· web viewaさん②・ さんに よう用じ事が あります。でん電わ話を...
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( 4701100 ) 「 電 話 を 掛 け る 」( 4702070 ) 「 応 答 す る 」
・ 日 本 語 の 電 話 表 現 に 慣 れ る
・ 相 手 を 呼 び 出 し て も ら う こ と が で きる・ 適 切 な 電 話 の 受 け 答 え が で き る・ 電 話 の 取 次 ぎ , 伝 言 の 受 け 方 に 関 す
238
● イ ラ ス ト ・ 写 真 シ ー ト
○ ○・ も し も し , さ ん の お 宅 です か ( p .2 3 9 )■ 活 動 シ ー ト
・ 活 動 1 - 電 話 で の 話 し 方 を 考 えて み よ う
( p .2 4 0 ~ 2 4 3 )
・ 活 動 2 - 留 守 録 を 使 っ て み よ う( p .2 4 4 )◆ こ と ば ・ 表 現 シ ー ト・ こ と ば ・ 表 現 - 電 話 に 関 連 す る こと ば ( p .2 4 5 )
★ 別 表・ 別 表 - 会 社 の 電 話 な ど で よ く 使 う 表現 ( p .2 4 6 )
指導ノート( p.247 ~250)
イ メ ージ を つかむ
体 験 ・ 行動する
こ と ば ・表 現 を 知る
内 容
取り上げる生活上の行為の事例
教室活動のねらい
教室活動の目標
発展的な活動
(47) でん
電わ
話・ふ
フぁ
ァく
クし
シみ
ミり
リを り
利よう
用する
る 表 現 を 知 っ て い る
(
239
● もしもし,○○さんの おたく
宅ですか
■ かつ
活どう
動1-でん
電わ
話での はな
話しかた
方を かんが
考 えてみよう
イメージ(いめーじ)をつかむ (47)でん
電わ
話・ふ
フぁ
ァく
クし
シみ
ミり
リをり
利よう
用 する
体験(たいけん)・行動(こうどう)する わ
話・ふ
フぁ
ァく
クし
シみ
ミり
リをり
利よう
用 する
1 )か い
会わ
話れ い
例 1
(ま
間ちが
違 い でん
電わ
話 の ば
場あい
合 )
A さ ん : も し も し , ○ ○ さ ん の
おたく
宅 で す か 。
B さ ん : い い え ,ちが
違 い ま す 。
A さ ん :
。
( 2 )か い
会わ
話れ い
例 2
(ほん
本にん
人 の ば
場あい
合 )
A さ ん : も し も し , ○ ○ さ ん の
おたく
宅 で す か 。
B さ ん : は い , そ う で す 。
A さ ん : △ △ と もう
申 し ま す が , ○ ○
さ ん おねが
願 い し ま す 。
B さ ん : は い ,わたし
私 で す 。
( 3 )か い
会わ
話れ い
例 3
(ざい
在たく
宅 の ば
場あい
合 )
240
A さ ん : も し も し , ○ ○ さ ん の
おたく
宅 で す か 。
B さ ん : は い , そ う で す 。
A さ ん : △ △ と もう
申 し ま す が , ○
○ さ ん おねが
願 い し ま す 。
B さ ん : は い , ち ょ っ と おま
待 ち
く だ さ い 。 《 ○ ○ さ ん を よ
呼 び ま
す 。 》
C さ ん : おま
待 た せ し ま し た 。 ○ ○
で す 。
( 4 )か い
会わ
話れ い
例 4
(る
留す
守 の ば
場あい
合 )
A さ ん : も し も し , ○ ○ さ ん の
おたく
宅 で す か 。
B さ ん : は い , そ う で す 。
A さ ん : △ △ と もう
申 し ま す が , ○
○ さ ん おねが
願 い し ま す 。
B さ ん : す み ま せ ん ,いま
今 い ま せ
241
ん 。
A さ ん :
。
( 5 )はな
話 し て み よ う (ろ
ロー
ーる
ルぷ
プれ
レい
イ )
242
Aさん①
・ ○○さんに よう
用じ
事が あります。でん
電わ
話を か
掛けて
ください。
・ ○○さんが いえ
