secureassist enterprise portal アップグレードガイド
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パッケージのダウンロードアップグレード全体の流れ
アップグレード作業の詳細手順
2017.04.26
SecureAssistEnterprisePortalアップグレードガイドVersion3.1対応版
目次
*本資料について
*SecureAssistEnterprisePortalアップグレード準備
パッケージのダウンロード
*SecureAssistEnterprisePortal アップグレード作業の概要
はじめに
作業全体の流れ
*SecureAssistEnterprisePortalアップグレード作業の詳細手順
はじめに
1.アップグレード前の準備
2.作業ディレクトリの作成
3. ライセンスと設定ファイルの退避
4.CSA_Server.war ファイルの削除
5.CSA_Server ディレクトリの削除
6.新しい CSA_Server.warファイルの配置
7.データベースの更新
8.ApacheTomcat の起動
9. ライセンスと設定ファイルの復元
10. ファイルパーミッションの確認
11.MySQLConnector の配置
12.ApacheTomcat のキャッシュの削除
13.ApacheTomcat の再起動
*SecureAssistEnterprisePortalアップグレード後の作業
Rulepackの更新
EclipsePluginの配置
*お問い合わせ
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本資料について
本資料では、ApacheTomcat とMySQLServerの環境で動作するSecureAssistEnterprisePotalのアップグレードに関する以下の範囲を取り扱います。
– パッケージのダウンロード
– アップグレード作業の概要
– アップグレード作業の詳細手順
– アップグレード後の作業
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SecureAssistEnterprisePortalアップグレード準備
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アップグレード準備パッケージのダウンロード
SecureAssistのWebサイトのEnterprisePortalDownloadページに、最新版のEnterprisePortalのダウンロードリンクがあります。
ダウンロードしたzipファイルはインストールに備えて展開しておきます。
SecureAssistWebサイトhRps://secureassist.jp/
SecureAssistEnterprisePortalDownloadページhRps://secureassist.jp/downloads/enterpriseportal/
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SecureAssistEnterprisePortalアップグレード作業の概要
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アップグレード作業の概要はじめに
EnterprisePortalのアップグレードで更新が必要なもの、そのまま使用できるものは次の通りです。• アプリケーションは更新が必要です。• データベースは更新が必要です。• ライセンスファイルは以前のものをそのまま使用できます。
また、アップグレード作業前には、必ず次の作業を実施してください。• ApacheTomcatの停止。• アプリケーションのバックアップの作成。• データベースのバックアップの作成。
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アップグレード作業の概要作業全体の流れ
おおまかな作業の流れを紹介します。1. アップグレード前の準備
1. ApacheTomcatの停止、アプリケーションとデータベースのバックアップの作成
2. アップグレード作業1. ライセンスや設定ファイルなどの作業ディレクトリへの退避2. アップグレード前のアプリケーションの削除3. 新しいwarファイルの配置4. データベースの更新5. Tomcatの起動6. ライセンスや設定ファイルなどの作業ディレクトリからの復元7. ファイルパーミッションの設定とキャッシュの削除8. ApacheTomcatの再起動
3. アップグレード後の作業1. Rulepackの更新2. EclipsePluginの更新
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SecureAssistEnterprisePortalアップグレード作業の詳細手順
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アップグレード作業の詳細手順はじめに
本手順は「SecureAssistEnterprisePortalUserGuide」の「UpgradeInstrucYons」の節を元に構成しています。各手順の番号(1,2,3,…)は元のガイドと本手順とで一致させていますので、必要に応じてご参照ください。元のガイドは hRps://secureassist.jp/downloads/enterpriseportal/にある「EnterprisePortalユーザーガイド」のリンクからダウンロードできます。また、アップグレード前の準備として、次の作業を確実に行うようお願いいたします。• ApacheTomcatの停止。• アプリケーションのバックアップの作成。• データベースのバックアップの作成。
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アップグレード作業の詳細手順1.アップグレード前の準備
アップグレード作業時の不整合を防ぐため、また問題発生時に元の環境に戻すため、次の作業を必ず行ってください。ApacheTomcatの停止
実行例:$sudo/sbin/servicetomcatstop
アプリケーション(Tomcat)のファイル全体をバックアップ実行例:$sudotarcvfbackup_tomcat-webapps_300_before_upgrade.tar-C/var/lib/tomcat/webapps/
データベースのバックアップ実行例:$mysqldump-uroot-pportal_csa>mysqldump_portal_csa_300_before_upgrade.dump
