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VMware Horizon Client for Linux のインスト ールとセットアップ ガイド 2019 12 VMware Horizon Client for Linux 5.3

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Page 1: VMware Horizon Client for Linux のインストールと …...VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド このVMware Horizon Client for

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

2019 年 12 月VMware Horizon Client for Linux 5.3

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最新の技術ドキュメントは、 VMware の Web サイト (https://docs.vmware.com/jp/) でご確認いただけます。 このドキュメ

ントに関するご意見およびご感想は、[email protected] までお送りください。

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VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

VMware, Inc. 2

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目次

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド 6

1 システム要件 7Linux クライアント システムのシステム要件 7

Horizon Client 機能のシステム要件 9

スマート カード認証の要件 9

シリアル ポート リダイレクトのシステム要件 11

リアルタイム オーディオ ビデオのシステム要件 12

スキャナ リダイレクトのシステム要件 13

マルチメディア リダイレクト (MMR) のシステム要件 14

Flash URL リダイレクトの使用の要件 16

HTML5 マルチメディア リダイレクトのシステム要件 javascript: document.forms[0].task.value='2256411'; doSubmit('gototask_2256411') 17

セッション共同作業機能の要件 18

Horizon Client と Skype for Business を使用するための要件 19

サポートされているデスクトップのオペレーティング システム 19

2 インストール手順 20Horizon Client 向けの Connection Server の準備 20

インストール オプション 22

VMware 製品ダウンロードからの Horizon Client for Linux のインストールまたはアップグレード 24

Linux クライアント用のコマンドライン インストール オプション 26

Linux クライアントでの仮想印刷機能の有効化 28

3 エンド ユーザー向け Horizon Client の構成 30一般的な設定 30

vmware-view コマンドライン インターフェイスと構成ファイルの使用 31

Horizon Client の設定およびコマンドライン オプション 32

URI を使用した Horizon Client の構成 46

vmware-view URI を作成するための構文 47

vmware-view URI の例 50

VMware Blast オプションの構成 52

Horizon Client データ共有の設定 54

VMware によって収集される Horizon Client データ 54

エンド ユーザーの証明書確認モードの設定 56

TLS 詳細オプションの設定 57

ローカル システムに送信する特定のキーおよびキーの組み合わせの構成 58

FreeRDP を使用した RDP 接続 60

VMware, Inc. 3

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FreeRDP のインストールと構成 62

FIPS 互換モードの有効化 63

PCoIP クライアントサイド イメージ キャッシュの構成 63

4 リモート デスクトップ/公開アプリケーションとの接続の管理 66リモート デスクトップまたは公開アプリケーションへの接続 66

非認証アクセスを使用した公開アプリケーションへの接続 68

クライアント ドライブのリダイレクトによるローカル フォルダおよびドライブへのアクセス共有 69

構成ファイルの編集によるフォルダの共有 72

Horizon Client の証明書検証モードの設定 72

リモート デスクトップまたは公開アプリケーションの切り替え 73

ログオフまたは切断 74

5 Linux システムでの Microsoft Windows デスクトップまたはアプリケーションの使用 76Linux クライアントの機能サポート一覧 76

利用可能な言語 79

キーボードとモニター 79

ディスプレイのスケーリング機能の使用 82

DPI 同期の使用 82

公開アプリケーションを表示する特定のモニターの選択 84

USB デバイスの接続に USB リダイレクトを使用する 84

USB リダイレクトの制限事項 87

スキャナの使用 88

Web カメラとマイクでリアルタイム オーディオ ビデオ機能を使用 89

Web カメラでリアルタイム オーディオ ビデオ機能を使用できる条件 90

Linux クライアント システムでのデフォルトのマイクロフォンの選択 90

Linux クライアント システムで優先する Web カメラまたはマイクロフォンの選択 91

セッション共同作業機能の使用 94

リモート デスクトップ セッションに参加するユーザーの招待 94

共同作業セッションの管理 96

共同作業セッションへの参加 97

公開アプリケーションの複数セッション モードの有効化 98

シームレス ウィンドウ機能の使用 99

公開アプリケーションへのドキュメントの保存 99

リモート デスクトップからの印刷 99

仮想印刷機能の印刷設定を行う 100

VMware Integrated Printing 機能の印刷設定を行う 101

USB プリンタの使用 102

テキストのコピーおよび貼り付け 102

クライアントのクリップボードのメモリ サイズの構成 103

コピー アンド ペースト アクティビティの記録 103

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

VMware, Inc. 4

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リモート デスクトップでの相対マウス機能の有効化 104

シリアル ポート リダイレクトの使用 105

6 Client での USB リダイレクトの構成 107USB リダイレクトのシステム要件 107

USB 固有のログ ファイル 107

USB 構成プロパティの設定 108

USB デバイス ファミリ 112

7 Horizon Client のトラブルシューティング 114リモート デスクトップの再起動 114

リモート デスクトップまたは公開アプリケーションのリセット 115

Horizon Client for Linux のアンインストール 116

キーボード入力の問題 116

Workspace ONE モードでのサーバへの接続 117

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

VMware, Inc. 5

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VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

この VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイドでは、VMware Horizon® Client™ ソフトウェアを Linux クライアント システムにインストールして設定し、使用する方法について説明します。

このドキュメントでは、Horizon Client for Linux のインストールおよび使用のためのシステム要件と手順について

説明しています。

注: このドキュメントには、クライアント システムに Linux オペレーティング システムをインストールする手順

について記載されていません。Linux のインストール方法については、Linux ディストリビューションの開発元から

提供された手順を参照してください。

この情報は、Linux クライアント システムを含む Horizon の展開をセットアップする必要がある管理者向けです。

本書に記載されている内容は、仮想マシン テクノロジーおよびデータセンターの運用に精通している経験豊富なシス

テム管理者向けに書かれています。

注: 本ドキュメントは主に、VMware が使用できるようにした Horizon Client for Linux に関連しています。ま

た、VMware のパートナー数社が、Horizon のデプロイ用のシンおよびゼロ クライアント デバイスを提供していま

す。それぞれのシンまたはゼロ クライアント デバイスで使用可能な機能およびサポートされるオペレーティング システムは、ベンダー、モデル、および企業が採用する構成によって決まります。これらのクライアント デバイスのベ

ンダーとモデルの詳細については、VMware Web サイトから入手可能な『VMware 互換性ガイド』を参照してくだ

さい。

VMware, Inc. 6

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システム要件 1クライアント システムは、一定のハードウェアおよびソフトウェア要件を満たす必要があります。

この章には、次のトピックが含まれています。

n Linux クライアント システムのシステム要件

n Horizon Client 機能のシステム要件

n Horizon Client と Skype for Business を使用するための要件

n サポートされているデスクトップのオペレーティング システム

Linux クライアント システムのシステム要件

Horizon Client とその周辺機器をインストールする Linux デバイスは、VMware でテストされ、正式にサポートさ

れている特定のシステム構成を満たす必要があります。

注: これらのシステム要件は、VMware が提供している Horizon Client for Linux を対象としています。また、

VMware のパートナー数社が、Horizon 7 のデプロイ用のシンおよびゼロ クライアント デバイスを提供しています。

シンまたはゼロ クライアント デバイスのベンダーとモデル、企業が選択した構成により、サポートされるクライア

ント デバイスとオペレーティング システムで使用可能な機能が決まります。これらのクライアント デバイスのベン

ダーとモデルの詳細については、VMware Web サイトから入手可能な『VMware 互換性ガイド』を参照してくださ

い。

アーキテクチャ i386、x86_64、ARM

メモリ 2GB 以上の RAM

オペレーティング システム このリリースでは、次のオペレーティング システムで Horizon Client for Linux がテストされています。

オペレーティング システム バージョン

Ubuntu 32 ビット 16.04

Ubuntu 64 ビット 16.04、18.04

VMware, Inc. 7

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オペレーティング システム バージョン

Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 64 ビット 7.7、8

注: RHEL 8 システムの場合、Horizon Client は X11 表示サーバ プロトコルのみ

をサポートします。Wayland ディプレイ サーバ プロトコルはサポートされませ

ん。

OpenSSL の要件 Horizon Client では、特定のバージョンの OpenSSL が必要です。正しいバージョ

ンが自動的にダウンロードされインストールされます。

Horizon Connection Server、セキュリティ サー

バ、Horizon Agent

Horizon 6.2.x 以降の最新メンテナンス リリース

企業のファイアウォールの外部からクライアント システムが接続する場合は、セキ

ュリティ サーバの使用をおすすめします。セキュリティ サーバでは、クライアント

システムで VPN 接続は不要です。

表示プロトコル n VMware Blast(Horizon Agent 7.0 以降が必要)

n PCoIP

n RDP

クライアント システムの画

面解像度

最小: 1024 X 768 ピクセル

VMware Blast および

PCoIP のハードウェア要件

n SSE2 拡張命令に対応する x86 または x64 ベースのプロセッサ。800 MHz 以上のプロセッサ処理速度。

n さまざまなモニター セットアップをサポートするための、システム要件を超え

る RAM 空き容量。一般的な目安として次の式を使用してください。

20 MB + (24 * (# monitors) * (monitor width) * (monitor height))

大まかな目安として、次の計算が使用できます。

1 monitor: 1600 x 1200: 64 MB

2 monitors: 1600 x 1200: 128 MB

3 monitors: 1600 x 1200: 256 MB

RDP のハードウェア要件 n SSE2 拡張命令に対応する x86 または x64 ベースのプロセッサ。800 MHz 以上のプロセッサ処理速度。

n 128 MB の RAM。

Microsoft RDP のソフトウ

ェア要件

利用可能な最新の rdesktop バージョンを使用します。

FreeRDP のソフトウェア要

RDP 接続を使用して Horizon デスクトップに接続し、接続のために FreeRDP クラ

イアントを使用する予定であれば、FreeRDP の適切なバージョンと適用可能なパッ

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

VMware, Inc. 8

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チをインストールする必要があります。FreeRDP のインストールと構成を参照し

てください。

その他のソフトウェア要件 使用している Linux ディストリビューションによっては、Horizon Client には他に

も特定のソフトウェア要件があります。Horizon Client のインストール ウィザー

ドがライブラリの互換性と依存関係をシステムでスキャンできるようにしてくださ

い。次のリストに Ubuntu ディストリビューションにのみ関係する要件を示しま

す。

n libudev.so.0

注: Horizon Client 4.2 からは、Horizon Client を起動するために

libudev0 が必要です。一部のシステムでは、libudev0 はデフォルトでイン

ストールされません。

n アイドル状態のセッション タイムアウトのサポートに必要なファイル:

libXsso.so.1。

n Flash URL リダイレクトのサポートに必要なファイル: libexpat.so.1。

(libexpat.so.0 ファイルは不要になりました)。

n 複数のモニターを使用する場合にパフォーマンスを向上させるには、Xinerama を有効にします。

Horizon Client 機能のシステム要件

Horizon Client 機能には、特定のハードウェアおよびソフトウェア要件があります。

スマート カード認証の要件

ユーザー認証にスマート カードを使用するクライアント デバイスは、特定の要件を満たす必要があります。

クライアントのハードウェア要件とソフトウェア要件

ユーザー認証にスマート カードを使用する各クライアント デバイスには、次のハードウェアおよびソフトウェアが

必要です。

n Horizon Client

n 互換性のあるスマート カード リーダー

n スマート カード リーダー ドライバ

n スマート カード ドライバ

n PKCS#11 モジュール

注: PIV スマート カードには OpenSC PKCS #11 モジュールをインストールすることをおすすめします。

n 製品固有のアプリケーション ドライバ

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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スマート カードで認証を行うユーザーはスマート カードを所有している必要があり、各スマート カードにはユーザ

ー証明書が含まれる必要があります。

リモート デスクトップおよび公開アプリケーションのソフトウェア要件

Horizon 管理者は、仮想デスクトップまたは RDS ホストに製品固有のアプリケーション ドライバをインストールす

る必要があります。

Horizon Client で、[ユーザー名のヒント] テキスト ボックスを有効にする

いくつかの環境では、スマート カード ユーザーは、単一のスマート カード証明書を使用して、複数のユーザーアカ

ウントを認証できます。スマート カードでログインするときに、[ユーザー名のヒント] テキスト ボックスにユーザー

名を入力します。

[ユーザー名のヒント] テキスト ボックスが Horizon Client のログイン ダイアログ ボックスに表示されるようにす

るには、Connection Server でスマート カードのユーザー名のヒント機能を有効にする必要があります。スマート

カード ユーザー名のヒント機能は、Horizon 7 バージョン 7.0.2 以降のサーバとエージェントでのみサポートされま

す。スマート カード ユーザー名のヒント機能を有効にする方法については、VMware Horizon Console の管理を参

照してください。

外部アクセスのセキュリティを確保するために、お使いの環境でセキュリティ サーバではなく Unified Access Gateway アプライアンスを使用している場合、スマート カード ユーザー名のヒント機能をサポートするように、

Unified Access Gateway アプライアンスを構成する必要があります。スマート カード ユーザー名のヒント機能

は、Unified Access Gateway 2.7.2 以降でのみサポートされます。Unified Access Gateway でスマート カード ユーザー名のヒント機能を有効にする方法については、Unified Access Gateway の導入および設定ドキュメントを参

照してください。

Horizon Client は、スマート カード ユーザー名のヒント機能が有効な場合、単一アカウントのスマート カード証明

書も引き続きサポートします。

スマート カード認証の追加要件

Horizon Client システムのスマート カード要件以外に、他の Horizon コンポーネントは、スマート カードをサポー

トするための特定の構成要件を満たす必要があります。

Connection Server および

セキュリティ サーバ ホスト

管理者は、すべての信頼されたユーザー証明書に適用可能なすべての認証局 (CA) 証明書を Connection Server またはセキュリティ サーバ ホスト上のサーバ信頼スト

ア ファイルに追加する必要があります。これらの証明書にはルート証明書が含ま

れています。を中間認証局がユーザーのスマート カードの証明書を発行している

場合は、中間証明書も含まれます。

スマート カードの使用をサポートするように Connection Server を構成する方法

については、VMware Horizon Console の管理を参照してください。

Active Directory スマート カード認証のために管理者が Active Directory で実行する必要があるタ

スクについては、VMware Horizon Console の管理ドキュメントを参照してくださ

い。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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スマート カード認証のための Horizon Client の構成

Horizon Client でスマート カードを使用するには、特定の構成手順を実行する必要があります。

前提条件

n Horizon Client をインストールします。

n (オプション)[ユーザー名のヒント] フィールドが Horizon Client のログイン ダイアログ ボックスに表示され

るようにするには、Connection Server でスマート カードのユーザー名のヒント機能を有効にします。詳細に

ついては、VMware Horizon Console の管理ドキュメントの「スマート カード認証のセットアップ」を参照し

てください。

手順

1 フォルダ /usr/lib/vmware/view/pkcs11 を作成します。

2 スマート カード認証に使用される pkcs11 ライブラリへのシンボル リンクを作成します。

たとえば、次のコマンドを実行します。

sudo ln -s /usr/lib64/pkcs11/opensc-pkcs11.so

/usr/lib/vmware/view/pkcs11/libopenscpkcs11.so

注: opensc-pkcs11 ライブラリのシンボリック リンク名が lib で始まっていることを確認します。

シリアル ポート リダイレクトのシステム要件

シリアル ポート リダイレクト機能を使用すると、エンド ユーザーは、内蔵の RS232 ポートや USB シリアル変換ア

ダプタなどのローカルに接続されたシリアル (/dev/ttyS) ポートをリモート デスクトップにリダイレクトできます。

シリアル ポート リダイレクトをサポートするには、Horizon 環境が特定のソフトウェアおよびハードウェア要件を

満たす必要があります。

RDS ホストの公開デスクト

ップ

公開デスクトップをホストする RDS ホストに Horizon Agent 7.6 以降がインスト

ールされ、シリアル ポート リダイレクトのセットアップ オプションが選択されて

いる必要があります。デフォルトではこの設定オプションは選択解除されていま

す。

公開デスクトップでは、次のオペレーティング システムがサポートされます。

n Windows Server 2012 R2

n Windows Server 2016

n Windows Server 2019

RDS ホストにシリアル ポート デバイス ドライバをインストールする必要はありま

せん。

仮想デスクトップ 仮想デスクトップに Horizon Agent 7.9 以降がインストールされ、シリアル ポート

リダイレクトのセットアップ オプションが選択されている必要があります。デフ

ォルトではこの設定オプションは選択解除されています。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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仮想デスクトップでは、次のオペレーティング システムがサポートされます。

n Windows 7

n Windows 10

仮想デスクトップにシリアル ポート デバイス ドライバをインストールする必要は

ありません。

Horizon Client コンピュー

タまたはクライアント アク

セス デバイス

このリリースでサポートされている Linux システムでは、シリアル ポート リダイ

レクト機能がサポートされます。必要なシリアル ポート デバイス ドライバをすべ

てインストールする必要があり、シリアル ポートが操作可能である必要がありま

す。シリアル ポート リダイレクトは、Horizon Client 4.9 以降のリリースで利用で

きます。

ネストされたセッション 公開デスクトップ内の Horizon Client から起動した公開アプリケーション(ネスト

セッション)で、シリアル ポート リダイレクト機能がサポートされます。Horizon Client 4.10 以降は、公開デスクトップにインストールする必要があります。

ネスト セッションで使用する場合、シリアル ポート リダイレクト機能には次の制

限があります。

n 同時実行のユーザー数が制限されます。

n ユーザーは、一致するクライアントとエージェントのバージョンを使用する必

要があります(たとえば、Horizon Client 5.1 と Horizon Agent 7.9)。

表示プロトコル n VMware Blast(Horizon Agent 7.0 以降が必要)

n PCoIP(Horizon Agent 7.9 以降が必要)

リアルタイム オーディオ ビデオのシステム要件

リアルタイム オーディオビデオは、標準的な Web カメル、USB オーディオ、アナログ オーディオ デバイスで動作

します。この機能は、標準的な会議アプリケーションでも動作します。リアルタイム オーディオビデオをサポートす

るには、Horizon 環境が特定のソフトウェアおよびハードウェア要件を満たす必要があります。

仮想デスクトップ 仮想デスクトップでリアルタイム オーディオビデオを使用するには、View Agent 6.2.x 以降または Horizon Agent 7.0 以降がインストールされている必要がありま

す。

リアルタイム オーディオビデオで Microsoft Teams を使用する場合は、仮想デス

クトップに最低 4 個の vCPU と 4 GB の RAM を割り当てることをおすすめしま

す。

公開されたデスクトップお

よびアプリケーション

リアルタイム オーディオビデオ機能を公開デスクトップや公開アプリケーション

で使用するには、RDS ホストに Horizon Agent 7.0.2 以降をインストールする必要

があります。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

VMware, Inc. 12

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Horizon Client コンピュー

タまたはクライアント アク

セス デバイス

n リアルタイム オーディオビデオは、x86 および x64 デバイスでサポートされて

います。この機能は ARM プロセッサではサポートされません。クライアント

システムは、次の最小ハードウェア要件を満たしている必要があります。

解像度 フレーム レート CPU 必要なメモリ

320 x 240 15 FPS 2 コア、1800 MHz 105 MB

640 x 480 15 FPS 2 コア、2700 MHz 150 MB

1280 x 720 15 FPS 4 コア、3400 MHz 210 MB

n Horizon Client には以下のライブラリが必要です。

n Video4Linux2

n libv4l

n Pulse Audio

プラグイン ファイル (/usr/lib/pcoip/vchan_plugins/

libviewMMDevRedir.so) には以下の依存関係があります。

libuuid.so.1

libv4l2.so.0

libspeex.so.1

libudev0

libtheoradec.so.1

libtheoraenc.so.1

libv4lconvert.so.0

libjpeg.so.8

これらのファイルがすべて、クライアント システムに存在する必要があり、存

在しないと、リアルタイム オーディオビデオ機能が動作しません。これらの依

存関係が Horizon Client そのものに必要な依存関係に追加されることに注意

してください。

n webcam およびオーディオ デバイス ドライバをインストールする必要があ

り、webcam およびオーディオ デバイスがクライアント コンピュータで操作

可能である必要があります。エージェントがインストールされているマシンに

デバイス ドライバをインストールする必要はありません。

表示プロトコル n PCoIP

n VMware Blast(Horizon Agent 7.0 以降が必要)

スキャナ リダイレクトのシステム要件

エンド ユーザーは、ローカル クライアント システムに接続されているスキャナを使用して、リモート デスクトップ

の情報をスキャンできます。リモート デスクトップのインターフェイスでオプションを選択して、スキャナの設定を

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

VMware, Inc. 13

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制御できます。この機能を使用するには、リモート デスクトップ、クライアント コンピュータが一定のシステム要

件を満たしている必要があります。

リモート デスクトップ 親またはテンプレート仮想マシンまたは RDS ホスト上のリモート デスクトップ

に、Horizon Agent 7.8 以降をインストールし、スキャナ リダイレクト セットアッ

プ オプションを設定する必要があります。Windows デスクトップおよび

Windows Server ゲスト OS では、Horizon Agent スキャナ リダイレクト セット

アップ オプションがデフォルトでオフになっています。

仮想デスクトップおよび RDS ホストでサポートされているゲスト OS の詳細と、リ

モート デスクトップでのスキャナ リダイレクトの設定方法については、『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成』の「スキャナ リダイレクトの設定」を参

照してください。

Horizon Client コンピュー

タまたはクライアント アク

セス デバイス

クライアント コンピュータが、SANE スキャナ インターフェイス規格と互換性のあ

るスキャナに接続している必要があります。SANE スキャナ デバイス ドライバを

インストールする必要があり、スキャナがクライアント コンピュータで操作可能で

ある必要があります。エージェントがインストールされているリモート デスクト

ップのオペレーティング システムにスキャナのデバイス ドライバをインストール

する必要はありません。

スキャン デバイスの標準 SANE

表示プロトコル n PCoIP

n VMware Blast

スキャナ リダイレクトは、RDP デスクトップ セッションでサポートされません。

マルチメディア リダイレクト (MMR) のシステム要件

マルチメディア リダイレクト (MMR) を使用すると、クライアント システムでマルチメディア ストリームがデコー

ドされます。クライアント システムはメディア コンテンツを再生し、ESXi ホストのロードを低減します。

リモート デスクトップ n 仮想デスクトップには、View Agent 6.2.x 以降、または Horizon Agent 7.0 以降がインストールされている必要があります。

n 公開デスクトップの場合、RDS ホストに View Agent 6.2.x 以降または

Horizon Agent 7.0 以降がインストールされている必要があります。

オペレーティング システムの要件と他のソフトウェア要件、構成の詳細について

は、『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成』ドキュメントで Windows メディアのマルチメディア リダイレクトに関するトピックを参照してください。

Horizon Client コンピュー

タまたはクライアント アク

セス デバイス

MMR によってメディアの処理がサーバからクライアントにオフロードされるた

め、クライアントには次の最小ハードウェア要件が課せられます。

プロセッサ: Intel Pentium 4 または AMD Athlon デュアルコア

プロセッサ速度: 通常の利用では 1.5 GHz、また、フル HD では 1.8 GHz

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メモリ: 2 GB RAM

ビデオ アダプタ: ハードウェア アクセラレーション

ビデオ再生問題を回避するには、次のいずれかのライブラリをインストールする必

要があります。

n GStreamer コアライブラリおよび gstreamer-ffmpeg 0.10

n GStreamer コアライブラリおよび fluendo 0.10

Dell Wyse シンクライアントでは、ビデオ再生がプリインストールされた fluendo ライブラリで動作しない場合があります。この問題を解決するためには、Dell のサ

ポートに問い合わせ最新の fluendo ライブラリを取得してください。

サポートされるメディア フォーマット

Windows Media Player でサポートされるメディア フォーマットがサポートされ

ます。たとえば、M4V、MOV、MP4、WMP、MPEG-4 Part 2、WMV 7、8 およ

び 9、WMA、AVI、ACE、MP3、WAV などです。

MMS と RTSP は、Horizon 7 バージョン 7.9 以降でサポートされます。

MMR と RTSP を使用している場合、MP3 はサポートされません。

注: DRM で保護されたコンテンツは、Windows Media MMR 経由でリダイレク

トされません。

GStreamer フレームワーク グラフィック カード、ハードウェア アクセラレーション API、GStreamer プラグ

インからフレームワークを構成し、GStreamer が適切に機能するように

GStreamer 環境を設定します。表 1-1. GStreamer フレームワークの設定 に、使用

可能な設定の組み合わせを示します。できる限り最高の環境を構築するため、表

1-1. GStreamer フレームワークの設定 で NVIDIA と Intel のグラフィック カード

に関する情報を確認してから GStreamer 環境を設定してください。

表 1-1. GStreamer フレームワークの設定

グラフィック カード(ドライバを

含む)

ハードウェア アクセラレータ

API GStreamer プラグイン

NVIDIA VDPAU (libvdpau.so) vdpau

Intel VAAPI (libvaapi.so) gstreamer-vaapi

-- OpenMax gst-omx

-- DCE gstreamer-ducati

AMD OVD/UVD 使用不可

詳細については、https://gstreamer.freedesktop.org/documentation/tutorials/playback/hardware-accelerated-video-decoding.html を参照してください。

MMR は、デフォルトでは有効化されていません。有効にするには、構成オプション view.enableMMR を設定する必

要があります。詳細については、Horizon Client の設定およびコマンドライン オプションを参照してください。

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Flash URL リダイレクトの使用の要件

Adobe Media Server からクライアント エンドポイントに Flash コンテンツを直接ストリーミングするとデータセ

ンター ESXi ホストへの負荷が低減され、データセンターを経由する余分なルーティングが不要になり、複数のクラ

イアント エンドポイントにライブ ビデオ イベントを同時にストリームするために必要となるバンド幅が削減されま

す。

フラッシュ URL リダイレクト機能は、Web ページの管理者によって Web ページ内に組み込まれた JavaScript を使

用します。リモート デスクトップのユーザーが Web ページ内に指定された URL リンクをクリックすると、スクリ

プトは、ShockWave ファイル (SWF) をインターセプトし、リモート デスクトップ セッションからクライアント エンドポイントにリダイレクトします。エンドポイントは次にリモート デスクトップ セクションの外のローカル

VMware Flash Projector を開き、メディア ストリームをローカルで再生します。マルチキャストとユニキャストの

両方がサポートされます。

フラッシュ URL リダイレクト機能は、エージェント ソフトウェアの正しいバージョンがインストールされている場

合にのみ使用可能です。この機能は、エージェント ソフトウェアに含まれています。

フラッシュ URL リダイレクト機能を使用するには、Web ページおよびクライアント デバイスをセットアップする必

要があります。クライアント システムが次のソフトウェア要件を満たしている必要があります。

n この機能は、PCoIP についてのみサポートされます。この機能は ARM プロセッサではサポートされません。

n クライアント システムは、マルチキャストまたはユニキャストのストリーミングを開始する ShockWave ファ

イル (SWF) をホストする Adobe Web サーバに IP 接続する必要があります。必要に応じて、クライアント デバ

イスがこのサーバにアクセスすることを許可するために適切なポートを開くようにファイアウォールを構成しま

す。

n クライアント システムには、適切な Flash プラグインをインストールする必要があります。

a libexpat.so.1 ファイルをインストールするか、このファイルがすでにインストールされていることを確

認します。

ファイルが /usr/lib または /usr/local/lib ディレクトリにインストールされていることを確認しま

す。

b libflashplayer.so ファイルをインストールするか、このファイルがすでにインストールされているこ

とを確認します。

このファイルが Linux オペレーティング システムの適切な Flash プラグイン ディレクトリにインストール

されていることを確認します。

c wget アプリケーションをインストールするか、アプリケーション ファイルがすでにインストールされてい

ることを確認します。

フラッシュ URL リダイレクトのリモート デスクトップ要件のリスト、およびマルチキャストまたはユニキャストの

ストリームを提供するために Web ページを構成する方法については、『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能

の構成』ドキュメントを参照してください。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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HTML5 マルチメディア リダイレクトのシステム要件 javascript: document.forms[0].task.value='2256411'; doSubmit('gototask_2256411')Horizon Agent と Horizon Client、エージェントとクライアント ソフトウェアをインストールするリモート デスク

トップとクライアント システムは、HTML5 マルチメディア リダイレクト機能をサポートする特定の要件を満たす必

要があります。

エンドユーザーがリモート デスクトップで Google Chrome または Microsoft Edge ブラウザを使用している場

合、HTML5 マルチメディア リダイレクトは HTML5 マルチメディア コンテンツをクライアント システムに送信し

ます。クライアント システムがマルチメディア コンテンツを再生するので、ESXi ホストの負荷が軽減され、オーデ

ィオとビデオのユーザー エクスペリエンスが向上します。

リモート デスクトップ n 仮想デスクトップに Horizon Agent 7.3.2 以降(Chrome の場合)または

Horizon Agent 7.5 以降(Edge の場合)がインストールされ、HTML5 マルチ

メディア リダイレクトのカスタム セットアップ オプションが選択されている

必要があります。デフォルトではこのオプションが選択されていません。

Horizon Agent 7.10 以降では、HTML5 マルチメディア リダイレクトのカス

タム セットアップ オプションが削除され、HTML5 マルチメディア リダイレク

トがデフォルトでインストールされます。『Horizon 7 での仮想デスクトップ

のセットアップ』ドキュメントで、Horizon Agent のインストールに関するト

ピックを参照してください。

n 公開デスクトップの RDS ホストには Horizon Agent 7.3.2 以降をインストー

ルし、HTML5 マルチメディア リダイレクトのカスタム セットアップ オプショ

ンを選択しておく必要があります。デフォルトではこのオプションが選択され

ていません。Horizon Agent 7.10 以降では、HTML5 マルチメディア リダイ

レクトのカスタム セットアップ オプションが削除され、HTML5 マルチメディ

ア リダイレクトがデフォルトでインストールされます。『Horizon 7 での公開

されたデスクトップとアプリケーションのセットアップ』ドキュメントで、

Horizon Agent のインストールに関するトピックを参照してください。

n Active Directory サーバで HTML5 マルチメディア リダイレクトのグループ

ポリシー設定が使用されている必要があります。『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成』ドキュメントで、HTML5 マルチメディア リダイレク

トの設定に関するトピックを参照してください。

n Chrome または Edge ブラウザがインストールされている必要があります。

n Chrome または Edge ブラウザに VMware Horizon HTML5 マルチメディア

リダイレクト拡張機能がインストールされている必要があります。『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成』ドキュメントで、HTML5 マルチメデ

ィア リダイレクトの設定に関するトピックを参照してください。

クライアント システム n Horizon Client をインストールするときに、HTML5 Multimedia Redirection サポートのカスタム セットアップ オプションを選択する必要があります。こ

のオプションはデフォルトで選択されています。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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n クライアント システムに GNU C ライブラリ (glibc) バージョン 2.14 以降が

インストールされている必要があります。

リモート セッションの表示

プロトコル

n PCoIP

n VMware Blast

制限 HTML5 マルチメディア リダイレクト機能には次の制限事項があります。

n Horizon Client 相対マウス機能はサポートされていません。

n [サイトをミュート](Chrome ブラウザ)または [タブをミュート](Edge ブラ

ウザ)を使用して、リダイレクトされたビデオ コンテンツをミュートすること

はできません。

n Linux クライアント システムで Chrome から HTML5 マルチメディア リダイ

レクトを使用する場合は、RDS ホストで公開されている複数の Chrome ブラ

ウザを開かないでください。別の RDS ホストで公開されている Chrome ブラ

ウザを開くと、HTML5 マルチメディア リダイレクトが正しく機能しません。

n 低容量のシン クライアント ハードウェアを使用している Linux クライアント

システムで、リダイレクトされたマルチメディア コンテンツを再生するとき

に、パフォーマンスが低下する場合は、ここで説明する操作を行うと、システ

ムのパフォーマンスを最適化できます。次の 3 つの構成ファイルのいずれかに

エントリ disableGPU.html5mmr=true を追加します。構成ファイルは、次の

順序で処理されます。

a /usr/lib/vmware/config

b /etc/vmware/config

c ~/.vmware/config

セッション共同作業機能の要件

セッション共同作業機能を使用すると、他のユーザーを既存の Windows リモート デスクトップ セッションに招待

できます。セッション共同作業機能を使用するには、Horizon 環境が特定の要件を満たしている必要があります。

セッション共同作業者 共同作業セッションに参加するには、ユーザーがクライアント システムに 4.7 以降

の Horizon Client for Windows、Mac、または Linux をインストールしているか、

HTML Access 4.7 以降を使用する必要があります。

Windows リモート デスク

トップ

n Horizon Agent 7.4 以降を Windows 仮想デスクトップまたは公開デスクト

ップの RDS ホストにインストールする必要があります。

n セッション共同作業機能をデスクトップ プールまたはファーム レベルで有効

にしておく必要があります。デスクトップ プールでセッション共同作業機能

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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Page 19: VMware Horizon Client for Linux のインストールと …...VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド このVMware Horizon Client for

