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Ｗｅｂ型流通ＢＭＳガイドライン（仮称）の纏め方の方向性について

２０１０/１１/ ２

Ｗｅｂ型流通ＢＭＳ検討部会担当事務局

資料３

本日の作業範囲

・前回の整理

・今回アンケートからの結論に基づいて確認すべき点の確認

・ガイドラインの修正指針・方向性の確認

※ 次回の部会にて、ガイドライン修正の詳細（案）について

合意が出来る様、本日の検討をおこなう。

前部会の整理（１）

・Web型流通BMSの目的

Ｓ-Ｓサーバー・サーバ型（ebMS、AS2）やＣ-Ｓクライアントサーバ型（JX）の

導入が難しい中小取引先に向けて、流通BMSの普及促進を図るため、

Web利用による「Web型流通BMS」のについてあくまで「流通BMS」を用意し

た上での補完としての要件を明確にして、標準化の普及に資する。

これにより現在、進展している「個別仕様のWeb－EDI」を今後、流通BMS標準の枠組へ誘導する。

目的の再確認

前部会の整理（２）・Web-EDIとは（定義）

ＨＴＴＰで送信するＥＤＩの形式で①ファイル転送型（Webから送信自動的に送信）②ブラウザ型（画面から直接サーバに入力する）がある。

※ ①のファイル転送型は流通ＢＭＳのＪＸ手順方式と類似している。

【ファイル転送型】ファイル送受信を目的として取引先が自社システムに連携して処理するもの

問題点個別のビジネスモデルで個別のメッセージ種・項目であり、取引先に負担となっている送受信（ダウンロード・アップロード）で人為的操作が必要で自動化できなく困っている

【画面入力ブラウザ型】画面操作により受注状況を表示・印刷などし、確定出荷数を入力し送信するなどファイル転送などを意識させないもの

WEB-EDIの定義の再確認

前部会の整理（３）

・Web型流通BMSとは（定義）【ファイル転送型】

現状のWeb-EDIの【ファイル転送型】としては小売側はＪＸサーバを用意し取引先は

ＪＸクライアント型を導入すればよい事となるが・・・

従来、J手順によりデータ交換し自社システムへ連携していたが、費用・技術的などの

理由により「ＪＸクライアントが導入できない取引先」のためデータ交換を補完する概念

としてWeb-EDIについて以下を定義する。

１．取引先が手順を選択できる事

小売側はWEBサーバ単独ではダメ

ＪＸを選択できなければ自動化が担保できず、困る取引先が発生ある。

※ Wｅｂ-EDIのアップロードやダウンロードの自動化を含め標準化が必要？

２．標準メッセージである事

Webによるデータ交換は標準であるメッセージ種・項目からなるＸＭＬスキーマを使用

するのが望ましいが、取り扱いが難しいことから別紙ＣＳＶ仕様（標準に完全適合・・

項目の省略や追加もしない）も利用するのであれば、これを規定するかどうかの検討が

必要である。

アンケートより定義の再確認を本日おこなう！

前部会の整理（４）

Web型流通BMSとは（定義）つづき

■Web型流通BMSの利用局面における運用ガイドラインは必要か

どこまで記載（改定方針は？）するか

ﾛｸﾞｲﾝ認証などのセキュリティ

ダウンロード・アップロードの操作画面の雛形

ＣＳＶ仕様の利用時の留意点

その他

【画面入力ブラウザ型】

取引先にとっては画面構成や出力帳票は統一される事が望ましいが、

今後の検討課題として今回は対象外。


ＪＸサーバ

WebサーバＷebクライアント

サーバ・クライアント型or

Web-EDIが選択できる

ＪＸクライアントXML

XML

CSV

＜流通BMSとしてWeb-EDIを認める例＞・ＪＸサーバが用意されていていずれかが選択できる・標準メッセージに完全適合している

０．前部会の内容確認

ＷebサーバＷebクライアントWeb-EDIXML

CSV

独自

＜流通BMSとしてWeb-EDIを認めない例＞Web-EDIのみで他の手順が用意されていない！


ebMSサーバ

ＡＳ２サーバ

ＪＸサーバ

ＡＳ２サーバ

ebMSサーバ

ＪＸクライアント

サーバtoサーバ型

サーバ・クライアント型

ＷebサーバＷebライアントWeb-EDI

Ｗebサーバ WebクライアントWeb-EDI 独自

誘導


０．前部会の内容確認

© 2009 Supply Chain Standards Management & Promotion Council , All rights reserved 9

１．前提条件①

(1) Ｃ－Ｓ型手順（ＪＸ）の提供を、流通ＢＭＳでは必須とする？ (設問a-3)

委員９名中Ｘ名は、必要との回答を頂いた。【検討事項】 ⇒ （案）前提条件として採用する。

◇Web-EDIのみは、流通BMSとして認めないことを前提とした場合、＜必要＞・S-S型、またはC-S型の同時提供が義務付けられる。この際に、S-S型だけの提供でもＯＫとした場合、相対企業にとって選択肢が狭められないか？例：C-S型なら導入可能だが、S-S型はコスト的にも難しく、