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アップグレード作業の詳細手順2.作業ディレクトリの作成
作業ディレクトリを作成します。作業ディレクトリは、現在のライセンスや設定のファイルを退避しておき、新しいバージョンの配置後にその設定をコピーして復元するために使用します。
実行例:$mkdirbackup_csa-portal_3.0_to_3.0.1
$cdbackup_csa-portal_3.0_to_3.0.1
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アップグレード作業の詳細手順3. ライセンスと設定ファイルの退避
<CATALINA_HOME>/webapps/CSA_Server/ 以下のディレクトリとファイルを退避します。退避するファイルとディレクトリ:key-filestatsrulepacksWEB-INF/lib/mysql-connector-java-5.x.x.jar実行例:$mkdirCSA_Server
$sudocp-ir/var/lib/tomcat/webapps/CSA_Server/key-file CSA_Server
$sudocp-ir/var/lib/tomcat/webapps/CSA_Server/stats CSA_Server
$sudocp-ir/var/lib/tomcat/webapps/CSA_Server/rulepacksCSA_Server
$sudocp-ir/var/lib/tomcat/webapps/CSA_Server/WEB-INF/lib/mysql-connector-java-5.1.38-bin.jarCSA_Server
<CATALINA_HOME>/webapps/CSA_Server/WEB-INF/以下のファイルを退避します。退避するファイル:cron.properYesdb.properYes<company_name>-SecureAssist-PriKey.derSecureAssist.licenseclasses/log4j.xml実行例:$mkdirCSA_Server/WEB-INF
$mkdirCSA_Server/WEB-INF/classes
$cp-i/var/lib/tomcat/webapps/CSA_Server/WEB-INF/cron.properties CSA_Server/WEB-INF
$cp-i/var/lib/tomcat/webapps/CSA_Server/WEB-INF/db.properties CSA_Server/WEB-INF
$cp-i/var/lib/tomcat/webapps/CSA_Server/WEB-INF/AsteriskResearch-SecureAssist-PriKey.derCSA_Server/WEB-INF
$cp-i/var/lib/tomcat/webapps/CSA_Server/WEB-INF/SecureAssist.license CSA_Server/WEB-INF
$cp-i/var/lib/tomcat/webapps/CSA_Server/WEB-INF/classes/log4j.xml CSA_Server/WEB-INF/classes
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アップグレード作業の詳細手順4.CSA_Server.war ファイルの削除
<CATALINA_HOME>/webappsディレクトリにある CSA_Server.warファイルを削除します。
実行例:$sudorm-i/var/lib/tomcat/webapps/CSA_Server.war
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アップグレード作業の詳細手順5.CSA_Server ディレクトリの削除
<CATALINA_HOME>/webappsディレクトリにある CSA_Serverディレクトリを削除します。
実行例:$sudorm-rf/var/lib/tomcat/webapps/CSA_Server/
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アップグレード作業の詳細手順6.新しい CSA_Server.warファイルの配置
新しいバージョンのEnterprisePortalのzipファイルに含まれる CSA_Server.warファイルを、<CATALINA_HOME>/webappsディレクトリにコピーします。
実行例:$sudocp-i~/CSA_Enterprise_Portal_v3.0.1.20160412/WAR/CSA_Server.war/var/lib/tomcat/webapps
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アップグレード作業の詳細手順7.データベースの更新
現在使いのEnterprisePortalのバージョンが2.5.1またはそれ以降の場合、スクリプト一つで最新のバージョンにデータベースを更新できます。スクリプトで最新のバージョンに更新したのち、次ページ以降の手順に進んでください。データベース更新の大まかな流れは以下の通りです。1. 前提条件を確認します。2. 設定ファイルを設定します。
– Linux用には linux_sehngs.shという設定ファイルを用意しています。 – Windows用にはwindows_sehngs.ps1という設定ファイルを用意しています。
3. 更新スクリプトを実行して、データベースを最新のバージョンに更新します。– Linux用には linux_install.shという実行ファイルを用意しています。– Windows用には windows_install.ps1という実行ファイルを用意しています。
詳細は「SecureAssistEnterprisePortalデータベースの更新」のセクションをご覧ください。
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アップグレード作業の詳細手順8.ApacheTomcat の起動
停止していたApacheTomcatを起動します。この作業により、<CATALINA_HOME>/webapps/に CSA_Serverディレクトリが作成され、その中にEnterprisePortalの各種ファイルが配置されます。
実行例:$sudo/sbin/servicetomcatstart
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アップグレード作業の詳細手順9. ライセンスと設定ファイルの復元
