初心者向けwebinar 貴重なデータを守るクラウドバックアップの実現
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でください
②吹き出しマークで送信してくださ
い
初心者向けWebinarのご紹介
• AWSについてこれから学ぶ方向けのソリューションカットの技術Webinarです。
• 過去のWebinar資料– AWSクラウドサービス活用資料集ページにて公開
http://aws.amazon.com/jp/aws-jp-introduction/
• イベントの告知– 国内のイベント・セミナースケジュールページにて告知
http://aws.amazon.com/jp/about-aws/events/
(オンラインセミナー枠)
Introduction
• 今回のAWS初心者向けWebinarでは、AWSを活用したバックアップの実現方法についてご紹介します。
• バックアップにAWSを活用することで、守るべきデータを簡単にかつ安全に保管することが可能になります。
• オンプレミス環境のバックアップに加え、AWS環境のバックアップ方法についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ストレージの管理は案外重労働
計画 &設計
調達
導入
運用 & 拡張 3〜5年サイクル
長いリードタイム
技術/コスト革新からの遅れ24時間365日の
ハードウェア故障への対応
リプレース、データ移行の検討
曖昧な前提に基づく容量設計
System A System B
ストレージ
System C System D System E System F
• ストレージごとの容量を気にしながら管理運用を行う必要があり、、• ストレージごとのライフサイクルに応じてリプレースを検討し、、• バックアップデータの外部保管運用まで考えると、考慮事項が山積みに
2010 〜 2013 〜 2015 〜ストレージ ストレージ
システム毎にストレージを管理していると……
Amazon S3
System A System B System C System D System E System F
AWSを活用し運用負荷を軽減・安全性も向上
• Amazon S3の容量は事実上無制限。容量を気にする必要なし• 保存期間も無制限。データが必要な限りいつまでも保管できる• フルマネージド型サービスなので管理運用の手間はなし• 99.999999999%の耐久性を提供するため、データロストの心配はなし
低コスト アップロード無料
格納料金 1GB/月4円 (2015/3/16時点、$1=120円計算)
耐久性 99.999999999%の耐久性
3か所以上への自動複製保存
インテグリティチェックおよび自動復旧
データを自動複製
リージョン
EC2
Availability Zone
セキュリティ
データ転送はすべてSSL通信
同一リージョン内のみでの保管
サーバサイド暗号化オプション(AES256)
柔軟性
格納容量無制限
多くの3rd Party製品がサポート
Amazon S3(Simple Storage Service)
• AWS操作をよりセキュアに行うための認証・認可の仕組み
• AWS利用者の認証と、アクセスポリシーを管理– AWS操作のためのグループ・ユーザーの作成が可能– グループ、ユーザーごとに、実行出来る操作を規定できる– ユーザーごとに認証情報の設定が可能
• バックアップデータへのアクセス制御に利用する– バックアップ時に使うユーザは、対象データの書き込みのみを許可– データリストアを行う運用者は読み取りのみ許可されたユーザを利用する
開発チーム 運用チーム
AWS Identity and Access Management(IAM)
オンプレミス環境のバックアップ
• ファイル単位でのバックアップ
• ストレージ装置を利用したバックアップ
• アプライアンスを利用したバックアップ
• 3rd party ソフトウェアを使ったバックアップ①
– S3対応のソフトウェアを利用するケース
• 3rd party ソフトウェアを使ったバックアップ②
– S3非対応のソフトウェアを利用するケース
• テープライブラリへのバックアップ
ファイル単位でのバックアップ
Amazon S3
S3バケット
Internet
• 最もシンプルかつ低コストなパターン
• バックアップしたいファイルを定期的にS3にコピーする
• AWS CLIによるスクリプトを定期的に実行するだけで完全自動化を実現
• 利用するサービス/ツール
– Amazon S3
– AWS IAM
– AWS CLI
データセンタ
サーバ
定期アップロード(HTTPS)
リストア
〜AWSの各種サービスをコマンドで操作できる統合ツール〜
• コマンドラインに手動で入力して操作
• スクリプト等から自動制御
特徴
• “aws”という名前の単一コマンドで30のサービスを操作可能
• プラットフォームや開発言語などが限定されないWindows, Linux, Mac, Unixなど
• ノンプログラミングでも自動制御を実現
• S3用にはsyncなどの便利な機能あり
AWS Command Line Interface(CLI)とは?
