 1.0 新規作成


免責

• 本書は、情報提供のみを目的としており、特定の製品の仕様を定義したり、特定の運用方法を推奨したりするものではなく、本書および本書に含まれる情報に基づく決定について、日本マイクロソフト株式会社、リアルテックジャパン株式会社、日本ヒューレット・パッカード株式会社、富士通株式会社は、いかなる責も負わないものとします。また、本書に関し、その内容の正確性、妥当性を含め、いかなる保証も明示たると黙示たるとを問わず、一切いたしません


商標

本書に掲載されたすべての製品名、サービス名、商号およびロゴは各社のそれぞれの商標またはサービスマークです。商標、サービスマークには、必ずしも商標表示(™、®)を付記しておりません。

• SAP、R/3、SAP NetWeaver、Duet、PartnerEdge、ByDesign、Clear Enterprise、SAP BusinessObjectsExplorer、および本文書に記載されたその他のSAP製品、サービス、ならびにそれぞれのロゴは、ドイツおよびその他の国々における SAP AGの商標または登録商標です。

• Microsoft、Windows、Windows NT、Windows Server、SQL Server、およびAzureは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。

• OracleとJavaは、Oracle Corporationおよびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。

• Red Hat、Shadowman logo、JBossは米国およびそのほかの国において登録されたRed Hat, Inc.の商標です。

• Linuxは、Linus Torvalds氏の登録商標です。

• Amazon Web Services、AWSは、米国その他の諸国における、Amazon.com,Inc.またはその関連会社の商標です。

• その他名称については、各社の登録商標または商標です。


SAP認定パブリッククラウドサービスとは

• SAP Note 1380654 - SAP support in public cloud environments に記載のIaaS(Infrastructure as a Service)• Amazon Web Services(AWS)

• Microsoft Azure

• IBM SoftLayer *近日認定予定


IaaSで提供されるOS上にSAPシステムを構築(＝OSより上位の構築、運用・保守は従来通り)


ネットワーク

ストレージ

サーバー

仮想化

OS

ミドルウェア

アプリケーション

業務プロセス

オンプレミス IaaS PaaS SaaS

お客様が構築、運用・保守

クラウド事業者が運用・保守

クラウドサービス提供



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パブリッククラウドを適切に使うためには

SAP環境においてはサポート条件などいくつかの留意点/制約があります。また、オンプレミスの導入方法論をそのまま持ち込み、自社要求をすべて盛り込もうとすると失敗もしくは効果がでない可能性もあります。以下のポイントを基本方針に、クラウドに思考を合わせることが重要です

• クラウドサービスの仕様を受け入れ、割り切って使うことも検討する

• 設計/構築、運用・保守方針はクラウドサービスを念頭に見直す

• プロジェクト計画や予算確保の時間軸はクラウドのスピード感を意識する


本来SAPシステム基盤設計で検討する必要がある項目一覧青字：パブリッククラウド検討時に考慮が必要な項目

• 基盤構成方針

• 運用方針• サービスレベル• 性能方針• システムランドスケープ方針• パッチ適用方針• クライアント管理方針• 導入展開方針• データベース管理方針• バックアップ/リカバリ方針• ジョブ管理方針• セキュリティ方針• システム監視方針• 印刷方針• ユーザ管理/シングルサインオン

• クライアントPC基本方針• インターフェース方針• 移送管理• システム開発における基本方針• SAPサービスマーケットプレイス利用方針• プロジェクト期間中の開発運用方針


本書の記載範囲

• 本書では、SAPインフラとしてパブリッククラウドを利用する場合の典型的な検討ポイントとして、サイジングを中心に設計/構築/運用についてSAP BASIS固有の観点で記載しています

• 別紙「SAPシステム基盤設計項目(BASIS運用含む)」と「オンプレミスで稼働中のSAPシステムをパブリッククラウドに移行する際の検討項目」もご参照ください


アジェンダ - 検討ポイント項目

• サイジング

• SAP BASIS

• ソフトウェアクラスタ(HA構成)

• バックアップ/リカバリ

• ネットワーク

• 計画停止(パッチ適用などメンテナンス)

