windows7にvirtual boxで仮想環境を構築し,cent osをインストール
DESCRIPTION
Windows7 (64bit) に Virtual Box をインストールする.さらに Virtual Box に Cent OS を最小構成でインストールし,仮想環境で開発を行えるようにする. 2013/10/21 追記 Cent OS のネットワーク設定,SSH接続の設定について記述を追記. http://island001jp.hatenablog.com/entry/2013/10/16/TRANSCRIPT
Windows7 に Virtual Box で 仮想環境を構築し,
Cent OS をインストール
Windows7 (64bit) に Virtual Box をインストールする.
さらに Virtual Box に Cent OS をインストール(*1)し,
仮想環境で開発を行えるようにする.
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*1 Cent OS は最小構成でインストール
Webエンジニア見習いの技術メモ
http://island001jp.hatenablog.com/entry/2013/10/16/
* Virtual Box のインストール
* Cent OS のインストール
* Cent OS の設定(ネットワーク,ssh)
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1. Virtual Box のインストール(1)
• 以下のリンク先からインストーラーをダウンロードし,インストール開始 – https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads
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• 基本的に“next”ボタンを押しておけば問題ない
• いくつかのドライバ(デバイスソフトウェア)のインストールも同時に行われる – その時には“インストール”ボタンを押してインストールする
1. Virtual Box のインストール(2)
• インストール完了後の,初回起動時の画面
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* Virtual Box のインストール
* Cent OS のインストール
• ディスクイメージのダウンロード
• 新規仮想マシンの作成と Cent OS のインストール
* Cent OS の設定(ネットワーク,ssh)
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2.1. Cent OS のディスクイメージ(1)
• 以下の公式サイトにアクセスし,ミラーサイトからダウンロードする
– https://www.centos.org/
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• そのために,赤枠部分をクリック
2.1. Cent OS のディスクイメージ(2)
• クリックすると直接ダウンロードページには飛ばず,以下URLのページに飛ばされる
– https://www.centos.org/modules/tinycontent/index.php?id=15
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• 各リンクは,“ミラーサイトになる,ミラーサイトのリスト,各ミラーサイトのステータス”
• 赤枠部分(“ミラーサイトのリスト” )をクリック
2.1. Cent OS のディスクイメージ(3)
• リストが表示される.色々な国,地域にサーバーがあり,好きな場所からダウンロード可能
– http://www.centos.org/modules/tinycontent/index.php?id=30
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• どの場所のでも良いから,“HTTP”,“FTP”のいずれかをクリック
• ここでは単純に一番上のHTTPをクリック
2.1. Cent OS のディスクイメージ(4)
• 色々なバージョンへのリンクが表示される
– http://centos.arcticnetwork.ca/
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• 最新のバージョン(ここでは 6.4)をダウンロードするため,赤枠部分をクリック
2.1. Cent OS のディスクイメージ(5)
• “isos”をクリック
• 次に,32bitの場合は“i386”,64bitの場合は“x86_64”をクリック
– 今回は64bitを想定しているので“x86_64”のほうをクリック
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2.1. Cent OS のディスクイメージ(6)
• 最小構成でインストールするため
“CentOS-6.4-x86_64-minimal.iso”をクリックしてダウンロード
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• “minimal”以外にも色々ある
– LiveCD,LiveDVDについては以下など参照
• http://ja.wikipedia.org/wiki/Live_CD
• 要はハードディスクへのインストールなしにOSを起動できるディスクイメージ
• これを用いてハードディスクにインストールすることもできる
– “netinstall” はインターネットからダウンロードしつつインストールする
– “bin”は全部入ってる
* Virtual Box のインストール
* Cent OS のインストール
• ディスクイメージのダウンロード
• 新規仮想マシンの作成と Cent OS のインストール
* Cent OS の設定(ネットワーク,ssh)
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2.2.1. 新規仮想マシンの作成
• Virtual Box を起動し,新規をクリック,右下のように設定する
– 名前,タイプ,バージョンとも後で変更可能