EC2起動、停止
S3アップロードダウンロード
RDSDB起動バックアップ
CloudWatch情報取得
ManagementConsole (Web)
ユーザ名・パスワード
AWS管理者・オペレータ
各言語ごとのSDK アクセスキー・
シークレットキー
AWS CLI
>
REST API
AWS CLIの利用イメージ
AWS CLIを利用するメリットとデメリット
• メリット
– コスト負担を最小限に抑えられる
– 学習が容易なAWS CLIのみで利用できるシンプルさ
– 自動化が容易で様々なユースケースに応用が可能
• デメリット
– ある時刻のファイル一式をバックアップしたい場合など、バックアップ対象ファイルの整合性を担保しにくい
– 差分バックアップをサポートせず、更新ファイルは全アップロードとなる
バックアップのコスト
• Amazon S3
– ストレージ利用料金:$0.0330/1GB/Month = 1GBあたり月額約4円
– PUT, COPY, POST, LISTリクエスト料金:$0.0047/1,000リクエスト
– GETおよび他のすべてのリクエスト料金:$0.0037/10,000リクエスト
• データ転送料金
– データ転送料金:$0.140/1GB = 1GBあたり約17円
– バックアップ時は無料、リストア時のみ課金される
※2015年3月18日時点。最新情報はWebをご確認ください http://aws.amazon.com/jp/s3/pricing/
実際にセットアップしてみましょう
1.AWSアカウントを登録する
2.AWS IAMでユーザを作成する
3. IAMユーザにS3に限りアクセスできる権限を付与する
4.Amazon S3でバケットを作成する
5.AWS CLIを設定する
6.バックアップを実行する
• Webフォーム上で数分程度の登録作業をするだけで、すぐさまAWSを利用可能
• AWSアカウント作成の流れhttp://aws.amazon.com/jp/register-flow/
• AWSアカウント作成方法についての動画(日本語字幕付き)http://aws.amazon.com/jp/getting-started/
1.AWSアカウントを登録する
• アカウント登録後にAWSのTopページへアクセスhttp://aws.amazon.com/jp/
• 登録したメールアドレス、パスワードでログインする
1.AWSアカウントを登録する
2.AWS IAMでユーザを作成する
マネジメントコンソールにログインし、
サービス一覧からIdentity & Access Managementを選択
ナビゲーションペインの
Usersをクリック
2.AWS IAMでユーザを作成する
クリックしてAccess Key IDとSecret Access Keyが払い
出されていることを確認Download Credentialsボタンでダウンロード。ファイルは厳重に管理すること
3.IAMユーザにS3の権限を付与する
AmazonS3FullAccessを選択し
Attach Policyボタンをクリック
Attach Policyボタンの下側に
AmazonS3FullAccessが
表示されていればOK
5.AWS CLIを設定する
Windowsの場合はインストーラをダウンロードして実行する
MacやLinuxの場合はpipを使ってインストール
※注意
EC2上のAmazon Linuxには最初から導入済み
5.AWS CLIを設定する
aws configureコマンドを実行
以下の情報を入力する
• Access Key ID
• Secret Access Key
• デフォルトリージョン(東京ならap-northeast-1)
• デフォルト出力形式
※注意
Access Key IDとSecret Access KeyはIAMユーザのものを使う
6.バックアップを実行する
単一のファイルをアップロードしたい場合はaws s3 cpコマンドを利用する
利用方法)aws△s3△cp△(対象ファイル)△s3://(対象バケット)/(ファイル名:任意)
フォルダを同期する場合はaws s3 syncコマンドを利用する
利用方法)aws△s3△sync△(対象フォルダ)△s3://(対象バケット)/
※注意
syncはデフォルトではファイル削除を行わない。ローカルで削除した
ファイルをS3でも削除したい場合は末尾に”--delete”オプションをつける
実運用に向けたTips
• バックアップジョブの自動化AWS CLIを利用してスクリプトを作成することで、タスクスケジューラやcronからバックアップ処理の自動化を実現