を有効にする方法については、『Horizon 7 での仮想デスクトップのセットアッ

プ』ドキュメントを参照してください。ファームでセッション共同作業機能を

有効にする方法については、『Horizon 7 での公開されたデスクトップとアプリ

ケーションのセットアップ』ドキュメントを参照してください。

Horizon Agent グループ ポリシー設定を使用して、セッション共同作業機能を設

定します。詳細については、『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成』

を参照してください。

Linux リモート デスクトッ

Linux リモート デスクトップの要件については、『Horizon 7 for Linux デスクトッ

プのセットアップ』ドキュメントを参照してください。

接続サーバ セッション共同作業機能を利用するには、接続サーバ インスタンスでエンタープラ

イズ ライセンスを使用している必要があります。

表示プロトコル VMware Blast

セッション共同作業機能は、公開アプリケーション セッションをサポートしません。

Horizon Client と Skype for Business を使用するための要件

仮想インフラストラクチャに影響を及ぼしたり、ネットワークを過負荷状態にすることなく、エンド ユーザーは仮想

デスクトップ内で Skype for Business を実行できます。Skype で音声通話またはビデオ通話の実行中は、すべての

メディア処理が仮想デスクトップではなく、クライアント コンピュータで実行されます。

この機能を使用するには、Horizon Client for Linux のインストール時に VMware Virtualization Pack for Skype for Business をクライアント マシンにインストールする必要があります。詳細については、インストール オプショ

ンを参照してください。

また、Horizon Agent のインストール時に、Horizon 管理者が VMware Virtualization Pack for Skype for Business 機能を仮想デスクトップにインストールする必要があります。Horizon Agent のインストール方法につい

ては、『Horizon 7 での仮想デスクトップのセットアップ』ドキュメントを参照してください。

詳しい要件については、『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成』ドキュメントで「Skype for Business の設定」を参照してください。

サポートされているデスクトップのオペレーティング システム

Horizon 管理者は、ゲスト OS を実行する仮想マシンを作成して、ゲスト OS にエージェント ソフトウェアをインス

トールします。エンド ユーザーは、クライアント デバイスからこれらの仮想マシンにログインできます。

サポートされる Windows ゲスト OS のリストについては、『Horizon 7 のインストール』を参照してください。

一部の Linux ゲスト OS もサポートされています。システム要件、Linux 仮想マシンの構成、サポートされる機能に

ついては、『Horizon 7 for Linux デスクトップのセットアップ』を参照してください。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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インストール手順 2Horizon Client のインストール手順は、他の多くのアプリケーションのインストールと同じです。

この章には、次のトピックが含まれています。

n Horizon Client 向けの Connection Server の準備

n インストール オプション

n VMware 製品ダウンロードからの Horizon Client for Linux のインストールまたはアップグレード

Horizon Client 向けの Connection Server の準備

エンド ユーザーがサーバに接続して、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションにアクセスするには、

Horizon 管理者が特定の Connection Server を設定する必要があります。

Unified Access Gateway とセキュリティ サーバ

n Horizon 環境に Unified Access Gateway アプライアンスがある場合は、Unified Access Gateway と連携する

ように Connection Server を構成します。Unified Access Gateway の導入および設定ドキュメントを参照し

てください。Unified Access Gateway アプライアンスは、セキュリティ サーバと同じ役割を実行します。

n Horizon 環境にセキュリティ サーバを展開している場合は、Connection Server 6.2.x の最新メンテナンス リリースとセキュリティ サーバ 6.2.x 以降のリリースを使用していることを確認します。詳細については、使用し

ている Horizon バージョンのインストール ドキュメントを参照してください。

安全なトンネル接続

クライアント デバイスにセキュアなトンネル接続を使用し、その安全な接続を Connection Server インスタンスま

たはセキュリティ サーバの DNS ホスト名を使用して構成する場合には、クライアント デバイスがこの DNS 名を解

決できることを確認します。

デスクトップおよびアプリケーション プール

n デスクトップまたはアプリケーション プールが作成済みであること、および使用する予定のユーザー アカウン

トにプールへのアクセス権が付与されていることを確認します。詳細については、Horizon 7 での仮想デスクト

ップのセットアップおよび Horizon 7 での公開されたデスクトップとアプリケーションのセットアップドキュ

メントを参照してください。

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ユーザー認証

n エンド ユーザーが認証しなくても Horizon Client で公開されたアプリケーションにアクセスできるようにする

には、Connection Server インスタンスでこの機能を有効にする必要があります。詳細については、VMware Horizon Console の管理の非認証アクセスについてのトピックを参照してください。

n Horizon Client で RSA SecurID または RADIUS 認証などの 2 要素認証を使用するには、Connection Server インスタンスで 2 要素認証機能を有効にする必要があります。Horizon 7 バージョン 7.11 から、RADIUS 認証

のログイン ページでラベルのカスタマイズが可能になりました。詳細については、VMware Horizon Console の管理の 2 要素認証についてのトピックを参照してください。

n Horizon Client でサーバの URL を非表示にするには、[クライアントのユーザー インターフェイスでサーバ情報

を非表示] グローバル設定を有効にします。この設定は、Horizon 7 バージョン 7.1 以降で利用できます。詳細

については、VMware Horizon Console の管理を参照してください。

n Horizon Client で [ドメイン] ドロップダウン メニューを非表示にするには、[クライアントのユーザー インター

フェイスでドメイン リストを非表示] グローバル設定を有効にします。この設定は、Horizon 7 バージョン 7.1 以降で利用できます。Horizon 7 バージョン 7.8 以降では、この設定がデフォルトで有効になっています。詳細

については、VMware Horizon Console の管理を参照してください。

n Horizon Client にドメイン リストを送信するには、Horizon Console で [ドメイン リストを送信] グローバル設

定を有効にします。この設定は、Horizon 7 バージョン 7.8 以降で利用できますが、デフォルトでは無効になっ

ています。Horizon 7 の以前のバージョンでは、ドメイン リストが送信されます。詳細については、VMware Horizon Console の管理を参照してください。

次の表に、[ドメイン リストを送信] と [クライアントのユーザー インターフェイスでドメイン リストを非表示] グロ

ーバル設定により、ユーザーのサーバへのログイン方法がどのように決まるのかを示します。

「ドメイン リストを送信」

の設定

「クライアントのユーザー インタ

ーフェイスでドメイン リストを

非表示」の設定 ユーザーのログイン方法

無効(デフォルト) 有効 [ドメイン] ドロップダウン メニューは表示されません。ユーザーは、[ユーザー名] テキスト ボックスに次のいずれかの値を入力する必要があります。

n ユーザー名(複数のドメインの場合は使用できません)

n domain\username

n [email protected]

無効(デフォルト) 無効 クライアントでデフォルトのドメインが設定されている場合、デフォルトのドメイ

ンが [ドメイン] ドロップダウン メニューに表示されます。クライアントがデフォ

ルトのドメインを認識していない場合は、[ドメイン] ドロップダウン メニューに

*DefaultDomain* が表示されます。ユーザーは、[ユーザー名] テキスト ボック

スに次のいずれかの値を入力する必要があります。

n ユーザー名(複数のドメインの場合は使用できません)

n domain\username

n [email protected]

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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「ドメイン リストを送信」

の設定

「クライアントのユーザー インタ

ーフェイスでドメイン リストを

非表示」の設定 ユーザーのログイン方法

有効 有効 [ドメイン] ドロップダウン メニューは表示されません。ユーザーは、[ユーザー名] テキスト ボックスに次のいずれかの値を入力する必要があります。

n ユーザー名(複数のドメインの場合は使用できません)

n domain\username

n [email protected]

有効 無効 ユーザーは、[ユーザー名] テキスト ボックスにユーザー名を入力して、[ドメイン] ドロップダウン メニューからドメインを選択できます。あるいは、[ユーザー名] テキスト ボックスに次のいずれかの値を入力できます。

n domain\username

n [email protected]

インストール オプション

Horizon Client のインストール プロセスで、オプション コンポーネントのインストールが確認されます。デフォル

トではすべてのコンポーネントがインストールされます。

次の表に各オプション コンポーネントの概要を示します。

表 2-1. Horizon Client for Linux のインストール オプション

オプション 説明

クライアント ドライ

ブ リダイレクト

ユーザーが、クライアント コンピュータにあるフォルダとドライブをリモート デスクトップやアプリケーションと共有できる

ようになります。ドライブには、マウントされたドライブおよび USB ストレージ デバイスを含めることができます。

コンポーネント ファイルは /usr/lib/vmware/view/vdpService/ にインストールされます。

HTML5 マルチメデ

ィア リダイレクト

(HTML5MMR)

デスクトップの Google Chrome または Microsoft Edge ブラウザからクライアント コンピュータに HTML5 マルチメデ

ィア コンテンツをリダイレクトし、ストリームを処理します。

マルチメディア リダ

イレクト (MMR)デスクトップからクライアント マシンにマルチメディア ストリームを転送すると、ストリームを処理できます。

コンポーネント ファイルは、/usr/lib/vmware/view/vdpService/ にインストールされます。

リアルタイム オーデ

ィオビデオ

クライアント システムに接続される Web カメラおよびオーディオ デバイスをリダイレクトするので、それらをリモート デスクトップで使用できます。

コンポーネント ファイルは /usr/lib/pcoip/vchan_plugins/ にインストールされます。

スキャナ リダイレク

ローカルのクライアント システムに接続している SANE 対応スキャナで、リモート デスクトップのデータをスキャンできま

す。ユーザーは、リモート デスクトップに追加のドライバをインストールする必要はありません。

Horizon Client インストーラに対し、インストール完了後のサービスの登録と起動を許可している場合、スキャナ リダイレ

クト デーモンが自動的に実行されます。それ以外の場合、次のコマンドを実行してスキャナ リダイレクト デーモンを手動で

起動できます。

# sudo /etc/init.d/ftscanhv start

スキャナ リダイレクトを使用するには、親またはテンプレート仮想マシンまたは RDS ホスト上のリモート デスクトップに

Horizon Agent 7.8 以降をインストールし、スキャナ リダイレクト セットアップ オプションを設定する必要があります。ま

た、PCoIP または VMware Blast 表示プロトコルも必要です。

インストール後、『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成』の「スキャナ リダイレクトの設定」の説明に従って、

この機能のグループ ポリシー設定を行うことができます。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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表 2-1. Horizon Client for Linux のインストール オプション (続き)

オプション 説明

シームレス ウィンド

この機能を使用すると、ローカルで実行されるアプリケーションと同様に、リモート デスクトップで実行されているアプリケ

ーションを操作できます。

シリアル ポート リダイレクト

エンド ユーザーは、内蔵の RS232 ポート (/dev/ttySxx) や USB シリアル変換アダプタ (/dev/ttyUSBxx) など、ローカルに

接続されたシリアル ポートをリモート デスクトップにリダイレクトできます。Horizon Client インストーラに対し、インス

トール完了後のサービスの登録と起動を許可している場合、シリアル ポート デーモンが自動的に実行されます。それ以外の場

合、次のコマンドを実行してシリアル ポート デーモンを手動で起動できます。

# sudo /etc/init.d/ftsprhv start

シリアル ポート リダイレクトで USB シリアル変換アダプタ デバイスを使用可能にするには、[USB デバイスの接続] > [起動

時に自動で接続] と [挿入時に自動接続]] の選択を解除して、[USB デバイスを接続] メニューで USB シリアル変換アダプタ デバイスが接続されていないことを確認します。

スマート カード ユーザーが、VMware Blast または PCoIP 表示プロトコルの使用時にスマート カードを使用して認証できるようにします。

このオプションはクライアント インストーラでデフォルトで選択されますが、リモート デスクトップで Horizon Agent イン

ストーラを実行する場合、このオプションがデフォルトで選択されることはありません。

スマート カードは、シングルユーザー マシンと RDS ホストにデプロイされたリモート デスクトップでサポートされます。

コンポーネント ファイルは /usr/lib/pcoip/vchan_plugins/ にインストールされます。

USB リダイレクト デスクトップとアプリケーションにローカルに接続されている USB デバイスにユーザーがアクセスできるようにします。

USB リダイレクトは、単一ユーザー マシンに展開されたリモート デスクトップとアプリケーションでサポートされます。

コンポーネント ファイルは /usr/lib/vmware/view/usb/ にインストールされます。インストール完了後のサービスの

登録と起動をインストーラに許可している場合、USB アービトレータ デーモン (vmware-USBArbitrator) が自動的に実行

されます。それ以外の場合、次のコマンドを実行してデーモンを手動で起動できます。

# sudo /etc/init.d/vmware-USBArbitrator start

注: グループ ポリシー設定を使用して、特定のユーザーの USB リダイレクトを無効にすることができます。詳細について

は、『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成』を参照してください。

仮想印刷 ユーザーがクライアント コンピュータで使用できる任意のプリンタに出力できるようにします。ユーザーは、リモート デスク

トップに追加のドライバをインストールする必要はありません。

コンポーネント ファイルは /usr/lib/vmware/view/virtualPrinting/ にインストールされます。インストール完

了後のサービスの登録と起動をインストーラに許可している場合、クライアントをインストールした後で、この機能を手動で

設定する必要はありません。または、この機能を設定して有効にできます。手順については、Linux クライアントでの仮想印

刷機能の有効化を参照してください。

仮想印刷は、次のリモート デスクトップと公開アプリケーションでサポートされます。

n シングルユーザー マシンに展開されるデスクトップ。

n 仮想マシンである RDS ホストに展開されたデスクトップ。

n RDS ホストによって提供されるリモートアプリケーション。

n リモート デスクトップ内部の Horizon Client から起動されるリモート アプリケーション(ネストされるセッション)。

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表 2-1. Horizon Client for Linux のインストール オプション (続き)

オプション 説明

VMware Horizon(R) Virtualization Pack for Skype for Business

仮想インフラストラクチャに影響を及ぼしたり、ネットワークを過負荷状態にすることなく、ユーザーは仮想デスクトップ内

で Skype for Business を実行できます。Skype の音声通話またはビデオ通話中は、仮想デスクトップではなく Linux クライ

アント システムですべてのメディア処理が実行されます。

コンポーネント ファイルは、/usr/lib/vmware/mediaprovider にインストールされます。

VMware Integrated Printing

リモート デスクトップに追加のプリンタ ドライバをインストールしなくても、Windows リモート デスクトップからローカ

ル プリンタまたはネットワーク プリンタで印刷できます。このオプションをクライアント システムにインストールするだけ

でなく、Horizon Agent インストーラで [VMware Integrated Printing] オプションを有効にし、仮想印刷の動作を制御す

るポリシーを設定する必要があります。

Horizon Agent のインストール方法については、『Horizon 7 での仮想デスクトップのセットアップ』または『Horizon 7 での公開されたデスクトップとアプリケーションのセットアップ』ドキュメントを参照してください。ポリシーの設定について

は、『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成』を参照してください。

VMware 製品ダウンロードからの Horizon Client for Linux のインス

トールまたはアップグレード

[VMware 製品ダウンロード] ページから、Horizon Client インストーラ バンドルをダウンロードして実行できます。

このインストーラには、USB リダイレクト、仮想印刷、リアルタイム オーディオビデオ、スマート カード、および

クライアント ドライブ リダイレクトなどの機能のモジュールが含まれます。

注: ほとんどの Linux ディストリビューションでは、Horizon Client インストーラ バンドルを実行すると GUI ウィザードが起動します。コマンドライン ウィザードの起動は、--console オプションを指定してインストーラを実

行することによっても可能です。

前提条件

n クライアント システムがサポートされているオペレーティング システムを稼動していることを確認します。

Linux クライアント システムのシステム要件を参照してください。

n インストール オプションについて理解しておきます。インストール オプションを参照してください。

n クライアント システムの root アクセス権があることを確認します。

n クライアント システムに VMware Workstation がインストールされていないことを確認します。

n RDP 表示プロトコルを使用して View デスクトップに接続する予定であれば、適切な RDP クライアントがイン

ストールされていることを確認します。Linux クライアント システムのシステム要件を参照してください。

n Horizon Client ソフトウェアの旧バージョンをアンインストールします。 Horizon Client for Linux のアンイ

ンストールを参照してください。

n コマンドライン インストーラを使用する場合は、Linux コマンドライン インストール オプションを理解してお

きます。Linux クライアント用のコマンドライン インストール オプションを参照してください。

n クライアント システムに Python バージョン 2.x がインストールされていることを確認します。システムに

Python 2.x パッケージがインストールされていない場合は、必要なコマンドを実行してインストールします。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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n シン クライアントを使用している場合は、libgtk 3.14 以降がシステムにインストールされていることを確認し

ます。必要に応じて、libgtk ライブラリのバージョン 3.14 以降を入手し、シン クライアント システムにインス

トールします。

インストーラはインストール プロセスの一環としてシステム ライブラリのスキャンを実行し、システムに Horizon Client との互換性があるかどうかを確認しますが、このスキャンはスキップすることも可能です。

手順

1 Linux クライアント システムでは、http://www.vmware.com/go/viewclients の Horizon Client 製品ダウン

ロード ページから Horizon Client インストーラ ファイルをダウンロードします。

ファイル名は、VMware-Horizon-Client-x.x.x-yyyyyyy.arch.bundle です。x.x.x はバージョン番号

で、yyyyyyy はビルド番号になり、arch は x86 または x64 のいずれかになります。

2 ターミナル ウィンドウを開き、インストーラ ファイルが入っているディレクトリに移動し、適切なコマンドを

使用してインストーラを実行します。

オプション コマンド

GUI ウィザードを使用する場合で、実行権限を

設定してあるとき

sudo ./VMware-Horizon-Client-x.x.x-yyyyyyy.arch.bundle

GUI ウィザードを使用する場合で、実行権限を

設定してないとき

sudo sh ./VMware-Horizon-Client-x.x.x-yyyyyyy.arch.bundle

コマンドライン インストーラの場合 sudo ./VMware-Horizon-Client-x.x.x-yyyyyyy.arch.bundle --console

インストーラ ウィザードが表示され、エンド ユーザー使用許諾契約書に同意するように求められます。

3 プロンプトの指示に従ってインストールを完了します。

重要: インストール後にインストーラがインストールされたサービスを登録および起動することを許可するよ

うに求められます。これらのタスクの完了をインストーラに許可すると、再起動のたびに USB リダイレクト サービスを手動で起動する必要があります。仮想印刷機能は手動で有効にする必要はありません。

4 インストールが完了した後、さまざまな機能コンポーネントが依存しているライブラリの互換性スキャンを実行

するかどうかを指定します。

このシステム スキャンでは、ライブラリ互換性ごとに結果値が表示されます。

結果値 説明

成功しました 必要なライブラリがすべて見つかったことを示します。

失敗した 指定されたライブラリが見つからなかったことを示します。

インストールについてのログ情報は、/tmp/vmware-root/vmware-installer-pid.log に記録されます。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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次のステップ

Horizon Client を起動して、正しい仮想デスクトップにログインできることを確認します。リモート デスクトップ

または公開アプリケーションへの接続を参照してください。

Linux クライアント用のコマンドライン インストール オプション

コマンドライン インストール オプションを使用して、Linux システムに Horizon Client をインストールできます。

--console オプションを他のコマンドライン オプションと環境変数設定とともに使用して、Horizon Client のサイ

レント インストールを行います。サイレント インストールを使うと、大規模なエンタープライズに View のコンポー

ネントを効率よく展開できます。

以下の表に、VMware-Horizon-Client-x.x.x-yyyyyyy.arch.bundle インストーラー ファイルを実行する

際に使用できるオプションを示します。

表 2-2. Linux コマンドライン インストール オプション

オプション 説明

--help 使用方法の情報を表示します。

--console ターミナル ウィンドウでコマンドライン インストーラを使用できるようにします。

--custom --set-setting オプションを使用するなどの、デフォルトの答えがスクリプト化さ

れている場合でも、インストールに関するすべての質問を表示します。

デフォルトは --regular で、これは既定の答えがない質問だけを表示します。

--eulas-agreed エンドユーザー使用許諾契約書に同意します。

--gtk GUI ベースの VMware インストーラを開きます。デフォルトのオプションです。何

らかの理由で GUI が表示できないまたはロードできない場合には、コンソール モー

ドが使用されます。

--ignore-errors または -I いずれかのインストーラ スクリプトにエラーがあっても、インストールを続行できる

ようにします。エラーが発生したセクションは完了しないため、コンポーネントが正

常に構成されない可能性があります。

--regular それまでに回答されていないインストールに関する質問または必須の質問を表示しま

す。このオプションがデフォルトになります。

--required 使用許諾契約のプロンプトのみを表示し、続けてクライアントをインストールします。

デフォルトは --regular で、これは既定の答えがない質問だけを表示します。

--set-setting vmware-horizon-html5mmr

html5mmrEnable yesHTML5 マルチメディア リダイレクト コンポーネントをインストールします。

--set-setting vmware-horizon-integrated-

printing vmipEnable yesVMware Integrated Printing コンポーネントをインストールします。

--set-setting vmware-horizon-media-provider

mediaproviderEnable yesVMware Horizon Virtualization Pack for Skype for Business コンポーネントを

インストールします。

--set-setting vmware-horizon-mmr mmrEnable

yesマルチメディア リダイレクト (MMR) 機能をインストールします。

--set-setting vmware-horizon-rtav

rtavEnable yesリアルタイム オーディオビデオのコンポーネントをインストールします。

--set-setting vmware-horizon-scannerclient

scannerEnable yesスキャナ リダイレクト機能をインストールします。

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表 2-2. Linux コマンドライン インストール オプション (続き)

オプション 説明

--set-setting vmware-horizon-

serialportclient serialportEnable yesシリアル ポート リダイレクト機能をインストールします。

--set-setting vmware-horizon-smartcard

smartcardEnable yesスマート カードのコンポーネントをインストールします。

--set-setting vmware-horizon-tsdr

tsdrEnable yesクライアント ドライブ リダイレクト機能をインストールします。

--set-setting vmware-horizon-usb usbEnable

yesUSB リダイレクト機能をインストールします。

--set-setting vmware-horizon-virtual-

printing tpEnable yes仮想印刷機能をインストールします。

--stop-services インストールしたサービスを登録したり、起動したりしないでください。

表に一覧表示されているオプションの他に、次の環境変数も設定できます。

表 2-3. Linux 環境変数のインストール設定

変数 説明

TERM=dumb 基本的なテキスト UI を表示します。

VMWARE_EULAS_AGREED=yes 製品の EULA をサイレントに受け入れられるようにします。

VMIS_LOG_LEVEL=value value には次の値から 1 つを使用します。

n NOTSET

n DEBUG

n INFO

n WARNING

n ERROR

n CRITICAL

ログ情報は /tmp/vmware-root/vmware-installer-pid.log に記録されます。

例: サイレント インストール コマンド

以下は、Horizon Client のサイレント インストール方法の例です。各コンポーネントに対して、例ではそのコンポ

ーネントをインストールするかどうかを指定しています。

sudo env TERM=dumb VMWARE_EULAS_AGREED=yes \

./VMware-Horizon-Client-x.x.x-yyyyyyy.arch.bundle --console \

--set-setting vmware-horizon-usb usbEnable no \

--set-setting vmware-horizon-virtual-printing tpEnable yes \

--set-setting vmware-horizon-smartcard smartcardEnable no\

--set-setting vmware-horizon-rtav rtavEnable yes \

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--set-setting vmware-horizon-tsdr tsdrEnable yes

--set-setting vmware-horizon-scannerclient scannerEnable yes

--set-setting vmware-horizon-serialportclient serialportEnable yes

--set-setting vmware-horizon-mmr mmrEnable yes

--set-setting vmware-horizon-media-provider mediaproviderEnable yes

この次の例は、デフォルト設定を使用して、Horizon Client のサイレント インストールを実行する方法を示してい

ます。

sudo env TERM=dumb VMWARE_EULAS_AGREED=yes \

./VMware-Horizon-Client-x.x.x-yyyyyyy.arch.bundle --console --required

Linux クライアントでの仮想印刷機能の有効化

Horizon Client 3.2 以降のインストーラ バンドルには、仮想印刷コンポーネントが含まれます。Horizon Client 3.2 を使用している場合、この機能を有効にするには、構成ファイルを作成し、いくつかの環境変数を設定する必要があ

ります。

仮想印刷機能を使用すると、リモート デスクトップに追加のプリンタ ドライバをインストールする必要なく、エン

ド ユーザーがリモート デスクトップからローカル プリンタまたはネットワーク プリンタを使用できます。

重要: Horizon Client 3.4 以降では、 クライアントのインストール時に、インストール後、インストールされたサ

ービスをインストーラによって登録して起動するように指定できるため、この手順を実行する必要は通常はありませ

ん。ユーザーがクライアントを起動するときに、構成ファイルが自動的に作成されユーザーの home ディレクトリに

配置されます。

前提条件

VMware で提供されているインストール バンドルを使用して Horizon Client 3.2 以降をインストールしておく必要

があります。これにより仮想印刷コンポーネントがデフォルトでインストールされます。

手順

1 ターミナル ウィンドウを開き、コマンドを入力して home ディレクトリ内に .thnuclnt という名前のフォルダ

を作成します。

$ mkdir ~/.thnuclnt/

注: このファイルは特定のユーザーの home ディレクトリに作成されるため、Linux クライアント システムを

使用する各ユーザーがこのファイルを作成する必要があります。

2 テキスト エディタを使用して ~/.thnuclnt フォルダ内に thnuclnt.conf という名前の構成ファイルを作

成し、次のテキストをこのファイルに追加します。

autoupdate = 15

automap = true

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autoid = 0

updatecount = 1

editcount = 0

connector svc {

protocol = listen

interface = /home/user/.thnuclnt/svc

setdefault = true

}

このテキストで user のユーザー名を置き換えます。

3 ファイルを保存して閉じます。

4 コマンドを入力して thnuclnt プロセスを開始します。

$ thnuclnt -fg

5 コマンドを入力して仮想印刷コンポーネントの環境変数を設定します。

$ export TPCLIENTADDR=/home/user/.thnuclnt/svc

$ export THNURDPIMG=/usr/bin/thnurdp

6 Horizon Client を起動するには、vmware-view プロセスを開始します。

通常はクライアントに表示されているプリンタも、リダイレクトされて、リモート デスクトップの [印刷] ダイア

ログ ボックスに表示されるようになります。

7 (オプション) 仮想印刷機能を無効にする場合は、以下の手順を実行します。

a コマンドを入力して thnuclnt プロセスを停止します。

$ killall thnuclnt

b リモート デスクトップから切断し、再接続します。

これでプリンタはリダイレクトされなくなります。

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エンド ユーザー向け Horizon Client の構成 3エンド ユーザー向けに Horizon Client を構成する場合、URI の作成、証明書検証モードの設定、高度な TLS/SSL オプションの変更、特定のキーとキーの組み合わせの構成、表示プロトコル オプションの設定、および FIPS 互換モー

ドを有効にする作業が発生する場合があります。

この章には、次のトピックが含まれています。

n 一般的な設定

n vmware-view コマンドライン インターフェイスと構成ファイルの使用

n URI を使用した Horizon Client の構成

n VMware Blast オプションの構成

n Horizon Client データ共有の設定

n エンド ユーザーの証明書確認モードの設定

n TLS 詳細オプションの設定

n ローカル システムに送信する特定のキーおよびキーの組み合わせの構成

n FreeRDP を使用した RDP 接続

n FIPS 互換モードの有効化

n PCoIP クライアントサイド イメージ キャッシュの構成

一般的な設定

Horizon Client ではエンド ユーザー向けに、ログインとリモート デスクトップでの選択を簡素化し、セキュリティ

ポリシーを実行するためのいくつかの構成メカニズムを提供しています。

次の表に、複数の方法で設定できる設定の一部のみを示します。

表 3-1. 一般的な設定

設定 構成メカニズム

サーバ アドレス URI、構成ファイルのプロパティ、コマンド ライン

Active Directory ユーザー名 URI、構成ファイルのプロパティ、コマンド ライン

ドメイン名 URI、構成ファイルのプロパティ、コマンド ライン

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表 3-1. 一般的な設定 (続き)

設定 構成メカニズム

リモート デスクトップの表示名 URI、構成ファイルのプロパティ、コマンド ライン

ウィンドウ サイズ URI、構成ファイルのプロパティ、コマンド ライン

表示プロトコル URI、構成ファイルのプロパティ、コマンド ライン

証明書確認の構成 構成ファイルのプロパティ

TLS プロトコルと暗号化アルゴリズムの構成 構成ファイルのプロパティ、コマンド ライン

vmware-view コマンドライン インターフェイスと構成ファイルの使

コマンドラインのオプションまたはそのオプションに相当する構成ファイルのプロパティを使用して、Horizon Client を構成できます。

vmware-view コマンドライン インターフェイスを使用するか、または構成ファイルのプロパティを設定して、

Horizon Client に表示されるデフォルト値を定義したり、ユーザーに情報の確認を求める一部のダイアログ ボック

スを表示しないようにしたりできます。また、ユーザーに変更させない設定を指定することもできます。

設定の処理順序

Horizon Client が起動するときに、設定は、次の順序で各種の場所で処理されます。

1 /etc/vmware/view-mandatory-config

2 コマンドライン引数

3 ~/.vmware/view-preferences

4 /etc/vmware/view-default-config

注: /etc/vmware/view-default-config ファイルと /etc/vmware/view-mandatory-config ファイル

を手動で作成する必要があります。~/.vmware/view-preferences ファイルは、Horizon Client の起動後に自

動的に生成されます。

設定が複数の場所で定義されている場合、使用される値は、読み取られた最後のファイルまたはコマンドライン オプ

ションの値になります。たとえば、ユーザー設定より優先される設定を指定するには、/etc/vmware/view-

mandatory-config ファイルでプロパティを設定します。

ユーザーが変更できるデフォルト値を設定するには、/etc/vmware/view-default-config ファイルを使用しま

す。ユーザーが設定を変更した後、Horizon Client を終了すると、変更された設定は ~/.vmware/view-

preferences ファイルに保存されます。

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ユーザーがデフォルト値を変更できないようにするプロパティ

多くのプロパティで、ユーザーに設定の変更を許可するかどうかを制御する view.allow プロパティを設定できま

す。たとえば、/etc/vmware/view-mandatory-config ファイルで view.allowDefaultBroker プロパティを

FALSE に設定すると、ユーザーは Horizon Client を使用して接続するときにサーバ名を変更できなくなります。

コマンドライン インターフェイス使用時の構文

ターミナル ウィンドウで、次の形式の vmware-view コマンドを使用します。

vmware-view [command-line-option [argument]] ...

