webエンジニアにとってのiot - physical webの技術とサイネージへの応用
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WebエンジニアにとってのIoT
PhysicalWebの技術と サイネージへの応用
株式会社リクルートテクノロジーズ アドバンスドテクノロジーラボ
加藤 亮
W3C/慶應 デジタルサイネージとHTML5セミナー
PhysicalWeb
• 技術概要(&制作事例)
• 展望とサイネージへの応用
PhysicalWeb 技術概要
iBeaconのような ビーコンを使います
UriBeacon
http://example.com
http://example.com
http://example.com
http://example.com
ビーコンからURLを Bluetooth LEで周囲にブロードキャストします
Metadata Resolver
WEBサーバー Metadata Resolver
Resolverは指定されたURLの サーバーからHTMLを取得し
解析します
WEBサーバー example.com
WEBサーバー Metadata Resolver
Resolverはスマホに 解析結果である
メタデータを返します
Metadata• original URL
• final URL
• title
• icon URL
• description
• その他拡張データ(JSON-LD)
http://example.com
http://example.com
http://example.com
http://example.com
http://example2.com
http://example2.com
http://example2.com
こういうビーコンの横を 通り過ぎていくと
(1)各ビーコンからURLを拾い (2)Resolverに問い合わせ (3)結果をリストアップできます
WEBサーバー Metadata Resolver
WEBサーバー example.com
メタデータを見て ユーザーが詳細を欲しくなったときには
Webブラウザでアクセス
欲しい情報が見つかったらWebブラウザで表示
WebView
どのようなネットワークで
どのようなデータを
どのように表示するか
どのようなネットワークで
どのようなデータを
どのように表示するか
どのようなネットワークで
UriBeacon
Metadata Resolver
どのようなネットワークで
どのようなデータを
どのように表示するか
バス停についたら 次のバスがいつ来るか知りたい
(時刻表が見たい)
レストランについたら メニューが見たい
まさに今、その場所で 重要な情報というのは決まっている
というシーンはたくさんあります
看板や、ポスター、パンフレットなど アナログ媒体の方が相性が良かった
コンテンツのデジタル化
レストランメニュー
バス停時刻表
デパート売り場案内
催事場案内
動的な情報も組み込んでいくことが可能になる
WebView
田中
鈴木
佐藤
レストラン: メニュー
会議: 資料
バショだけでなくヒトも?
田中
鈴木
佐藤
レストラン: メニュー
会議: 資料
名刺交換、チャットなどの起点
ソーシャルネットワークサービスなどの プロフィールページへ
バショやヒトに限らず様々なモノが URIを発信する世界へ
Real-World Wide Web
Web of Things
どのようなネットワークで
どのようなデータを
どのように表示するか
このような インフラが整った世界では ウェアラブルが真価を 発揮するかもしれない
ウェアラブル連動 (google glass)
ウェアラブル連動(Android Wear)
ただし現実的には 課題がたくさんあり
当面はスマートフォンがメイン
スマートフォンは In-Pocket Device
実際のユースケースでは 歩いている間にバックグラウンドで情報を拾う
偶発的な情報との出会いに 即座に気付けない
(スパム問題があるので、この用途でPUSH通知は使いづらい)
Attentionが弱い
サイネージとの 連動が重要
ファーストアテンション
手元へのナビゲーション
サイネージ
今までの セカンドスクリーンへの ナビゲーション
• URLを入力
• 「⚪⚪」で検索
• QRCodeを撮影
サイネージが UriBeaconの機能をもてば ブラウザを開けば既に情報がある
消費者の行動コストが劇的に下がり
高いコンバージョンへ
サイネージ
http://example.com
AIDMA/AISAS
AISAS
Attention -> Interest -> Search -> Action -> Share
AISAS
Attention -> Interest -> Search -> Action -> Share
検索すらいらない世界へ
コンバージョンへの 施策
店舗誘導へつながる機能
検索 「たしかレストランの情報拾ってたはず」 「自分の移動経路にレストランないかな」
お店の情報や場所の確認へ
位置情報連動 「この情報どこで拾ったんだろう」
ビーコンから情報取得した時点での位置情報を取得しておき あとでマップで確認
パーソナライズされたサービスへ
アプリ連動(DeepLinkによる実験)
アプリ連動(DeepLink)
このページに対応するアプリがあるならストアへ誘導
アプリ連動(DeepLink)
アプリがデバイスに既にインストールされていたら
もちろんそのまま Webブラウザでのサービス
も提供可能
WebNFCなど いままでの一般的なWebサービスとは違うタイプの
HTML5技術を応用していける可能性も
まとめ
Real-World Wide Webを目指すPhysicalWebの登場
サイネージの世界と相性が良さそう
普及前の技術で課題もたくさんあるが 様々な展望につなげられるのでは
ご清聴 ありがとうございました