• 誤削除への対策オペミス等でバックアップデータを削除してしまうケースに備えて、バージョニングを有効に。これにより、データの復旧が可能に。同名ファイルの世代管理もバージョニングで実現できるhttp://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonS3/latest/dev/Versioning.html
• ライフサイクルポリシーの適用指定日数よりも古いファイルを削除したり、アーカイブしたりすることもhttp://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonS3/latest/dev/object-lifecycle-mgmt.html
Amazon S3バージョニング
• ユーザの誤操作による削除防止に有効
• オブジェクトをバージョン管理下におく– 保存、検索、リストアが可能。バージョニング中はオブジェクトは削除されな
い
– 課金は保持しているバージョンの分だけ発生する
ストレージ装置を利用したバックアップ
Amazon S3
S3バケット
Internet
• ストレージ装置やソフトウェアでバックアップ対象の複製を作成後、S3に保存する
• 複製されたデータにはI/Oが発生しないので、複製実行時点のデータをバックアップできる
• LinuxのLVMの機能を使っても同様の構成を実現できる
• 利用するサービス/ツール
– Amazon S3
– AWS IAM
– AWS CLI
データセンタ
サーバ
ストレージ
Master Mirror
snapshot
ファイルのRead/Write
ストレージ装置を利用するメリットとデメリット
• メリット
– バックアップ対象ファイルの整合性担保が容易
– コスト負担を最小限に抑えられる
– 学習が容易なAWS CLIのみで利用できるシンプルさ
• デメリット
– ストレージ装置がsnapshotをサポートしていなかったり、LVMを使っていてもディスク領域に余裕がない場合は利用できない
– 差分バックアップをサポートせず、更新ファイルは全アップロードとなる
バックアップのコスト(再掲)
• Amazon S3
– ストレージ利用料金:$0.0330/1GB/Month = 1GBあたり月額約4円
– PUT, COPY, POST, LISTリクエスト料金:$0.0047/1,000リクエスト
– GETおよび他のすべてのリクエスト料金:$0.0037/10,000リクエスト
• データ転送料金
– データ転送料金:$0.140/1GB = 1GBあたり約17円
– バックアップ時は無料、リストア時のみ課金される
※2015年3月18日時点。最新情報はWebをご確認ください http://aws.amazon.com/jp/s3/pricing/
アプライアンスを利用したバックアップ
Amazon S3
S3バケット
Internet
• S3対応アプライアンスの機能を利用して、書き込まれたファイルをS3にコピーする
• 単体で動作するため、様々な拠点に置いたファイルサーバのバックアップにも最適
• 利用するサービス/ツール
– Amazon S3
– AWS IAM
– S3対応アプライアンス
オフィス
サーバ,PC等
アプライアンス製品
ファイルのRead/Write
S3対応アプライアンス
• NASアプライアンスによってはS3へバックアップ機能を備えている
• 多くの場合、IAMユーザのAccess Key IDとSecret Access Key、バックアップ先のS3バケットを指定すれば利用できる
• アプライアンスが直接S3にアクセスするため、インターネットへのアクセシビリティが必要となる
https://service.iodata.jp/solution/nas/cloud/amazonS3.html
アプライアンスを利用するメリットとデメリット
• メリット
– 単体で動作するため構成がシンプルですぐに始められる
– 設定が容易なのでシステム管理者でなくともセットアップが可能
– 各拠点に分散したNASを置いている場合にも適する
• デメリット
– 対応アプライアンスが必要
– S3とファイルをやりとりするため、アプライアンスがインターネットと通信できるようにする必要がある
バックアップのコスト(再掲)
• Amazon S3
– ストレージ利用料金:$0.0330/1GB/Month = 1GBあたり月額約4円
– PUT, COPY, POST, LISTリクエスト料金:$0.0047/1,000リクエスト
– GETおよび他のすべてのリクエスト料金:$0.0037/10,000リクエスト
• データ転送料金
– データ転送料金:$0.140/1GB = 1GBあたり約17円
– バックアップ時は無料、リストア時のみ課金される