デフォルトでは、vmware-view コマンドは、/usr/bin ディレクトリにあります。

すべてのオプションに短縮形があるわけではありませんが、オプション名の短縮形または長形式のいずれかを使用で

きます。たとえば、ドメインを指定する場合、-d (短縮形) または --domainName= (長形式) のいずれかを使用できま

す。長形式を使用することを選択すると、ユーザーにとってスクリプトが読みやすくなる場合があります。

--help オプションを使用して、コマンドライン オプションのリストと使用方法の情報を取得できます。

重要: プロキシを使用する必要がある場合は、以下の構文を使用します。

http_proxy=proxy_server_URL:port https_proxy=proxy_server_URL:port vmware-view options

以前、このプロキシ用に設定された環境変数をクリアする必要があるため、この回避策は必要です。このアクション

を実行しない場合、プロキシ例外設定は Horizon Client 内で有効になりません。View Connection Server インス

タンス用のプロキシ例外を構成します。

Horizon Client の設定およびコマンドライン オプション

利便性のため、ほぼすべての設定には、key=value プロパティと対応するコマンドライン オプション名があります。

一部の設定については、コマンドライン オプションはありますが、構成ファイルで設定できる対応するプロパティが

ありません。一部の他の設定については、コマンドライン オプションが利用できないので、プロパティを設定する必

要があります。

重要: 一部のコマンドライン オプションと構成キーは、サードパーティ ベンダーによって提供される Horizon Client のバージョンでのみ使用できます。VMware シン クライアントおよびゼロ クライアント パートナーの詳細

については、http://www.vmware.com/resources/compatibility/search.php?deviceCategory=vdm の『VMware 互換性ガイド』(英語版)を参照してください。

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表 3-2. Horizon Client コマンドライン オプションおよび構成ファイル キー

構成キー コマンドライン オプション 説明

view.allMonitors --allmonitors Horizon Client の起動時に、ホスト OS を非表示にして、

クライアント システムに接続しているすべてのモニター

で Horizon Client を全画面表示モードで開きます。

構成キーを設定している場合は、"TRUE" または

"FALSE" を指定します。デフォルトは "FALSE" です。

view.allowDefaultBroker -l, --lockServer このコマンドライン オプションを使用するか、またはプ

ロパティを "FALSE" に設定した場合、クライアントがど

のサーバにも接続されないと [サーバ] テキスト ボックス

は無効になり、サーバ アドレスは、コマンドラインまた

は設定ファイルに提供されません。

例:

--lockServer -s view.company.com

view.allowEnableHEVC なし このプロパティを "FALSE" に設定すると、クライアント

の [VMware Horizon Blast の設定] ウィンドウで

[HEVC (High Efficiency Video Decoding) を許可] オプションを有効にできなくなります。

view.autoConnectBroker なし view.defaultBroker 設定プロパティが使用されていな

いか、--serverURL= コマンドライン オプションが使用

されない限り、最後に使用されたサーバに自動的に接続し

ます。

「TRUE」 または 「FALSE」 を指定します。デフォルトは

"FALSE" です。

このプロパティおよび view.autoConnectDesktop プ

ロパティを "TRUE" にすることは、

view.nonInteractive プロパティを "TRUE" に設定す

ることと同じです。

view.autoConnectDesktop なし view.defaultDesktop 設定プロパティが使用されてい

ないか、--desktopName= コマンドライン オプションが

使用されない限り、前回使用されたリモート デスクトッ

プに自動的に接続します。

「TRUE」 または 「FALSE」 を指定します。デフォルトは

"FALSE" です。

このプロパティおよび view.autoConnectBroker プロ

パティを "TRUE" にすることは、view.nonInteractive

プロパティを "TRUE" に設定することと同じです。

view.autoDisconnectEmptyAppSession なし "TRUE" (デフォルト)に設定すると、ユーザーがすべ

てのアプリケーションを終了してアプリケーション セッ

ションが空になった場合に、エンド ユーザーにメッセー

ジが表示されます。このメッセージでは、ユーザーは空の

セッションを切断するか、または実行中の空のセッション

を維持するかを選択するように促されます。"FALSE"

に設定した場合、Horizon Console で使用されるタイム

アウト設定に従って、セッションが終了されます。デフォ

ルトでは、1 分後に切断されます。

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表 3-2. Horizon Client コマンドライン オプションおよび構成ファイル キー (続き)

構成キー コマンドライン オプション 説明

view.autoHideToolbar なし デフォルトでツールバーを自動的に非表示にするか、固定

するかを指定します。ツールバーを自動的に非表示にす

るには、"TRUE" を指定します。デフォルトは "FALSE"

です。

Horizon Client を起動し、メニュー バーから [ファイル] - [環境設定] の順に選択して、[ツールバーを自動的に隠

す] チェック ボックスを選択しても、このオプションを設

定できます。

view.BENITServerConnectionMode なし サーバに接続するときに使用する接続モードを設定しま

す。次のいずれかの値を使用します。

n "T":強制的に TCP で接続します。

n "U":強制的に UDP で接続します。

n "4":強制的に IPv4 アドレスで接続します。

n "T4":強制的に TCP で接続し、IPv4 アドレスを使

用します。

n "U4":強制的に UDP で接続し、IPv4 アドレスを使

用します。

n "bypass":レガシー BEAT 接続モードを使用しま

す。

view.BENITTcpConnectCount なし この値は、損失率が非常に高いネットワーク(パケット

ロスが 20% を超えているネットワーク)から接続すると

きに使用します。デフォルト値を 12 に設定します。

重要: このオプションは、常に

view.BENITUdpSendCount 構成キーと一緒に使用しま

す。

view.BENITUdpSendCount なし この値は、損失率が非常に高いネットワーク(パケット

ロスが 20% を超えているネットワーク)から接続すると

きに使用します。デフォルト値を 12 に設定します。

重要: このオプションは、常に

view.BENITTcpConnectCount 構成キーと一緒に使用し

ます。

view.defaultAppHeight なし 公開アプリケーション ウィンドウのデフォルトの高さを

ピクセル単位で指定します。カスタム デスクトップ サイ

ズを指定するときに、このプロパティと

view.defaultAppWidth を使用します

(view.defaultAppSize プロパティは "5" に設定され

ています)。デフォルトは "480" です。

view.defaultAppWidth なし 公開アプリケーション ウィンドウのデフォルトの幅をピ

クセル単位で指定します。カスタム デスクトップ サイズ

を指定するときに、このプロパティと

view.defaultAppHeight を使用します

(view.defaultAppSize プロパティは "5" に設定され

ています)。デフォルトは "640" です。

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表 3-2. Horizon Client コマンドライン オプションおよび構成ファイル キー (続き)

構成キー コマンドライン オプション 説明

view.defaultBroker -s, --serverURL= Horizon Client の [サーバ] テキスト ボックスに指定す

る名前を追加します。完全修飾ドメイン名を指定します。

デフォルトの 443 を使用しなければ、ポート番号を指定

することもできます。

デフォルトは、最も最近使用された値です。

例:

--serverURL=https://view.company.com-s view.company.com--serverURL=view.company.com:1443

view.defaultDesktop -n, --desktopName= autoConnectDesktop が "TRUE" に設定され、ユーザー

が複数のリモート デスクトップにアクセスするときに、

どのリモート デスクトップを使用するかを指定します。

指定した値は、[デスクトップの選択] ダイアログ ボック

スに表示されます。名前は一般的にデスクトップ プール

名です。

view.defaultDesktopHeight なし リモート デスクトップ ウィンドウのデフォルトの高さを

ピクセル単位で指定します。カスタム デスクトップ サイ

ズを指定するときに、このプロパティと

view.defaultDesktopWidth を使用します

(view.defaultDesktopSize プロパティは "5" に設定

されています)。

view.defaultDesktopSize --desktopSize= リモート デスクトップ ウィンドウのデフォルト サイズ

を設定します。

n すべてのモニターを使用するには、このプロパティ

を "1" に設定するか、コマンドライン引数 "all"

を使用します。

n 1 台のモニターで全画面表示モードを使用するには、

このプロパティを "2" に設定するか、コマンドライ

ン引数 "full" を使用します。

n 大きなウィンドウを使用するには、このプロパティ

を "3" に設定するか、コマンドライン引数

"large" を使用します。

n 小さいウィンドウを使用するには、このプロパティ

を "4" に設定するか、コマンドライン引数

"small" を使用します。

n カスタム サイズを設定するには、このプロパティを

"5" に設定し、view.defaultDesktopWidth およ

び view.defaultDesktopHeight プロパティも設

定します。その代わりに、ピクセルで幅×高を指定し

ます。コマンドラインでは次のようになりま

す。"widthxheight"。

例:

--desktopSize="1280x800"--desktopSize="all"

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表 3-2. Horizon Client コマンドライン オプションおよび構成ファイル キー (続き)

構成キー コマンドライン オプション 説明

view.defaultDesktopWidth なし リモート デスクトップ ウィンドウのデフォルトの幅をピ

クセルで指定します。カスタム デスクトップ サイズを指

定するときに、このプロパティと

view.defaultDesktopHeight を使用します

(view.defaultDesktopSize プロパティは "5" に設定

されています)。

view.defaultDomain -d, --domainName= Horizon Client がすべての接続で使用するドメイン名を

設定し、認証ダイアログ ボックスの [ドメイン名] テキス

ト ボックスに指定するドメイン名を追加します。

view.defaultLogLevel なし Horizon Client ログのログ レベルを設定します。プロ

パティを次のいずれかの値に設定します。

n "0" は、すべてのログ イベントを含めます。

n "1" は、トレースレベルのイベントと、2 から 6 に

設定した場合にキャプチャされるイベントを含めま

す。

n "2" は、デバッグ イベントと、3 から 6 に設定した

場合にキャプチャされるイベントを含めます。

n "3" (デフォルト)は、情報レベルのイベントと、4

から 6 に設定した場合にキャプチャされるイベント

を含めます。

n "4" は、警告、エラー、および致命的なイベントを

含めます。

n "5" は、エラーおよび致命的なイベントを含めます。

n "6" は、致命的なイベントを含めます。

デフォルトは "3" です。

view.defaultPassword -p "-", --password="-" VMware Blast、PCoIP、および rdesktop 接続につい

ては、常に "-" を指定して stdin からパスワードを読

み取ります。

すべての接続に Horizon Client が使用するパスワード

を設定します。サーバがパスワード認証を使用する場合

は、[認証] ダイアログ ボックスの [パスワード] テキスト

ボックスにパスワードを追加します。

注: 空のパスワードは使用できません。つま

り、--password="" を指定できないということです。

view.defaultProtocol --protocol= どのディスプレイ プロトコルを使用するかを指定しま

す。"PCOIP"、"BLAST" または "RDP" を指定します。

これらの値は大文字小文字を区別します。たとえば、rdp

を入力すると、使用されるプロトコルがデフォルトになり

ます。デフォルトは、プール用のプール設定の下の

Horizon Console で指定された設定です。

RDP を使用して、rdesktop ではなく FreeRDP を使用

したい場合、rdpClient 設定を使用する必要もありま

す。

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表 3-2. Horizon Client コマンドライン オプションおよび構成ファイル キー (続き)

構成キー コマンドライン オプション 説明

view.defaultUser -u, --userName= Horizon Client がすべての接続で使用するユーザー名を

設定し、認証ダイアログ ボックスの [ユーザー名] テキス

ト ボックスに指定するユーザー名を追加します。

キオスク モードでは、アカウント名はクライアントの

MAC アドレスに基づくか、custom- などの認識される

プレフィックス文字列で開始することができます。

view.enableDataSharing なし クライアント システムで匿名データの共有を Horizon Client に許可するかどうかを指定します。

値を "TRUE" または "FALSE" に設定します。デフォル

トは "TRUE" です。

view.enableDisplayScaling なし すべてのリモート デスクトップでディスプレイのスケー

リング機能を有効にするかどうかを指定します。値を

"TRUE" または "FALSE" に設定します。この設定を

"FALSE" に設定すると、すべてのリモート デスクトップ

でディスプレイのスケーリング機能が無効になります。

この設定を行わないか、"TRUE"(デフォルト)に設定す

ると、すべてのリモート デスクトップでディスプレイの

スケーリングが有効になります。

view.enableH264 なし H.264 デコードを有効または無効にします。

「TRUE」 または 「FALSE」 を指定します。デフォルトは

"TRUE" です。詳細については、VMware Blast オプショ

ンの構成を参照してください。

view.enableHEVC なし HEVC デコードを有効または無効にします。

「TRUE」 または 「FALSE」 を指定します。デフォルトは

"FALSE" です。詳細については、VMware Blast オプシ

ョンの構成を参照してください。

view.enableMMR なし マルチメディア リダイレクト (MMR) を有効または無効

にします。

「TRUE」 または 「FALSE」 を指定します。デフォルトは

"FALSE" です。

view.enableRelativeMouse なし 現在のリモート デスクトップ セッションで Horizon Client 相対マウス機能を強制的に有効または無効にする

かどうかを指定します。構成キーを設定する場合、この機

能を強制的に有効にするには "1" を指定します。強制的

に無効にするには、"0" を指定します。他の値はすべて

無効になり、無視されます。現在のリモート デスクトッ

プ セッションでは、指定された値を編集できません。リ

モート デスクトップで相対マウスがサポートされていな

い場合、この設定は使用されません。この設定が構成され

ていない場合(デフォルト)、エンド ユーザーは Horizon Client のメニュー バーから [接続] - [相対マウスを有効

化] の順に選択して、相対マウス機能を有効または無効に

できます。

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表 3-2. Horizon Client コマンドライン オプションおよび構成ファイル キー (続き)

構成キー コマンドライン オプション 説明

view.fullScreen --fullscreen ホスト OS を非表示にし、1 台のモニターで Horizon Client を全画面表示モードで開きます。このオプション

は、リモート デスクトップ セッションのスクリーン モー

ドに影響を及ぼしません。

構成キーを設定している場合は、"TRUE" または

"FALSE" を指定します。デフォルトは "FALSE" です。

view.kbdLayout -k, --kbdLayout= キーボード レイアウトでどのロケールを使用するかを指

定します。

注: rdesktop は、"fr" および "de" などのロケール

コードを使用し、freerdp はキーボード レイアウト ID

を使用します。これらの ID のリストについては、以下の

コマンドを使用します。

xfreerdp --kbd-list

次に、rdesktop のコマンドライン オプションの使用例を

示します。

--kbdLayout="en-us"-k "fr"

次に、freerdp のコマンドライン オプションの使用例を

示します。

-k "0x00010407"

view.kioskLogin --kioskLogin Horizon Client がキオスク モード アカウントを使用し

て認証することを指定します。

構成キーを設定している場合は、"TRUE" または

"FALSE" を指定します。デフォルトは "FALSE" です。

たとえば、この表の後に示すキオスク モードの例を参照

してください。

なし --launchMinimized Horizon Client を最小化モードで起動します。ユーザー

指定のリモート デスクトップまたは公開アプリケーショ

ンが起動している間、Horizon Client ウィンドウは最小

化され、バックグラウンドで非表示のままになります。

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表 3-2. Horizon Client コマンドライン オプションおよび構成ファイル キー (続き)

構成キー コマンドライン オプション 説明

view.monitors --monitors= numbered list Horizon Client に使用する隣接したモニターを指定でき

ます。--allmonitors (または view.allMonitors)

を使用して、すべてのモニターで全画面表示を使用するよ

うに指定し、--monitors=numbered list を使用して、

使用するモニターのサブセットを指定します。

次の例では、3 台のモニターが水平に並んで置かれている

構成で、1 番目と 2 番目のモニターを指定しています。

--allmonitors --monitors="1,2" `

Horizon Client のモニター アイコンに関連付けられて

いる物理モニターを区別できるように、指定した物理モニ

ターの左上隅に矩形が表示されます。選択したモニター

のアイコンと同じ色と番号が矩形に関連付けられます。

view.noMenuBar --nomenubar ユーザーがメニュー オプションにアクセスしてリモート

デスクトップからログアウト、リセット、切断できないよ

うにするため、全画面表示モードの場合は Horizon Client メニュー バーを非表示にします。キオスク モー

ドを構成中にこのオプションを使用します。

構成キーを設定している場合は、"TRUE" または

"FALSE" を指定します。デフォルトは "FALSE" です。

view.nonInteractive -q, --nonInteractive コマンドラインまたは設定プロパティで指定されるスク

リーンをスキップして、不要なユーザー インターフェイ

ス手順をエンド ユーザーに表示しないようにします。

構成キーを設定している場合は、"TRUE" または

"FALSE" を指定します。デフォルトは "FALSE" です。

このプロパティを "TRUE" にすることは、

view.autoConnectBroker および

view.autoConnectDesktop プロパティを "TRUE" に設

定することと同じです。

例:

--nonInteractive--serverURL="https://view.company.com" --userName="user1" --password="-" --domainName="xyz" --desktopName="Windows 7"

view.once --once エラーが発生した場合に、Horizon Client が接続を再試

行しないように指定します。

キオスク モードを使用する場合、通常はこのオプション

を指定し、終了コードを使ってエラーを処理します。この

設定を行わないと、vmware-view プロセスをリモート

から強制終了できない場合があります。

構成キーを設定している場合は、"TRUE" または

"FALSE" を指定します。デフォルトは "FALSE" です。

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表 3-2. Horizon Client コマンドライン オプションおよび構成ファイル キー (続き)

構成キー コマンドライン オプション 説明

view.rdesktopOptions --rdesktopOptions= (Microsoft RDP ディスプレイ プロトコルを使用する場

合に利用可能)コマンドライン オプションを指定して

rdesktop アプリケーションに転送します。rdesktop オプションの詳細については、rdesktop ドキュメントを参

照してください。

例:

--rdesktopOptions="-f -m"

なし -r, --redirect= (Microsoft RDP 表示プロトコルを使用する場合に使用

可能です。)リモート デスクトップにリダイレクトする

rdesktop にローカル デバイスを指定します。

rdesktop の -r オプションに渡すデバイス情報を指定し

ます。複数のデバイス オプションを 1 つのコマンドで設

定できます。

例:

--redirect="sound:off"

view.rdpClient --rdpclient= (Microsoft RDP ディスプレイ プロトコルを使用する場

合に利用可能)どの RDP クライアントのタイプを使用す

るかを指定します。デフォルトは rdesktop です。代

わりに FreeRDP を使用するためには、xfreerdp を指

定します。

注: FreeRDP を使用するためには、FreeRDP の適切な

バージョンと適用可能なパッチをインストールする必要

があります。詳細については、FreeRDP のインストール

と構成を参照してください。

なし --save 次回ログイン認証情報を要求されたときにユーザー名や

ドメイン名を入力する必要がないようにするため、最後に

ログインに成功したときに使用したユーザー名とドメイ

ン名を保存します。

view.sendCtrlAltDelToLocal なし (VMware Blast または PCoIP 表示プロトコルを使用す

る場合に使用可能です。)"TRUE" に設定すると、リモー

ト デスクトップから切断するようにユーザーに促すダイ

アログ ボックスを表示せず、Ctrl+Alt+Del のキーの組み

合わせがクライアント システムに送信されます。デフォ

ルトは "FALSE" です。

注: Microsoft RDP ディスプレイ プロトコルを使用す

ると、-K オプションを使用してこの機能を達成すること

ができます。たとえば、vmware-view -K です。

このオプションの優先順位は、/etc/vmware/view-

keycombos-config ファイルの設定と同じです。

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表 3-2. Horizon Client コマンドライン オプションおよび構成ファイル キー (続き)

構成キー コマンドライン オプション 説明

view.sendCtrlAltDelToVM なし (VMware Blast または PCoIP 表示プロトコルを使用す

る場合に使用可能です。)"TRUE" に設定すると、リモー

ト デスクトップから切断するようにユーザーに促すダイ

アログ ボックスを表示せず、Ctrl+Alt+Del のキーの組み

合わせがリモート デスクトップに送信されます。デフォ

ルトは "FALSE" です。

このオプションの優先順位は、/etc/vmware/view-

keycombos-config ファイルの設定より高いです。

view.sendCtrlAltInsToVM なし (VMware Blast または PCoIP 表示プロトコルを使用す

る場合に使用可能)"TRUE" に設定すると、Ctrl+Alt+Del

を送信せず仮想デスクトップに Ctrl+Alt+Ins のキーの

組み合わせを送信します。デフォルトは "FALSE" です。

注: この機能を使用するには、エージェント側の

[Secure Attention Sequence の送信に代替キーを使用

する] グループ ポリシーも設定する必要があります。こ

の設定は、pcoip.adm テンプレート ファイルで使用で

きます。詳細については、Horizon 7 でのリモート デス

クトップ機能の構成を参照してください。

このオプションの優先順位は、/etc/vmware/view-

keycombos-config ファイルの設定より低いです。

view.shareRemovableStorage なし "TRUE" に設定する場合は、[リムーバブル ストレージへ

のアクセスを許可] オプションを有効にします。デフォ

ルトは "TRUE" です。

view.skipCRLRevocationCheck --skipCRLRevocationCheck デフォルトでは、サーバに接続すると、Horizon Client がサーバの証明書失効リスト (CRL) を確認し、ダウンロ

ードします。このコマンドライン オプションを使用する

と、接続中に CRL の確認を停止するように Horizon Client に指示できます。

構成キーを設定している場合は、"TRUE" を指定して

CRL の確認を停止します。デフォルトは "FALSE" です。

view.sslCipherString --sslCipherString= SSL 暗号化接続を確立する前に、特定の暗号化アルゴリズ

ムの使用を制限する暗号リストを構成します。

暗号文字列のリストについては、http://www.openssl.org/docs/apps/ciphers.html を参照

してください。

Horizon Client のデフォルトは、「!aNULL:kECDH+AESGCM:ECDH+AESGCM:RSA+AESGCM:kECDH+AES:ECDH+AES:RSA+AES」になります。

view.sslProtocolString --sslProtocolString= SSL 暗号化接続を確立する前に、特定の暗号化プロトコル

の使用を制限する暗号リストを構成します。

サポート対象のプロトコルは、TLSv1.1 と TLSv1.2 です。

暗号リストは、コロンで区切られた 1 つ以上のプロトコ

ル文字列で構成されています。文字列は大文字と小文字

の区別がありません。

デフォルト値は、「TLSv1.1:TLSv1.2」です。

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表 3-2. Horizon Client コマンドライン オプションおよび構成ファイル キー (続き)

構成キー コマンドライン オプション 説明

view.sslVerificationMode なし サーバの証明書検証モードを設定します。

証明書が検証チェックに失敗した時に接続を拒否する場

合は "1"、警告を与えるが自己署名証明書を使用する接

続を許可する場合は "2"、または未検証の接続を許可す

る場合は "3" を指定します。"3" を指定すると、検証チ

ェックは実行されません。デフォルトは "2" です。

view.UnauthenticatedAccessEnabled --unauthenticatedAccessEnabled "TRUE" に設定されている場合、非認証アクセス機能は、

デフォルトで有効になります。[認証されていないアクセ

スを使用して匿名ログイン] 設定がユーザー インターフ

ェイスに表示され、選択済みとしてマークされます。

"FALSE" に設定されている場合、非認証アクセス機能は

無効になります。[認証されていないアクセスを使用して

匿名ログイン] 設定は表示されず選択解除されます。

"" に設定されている場合、非認証アクセス機能は無効に

なり、[認証されていないアクセスを使用して匿名ログイ

ン] 設定がユーザー インターフェイスに表示され選択解

除されます。

構成キーを設定している場合は、"TRUE" または

"FALSE" を指定します。

例:

--unauthenticatedAccessEnabled="TRUE"

view.UnauthenticatedAccessAccount --unauthenticatedAccessAccount unauthenticatedAccessEnabled が "TRUE" に設定さ

れている場合に使用するアカウントを指定します。

unauthenticatedAccessEnabled が "FALSE" に設定

されている場合、この構成は無視されます。

次の例では、このコマンドライン オプションに

anonymous1 ユーザー アカウントを指定しています。

--unauthenticatedAccessAccount='anonymous1'

view.usbAutoConnectAtStartup —-usbAutoConnectAtStartUp= デスクトップに接続する前に、ホスト システムに USB デバイスが挿入された場合、USB デバイスを自動的にリモ

ート デスクトップにリダイレクトします。このオプショ

ンはリモート アプリケーションに適用されません。

「TRUE」 または 「FALSE」 を指定します。デフォルトは

"TRUE" です。

view.usbAutoConnectOnInsert -—usbAutoConnectOnInsert= デスクトップに接続した後でホスト システムに USB デバイスが挿入された場合、USB デバイスを自動的にリモ

ート デスクトップにリダイレクトします。このオプショ

ンは公開アプリケーションに適用されません。

「TRUE」 または 「FALSE」 を指定します。デフォルトは

"TRUE" です。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

VMware, Inc. 42

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表 3-2. Horizon Client コマンドライン オプションおよび構成ファイル キー (続き)

構成キー コマンドライン オプション 説明

view.xfreerdpOptions --xfreerdpOptions= (Microsoft RDP ディスプレイ プロトコルを使用する場

合に利用可能)コマンドライン オプションを指定して

xfreerdp プログラムに転送します。xfreerdp オプ

ションの詳細については、xfreerdp ドキュメントを参

照してください。

注: FreeRDP を使用するためには、FreeRDP の適切な

バージョンと適用可能なパッチをインストールする必要

があります。詳細については、FreeRDP のインストール

と構成を参照してください。

なし --useExisting 1 つのセッションから複数のリモート デスクトップと公

開アプリケーションを起動できるようになります。この

オプションを指定すると、Horizon Client は、同じサー

バ URL に接続しているセッションがすでに存在するか

どうか確認します。存在する場合、Horizon Client は新

しいセッションを開始せず、既存のセッションを使用しま

す。

別のサーバ URL に接続しているセッションがある場合、

Horizon Client はそのセッションを切断して新しいセッ

ションを開始し、新しいサーバ URL に接続します。この

ようなセッションが複数存在する場合、Horizon Client は最も古いセッションを切断してから新しいセッション

を開始します。

次の例では、user1 が電卓アプリケーションを起動し、新

しいセッションが作成されます。

vmware-view -serverURL view.mycompany.com-userName user1 -password 'secret' -domainName domain -appName Calculator

次の例では、user1 がペイント アプリケーションを同じ

サーバ URL で起動し、同じセッションが使用されます。

vmware-view -serverURL view.mycompany.com-userName user1 -password 'secret' -domainName domain -appName Paint --useExisting

次の例では、user1 が別のサーバ URL で電卓アプリケー

ションを起動します。Horizon Client は、

view.mycompany.com の最初のセッションから切断

し、horizon.mycompany.com で新しいセッションを

開始します。

vmware-view -serverURL horizon.mycompany.com-userName user1 -password 'secret' -domainName domain -appName Calculator --useExisting

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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表 3-2. Horizon Client コマンドライン オプションおよび構成ファイル キー (続き)

構成キー コマンドライン オプション 説明

なし --enableNla (RDP 接続で FreeRDP を使用している場合に適用)

Network-level Authentication (NLA) を有効にしま

す。このオプションと --ignore-certificate オプシ

ョンを使用する必要があります。詳細については、

FreeRDP を使用した RDP 接続を参照してください。

FreeRDP を使用している場合、NLA はデフォルトでオフ

になっています。

FreeRDP の正しいバージョンと適用可能なパッチをイ

ンストールしている必要があります。詳細については、

FreeRDP のインストールと構成を参照してください。

注: rdesktop プログラムは NLA をサポートしませ

ん。

なし --printEnvironmentInfo IP アドレス、MAC アドレス、マシン名、ドメイン名な

ど、クライアント デバイスの環境情報を表示します。

キオスク モードでは、MAC アドレスに基づくクライアン

トのアカウントを作成できます。MAC アドレスを表示

するには、このオプションを -s オプションと一緒に使用

します。

例:

--printEnvironmentInfo -s view.company.com

なし --usb= USB リダイレクトに使用するオプションを指定します。

詳細については、USB リダイレクトのシステム要件を参

照してください。

なし --version Horizon Client のバージョン情報を表示します。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

VMware, Inc. 44

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表 3-2. Horizon Client コマンドライン オプションおよび構成ファイル キー (続き)

構成キー コマンドライン オプション 説明

なし --tokenUserName RSA SecurID または RADIUS 認証の場合は、トークンの

ユーザー名を指定します。このオプションを使用しない

場合、またはオプションが空の場合は、Active Directory ユーザー名が使用されます。

RSA SecurID または RADIUS 認証パスコードを指定す

るには、--passcode オプションを使用します。

次の例では、Horizon Client で自動的にログインするた

めに、-q オプションを使用しています。-q オプションを

指定しないと、RSA SecurID または RADIUS のログイン

画面が Horizon Client に表示されます。

vmware-view --serverURL='12.345.67.89' -q --tokenUserName='pwduser' --userName='johndoe' --password='password' --domainName='mydomain' --passcode='passcode'

なし --passcode RSA SecurID または RADIUS 認証のパスコードを指定

します。パスコードは 1 回だけ使用できます。

このオプションは --tokenUserName オプションと一緒

に使用します。

例: キオスク モードの例

キオスク ユーザーには、航空会社のチェックイン ステーションにいる顧客、教室または図書館にいる学生、医療デ

ータ入力ワークステーションにいる医療スタッフ、セルフサービス地点にいる顧客などが含まれます。ユーザーはク

ライアント デバイスまたはリモート デスクトップを使用するためにログインする必要がないため、アカウントはユ

ーザーではなく、クライアント デバイスに関連付けられます。ただし引き続き、ユーザーに、一部のアプリケーショ

ンでは認証情報を入力するよう求めることもできます。

キオスク モードを設定するには、Horizon Connection Server インスタンスで vdmadmin コマンドライン インタ

ーフェイスを使用し、Horizon 7 の管理のキオスク モードに関する章に記載されているいくつかの手順を実行する必

要があります。キオスク モードのセットアップ後、Linux クライアントで vmware-view コマンドを使用して、キ

オスク モードでリモート デスクトップに接続できます。

キオスク モードで Linux クライアントからリモート デスクトップに接続するには、少なくとも、以下の構成キーま

たはコマンドライン オプションを含む必要があります。

構成キー 同等のコマンドライン オプション

view.kioskLogin --kioskLogin

view.nonInteractive -q, --nonInteractive

view.fullScreen --fullscreen

view.noMenuBar --nomenubar

view.defaultBroker -s, --serverURL=

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これらの設定の省略はキオスク モードでサポートされません。非デフォルトのキオスク ユーザー名を必要とするた

めに Horizon Connection Server がセットアップされる場合、view.defaultUser プロパティを設定するか、-u ま

たは --userName= コマンドライン オプションを使用する必要もあります。非デフォルトのユーザー名が不要で、ユ

ーザー名を指定しない場合、Horizon Client はデフォルトのキオスク ユーザー名を取得および使用できます。

注: view.sslVerificationMode 構成キーを設定する場合、/etc/vmware/view-mandatory-config ファイ

ルに設定します。クライアントをキオスク モードで実行すると、クライアントは view-preferences ファイルを

調べません。

この例で示すコマンドは、Linux クライアント システムの Horizon Client で実行され、以下の特徴があります。

n ユーザー アカウント名はクライアントの MAC アドレスに基づきます。

n Horizon Client は、Horizon Client メニュー バーが表示されない全画面表示モードで実行されます。

n ユーザーは指定された Horizon Connection Server インスタンスとリモート デスクトップに自動的に接続さ

れ、ログイン認証情報を求められません。

n 接続エラーが発生すると、返されるエラー コードに基づき、スクリプトが実行するか、キオスク監視プログラム

がエラーを処理します。結果として、たとえば、クライアント システムは故障を示すスクリーンを表示したり、

Horizon Connection Server に再接続を試みるまでに一定の時間を待機することになります。

./vmware-view --kioskLogin --nonInteractive --once --fullscreen --nomenubar

--serverURL="server.mycomany.com" --userName="CM-00:11:22:33:44:55:66:77" --password="mypassword"

重要: リモート デスクトップへの Horizon Client の接続を許可する際に、ログイン前にメッセージを表示するよ

うに設定している場合、ユーザーはメッセージを承認しないとデスクトップにアクセスできません。この問題を回避

するには、Horizon Console を使用して、ログイン前に表示するメッセージを無効にします。

URI を使用した Horizon Client の構成

エンドユーザーがクリックして Horizon Client を起動したり、リモート デスクトップまたは公開アプリケーション

を開くことができるように、URI (Uniform resource identifier) を使用して Web ページのリンクまたは E メールの

リンクを作成できます。

部分的または以下のすべての情報を提供する URI を作成することでこれらのリンクを作成すれば、エンド ユーザーは

入力する必要がありません。

n サーバ アドレス

n サーバのポート番号

n Active Directory ユーザー名

n ドメイン名

n リモート デスクトップまたは公開アプリケーションの表示名

n ウィンドウ サイズ

n セッションのリセット、ログアウト、開始を含むアクション

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n 表示プロトコル

URI を作成するには、Horizon Client 固有のパスとクエリ部分と共に vmware-view URI スキーマを使用します。

URI を使用して Horizon Client を起動するには、クライアント コンピュータに Horizon Client がインストールされ

ている必要があります。

vmware-view URI を作成するための構文

URI 構文には、vmware-view URI スキーム、リモート デスクトップや公開アプリケーションを指定するためのパス

部分、オプションでリモート デスクトップや公開アプリケーションのアクション、または構成オプションを指定する

ためのクエリが含まれます。

URI 仕様

URI を作成する場合、基本的に引数として完全な Horizon URI 文字列で vmware-view を呼び出します。

以下の構文を使用して Horizon Client を起動するための URI を作成します。

vmware-view://[authority-part][/path-part][?query-part]

必要となる唯一の要素は URI スキーム vmware-view です。クライアント オペレーティング システムのバージョ

ンによっては、スキーム名で大文字と小文字が区別されるため、vmware-view と入力してください。

重要: すべての部分で、非 ASCII 文字は UTF-8 [STD63] に基づいて最初にエンコードされる必要があり、次に対応

する UTF-8 シーケンスの各オクテットは、URI 文字として表されるパーセントでエンコードされる必要があります。

ASCII 文字のエンコードについての詳細は、http://www.utf8-chartable.de/ の URL エンコーディング資料を参照

してください。

authority-part サーバ アドレス。オプションでユーザー名、デフォルト以外のポート番号、または

その両方。サーバ名ではアンダースコア (_) はサポートされません。サーバ名は、

DNS 構文に一致する必要があります。

ユーザー名を指定するには、以下の構文を使用します。

user1@server-address

ドメインが含まれる UPN アドレスを指定できません。ドメインを指定するには、

URI で domainName クエリ部分を使用できます。

ポート番号を指定するには、以下の構文を使用します。

server-address:port-number

path-part リモート デスクトップまたは公開アプリケーション。リモート デスクトップの表

示名または公開アプリケーションの表示名を使用します。この値は、デスクトップ

またはアプリケーション プールの作成時に Horizon Console で指定した名前で

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す。表示名にスペースが含まれている場合、%20 エンコーディングを使用してスペ

ースを表します。

query-part 使用する構成オプション。あるいは、リモート デスクトップまたは公開アプリケー

ションで実行するアクション。クエリは大文字と小文字の区別がありません。複数

のクエリを使用するには、クエリの間にアンパサンド (&) を使用します。クエリが

競合する場合、Horizon Client はリストの最後にあるクエリを使用します。次の構

文を使用します。

query1=value1[&query2=value2...]

