三角形 abc の内部に点 pがある.直線 ap と辺 bc の交点を … ·...

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1 三角形 ABC の内部に点 P がある.直線 AP と辺 BC の交点を L,直線 BP と辺 AC の交点を M,直線 CP と辺 AB の交点を N とする. ¡! PA = ¡! a; ¡! PB = ¡! b とおく.また,k; l ¡! CP = k ¡! a + l ¡! b をみたす実数とする.次の問いに答えよ. (1) N は線分 AB 1 ¡ s : s に内分し,P は線分 CN t :1 に内分しているとする.t s k l を用いて 表せ. (2) k l は正の数であることを示せ. (3) AM : MC を求めよ. ( 奈良女子大学 2007 - 1 -

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1 三角形ABCの内部に点 Pがある.直線APと辺 BCの交点を L,直線 BPと辺ACの交点をM,直線 CP

と辺ABの交点を Nとする.

¡!PA =

¡!a ;

¡!PB =

¡!b

とおく.また,k; lを

¡!CP = k

¡!a + l

¡!b

をみたす実数とする.次の問いに答えよ.

(1) Nは線分ABを 1¡ s : sに内分し,Pは線分CNを t : 1に内分しているとする.tと sを kと lを用いて

表せ.

(2) kと lは正の数であることを示せ.

(3) AM : MCを求めよ.

(奈良女子大学 2007)

- 1 -

2 座標空間内に 3点A(1; 0; 0),B(0; 2; 0),C(0; 0; 3)を

とる.次の問いに答えよ.

(1) 線分 BCを 2 : 1に内分する点Dの座標を求めよ.

(2) ベクトル¡!ADを成分で表せ.

(3) 原点Oから直線ADに垂線を引き,交点を Eとする.

点 Eの座標を求めよ.

(奈良女子大学 2007)

- 2 -

3 Oを原点とする座標空間において,2点 A,Bを結ぶ線分 ABの中点をMとし,3点 C,D,Eを頂点とす

る三角形 CDEの重心を Nとする.ただし,Mと Nは異なるとする.線分MNを 3 : 2に内分する点を G

とするとき,次の問いに答えよ.

(1)¡!OG =

¡!OA+

¡!OB+

¡!OC+

¡!OD+

¡!OE

5を示せ.

(2) すべての点 Pに対し,¡!PG =

¡!PA+

¡!PB+

¡!PC+

¡!PD+

¡!PE

5が成り立つことを示せ.

(3) rを正の実数とする.j¡!PA+

¡!PB +

¡!PC +

¡!PD+

¡!PEj = rをみたす点 Pの全体は,どのような図形をつく

るか.

(奈良女子大学 2008)

- 3 -

4 三角形 OABにおいて,辺 OAを 1 : 2に内分する点をM,辺 OBを 3 : 2に内分する点を Nとする.さら

に,線分 ANと線分 BMの交点を Xとするとき,以下の問いに答えよ.

(1)¡!OXを

¡!OAと

¡!OBを用いて表せ.

(2) 直線 OXと辺 ABの交点を Yとするとき,AY : YBを求めよ.

(3) 三角形 OABの面積を Sとし,(2)の Yに対して三角形MNYの面積を Tとする.S : Tを求めよ.

(奈良女子大学 2010)

- 4 -

5 円に内接する四角形ABCDにおいて AB = 1; BC = 2; CD = 3; DA= 4であるとする.ACと BDの交

点を Eとする.以下の問いに答えよ.

(1) BDの長さを求めよ.

(2) BE : EDを求めよ.

(3)¡!BC ¢

¡!BEを求めよ.

(奈良女子大学 2011)

- 5 -

6 三角形ABCにおいて,¡!BC =

¡!a ;¡!CA =

¡!b ;¡!AB =

¡!c とおく.

¡!a ;¡!b ;¡!c は,

¡!b ¢¡!c = ¡4;

¡!c ¢¡!a =

¡3;¡!a ¢¡!b = ¡5をみたしている.以下の問いに答えよ.

(1)¡!c を

¡!a と

¡!b を用いて表せ.

(2) 三角形 ABCの辺 BC,CAの長さを求めよ.

(3) 三角形 ABCの面積 Sを求めよ.

(奈良女子大学 2011)

- 6 -

7 半径 1の外接円をもつ三角形ABCの外心を Oとする.¡!OA =

¡!a,¡!OB =

¡!b ,¡!OC =

¡!c とおく.2

¡!a +

3¡!b + 3

¡!c =

¡!0 であるとき,次の問いに答えよ.

(1) 内積¡!a ¢¡!b を求めよ.

(2) 辺AB,ACの長さをそれぞれ求めよ.

(3) ÎBAC = µとおく.cosµの値を求めよ.

(奈良女子大学 2013)

- 7 -

8 1辺の長さが 1の正四面体OABCにおいて,辺OAを x : (1¡ x)に内分する点を P,辺OBの中点をM

とする.以下の問いに答えよ.

(1)¡!CMを

¡!OBと

¡!OCを用いて表せ.

(2) 直線 CM上に,¡!CQ = y

¡!CMとなる点Qをとる.

¡!PQと

¡!CMが垂直であるとき,yを xを用いて表せ.

(3) xが 0 < x < 1の範囲を動くとき,三角形 CMPの面積の最小値を求めよ.

(奈良女子大学 2014)

- 8 -

9 平面上に三角形ABCと点 Pがあり,点 Pは

4(¡!AP+

¡!CP) =

¡!CB

をみたしているとする.辺AB,ACの中点をそれぞれM,Nとする.¡!b =

¡!AB,

¡!c =

¡!ACとおく.次の

問いに答えよ.

(1)¡!APを

¡!b と

¡!c を用いて表せ.

(2)¡!MPと

¡!NPを

¡!b と

¡!c を用いて表せ.

(3) 線分の長さの比MP : NPを求めよ.

(4) 三角形 PAB,PBC,PCAの面積をそれぞれ S; T; Uとする.面積の比 S : Tと T : Uを求めよ.

(奈良女子大学 2015)

- 9 -

10 三角形ABCにおいて,辺ABを 2 : 3に内分する点を P,辺ACを 1 : 2に内分する点を Qとする.正の

数mに対して,線分 PCをm : 1に内分する点を Rとする.¡!AB =

¡!b ,¡!AC =

¡!c とおく.次の問いに答

えよ.

(1)¡!APと

¡!AQを

¡!b と

¡!c を用いて表せ.

(2)¡!QRを

¡!b ;¡!c ; mを用いて表せ.

(3)¡!b = 3,

¡!c = 2,ÎBAC = 60±であり,

¡!QRと

¡!BCは垂直であるとき,mの値を求めよ.

(奈良女子大学 2016)

- 10 -

11 四角形 ABCDにおいて¡!a =

¡!DA,

¡!b =

¡!AB,

¡!c =

¡!BC,

¡!d =

¡!CDとして,ベクトル

¡!p を

¡!p =

j¡!d j¡!a + j

¡!a j¡!b + j

¡!b j¡!c + j

¡!c j¡!d で定める.以下の問いに答えよ.

(1)¡!d を

¡!a ;¡!b ;¡!c で表せ.

(2) 辺ADと辺 BCは平行であるとする.¡!p =

¡!0 は,四角形ABCDが平行四辺形であるための必要十分条

件であることを示せ.

(奈良女子大学 2018)

- 11 -