※2015年3月18日時点。最新情報はWebをご確認ください http://aws.amazon.com/jp/s3/pricing/
3rd Partyソフトウェアを使ったバックアップ①
Internet
• DB等のミドルウェアと連携してバックアップする場合、ソフトウェアを使うケースが多い
• S3対応ソフトウェアなら、直接のバックアップが可能
• リストア時はS3からバックアップデータを取り出す
• 利用するサービス/ツール
– Amazon S3
– AWS IAM
– 3rd Partyソフトウェア
データセンタ
サーバ群
Amazon S3
S3バケット
S3対応バックアップ製品
バックアップサーバ
バックアップイメージ
3rd Partyソフトウェア
• バックアップソフトウェアがS3をサポートしていればバックアップデータを直接S3に保管することが可能
• ソフトウェアが提供するミドルウェア連携機能や、差分バックアップ機能をそのまま活用できる
• S3へのバックアップを前提とした安価な製品も利用可能
3rd Partyソフトウェアのメリットとデメリット
• メリット
– 高機能なバックアップ製品の機能をフル活用できる
– 製品によってはDB等のミドルウェアとの連携機能を持つ
– S3に保存されたデータの管理はソフトウェアが行ってくれる
• デメリット
– バックアップ対象が増えるとライセンスを購入する必要がある
– サポート契約により定期的にコストが発生する可能性がある
バックアップのコスト(再掲)
• Amazon S3
– ストレージ利用料金:$0.0330/1GB/Month = 1GBあたり月額約4円
– PUT, COPY, POST, LISTリクエスト料金:$0.0047/1,000リクエスト
– GETおよび他のすべてのリクエスト料金:$0.0037/10,000リクエスト
• データ転送料金
– データ転送料金:$0.140/1GB = 1GBあたり約17円
– バックアップ時は無料、リストア時のみ課金される
※2015年3月18日時点。最新情報はWebをご確認ください http://aws.amazon.com/jp/s3/pricing/
3rd Partyソフトウェアを使ったバックアップ②
Internet
• ソフトウェアがS3に未対応の場合、AWSが提供する仮想アプライアンスのStorage Gateway (SGW)を利用する
• SGWに書き込まれたデータを自動的にS3に非同期でアップロード。運用の変更なし
• 利用するサービス/ツール
– Amazon S3
– AWS IAM
– AWS Storage Gateway(Gateway-Cached Volume)
データセンタ
サーバ群
Amazon S3
S3バケット
バックアップサーバ&未対応プロダクト
SGW実データ
仮想化基盤上のAWS Storage Gateway
データ書き込み
AWS Storage Gateway(SGW)
• オンプレミス環境と連携可能なデータバックアップおよびクラウドストレージを提供するゲートウェイサービス
• 仮想アプライアンスとして提供され、仮想化基盤にデプロイするとiSCSIのストレージとして動作する(EC2上でも動作可能)
オンプレミス環境 クラウド環境
AWS Storage Gateway
AmazonS3
AmazonGlacier
Internet
オンラインストレージ
アーカイブストレージ
ゲートウェイ
サーバ
データ連携
データ格納(iSCSI)
データ保管ストレージ
• データ保管先に、安価かつ耐久性の高いAmazon S3およびAmazon Glacier(※1)を使用
格納容量無制限 安価なストレージ
高い堅牢性 セキュア
(キャパシティプランニングが不要)
(99.999999999% 3拠点以上のDCへ自動複製)
(月額 1GB / 約4円〜)
(厳重に管理されたDC/全て暗号化でやりとり)
※1 ゲートウェイVTLのみ利用可能
AWS Storage Gatewayのポイント
大容量かつ堅牢性の高いクラウドストレージをオンラインストレージおよびバックアップ用途で、オンプレミスおよびAWSなど様々な環境で利用を可能とするサービス
ゲートウェイキャッシュ型ボリューム
• Storage Gateway経由でAmazon S3を直接利用することで、堅牢性の高い大容量ストレージを実現– Storage Gateway経由で、S3をファイルシステムとして利用可能
– オンプレミスおよびAWSのEC2(仮想サーバ) 環境で利用可能
– アクセス頻度の高いデータは、キャッシュとしてローカルに保持
– snapshot機能により書き込まれたデータのバックアップが可能