サポートされるクエリ

このタイプの Horizon Client では、次のクエリがサポートされます。デスクトップ クライアントやモバイル クライ

アントなど、複数のタイプのクライアントに URI を作成する場合は、対応するクライアント システムのインストール

とセットアップ ガイドを参照して、サポートされるクエリを確認してください。

操作 表 3-3. アクション クエリで使用できる値

値 説明

browse 指定したサーバにホストされている使用可能なリモート デスクトップおよび公開アプ

リケーションのリストを表示します。このアクションを使用しているときに、リモート

デスクトップまたは公開アプリケーションを指定する必要はありません。

start-session 指定されたリモート デスクトップまたは公開アプリケーションを開きます。アクショ

ン クエリが提供されず、リモート デスクトップまたは公開アプリケーション名が提供

されなければ、start-session がデフォルト アクションとなります。

reset 指定したリモート デスクトップまたは公開アプリケーションをシャットダウンして再

起動します。保存されてないデータは失われます。リモート デスクトップのリセット

は、物理 PC のリセット ボタンを押すことと同じです。

restart 指定したリモート デスクトップをシャットダウンして再起動します。リモート デス

クトップの再起動は、Windows オペレーティング システムを再起動することと同じ

です。オペレーティング システムでは、通常、ユーザーは再起動する前に未保存デー

タを保存するよう求められます。

logoff リモート デスクトップのゲスト OS からユーザーをログオフします。公開アプリケー

ションを指定すると、アクションは無視されるか、エンド ユーザーに警告メッセージ

「無効な URI アクション」が表示されます。

args 公開アプリケーションの起動時に追加するコマンドライン引数を指定します。

args=値 の構文を使用します。値 には文字列を指定します。次の文字については

パーセント エンコーディングを使用します。

n コロン (:) には、%3A を使用します

n バック スラッシュ (\) には、%5C を使用します

n スペース ( ) には、%20 を使用します

n 二重引用符 (") には、%22 を使用します

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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たとえば、Notepad++ アプリケーションに "My new file.txt" というファイ

ル名を指定するには、%22My%20new%20file.txt%22 を使用します。

appProtocol 公開アプリケーションの場合、有効な値は PCOIP と BLAST です。たとえば、PCoIP

を指定するには、appProtocol=PCOIP 構文を使用します。

desktopLayout リモート デスクトップのウィンドウ サイズを設定します。このクエリを使用する

には、action クエリを start-session に設定する必要があります。そうしない

と、action クエリを使用できません。

表 3-4. desktopLayout クエリの有効値

値 説明

fullscreen 1 台のモニターで全画面表示。この値がデフォルトになります。

multimonitor すべてのモニターで全画面表示。

windowLarge 大きなウィンドウ。

windowSmall 小さなウィンドウ。

WxH カスタム解像度で、幅と高さをピクセルで指定します。構文の例は、

desktopLayout=1280x800 です。

desktopProtocol リモート デスクトップの場合、有効な値は RDP、PCOIP、および BLAST です。た

とえば、PCoIP を指定するには、desktopProtocol=PCOIP 構文を使用します。

domainName リモート デスクトップや公開アプリケーションに接続しているユーザーに関連付

けられている NETBIOS ドメイン名。例として、mycompany.com ではなく

mycompany を使用してください。

launchMinimized Horizon Client を最小化モードで起動します。ユーザー指定のリモート デスクト

ップまたは公開アプリケーションが起動している間、Horizon Client ウィンドウは

最小化され、バックグラウンドで非表示のままになります。構文は、

launchMinimized=true です。デフォルト値は false です。

useExisting このオプションが true に設定されている場合、実行できる Horizon Client インス

タンスは 1 つのみです。ユーザーが 2 番目のサーバへの接続を試みる場合、ユーザ

ーは 1 番目のサーバからログアウトし、リモート デスクトップおよび公開アプリケ

ーションのセッションを切断する必要があります。このオプションが false に設

定されている場合は、複数の Horizon Client インスタンスを実行でき、ユーザーが

同時に複数のサーバに接続できます。デフォルトは true です。構文の例は、

useExisting=false です。

unauthenticatedAccessEnabled

このオプションが true に設定されている場合、非認証アクセス機能は、デフォル

トで有効になります。[認証されていないアクセスを使用して匿名ログイン] オプシ

ョンがユーザー インターフェイスに表示され選択されます。このオプションが

false に設定されている場合、非認証アクセス機能は無効になります。[認証されて

いないアクセスを使用して匿名ログイン] 設定は表示されず無効になります。この

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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オプションが "" に設定されている場合、非認証アクセス機能は無効になり、[認証

されていないアクセスを使用して匿名ログイン] 設定がユーザー インターフェイス

に表示され、選択解除されます。構文の例は、

unauthenticatedAccessEnabled=true です。

unauthenticatedAccessAccount

非認証アクセス機能が有効になっている場合、使用するアカウントを設定します。

非認証アクセス機能が無効な場合、このクエリは無視されます。anonymous1 ユー

ザー アカウントを使用する場合、

unauthenticatedAccessAccount=anonymous1 のように構文を指定します。

vmware-view URI の例

vmware-view URI スキームを使用してハイパー テキスト リンクまたはボタンを作成し、これらのリンクを E メー

ルまたは Web ページで使用できます。たとえば、エンドユーザーが URI リンクをクリックすると、指定した起動オ

プションでリモート デスクトップが起動します。

URI 構文の例

各 URI の例に続いて、URI リンクをクリック後にエンド ユーザーに表示される事柄について説明します。

1 vmware-view://view.mycompany.com/Primary%20Desktop?action=start-session

Horizon Client が起動し、view.mycompany.com サーバに接続します。ログインのダイアログ ボックスが表

示され、ユーザー名、ドメイン名、パスワードの入力が要求されます。ログインに成功すると、表示名が Primary

Desktop のリモート デスクトップにクライアントが接続します。ユーザーはゲスト OS にログインされます。

注: この例では、デフォルトの表示プロトコルとウィンドウ サイズが使用されます。デフォルトの表示プロト

コルは PCoIP で、デフォルトのウィンドウ サイズは全画面表示です。

このデフォルトは変更できます。vmware-view コマンドライン インターフェイスと構成ファイルの使用を参

照してください。

2 vmware-view://view.mycompany.com:7555/Primary%20Desktop

この URI は前の例と同じ効果がありますが、接続サーバ インスタンスに 7555 の非デフォルト ポートを使用す

るところが異なります。(デフォルトのポートは 443 です)。リモート デスクトップ ID が提供されるので、

start-session アクションが URI に含まれていない場合であっても、リモート デスクトップが開きます。

3 vmware-view://[email protected]/Finance%20Desktop?desktopProtocol=PCOIP

Horizon Client が起動し、view.mycompany.com サーバに接続します。ログイン ダイアログ ボックスで、[ユ

ーザー名] テキスト ボックスに fred が挿入されます。ユーザーはドメイン名とパスワードを入力する必要があ

ります。ログインに成功すると、表示名が Finance Desktop のリモート デスクトップにクライアントが接続

します。ユーザーはゲスト OS にログインされます。PCoIP 表示プロトコルを使用して接続します。

4 vmware-view://view.mycompany.com/Calculator?action=start-session&appProtocol=BLAST

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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Horizon Client が起動し、view.mycompany.com サーバに接続します。ユーザーは、ログイン ダイアログ ボ

ックスにユーザー名、ドメイン名、パスワードを入力する必要があります。ログインに成功すると、クライアン

トは Calculator という表示名の公開アプリケーションに接続します。VMware Blast 表示プロトコルを使用

して接続します。

5 vmware-view://[email protected]/Finance%20Desktop?domainName=mycompany

Horizon Client が起動し、view.mycompany.com サーバに接続します。ログイン ダイアログ ボックスで、[ユ

ーザー名] テキスト ボックスに fred が挿入され、[ドメイン] テキスト ボックスに mycompany が挿入されま

す。ユーザーはパスワードを入力する必要があるだけです。ログインに成功すると、表示名が Finance

Desktop のリモート デスクトップにクライアントが接続します。ユーザーはゲスト OS にログインされます。

6 vmware-view://view.mycompany.com/

Horizon Client が起動し、ユーザーは、view.mycompany.com サーバに接続するためにログインを求められ

ます。

7 vmware-view://view.mycompany.com/Primary%20Desktop?action=reset

Horizon Client が起動し、view.mycompany.com サーバに接続します。ログインのダイアログ ボックスが表

示され、ユーザー名、ドメイン名、パスワードの入力が要求されます。ログインに成功すると Horizon Client はダイアログ ボックスを表示し、Primary Desktop のリセット操作をユーザーに確認します。

注: Horizon 管理者がリモート デスクトップのリセット機能を有効にしている場合にのみ、このアクションを

実行できます。

8 vmware-view://view.mycompany.com/Primary%20Desktop?action=restart

Horizon Client が起動し、view.mycompany.com サーバに接続します。ログインのダイアログ ボックスが表

示され、ユーザー名、ドメイン名、パスワードの入力が要求されます。ログインに成功すると Horizon Client はダイアログ ボックスを表示し、Primary Desktop の再起動をユーザーに確認します。

注: Horizon 管理者がリモート デスクトップの再起動機能を有効にしている場合にのみ、このアクションを実

行できます。

9 vmware-view://

Horizon Client が起動し、サーバのアドレスを入力するページが表示されます。

10 vmware-view://10.10.10.10/My%20Notepad++?args=%22My%20new%20file.txt%22

Notepad++ をサーバ 10.10.10.10 で起動して、引数 My new file.txt を公開アプリケーションの起動コマ

ンドに渡します。ファイル名にはスペース文字が含まれるため、二重引用符で囲まれています。

11 vmware-view://10.10.10.10/Notepad++%2012?args=a.txt%20b.txt

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

VMware, Inc. 51

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Notepad++ 12 をサーバ 10.10.10.10 で起動して、引数 a.text b.txt をアプリケーションの起動コマンド

に渡します。引数は引用符で囲まれていないため、スペース文字によってファイル名が分割され、2 つのファイ

ルが Notepad++ で別々に開きます。

注: 公開アプリケーションによって、コマンドラインの引数を使用する方法が異なる場合があります。たとえ

ば、引数 a.txt b.txt をワードバッドに渡すと、ワードバッドは a.txt の 1 ファイルのみを開きます。

12 vmware-view://view.mycompany.com/Notepad?

unauthenticatedAccessEnabled=true&unauthenticatedAccessAccount=anonymous1

Horizon Client が起動すると、anonymous1 というユーザー アカウントを使用して、view.mycompany.com

サーバに接続します。Notepad アプリケーションは、ユーザーにログイン認証情報の指定を求めずに起動しま

す。

HTML コードの例

URI を使用してハイパー リンクおよびボタンを作成し、E メールまたは Web ページに含めることができます。以下

の例では、[Test Link(テスト リンク)] というラベルのハイパー リンクと [TestButton] というラベルのボタンのコ

ードを記述するために、最初の URI のサンプルの URI を使用しています。

<html>

<body>

<a href="vmware-view://view.mycompany.com/Primary%20Desktop?action=start-session">Test Link</a><br>

<form><input type="button" value="TestButton" onClick="window.location.href=

'vmware-view://view.mycompany.com/Primary%20Desktop?action=start-session'"></form> <br>

</body>

</html>

VMware Blast オプションの構成

VMware Blast 表示プロトコルを使用するリモート デスクトップ セッションと公開アプリケーション セッションに

VMware Blast オプションを設定できます。

H.264 デコードと HEVC (High Efficiency Video Decoding) を許可できます。H.264 はビデオ圧縮規格で、デジタ

ル ビデオの保存または転送時にビデオを容量の少ない形式に変換します。H.264 デコードが許可されている場合、色

忠実度を上げることもできます。この機能は ARM プロセッサではサポートされません。

サポートされている最大解像度は、クライアントの画像処理装置 (GPU) の処理能力によって異なります。JPEG/PNG の 4K 解像度をサポートしている GPU で、H.264 の 4K 解像度がサポートされない可能性があります。

H.264 デコードは、AMD、NVIDIA、および Intel GPU でサポートされます。AMD および NVIDIA GPU の場合、

H.264 デコードを実行するには、グラフィック ライブラリ OpenGL 3.2 以降をインストールする必要があります。

NVIDIA GPU で H.264 デコードを使用する場合は、VDPAU (Video Decode and Presentation API for UNIX) をイ

ンストールします。VDPAU は、最新の NVIDIA ドライバには含まれなくなり、別途インストールする必要がありま

す。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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Intel GPU で H.264 を使用するには、Intel VA-API ドライバと GLX VA-API ライブラリが必要です。コマンド

vainfo を実行すると、H.264 プロファイルが表示されます。

環境でプロキシ サーバを使用している場合は、オペレーティング システムのプロキシ サーバとの VMware Blast 接続を許可するかどうかを指定できます。

SSL プロキシ サーバの場合は、SSL プロキシ サーバを介したセカンダリ接続の証明書確認も設定する必要がありま

す。詳細については、『Horizon Client の証明書検証モードの設定』を参照してください。

VMware Blast オプションは、サーバに接続する前または後で設定できます。

前提条件

n H.264 を使用するには、Horizon Agent 7.0 以降をインストールする必要があります。

n H.264 デコードを許可するときに色忠実度を上げるには、Horizon Agent 7.4 以降をインストールする必要があ

ります。

n HEVC (High Efficiency Video Decoding) を使用するには、Horizon Agent 7.7 以降がインストールされてい

る必要があります。また、クライアント システムに HEVC デコード対応の GPU が必要です。

手順

1 Horizon Client を開始します。

2 メニュー バーから [ファイル] - [VMware Blast の構成] の順に選択します。

3 Horizon Client で H.264 デコードを許可するには、[H.264 デコードを許可] チェック ボックスを選択します。

n クライアントの GPU に H.264 ハードウェア デコーダがあるときに、このオプション(デフォルトの設定)

を選択すると、Horizon Client は H.264 4.2.0 ハードウェア デコードを使用します。

n クライアント GPU に H.264 ハードウェア デコーダがなく、色忠実度を上げる機能が使用できないときにこ

のオプションを選択すると、Horizon Client は H.264 4.2.0 ソフトウェア デコードを使用します。

n このオプションの選択を解除すると、Horizon Client は JPG/PNG デコードを使用します。

4 Horizon Client で H.264 デコードが許可されているときに、色忠実度の向上を許可するには、[ハイカラー精度

(バッテリーの寿命とパフォーマンスが低下)] チェック ボックスを選択します。

このオプションを選択すると、クライアント GPU に H.264 ハードウェア デコーダがあるかどうかに関係なく、

Horizon Client は H.264 4.4.4 ソフトウェア デコードを使用します。このオプションを選択すると、バッテリの

消耗が早くなったり、パフォーマンスが低下する場合があります。デフォルトでは、この機能は無効になってい

ます。

5 HEVC を許可するには、[HEVC (High Efficiency Video Decoding) を許可する] チェック ボックスを選択しま

す。

クライアント コンピュータに HEVC デコードをサポートする GPU が搭載されている場合、このオプションを選

択すると、パフォーマンスとイメージ品質が向上します。デフォルトでは、この機能は無効になっています。

このオプションを選択しても、クライアント コンピュータに HEVC デコード対応の GPU がない場合、Horizon Client は H.264 デコードを使用します。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

VMware, Inc. 53

Page 54: VMware Horizon Client for Linux のインストールと …...VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド このVMware Horizon Client for

6 プロキシ サーバ経由での Vmware Blast 接続を許可するには、[Blast 接続でオペレーティング システムのプロ

キシ設定を使用することを許可] チェック ボックスを選択します。

7 [OK] をクリックして変更を保存します。

H.264 の変更は、ユーザーが次にリモート デスクトップまたは公開アプリケーションに接続して、VMware Blast 表示プロトコルを選択したときに有効になります。変更内容は、既存の VMware Blast セッションには影響しません。

Horizon Client データ共有の設定

Horizon 管理者が VMware カスタマー エクスペリエンス向上プログラム (CEIP) への参加を選択している場合、

VMware は Connection Server 経由でクライアント システムから匿名データを収集して受信します。このクライ

アント データを Connection Server と共有するかどうかを設定できます。

CEIP に参加するように Horizon を設定する方法については、VMware Horizon Console の管理を参照してくださ

い。

デフォルトでは、Horizon Client でデータ共有は有効に設定されています。~/.vmware/view-preferences フ

ァイルで、view.enableDataSharing 構成キーは TRUE に初期設定されています。データ共有の設定は、サーバに

接続する前に行う必要があります。この設定は、すべてのサーバに適用されます。サーバに接続した後は、Horizon Client データ共有の設定を変更できません。

手順

1 Horizon Client を開始します。

2 メニュー バーから [ファイル] - [データ共有を設定] の順に選択します。

3 [データの共有を許可する] チェック ボックスを選択または選択解除します。

4 [OK] をクリックして変更を保存します。

ユーザーの環境設定は、~/.vmware/view-preferences 構成ファイルの view.enableDataSharing 構成キ

ーで保存されます。

VMware によって収集される Horizon Client データ

Horizon 管理者がカスタマ エクスペリエンス向上プログラムの参加を選択し、クライアント システムでデータの共

有が有効になっている場合、VMware はクライアント システムに関するデータを収集します。

VMware は、クライアント システムで情報を収集し、ハードウェアとソフトウェアの互換性を優先度付けします。

Horizon 管理者がカスタマ エクスペリエンス向上プログラムへの参加を決めた場合、VMware はお客様のご要望に

対する対応を向上する目的で、現在ご使用の環境に関する匿名データを収集します。VMware は、組織を特定するデ

ータを収集しません。Horizon Client の情報は、Connection Server インスタンスに送信されてから、Connection Server、デスクトップ プール、リモート デスクトップのデータと共に VMware に送信されます。

情報は暗号化されて、Connection Server インスタンスに送信されます。クライアント システムの情報は、暗号化

されていない状態でユーザー固有のディレクトリに記録されます。このログに個人情報は含まれません。

Horizon 管理者は、Connection Server のインストール時に VMware カスタマー エクスペリエンス向上プログラム

に参加するかどうかを選択できます。インストール後に Horizon Console でオプションを設定することもできま

す。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

VMware, Inc. 54

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表 3-5. カスタマー エクスペリエンス向上プログラムに関して Horizon Client で収集されるデータ

説明

このフィールドは

匿名になります

か? 値の例

Horizon Client アプリケーションを開発する企業 いいえ VMware

製品名 いいえ VMware Horizon Client

クライアント製品のバージョン いいえ (形式は x.x.x-yyyyyy で、x.x.x はクライアントのバージョン番号、yyyyyy はビルド番号です。)

クライアントのバイナリ アーキテクチャ いいえ 以下に例を挙げます。

n i386

n x86_64

n arm

クライアントのビルド名 いいえ 以下に例を挙げます。

n VMware-Horizon-Client-Win32-Windows

n VMware-Horizon-Client-Linux

n VMware-Horizon-Client-iOS

n VMware-Horizon-Client-Mac

n VMware-Horizon-Client-Android

n VMware-Horizon-Client-WinStore

ホスト OS いいえ 以下に例を挙げます。

n Windows 8.1

n Windows 7、64 ビット Service Pack 1 (Build 7601)

n iPhone OS 5.1.1 (9B206)

n Ubuntu 12.04.4 LTS

n Mac OS X 10.8.5 (12F45)

ホスト OS のカーネル いいえ 以下に例を挙げます。

n Windows 6.1.7601 SP1

n Darwin Kernel バージョン 11.0.0:Sun Apr 8 21:52:26 PDT 2012;root:xnu-1878.11.10~1/RELEASE_ARM_S5L8945X

n Darwin 11.4.2

n Linux 2.6.32-44-generic #98-Ubuntu SMP Mon Sep 24 17:27:10 UTC 2012

n 不明(Windows ストア版)

ホスト OS のアーキテクチャ いいえ 以下に例を挙げます。

n x86_64

n i386

n armv71

n ARM

ホスト システムのモデル いいえ 以下に例を挙げます。

n Dell Inc. OptiPlex 960

n iPad3,3

n MacBookPro8,2

n Dell Inc. Precision Workstation T3400 (A04 03/21/2008)

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

VMware, Inc. 55

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表 3-5. カスタマー エクスペリエンス向上プログラムに関して Horizon Client で収集されるデータ (続き)

説明

このフィールドは

匿名になります

か? 値の例

ホスト システムの CPU いいえ 以下に例を挙げます。

n Intel(R) Core(TM)2 Duo CPU E8400 @ 3.00GH

n Intel(R) Core(TM)2 Quad CPU Q6600 @ 2.40GH

n 不明 (iPad)

ホスト システムのプロセッサのコア数 いいえ 例: 4

ホスト システムのメモリ容量(MB) いいえ 以下に例を挙げます。

n 4096

n 不明(Windows ストア版)

接続された USB デバイスの数 いいえ 2(USB デバイスのリダイレクトは Linux、Windows および Mac クライ

アントでのみサポートされています。)

同時並行する USB デバイスの最大接続数 いいえ 2

USB デバイス ベンダー ID いいえ 以下に例を挙げます。

n Kingston

n NEC

n Nokia

n Wacom

USB デバイス製品 ID いいえ 以下に例を挙げます。

n DataTraveler

n ゲームパッド

n ストレージ ドライブ

n 無線マウス

USB デバイス ファミリ いいえ 以下に例を挙げます。

n セキュリティ

n ヒューマン インターフェイス デバイス

n イメージング

USB デバイス使用数 いいえ (デバイスが共有された回数)

エンド ユーザーの証明書確認モードの設定

エンド ユーザーの証明書確認モードを設定できます。たとえば、完全な検証を常に実行するように設定できます。証

明書確認は、サーバと Horizon Client 間の TLS 接続に対して実行されます。

エンド ユーザーに、次のいずれかの証明書確認方法を設定できます。

n Horizon Client で、証明書確認モードの選択をエンド ユーザーに許可できます。

n (検証なし)証明書確認は実行されません。

n (警告)サーバに自己署名証明書がある場合、エンド ユーザーに警告が表示されます。ユーザーは、このタイプ

の接続を許可するかどうかを選択できます。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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n (フル セキュリティ)フル検証が実行され、フル検証をパスしない接続は拒否されます。

SSL プロキシ サーバを使用してクライアント環境からインターネットに送信されたトラフィックを検査する場合は、

SSL プロキシ サーバ経由でのセカンダリ接続の証明書確認を設定できます。この機能は、Blast Secure Gateway とセキュアなトンネル接続の両方に適用されます。また、VMware Blast 接続にプロキシ サーバを使用することもでき

ます。

実行可能な証明書確認の種類については、Horizon Client の証明書検証モードの設定を参照してください。

デフォルトの証明書確認モードとプロキシ サーバの設定を行うには、これらのプロパティを /etc/vmware/view-

mandatory-config ファイルに設定します。

デフォルトの証明書確認モードを設定するには、view.sslVerificationMode プロパティに次のいずれかの値を

設定します。

n 1 は、Full Verification を実装します。

n 2 は、Warn If the Connection May Be Insecure を実装します。

n 3 は No Verification Performed を実装します。

エンド ユーザーが証明書確認モードを変更できないように設定するには、view.allowSslVerificationMode プ

ロパティに "False" を設定します。このプロパティをコマンド ラインから設定する方法については、Horizon

Client の設定およびコマンドライン オプション。

エンド ユーザーが変更できないように [SSL プロキシ経由の接続を許可] を設定するには、

view.allowAllowSslProxy キーに "False" を設定します。

デフォルトの [SSL プロキシ経由の接続を許可] を設定するには、view.allowSslProxy プロパティを設定しま

す。"True" を使用すると設定が有効になり、"False" を使用すると設定が無効になります。

デフォルトの [Blast 接続でオペレーティング システムのプロキシ設定を使用することを許可] を設定するには、

view.allowBlastProxy プロパティを設定します。"True" を使用すると設定が有効になり、"False" を使用す

ると設定が無効になります。

エンド ユーザーが変更できないように [Blast 接続でオペレーティング システムのプロキシ設定を使用することを許

可] を設定するには、view.allowAllowBlastProxy キーを False に設定します。

TLS 詳細オプションの設定

Horizon Client とサーバ間、または Horizon Client とリモート デスクトップのエージェント間の通信を暗号化する

ために使用するセキュリティ プロトコルと暗号化アルゴリズムを選択できます。

これらのオプションを使用して、USB チャネル(USB サービス デーモンとエージェント間の通信)を暗号化するこ

ともできます。

デフォルトの設定では、暗号化スイートは 128 ビットまたは 256 ビット AES を使用し、匿名 DH アルゴリズムを削

除して、現在の暗号リストを暗号化アルゴリズムのキー長の順にソートします。

デフォルトでは、TLS v1.1 と TLS v1.2 が有効になっています SSL v2.0、SSL v3.0、TLS v1.0 はサポートされていま

せん。

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VMware, Inc. 57

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クライアントの接続先であるサーバで有効になっていないセキュリティ プロトコルを Horizon Client に対して構成

すると、TLS エラーが発生して接続に失敗します。

重要: Horizon Client で有効にするプロトコルの 1 つがリモート デスクトップで有効になっている必要がありま

す。有効になっていないと、USB デバイスがリモート デスクトップにリダイレクトされません。

これらを設定する際には、クライアント システム上で構成ファイル プロパティまたはコマンドライン オプションを

使用できます。

n 構成ファイル プロパティを使用する場合は、view.sslProtocolString および view.sslCipherString プロパ

ティを使用します。

n コマンドライン 構成オプションを使用する場合は、--sslProtocolString および --sslCipherString オプシ

ョンを使用します。

詳細については、vmware-view コマンドライン インターフェイスと構成ファイルの使用 を参照し、Horizon Client の設定およびコマンドライン オプション の表に記載されているプロパティとオプションの名前を見つけてくださ

い。

ローカル システムに送信する特定のキーおよびキーの組み合わせの

構成

Horizon Client 以降で PCoIP を使用する場合、または Horizon Client 4.0 以降で VMware Blast または PCoIP を使

用する場合は、view-keycombos-config ファイルを作成して、リモート デスクトップに転送しないようにする特

定のキーやキーの組み合わせを指定できます。

リモート デスクトップで作業するときは、一部のキーまたはキーの組み合わせをローカル クライアント システムで

処理させる方が好ましい場合があります。たとえば、特定のキーの組み合わせを使用してクライアント コンピュータ

上でスクリーン セーバーを起動できます。/etc/vmware/view-keycombos-config にあるファイルを作成し

て、キーの組み合わせと個別キーを指定できます。

次の形式を使用して、各キーまたはキーの組み合わせを新しい行に入力します。

<modName>scanCodescanCode

最初の例は、キーの組み合わせの場合を示しています。2 つ目の例は、単独のキーの場合です。scanCode 値は、16

進数のキーボード スキャン コードです。

この例では、modName は、ctrl、alt、shift、および super の 4 つの修飾子の 1 つです。super キーはキーボ

ードによって異なります。たとえば、super キーは一般的に、Microsoft Windows キーボードでは Windows キー

ですが、Mac OS X キーボードでは Command キーです。また、<any> をワイルドカードとして、modName に使

用することもできます。たとえば、<any>0x153 にすると、US キーボードの個別の Delete キーを含む、Delete キ

ーのすべての組み合わせが指定されます。modName に使用する値では、大文字と小文字が区別されません。

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キーのスキャン コードの指定

scanCode 値は 16 進数形式にする必要があります。使用するコードを判別するには、クライアント システム上の

lib/vmware/xkeymap ディレクトリ内にある、対応する言語およびキーボード固有のファイルを開きます。そのフ

ァイルに表示されているキー コードの他に、次のコードも使用できます。

表 3-6. マルチメディア キー

キー名 スキャン コード

PREVIOUS_TRACK 0x110

NEXT_TRACK 0x119

MUTE 0x120

CALCULATOR 0x121

PLAY_PAUSE 0x122

STOP 0x124

VOLUME_DOWN 0x12e

VOLUME_UP 0x130

BROWSER_HOME 0x132

BROWSER_SEARCH 0x165

BROWSER_FAVORITES 0x166

BROWSER_REFRESH 0x167

BROWSER_STOP 0x168

BROWSER_FORWARD 0x169

BROWSER_BACK 0x16A

MY_COMPUTER 0x16B

MAIL 0x16C

MEDIA_SELECT 0x16D

表 3-7. ハングルおよびハンジャ キー

キー名 スキャン コード

HANGUL_EN 0x72

HANJA_EN 0x71

HANGUL_KO 0x172

HANJA_KO 0x171

HANGUL 0xF2

HANJA 0xF1

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表 3-8. システム スリープ、ウェイク、およびパワー キー

キー名 スキャン コード

SYSTEM_SLEEP 0x15F

SYSTEM_WAKE 0x163

SYSTEM_POWER 0x15e

/etc/vmware/view-keycombos-config ファイルの内容を以下に例示します。コード コメントの先頭には # 文

字が付いています。

<ctrl>0x152 #block ctrl-insert

<alt>15 #block alt-tab

<Ctrl><Alt>0x153 #block ctrl-alt-del

<any>0x137 #block any combinations of the Print key

0x010 #block the individual Q key in a US English keyboard

#or block the individual A key in a French keyboard

0x03b #block the individual F1 key

0x04f #block the individual 1 key in a numeric keypad

FreeRDP を使用した RDP 接続

View デスクトップへの接続に VMware Blast または PCoIP ではなく RDP を使用する場合、rdesktop クライアン

ト、または Apache ライセンス下でリリースされた Remote Desktop Protocol (RDP) のオープンソース実装である

xfreerdp を選択できます。

rdesktop プログラムはすでに開発を終了しているため、FreeRDP に必要なバージョンとパッチが Linux マシンに

インストールされていれば、Horizon Client は xfreerdp 実行可能ファイルも実行できます。

重要: Microsoft RDS ホストのリモート デスクトップまたはアプリケーションに接続する場合に、そのホストで接

続デバイス数によるライセンス モードが構成されているときには、xfreerdp を使用するか、ライセンス モードを

接続ユーザー数によるモードに変更する必要があります。接続デバイス数によるライセンス モードの場合、RDP クライアントのクライアント ID を提供する必要があり、rdesktop ではその ID が提供されず、xfreerdp では提供

されるためです。

FreeRDP の正しいバージョンと適用可能なパッチをインストールしている必要があります。詳細については、

FreeRDP のインストールと構成を参照してください。

一般的な構文

構成ファイルで vmware-view コマンドライン インターフェイスまたは一部のプロパティを使用して、rdesktop

の場合と同じように xfreerdp のオプションを指定できます。

n Horizon Client で rdesktop ではなく、xfreerdp を実行するように指定するには、適切なコマンドライン オ

プションまたは構成キーを使用します。

コマンドライン オプション: --rdpclient="xfreerdp"

構成キー: view.rdpClient="xfreerdp"

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VMware, Inc. 60

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n xfreerdp プログラムに転送するためのオプションを指定するには、適切なコマンドライン オプションまたは構

成キーを使用し、FreeRDP オプションを指定します。

コマンドライン オプション: --xfreerdpOptions

構成キー: view.xfreerdpOptions

vmware-view コマンドライン インターフェイスおよび構成ファイルの詳細については、vmware-view コマンドラ

イン インターフェイスと構成ファイルの使用 を参照してください。

ネットワーク レベル認証の構文

rdesktop プログラムの構成オプションの多くは、xfreerdp プログラムの場合と同じです。1 つの大きな違いは、

xfreerdp がネットワークレベル認証 (NLA) をサポートしている点です。NLA はデフォルトでオフになります。次

の コマンドライン オプションを使用して ネットワークレベル認証をオンにする必要があります。

--enableNla

また、/cert-ignore オプションを追加して、証明書検証プロセスが正常に行われるようにする必要があります。次

に、正しい構文の例を示します。

vmware-view --enableNla --rdpclient=xfreerdp --xfreerdpOptions="/p:password /cert-ignore /u:user-

name /d:domain-name /v:server"

パスワードに特殊文字が含まれている場合は、特殊文字(\$ など)をエスケープします。

Horizon Client で FreeRDP を使用する際に固有の構文

次のガイドラインを念頭に置いてください。

n 通常は引用符で囲む特殊文字を、エスケープ文字で囲む必要があります。たとえば、「pa$$word 」の特殊文字

$ がエスケープされていないため、次のコマンドは機能しません。

(誤)vmware-view --rdpclient=xfreerdp --xfreerdpOptions="/p:'pa$$word' /u:'crt

\administrator'"

代わりに、次のようにします。

(正)vmware-view --rdpclient=xfreerdp --xfreerdpOptions="/p:'pa\$\$word' /u:'crt

\administrator'"

n エンド ユーザーが Horizon Client のセッション イン セッション実装を使用する場合は、/rfx オプションを使

用する必要があります。セッション イン セッション実装の例には、エンド ユーザーがシン クライアント上の

Horizon Client にログインして、Horizon Client インターフェイスのみが表示されるようになった後で、RDS ホストで提供されるリモート アプリケーションを使用するために、Horizon Client のネスト バージョンを起動

する例があります。このような場合、/rfx オプションを使用しないと、エンド ユーザーは、ネストされたクラ

イアントのデスクトップおよびアプリケーション選択画面のリモート デスクトップとアプリケーション アイコ

ンを表示できません。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

VMware, Inc. 61

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FreeRDP のインストールと構成

View デスクトップへの RDP 接続に FreeRDP クライアントを使用するには、Linux マシンに FreeRDP の必要なバ

ージョンが含まれている必要があります。

Ubuntu で xfreerdp に必要なパッケージのリストについては、https://github.com/FreeRDP/FreeRDP/wiki/

Compilation にアクセスしてください。

前提条件

Linux クライアント マシンで、FreeRDP 1.1.x を https://github.com/FreeRDP/FreeRDP の GitHub からダウンロ

ードします。

手順

1 次のパッチ コマンドを使用して、freerdp-1.1.0.patch というファイルを適用します。

cd /client-installation-directory/patches/FreeRDP-stable-1.1

patch -p1 < freerdp-1.1.0.patch

patch -p1 < freerdp-1.1.0-tls.patch

ここで、client-installation-directory は VMware-Horizon-View-Client-x.x.x-yyyyyy.i386 へのパス

で、x.x.x はバージョン番号、yyyyyy はビルド番号です。freerdp-1.1.0-tls.patch ファイルによって、

xfreerdp で TLSv1.2 接続が有効になります。VMware Horizon Client for Linux をインストールしている場

合、freerdp-1.1.0.patch ファイルと freerdp-1.1.0-tls.patch ファイルは、/usr/share/doc/

vmware-horizon-client/patches ディレクトリに置かれます。freerdp-1.1.0.patch ファイルの詳

細については、同じ client-installation-directory/patches ディレクトリ内の README.patches

ファイルを参照してください。

2 次のコマンドを実行します。

cmake -DWITH_SSE2=ON -DWITH_PULSEAUDIO=ON -DWITH_PCSC=ON -DWITH_CUPS=ON .