• 製品ライフサイクル

• その他



• サイジング

• SAP BASIS






• その他


サイジングのポイントまとめ

• パブリッククラウドのサイジング作業は利用者主体で実施

• 柔軟な構成変更が可能なことを前提に考える

• SAP認定の各クラウドサービスから性能要件(CPU/メモリ/IOPS)を満たすものを選択、組合せる

• 各クラウドサービスの上限値を意識する

• AWSでは、Windows Server 2012 R2、Oracle Databaseを未サポート

• Azureでは、Linux、HANAおよびDB2を未サポート

• Suite on HANAはソースデータベース非圧縮状態で282GBまで


サイジングの実施時期と目的

プロジェクト時期パブリッククラウドオンプレミス

プロジェクト初期• 概算見積りが欲しい• Tシャツモデル、簡易サイジング等

• 概算見積りが欲しい• Tシャツモデル、簡易サイジング等

HW導入直前

• スタート時に最低限必要なコンピューティングリソースの見極め、概算見積りが欲しい

• 予算管理やオンプレミスとの比較のため5年間の利用を想定した概算見積りを取得

• 将来の利用量追加、余裕率を考慮したサイジングと正式な見積りが必要

運用開始後• 利用しながらサイジングを行い、スペックの拡張/

縮小ができる• リソース不足の場合はHWの追加購入が必要

• 欲しいときに手配可能、使った分だけ支払えばよいメリットを活かし、走りながら自ら考える”いい加減さ”も必要

パブリッククラウドのサイジング (1/3)


業務要件ヒアリング

初期サイジング

仮想マシン展開

プロトタイピング

実機ベースの見直しサイジング

SAP環境構築

性能テストカットオーバー

アプリ実装/テスト

ユーザートレーニング

インスタンスタイプ変更

• いつでもリソース追加が可能なメリットを活かし、ある程度短めの期間(e.g.1年)のピーク/予測増加量でサイジングを実施



1年目 5年目・・・

オンプレミス

クラウド

毎年追加最初からHW償却期間を見据えて調達

• SAP認定のインスタンスタイプ(SAPS/メモリ)から選択する必要があり、ある程度割り切ったザルなサイジングが基本



3,990SAPS/30.5GBメモリ

7,980SAPS/61GBメモリ

15,960SAPS/122GBメモリ

要件：10,000SAPS/48GBメモリ

SAPS/メモリともに無駄が発生

メモリは足りるがSAPSが不足

SAP正式サポート条件 – AWS (1/4)

• SAP NetWeaver 7.0（ABAP/Java）以降を基盤とするすべてのSAP製品• OS/DB組合せはPAM*1に従う

• SAP Kernel 7.20/7.20 EXT (min. PL #218)以降

• もしくは7.21/7.21 EXT (min. PL #23)以降

• DBがSAP ASEのときはSAP Netweaver 7.02以降

• SAP拡張監視設定が必要

• SAP BusinessObjectsBusiness Intelligence

• SAP Afaria

• ただし、TREX、MDM、LiveCacheは未サポート

• ビジネスまたはエンタープライズレベルのAWSサポート契約


本書では対象外

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*1 Product Availability Matrix


• OS • RDBMS


Windows Server 2003 ×


Windows Server 2008 R2 ○

Windows Server 2012 ○

Windows Server 2012 R2 ×

Red Hat Enterprise Linux 6 ○

SUSE Linux Enterprise Server 11 ○

HANA ○

IBM DB2 9.7以降 ○

MaxDB 7.8以降 ○

MS SQL Server 2008 R2以降 ○

Oracle Database ×

SAP ASE 15.7.0.051以降 ○

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• インスタンスタイプ(2-Tier) • インスタンスタイプ(3-Tier)


インスタンスタイプ

vCPU SAPS メモリ[GB]

c3.8xlarge 32 31,830 60

c3.4xlarge 16 15,915 30

c3.2xlarge 8 7,957 15

c3.xlarge 4 3,978 7.5

c3.large 2 1,989 3.75

r3.8xlarge 32 31,920 244

r3.4xlarge 16 15,960 122

r3.2xlarge 8 7.980 61

r3.xlarge 4 3,990 30.5

r3.large 2 1,995 15.25

cr1.8xlarge 32 30,430 244

m2.4xlarge 8 7,400 68.4

m2.2xlarge 4 3,700 34.2



cc2.8xlarge 32x 7台

90,330 60.5x 7台

m2.4xlarge 8x 10台

62,750 68.4x 10台

*EBSボリュームの制限などはhttp://docs.aws.amazon.com/general/latest/gr/aws_service_limits.htmlを参照