– snapshotはオンプレミス側のStorage Gatewayへのリストア、もしくはAWS上のEC2 Gatewayへのリストアも可能
ゲートウェイキャッシュ型ボリューム
AWS Storage Gateway(ゲートウェイキャッシュ型)
Amazon S3
Internet
データ転送Snapshot
EC2
EBS
Upload Buffer(転送一時格納用)
DAS/SAN
• Architecture
Cache Storage(ローカルキャッシュ用)
Volume Storage
リストア
AWS Storage Gateway(ゲートウェイキャッシュ型)
データ転送/データアクセス
大容量ストレージ
Amazon S3
データアクセス
Disk Volume
ゲートウェイキャッシュ型ボリューム
• ゲートウェイキャッシュ型ボリュームの特徴– 1 Volume Storageは1GB〜32TBまで指定可能
• Cache StorageはGateway内で共有利用され、Gatewayあたり 1GB〜16TBまで指定可能
• 1 Gatewayで最大20個、合計150TBまでのVolume Storageを作成可能
– Volume Storage単位でS3上にSnapshotを取得
• Snapshotは差分で取得可能
• 手動およびスケジューリングによるSnapshotの取得にも対応
– Upload Bufferは 1GB〜2TBまで
• Upload BufferはGateway内で共有利用されるため、書き込み容量とAWSへのデータ転送速度を基準に、Upload Bufferがあふれないようにサイジング
SGWを利用するメリットとデメリット
• メリット
– バックアップ製品を選ばないので、既存の運用を変更せずにAmazon S3の頑強なストレージを利用できる
– バックアップ処理とS3へのアップロードは非同期なので、処理時間がその時の回線速度に影響されにくい
• デメリット
– Storage Gateway自体のコストが発生する
– 仮想アプライアンスをデプロイするための仮想化基盤が必要
– キャッシュとバッファ用に相応の容量のストレージが必要
バックアップのコスト(ゲートウェイキャッシュ型ボリューム利用)
• AWS Storage Gateway
– Storage Gatewayアプライアンスの利用料:$119/1台/Month
– ボリュームストレージ:$0.033/1GB/Month = 1GBあたり月額約4円
• データ転送料金
– データ転送料金:$0.140/1GB = 1GBあたり約17円
– バックアップ時は無料、リストア時のみ課金される
※2015年3月18日時点。 http://aws.amazon.com/jp/storagegateway/pricing/
テープライブラリへのバックアップ
Internet
• 既存テープライブラリをSGWに置き換えて利用する
• テープメディアの寿命管理や外部保管の手間から解放される
• アーカイブもサポート
• 利用するサービス/ツール
– Amazon S3
– AWS IAM
– AWS Storage Gateway(ゲートウェイVTL)
– (Amazon Glacier)
データセンタ
サーバ群
Amazon S3
S3バケット
バックアップサーバ&バックアップ製品
SGW実データ
仮想化基盤上のAWS Storage Gateway
(ゲートウェイVTL)
Amazon Glacier
アーカイブデータ
アーカイブリトリーブ
データ書き込み
ゲートウェイVTL(Virtual Tape Library)
• 物理テープライブラリ装置の代替として、Storage Gatewayを仮想テープライブラリとして利用することで、堅牢性の高い外部保管バックアップストレージを実現
– バックアップソフトウェアにてテープの取り出しオペレーションを行うことで、より安価なアーカイブストレージ(S3 → Glacier)にデータを退避
– VTL(Virtual Tape Library)対応ソフトウェアを利用し、Storage Gatewayを経由して、バックアップデータをS3およびGlacierに格納
– 対応ソフトウェアについては下記を参照
http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/storagegateway/latest/userguide/Requirements.html#requirements-backup-sw-for-vtl
ゲートウェイVTL
AWS Storage Gateway(ゲートウェイVTL)
Amazon S3
Internet
バックアップデータ転送
仮想テープ
EC2