3 次のコマンドを実行します。

make

4 次のコマンドを実行すると、実行 PATH のディレクトリのビルド xfreerdp バイナリがインストールされるた

め、Horizon Client が xfreerdp の実行によってプログラムを実行可能になります。

sudo make install

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VMware, Inc. 62

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5 (オプション) 仮想印刷モジュールが適切にロードできることを確認します。

a tprdp.so が FreeRDP 1.1 でロードできることを確認するには、次のコマンドを実行します。

sudo ln -s /usr/lib/vmware/rdpvcbridge/tprdp.so /usr/local/lib/i386-linux-gnu/freerdp/tprdp-

client.so

b 仮想印刷機能が有効化された Horizon Client を起動するには、次のコマンドを実行します。

vmware-view --rdpclient=xfreerdp --xfreerdpOptions='/cert-ignore /vc:tprdp'

注: VMware Blast または PCoIP を使用すると、仮想印刷機能を使用できます。

FIPS 互換モードの有効化

FIPS (Federal Information Processing Standard) 互換モードを有効にして、クライアントがリモート デスクトッ

プとの通信に FIPS 準拠の暗号化アルゴリズムを使用するようにできます。

注: FIPS 互換モードでは、Horizon Client for Linux が FIPS 140-2 準拠の暗号モジュールを実装します。このモ

ジュールは、CMVP 証明書 #2839 に記載されている動作環境で検証され、このプラットフォームに移植されました。

ただし、VMware の NIST CAVP および CMVP 証明書に新しい動作環境を追加するための CAVP および CMVP テス

ト要件は、プロダクト ロードマップに従って完了します。

重要: FIPS 互換モードをクライアントで有効にする場合、リモート デスクトップでも FIPS 互換モードを有効にし

ておく必要があります。クライアントだけ、またはデスクトップだけで FIPS 互換モードが有効である、混在モード

は、サポートされません。

FIPS 互換モードを有効にするには、次のように構成を変更します。

1 /etc/vmware/config を編集して、次の行を追加します。

usb.enableFIPSMode = "TRUE"

mks.enableFIPSMode = “TRUE”

2 /etc/vmware/view-mandatory-config を編集して、次の行を追加します。

View.fipsMode = ”TRUE”

3 /etc/teradici/pcoip_admin.conf を編集して、次の行を追加します。

pcoip.enable_fips_mode = 1

PCoIP クライアントサイド イメージ キャッシュの構成

PCoIP クライアントサイド イメージ キャッシングでは、再転送を回避するためにイメージコンテンツをクライアン

トに保存します。この機能は、帯域幅の使用を減らすためにデフォルトで有効化されます。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

VMware, Inc. 63

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PCoIP イメージ キャッシュは、一時的なものと同様、空間的冗長性をキャプチャします。たとえば、PDF ドキュメ

ントをスクロールダウンすると、ウィンドウの下部から新しいコンテンツが表示され、一番古いコンテンツはウィン

ドウのトップから表示されなくなります。他のコンテンツはすべて変わらず、上に移動します。PCoIP イメージ キャ

ッシュは、この空間的で時間的な冗長性を検出できます。

スクロールの間、クライアント デバイスに送られたディスプレイ情報は、主として、かなりの大きさの帯域幅を保存

するイメージ キャッシュを使用しているキャッシュ インデックスのシーケンスです。このように効率的なスクロー

ルは、LAN 上、WAN を介する場合のいずれもメリットがあります。

n LAN 上では、帯域幅は比較的制約がありませんが、クライアントサイド イメージ キャッシングを使用しており、

かなりの大きさの帯域幅を節約できます。

n WAN を介して、利用可能な帯域幅の制限内に抑える場合、クライアントサイドのキャッシングを使用しないと、

スクロールのパフォーマンスが低下します。この状況では、クライアントサイドのキャッシングにより帯域幅を

節約でき、スムーズで高感度なスクロール体験が可能になります。

この機能はデフォルトで有効化されるため、以前に転送した表示部分がクライアントに保存されます。デフォルトで

はキャッシュ サイズは 250 MB です。キャッシュサイズが大きくなるほど帯域幅の使用は少なくなりますが、クライ

アント上でより多くのメモリが必要になります。キャッシュサイズを小さくするには、帯域幅の使用を多くする必要

があります。たとえば、メモリをほとんど搭載していないシン クライアントでは、必要なキャッシュ サイズが比較

的少なくなります。

構成プロパティの設定

キャッシュ サイズを構成するときは、pcoip.image_cache_size_mb プロパティを設定することができます。たとえ

ば、次の設定ではキャッシュ サイズが 50MB に構成されます。

pcoip.image_cache_size_mb = 50

イコール(=)記号の前後にスペースを使用します。

使用可能なメモリの量の半分より小さい数値を指定した場合、その数に最も近い 10 の倍数に丸められます。最小値

は 50 です。50 未満の値は無視されます。

使用可能なメモリの量の半分より大きい数値を指定した場合、使用可能なメモリの量の半分の値に設定され、最も近

い 10 の倍数に丸められます。

このプロパティは、複数あるファイルのうちどれでも設定することができます。Horizon Client が起動するときに、

この設定は、次の順序に従ってさまざまな場所で処理されます。

1 /etc/teradici/pcoip_admin_defaults.conf

2 ~/.pcoip.rc

3 /etc/teradici/pcoip_admin.conf

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設定が複数の場所で定義されている場合、使用される値は、読み取られた最後のファイルの値になります。

注: 次のプロパティを設定して、イメージ キャッシュが作動していることを視覚的に示すことができます。

pcoip.show_image_cache_hits = 1

この構成では、イメージ キャッシュにあるイメージに含まれるすべてのタイル(32 x 32 ピクセル)の周囲に、四角

形が表示されます。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

VMware, Inc. 65

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リモート デスクトップ/公開アプリケーションとの接続の管理 4エンドユーザーは、Horizon Client を使用してサーバに接続し、リモート デスクトップにログインまたはログアウ

トしたり、公開アプリケーションを使用できます。トラブルシューティングを目的として、エンド ユーザーは公開デ

スクトップやアプリケーションを再起動したり、リセットすることができます。

ポリシーの設定方法によっては、エンド ユーザーはリモート デスクトップや公開アプリケーションで多くの操作を

実行できるようになります。

この章には、次のトピックが含まれています。

n リモート デスクトップまたは公開アプリケーションへの接続

n 非認証アクセスを使用した公開アプリケーションへの接続

n クライアント ドライブのリダイレクトによるローカル フォルダおよびドライブへのアクセス共有

n Horizon Client の証明書検証モードの設定

n リモート デスクトップまたは公開アプリケーションの切り替え

n ログオフまたは切断

リモート デスクトップまたは公開アプリケーションへの接続

サーバにログインすると、使用を許可されているリモート デスクトップおよび公開アプリケーションに接続できま

す。

エンド ユーザーがリモート デスクトップおよびアプリケーションにアクセスする前に、クライアント デバイスから

リモート デスクトップまたはアプリケーションに接続できることをテストします。サーバを指定し、ユーザー アカ

ウントの認証情報を入力する必要があります。

リモート アプリケーションを使用するには、Connection Server 6.0 以降に接続する必要があります。

前提条件

n ユーザー名とパスワード、RSA SecurID ユーザー名とパスコード、RADIUS 認証情報、スマート カード個人識

別番号 (PIN) などのログイン認証情報を取得します。

n ログイン用の NETBIOS ドメイン名を取得します。例として、mycompany.com ではなく mycompany を使用し

てください。

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n 管理タスクの実行については、 Horizon Client 向けの Connection Server の準備で説明しています。

n 企業のネットワークの外部から VPN 接続でリモート デスクトップおよび公開アプリケーションにアクセスする

必要がある場合には、クライアント デバイスが VPN 接続を使用するように設定され、その接続が有効になって

いることを確認します。

n リモート デスクトップまたは公開アプリケーションへのアクセスを提供するサーバの完全修飾ドメイン名

(FQDN) があることを確認します。サーバ名ではアンダースコア (_) はサポートされません。ポートが 443 でない場合、ポート番号も必要です。

n RDP 表示プロトコルを使用してリモート デスクトップに接続する予定である場合は、AllowDirectRDP エージ

ェント グループ ポリシーが有効になっていることを確認します。詳細については、Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成を参照してください。

手順

1 ターミナル ウィンドウを開いて vmware-view と入力するか、[VMware Horizon Client] のアプリケーション

を探してそのアイコンをダブルクリックします。

2 RSA SecurID の認証情報または RADIUS の認証証明書の入力を求められた場合、認証情報を入力して [ログイ

ン] をクリックします。

3 ユーザー名とパスワードの入力を要求されたら、Active Directory 認証情報を入力します。

a 少なくとも 1 台のデスクトップまたはアプリケーション プールを使用する資格が付与されているユーザー

のユーザー名とパスワードを入力します。

[ドメイン] ドロップダウン メニューが無効になっている場合、domain\username または

[email protected] のようにユーザー名を入力する必要があります。

b (オプション) [ドメイン] ドロップダウン メニューからドメインの値を選択します。

c [ログイン] をクリックします。

4 (オプション) リモート デスクトップの表示設定を行うには、リモート デスクトップのアイコンを右クリックし

て [設定] を選択します。

オプション アクション

表示プロトコルの選択 Horizon 管理者が許可している場合、[接続方法] ドロップダウン メニューから表示プロトコル

を選択できます。

VMware Blast を使用するには、Horizon Agent 7.0 以降をインストールする必要がありま

す。

表示レイアウトの選択 [表示] ドロップダウン メニューを使用して、ウィンドウ サイズを選択するか複数のモニターを

使用します。

5 (オプション) リモート デスクトップまたは公開アプリケーションをお気に入りとしてマークするには、リモー

ト デスクトップまたは公開アプリケーション アイコンを右クリックして、表示されるコンテキスト メニューか

ら [お気に入りとしてマーク] を選択します。

リモート デスクトップまたは公開アプリケーション名の右上隅に、星アイコンが表示されます。次回ログインす

るときには、[お気に入りを表示] ボタンをクリックして、このアプリケーションまたはデスクトップを素早く見

つけることができます。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

VMware, Inc. 67

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6 リモート デスクトップまたはアプリケーションをダブルクリックして、接続します。

Microsoft RDS ホスト上でホストされているセッション ベースのリモート デスクトップに接続しようとしてお

り、デスクトップが別の表示プロトコルを使用するようにすでに設定されている場合、すぐには接続できません。

設定されているプロトコルを使用するか、またはリモート オペレーティング システムからログオフして、選択

したプロトコルで接続が行われるようにするかの選択を求められます。

接続した後、クライアント ウィンドウが表示されます。

Connection Server への認証に失敗した場合、またはクライアントがリモート デスクトップまたはアプリケーショ

ンに接続できない場合は、以下の手順を実行します。

n Connection Server 用のセキュリティ証明書が正常に動作していることを確認します。正常に動作していない

場合は、Horizon Console で、デスクトップの View Agent または Horizon Agent が到達不能になる場合もあ

ります。これらは、証明書の問題によって発生する二次的な接続の問題の現象です。

n Connection Server インスタンスで設定されているタグがこのユーザーからの接続を許可していることを確認

します。Horizon 7 での公開されたデスクトップとアプリケーションのセットアップドキュメントを参照して

ください。

n ユーザーがこのデスクトップまたはアプリケーションにアクセスする資格を付与されていることを確認します。

Horizon 7 での公開されたデスクトップとアプリケーションのセットアップまたは Horizon 7 での仮想デスク

トップのセットアップを参照してください。

n RDP 表示プロトコルを使用してリモート デスクトップに接続する場合は、リモート オペレーティング システム

でリモート デスクトップ接続が許可されていることを確認します。

非認証アクセスを使用した公開アプリケーションへの接続

Horizon Client で非認証アクセスを使用して公開アプリケーションに接続できます。

エンド ユーザーが非認証アクセスを使用して公開アプリケーションにアクセスする前に、非認証アクセス ユーザー

アカウントを使用してクライアント デバイスから公開アプリケーションに接続できることをテストします。

前提条件

n Horizon 7 バージョン 7.1 以降の Connection Server で非認証アクセスが構成されていることを確認します。

n Horizon Console で、非認証アクセス ユーザーが作成されていることを確認します。デフォルトの非認証ユー

ザーが唯一の非認証アクセス ユーザーである場合、Horizon Client はデフォルトのユーザーで Connection Server に接続します。

手順

1 ターミナル ウィンドウを開いて vmware-view と入力するか、[VMware Horizon Client] のアプリケーション

を探してそのアイコンをダブルクリックします。

2 Horizon Client のホーム画面で、メニュー バーから [ファイル] > [認証されていないアクセスを使用して匿名ロ

グイン] を選択します(選択されていない場合)。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

VMware, Inc. 68

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3 非認証アクセスのために構成された Connection Server に接続します。

n 必要なサーバがまだ追加されていない場合は、[+ サーバの追加] ボタンをダブルクリックするか、メニュー

バーの [新規サーバ] ボタンをクリックします。次に、Connection Server またはセキュリティ サーバの名

前を入力して、[接続] をクリックします。

n 必要なサーバが Horizon Client のホーム画面に表示されている場合は、サーバのアイコンを右クリックし、

コンテキスト メニューから [接続] を選択します。

ログイン ダイアログ ボックスが表示される前に、確認する必要があることを知らせるメッセージが表示されま

す。

4 [サーバ ログイン] ダイアログ ボックスで、使用する非認証アクセス アカウントを指定します。

a 既存の非認証アクセス アカウントのドロップダウン メニューからユーザー アカウントを選択します。

デフォルトのユーザー アカウントの横には (デフォルト) と表示されます。

b (オプション)サーバに次回ログインするときに [サーバ ログイン] ボックスをバイパスする場合は、[常にこ

のアカウントを使用] をクリックします。

c [OK] をクリックします。

アプリケーション選択ウィンドウが表示され、非認証アクセス アカウントの使用が許可されている公開アプリケ

ーションが表示されます。

注: 以前、非認証アクセスのログイン セッションで [常にこのアカウントを使用] オプションを選択している場

合、現在の非認証アクセス セッションで使用するアカウントを確認するようには求められません。このオプショ

ンを選択解除するには、Horizon Client のホーム画面でサーバのアイコンを右クリックし、コンテキスト メニ

ューから [保存されている認証されていないアクセス アカウントの削除] を選択します。

5 アプリケーションを起動するには、アプリケーション アイコンをダブルクリックします。

アプリケーション ウィンドウが表示されます。

6 アプリケーションの使用が終了したら、アプリケーションを終了します。

[セッションから切断しますか] ダイアログ ボックスが表示され、サーバから切断するかどうかが確認されます。

Horizon 管理者によって指定されたセッション タイムアウトに達すると、セッションはサーバから自動的に切断され

ます。

クライアント ドライブのリダイレクトによるローカル フォルダおよ

びドライブへのアクセス共有

クライアント ドライブ リダイレクト機能を使用すると、ローカル クライアント システムのフォルダとドライブをリ

モート デスクトップや公開アプリケーションと共有できます。

共有ドライブには、マッピングされたドライブおよび USB ストレージ デバイスを含めることができます。

クライアント ドライブ リダイレクト機能は、Microsoft OneDrive、Google Drive、企業のファイル ストレージの

共有をサポートしていません。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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Windows リモート デスクトップで、共有フォルダおよびドライブは、Windows オペレーティング システムのバー

ジョンに応じて [PC] フォルダまたは [コンピュータ] フォルダに表示されます。Notepad などの公開アプリケーシ

ョンでは、共有フォルダまたはドライブ内のファイルを参照したり開いたりすることができます。

クライアント ドライブ リダイレクト機能を使用するには、次のライブラリ ファイルをインストールする必要があり

ます。いくつかのシン クライアント マシンでは、これらのライブラリ ファイルはデフォルトでインストールされな

い場合があります。

n libsigc-2.0.so.0

n libglibmm-2.4.so.1

クライアント ドライブ リダイレクトの設定は、すべてのリモート デスクトップと公開アプリケーションに適用され

ます。

前提条件

フォルダおよびドライブをリモート デスクトップまたは公開アプリケーションと共有するには、Horizon 管理者がク

ライアント ドライブのリダイレクト機能を有効にする必要があります。このタスクでは、エージェントの [クライア

ント ドライブ リダイレクト] オプションを有効にします。ポリシーの設定またはレジストリの設定を行って、クライ

アント ドライブ リダイレクトの動作を制御することも含まれる場合があります。詳細については、Horizon 7 での

リモート デスクトップ機能の構成を参照してください。

Horizon Agent 7.9 以降では、[Vid/Pid デバイスを含める] と [Vid/Pid デバイスを除外する] グループ ポリシー設定

を使用して、特定のベンダー ID と製品 ID を持つデバイスのフォルダをリダイレクトの対象にしたり、リダイレクト

から除外できます。詳細については、Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成を参照してください。

手順

1 [設定] ダイアログ ボックスを開き、[共有する] パネルを表示します。

オプション 説明

デスクトップとアプリケーションの選択ウィ

ンドウから

リモート デスクトップまたは公開アプリケーション アイコンを右クリックして、[設定] を選択

して、[共有する] をクリックします。または、メニュー バーから [接続] - [設定] を選択して、

[共有する] をクリックします。

リモート デスクトップまたは公開アプリケー

ションに接続したときに表示される [共有す

る] ダイアログ ボックスから

ホーム ディレクトリを共有するには [許可] を、共有しない場合は [拒否] をクリックします。

リモート デスクトップから メニュー バーから [接続] - [設定] を選択して、[共有する] をクリックします。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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2 クライアント ドライブ リダイレクト設定を構成します。

オプション アクション

特定のフォルダまたはドライブを、リモート

デスクトップおよび公開アプリケーションと

共有する

[追加] ボタンをクリックし、共有するフォルダまたはドライブを参照して選択し、[OK] をクリ

ックします。

注: USB リダイレクト機能で USB デバイスがリモート デスクトップまたは公開アプリケー

ションにすでに接続している場合、この USB デバイスでフォルダを共有することはできませ

ん。

特定のフォルダまたはドライブの共有を停止

する

フォルダ リストでフォルダまたはドライブを選択し、[削除] ボタンをクリックします。

リモート デスクトップおよび公開アプリケー

ションからホーム ディレクトリのファイルへ

のアクセスを許可します。

[次のホーム フォルダを共有:] home-directory チェック ボックスをオンにします。

リモート デスクトップと公開アプリケーショ

ンで USB ストレージ デバイスを共有する

[リムーバブル ストレージへのアクセスを許可] チェック ボックスをオンにします。クライア

ント ドライブ リダイレクト機能により、クライアント システムに挿入されているすべての

USB ストレージ デバイス、および FireWire と Thunderbolt で接続されているすべての外部

ドライブが自動的に共有されます。共有する特定のデバイスを選択する必要はありません。

注: リモート デスクトップまたは公開アプリケーションに USB リダイレクト機能ですでに

接続されている USB ストレージ デバイスは共有されません。

このチェック ボックスがオフの場合、USB リダイレクト機能を使用して、USB ストレージ デバイスをリモート デスクトップや公開アプリケーションに接続できます。

リモート デスクトップまたは公開アプリケー

ションへの接続時に [共有する] ダイアログ ボックスを表示しない

[デスクトップやアプリケーションに接続するときにダイアログを表示しない] チェック ボッ

クスをオンにします。

このチェック ボックスをオフにすると、リモート デスクトップや公開アプリケーションに最初

に接続したときに [共有する] ダイアログ ボックスが表示されます。たとえば、サーバにログイ

ンしてリモート デスクトップに接続すると、[共有する] ダイアログ ボックスが表示されます。

さらに、別のリモート デスクトップまたは公開アプリケーションに接続すると、ダイアログ ボックスは表示されなくなります。もう一度ダイアログ ボックスを表示するには、サーバから切

断して再度ログインする必要があります。

次のステップ

リモート デスクトップまたは公開アプリケーションで共有フォルダを表示できることを確認してください。

n Windows オペレーティング システムのバージョンに応じて、Windows リモート デスクトップでエクスプロー

ラーを開いて [PC] フォルダを検索するか、Windows エクスプローラーを開いて [コンピューター] フォルダを

検索します。

n 公開アプリケーションで、[ファイル] - [開く] の順に選択するか、[ファイル] - [名前を付けて保存] の順に選択し

てフォルダまたはドライブに移動します。

共有に選択したフォルダとドライブには、次のような命名規則が使用されます。

命名規則 例

desktop-name の folder-name JSMITH-W03 の jsmith

folder-name (drive-number:) jsmith (Z:)

desktoptop-name (drive-number:) の folder-name JSMITH-W03 (Z:) の jsmith

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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Horizon Agent のバージョンによっては、リダイレクトされたフォルダに 2 つのエントリがあります。たとえば、

Windows 10 では、[デバイスとドライブ] と [ネットワークの場所] の 2 つがあります。両方のエントリが同時に表

示される場合もあります。すべてのボリューム ラベル(A: から Z: まで)が使用済みの場合、リダイレクトされたフ

ォルダのエントリは 1 つだけになります。

構成ファイルの編集によるフォルダの共有

[設定] ダイアログ ボックスからフォルダを共有する他に、構成ファイルを編集してフォルダを共有することもできま

す。

手順

1 次の場所に存在していない場合、config という名前の構成ファイルを作成します。

n $HOME/.vmware/

n /usr/lib/vmware/

n /etc/vmware/

2 共有する各フォルダについて、次の行を追加します。

tsdr.share=フォルダのパス

たとえば、フォルダ / および /home/user1 を共有するには、ファイル /etc/vmware/config を作成して、

次の行を追加します。

tsdr.share=/

tsdr.share=/home/user1

構成ファイルで共有されるフォルダは、[設定] ダイアログの [共有する] ペインには表示されません。構成ファイルを

編集して、フォルダの共有を停止したり、他のフォルダを共有したりできます。

Horizon Client の証明書検証モードの設定

Horizon Client とサーバ間の接続でサーバ証明書が確認されます。証明書は、デジタル形式の識別情報で、パスポー

トや運転免許証のような役割を果たします。

サーバ証明書の確認では、以下のことが確認されます。

n 証明書の目的は、送信側の ID 検証やサーバ通信の暗号化以外にあるか。つまり、証明書のタイプは正しいか。

n 証明書は期限切れになっているか、また有効なのは未来のみか。つまり、証明書はコンピュータの時刻に応じて

有効になっているか。

n 証明書上の共通名は、それを送信するサーバのホスト名と一致しているか。ロード バランサが Horizon Client を、Horizon Client で入力したホスト名と一致しない証明書を持つサーバにリダイレクトした場合、不一致が発

生する可能性があります。クライアントにホスト名ではなく IP アドレスを入力した場合でも、不一致の原因とな

る可能性があります。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

VMware, Inc. 72

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n 不明なまたは信頼されていない証明機関(CA)によって署名された証明書か。自己署名された証明書は、信頼さ

れていない CA の証明書タイプの 1 つです。チェックをパスするには、証明書のトラスト チェーンが、デバイス

のローカル証明書ストアでルートになっている必要があります。

ユーザーが Linux クライアント システムにインストールできる自己署名付ルート証明書を配布する情報については、

Ubuntu のドキュメントを参照してください。

Horizon Client は、クライアント システムの /etc/ssl/certs ディレクトリに保存されている PEM 形式の証明書

を使用します。この場所に保存されているルート証明書をインポートする情報については、https://help.ubuntu.com/community/OpenSSL のドキュメントに記載されている「Importing a Certificate into the System-Wide Certificate Authority Database(システム全体の証明機関データベースへの証明書のインポート)」

を参照してください。

Horizon 管理者が許可している場合、証明書確認モードを設定することができます。証明書検証モードを設定するに

は、Horizon Client を起動し、メニュー バーから [ファイル] - [環境設定] の順に選択します。次のいずれかのオプシ

ョンを選択できます。

n [信頼が確認されていないサーバには絶対に接続しない]。この設定は、証明書の確認に失敗した場合にサーバに

接続できないことを意味します。失敗したチェックは、エラー メッセージに一覧表示されます。

n [信頼されていないサーバに接続する前に警告する]。この設定は、サーバが自己署名証明書を使用しているため

に証明書の確認に失敗したときに、[続行] をクリックして警告を無視できることを意味します。自己署名証明書

の場合、Horizon Client に入力したサーバ名と証明書名が一致する必要はありません。証明書が期限切れの場合

でも、警告を受信します。

n [サーバ ID 証明書を検証しない]。この設定は、証明書確認が実行されないことを示します。

デフォルトの証明書確認モードを設定すると、エンド ユーザーによる Horizon Client での変更を防ぐことができま

す。詳細については、エンド ユーザーの証明書確認モードの設定を参照してください。

SSL プロキシ サーバの使用

SSL プロキシ サーバを使用してクライアント環境からインターネットに送信されたトラフィックを検査する場合は、

[SSL プロキシ経由の接続を許可] の設定を有効にします。この設定を使用すると、Blast Secure Gateway とセキュ

アなトンネル接続で SSL プロキシ サーバ経由のセカンダリ接続の証明書確認を許可できます。SSL プロキシ サーバ

を使用して証明書確認を有効にしても、[SSL プロキシ経由の接続を許可] の設定を有効にしないと、サムプリントが

一致しないため接続が失敗します。[サーバ ID 証明書を確認しない] オプションを有効にすると、[SSL プロキシ経由

の接続を許可] の設定は使用できません。[サーバ ID 証明書を確認しない] オプションを有効にすると、Horizon Client は証明書またはサムプリントを検証せず、SSL プロキシが常に許可されます。

プロキシ サーバ経由での VMware Blast 接続を許可する方法については、VMware Blast オプションの構成を参照し

てください。

リモート デスクトップまたは公開アプリケーションの切り替え

リモート デスクトップに接続している場合は、別のリモート デスクトップに切り替えることができます。また、リ

モート デスクトップに接続している間は、公開アプリケーションに接続することもできます。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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手順

u 同じサーバまたは異なるサーバからリモート デスクトップまたはアプリケーションを選択します。

オプション アクション

同じサーバの異なるデスクトップまたはアプ

リケーションを選択する

次のいずれかのアクションを実行します。

n リモート デスクトップにログインし、クライアントですでに実行している別のリモート デスクトップやアプリケーションに切り替える場合は、[表示] メニューでデスクトップまた

はアプリケーションを選択します。

n リモート デスクトップやアプリケーションにログインし、実行していない別のデスクトッ

プやアプリケーションに切り替える場合は、メニュー バーから [ファイル] - [デスクトップ

とアプリケーションのリストに戻る] を選択し、選択ウィンドウからデスクトップまたは

アプリケーションを起動します。

n デスクトップとアプリケーションの選択ウィンドウで、他のデスクトップやアプリケーシ

ョンを表すアイコンをダブルクリックします。このデスクトップやアプリケーションは新

しいウィンドウを開くので、複数のウィンドウを開き、ウィンドウ間で切り替えることが

できます。

異なるサーバの異なるデスクトップまたはア

プリケーションを選択する

次のいずれかのアクションを実行します。

n 現在のデスクトップやアプリケーションを開いたまま別のサーバのリモート デスクトッ

プやアプリケーションにも接続する場合は、Horizon Client の新しいインスタンスを開始

して別のデスクトップやアプリケーションに接続します。

n 現在のデスクトップを終了して別のサーバのデスクトップに接続する場合は、[デスクトッ

プ セレクタ] ウィンドウに移動し、ウィンドウの左上隅にある [切断] アイコンをクリック

して、サーバからログオフすることを確認します。現在のサーバおよび開いているデスク

トップまたはアプリケーションのセッションが切断されます。これで異なるサーバに接続

できます。

ログオフまたは切断

ログオフせずにリモート デスクトップから切断すると、リモート デスクトップ内のアプリケーションは開いたまま

になります。サーバから切断し、公開アプリケーションを実行したままにすることもできます。

リモート デスクトップを開いていなくても、リモート デスクトップのオペレーティング システムからログオフでき

ます。この機能は、リモート デスクトップに Ctrl + Alt + Del を送信してから [ログオフ] をクリックするのと同じ結

果になります。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

VMware, Inc. 74

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手順

u ログオフせずに切断する。

オプション アクション

Horizon Client も終了する ウィンドウの隅にある [閉じる] ボタンをクリックするか、メニュー バーの [ファイル] - [終了] を選択します。

同じサーバの異なるリモート デスクトップを

選択する

メニュー バーから [デスクトップ] - [切断] を選択します。

異なるサーバのリモート デスクトップを選択

する

メニュー バーから [ファイル] - [サーバから切断] を選択します。

注: Horizon 管理者は、切断時に自動的にログオフするようにリモート デスクトップを設定できます。その場

合、リモート デスクトップで開いているアプリケーションは停止します。

u リモート デスクトップからログオフして切断する。

オプション アクション

リモート デスクトップから Windows の[スタート]メニューを使用してログオフします。

メニュー バーから [デスクトップ] - [切断してログオフ] を選択します。

この手順を使用すると、リモート デスクトップで開いているファイルが保存されずに終了しま

す。

u リモート デスクトップが開いていないときにログオフします。

a デスクトップ ショートカットがあるホーム画面から、デスクトップを選択し、メニュー バーから [デスクト

ップ] - [ログオフ] を選択します。

b 入力を要求されたら、リモート デスクトップにアクセスするための認証情報を入力します。

この手順を使用すると、リモート デスクトップで開いているファイルが保存されずに終了します。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

VMware, Inc. 75

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Linux システムでの Microsoft Windows デスクトップまたはアプリケーションの使用

5Horizon Client for Linux は、使い慣れた個人用のデスクトップとアプリケーション環境を提供します。エンド ユー

ザーは、各自のローカル コンピュータに接続された USB デバイスやその他のデバイスにアクセスしたり、ローカル

コンピュータで検出できる任意のプリンタにドキュメントを送信したり、スマート カードで認証したり、複数のディ

スプレイ モニターを使用したりできます。

この章には、次のトピックが含まれています。

n Linux クライアントの機能サポート一覧

n 利用可能な言語

n キーボードとモニター

n USB デバイスの接続に USB リダイレクトを使用する

n スキャナの使用

n Web カメラとマイクでリアルタイム オーディオ ビデオ機能を使用

n セッション共同作業機能の使用

n 公開アプリケーションの複数セッション モードの有効化

n シームレス ウィンドウ機能の使用

n 公開アプリケーションへのドキュメントの保存

n リモート デスクトップからの印刷

n テキストのコピーおよび貼り付け

n リモート デスクトップでの相対マウス機能の有効化

n シリアル ポート リダイレクトの使用

Linux クライアントの機能サポート一覧

エンド ユーザーにどの表示プロトコルと機能を使用できるようにするかを計画する場合、以下の情報を使用して、ど

のクライアント OS がこの機能をサポートするかを判断します。

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Page 77: VMware Horizon Client for Linux のインストールと …...VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド このVMware Horizon Client for

表 5-1. Windows 仮想デスクトップでサポートされる機能

機能

Windows 7 デスクトッ

Windows 8.x デスクト

ップ

Windows 10 デスクトッ

Windows Server 2008/2012 R2、Windows Server 2016 または

Windows Server 2019 デスクトップ

USB リダイレクト X X X X

リアルタイム オーディオビデオ

(RTAV)X X X X

スキャナ リダイレクト X X X X

シリアル ポート リダイレクト X X

RDP 表示プロトコル X X X X

PCoIP 表示プロトコル X X X X

VMware Blast 表示プロトコル X X X X

個人設定管理

Windows Media MMR X X X

HTML5 マルチメディア リダイ

レクト

X X X X

ロケーション ベースの印刷 X X X X

仮想印刷 X X X X

VMware Integrated Printing X X X X

スマート カード X X X X

RSA SecurID または RADIUS X X X X

シングル サインオン X X X X

複数のモニター X X X X

クライアント ドライブ リダイレ

クト

X X X X

Windows Server 2016 デスクトップでは、Horizon Agent 7.0.2 以降が必要です。

VMware Blast を使用するには、Horizon Agent 7.0 以降が必要です。

HTML5 マルチメディア リダイレクトを使用するには、Horizon Agent 7.3.2 以降(Chrome の場合)または Horizon Agent 7.5 以降(Edge の場合)が必要です。

RDS ホストで公開されたデスクトップの機能サポート

RDS ホストは、Windows リモート デスクトップ サービスと View Agent または Horizon Agent がインストール

されたサーバ コンピュータです。RDS ホスト上のリモート デスクトップ セッションは複数のユーザーによる同時

利用が可能です。RDS ホストには物理マシンまたは仮想マシンのいずれかを使用できます。

注: 次の表には、サポートされている機能のみが記載されています。View Agent の最小バージョンを指定するテ

キストがある場合、「以降」というテキストは、Horizon Agent7.0.x 以降を含むことを示します。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

VMware, Inc. 77

Page 78: VMware Horizon Client for Linux のインストールと …...VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド このVMware Horizon Client for

表 5-2. RDS ホストでサポートされる機能

機能

Windows Server 2008 R2 RDS ホスト

Windows Server 2012 R2 RDS ホスト

Windows Server 2016 RDS ホスト

Windows Server 2019 RDS ホスト

RSA SecurID または

RADIUSX X Horizon Agent 7.0.2 以降 Horizon Agent 7.7 以降

シリアル ポート リダイ

レクト

Horizon Agent 7.6 以降 Horizon Agent 7.6 以降 Horizon Agent 7.6 以降

スマート カード X X Horizon Agent 7.0.2 以降 Horizon Agent 7.7 以降

シングル サインオン X X Horizon Agent 7.0.2 以降 Horizon Agent 7.7 以降

RDP 表示プロトコル X X Horizon Agent 7.0.2 以降 Horizon Agent 7.7 以降

PCoIP 表示プロトコル X X Horizon Agent 7.0.2 以降 Horizon Agent 7.7 以降

VMware Blast 表示プロ

トコル

Horizon Agent 7.0 以降

Horizon Agent 7.0 以降 Horizon Agent 7.0.2 以降 Horizon Agent 7.7 以降

HTML Access X

(仮想マシン専用)