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サポートされているどのインスタンスタイプも(A)SCS、ダイアログインスタンスとして利用可能

http://docs.aws.amazon.com/general/latest/gr/aws_service_limits.html


• インスタンスタイプ(HANA) • SoHメモリサイジング• 圧縮率 1/2• 安全バッファ 20%• コードなどの利用領域 50GB• OS領域 10%

• ソースシステムのDBサイズが非圧縮状態で282GBまで• ( A / 2 x 1.2 + 50GB ) / 0.9

= 244GB→ A = 282.666..GB



スケールアウト構成

利用用途

cr1.8xlarge ・No ・OLTP(Suite)・OLAP(BW)

r3.8xlarge ・シングルノード～5ノードまで

・OLAP(BW)

r3.8xlarge ・シングルノード・OLTP(Suite)


vCPU メモリ[GB]

SSDストレージ[GB]

cr1.8xlarge 32 244 120 x 2

r3.8xlarge 32 244 320 x 2

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SAP正式サポート条件 – Azure (1/3)

• SAP NetWeaver 7.0（ABAP/Java）以降を基盤とするすべてのSAP製品• OS/DB組合せはPAM*1に従う

• SAP Kernel 7.20/7.20 EXT (min. PL #218)以降

• もしくは7.21/7.21 EXT (min. PL #23)以降

• SAP拡張監視設定が必要

• ただし、SAP BusinessObjectsBusiness Intelligence、TREX、MDM、LiveCacheは未サポート

• マイクロソフトプレミアサポート契約




• OS • RDBMS





Windows Server 2012 ○


Red Hat Enterprise Linux 6 ×

SUSE Linux Enterprise Server 11 ×

HANA ×

IBM DB2 ×

MaxDB ×

MS SQL Server 2008 R2以降 ○

Oracle Database 11.2.0.4 ○

SAP ASE 16.0 PL02以降 ○

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• インスタンスタイプ(2-Tier) • インスタンスタイプ(3-Tier)




A5 2 1,500 14

A6 4 3,000 28

A7 8 6,000 56

A8 8 11,000 56

A9 16 22,000 112

D11 2 2,325 14

D12 4 4,650 28

D13 8 9,300 56

D14 16 18,600 112



A5 2x 10台

12,000 14x 10台

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*Azureの仮想マシンおよびクラウドサービスのサイズはhttp://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/azure/dn197896.aspxを参照

http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/azure/dn197896.aspx


• サイジング

• SAP BASIS






• その他


SAP BASISのポイントまとめ


• 従来のBASIS＋仮想化＋クラウドのスキルが必要

• パブリッククラウドの素早い進化に追従しているパートナーを選ぶ

• 3か月後のクラウドは別物かもしれない

SAP BASISスキル SAP BASISスキル SAP BASISスキル

仮想化スキル仮想化スキル

パブリッククラウドスキル

物理環境プライベートクラウド/仮想環境

SAP認定パブリッククラウド

進化の早いパブリッククラウド～例. 毎月何かしらの機能が追加されるMicrosoft Azure～



• サイジング

• SAP BASIS






• その他


ソフトウェアクラスタ(HA構成)のポイントまとめ

• パブリッククラウドでは共有ディスクを必要とするSAP環境でのフェールオーバー構成は(一般的に)組めない

• DB層は共有ディスク不要のDB機能によるHA構成をとることが可能


ERPPRD

ASCS

DB

ERS

PAS AAS

ASCS

DB

ERS

クラスタ

共有ディスク不可

DB層はミラーリングにて保護

ミラーリング

ERPPRD

DBDB

ASCS

ERS

PAS AAS

ASCS

ERSSAPアプリケーションの保護については

代替手段を検討する必要あり


• サイジング

• SAP BASIS






• その他


バックアップ/リカバリのポイントまとめ

• パブリッククラウド上のオンラインでのバックアップは、一般的にデータベース標準の機能で取得する

• 複数システムが連携している場合は、システム間のデータ整合性維持を考慮した設計(全システムで同一の静止点を確立など)が必要


データベース管理ツールによるリストア処理

データベース管理ツールによるバックアップ処理

スナップショットの実施

バックアップデータ

バックアップデータのスナップショット(複数世代を管理)


• サイジング

• SAP BASIS






• その他


ネットワーク(仕様)のポイントまとめ

• 基盤部分の詳細は見えない(クラウドサービスの公開情報のみ)