Web-EDIを選ばざるをえない。

＜不要＞（確認）

アンケート集計の結果により、事務局にて整理しました。


１．前提条件②

(2) メッセージ項目およびその定義に対する制約を必須とする？ (設問a-1,2)


委員９名中Ｘ名は、必要との回答を頂いた。【検討事項】 ⇒ （案）前提条件として採用する。

◇Web-EDIのみは、流通BMSとして認めないことを前提とした場合、＜不要＞・S-S型、またはC-S型の同時提供が義務付けられる。C-S型が提供されれば、現状JCA手順でEDIを行っている企業は、C-S型を採用する可能性が高く、Web-EDIを選択する企業の多くは、現状、電話やFAX等で行っている企業であり、複数企業とのEDIを行っているところも少なく、個別仕様のWeb-EDIでも良いのでは？例：地場の小規模な企業にPCを貸与し、独自のWeb-EDIで、

データ交換が実現出来る？！

⇒地場の小規模な企業と言えども数社との取引がある場合、標準の枠などが無いと、将来的に負担が増えることは・・・


２．機能要件①

(1) 画面構成について、流通ＢＭＳでは標準化する？ (設問b-1,2)

委員全員が、標準化については不要との回答を頂いた。⇒ 標準化は行わない。【検討事項】 ⇒ （案）参考として機能イメージを提示する。

＜必要＞（確認）


(2) 帳票出力について、流通ＢＭＳでは標準化する？ (設問b-3,4)

委員９名中Ｘ名は、標準化については不要との回答を頂いた。【検討事項】 ⇒ （案）標準化は行わないが、

参考として機能イメージを提示する。



３．機能要件②

◎ ファイルのアップロードについて、流通ＢＭＳでは標準化する？ (設問c)

委員９名中Ｘ名は、機能要件として必要との回答を頂いた。【検討事項】 ⇒ （案）機能要件として必須とする。

◇Web-EDIのみは、流通BMSとして認めないことを前提とした場合、＜必要＞（確認）

＜不要＞・S-S型、またはC-S型の同時提供が義務付けられる。C-S型が提供されれば、現状JCA手順でEDIを行っている企業は、C-S型を採用する可能性が高く、Web-EDIを選択する必要はない。？：地場の小規模な企業などは、データをアップロードするために、

社内システムとの連携を行うことが出来るか？

⇒地場の小規模な企業と言えども会計ソフト等を導入している場合、アップロードが出来ると便利？！⇒会計ソフト等のＩＦは決められているのではないか・・・



４．機能要件③

◎ ファイルのダウンロードについて、流通ＢＭＳでは標準化する？ (設問d)

委員９名中Ｘ名は、機能要件として必要との回答を頂いた。【検討事項】 ⇒ （案）機能要件として必須とする。

◇Web-EDIのみは、流通BMSとして認めないことを前提とした場合、＜必要＞（確認）

＜不要＞・S-S型、またはC-S型の同時提供が義務付けられる。C-S型が提供されれば、現状JCA手順でEDIを行っている企業は、C-S型を採用する可能性が高く、Web-EDIを選択する必要はない。？：地場の小規模な企業などは、データのダウンロードを行って、

社内システムとの連携を行うことが出来るか？

⇒地場の小規模な企業と言えども会計ソフト等を導入している場合、ダウンロードが出来ると便利？！⇒会計ソフト等のＩＦは決められているのではないか・・・



５．機能要件④

(1) 利用者の認証方法について、流通ＢＭＳでは標準化する？ (設問e-1)

委員全員が、機能要件として必要との回答を頂いた。⇒ 機能要件として必要。【検討事項】 ⇒ （案）認証方式について標準化する。



(2) その他のｾｷｭﾘﾃｨ対策について、流通ＢＭＳでは標準化する？ (設問e-2～6)

委員９名中Ｘ名は、標準化については不要との回答を頂いた。【検討事項】 ⇒ （案）標準化は行わないが、

参考としてセキュリティの問題点を例示する。



６．機能要件②および③の詳細確認項目


機能要件②および③が、機能要件として必要と決定した場合、アンケート集計結果表を基に検討！

・今年度の最終会議において、ガイドラインの

最終版について、記載内容の承認を終える。

・２０１１．３公開を目標とする。

・公開前までに、運営委員および各部会への、報告をおこなう。

７．公開について

© 2010 Supply Chain Standards Management & Promotion Council , All rights reservedｖ 17

検討スケジュール（事務局案）

９月１０月１１月１２月１月２月３月

部会 9/29▲

11/2△

12/XX△

1/XX△

目的確認 ◎

方針検討 ◇ ◇ ○ ◎

業界確認 ☆ ☆ ☆ ☆

ガイドライン作成

◇ ○ ○ ◎ ◎

公開

報告

ﾒｰﾙ

◇：案提示、○：仮確定、◎確定

ｱﾝｹｰﾄ

http://www.dsri.jp/ryutsu-bms/

「流通ビジネスメッセージ標準」ならびに「流通ＢＭＳ」は財団法人流通システム開発センターの登録商標です。

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