家に いない ときは,かえ
帰る じ
時かん
間を
243
Aさん①
・ ○○さんに よう
用じ
事が あります。でん
電わ
話を か
掛けて
ください。
・ ○○さんが いえ
家に いない ときは,かえ
帰る じ
時かん
間を
Aさん②
・ ○○さんに よう
用じ
事が あります。でん
電わ
話を か
掛けて
ください。
・ ○○さんが いえ
家に いない ときは,かえ
帰る じ
時かん
間を き
聞いた あと
後で かえ
帰ったら でん
電わ
話を くださいと つた
伝えて
Bさん①
・ でん
電わ
話が か
掛かってきました。でん
電わ
話に で
出てください。わたし
私 の いえ
家に ○○というひと
人は す
住んでいませ
Bさん②
・ でん
電わ
話が か
掛かってきました。でん
電わ
話に で
出てください。わたし
私 は ○○です。
( 1 )る
留す
守ばん
番 でん
電わ
話 に め
メっ
ッせ
セー
ーじ
ジ を のこ
残 す (ろく
録おん
音 す る ) /き
聞 く (さい
再せい
生 す る )
244
■ かつ
活どう
動2-る
留す
守ろく
録を つか
使ってみよう
Bさん③
・ でん
電わ
話が か
掛かってきました。でん
電わ
話に で
出てください。か
家ぞく
族の ○○は いま
今 いません。△じ
時ごろ かえ
帰ります。
・ かえ
帰ったら でん
電わ
話を くださいと い
依らい
頼された
ら,あい
相て
手の
Bさん④
・ でん
電わ
話が か
掛かってきました。でん
電わ
話に で
出てください。か
家ぞく
族の ○○は いま
今 いません。いつ かえ
帰るか わ
分かりません。
・ かえ
帰ったら でん
電わ
話を くださいと い
依らい
頼された
ら,あい
相て
手の な
名まえ
前と でん
電わ
話ばん
番ごう
号を き
聞いて,め
メも
モしてください。体験(たいけん)・行動(こうどう)する (47)でん
電わ
話・ふ
フぁ
ァく
クし
シみ
ミり
リをり
利よう
用 する
た だいま
今 ,る
留す
守 に し て お り ま す 。でん
電わ
話 の かた
方 は ,ぴ
ピー
ー と い うおと
音 の あと
後 に ,
おな
名まえ
前 と ごよう
用けん
件 を おはな
話 し く だ さ い 。ふ
フぁ
ァく
クし
シみ
ミり
リ を ごり
利よう
用 の かた
方 は ,そう
送しん
信
し て く だ さ い 。
《ぴ
ピー
ー 》
<め
メっ
ッせ
セー
ーじ
ジ >
245
◆ ことば・ひょう
表げん
現-でん
電わ
話に かん
関れん
連する ことば
ことば・表現(ひょうげん)を知る(しる) (47)でん
電わ
話・ふ
フぁ
ァく
クし
シみ
ミり
リをり
利よう
用 する
・ 電 話 を 掛 け ま す ( で ん わ を か け
ま す )
・ 電 話 に 出 ま す ( で ん わ に で ま
す )
・ 電 話 を 切 り ま す ( で ん わ を き り
ま す )
・ 電 源 ( で ん げ ん )
・ マ ナ ー モ ー ド ( ま な ー も ー ど )
・ 呼 び 出 し 音 ( よ び だ し お ん )
・ 話 し 中 ( は な し ち ゅ う )
・ 保 留 ( ほ り ゅ う )
・ 受 話 器 ( じ ゅ わ き )
246
電話(でんわ)
公衆電話(こうしゅう
携帯電話(けいたいでん
PHS(ぴーえいち
ファクシミリ(ふぁくしみ
・ 外 線 ( が い せ ん )
・ 内 線 ( な い せ ん )
・ 留 守 番 電 話 ( る す ば ん で ん わ )
・ 留 守 録 ( る す ろ く )
・ メ ッ セ ー ジ ( め っ せ ー じ )
・ 伝 言 ( で ん ご ん )
・ 間 違 い 電 話 ( ま ち が い で ん わ )
・ も し も し
・ は い , ~ で す
・わたし
私 は ~ と もう
申 し ま す
・ い つ も おせ
世わ
話 に な っ て お り ま す
・ ~ さ ん を おねが
願 い し ま す
・しつ
失れい
礼 で す が , ど ち らさま
様 で し ょ う か
247