<CATALINA_HOME>/webapps/CSA_Server/以下のディレクトリとファイルを復元します。復元するファイルとディレクトリ:key-filestatsrulepacks実行例:$sudocp-irCSA_Server/key-file /var/lib/tomcat/webapps/CSA_Server/
$sudocp-irCSA_Server/stats /var/lib/tomcat/webapps/CSA_Server/
$sudocp-irCSA_Server/rulepacks/var/lib/tomcat/webapps/CSA_Server/
<CATALINA_HOME>/webapps/CSA_Server/WEB-INF/以下のファイルを復元します。コピーするファイル:cron.properYesdb.properYes<company_name>-SecureAssist-PriKey.derSecureAssist.licenseclasses/log4j.xml実行例:$sudocp-iCSA_Server/WEB-INF/cron.properties/var/lib/tomcat/webapps/CSA_Server/WEB-INF
$sudocp-iCSA_Server/WEB-INF/db.properties/var/lib/tomcat/webapps/CSA_Server/WEB-INF
$sudocp-iCSA_Server/WEB-INF/AsteriskResearch-SecureAssist-PriKey.der/var/lib/tomcat/webapps/CSA_Server/WEB-INF
$sudocp-iCSA_Server/WEB-INF/SecureAssist.license/var/lib/tomcat/webapps/CSA_Server/WEB-INF
$sudocp-iCSA_Server/WEB-INF/classes/log4j.xml /var/lib/tomcat/webapps/CSA_Server/WEB-INF/classes/
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アップグレード作業の詳細手順10. ファイルパーミッションの確認
すべてのファイルがApacheTomcatのプロセスにより読み書き可能であることを確認します。
実行例:$sudochown-Rtomcat:tomcat/var/lib/tomcat/webapps/CSA_Server
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アップグレード作業の詳細手順11.MySQLConnector の配置
先の手順3.で退避したMySQLConnector、または最新のMySQLConnectorをダウンロードしたものを配置します。実行例:$wgethttp://dev.mysql.com/get/Downloads/Connector-J/mysql-connector-java-5.1.39.tar.gz
$gzip-cdmysql-connector-java-5.1.39.tar.gz|tarxf-
$sudocp–imysql-connector-java-5.1.39/mysql-connector-java-5.1.39-bin.jar/var/lib/tomcat/webapps/CSA_Server/WEB-INF/lib/
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アップグレード作業の詳細手順12.ApacheTomcat のキャッシュの削除
ApacheTomcatのキャッシュを削除します。
キャッシュの場所の例:/var/cache/tomcat6/work/Catalina/localhost/CSA_Server/*<tomcat>/work/Catalina/localhost/CSA_Server/*
実行例:$sudorm-rf/var/cache/tomcat/work/Catalina/localhost/CSA_Server/org
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アップグレード作業の詳細手順13.ApacheTomcat の再起動
ApacheTomcatを再起動します。
実行例:$sudo/sbin/servicetomcatrestart
これでSecureAssistEnterprisePortal本体のアップグレード作業は完了です。WebブラウザでEnterprisePortalにアクセスして、画面左下に表示されているバージョン番号が更新されていること、各画面が正しく表示されることをご確認ください。この後は、新しいRulepackの登録と、新しいEclipsePluginの設置の作業にお進みください。
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SecureAssistEnterprisePortalデータベースの更新
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データベースの更新1.データベースの更新について
更新の際は、<EnterprisePortalarchive>/DatabaseScriptディレクトリにいると想定します。
2.5.1またはそれ以降から最新のバージョンへの更新は、一つのスクリプトを実行するだけです。
• 更新の前に、現在のデータベースをバックアップします。もしバックアップに失敗した場合、更新を中断します。
• Windowsと Linuxでの MySQLと Oracleのアップグレードをサポートしています。
• メインと(もし存在すれば)レポーティングのデータベースを更新します。
• 何かの理由で更新に失敗したとしても、ロールバックは行われません。そのかわりに更新の前にバックアップを行います。
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データベースの更新2. 更新作業の前提条件
• スクリプトはデータベースサーバーローカルで実行してください。
• スクリプトの実行には JRE7またはそれ以降が必要です。
• Oracleデータベースの場合、SYSDBA権限が必要です。
• Javaデータベースドライバー(MySQLの場合は MySQLconnectorjar(mysql-connector-java-*.jar)、Oracleの場合は Oracleconnectorjar(odbc*.jar))が必要です。
• MySQLdatabaseをバックアップするには mysqldumpが、Oracleをバックアップするためには expdbが、 PATHに含まれている必要があります。
