「呼び寄せ」入居 5ldkの大型マンションに (北京視察報告)
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「呼び寄せ」入居5LDKの大型マンションに(北京市海淀区)
有愛・家養老照枦中心
1階の5部屋に9人入居 3人部屋、2人部屋 × 3 (もう1部屋はスタッフ)
近隣の息子、娘が親を呼び寄せた 「呼び寄せ」老人
通所の利用者は1人
訪問の利用者は7人 週1回~7回
→ 小規模多機能居宅介護
訪問したのは 2016.3.19
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「呼び寄せ」入居
デイルーム、左の先にウッドデッキ
パソコン画面を見ている手前の2人の入居者(1人が認知症)。デイルームで
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「呼び寄せ」入居
カーテンで仕切った3人部屋
3 人部屋で液晶テレビが 1 つ
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「呼び寄せ」入居
寝たきり入居者も2人部屋
2 人部屋の入居者と2人のスタッフ
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「呼び寄せ」入居
各部屋を写す監視カメラで丸見えに。プライバシーは?
6「呼び寄せ」入居洗
濯機
とト
イレ
キッ
チン
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トイ
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広い
マン
ショ
ンの
その
まま
の廊
下
7
「呼び寄せ」入居
デイルームの先、南に開けたウッドデッキ
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● 入居費: 4200 元( 7 万 2000 円) ―― 重度者は 6000 元( 10 万円)
● 医療保障金: 5000 元( 8 万 5000 円)
▲ 年金( 8000 元=ベッドの人 4000 元)
「呼び寄せ」入居
■ 3 月 1 日に死亡した 85 歳の夫 脳卒中で倒れ、 3 ヶ月前に寝たきりで入居。 今は 85 歳の妻が入居したまま。 社区の衛生サービスセンターから医師と ナースが来訪。夫婦で 9000 元の利用料。
★ 7 か所の幼稚園収入でここの赤字を補てん。 幼稚園と同じ発想、プログラム(?) 4 人のスタッフ=管理者、調理、介護 2 人 泊まり込み体制
制服
の職
員2
人と
入居
者3
人の
職員
の写
真
9
10
11
12
「住まい」の提供…→「住宅型有料ホーム」13
● 日本でも介護保険の前史:病院&家族介護、 施設・在宅サービスの欠如
宅老所 自宅からの「通い」の場の提供 ( デイサービス) →自宅へ「訪問」→帰宅が困難→「泊り」の場に →家族介護が難しく→連日の「泊り」=「住まい」に
シニア賃貸住宅 アパート・戸建て住宅で高齢者が共同生活=食堂 居間・ →要介護→介護保険のヘルパー派遣、デイサービス
● 利用者 病院から退去→家族介護の欠落・家族に余裕なし→ 自宅・住まいの欠落→行き場を失う
14「宅老所」を制度化した「小規模多機能型」
事 業
所
同じ
市町村
住民
2006 年 4 月から制度化 3383ヵ所( 2012 年 3 月時点)止まり 要 1 、 2 の報酬が低い 採算難
通 い
泊まり
訪 問
誰
で
も通 い
泊まり
訪 問
住民運動として普及 民家活用 = 「小規模」 4種のサービス = 「多機能」 近隣住民 = 「地域密着」
宅
老 所
居室 住む
宅老所
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「下岡の家」 (京都府京丹後市)
「宅老所」のデイサービス 自宅と同じ民家ならではの「普段の暮らし」
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ソファでごろり
雑然とした雰囲気が大事
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ぬくもいほーむ「よつ葉」
佐賀の宅老所
外観
食堂台所
医療制度、介護保険制度の問題点や最新の「事件」を詳しく解説しています
医療・介護 大転換ビジネス週刊誌「週刊ダイヤモンド」のネット版
「ダイヤモンド・オンライン」で2014 年7月から連載を始めました。
http://diamond.jp/category/s-iryokaigo