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• “次へ”を押すとメモリ使用量,仮想ハードドライブなどの設定が続く – メモリ使用量は使用しているPCに合わせて(半分弱くらい?)設定する
– 仮想ハードドライブは作成するように設定する(作成していないとOSをインストールできない.ちなみに後からでも作成可能.ファイルタイプはDVIでよい)
– 物理ドライブは可変サイズでよい.次のファイルの場所とサイズで,置く場所と可変サイズの上限を設定する
• ファイルの場所とサイズの設定が終わると仮想マシンの作成が完了する
2.2.2. Cent OS のインストール(1)
• 設定をクリック.次の画面でCDマーク(赤枠部分)をクリックし,Cent OS のディスクファイルを選択して仮想ドライブにセットする.最後にOKクリック
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2.2.2. Cent OS のインストール(2)
• 起動をクリック
– 途中Virtual Boxの警告が現れるかもしれないがOKで問題ない
• 一番上を選択してインストールを開始
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2.2.2. Cent OS のインストール(3)
• ディスクイメージに問題がないかテストするか否か
– テストはSkipで問題ない
• 重要な環境を構築する場合はテストした方が良いが,仮想環境なのでSkipで良い
– もしOKを選ぶと,ディスクイメージに問題がないかテストが実行される
• テストを実行した場合,テスト完了後にディスクイメージがいったん仮想ドライブから取り除かれる
• そのため,Virtual Box の“メニュー” ,“デバイス” ,“CD/DVDデバイス” ,からCent OSのディスクイメージを再び選択して,以降の作業を進める必要がある
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2.2.2. Cent OS のインストール(4)
• ここからマウスで操作可能
– Nextをクリック
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2.2.2. Cent OS のインストール(5)
• 言語の選択
– 英語を選択するが,別に日本語でも問題ない
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2.2.2. Cent OS のインストール(6)
• キーボードレイアウト
– 自分は英語配列のキーボード使っているので,ここでは英語を選択
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2.2.2. Cent OS のインストール(7)
• ストレージデバイスの種類
– ベーシックのままで良い
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2.2.2. Cent OS のインストール(8)
• ストレージにデータがあるという警告
– Yesで問題なし
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2.2.2. Cent OS のインストール(9)
• ネットワーク設定
– 仮想マシンのホスト名(デフォルトのままでもよいが,ここでは以下のように設定)
– この“ホスト名”は仮想マシンの名前であり,任意に決めて問題ない (?)
– 参考 : http://supportdoc.net/support-vbox/vboxcent.html
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2.2.2. Cent OS のインストール(10)
• タイムゾーン
– 東京を選択(もちろん住んでいる地域に合わせる)
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2.2.2. Cent OS のインストール(11)
• パスワードの設定
– rootユーザーのパスワードを設定(2段目は確認用にもう一度入力)
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2.2.2. Cent OS のインストール(12)
• すべてのスペースを使う
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2.2.2. Cent OS のインストール(13)
• 警告が出るので,赤枠の方を選択
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2.2.2. Cent OS のインストール(14)
• 以下の画面になるまで待てば,インストール完了(時間かかる場合あり)
• Reboot ボタンを押して再起動する
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2.2.2. Cent OS のインストール(15)
• リ再起動したら,login: に “root” を入力してさっき設定したパスワードを入力
– Cent OS に “root” ユーザーでログイン完了
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* Virtual Box のインストール
* Cent OS のインストール
* Cent OS の設定(ネットワーク,ssh)
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ネットワークの設定(1)
• おそらくこのままでは Cent OS はインターネットにつながっていない
– 以下のコマンドを打ってパケットが届くか試してみると分かる
• “ping google.com”
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• “ping: unknown host google.com” となっており,おそらくつながっていない
• そこでインターネットにつなげる必要がある
• とりあえず以下のコマンドでCent OSをシャットダウン