EBS
Upload Buffer(転送一時格納用)
DAS/SAN
Cache Storage(ローカルキャッシュ用)
AWS Storage Gateway(ゲートウェイVTL)
MediaChanger
Tape Drive
仮想テープ
Amazon Glacier(VTS)
• Architecture
Amazon S3仮想テープ
仮想テープ
MediaChange
r
Tape Drive バックアップ
データ転送
アーカイブ
リトリーブ 仮想テープ
アーカイブ/リトリーブ
Backupサーバ
物理テープライブラリ装置の代替として
ゲートウェイVTL
• ゲートウェイVTLの特徴– iSCSI接続の仮想テープドライブと仮想メディアチェンジャーを提供
• 仮想テープドライブは最大10個, 仮想メディアチェンジャーは1個
– 1 Gatewayで最大1,500個の仮想テープもしくは合計150TBまで格納可能
• 各仮想テープは100GB, 200GB, 400GB, 800GB, 1.5TB, 2.5TBを選択可能
– 仮想テープ単位でS3およびGlacier上にデータが格納
• オンラインテープはS3上に格納。バックアップソフトウェア等を利用して仮想テープの取り出しを行った際に、Glacier(Virtual Tape Shelf)に移動
• Glacierにアーカイブされた仮想テープは別のGateway-VTLにリトリーブが可能
– Cache StorageとUpload Bufferの考え方は同様
ゲートウェイVTLを利用するメリットとデメリット
• メリット
– ゲートウェイVTLをサポートするバックアップ製品ならば、テープライブラリを置き換えれば利用できる
– 利用する予定がないデータはアンロードすれば容易にアーカイブが可能
– S3へのデータ転送をバックアップと非同期に実行できる
• デメリット
– Storage Gateway自体のコストが発生する
– 仮想アプライアンスをデプロイするためのリソースが必要
– GlacierからS3への書き戻しに料金が発生するため、アーカイブ対象の見極めが必要
バックアップのコスト(ゲートウェイVTL利用)
• AWS Storage Gateway
– Storage Gatewayアプライアンスの利用料:$119/1台/Month
– 仮想テープライブラリ(S3):$0.033/1GB/Month = 1GBあたり月額約4円
– 仮想テープシェルフ(Glacier):$0.012/1GB/Month = 1GBあたり月額約1.5円
– 仮想テープシェルフからの取得:最大ピーク同時データ取得に対し$0.36/1GB※ FAQの「請求」セクションをご確認ください。http://aws.amazon.com/jp/storagegateway/faqs/
• データ転送料金
– データ転送料金:$0.140/1GB = 1GBあたり約17円
– バックアップ時は無料、リストア時のみ課金される
※2015年3月18日時点。 http://aws.amazon.com/jp/storagegateway/pricing/
AWS環境のバックアップ
• EC2インスタンスのバックアップ
– ボリューム単位のバックアップ
– EC2インスタンス丸ごとのバックアップ
– EBS SnapshotとAMIの関係
• オンプレミス環境のバックアップ手法との関係
EC2インスタンスのバックアップ
• 特定のデータボリュームをバックアップする場合
– EBSボリュームのsnapshotを作成する
– 作成前にディスクへの読み書きを停止し静止点を作る
• 仮想サーバを丸ごとバックアップする場合
– EC2インスタンスをイメージ化しAMIを作成する
– デフォルトではデータ整合性担保のため、インスタンスが再起動する
EBSボリュームのsnapshot
• EC2にアタッチして利用するブロックストレージEBSから作成する
• snapshotの作成コマンドを発行したら、元となるEBSボリュームにはすぐにアクセスしても問題ない
• データはS3に保存され、任意のタイミングで新しいEBSボリュームにリストア可能
• リストア時にサイズを変更したり、ボリュームタイプを変更することが可能
• 取得したsnapshotはリージョン間転送が可能
Region
Availability Zone - a
EBS EBS EBS
Availability Zone - b
EBS
EBS
Amazon S3
EBS Snapshot
EC2 EC2
AMI(Amazon Machine Image)
• インスタンスの情報とEBS Snapshotからなる仮想マシンのテンプレートイメージ