★ べっ
別ぴょう
表 かい
会しゃ
社の でん
電わ
話などで よく つか
使う
発展的(はってんてき)な活動(かつどう) (47)でん
電わ
話・ふ
フぁ
ァく
クし
シみ
ミり
リをり
利よう
用 する
・しょう
少しょう
々 おま
待 ち く だ さ い
・ おでん
電わ
話 か わ り ま し た , ~ で す
・もう
申 しわけ
訳 あ り ま せ ん
・ た だいま
今 がい
外しゅつ
出ちゅう
中 で す
・せき
席 を はず
外 し て お り ま す
・ほか
他 の でん
電わ
話 に で
出 て お り ま す
・らい
来きゃく
客ちゅう
中 で す
・かい
会ぎ
議ちゅう
中 で す
・ おやす
休 み を い た だ い て お り ま す
・ ~じ
時 ご ろ もど
戻 る よ
予てい
定 で す
・ ~じ
時 ご ろ お
終 わ る よ
予てい
定 で す
・ こ ち ら か ら か
掛 けなお
直 し ま す
・ ま た おでん
電わ
話 い た し ま す
・でん
伝ごん
言 を おねが
願 い で き ま す か
・ そ れ で は しつ
失れい
礼 い た し ま す
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取り上げる生活上の行為の事例(4701100)「電話を掛ける」(4702070)「応答する」
教室活動の目標 -日本語の電話表現に慣れる。
教室活動のねらい -相手を呼び出してもらうことができる。-適切な電話の受け答えができる。-電話の取次ぎ,伝言の受け方に関する表現を知っている。
・ 外国語で電話するのは,なかなか容易なことではありません。文字や(非言語的な)ジェスチャー・しぐさ・表情などの視覚的な情報が全く伝わらず,音声だけでやり取りしなければならないからです。したがって,学習者が電話しようとする相手は,母語が通じる人ばかりになってしまうかもしれません。しかし,そういう人に電話する場合でも,間違い電話を掛けてしまうこともあるでしょうし,相手の家族の中には母語が異なる人もいて,その人が電話に出ることもあるでしょう。そのような場面に遭遇しても困らないよう,適切に対応するための最低限の日本語表現を理解し,実際に聞いたり話したりできるように練習しておく必要があるはずです。ここでは,そうした表現を学びましょう。
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指導ノート
●イラスト・写真シート・もしもし,○○さんのお宅ですか(p.239)
イメージをつかむ
・ 最初にイラスト・写真シート「もしもし,○○さんのお宅ですか」(p.239)を学習者と一緒に見ながら,日本語または学習者の母語などで,以下のようなやり取りをしてみましょう。
<やり取りの例>「これは何ですか。」「よく電話をしますか。誰と話しますか。どんなことを話しますか。
週に何回電話しますか。一回何分ぐらい話しますか。」 「電話するとき,日本語で話しますか。母語で話しますか。」「電話で何か困った経験はありますか。」
・ このようなやり取りを通じて,学習者が日常生活の中で電話をどのように使っているか,また,実際の場面で日本語をどの程度理解または使用しているかについて把握できるでしょう。
・ 学習者自身が持つ電話でのやり取りに関するイメージが整理され,さらに活性化されるだけでなく,指導者が今後の活動展開を考えていく上で,きっと役に立つはずです。
・ 「活動1」の会話例(1)「間違い電話の場合」,会話例(2)「本人の場合」,会話例(3)「在宅の場合」,会話例(4)「留守の場合」を使ってキーフレーズを確認し,学習者の日本語レベルや地域の状況などに応じて適宜工夫を加えた上で,ロールプレイを行います。
・ なお,これらの会話例のうち,(1)「間違い電話の場合」と(4)「留守の場合」については,続きの展開部分が空白になっています。この場面で何を言ったらいいかを学習者と一緒に考えることでそれぞれの個人の背景にある異文化の発見につながるかもしれません。
<(1)の続きの例>
250
■活動シート・活動1-電話での話し方を考えてみよう(p.240~243)