– “shutdown –h now”
ネットワークの設定(2)
• NATで接続するため,Virtual Box の設定を開く
– “ネットワーク” 部分の“アダプター1”の,“割り当て” が以下のようになっているか確認する
– なっていない場合,以下のように変更する
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• その後,再び仮想マシンを起動し,rootユーザーでログインする
ネットワークの設定(3)
• Virtual Box のネットワークの設定が終わったら,Cent OS のネットワーク設定を少し変える
• Cent OSがネットワークに接続できないのは,NICが有効化されていないことが原因
– NICとは:http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/itntt/NIC/m0u/
• 以下ファイルにネットワークインターフェースの設定が書かれており,これを編集し有効化する
– “/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0”
– 上ファイルを vi で開き,“ONBOOT=no” となっている部分を “ONBOOT=yes” に変更
– OSを再起動するか,ネットワークを再起動すると,NICが有効化する
• OS再起動コマンド:“shutdown –r now”
• ネットワーク再起動コマンド : “service network restart”
– 参考: http://www.obenri.com/_minset_cent6/netconfig_cent6.html
– 参考: http://arpanet617.blog.fc2.com/blog-entry-33.html
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ネットワークの設定(4)
• ネットワーク再起動後,再び ping してインターネットにつながるか確認
– “ping google.com”
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• やり取りできている,インターネットにつなぐことができた
– ちなみに ping コマンドは “Ctrl + c” で中断できる
ホストOSからゲストOSへSSH接続(1)
• ホストOS(Windows)からゲストOS(Cent OS)へ SSH接続できるようにする
– SSHクライアントとして,ここでは “Tera Term” を用いる
• Tera Termは以下のURLから最新のexeファイルをダウンロード,実行すれば簡単にインストールできる
• http://sourceforge.jp/projects/ttssh2/
※ 以下を読まなくても,次ページの設定すればSSH接続できる
– 現在,ゲストOSはNATでインターネットに接続している
– しかしゲストOSとホストOSは別々のネットワークにいる,のようになっている(たぶん)
• Virtual Box がルータ―の役割をしている
• ゲストOSはそのルーターを通じてインターネットに接続できている
• しかしゲストOSはホストOSと接続されていない,みないな雰囲気(?)
– 参考:http://d.hatena.ne.jp/replication/20110423/1303525759
– 参考:http://blog.livedoor.jp/les_paul_sp/archives/150957.html
– そこでポートフォワーディングを設定する
• ポートフォワーディングにより,Virtual BoxはホストOSからの特定のポートへの通信を,ゲストOSの特定のポートに転送してくれる
• それにより,ホストOSからゲストOSへの通信が可能になる
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ホストOSからゲストOSへSSH接続(2)
• Virtual Boxの設定を開く(なお,仮想マシンを起動したままで問題ない)
– “ネットワーク” 部分の“アダプター1” で,“高度” の “ポートフォワーディング” をクリック
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ホストOSからゲストOSへSSH接続(3)
• 赤枠のプラス部分をクリックし,以下のように設定し,“OK”をクリック
– “名前” は “ssh” でなくて,任意で良い
– ホストポートは,使用可能であれば “2222” でなくても良い
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ホストOSからゲストOSへSSH接続(4)
• Tera Term を起動し,ホスト名,ポート番号を以下のように入力
– もちろん Cent OS を起動しておく(ログインはしなくても平気)
– ホスト名は “localhost” でもおそらく問題ない
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• “OK” を押し,次の画面でユーザー名とパスフレーズを入力すれば,ログインできる
– ユーザー名は”root”,パスフレーズはrootユーザーのパスワード
ホストOSからゲストOSへSSH接続(5)
• これでホストOSからゲストOSである Cent OS の設定などを行うことができる
– 今まではコピペができなかったと思われるが,これからはできる
– Tera Term では,右クリックすればコピー内容を貼り付けられるはず
• 最後に以下のコマンドでOSのアップデートをしておく
– “yum -y update”
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終わりに
• 以下の手順について記述した
– Windows (64bit)にVirtual Box をインストール
– Virtual Box にCent OS を最小構成でインストール
– Cent OS について以下を設定
• NATによるネットワーク接続
• ホストOSからのSSH接続
• 今後,この環境に Perl,MySQL,Git などをインストールする手順を記述予定
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