X

(仮想マシン専用)

Horizon Agent 7.0.2 以降 Horizon Agent 7.7 以降

Windows Media MMR X X Horizon Agent 7.0.2 以降 Horizon Agent 7.7 以降

HTML5 マルチメディア

リダイレクト

Horizon Agent 7.3.2 以降

Horizon Agent 7.3.2 以降

Horizon Agent 7.3.2 以降 Horizon Agent 7.3.2 以降

USB リダイレクト X Horizon Agent 7.0.2 以降 Horizon Agent 7.7 以降

クライアント ドライブの

リダイレクト

X X Horizon Agent 7.0.2 以降 Horizon Agent 7.7 以降

仮想印刷 View Agent 6.2.x から Horizon Agent 7.6

(仮想マシンのみ)

Horizon Agent 7.7 以降(仮想マシンと物理

マシン)

View Agent 6.2.x から

Horizon Agent 7.6(仮想

マシンのみ)

Horizon Agent 7.7 以降

(仮想マシンと物理マシ

ン)

Horizon Agent 7.0.2 から

Horizon Agent 7.6(仮想マ

シンのみ)

Horizon Agent 7.7 以降(仮

想マシンと物理マシン)

Horizon Agent 7.7 以降

VMware Integrated Printing

Horizon Agent7.9 以降

Horizon Agent7.9 以降 Horizon Agent7.9 以降 Horizon Agent7.9 以降

ロケーション ベースの印

View Agent 6.2.x から Horizon Agent 7.6

(仮想マシンのみ)

Horizon Agent 7.7 以降(仮想マシンと物理

マシン)

View Agent 6.2.x から

Horizon Agent 7.6(仮想

マシンのみ)

Horizon Agent 7.7 以降

(仮想マシンと物理マシ

ン)

Horizon Agent 7.0.2 から

Horizon Agent 7.6(仮想マ

シンのみ)

Horizon Agent 7.7 以降(仮

想マシンと物理マシン)

Horizon Agent 7.7 以降

複数のモニター X X Horizon Agent 7.0.2 以降 Horizon Agent 7.7 以降

リアルタイム オーディオ

ビデオ (RTAV)Horizon Agent 7.0.2 以降

Horizon Agent 7.0.2 以降

Horizon Agent 7.0.3 以降 Horizon Agent 7.7 以降

各ゲスト OS でサポートされるエディションについては、Horizon 7 のインストールを参照してください。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

VMware, Inc. 78

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固有機能の制限事項

Horizon Client for Linux を使用する Windows デスクトップでサポートされている機能には、以下の制限がありま

す。

表 5-3. 固有機能の要件

機能 要件

リアルタイム オーディオビデオ VMware Blast または PCoIP 表示プロトコルが必要です。

Windows Server 2008 R2 デスク

トップ、RDS デスクトップ(仮想マ

シン RDS ホスト)およびリモート アプリケーションの仮想印刷とロケー

ション ベースの印刷

VMware Blast または PCoIP 表示プロトコルが必要です。

VMware Integrated Printing Horizon Agent 7.9 以降が必要です。

HTML5 マルチメディア リダイレク

VMware Blast または PCoIP 表示プロトコルが必要です。

USB リダイレクト VMware Blast または PCoIP 表示プロトコルが必要です。

スキャナ リダイレクト VMware Blast または PCoIP 表示プロトコルが必要です。

注: Horizon Client を使用すると、リモート デスクトップだけでなく、リモートの Windows ベースのアプリケ

ーションにも安全にアクセスできます。Horizon Client でアプリケーションを選択すると、ローカル クライアント

デバイス上でそのアプリケーションのウィンドウが開きます。アプリケーションは、まるでローカルにインストール

されているかのように動作します。

注: シン クライアント デバイスのベンダーとモデル、企業が選択した設定により、デバイスで使用可能な機能が決

まります。シン クライアントのベンダーとモデルの詳細については、『VMware 互換性ガイド』を参照してくださ

い。このドキュメントは、http://www.vmware.com/resources/compatibility/search.php?deviceCategory=vdm にあります。

上記の機能の詳細および制限事項については、『Horizon 7 プランニング ガイド』を参照してください。

Linux デスクトップでサポートされる機能

Linux ゲスト OS がサポートされています。サポートされている最新の Linux オペレーティング システムと機能に

ついては、『Horizon 7 for Linux デスクトップのセットアップ』ドキュメントを参照してください。

利用可能な言語

ユーザー インターフェイスとドキュメントは、英語、日本語、フランス語、ドイツ語、簡体字中国語、繁体字中国

語、韓国語、およびスペイン語で利用可能です。

キーボードとモニター

リモート デスクトップでは、複数のモニターとすべてのタイプのキーボードを使用できます。特定の設定を実行する

と、最高のユーザー エクスペリエンスを実現できます。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

VMware, Inc. 79

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複数のモニターを使用する場合のベストプラクティス

以下は、リモート デスクトップで複数のモニターを正しく使うための推奨事項です。

n プライマリ モニターを最下部の左端のモニターとして定義します。

n Xinerama を有効にします。Xinerama を有効にしないと、プライマリ ディスプレイが正しく特定されないこと

があります。

n 最上部の左端のモニターにメニュー バーが表示されます。たとえば、2 台のモニターを並べ、左のモニターの上

部が右のモニターの上部よりも低い場合、右のモニターが最上部の左端のモニターになるため、メニュー バーは

右のモニターに表示されます。

n 十分なビデオ RAM がある場合、最大 4 台のモニターを使用できます。

Ubuntu クライアント システムで 3 台以上のモニターにリモート デスクトップを表示するには、

kernel.shmmax を適切に設定する必要があります。次の公式を使用します。

最高水平解像度 X 最高垂直解像度 X モニターの最大数 X 4

たとえば、kernel.shmmax を 65536000 に手動で設定すれば、2560x1600 の画面解像度で 4 つのモニターを

使用できるようになります。

n Horizon Client は、Horizon Client の起動時に使用中のモニター設定を使用します。モニターをランドスケー

プからポートレート モードに変更したり、Horizon Client の実行中にクライアント システムに追加モニターを

接続する場合、Horizon Client を再起動して新しいモニター設定を使用する必要があります。

Horizon Client は以下のモニター設定をサポートします。

n 2 台のモニターを使用する場合、同じモードにする必要はありません。たとえば、外部モニター接続されている

ノートパソコンを使用している場合、外部モニターはポートレート モードまたはランドスケープ モードにでき

ます。

n Horizon Client 4.0 以前のバージョンで 3 台以上のモニターを使用する場合、モニターが同じモードで同じ画面

解像度である必要があります。つまり、3 台のモニターを使用する場合、3 台すべてのモニターはポートレート

モードまたはランドスケープ モードのどちらかにし、同じ画面解像度を使用する必要があります。

n 2 台のモニターを使用している場合に限り、モニターは、並べるか 2 つずつ重ねるか、または縦に重ねることが

できます。

n VMware Blast または PCoIP 表示プロトコルを使用している状況ですべてのモニターを使用することを指定す

る場合は、使用する隣接したモニターのサブセットを指定できます。このためには、[デスクトップ選択] ウィン

ドウでデスクトップを右クリックし、[表示] ドロップダウン メニューから [全画面表示 - すべてのモニター] を選

択し、使用するモニターをクリックして選択します。

注: Ubuntu クライアント システムを使用している場合は、最上部の左端のモニターをモニターの 1 台として

選択する必要があります。たとえば、4 台のモニターが存在し、2 台ずつ重ねている場合、上部の 2 台のモニタ

ーか左端の 2 台のモニターを選択する必要があります。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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スクリーン解像度

画面解像度を設定する際は、以下のガイドラインを考慮に入れます。

n セカンダリ モニター上でリモート デスクトップを開き、そのモニター上で画面解像度を変更すると、リモート

デスクトップはプライマリ モニターに移動します。

n 2 台のモニターを使用する場合は、PCoIP により、モニターごとに最大 2560 x 1600 の解像度で各モニターを個

別に調節できます。3 台以上のモニターを使用する場合は、同じ画面解像度を使用する必要があります。

n VMware Blast 表示プロトコルまたは PCoIP 表示プロトコルでは、リモート デスクトップの 4K (3840 x 2160) の画面解像度がサポートされます。サポートされる 4K ディスプレイの数は、デスクトップ仮想マシンのハード

ウェア バージョンと Windows のバージョンによって異なります。

ハードウェア バージョン Windows バージョン サポートされる 4K ディスプレイの数

10(ESXi 5.5.x 互換) 7、8、8.x、10 1

11(ESXi 6.0 互換) 7

(3D レンダリング機能が無効で、Windows Aero が無効の場合)

3

11 7

(3D レンダリング機能が有効の場合)

1

11 8、8.x、10 1

13、14 7、8、8.x、10

(3D レンダリング機能が有効の場合)

1

13、14 7、8、8.x、10 4

最高のパフォーマンスを得るために、2 GB の RAM と 2 個の vCPU がある仮想マシンを推奨します。この機能

では、ネットワーク遅延が小さく、パッケージ損失率が低く、1000 Mbps のバンド幅が確保されるような良好

なネットワーク環境が求められる場合があります。

注: リモート デスクトップの画面解像度が 3840 x 2160 (4K) に設定されると、画面上の項目が小さく表示さ

れる場合があり、リモート デスクトップの [画面の解像度] ダイアログ ボックスを使用してテキストやその他の

項目を大きくできない場合があります。

n RDP を使用して複数のモニターを使用する場合、各モニターの解像度は個別に調節できません。

キーボードの制限

通常、リモート デスクトップと物理コンピュータのいずれを使用しても、キーボードの動作は同じです。以下は、発

生する可能性のある制限のリストです。ただし、周辺機器のタイプおよびクライアント システム上のソフトウェアに

より異なります。

n PCoIP 表示プロトコルを使用していて、クライアント システムが使用しているキーボード マップ(たとえば、

日本語キーボードやドイツ語キーボード)をリモート デスクトップが検出するようにする場合は、Horizon Agent に GPO を設定する必要があります。View PCoIP セッション変数 ADM テンプレート ファイルの一部

として使用できる「[PCoIP ユーザー デフォルト入力言語の同期をオンにする]」ポリシーを使用します。詳細に

ついては、『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成』を参照してください。

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n マルチメディア キーボードのマルチメディア キーの一部が動作しない場合があります。たとえば、Music キー

と My Computer キーは動作しない可能性があります。

n RDP を使用してデスクトップに接続し、Fluxbox ウィンドウ マネージャを使用している場合、リモート デスク

トップでスクリーン セーバーが動作していると、一定の時間アイドル状態が続いた後、キーボードが動作を停止

する可能性があります。

使用するウィンドウ マネージャに関係なく、リモート デスクトップでスクリーン セーバーをオフにし、スリー

プ タイマーを指定しないことをおすすめします。

ディスプレイのスケーリング機能の使用

視覚障害者向けの画面や 4K モニターなどの高解像度画面を使用しているユーザーは、通常、クライアント システム

で 100% より大きい DPI (Dots Per Inch) を設定してスケーリングを有効にしています。DPI の設定では、テキスト、

アプリケーション、アイコンのサイズを制御します。DPI を低く設定すると小さく表示され、高く設定すると大きく

表示されます。リモート デスクトップは、ディスプレイ スケーリング機能によってクライアント コンピュータのス

ケーリング設定に対応し、通常サイズで表示されます。

注: DPI スケーリング機能は Raspberry Pi デバイスでサポートされておらず、公開アプリケーションで動作しませ

ん。

複数のモニターがある環境で、画面スケーリング機能を使用しても、Horizon Client がサポートするモニター数や最

大解像度は影響を受けません。画面スケーリングが許可され使用されている場合、システムの DPI 設定を基準にスケ

ーリングされます。

この手順では、設定ファイルの 1 つを使用して、すべてのリモート デスクトップでディスプレイのスケーリングを有

効または無効にする方法を説明します。

手順

1 テキスト エディタで ~/.vmware/view-preferences、/etc/vmware/view-default-config また

は /etc/vmware/view-mandatory-config 設定ファイルを開きます。

2 view.enableDisplayScaling 構成キーを設定します。

値を "TRUE" または "FALSE" に設定します。この設定を "FALSE" に設定すると、すべてのリモート デスクト

ップでディスプレイのスケーリング機能が無効になります。この設定を行わないか、"TRUE"(デフォルト)に

設定すると、すべてのリモート デスクトップでディスプレイのスケーリングが有効になります。

3 変更内容を保存し、ファイルを閉じます。

DPI 同期の使用

DPI 同期機能により、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションの DPI 設定とクライアント システムの

DPI 設定が確実に一致します。

注: DPI 同期機能は、Raspberry Pi デバイスでサポートされていません。

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DPI 同期機能とディスプレイのスケーリング機能の両方が有効になっている場合、一度に有効になるのはいずれかの

機能だけです。DPI 同期がまだ有効になっていない場合にのみ(つまり、リモート デスクトップの DPI 設定とクライ

アント システムの DPI 設定が一致する前)、ディスプレイのスケーリングは実行され、DPI 設定が一致するとディス

プレイのスケーリングは実行されなくなります。

DPI 同期機能は、[DPI 同期] エージェント グループ ポリシー設定で有効または無効にします。この機能は、デフォル

トで有効になっています。DPI 同期を使用すると、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションに接続したと

きに、クライアント コンピュータの DPI 値に合わせてリモート セッションの DPI 値が変更されます。DPI 同期機能

には、Horizon Agent 7.0.2 以降が必要です。

[DPI 同期] グループ ポリシー設定だけでなく、[接続ごとの DPI の同期] エージェント グループ ポリシー設定も有効

にした場合、リモート デスクトップに再接続したときに DPI 同期がサポートされます。デフォルトでは、この機能は

無効になっています。接続ごとの DPI の同期機能には、Horizon Agent 7.8 以降が必要です。

[DPI 同期] と [接続ごとの DPI の同期] グループ ポリシー設定の詳細については、Horizon 7 でのリモート デスクト

ップ機能の構成 を参照してください。

仮想デスクトップの場合、DPI 同期機能は次のゲスト OS に対応します。

n 32 ビットまたは 64 ビットの Windows 7

n 32 ビットまたは 64 ビットの Windows 8.x

n 32 ビットまたは 64 ビットの Windows 10

n デスクトップとして構成されている Windows Server 2008 R2

n デスクトップとして構成されている Windows Server 2012 R2

n デスクトップとして構成されている Windows Server 2016

n デスクトップとして構成されている Windows Server 2019

公開デスクトップおよび公開アプリケーションでは、DPI 同期機能は次の RDS ホストでサポートされます。

n Windows Server 2012 R2

n Windows Server 2016

n Windows Server 2019

仮想デスクトップの場合、接続ごとの DPI の同期機能は次のゲスト OS に対応します。

n Windows 10 バージョン 1607 以降

n デスクトップとして構成されている Windows Server 2016 以降

接続ごとの DPI の同期機能は、公開デスクトップまたは公開アプリケーションでサポートされていません。

DPI 同期機能を使用するときのヒントを、次に説明します。

n クライアント システムで DPI 設定を変更しても、リモート デスクトップの DPI 設定が変わらない場合は、ログ

アウトしてから再度ログインして、クライアント システムの新しい DPI 設定を Horizon Client に認識させま

す。

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n DPI 設定が 100 パーセント以上になっているクライアント システムでリモート セッションを開始してから、

100 パーセント以上の異なる DPI 設定になっている別のクライアント システムで同じセッションを使用する場

合、2 番目のクライアント システムで DPI を同期するには、2 番目のクライアント システムでログアウトしてか

らリモート セッションに再度ログインします。

n Horizon 管理者が、Horizon Agent の [DPI 同期] グループ ポリシー設定の値を変更する場合、新しい設定を有

効にするためにログアウトしてからもう一度ログインする必要があります。

公開アプリケーションを表示する特定のモニターの選択

公開アプリケーション ウィンドウを表示するモニターを選択できます。たとえば、3 台のモニターがある場合、公開

アプリケーション ウィンドウを 2 台のモニターにのみ表示するように指定できます。

最大で 4 台のモニターを並べて選択できます。モニターは横または縦に並べて配置できます。たとえば、モニターを

2 台ずつ 2 列に配置できます。

注: 4K ディスプレイの場合、次の制限があります。

n RDS ホストで公開されたアプリケーションの場合、最大で 4 台のモニターを並べて選択できます。

n RDS でホストされたデスクトップで公開されたアプリケーションの場合、最大で 3 台のモニターを並べて選択で

きます。

手順

1 Horizon Client を起動し、サーバに接続します。

2 デスクトップとアプリケーションの選択ウィンドウの右上隅で、[設定] ボタン(歯車のアイコン)をクリックし

ます。

3 [設定] ダイアログ ボックスの左ペインで、[アプリケーション] を選択します。

クライアント システムに現在接続されているモニターのサムネイルが、[表示設定] に表示されます。表示トポロ

ジは、クライアント システムの表示設定と一致します。

4 公開アプリケーションを表示するモニターを選択するか、選択解除するには、サムネイルをクリックします。

モニターを選択すると、サムネイルの色が変わります。ディスプレイの選択ルールに違反すると、警告メッセー

ジが表示されます。

USB デバイスの接続に USB リダイレクトを使用する

USB リダイレクト機能を使用すると、小型のフラッシュ ドライブなど、ローカルで接続された USB デバイスをリモ

ート デスクトップまたは公開アプリケーションで使用できます。

USB リダイレクト機能を使用すると、ローカルのクライアント システムに接続されているほとんどの USB デバイス

が Horizon Client のメニューで使用できるようになります。デバイスの接続や接続解除にもこのメニューを使用で

きます。

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公開デスクトップまたはアプリケーションで使用する場合、ローカルで接続された USB サム フラッシュ ドライブと

ハード ディスクをリダイレクトできます。Horizon Agent 7.0.2 以降では、公開されたデスクトップおよびアプリケ

ーションは、TOPAZ 署名パッド、Olympus ディクテーション用フット ペダル、Wacom 署名パッドなどの一般的

な USB デバイスをサポートできます。セキュリティ ストレージ ドライブや USB CD-ROM ドライブなど、他の種類

の USB デバイスは公開デスクトップおよびアプリケーションではサポートされていません。

リモート デスクトップや公開アプリケーションへの USB デバイスの接続は、手動でも自動でも行うことができます。

重要: この手順では、Horizon Client を使用してリモート デスクトップまたは公開アプリケーションに USB デバ

イスを自動接続する方法について説明しています。さらに、構成ファイルの使用、またはグループ ポリシーの作成に

より USB リダイレクトを構成できます。構成ファイルの使用に関する詳細については、6 章 Client での USB リダイ

レクトの構成 を参照してください。グループ ポリシーの作成についての詳細は、『Horizon 7 でのデスクトップおよ

びアプリケーション プールの設定』を参照してください。

前提条件

n リモート デスクトップや公開アプリケーションで USB デバイスを使用するには、Horizon 管理者側で USB 機能

を有効にしておく必要があります。

このタスクには、Horizon Agent の USB リダイレクト コンポーネントのインストールが含まれ、USB リダイレ

クトに関するポリシー設定が含まれる場合もあります。詳細については、『Horizon 7 でのリモート デスクトッ

プ機能の構成』のドキュメントおよび『USB 構成プロパティの設定』を参照してください。

n USB リダイレクト コンポーネントを Horizon Client にインストールする必要があります。このコンポーネン

トをインストールに含めていなかった場合、クライアントをアンインストールして、もう一度インストーラを実

行し、USB リダイレクト コンポーネントを追加します。

n USB リダイレクトの制限事項 を確認してください。

手順

u 手動で USB デバイスをリモート デスクトップに接続します。

a USB デバイスをローカル クライアント システムに接続します。

b Horizon Client メニュー バーから [USB デバイスの接続] をクリックします。

c USB デバイスを選択します。

デバイスは手動でローカル システムからリモート デスクトップにリダイレクトされます。

u USB デバイスを公開アプリケーションに接続します。

a デスクトップおよびアプリケーションの選択ウィンドウで、リモート アプリケーションを開きます。

アプリケーションの名前は、管理者がアプリケーションに構成した名前です。

b デスクトップおよびアプリケーションの選択ウィンドウで、アプリケーション アイコンを右クリックし、[設定] を選択します。

c 左側のペインで、[USB デバイス] を選択します。

d 右側のペインで、USB デバイスを選択し、[接続] をクリックします。

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e アプリケーションを選択し、[OK] をクリックします。

注: リストのアプリケーション名は、アプリケーション自体から取得されるため、デスクトップおよびア

プリケーションの選択ウィンドウに表示されるように管理者が構成したアプリケーション名と一致していな

い場合があります。

これで、リモート アプリケーションで USB デバイスを使用できるようになりました。アプリケーションを

閉じても、USB デバイスはすぐに解放されません。

f アプリケーションの使用が終了したら、ローカル システムからアクセスできるように USB デバイスを解放

します。デスクトップとアプリケーションの選択ウィンドウで、[設定] ウィンドウを再度開き、[USB デバ

イス] を選択して [切断] を選択します。

u Horizon Client の起動時に USB デバイスがリモート デスクトップに自動的に接続されるように Horizon Client を構成します。

このオプションはデフォルトで選択されています。

a USB デバイスを接続する前に、Horizon Client を起動してリモート デスクトップに接続します。

b Horizon Client メニュー バーから [USB デバイスの接続] をクリックします。

c [起動時に自動接続] を選択します。

d USB デバイスを挿入し、Horizon Client を再起動します。

Horizon Client を起動した後にローカル システムに接続する USB デバイスは、リモート デスクトップにリダイ

レクトされます。Horizon Client を起動した後にローカル システムに接続する USB デバイスは、リモート デス

クトップにリダイレクトされます。

u ローカル システムに USB デバイスを接続したときに、それらが自動的にリモート デスクトップに接続されるよ

うに Horizon Client を構成します。

Android ベースの Samsung スマートフォンおよびタブレットなど、MTP ドライバを使用するデバイスを接続

するには、このオプションを有効にします。このオプションはデフォルトで選択されています。

a USB デバイスを接続する前に、Horizon Client を起動してリモート デスクトップに接続します。

b Horizon Client メニュー バーから [USB デバイスの接続] をクリックします。

c [挿入時に自動接続] を選択します。

d USB デバイスを接続します。

Horizon Client を起動した後にローカル システムに接続する USB デバイスは、リモート デスクトップにリダイ

レクトされます。

さらに、設定ファイル オプションの view.usbAutoConnectAtStartup と view.usbAutoConnectOnInsert を使用

して、USB デバイスの自動接続を設定できます。詳細については、Horizon Client の設定およびコマンドライン オプション。

数分経過しても、USB デバイスがリモート デスクトップまたは公開アプリケーションに表示されない場合は、デバ

イスを一度クライアント コンピュータから取り外し、再度、挿入してみてください。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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次のステップ

USB のリダイレクトで問題がある場合、『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成』の USB リダイレクト

のトラブルシューティングについてのトピックを参照してください。

USB リダイレクトの制限事項

USB リダイレクト機能には、特定の制限があります。

n Horizon Client のメニューから USB デバイスにアクセスして、リモート デスクトップでそのデバイスを使用し

ているとき、ローカル コンピュータ上ではそのデバイスにアクセスできません。

n キーボードやポインティング デバイスなどのヒューマン インターフェイス デバイスを含め、メニューには表示

されないが、リモート デスクトップには表示される USB デバイス。リモート デスクトップとローカル コンピュ

ータは、これらのデバイスを同時に使用します。これらのデバイスとのやりとりは、ネットワーク遅延のため低

速になる場合があります。

n 大容量 USB ディスク ドライブは、リモート デスクトップに表示されるまでに数分かかる場合があります。

n USB デバイスによっては特定のドライバが必要になります。必要なドライバがまだリモート デスクトップにイ

ンストールされていない場合、USB デバイスをリモート デスクトップに接続するとドライバのインストールを

求められます。

n Android ベースの Samsung 製スマート フォンやタブレットなどの MTP ドライバを使用する USB デバイスを

接続する場合には、USB デバイスをリモート デスクトップに自動接続するように Horizon Client を設定する必

要があります。そうしないと、メニュー項目を使用して USB デバイスを手動でリダイレクトしようとしても、

デバイスを取り外して接続し直さない限りリダイレクトできません。

n [USB デバイスを接続] メニューを使用してスキャナを接続しないでください。スキャナ デバイスを使用するに

は、スキャナ リダイレクト機能を使用します。この機能は、Horizon Client を Horizon Agent 7.8 以降と併用

する場合に使用できます。スキャナの使用を参照してください。

n USB オーディオ デバイスのリダイレクトは、ネットワークの状態に依存し、信頼できません。一部のデバイス

では、アイドル状態のときでさえ、高いデータ スループットが必要です。オーディオ入力デバイスと出力デバイ

スは、リアルタイム オーディオビデオ機能で適切に動作します。これらのデバイスに対する USB リダイレクト

を使用する必要はありません。

n 管理者ユーザーとして接続する場合を除き、公開デスクトップでは、リダイレクトされた USB ドライブをフォ

ーマットできません。

注: USB イーサネット デバイス、タッチ画面デバイスなどの USB デバイスをリモート デスクトップや公開アプリ

ケーションにリダイレクトしないでください。USB イーサネット デバイスをリダイレクトすると、クライアント システムはネットワーク接続を失います。タッチ画面デバイスをリダイレクトすると、リモート デスクトップまたは公

開アプリケーションではタッチ入力は受け付けますが、キーボード入力は受け付けません。リモート デスクトップや

公開アプリケーションを USB デバイスと自動接続する設定を行っている場合は、特定のデバイスを除外するポリシ

ーを設定できます。『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成』ドキュメントの「USB デバイスのフィルタ

ポリシー設定の構成」を参照してください。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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スキャナの使用

スキャナ リダイレクト機能を使用すると、ローカル クライアント システムに接続されているスキャナを使用して、

リモート デスクトップの情報をスキャンできます。リモート デスクトップのインターフェイスでオプションを選択

して、スキャナの設定を制御できます。この機能は、USB リダイレクトを使用して達成できるよりも大幅に低いバン

ド幅でスキャン データをリダイレクトします。

スキャナ リダイレクトでは、SANE インターフェイス規格と互換性のあるスキャン デバイスがサポートされます。ロ

ーカル クライアント システムに SANE スキャナ デバイス ドライバがインストールされている必要があります。リ

モート デスクトップにスキャナ デバイス ドライバをインストールする必要はありません。

スキャナ リダイレクト機能は、webcam デバイスをサポートしていません。リアルタイム オーディオ ビデオ機能を

使用して Web カメラをリダイレクトすることをお勧めします。

注: WIA (Windows Image Acquisition) 規格をサポートするアプリケーションからスキャンすると、リモート デスクトップへのスキャナ リダイレクトが機能しません。スキャナ リダイレクトを使用するには、TWAIN 規格をサポ

ートするアプリケーションからスキャンしてください。

Horizon 管理者がスキャナ リダイレクト機能を設定していて、ユーザーが VMware Blast 表示プロトコルまたは

PCoIP 表示プロトコルを使用している場合は、ローカル クライアント システムに接続されたスキャナをリモート デスクトップで使用できます。

重要: Horizon Client の [USB デバイスを接続] メニューから、スキャナを接続しないでください。パフォーマン

スが不安定になります。

スキャン データがリモート デスクトップにリダイレクトされているとき、ローカル クライアント コンピュータ上で

はスキャナにアクセスできません。逆に言えば、スキャナがローカル クライアント コンピュータで使用中であれば、

リモート デスクトップでそのスキャナにアクセスできません。

注: デフォルトでは、ローカル クライアント コンピュータでスキャナを USB ポートに接続すると、Horizon Client が USB リダイレクトによりスキャン データをリモート デスクトップに送信します。スキャナ リダイレクトでデー

タを送信するには、スキャン デバイスを除外するように USB リダイレクト ポリシーを設定します。詳細について

は、USB 構成プロパティの設定を参照してください。

Horizon 管理者は、[VMware Horizon スキャナ リダイレクトの環境設定] ダイアログ ボックスで使用可能なオプシ

ョンを制御するようにグループ ポリシー設定を使用できます。詳細については、Horizon 7 でのリモート デスクト

ップ機能の構成を参照してください。

注: Horizon 管理者が特定のスキャナを使用するようにスキャナ リダイレクトを設定していて、そのスキャナを使

用できない場合、スキャナ リダイレクトは機能しません。

スキャナ リダイレクト機能の使用のヒント

n スキャナ リダイレクトの設定を変更するには、リモート デスクトップのシステム トレイまたは通知領域にある

スキャナ アイコン( )をクリックします。

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スキャナまたはシリアル ポート サービスが開始しない場合は、ローカル クライアント システムを再起動しま

す。

注: スキャナ アイコンをクリックしたときに表示されるメニューを使用する必要はありません。スキャナ リダ

イレクトは何も設定しなくても機能します。表示されたメニューにスキャナがない場合は、ローカル クライアン

ト システムに互換性のないスキャナが接続されています。スキャナ アイコンが表示されていない場合は、リモ

ート デスクトップでスキャナ リダイレクト機能が無効になっているか、インストールされていません。この機

能をサポートしていないローカル クライアント システムにはスキャナ アイコンも表示されません。

n スキャン アプリケーションでスキャン ダイアログ ボックスが表示されない場合に TWAIN スキャン プロパティ

のダイアログボックスを表示するには、スキャナ アイコンのメニューで [環境設定] オプションをクリックし、

[TWAIN スキャンのプロパティ ダイアログを強制表示] チェックボックスをクリックします。

n VMware Virtual nnn スキャナではなく、実際のスキャナ名を表示するには、スキャナ アイコンのメニューで

[環境設定] オプションをクリックし、[TWAIN スキャナにベンダー定義の名前を使用] チェックボックスを選択

します。

n イメージ圧縮を制御するオプションを選択する場合、またはデフォルト スキャナの選択方法を設定する場合は、

スキャナ アイコンのメニューで [環境設定] オプションをクリックし、[圧縮] または [デフォルト] タブを選択し

ます。

n ほとんどのスキャナではスキャナ設定ダイアログ ボックスがデフォルトで表示されますが、表示されないスキャ

ナもあります。設定オプションを表示しないスキャナでは、スキャナ アイコン メニューの [環境設定] オプショ

ンを使用して、[[スキャナ設定] ダイアログを常に表示] オプションを選択できます。

n リモート デスクトップで TWAIN スキャナのプロパティ ダイアログ ボックスを表示するには、スキャナ アイコ

ンのメニューで [環境設定] オプションをクリックし、[エージェント ([VMware スキャン プロパティ]ダイアロ

グ)] チェックボックスを選択します。Horizon Client for Linux は、[クライアント (サポートされている場合は、

[ネイティブ スキャン プロパティ] ダイアログ)] オプションをサポートしていません。

n サイズが大きすぎるイメージのスキャンや解像度が高すぎるスキャンは機能しない場合があります。この場合

は、スキャンの進行状況のインジケータがフリーズしたり、スキャナ アプリケーションが予期せず終了したりす

ることがあります。リモート デスクトップを最小化すると、解像度が高すぎることを通知するエラー メッセー

ジがローカル クライアント システムに表示される場合があります。この問題を解決するには、解像度を下げる

かイメージをより小さいサイズにトリミングしてから、スキャンをやり直します。

Web カメラとマイクでリアルタイム オーディオ ビデオ機能を使用

リアルタイム オーディオビデオ機能を使用すれば、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションでローカル

クライアント システムの Web カメラまたはマイクを使用できます。リアルタイム オーディオビデオは、標準の会議

アプリケーションやブラウザ ベースのビデオ アプリケーションと互換性があります。標準の Web カメラ、オーディ

オ USB デバイス、アナログ オーディオ入力をサポートします。

フレーム レートと画像解像度の構成など、エージェント マシンでリアルタイム オーディオ ビデオ機能を設定する方

法については、『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成』を参照してください。

注: この機能は、サードパーティ ベンダーによって提供される Horizon Client for Linux のバージョン、または

VMware 製品ダウンロード Web サイトから入手できる Horizon Client ソフトウェアでのみ使用できます。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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Web カメラでリアルタイム オーディオ ビデオ機能を使用できる条件

Horizon 管理者がリアルタイム オーディオ ビデオ機能を設定している場合、リモート デスクトップまたは公開アプ

リケーションで組み込みの Web カメラまたはクライアント コンピュータに接続している Web カメラを使用できま

す。Skype、Webex、または Google ハングアウトなどの会議アプリケーションで Web カメラを使用できます。

Skype、Webex、または Google ハングアウトなどのアプリケーションをリモート デスクトップで設定するときに、

アプリケーションのメニューから入力および出力デバイスを選択できます。

リモート デスクトップまたは公開アプリケーションの場合、アプリケーションでリダイレクトされる Web カメラは

VMware 仮想 Web カメラという名前になります。

多くのアプリケーションでは、入力デバイスを選択する必要はありません。

クライアント コンピュータが Web カメラを使用している場合、リモート セッションでは同時に使用できません。ま

た、リモート セッションで Web カメラを使用している場合、クライアント コンピュータで同時に使用できません。

重要: エンドユーザーが USB Web カメラを使用している場合には、USB リダイレクトでデバイスを自動的に転送

するようにクライアントを設定しないでください。Web カメラが USB リダイレクトによって接続すると、パフォー

マンスが低下してビデオ チャットが困難になります。

複数の Web カメラがローカル クライアント コンピュータに接続されている場合、リモート セッションで優先的に

使用する Web カメラを設定できます。

Linux クライアント システムでのデフォルトのマイクロフォンの選択

クライアント システムに複数のマイクがある場合、1 つだけがリモート デスクトップで使用されます。デフォルトで

使用するマイクロフォンを指定するために、クライアント システムの [サウンド] コントロールを使用できます。

リアルタイム オーディオ ビデオ機能を使用すれば、オーディオ入力デバイスおよびオーディオ出力デバイスは USB リダイレクトを使用せずに動作し、必要となるネットワーク帯域幅の量は大幅に削減されます。アナログ オーディオ