体験・行動する
Aさん:「あのう,そちらは××-××××-××××ですか。」Bさん:「いいえ,××-××××-△×××です。」Aさん:「ああっ,すみません,間違えました。」
<(4)の続きの例①>Aさん:「何時ごろお帰りですか。」Bさん:「~ごろ帰ります。」Aさん:「じゃ,また(その頃)電話します。」Bさん:「よろしくお願いします。失礼します。」
<(4)の続きの例②>Aさん:「何時ごろお帰りですか。」Bさん:「すみません,ちょっと分かりません。」Aさん:「じゃ,お帰りになったら,お電話いただけますか。」Bさん:「すみません,お名前もう一度お願いします。」Aさん:「△△です。」Bさん:「△△さんですね。お電話番号お願いします。」Aさん:「××-××××-××××です。」Bさん:「××-××××-××××ですね。」Aさん:「じゃ,よろしくお願いします。」Bさん:「わかりました。失礼します。」
・ ロールプレイに際しては,(おもちゃまたは本物の)受話器を渡し,それを持ちながら練習すると,実際に電話で話している気分を醸し出すことができます。また,コードレス電話の親機と子機(あるいは携帯電話など)を用意し,壁を隔てた隣の教室から電話を掛けるなど,お互いの顔が見えない状況を作り出して練習すれば,より現実の場面に近いロールプレイになるはずです。
・ 教室で何度か練習した後,可能であれば実際の電話回線を利用して練習することを検討してください。特に公衆電話は,プッシュボタンが意外に硬くて押し間違いが少なくないことや,受話器の音量を調節できること,市外の場合は遠距離になるにつれて同じ料金で掛けられる時間が短くなること,さらに10円硬貨を複数枚入れたときはおつりが出るのに100円硬貨ではおつりが出ないことなど,実際に利用してみないと実感できないことがいくつかあります。屋外に出かける活動の機会があれば,公衆電話から教室のスタッフに現在地を報告す
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るタスクを組み込んでみるのも一つの方法です。
・ 活動2「留守録を使ってみよう」(p.244)の「留守番電話にメッセージを残す(録音する)/聞く(再生する)」は,三つの意味で練習になります。第一には,相手に伝えるべき情報を制限時間の中で要領よく話さな
ければならないため,話す内容を事前に整理しておくことです。内容は,学習者自身が考え出すとより深い練習になりますが,学習者の状況によっては(ロールプレイカードのような形で)母語または日本語である程度の方向性を示してもいいでしょう。第二には,短い制限時間の中で実際に発話することです。相手が聞
き取れるような声量・速度・明瞭さで話すことが必要になります。そして第三には,(自分または他人が)残したメッセージを再生し,
聞いて内容を理解できるか試すことです。学習者自身がメッセージを残した場合はフィードバック(振り返り)に使うことができますし,あるいは日本語母語話者が残したメッセージを聞き取る練習としても応用できるでしょう。
・ 「ことば・表現-電話に関することば」(p.245)は,電話を掛ける/受けるという行為の中でよく目にする基礎的な単語を並べてあります。必要に応じて適宜確認してください。
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■活動シート・活動2-留守録を使ってみよう(p.244)
◆ことば・表現シート・ことば・表現-電話に関連することば(p.245)
体験・行動する
ことば・表現を知
・ すでに会社の中で働いていたり,近い将来に働く予定があったりして,電話利用場面が家庭内に限らない学習者もいるかもしれません。そうした場合を想定して,別表「会社の電話などでよく使う表現」(p.246)を用意しました。初級程度の学習者にはハードルの高い表現ばかりですから,学習者にとって今すぐ必要性がないときは無理に導入しない方がよいですが,①耳で聞いたときに意味が分かる,②電話会話の中で実際に言える,の二段階で練習を進めるとよいです。
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