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平成24年 NPO法⼈がん情報局活動報告会平成24年7⽉20⽇

NPO法⼈がん情報局 1

2012年 NPO法⼈がん情報局活動報告会

浜松オンコロジーセンター腫瘍内科渡辺亨

[email protected]

近未来のがん医療

かなり昔

便秘下⾎

しこり⾎性分泌

咳⾎痰

胃痛吐⾎

「がんです。⼿術しましょう。」



昔


今

32才女性

しこり



針⽣検

ホルマリン固定

32才犬山ロビンさんの乳腺MRI- 術前化学療法の前と後 -

治療前治療後



がん予防- がんにかからないようにする -

タバコをやめるお酒をひかえる適度な運動を続けるピロリ菌を除菌する複数のセックスパートナーを持たない⼦宮頸がんワクチン接種（中学⽣から熟年前まで）乳がん予防薬 (タモキシフェン、ラロキシフェン)



20 歳から

毎⽇ 20 本の喫煙者

6 ⼈に 1 ⼈が

60歳までに

肺がんで死亡

タバコと肺がん死亡のリスク（国⽴がんセンター発表）

開始若いほど

本数多いほど

⾼い

⾼い

何歳からでも

タバコをやめれば

リスクは下がる

俺は運がいいから５⼈の⽅にはいる

だろう

タバコやめるなら死んだ⽅がましだ

リスクは

⼦宮頚がん



子宮頸がんの年齢別罹患率と死亡率

0

5

10

15

20

25

30

35

40

45

50

0-4

10-14

20-24

30-34

40-44

50-54

60-64

70-74

80-840

2

4

6

8

10

12

14

16

18

0-4

10-14

20-24

30-34

40-44

50-54

60-64

70-74

80-84

年齢別罹患率（対10万⼈当たり）年齢別死亡率（対10万⼈当たり）

19851985

20092006

1965

国⽴がん研究センターがん対策情報センター

子供をとりまく環境



ＨＰＶは非常にありふれた性感染症

ふたりがよければしたっていいじゃん。

⻑島医院婦⼈科内科



⼦宮頚がんはヒトパピローマウイルス（Human Papilloma Virus：HPV) 感染が原因

⼦宮頚がんはギリシャの昔からビーナス病と呼ばれ、性交経験のない修道⼥や尼さんには決して発⽣しないが、娼婦や放蕩主⼈を持つ婦⼈には多く性⾏為と関連深いがんであると考えられていた。

1983年、HPV16型が⼦宮頚がんの90％に検出されることが証明された。その後、⼦宮頚がんはHPV16型、18型などの感染が原因であることが証明され、性感染症（性病）と認識されるにいたった。

その後、簡単に操作できるHPV検出キットも次々と開発されたことで、HPVの⼀般⼈⼝内の隠れた⼤流⾏の存在が認知され、また、それと⼦宮頚がん発⽣との関連性についても、驚くような事実が次々と明らかになって来ている。

接種スケジュールと感染予防効果

予防効果

2回目

1カ月後初回 3回目

6カ月後

最初の2回プライミング免疫の誘導

ブースター効果

抗体価：11倍

抗体価20年間持続

ワクチンは3回接種する必要があります！

頸がん予防ワクチン接種公費助成



がん検診- がんを早期に⾒つける -

⼤腸がん⼤便検査⼤腸内視鏡

前⽴腺がん⾎液中PSA（Prostate Specific Antigen)

胃がん胃内視鏡ピロリ菌検査

乳がんマンモグラフィ検診

昔の医師像

薬研やげん

黙ってわしの薬を飲みなさい



医師-患者関係の多様化怖い先⽣友達みたいな先⽣

よく説明してくれる先⽣

⼥⼦⼤⽣みたいな先⽣

希望通りにしてくれる先⽣

近未来のがん医療

いろいろなことが益々複雑化



かなり昔

便秘下⾎

しこり⾎性分泌

咳⾎痰

胃痛吐⾎


この対応は間違っていた !?

Original Article

Radical Prostatectomy versus Observation for Localized Prostate Cancer

Timothy J. Wilt, M.D., M.P.H., Michael K. Brawer, M.D., Karen M. Jones, M.S., Michael J. Barry, M.D., William J. Aronson, M.D., Steven Fox, M.D., M.P.H., Jeffrey R.

Gingrich, M.D., John T. Wei, M.D., Patricia Gilhooly, M.D., B. Mayer Grob, M.D., Imad Nsouli, M.D., Padmini Iyer, M.D., Ruben Cartagena, M.D., Glenn Snider, M.D., Claus

Roehrborn, M.D., Ph.D., Roohollah Sharifi, M.D., William Blank, M.D., Parikshit Pandya, M.D., Gerald L. Andriole, M.D., Daniel Culkin, M.D., Thomas Wheeler, M.D., for the Prostate Cancer Intervention versus Observation Trial (PIVOT) Study Group

N Engl J MedVolume 367(3):203-213

July 19, 2012



Study Overview

• Over 700 men were assigned to radical prostatectomy or observation after receiving a diagnosis of prostate cancer, usually on the basis of elevated PSA levels.

• After a median of 10 years, between-group differences in all-cause and prostate-cancer mortality were not significant.

Study Enrollment and Treatment.

Wilt TJ et al. N Engl J Med 2012;367:203-213



Kaplan–Meier Plots of Mortality.


Forest Plots for Primary and Secondary Outcomes.




Adverse Events Occurring within 30 Days after Surgery.


Patient-Reported Urinary, Erectile, and Bowel Dysfunction at 2 Years, According to Study Group.




Conclusions

• Among men with localized prostate cancer detected during the early era of PSA testing, radical prostatectomy did not significantly reduce all-cause or prostate-cancer mortality, as compared with observation, through at least 12 years of follow-up.

• Absolute differences were less than 3 percentage points.

いろいろなことが益々複雑化する近未来のがん医療

がん情報局の活動は益々重要になる

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