入力デバイスもサポートされます。

この手順では、クライアント システムのユーザー インターフェイスからデフォルトのマイクロフォンを選択する方

法について説明します。管理者が構成ファイルを編集して、優先するマイクロフォンを構成することもできます。

Linux クライアント システムで優先する Web カメラまたはマイクロフォンの選択を参照してください。

前提条件

n USB マイクロフォンまたは他のタイプのマイクロフォンがインストールされ、クライアント システムで動作で

きる状態であることを確認します。

n リモート デスクトップ用に VMware Blast 表示プロトコルまたは PCoIP 表示プロトコルを使用していることを

確認します。

手順

1 Ubuntu グラフィカル ユーザー インターフェイスで、[システム] - [プリファレンス] - [サウンド] の順に選択し

ます。

または、画面の上にあるツール バーの右側の [サウンド] アイコンをクリックします。

2 [Sound Preferences] ダイアログ ボックスの [入力] タブをクリックします。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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3 優先するデバイスを選択して [閉じる] をクリックします。

Linux クライアント システムで優先する Web カメラまたはマイクロフォンの選択

リアルタイム オーディオ ビデオ機能があり、クライアント システムに複数の Web カメラとマイクがある場合、1 台の Web カメラと 1 台のマイクだけをリモート デスクトップで使用できます。優先する Web カメラとマイクロフ

ォンを指定するには、構成ファイルを編集します。

優先する Web カメラまたはマイクロフォンは、使用できる場合はリモート デスクトップで使用され、使用できない

場合は他の Web カメラまたはマイクロフォンが使用されます。

リアルタイム オーディオ ビデオ機能を使用すれば、Web カメラ、オーディオ入力デバイスおよびオーディオ出力デ

バイスは、USB リダイレクトを使用せずに動作し、必要となるネットワーク バンド幅量は大幅に削減されます。ア

ナログ オーディオ入力デバイスもサポートされます。

/etc/vmware/config ファイルにプロパティを設定し、優先するデバイスを指定するには、特定のフィールドの値

を確定する必要があります。これらのフィールドの値については、ログ ファイルを検索できます。

n Web カメラについては、rtav.srcWCamId プロパティを Web カメラの UserId フィールドの値に設定し、

rtav.srcWCamName プロパティを Web カメラの Name フィールドの値に設定します。

rtav.srcWCamName プロパティには、rtav.srcWCamId プロパティよりも高い優先度が設定されています。

両方のプロパティでは、同じ Web カメラが指定されるはずです。これらのプロパティが異なる Web カメラを

指定する場合、rtav.srcWCamName が存在する場合、このプロパティによって指定される Web カメラが使用

されます。このプロパティが存在しない場合、rtav.srcWCamId によって指定される Web カメラが使用され

ます。両方の Web カメラが見つからない場合、デフォルトの Web カメラが使用されます。

n オーディオ デバイスの場合、rtav.srcAudioInId プロパティを Pulse Audio device.description フィ

ールドの値に設定します。

前提条件

優先する Web カメラ、優先するマイクロフォン、または両方のいずれを構成するかに応じて、所定の準備作業を実

行します。

n USB webcam がインストールされ、クライアント システムで動作できる状態であることを確認します。

n USB マイクロフォンまたは他のタイプのマイクロフォンがインストールされ、クライアント システムで動作で

きる状態であることを確認します。

n リモート デスクトップ用に VMware Blast 表示プロトコルまたは PCoIP 表示プロトコルを使用していることを

確認します。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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Page 92: VMware Horizon Client for Linux のインストールと …...VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド このVMware Horizon Client for

手順

1 クライアントを起動し、Web カメラまたはマイクロフォンのアプリケーションを開始して、カメラ デバイスま

たはオーディオ デバイスの一覧がクライアント ログに出力されるようにします。

a 使用する Web カメラまたはオーディオ デバイスを接続します。

b vmware-view コマンドを使用して Horizon Client を起動します。

c 呼び出しを開始し、その後呼び出しを停止します。

このプロセスでログ ファイルが作成されます。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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2 Web カメラまたはマイクロフォンというログのエントリを探します。

a テキスト エディタでデバッグ ログ ファイルを開きます。

リアルタイム オーディオ ビデオのログ メッセージが出力されるログ ファイルは、/tmp/vmware-

<username>/vmware-RTAV-<pid>.log に保存されています。クライアント ログは、/tmp/vmware-

<username>/vmware-view-<pid>.log に保存されています。

b ログ ファイルを検索して、接続されている Web カメラおよびマイクロフォンを参照しているログ ファイル

のエントリを探します。

Web カメラを抽出する例を以下に示します。

main| I120: RTAV: static void VideoInputBase::LogDevEnum() - 3 Device(s) found

main| I120: RTAV: static void VideoInputBase::LogDevEnum() - Name=UVC Camera (046d:0819)

UserId=UVC Camera (046d:0819)#/sys/devices/pci0000:00/0000:00:1a.7/usb1/1-3/1-3.4/1-3.4.5

SystemId=/dev/video1

main| I120: RTAV: static void VideoInputBase::LogDevEnum() - Name=gspca main driver

UserId=gspca main driver#/sys/devices/pci0000:00/0000:00:1a.7/usb1/1-3/1-3.4/1-3.4.7

SystemId=/dev/video2

main| I120: RTAV: static void VideoInputBase::LogDevEnum() -

Name=Microsoft® LifeCam HD-6000 for Notebooks UserId=Microsoft® LifeCam HD-6000 for

Notebooks#/sys/devices/pci0000:00/0000:00:1a.7/usb1/1-3/1-3.6 SystemId=/dev/video0

main| W110: RTAV: static bool AudioCaptureLin::EnumCaptureDevices(MMDev::DeviceList&) -

enumeration data unavailable

オーディオ デバイスとそれぞれの現在のオーディオ レベルを抽出する例を以下に示します。

vthread-18| I120: RTAV: bool AudioCaptureLin::TriggerEnumDevices() - Triggering enumeration

vthread-18| I120: RTAV: static void AudioCaptureLin::PulseAudioGetSourceCB(pa_context*, const

pa_source_info*, int, void*) - PulseAudio Get Source (idx=1 'alsa_output.usb-

Logitech_Logitech_USB_Headset-00-Headset.analog-stereo.monitor' 'Monitor of Logitech USB

Headset Analog Stereo')

vthread-18| I120: RTAV: static void AudioCaptureLin::PulseAudioGetSourceCB(pa_context*, const

pa_source_info*, int, void*) - channel:0 vol:65536

vthread-18| I120: RTAV: static void AudioCaptureLin::PulseAudioGetSourceCB(pa_context*, const

pa_source_info*, int, void*) - channel:1 vol:65536

vthread-18| I120: RTAV: static void AudioCaptureLin::PulseAudioGetSourceCB(pa_context*, const

pa_source_info*, int, void*) - PulseAudio Get Source (idx=2 'alsa_input.usb-

Logitech_Logitech_USB_Headset-00-Headset.analog-mono' 'Logitech USB Headset Analog Mono')

vthread-18| I120: RTAV: static void AudioCaptureLin::PulseAudioGetSourceCB(pa_context*, const

pa_source_info*, int, void*) - channel:0 vol:98304

vthread-18| I120: RTAV: static void AudioCaptureLin::PulseAudioGetSourceCB(pa_context*, const

pa_source_info*, int, void*) - PulseAudio Get Source (idx=3 'alsa_output.usb-

Microsoft_Microsoft_LifeChat_LX-6000-00-LX6000.analog-stereo.monitor' 'Monitor of Microsoft

LifeChat LX-6000 Analog Stereo')

vthread-18| I120: RTAV: static void AudioCaptureLin::PulseAudioGetSourceCB(pa_context*, const

pa_source_info*, int, void*) - channel:0 vol:65536

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選択したデバイスのいずれかのソース オーディオ レベルが PulseAudio 基準を満たしていない場合 (ソー

スが 100% (0dB) に設定されていない場合)、または選択したソース デバイスがミュートになっている場合

は、以下の警告が表示されます。

vthread-18| I120: RTAV: static void AudioCaptureLin::PulseAudioSourceInfoCB(pa_context*,

const pa_source_info*, int, void*) - Note, selected device channel volume: 0: 67%

vthread-18| I120: RTAV: static void AudioCaptureLin::PulseAudioSourceInfoCB(pa_context*,

const pa_source_info*, int, void*) - Note, selected device channel is muted

3 デバイスの記述をコピーし、それを利用して /etc/vmware/config ファイルに正しくプロパティを設定しま

す。

Web カメラの例では、Microsoft® LifeCam HD-6000 for Notebooks と Microsoft® LifeCam

HD-6000 for Notebooks#/sys/devices/pci0000:00/0000:00:1a.7/usb1/1-3/1-3.6 をコピー

して、優先される Web カメラとして Microsoft の Web カメラを指定し、次のようにプロパティを設定します。

rtav.srcWCamName = “Microsoft® LifeCam HD-6000 for Notebooks”

rtav.srcWCamId = “Microsoft® LifeCam HD-6000 for Notebooks#/sys/devices/pci0000:00/0000:00:1a.7/

usb1/1-3/1-3.6”

この例では、rtav.srcWCamId プロパティを "Microsoft" に設定することもできます。rtav.srcWCamId

プロパティは、部分および完全一致の両方をサポートします。rtav.srcWCamName プロパティは、完全一致の

みをサポートします。

オーディオ デバイスの場合には、たとえば Logitech ヘッドセットを優先オーディオ デバイスとして指定するた

めに Logitech USB Headset Analog Mono をコピーし、プロパティを次のように設定します。

rtav.srcAudioInId="Logitech USB Headset Analog Mono"

4 変更を保存し、/etc/vmware/config 構成ファイルを閉じます。

5 デスクトップ セッションをログオフして、新しいセッションを開始します。

セッション共同作業機能の使用

セッション共同作業機能を使用すると、他のユーザーを既存のリモート デスクトップ セッションに招待できます。

リモート デスクトップ セッションに参加するユーザーの招待

リモート デスクトップでセッション共同作業機能を有効にすると、他のユーザーを既存のリモート デスクトップ セッションに招待できます。

デフォルトでは、セッション共同作業の招待状を E メールまたはインスタント メッセージで送信できます(Windows リモート デスクトップの場合のみ)。また、リンクをクリップボードにコピーして、ユーザーに転送することもでき

ます。招待状を E メールで送信するには、E メール アプリケーションがインストールされている必要があります。

Windows リモート デスクトップでの招待方法として IM を選択する場合は、Skype for Business をインストールし

て設定する必要があります。招待できるのは、サーバで認証可能なドメインのユーザーだけです。デフォルトでは、

最大 5 人のユーザーを招待できます。

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セッション共同作業機能には次の制限があります。

n 複数のモニターを使用している場合、プライマリ モニターにのみセッション共同作業者が表示されます。

n リモート デスクトップ セッションを作成するときに、VMware Blast 表示プロトコルを選択する必要がありま

す。セッション共同作業機能は、PCoIP または RDP セッションに対応していません。

n H.264 ハードウェア エンコードに対応していません。セッション オーナーがハードウェア エンコードを使用し

ているときに、共同作業者がセッションに参加すると、両方ともソフトウェア エンコードに戻ります。

n 匿名で共同作業を行うことはできません。セッション共同作業者は、Horizon がサポートする認証メカニズムで

識別可能でなければなりません。

n セッション共同作業者が Horizon Client 4.7 for Windows、Mac、または Linux をインストールしているか、

HTML Access 4.7 以降を使用する必要があります。

n セッション共同作業者がサポート対象外の Horizon Client バージョンを使用している場合、共同作業のリンク

をクリックすると、エラー メッセージが表示されます。

n セッション共同作業機能を使用して、公開されたアプリケーション セッションを共有できません。

前提条件

リモート デスクトップ セッションに参加するユーザーを招待するには、Horizon 管理者がセッション共同作業機能

を有効にする必要があります。

Windows デスクトップの場合、これにより、デスクトップ プールまたはファーム レベルでセッション共同作業機能

を有効にします。また、グループ ポリシーを使用して、使用可能な招待方法などのセッション共同作業機能を設定す

ることもできます。詳しい要件については、セッション共同作業機能の要件を参照してください。

Windows デスクトップでセッション共同作業機能を有効にする方法については、『Horizon 7 での仮想デスクトップ

のセットアップ』ドキュメントを参照してください。ファームでセッション共同作業機能を有効にする方法について

は、『Horizon 7 での公開されたデスクトップとアプリケーションのセットアップ』ドキュメントを参照してくださ

い。グループ ポリシー設定を使用してセッション共同作業機能を設定する方法については、『Horizon 7 でのリモー

ト デスクトップ機能の構成』ドキュメントを参照してください。

Linux デスクトップでセッション共同作業機能を有効にする方法については、『Horizon 7 for Linux デスクトップの

セットアップ』ドキュメントを参照してください。

手順

1 セッション共同作業機能が有効になっているリモート デスクトップに接続します。

VMware Blast 表示プロトコルを使用する必要があります。

2 リモート デスクトップのシステム トレイで、[VMware Horizon Collaboration] のアイコン(たとえば、 )

をクリックします。

共同作業のアイコンは、オペレーティング システムのバージョンによって異なる場合があります。

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3 VMware Horizon Collaboration のダイアログ ボックスが開いたら、リモート デスクトップ セッションに参加

するユーザーのユーザー名(たとえば、testuser、domain\testuser)またはメール アドレスを入力しま

す。

特定のユーザーのユーザー名またはメール アドレスを初めて入力する場合には、[「user」の検索]をクリックし

てカンマを入力するか、[Enter] キーを押してユーザーを検証する必要があります。Windows リモート デスク

トップの場合、ユーザー名またはメール アドレスを次に入力したときに、セッション共同作業機能がユーザーを

記憶します。

デフォルトでは、最大 5 人のユーザーを招待できます。Horizon 管理者は、招待できるユーザーの最大数を変更

できます。

4 招待方法を選択します。

すべての招待方法が使用できるとは限りません。

オプション アクション

E メール 共同作業の招待状をクリップボードにコピーし、デフォルトのメール アプリケーションで新し

いメール メッセージを開きます。この方法で招待する場合には、メール アプリケーションがイ

ンストールされている必要があります。

IM (Windows リモート デスクトップの場合のみ)共同作業の招待状をクリップボードにコピー

し、Skype for Business で新しいウィンドウを開きます。Ctrl + V キーを押し、Skype for Business のウィンドウにリンクを貼り付けます。この方法で招待するには、Skype for Business がインストールされ、設定されている必要があります。

リンクのコピー 共同作業の招待状をクリップボードにコピーします。メモ帳などの別のアプリケーションを手

動で開き、Ctrl + V キーを押して招待状を貼り付ける必要があります。

招待状の送信後、VMware Horizon Collaboration のアイコンがデスクトップに表示され、セッション共同作業のユ

ーザー インターフェイスがダッシュボードに変わり、共同作業セッションの現在の状態が表示されます。ここで、特

定のアクションを実行できます。

セッション共同作業者が招待を受け入れ、Windows リモート デスクトップのセッションに参加すると、システム トレイの VMware Horizon Collaboration のアイコンが赤いドットで表示され、ユーザーの参加が通知されます。セ

ッション共同作業者が招待を受け入れ、Linux リモート デスクトップのセッションに参加すると、プライマリ セッシ

ョン デスクトップに通知が表示されます。

次のステップ

VMware Horizon Collaboration のダイアログ ボックスで、共同作業セッションを管理します。共同作業セッショ

ンの管理を参照してください。

共同作業セッションの管理

招待状の送信後、共同作業セッションのユーザー インターフェイスがダッシュボードに変わり、共同作業セッション

の現在の状態が表示されます。ここで、特定のアクションを実行できます。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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Horizon 管理者は、別のセッション共同作業者へのコントロールの移動を防ぐことができます。Windows リモート

デスクトップの場合は、Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成 ドキュメントの [共同作業者へのコントロ

ールの移動を許可する] グループ ポリシー設定を参照してください。Linux リモート デスクトップの場合、Horizon 7 for Linux デスクトップのセットアップ ドキュメントの collaboration.enableControlPassing パラメー

タを参照してください。

前提条件

共同作業セッションを開始します。リモート デスクトップ セッションに参加するユーザーの招待を参照してくださ

い。

手順

1 リモート デスクトップで、システム トレイの [VMware Horizon Collaboration] アイコンをクリックします。

[名前] 列に、すべてのセッション共同作業者の名前が表示され、[ステータス] 列に共同作業者の状態が表示され

ます。

2 VMware Horizon セッション共同作業のダッシュボードを使用して、共同作業セッションを管理します。

オプション アクション

招待を取り消すか、共同作業者を削除する [ステータス] 列で [削除] をクリックします。

別のセッション共同作業者にコントロールを

渡す

セッション共同作業者がセッションに参加した後、[コントロール] 列のスイッチを [オン] に切

り替えます。

セッションの制御を再開するには、ダブルクリックするか、任意のキーを押します。セッショ

ン共同作業者は、[コントロール] 列のスイッチを [オフ] に切り替えるか、[コントロールを返

す] ボタンをクリックすると、コントロールを返すことができます。

共同作業者を追加する [共同作業者を追加] をクリックします。

共同作業セッションを終了する [共同作業を終了] をクリックします。アクティブな共同作業者がすべて切断されます。

Windows リモート デスクトップでは、[VMware Horizon セッション共同作業] アイコンの

横にある [停止] ボタンでも共同作業セッションを終了できます。Linux リモート デスクトッ

プの場合、[停止] ボタンは使用できません。

共同作業セッションへの参加

共同作業セッションに参加するには、共同作業の招待状のリンクをクリックします。このリンクは、E メールやイン

スタント メッセージで提供される場合も、セッション オーナーから転送された文書に含まれている場合もあります。

また、サーバにログインして、リモート デスクトップとアプリケーションの選択ウィンドウで共同作業セッションの

アイコンをダブルクリックすることもできます。

ここでは、共同作業の招待状から共同作業セッションに参加する方法について説明します。

注: クラウド ポッド アーキテクチャ環境では、セッション オーナーのポッドにログインする場合を除き、サーバ

にログインして共同作業セッションに参加することはできません。

共同作業セッションで次のリモート デスクトップ機能を使用することはできません。

n USB リダイレクト

n リアルタイム オーディオビデオ (RTAV)

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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n マルチメディア リダイレクト

n クライアント ドライブのリダイレクト

n スマート カード リダイレクト

n 仮想印刷

n クリップボード リダイレクト

共同作業セッションでは、リモート デスクトップの解像度を変更できません。

前提条件

共同作業セッションに参加するには、クライアント システムに Horizon Client 4.7 for Windows、Mac、または

Linux がインストールされているか、HTML Access 4.7 以降を使用する必要があります。

手順

1 共同作業の招待状にあるリンクをクリックします。

クライアント システムで Horizon Client が開きます。

2 認証情報を入力して、Horizon Client にログインします。

認証に成功すると、共同作業セッションが開始し、セッション オーナーのリモート デスクトップが表示されま

す。セッション オーナーからマウスとキーボードのコントロールが渡されると、リモート デスクトップが使用

できるようになります。

3 マウスとキーボードのコントロールをセッション オーナーに返すには、システム トレイにある [VMware Horizon Collaboration] アイコンをクリックします。[コントロール] 列のスイッチを [オフ] に切り替えるか、

[コントロールを返す] ボタンをクリックします。

4 共同作業セッションを終了するには、[オプション] - [切断] の順にクリックします。

公開アプリケーションの複数セッション モードの有効化

公開アプリケーションの複数セッション モードを有効にすると、異なるクライアント デバイスからサーバにログイ

ンしたときに、同じ公開アプリケーションの複数のセッションを使用できます。

たとえば、クライアント A で公開アプリケーションを複数セッション モードで開き、同じ公開アプリケーションを

クライアント B で開くと、クライアント A で公開アプリケーションが開いたまま、クライアント B で公開アプリケ

ーションの新しいセッションが開きます。複数セッション モードが無効になっている場合(単一セッション モード

の場合)は、クライアント A の公開アプリケーションのセッションが切断され、クライアント B で再接続されます。

複数セッション モード機能には次の制限があります。

n Skype for Business など、複数のインスタンスをサポートしていないアプリケーションの場合、複数セッション

モードは機能しません。

n 複数セッション モードで公開アプリケーションを使用しているときにアプリケーション セッションが切断され

ると、自動的にログアウトされ、未保存のデータは失われます。

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前提条件

Horizon 管理者は、アプリケーション プールの複数セッション モードを有効にする必要があります。Horizon 管理

者が許可しない限り、ユーザーは公開アプリケーションの複数セッション モードを変更できません。Horizon 7 での

公開されたデスクトップとアプリケーションのセットアップ を参照してください。この機能には、Horizon 7 のバー

ジョン 7.7 以降が必要です。

手順

1 サーバに接続します。

2 デスクトップとアプリケーションの選択ウィンドウの右上隅にある [設定] ボタン(歯車のアイコン)をクリック

して、[マルチ起動] を選択します。

複数セッション モードで使用できる公開アプリケーションがない場合、[マルチ起動] 設定は表示されません。

3 複数セッション モードで使用する公開アプリケーションを選択して、[OK] をクリックします。

Horizon 管理者が公開アプリケーションに複数セッション モードを適用している場合、この設定を変更すること

はできません。

シームレス ウィンドウ機能の使用

シームレス ウィンドウ機能を使用すると、ローカルで実行されるアプリケーションと同様に、リモート デスクトッ

プで実行されているアプリケーションを操作できます。

Horizon Client 4.9 for Linux 以降では、シームレス ウィンドウ機能がデフォルトで有効になっており、サポートさ

れているすべての Linux システムで使用できます。

公開アプリケーションへのドキュメントの保存

Microsoft Word、WordPad などの特定の公開アプリケーションを使ってドキュメントを作成したり保存したりでき

ます。これらドキュメントの保存場所は、企業のネットワーク環境によります。たとえば、ドキュメントがローカル

のコンピュータにマウントされたホーム共有に保存される場合があります。

Horizon 管理者は、[リモート デスクトップ サービス ユーザー ホーム ディレクトリの設定] という RDS プロファイ

ル グループ ポリシー設定を使用して、ドキュメントの保存先を指定できます。詳細については、『Horizon 7 でのリ

モート デスクトップ機能の構成』を参照してください。

リモート デスクトップからの印刷

リモート デスクトップから、仮想プリンタまたはローカル クライアント コンピュータに接続している USB プリンタ

で印刷することができます。

Horizon Agent で有効になっている機能に応じて、仮想印刷機能または VMware Integrated Printing 機能を使用

できます。

仮想印刷と VMware Integrated Printing をサポートしているリモート デスクトップのタイプについては、Linux クライアントの機能サポート一覧を参照してください。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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仮想印刷機能の印刷設定を行う

リモート デスクトップで仮想印刷機能の印刷設定を行うことができます。仮想印刷機能を使用すると、リモート デスクトップに追加のプリンタ ドライバをインストールすることなく、リモート デスクトップからネットワーク プリ

ンタまたはローカル接続のプリンタを使用できます。この機能で使用可能なプリンタごとに、データ圧縮、印刷品質、

両面印刷、カラーなどの環境設定を行うことができます。

重要: 仮想印刷機能は、VMware 製品ダウンロード Web サイトから入手できる Horizon Client 3.2 以降のリリー

スまたはサードパーティ ベンダーによって提供される Horizon Client for Linux のバージョンでのみ使用できます。

この機能を使用するには、VMware Blast または PCoIP 表示プロトコルが必要です。

VMware シン クライアントおよびゼロ クライアント パートナーの詳細については、『VMware 互換性ガイド』を参

照してください。このドキュメントは、http://www.vmware.com/resources/compatibility/search.php?deviceCategory=vdm にあります。サードパーティ ベンダーから提供されているクライアント ソフトウェアにつ

いては、VMware Blast、PCoIP、または FreeRDP 表示プロトコルを使用している必要があります。この機能は

rdesktop では動作しません。

ローカル クライアント コンピュータにプリンタを追加すると、Horizon Client がこのプリンタをリモート デスクト

ップで使用可能なプリンタのリストに追加します。何も構成する必要はありません。管理者権限があれば、仮想印刷

コンポーネントと競合することなく、リモート デスクトップにプリンタ ドライバをインストールできます。

重要: この機能は次の種類のプリンタには使用できません。

n USB リダイレクト機能を使用してリモート デスクトップの仮想 USB ポートに接続する USB プリンタ。

リモート デスクトップで仮想印刷機能を使用するには、リモート デスクトップから USB プリンタを切断する必

要があります。

n ファイルに出力するための Windows 機能。

Print(印刷) ダイアログ ボックスで [Print to file(ファイルへ出力)] を選択しても動作しません。ファイルを

作成するプリンタ ドライバを使用すると動作します。たとえば、PDF ライターを使用すると PDF ファイルに出

力できます。

前提条件

仮想印刷を使用するには、Horizon 管理者がリモート デスクトップの仮想印刷機能を有効にする必要があります。こ

のタスクには、エージェントのインストーラーで [仮想印刷] の設定オプションを有効にすることが含まれます。仮想

印刷の動作を制御するポリシーの設定が含まれる場合もあります。Horizon Agent のインストール方法については、

『Horizon 7 での仮想デスクトップのセットアップ』または『Horizon 7 での公開されたデスクトップとアプリケー

ションのセットアップ』ドキュメントを参照してください。ポリシーの設定については、『Horizon 7 でのリモート

デスクトップ機能の構成』を参照してください。

リモート デスクトップで仮想印刷機能がインストールされているかどうかを確認するには、リモート デスクトップ

のファイル システムに C:\Program Files\Common Files\ThinPrint フォルダが存在することを確認しま

す。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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Page 101: VMware Horizon Client for Linux のインストールと …...VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド このVMware Horizon Client for

手順

1 Windows リモート デスクトップで、[コントロール パネル] - [ハードウェアとサウンド] - [デバイスとプリンタ] の順に移動します。

2 [デバイスとプリンタ] ウィンドウで仮想プリンタを右クリックし、コンテキスト メニューから [プリンタ プロパ

ティ] を選択します。

シングル ユーザー仮想マシン デスクトップの場合、仮想プリンタは <printer_name> と表示されます。公開デ

スクトップでは、仮想プリンタが <printer_name>(s<session_ID>) として表示されます。

3 [全般] タブで、[環境設定] をクリックします。

4 [印刷設定] ダイアログ ボックスで、異なるタブを選択して使用する設定を指定します。

5 変更内容を保存するには、[OK] をクリックします。

VMware Integrated Printing 機能の印刷設定を行う

リモート デスクトップで VMware Integrated Printing 機能の印刷設定を行うことができます。VMware Integrated Printing 機能を使用すると、Windows リモート デスクトップに追加のプリンタ ドライバをインストー

ルすることなく、リモート デスクトップからローカルまたはネットワーク プリンタを使用できます。この機能で使

用可能なプリンタごとに、データ圧縮、印刷品質、両面印刷、カラーなどの環境設定を行うことができます。

前提条件

VMware Integrated Printing を使用するには、Horizon 管理者がリモート デスクトップの VMware Integrated Printing 機能を有効にする必要があります。これには、Horizon Agent インストーラで [VMware Integrated Printing] オプションを有効にして、仮想印刷の動作を制御するポリシーを設定する作業も含まれます。Horizon Agent のインストール方法については、『Horizon 7 での仮想デスクトップのセットアップ』または『Horizon 7 での公開されたデスクトップとアプリケーションのセットアップ』ドキュメントを参照してください。ポリシーの設定

については、『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成』を参照してください。

リモート デスクトップに VMware Integrated Printing 機能がインストールされているかどうかを確認するには、リ

モート デスクトップのファイル システムに C:\Program Files\Common Files\VMware\Remote

Experience\x64\vmware-print-redir-server.exe ファイルと C:\Program Files\Common Files

\VMware\Remote Experience\x64\vmware-print-redir-service.exe ファイルが存在することを確認

します。

この機能には、Horizon Agent 7.9 以降が必要です。

手順

1 Windows リモート デスクトップで、[コントロール パネル] - [ハードウェアとサウンド] - [デバイスとプリンタ] の順に移動します。

2 [デバイスとプリンタ] ウィンドウで仮想プリンタを右クリックし、コンテキスト メニューから [プリンタ プロパ

ティ] を選択します。

シングル ユーザー仮想マシン デスクトップの場合、仮想プリンタは <printer_name>(vdi) と表示されます。

公開デスクトップまたは公開アプリケーションでは、仮想プリンタが <printer_name>(v<session_ID>) と表

示されます。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

VMware, Inc. 101

Page 102: VMware Horizon Client for Linux のインストールと …...VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド このVMware Horizon Client for

3 [全般] タブで、[環境設定] をクリックします。

4 [印刷設定] ダイアログ ボックスで、異なるタブを選択して使用する設定を指定します。

5 変更内容を保存するには、[OK] をクリックします。

USB プリンタの使用

USB プリンタは、ローカル クライアント システムの USB ポートに接続されるプリンタです。ローカル クライアン

ト システムに接続された USB プリンタにリモート デスクトップから印刷ジョブを送信できます。

n 必要なドライバがリモート デスクトップにもインストールされていれば、USB リダイレクト機能を使用して

USB プリンタをリモート デスクトップの仮想 USB ポートに接続できます。

USB リダイレクト機能を使用すると、プリンタは論理的にはクライアントの物理 USB ポートに接続されなくな

るので、ローカル クライアント コンピュータのローカル プリンタのリストには表示されません。リモート デス

クトップから USB プリンタに印刷できますが、ローカル クライアント コンピュータから USB プリンタに印刷

することはできません。リモート デスクトップで、リダイレクトされた USB プリンタは <printer_name> のように表示されます。

USB プリンタの接続方法の詳細は、USB デバイスの接続に USB リダイレクトを使用するを参照してください。

n 仮想印刷機能または VMware Integrated Printing 機能を使用して USB プリンタに印刷ジョブを送信すること

もできます。リモート デスクトップとクライアント システムの両方から USB プリンタに印刷でき、リモート デスクトップにプリンタ ドライバをインストールする必要はありません。

仮想プリンタおよびリダイレクトされた USB プリンタは競合することなく共に動作します。

テキストのコピーおよび貼り付け

リモート デスクトップや公開アプリケーションとの間でテキストのコピー アンド ペーストを行うことができます。

Horizon 管理者は、クライアント システムからリモート デスクトップまたは公開アプリケーションへのコピー アン

ド ペースト操作のみを許可する、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションからクライアント システムへ

のコピー アンド ペースト操作のみを許可する、その両方を許可する、またはどちらも許可しないように、この機能

を設定できます。

クライアント システム(Horizon Client がインストールされている場所)からリモート デスクトップや公開アプリ

ケーションまたはその逆方向にコピー アンド ペーストを行う方法は、同じシステム上のアプリケーション間でコピ

ー アンド ペーストを行う場合と同じです。たとえば、Ctrl + C でテキストをコピーし、Ctrl + V で貼り付けます。

この機能は、VMware Blast 表示プロトコルまたは PCoIP 表示プロトコルを使用する場合に使用できます。

Horizon 管理者は、View Agent または Horizon Agent をリモート デスクトップに関連付けるグループ ポリシー設

定を使用して、コピー アンド ペースト機能を設定できます。詳細については、Horizon 7 でのリモート デスクトッ

プ機能の構成を参照してください。

Horizon Client からリモート デスクトップまたは公開アプリケーション、あるいはその逆にテキストをコピーでき

ますが、貼り付けたテキストはプレーン テキストになります。

画像をコピーおよび貼り付けできません。リモート デスクトップとクライアント コンピュータのファイル システム

間では、ファイルもコピー アンド ペーストできません。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

VMware, Inc. 102

Page 103: VMware Horizon Client for Linux のインストールと …...VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド このVMware Horizon Client for

クライアントのクリップボードのメモリ サイズの構成

Horizon 7 バージョン 7.0.1 以降および Horizon Client 4.1 以降では、サーバとクライアントの両方についてクリッ

プボード メモリ サイズを構成できます。

PCoIP または VMware Blast セッションが確立されると、サーバはクライアントにクリップボード メモリ サイズを

送信します。有効なクリップボード メモリ サイズは、サーバとクライアントのクリップボード メモリ サイズの値の

小さい方となります。

クライアント クリップボードのメモリ サイズを設定するには、次のパラメータを 3 つの構成ファイルのいずれかに

追加します。~/.vmware/config、/usr/lib/vmware/config、または /etc/vmware/config。

mksvchan.clipboardSize=value

value は、クライアントのクリップボードのメモリ サイズ (KB) です。最大値である 16384 KB を指定できます。0 を指定する場合、または値を指定しない場合、クライアントのクリップボードのメモリ サイズは、デフォルトで 8192 KB (8 MB) になります。