• クラウド事業者毎に異なるネットワークサービスの理解が必要• 利用者側のLANでグローバルIPアドレスをそのまま利用している場合があるが、パ

ブリッククラウドではプライベートIPアドレスしか使えない

• パブリッククラウドへVPN接続するVPN装置の仕様やパラメータは、クラウドサービス側に合わせる


ネットワーク(性能・コスト)のポイントまとめ

• 基本的にベストエフォート

• オンプレミスとクラウドをつなぐ専用線を利用する場合は、回線費用の追加コストが発生する

• オンプレミスとクラウドの間で大容量データを短時間で転送したい場合は、実現方法を検討する


ネットワークはブラックボックス～例. Azure 仮想ネットワーク全体像～


自社内データセンター

ネットワーク機器で接続（自己管理）

社内ユーザーのインターネット経由のアクセス

VPNデバイス

ポイント対サイトVPN

サイト間VPN

Microsoft Azure

GatewayStatic &DynamicRouting

Fabric

仮想ネットワーク

Compute Storage

ファブリックコントローラ


• サイジング

• SAP BASIS






• その他


計画停止(パッチ適用などメンテナンス)のポイントまとめ• 基盤側のメンテナンスに伴うシステム停止は事前に提供されるクラウド事業者の計画に従う

• 複数システム間の整合性維持を意識した運用設計を行う

• OSより上位層のメンテナンスは従来どおり利用者側で計画/実施する


基盤側のメンテナンス計画に応じていつでも止められる運用体制を確立する


クラウド基盤

OS

Database

SAP利用者が計画的に実施• SAP Kernelパッチ適用• サポートパッケージ適用• エンハンスメントパッケージ適用• Windows Update など

クラウド事業者がアカウント管理者に事前(数日～数週間前)にメール通知。指示に従ってメンテナンス開始までに停止、もしくは期間内に再起動を実施

Subject: Near-term AWS maintenance event notice

Dear Amazon EC2 Customer,

One or more of your Amazon EC2 instances are scheduled to be rebooted for required host maintenance. The maintenance will occur sometime during the window provided for each instance. Each instance will experience a clean reboot and will be unavailable while the updates are applied to the underlying host. This generally takes no more than a few minutes to complete.


• サイジング

• SAP BASIS






• その他


製品ライフサイクルのポイントまとめ

• SAP製品出荷マトリクス(PAM*1)に加えてSAP認定パブリッククラウド特有のサポート条件をSAPノートで確認する

• クラウド特有のOS/DB/SAPの製品サポートライフサイクルの組み合わせに従って導入/移行計画を立てる

• クラウドの新サービス展開への追従、サービス中止のリスクも考慮する



SAP社の最新情報(PAM、SAPノート)を都度確認して複合的に判断する


year

延長サポート

2009.3.31

SAP ERP 6.02025.12.31

2013.3.31

2006.12.31

SAP R/3 Enterprise

SAP R/3 4.6C2013.3.31

標準サポート

2014.7.8 2019.7.9

2017.7.11 2022.7.12 SQL Server 2012

SQL Server 2008 R2

SAP認定 2019.7.9 2024.7.9

SAP認定？SQL Server 2014

2015.1.13 2020.1.14

2018.1.9 2023.1.10 Windows Server 2012

Windows Server 2008 R2

SAP認定2018.1.9 2023.1.10

SAP認定Windows Server 2012 R2

SAP認定

SAP認定

＋SAP認定パブリッククラウドのサポート条件(サポートSAP製品、インスタンスタイプ、機能など)

PAMの組合せ


• サイジング

• SAP BASIS






• その他


ソフトウェアライセンス費用

• 従量課金にできるのは基盤部分のみ。SAPライセンスも従量課金にしたい場合はMCaaS*1を検討する

• SAP以外のソフトウェアライセンスのクラウド対応状況を確認する


*1 Managed Cloud as a Service

その他

• 物理デバイスと連携する仕組みは代替ソリューションを検討する

• クラウドのガバナンスを追加検討する


参考情報 – SAP Community Network

• SAP on Amazon Web Services (AWS)http://scn.sap.com/docs/DOC-56545

• Frequently Asked Questions: Amazon Web Serviceshttp://scn.sap.com/docs/DOC-56408

• SAP on Microsoft Azurehttp://scn.sap.com/docs/DOC-56602

• Frequently Asked Questions: Microsoft Azurehttp://scn.sap.com/docs/DOC-56406


http://scn.sap.com/docs/DOC-56545




参考情報 – SAP Note

• 1380654 - SAP support in public cloud environments

• 1656250 - SAP on AWS: Support prerequisites

• 1656099 - SAP Applications on AWS: Supported DB/OS and AWS EC2 products

• 1964437 - SAP HANA on AWS: Supported AWS EC2 products

• 2015553 - SAP on Microsoft Azure: Support prerequisites

• 1928533 - SAP Applications on Azure: Supported Products and Azure VM types


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