• MicrosomWindowsでは、PowerShellスクリプトの実行権限が必要です。PowerShellスクリプトを実行するためには、実行ポリシーが署名されていないスクリプトに許可されている必要があります。管理者権限のPowerShellで以下のコマンドを実行してください。Set-ExecuYonPolicyRemoteSigned
• Oracleデータベースのバックアップにはディレクトリ・オブジェクトへの権限が必要となります。以下のコマンドを実行してください。CONN/ASSYSDBAALTERUSER<csadatabaseusername>IDENTIFIEDBY<Password>ACCOUNTUNLOCK;CREATEORREPLACEDIRECTORYbackupsAS'<fullpathtodirectorywherebackupshouldbekept>';GRANTREAD,WRITEONDIRECTORYbackupsTO<csadatabaseusername>;
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データベースの更新3.設定ファイルの編集
設定ファイルは、Linux用が linux_sehngs.sh、Windows用が windows_sehngs.ps1です。
レポーティングデータベースを分離していない場合(一般的な場合はこちらとなります)、AggregaYonDatabaseの設定も MainDatabaseと同じものを使用してください。
windows_sehngs.ps1ファイルでは、すべての値はダブルクオーテーションで囲む必要があることに注意してください。
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#MYSQLorORACLEDATABASE=MYSQL #MaindatabaseCSA_PORTAL_SCHEMA=portal_csaDB_USER=rootDB_HOST=localhostDB_PORT=3306
#AggregaYondatabaseCSA_PORTAL_SCHEMA_AGG=portal_csaDBAGG_USER=rootDBAGG_HOST=localhostDBAGG_PORT=rootDB_PASS=rootDBAGG_PASS=rootDBA_USERNAME=<Yourusername,justforloggingpurposes> #OracleSIDorclorxeORACLE_SID=orcl #DriverJarfilenameunderdriversdirectoryDRIVER_FILE_NAME=mysql-connector-java-5.1.37.jar
#Performupgradewithoutbackingupdatabase.Trueorfalse.SKIP_BACKUP=false
設定ファイルの記述例
データベースの更新4.更新スクリプトの実行
前提条件をすべて満たし、設定もすべて終えたところで、更新スクリプトを実行できます。
Linux上での更新
1. Linux上のシェルで、db.zipを展開したディレクトリーに移動します。
2. chmodコマンドを使い、linux_install.shと linux_sehngs.shを実行可能にします。
3. linux_install.shを実行して、データベースを最新のバージョンに更新します。
Windows上での更新
1. Windowsの PowerShell上で、db.zipを展開したディレクトリーに移動します。
2. 前提条件で述べた通りに、実行ポリシーが署名されていないスクリプトの実行を許可していることを確認します。
3. windows_install.ps1を実行して、データベースを最新のバージョンに更新します。
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SecureAssistEnterprisePortalアップグレード後の作業
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アップグレード後の作業Rulepackの更新
EnterprisePortalのzipファイルの中にあるRulepackディレクトリのRulapackのjarファイルをアップロードして有効(Enabled)にします。その際、古いRulepackは無効(Disabled)にします。IDE起動時のEnterprisePortalとの通信により、IDE側のRulepackが更新されます。
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「UploadRulepack」ボタンをクリックして、新しいRulepackファイルをアップロードします。
古いRulepackはDisabled、新しいRulepackはEnabledにします。
Rulepackの更新ができました。
アップグレード後の作業EclipsePluginの配置
<CATALINA_HOME>/webapps/ に、EnterprisePortalパッケージの中にあるEclipsePluginのzipファイルに含まれるupdateディレクトリを配置します。配置先に以前のバージョンのupdateディレクトリがある場合は、あらかじめ削除しておきます。
実行例:$cdCSA_Enterprise_Portal_v3.0.1.20160412
$unzip-dCSA_Eclipse_Enterprise_Plugin_v3.0.1_201604142
$sudorm–rf/var/lib/tomcat/webapps/update/
$sudocp-irCSA_Eclipse_Enterprise_Plugin_v3.0.1_201604142/update//var/lib/tomcat/webapps/
$sudo/sbin/servicetomcatrestart
旧バージョンのEclipsePluginをこのupdateディレクトリからインストールしている場合:
Eclipse側で「Help」の「CheckforUpdates」を選択することで、このupdateディレクトリから更新することができます。
旧バージョンのEclipsePluginをローカルディスクからインストールしている場合:
「Help」の「InstallNewSomware」を選択することで、このupdateディレクトリから新することができます。
詳細は hRps://secureassist.jp/downloads/にある「EclipsePlug-in導入ガイド」の「SecureAssistEclipsePlug-inインストール」をご覧ください。
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