Horizon Client は、次の順序で構成ファイルのクリップボードのメモリ サイズを検索し、ゼロ以外の値が見つかる

とすぐに、停止します。

1 /usr/lib/vmware/config

2 /etc/vmware/config

3 ~/.vmware/config

ネットワークによっては、クリップボードのメモリ サイズを大きくすると、パフォーマンスに悪影響が及ぶ場合があ

ります。クリップボードのメモリ サイズは、16 MB を超える値に設定しないことを推奨します。

コピー アンド ペースト アクティビティの記録

クリップボード監査機能を有効にすると、Horizon Agent は、コピーアンドペースト アクティビティに関する情報

をエージェント マシンのイベント ログに記録します。デフォルトでは、クリップボード監査機能は無効になってい

ます。

クリップボード監査機能を有効にするには、VMware Blast または PCoIP の [クリップボード監査の設定] グループ

ポリシー設定を使用する必要があります。

オプションで、VMware Blast または PCoIP に [クライアントが監査をサポートしていないときに、クライアント側

へのクリップボードのリダイレクトをブロックするかどうかを設定します] グループ ポリシー設定を使用して、クリ

ップボード監査機能をサポートしていないクライアントでクリップボード リダイレクトをブロックするかどうか指

定できます。

これらのグループ ポリシー設定の詳細については、『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成』で「VMware Blast ポリシー設定」と「PCoIP クリップボード設定」を参照してください。

この機能を使用するには、エージェント マシンに Horizon Agent 7.7 以降が必要です。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

VMware, Inc. 103

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コピーアンドペースト アクティビティの情報が記録されるイベント ログの名前は VMware Horizon RX Audit です。エージェント マシンでイベント ログを表示するには、Windows イベント ビューアを使用します。イベント ログを一元的に表示するには、VMware Log Insight または Windows Event Collector を設定します。Log Insight の詳細については、https://docs.vmware.com/jp/vRealize-Log-Insight/index.html を参照してください。

Windows Event Collector の詳細については、Microsoft のドキュメントを参照してください。

リモート デスクトップでの相対マウス機能の有効化

3D アプリケーションがリモート デスクトップで使用されている時に VMware Blast 表示プロトコルまたは PCoIP 表示プロトコルを使用する場合、相対マウス機能を有効にするとマウスのパフォーマンスが向上します。

ほとんどの状況で、3D レンダリングを必要としないアプリケーションを使用している場合は、Horizon Client は絶

対座標を使用してマウス ポインタの移動に関する情報を転送します。絶対座標を使用すれば、クライアントはマウス

の移動をローカルで描画し、これはパフォーマンスが改善され、特に企業ネットワークの外にいる場合は顕著です。

AutoCAD や 3D のビデオ ゲームの再生などのグラフィックスを多用するアプリケーションを使用する必要がある

業務では、絶対座標ではなく相対座標を使用する相対マウス機能を有効にしてマウスのパフォーマンスを改善できま

す。

デフォルトでは、Horizon Client 相対マウス機能は有効になっていません。~/.vmware/view-preferences フ

ァイルにある view.enableRelativeMouse 構成キーを使用すると、Horizon Client 相対マウスを有効または無効に

し、Horizon Client ユーザー インターフェイスでのユーザーによる設定の変更を防ぐことができます。相対マウス

の設定は、エンド ユーザーがサーバに接続する前に行う必要があります。この設定は、現在のデスクトップ接続セッ

ションに適用されます。~/.vmware/view-preferences ファイルを使用して Horizon Client 相対マウスの設定

を行った場合、サーバに接続した後にエンド ユーザーが設定の変更を行うことはできません。

相対マウス機能を有効にすると、企業ネットワークの外 (WAN) ではパフォーマンスが遅くなることがあります。

前提条件

Horizon 管理者は、デスクトップ プールで 3D レンダリングをオンにする必要があります。プールの設定および 3D レンダリングで使用できるオプションの詳細については、『Horizon 7 での仮想デスクトップのセットアップ』また

は『Horizon 7 での公開されたデスクトップとアプリケーションのセットアップ』を参照してください。

手順

1 Horizon Client を起動し、サーバにログインします。

2 リモート デスクトップを右クリックして、[VMware Blast] または [PCoIP] を選択します。

3 リモート デスクトップに接続します。

4 Horizon Client メニュー バーから [接続] - [相対マウスを有効化] の順に選択します。

オプションが切り替わります。相対マウス機能を無効にするには、もう一度 [接続] - [相対マウスを有効化] の順

に選択します。

注: 全画面表示モードではなくウィンドウ モードで Horizon Client を使用して相対マウス機能を有効にする

と、マウス ポインタを Horizon Client メニュー オプションに移動したり、Horizon Client ウィンドウの外にポ

インタを移動できなくなることがあります。この状態を解決するには、<Ctrl>+<Alt> を押します。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

VMware, Inc. 104

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シリアル ポート リダイレクトの使用

シリアル ポート リダイレクトを使用すると、内蔵の RS232 ポートまたは USB シリアル アダプタなどの、ローカル

に接続されたシリアル (/dev/ttyS) ポートをリダイレクトできます。プリンタ、バーコード リーダー、その他のシリ

アル デバイスをこれらのポートに接続して、仮想デスクトップや RDS でホストされたデスクトップで使用できます。

Horizon 管理者がシリアル ポート リダイレクト機能を設定しており、VMware Blast または PCoIP 表示プロトコル

を使用している場合、それ以上構成しなくても、仮想デスクトップや RDS でホストされたデスクトップでシリアル

ポート リダイレクトが動作します。たとえば、ローカル クライアント システムの /dev/ttyS0 は、リモート デスク

トップの COM1 にリダイレクトされます。シリアル ポート /dev/ttyS1 は COM2 としてリダイレクトされま

す。/dev/ttyS ポートがすでに使用されている場合は、競合を回避するためにマッピングされます。たとえば、COM1 と COM2 がリモート デスクトップに存在している場合、クライアント システムの /dev/ttyS0 は、デフォルトで

COM3 にマッピングされます。

ローカル クライアント システムにはデバイス ドライバがインストールされている必要がありますが、リモート デス

クトップにデバイス ドライバをインストールする必要はありません。たとえば、ローカル クライアント システムで

動作させるために特定のデバイス ドライバが必要となる USB シリアル変換アダプタを使用する場合、クライアント

システムのみにこれらのドライバをインストールする必要があります。

重要: USB シリアル変換アダプタに接続するデバイスを使用している場合、Horizon Client の [USB デバイスを接

続] メニューからデバイスを接続しないでください。これにより、USB リダイレクトでデバイスがルーティングされ、

シリアル ポート リダイレクト機能がバイパスされます。

シリアル ポート リダイレクト機能の使用のヒント

n システム トレイまたはリモート デスクトップの通知領域にあるシリアル ポート アイコン( )をクリックして、

マッピングされた /dev/ttyS ポートを接続、切断、カスタマイズします。

シリアル ポート アイコンをクリックすると、[VMware Horizon のシリアル COM リダイレクト] コンテキスト

メニューが表示されます。管理者が設定をロックしている場合、コンテキスト メニューの項目がグレーアウトさ

れます。Horizon 管理者がシリアル ポート リダイレクト機能を設定し、すべての要件を満たしている場合にの

み、アイコンが表示されます。詳細については、シリアル ポート リダイレクトのシステム要件を参照してくだ

さい。

n コンテキスト メニューで、ポートは [「ポート」 が 「ポート」にマップされました] と表示されます。たとえば、

[/dev/ttyS0 が COM1 にマッピングされました] と表示されます。最初のポート(この例では /dev/ttyS0)は、

物理ポートまたはローカル クライアント システムの USB シリアル変換アダプタです。2 番目のポート(この例

では COM1)は、リモート デスクトップで使用されるポートです。

n [Port Properties] コマンドを選択するには、/dev/ttyS ポートを右クリックします。

[COM プロパティ] ダイアログ ボックスで、リモート デスクトップ セッションが開始したときに自動的に接続す

るポートを構成できます。また、いくつかのモデムおよびその他のデバイスで必要となる DSR(データセットレ

ディー信号)を無視できます。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

VMware, Inc. 105

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また、リモート デスクトップで使用するポート番号を変更できます。たとえば、クライアント システムの /dev/ttyS0 ポートがリモート デスクトップの COM3 にマッピングされている場合、ポート番号を COM1 に変更でき

ます。COM1 がリモート デスクトップに存在する場合、[COM1(重複)] と表示される場合があります。この重

複したポートはそのまま使用できます。リモート デスクトップは、サーバのポートおよびクライアント システ

ムのポートからもシリアル データを受信できます。

n マッピングされた COM ポートに接続するには、[接続] を選択して、リモート デスクトップでポートを使用しま

す。

リダイレクトされた COM ポートが開いておりリモート デスクトップで使用されている場合、ローカル コンピ

ュータでこのポートにアクセスできません。逆に、/dev/ttyS ポートがローカル コンピュータで使用中であれ

ば、リモート デスクトップでこのポートにアクセスできません。

n 次に、[切断] コマンドを使用して切断して、クライアント コンピュータでこの物理 COM ポートを利用可能にで

きます。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

VMware, Inc. 106

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Client での USB リダイレクトの構成 6USB リダイレクト機能を使用して、クライアント システムの構成ファイルを使用して、どの USB デバイスがリモー

ト デスクトップにリダイレクトできるかを指定できます。

たとえば、Horizon Client がリダイレクトに使用できる USB デバイスのタイプを制限したり、クライアント コンピ

ュータから特定の USB デバイスに転送できないようにしたりできます。また、Horizon Client がリダイレクトで複

合 USB デバイスを個別のコンポーネントに分割するどうかを指定できます。

この章には、次のトピックが含まれています。

n USB リダイレクトのシステム要件

n USB 固有のログ ファイル

n USB 構成プロパティの設定

n USB デバイス ファミリ

USB リダイレクトのシステム要件

USB リダイレクトをサポートするには、システムが特定の要件を満たしている必要があります。

VMware シン クライアントおよびゼロ クライアント パートナーの詳細については、『VMware 互換性ガイド』(英語

版)を参照してください。サードパーティ ベンダーで利用できる USB コンポーネントを使用するには、Horizon Client を起動する前に特定のファイルを特定の場所にインストールし、特定のプロセスを構成する必要があります。

これらの詳細は、本ドキュメントの範囲外です。

Horizon Client の場合、USB リダイレクト機能を使用するには、VMware Blast または PCoIP 表示プロトコルが必

要です。

USB 固有のログ ファイル

Horizon Client は、USB 情報をログ ファイルに送信します。

USBD ログ レベルを指定するには、いずれかの設定ファイルに次のパラメータを追加します。

view-usbd.logLevel = "value"

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value には次の値から 1 つを使用します。

n trace

n info

n debug

n error

設定ファイルは次の場所にあり、この順番で処理されます。

1 /usr/lib/vmware/config

2 /etc/vmware/config

3 ~/.vmware/config

次のコマンドを使用すると、USB 固有のログに送信する情報量をトラブルシューティング目的のために増やすことが

できます。

1 USB アービトレータ デーモンを停止します。

# sudo /etc/init.d/vmware-USBArbitrator stop

2 verbose オプションを使用して、USB アービトレータ デーモンを再起動します。

# sudo /usr/lib/vmware/view/usb/vmware-usbarbitrator -verbose

デフォルトの USB アービトレータのログ ファイルは /var/log/vmware/vmware-usbarb-<pid>.log です。

<pid> は、USB アービトレータ デーモンのプロセス ID です。

使用状況の情報リストを取得するには、次のコマンドを使用します。

# sudo /usr/lib/vmware/view/usb/vmware-usbarbitrator -h

USB 構成プロパティの設定

/etc/vmware/config、/usr/lib/vmware/config、および ~/.vmware/config 構成ファイルで USB 構成

プロパティを設定できます。

以下の構文を使用して、構成ファイルに USB の構成プロパティを設定します。

viewusb.property1 = "value1"

USB 構成プロパティでは、特定のタイプのデバイスをリダイレクトするかどうかを制御できます。プロパティをフィ

ルタリングして、特定のデバイスを追加したり除外したりすることもできます。Linux クライアント バージョン 1.7 以降および Windows クライアントでは、複合デバイスを分割するためのプロパティも提供されます。

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一部のプロパティの値では、USB デバイスに VID (vendor ID) および PID (product ID) が必要です。VID および

PID を見つけるには、vid および pid と組み合わされた製品名をインターネット検索できます。あるいは、Horizon

Client の実行中に、USB デバイスをローカル システムに接続して /tmp/vmware-<current_user>/vmware-

view-usbd-*.log ログ ファイルを調べることができます。このファイルの場所を設定するには、たとえば、/etc/

vmware/config ファイルの view-usbd.log.fileName プロパティを使用します。

view-usbd.log.fileName = "/tmp/usbd.log"

重要: オーディオ デバイスをリダイレクトするときには、Ubuntu システムのカーネル バージョンが 3.2.0-27.43 以降であることを確認してください。このカーネル バージョンにアップグレードできない場合、代わりにオーディオ

デバイスへのホスト アクセスを無効にできます。たとえば、"blacklist snd-usb-audio" という行を /etc/

modprobe.d/blacklist.conf ファイルの末尾に追加できます。システムがこれらの要件のいずれかを満たさな

ければ、クライアント システムは Horizon Client がオーディオ デバイスのリダイレクトを試みたときにクラッシュ

することがあります。デフォルトでは、オーディオ デバイスはリダイレクトされます。

次の表では、利用可能な USB 構成プロパティについて示します。

表 6-1. USB リダイレクト用の構成プロパティ

ポリシー名とプロパティ 説明

Allow Auto Device Splitting(自動デバイス分割

を許可する)

プロパティ:

viewusb.AllowAutoDeviceSplitting

複合 USB デバイスの自動分割を許可します。

デフォルト値は未定義で、false と同じです。

Exclude Vid/Pid Device From Split(Vid/Pid デバイスを分割から除外する)

プロパティ:

viewusb.SplitExcludeVidPid

ベンダーおよびプロダクト ID で指定された複合 USB デバイスは、分割対象から除外します。

設定の形式:vid-xxx1_pid-yyy1[;vid-xxx2_pid-yyy2]...

ID 番号は 16 進数で指定する必要があります。ID の個々の数字の位置にワイルドカード文字

( *) を使用できます。

例: vid-0781_pid-55**

デフォルト値は定義されていません。

Split Vid/Pid Device(Vid/Pid デバイスを分割)

プロパティ:

viewusb.SplitVidPid

ベンダーおよびプロダクト ID で指定した複合 USB デバイスのコンポーネントを、別のデバイ

スとして扱います。設定の形式:

vid-xxxx_pid-yyyy([exintf:zz[;exintf:ww ]])[;...]

exintf というキーワードを使用すれば、インターフェイス番号を指定することで、コンポーネ

ントをリダイレクトから除外することができます。ID 番号は 16 進数で指定し、インターフェ

イス番号は先行ゼロをすべて含む 10 進数で指定する必要があります。ID の個々の数字の位置

にワイルドカード文字 ( *) を使用できます。

例: vid-0781_pid-554c(exintf:01;exintf:02)

注: マウスやキーボード コンポーネントなどの自動的に除外されるコンポーネントが複合 デバイスに含まれている場合、View は明示的に除外されないコンポーネントを自動的に含むこと

はありません。これらのコンポーネントを含めるには、Include Vid/Pid Device などの

フィルタ ポリシーを指定する必要があります。

デフォルト値は定義されていません。

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表 6-1. USB リダイレクト用の構成プロパティ (続き)

ポリシー名とプロパティ 説明

Allow Audio Input Devices(オーディオ入力デ

バイスを許可する)

プロパティ:

viewusb.AllowAudioIn

オーディオ入力デバイスのリダイレクトを許可します。

デフォルト値は未定義になっています。リアルタイム オーディオ ビデオ機能がオーディオ入力

とビデオ デバイスで使用され、USB リダイレクトがこれらのデバイスでデフォルトで使用され

ていないため、これは false に相当します。

Allow Audio Output Devices(オーディオ出力

デバイスを許可する)

プロパティ:

viewusb.AllowAudioOut

オーディオ出力デバイスのリダイレクトを許可します。

デフォルト値は定義されていませんが、これは false が設定されている場合に相当します。

HID を許可する

プロパティ:

viewusb.AllowHID

キーボードまたはマウス以外の入力デバイスのリダイレクトを許可します。

デフォルト値は定義されていませんが、これは true が設定されている場合に相当します。

Allow HIDBootable(HID 起動可能なデバイスを

許可する)

プロパティ:

viewusb.AllowHIDBootable

キーボードとマウス以外で、起動時に利用可能な入力デバイス(HID 起動可能なデバイス)の

リダイレクトを許可します。

デフォルト値は定義されていませんが、これは true が設定されている場合に相当します。

デバイス記述子のフェイルセーフ機能を許可する

プロパティ:

viewusb.AllowDevDescFailsafe

Horizon Client で構成/デバイスの記述子を取得できない場合でも、デバイスのリダイレクトを

許可します。

config/desc が失敗してもデバイスを許可するには、IncludeVidPid または IncludePath

などの Include フィルタにそれを含みます。

デフォルト値は未定義で、false と同じです。

Allow Keyboard and Mouse Devices(キーボー

ドおよびマウス デバイスを許可する)

プロパティ:

viewusb.AllowKeyboardMouse

統合型ポインティング デバイス(マウス、トラックボール、タッチ パッドなど)付きキーボー

ドのリダイレクトを許可します。

デフォルト値は定義されていませんが、これは false が設定されている場合に相当します。

Allow Smart Cards(スマート カードを許可する)

プロパティ:

viewusb.AllowSmartcard

スマート カード デバイスのリダイレクトを許可します。

デフォルト値は定義されていませんが、これは false が設定されている場合に相当します。

Allow Video Devices(ビデオ デバイスを許可す

る)

プロパティ:

viewusb.AllowVideo

ビデオ デバイスのリダイレクトを許可します。

デフォルト値は未定義になっています。リアルタイム オーディオ ビデオ機能がオーディオ入力

とビデオ デバイスで使用され、USB リダイレクトがこれらのデバイスでデフォルトで使用され

ていないため、これは false に相当します。

Disable Remote Configuration Download(リ

モート構成のダウンロードを無効にする)

プロパティ:

viewusb.DisableRemoteConfig

USB デバイスのフィルタリングを実行するときは、Horizon Agent 設定の使用を無効にしま

す。

デフォルト値は定義されていませんが、これは false が設定されている場合に相当します。

Exclude All Devices(すべてのデバイスを除外す

る)

プロパティ:

viewusb.ExcludeAllDevices

リダイレクト対象からすべての USB デバイスを除外します。true に設定すると、その他のポ

リシー設定を使用して、特定のデバイスまたはデバイス ファミリがリダイレクトされるように

することができます。false に設定すると、その他のポリシー設定を使用して、特定のデバイ

スまたはデバイス ファミリがリダイレクトされるのを防止できます。

Horizon Agent で Exclude All Devices の値を true に設定し、この設定が Horizon

Client に渡されると、Horizon Agent の設定によって Horizon Client の設定がオーバーライ

ドされます。

デフォルト値は定義されていませんが、これは false が設定されている場合に相当します。

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表 6-1. USB リダイレクト用の構成プロパティ (続き)

ポリシー名とプロパティ 説明

Exclude Device Family(デバイス ファミリを除

外する)

プロパティ:

viewusb.ExcludeFamily

リダイレクト対象からデバイス ファミリを除外します。設定の形式:

family_name_1[;family_name_2]...

例: bluetooth;smart-card

自動デバイス分割を有効にした場合、View は複合 USB デバイスの各インターフェイスのデバ

イス ファミリを調べ、除外するインターフェイスを判断します。自動デバイス分割を無効にし

た場合、View は複合 USB デバイス全体のデバイス ファミリを調べます。

デフォルト値は定義されていません。

Exclude Vid/Pid Device(Vid/Pid デバイスを除

外する)

プロパティ:

viewusb.ExcludeVidPid

指定したベンダーとプロダクト ID のデバイスを、リダイレクト対象から除外します。設定の形

式: vid-xxx1_pid-yyy2[;vid-xxx2_pid-yyy2]...

ID 番号は 16 進数で指定する必要があります。ID の個々の数字の位置にワイルドカード文字

( *) を使用できます。

例: vid-0781_pid-****;vid-0561_pid-554c

デフォルト値は定義されていません。

Exclude Path(パスを除外する)

プロパティ:

viewusb.ExcludePath

特定のハブまたはポートのパスにあるデバイスをリダイレクト対象から除外します。設定の形

式: bus-x1[/y1]..._port-z1[;bus-x2[/y2]..._port-z2]...

バスやポート番号は 16 進数で指定する必要があります。パスにワイルドカード文字を使用す

ることはできません。

例: bus-1/2/3_port-02;bus-1/1/1/4_port-ff

デフォルト値は定義されていません。

Include Device Family(デバイス ファミリを含

める)

プロパティ:

viewusb.IncludeFamily

デバイス ファミリをリダイレクト対象に含めます。設定の形式:

family_name_1[;family_name_2]...

例: storage

デフォルト値は定義されていません。

Include Path(パスを含める)

プロパティ:

viewusb.IncludePath

特定のハブやポートのパスにあるデバイスをリダイレクト対象に含めます。設定の形式: bus-

x1[/y1]..._port-z1[;bus-x2[/y2]..._port-z2]...

バスやポート番号は 16 進数で指定する必要があります。パスにワイルドカード文字を使用す

ることはできません。

例: bus-1/2_port-02;bus-1/7/1/4_port-0f

デフォルト値は定義されていません。

Include Vid/Pid Device(Vid/Pid デバイスを含

める)

プロパティ:

viewusb.IncludeVidPid

指定したベンダーとプロダクト ID のデバイスを、リダイレクト対象に含めます。設定の形式:

vid-xxx1_pid-yyy2[;vid-xxx2_pid-yyy2]...

ID 番号は 16 進数で指定する必要があります。ID の個々の数字の位置にワイルドカード文字

( *) を使用できます。

例: vid-0561_pid-554c

デフォルト値は定義されていません。

USB リダイレクトの例

USB リダイレクトの効果の例を説明とともに示します。

n マウス デバイス ファミリ内のほとんどのデバイスが含まれます。

viewusb.IncludeFamily = "mouse"

viewusb.ExcludeVidPid = "Vid-0461_Pid-0010;Vid-0461_Pid-4d20"

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この例の最初のプロパティは、Horizon Client にマウス デバイスを View デスクトップにリダイレクトするよう

に指示します。第 2 のプロパティは最初の指示を無効にし、Horizon Client に特定の 2 つのマウス デバイスを

ローカルのままにして、リダイレクトしないように指示します。

n 自動デバイス分割をオンにしますが、特定のデバイスのうち片方は分割されないようにします。もう片方の特定

のデバイスについては、そのコンポーネントの 1 つをローカルにしたままにして、他のコンポーネントをリモー

ト デスクトップにリダイレクトします。

viewusb.AllowAutoDeviceSplitting = "True"

viewusb.SplitExcludeVidPid = "Vid-03f0_Pid-2a12"

viewusb.SplitVidPid = "Vid-0911_Pid-149a(exintf:03)"

viewusb.IncludeVidPid = "Vid-0911_Pid-149a"

コンポジット USB デバイスは、ビデオ入力デバイスやストレージ デバイスなど、2 つ以上のデバイスの組み合

わせで構成されます。この例の最初のプロパティは、複合デバイスの自動分割をオンにします。2 つ目のプロパ

ティは、指定した複合 USB デバイス (Vid-03f0_Pid-2a12) を分割から除外します。

3 行目は、異なる複合デバイス (Vid-0911_Pid-149a) のコンポーネントを個別のデバイスとして取り扱いま

すが、インターフェイス番号が 03 のコンポーネントはリダイレクトから除外するように Horizon Client に指示

します。このコンポーネントはローカルのままです。

この複合 デバイスは、マウスまたはキーボードなどのデフォルトで通常は除外されるコンポーネントを含むの

で、4 行目が必要となり、そのため、複合 デバイス Vid-0911_Pid-149a の他のコンポーネントは、View デ

スクトップにリダイレクトできます。

最初の 3 つのプロパティは、分割プロパティです。最後のプロパティはフィルタリング プロパティです。フィル

タリング プロパティは、分割プロパティの前に処理されます。

重要: これらのクライアント構成プロパティは、リモート デスクトップの Horizon Agent に設定された対応ポリ

シーによって結合または無効にされる場合があります。Horizon Agent USB ポリシーに関連してクライアントで

USB 分割およびフィルタリングがどのように機能するかについては、VMware Horizon Console の管理の USB リダ

イレクトを制御するためのポリシーの使用についてのトピックを参照してください。

USB デバイス ファミリ

Horizon Client の USB フィルタリング ルールや、View Agent または Horizon Agent の USB フィルタリング ルールを作成するときに、USB デバイス ファミリを指定できます。

注: 一部のデバイスはデバイス ファミリを報告しません。

表 6-2. USB デバイス ファミリ

デバイス ファミリ名 説明

audio すべてのオーディオ入力またはオーディオ出力デバイス。

audio-in マイクロフォンなどのオーディオ入力デバイス。

audio-out ラウドスピーカーおよびヘッドホンなどのオーディオ出力デバイス。

bluetooth Bluetooth に接続されたデバイス。

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表 6-2. USB デバイス ファミリ (続き)

デバイス ファミリ名 説明

comm モデムおよび有線ネットワーク アダプタなどの通信デバイス。

hid キーボードおよびポインティング デバイスを除くヒューマン インターフェイス デバイス。

hid-bootable キーボードおよびポインティング デバイスを除く、起動時に使用できるヒューマン インターフェイス デバイス。

imaging スキャナなどの画像デバイス。

keyboard キーボード デバイス。

mouse マウスなどのポインティング デバイス。

other ファミリが指定されていません。

pda 携帯情報端末。

physical フォース フィードバック ジョイスティックなどのフォース フィードバック デバイス。

printer 印刷デバイス。

security 指紋読み取りなどのセキュリティ デバイス。

smart-card スマート カード デバイス。

storage フラッシュ ドライブおよび外部ハードディスク ドライブなどの大容量ストレージ デバイス。

unknown ファミリが不明です。

vendor ベンダ固有の機能のあるデバイス。

video ビデオ入力デバイス。

wireless 無線ネットワーク アダプタ。

wusb 無線 USB デバイス。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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Horizon Client のトラブルシューティング 7Horizon Client の大部分の問題は、リモート デスクトップや公開アプリケーションをリセットするか、Horizon Client を再インストールすると解決できます。

この章には、次のトピックが含まれています。

n リモート デスクトップの再起動

n リモート デスクトップまたは公開アプリケーションのリセット

n Horizon Client for Linux のアンインストール

n キーボード入力の問題

n Workspace ONE モードでのサーバへの接続

リモート デスクトップの再起動

リモート デスクトップのオペレーティング システムが応答しない場合、リモート デスクトップの再起動が必要にな

ることがあります。リモート デスクトップの再起動は、Windows オペレーティング システムの再起動コマンドと似

ています。通常、リモート デスクトップのオペレーティング システムは、再起動の前に未保存データを保存するよ

うに求めます。

Horizon 管理者がリモート デスクトップの再起動機能を有効にしている場合にのみ、リモート デスクトップを再起

動できます。

デスクトップの再起動機能を有効する操作の詳細については、Horizon 7 での仮想デスクトップのセットアップまた

は Horizon 7 での公開されたデスクトップとアプリケーションのセットアップを参照してください。

手順

u [再起動] コマンドを使用します。

オプション アクション

デスクトップで メニュー バーから [接続] - [デスクトップの再起動] を選択します。

デスクトップ選択ウィンドウから リモート デスクトップを選択し、メニュー バーから [接続] - [デスクトップの再起動] を選択し

ます。

Horizon Client から、再起動を確認するように求められます。

VMware, Inc. 114

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リモート デスクトップのオペレーティング システムが再起動し、Horizon Client がリモート デスクトップから切断

され、ログオフされます。

次のステップ

システムが完全に再起動するまで待機してから、リモート デスクトップへの再接続します。

リモート デスクトップを再起動しても問題が解決しない場合、リモート デスクトップをリセットする必要がある場

合があります。リモート デスクトップまたは公開アプリケーションのリセットを参照してください。

リモート デスクトップまたは公開アプリケーションのリセット

デスクトップ オペレーティング システムが応答を停止し、リモート デスクトップを再起動しても問題が解決しない

場合は、リモート デスクトップをリセットする必要がある場合があります。

リモート デスクトップをリセットする操作は、物理的な PC を強制的に再起動するときに PC のリセット ボタンを押

す操作と同じです。リモート デスクトップで開いているすべてのファイルが閉じられますが、保存されません。

公開アプリケーションをリセットすると、開いているすべてのアプリケーションが終了します。

Horizon 管理者がリモート デスクトップのリセット機能を有効にしている場合にのみ、リモート デスクトップをリ

セットできます。

デスクトップのリセット機能を有効する操作の詳細については、Horizon 7 での仮想デスクトップのセットアップま

たは Horizon 7 での公開されたデスクトップとアプリケーションのセットアップを参照してください。

手順

u [リセット] コマンドを使用します。

オプション アクション

デスクトップ内からリモート デスクトップを

リセットする

メニュー バーから [接続] - [リセット] を選択します。

デスクトップとアプリケーションの選択ウィ

ンドウからリモート デスクトップをリセット

する

リモート デスクトップを選択し、メニュー バーから [接続] - [リセット] を選択します。

デスクトップとアプリケーションの選択ウィ

ンドウから公開アプリケーションをリセット

する

ウィンドウの右上隅の [設定] ボタン(歯車のアイコン)をクリックし、左ペインの [アプリケ

ーション] を選択して、[リセット]、[続行] の順にクリックします。

URI (Uniform Resource Identifier) を使用して、リモート デスクトップまたはアプリケーションをリセットす

ることもできます。構文の詳細と例については、URI を使用した Horizon Client の構成を参照してください。

リモート デスクトップをリセットすると、リモート デスクトップのオペレーティング システムが再起動し、Horizon Client がリモート デスクトップから切断され、ログオフされます。公開アプリケーションをリセットすると、そのア

プリケーションは終了します。

次のステップ

システムが完全に再起動するまで待機してから、リモート デスクトップや公開アプリケーションに再接続します。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

VMware, Inc. 115

Page 116: VMware Horizon Client for Linux のインストールと …...VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド このVMware Horizon Client for

Horizon Client for Linux のアンインストール

Horizon Client の問題は、Horizon Client アプリケーションをアンインストールして再インストールすると解決す

ることがあります。

Horizon Client for Linux をアンインストールする方法は、そのバージョンと、クライアント ソフトウェアのインス

トールに使用した方法によって異なります。

前提条件

Linux クライアント システムの root アクセス権があることを確認します。

手順

u Horizon Client 3.1 以前を使用している場合、またはクライアントを Ubuntu ソフトウェア センターからイン

ストールした場合は、[アプリケーション] - [Ubuntu ソフトウェア センター] を選択し、[インストールされたソ

フトウェア] セクションで、[vmware-view-client] を選択して [削除] をクリックします。

u VMware 製品ダウンロード Web サイトからインストールした Horizon Client 3.2 以降を使用している場合は、

ターミナル ウィンドウを開き、ディレクトリをインストーラ ファイルが含まれるディレクトリに変更して、-u

オプションを指定してインストーラ コマンドを実行します。

sudo env VMWARE_KEEP_CONFIG=yes \

./VMware-Horizon-Client-x.x.x-yyyyyyy.arch.bundle -u vmware-horizon-client

ファイル名では x.x.x はバージョン番号で、yyyyyyy はビルド番号になり、arch は x86 または x64 のいずれか

になります。VMWARE_KEEP_CONFIG=yes 設定を使用すると、クライアントのアンインストール時に設定が保持さ

れます。この環境変数を設定しない場合は、設定を保存するかどうかを指定するように求められます。

次のステップ

クライアントを再インストールするか、新しいバージョンをインストールすることができます。VMware 製品ダウン

ロードからの Horizon Client for Linux のインストールまたはアップグレードを参照してください。

キーボード入力の問題

リモート デスクトップや公開アプリケーションに入力するときに、キー入力が機能しません。

問題

リモート デスクトップまたは公開アプリケーションへの接続中、入力した文字が表示されない。1 つのキーが何回も

繰り返される現象が発生することもある。

原因

Norton 360 トータル セキュリティなどの一部のセキュリティ ソフトウェアには、キーロガーを検出してキーストロ

ークの記録をブロックする機能があります。このセキュリティ機能は、パスワードやクレジットカード番号を盗み取

るスパイウェアからシステムを保護するためのものです。このようなセキュリティ ソフトウェアによって、Horizon Client がリモート デスクトップまたはアプリケーションにキーストロークを送信できなくなることがあります。

VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイド

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解決方法

u クライアント システムで、ウィルス対策ソフトウェアまたはセキュリティ ソフトウェアのキーロガー検出機能

をオフにします。

Workspace ONE モードでのサーバへの接続

Horizon Client から直接サーバに接続することはできません。また、リモート デスクトップまたは公開アプリケー

ションに対する資格は Horizon Client に表示されません。

問題

n Horizon Client からサーバに直接接続すると、Horizon Client が Workspace ONE ポータルにリダイレクトし

ます。

n URI またはコマンドでリモート デスクトップまたは公開アプリケーションを開くと、Workspace ONE ポータル

にリダイレクトされ、認証が実行されます。

n Workspace ONE からリモート デスクトップまたは公開アプリケーションを開き、Horizon Client を開始する

と、資格のある他のリモート デスクトップまたは公開アプリケーションを Horizon Client で表示したり、開い

たりすることができなくなります。

原因

Horizon 7 バージョン 7.2 以降では、Horizon 管理者が接続サーバ インスタンスで Workspace ONE モードを有効

にできます。接続サーバ インスタンスで Workspace ONE モードが有効になっている場合、この動作は正常です。

解決方法

Workspace ONE を使用して、Workspace ONE が有効になっているサーバに接続し、リモート デスクトップと公

開アプリケーションにアクセスしてください。

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