• AMIから、EC2インスタンス(仮想サーバ)を起動できるので、バックアップとして運用可能
AMI
instance
instances
AMIをリージョン間転送しておき、災害時に別リージョンを迅速に利用することも可能
EBS SnapshotとAMIの関係
EBSRoot
EBSData
Snapshot: EBS単体のバックアップイメージ
Snapshot
Snapshot
Root
Data
Create Volume
Create Volume
EBSRoot
EBSData
EBSRoot
EBSData
EBSRoot
EBSData
AMI: EBS Snapshot + インスタンス情報のバックアップ
AMI化
EBSRoot
EBSData
Launch
Root Data
EBS snapshotが取得される
Snapshotから新規に作成されたEBSとともにインスタンスが起動
バックアップのコスト(AWS環境)
• Elastic Block Store
– スナップショット料金:$0.095/1GB
– EBSの使用容量がそのまま課金対象になるわけではない点に注意。Snapshot取得時に圧縮が効くため、圧縮後の容量に対して課金される
– AMIの場合はイメージに含めたボリュームのスナップショット料金のみ発生する
※2015年3月18日時点。 http://aws.amazon.com/jp/ec2/pricing/
まとめ
• AWSを利用したバックアップにおいては、最終的にAmazon S3にデータを格納するのが基本となる
• バックアップの実現方式は数多くのパターンがある。現状の構成や、変更の手間を考慮して選定する
• AWS環境においてはEBS SnapshotやAMIの機能を活用し、容易かつ安価にバックアップを取ることが可能
参照リンク• AWSアカウント作成の流れ
– http://aws.amazon.com/jp/register-flow/
• Storage Gatewayセットアップ方法(初心者向けWebinar資料:AWS上でのファイルサーバ)
– http://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/webinar-aws-42554225
• ホワイトペーパー:Backup, Archive, and Restore Approaches Using AWS
– http://d0.awsstatic.com/whitepapers/Backup_Archive_and_Restore_Approaches_Using_AWS.pdf
• パートナー様バックアップ製品のご紹介(AWS Partner SAブログ:バックアップカテゴリー)
– http://aws.typepad.com/aws_partner_sa/backup/
• AWSクラウド活用資料集
– http://aws.amazon.com/jp/aws-jp-introduction/
• 国内のお客様のAWS活用事例
– http://aws.amazon.com/jp/solutions/case-studies-jp/
AWSをより深く理解したい方向けにクラスルームトレーニングを提供しています。
詳細: aws.amazon.com/training 認定資格試験
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• AWSをこれからご使用になる技術者向け、ソリューションカット
• 今後の配信予定
– 4/14(火) ビジネス視点でみるAWSをはじめるときのTips集
– 4/23(木) 利用者が実施するAWS上でのセキュリティ対策
※いずれも18時~19時15分の時間帯です!
• 申し込みサイト
– http://aws.amazon.com/jp/about-aws/events/
AWS Black Belt Tech Webinar 2015
• AWS中上級者向け、サービスカット
• 今後の配信予定
– 3/25(水) リザーブドインスタンス、スポットインスタンス
– 4月は「春のベーシックサービス祭り月間」
• 4/1 (水) Amazon EC2
• 4/8 (水) Amazon EBS
• 4/15(水) Amazon VPC
• 4/22(水) Amazon S3
• 申し込みサイト
– http://aws.amazon.com/jp/about-aws/events/
AWSの導入、お問い合わせのご相談
• AWSクラウド導入に関するご質問、お見積り、資料請求をご希望のお客様は、以下のリンクよりお気軽にご相談ください。https://aws.amazon.com/jp/contact-us/aws-sales/