代々木系120216 マイクロアド
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2012.01.06
mediba社、英国のStrikeAd社が提供する モバイル特化型DSP”StrikeAd”の取り扱いを開始
2012.01.11
マイクロアド、DSP”MicroAd BLADE”の 2月にスマートフォン配信対応を発表
2012.01.16
ngi group社、スマホ特化型RTB広告配信システム“BYPASS”の4月からの提供開始を発表
年始からスマホDSP関連ニューストピックス連発。 スマホDSP時代が幕を開けた。
■出稿側にとっての変化
ミスクリックを意識しなくて良い。
無駄クリックを意識しなくて良い。
スマホってミスタッチによるミスクリックが多そう、特にAndroid。 そんなクリックにお金払うのはちょっとなぁ・・・
CPM取引ならミスクリックは無視してOK。
コンバージョンする気の薄いユーザーのクリックは避けたいなぁ。 クリエイティブの縛りをきつくして、無駄クリックを省こう。
CPM取引に無駄クリックは無い。 より潜在的なニーズを拾い上げるためにも どんどんクリックさせましょう。
■媒体側にとっての変化
どうやってクリックさせるか?の努力不要。
クリックされないと売り上がらないしなぁ・・・ よし、オーバーレイにしよう、検索窓の近くに広告枠置こう。
CPM取引では不毛なクリック誘発努力は不要。 コンテンツに集中できる。
真に正しい収益化が可能。
CPC15円でCTR0.2%⇒CPM30円。CPC20円でCTR0.1%⇒CPM20円。 本当は前者の方が儲かるんだけど、事前に判断できないからなぁ・・・
CPM取引では純粋にCPMの高低で ジャッジ可能。
■出稿側にとっての変化
適価でインプレッションを買える
スマホ広告のスタンダードはざっくりCPC15円。 良いも悪いも15円、悪いものには15円も払いたくないなぁ・・・
RTB取引ならインプレッションごとに 相応の価格での購入が可能。
出稿側 メディアB
これまで RTB
メディアA
メディアC
15円
15円
15円
出稿側 メディアB
メディアA
メディアC
20円
15円
10円
■出稿側にとっての変化
解いておきたい誤解。
界隈には『CPMだと高いよね』という空気がありますが。 CTR次第では安くなるし、入札額を下げることで抑えることも可能。 そしてより重要なのはCPCの先のCPI/CPAたちですよね? A:CPC15円 × 10,000cls ⇒ 150,000円 B:CPM15円 × 10,000,000imps × CTR0.3% ⇒ 30,000cls/150,000円/CPC5円
この場合はCTRが0.1%以上であればCPC15円よりも高くならない。 C:CPM60円 × 10,000,000imps × CTR0.3% ⇒ 30,000cls/600,000円/CPC20円 D:CPM45円 × 10,000,000imps × CTR0.3% ⇒ 30,000cls/450,000円/CPC15円
CPM60円でCPCが20円になっても、CPM45円まで下げればCPC15円に落とせる。 E:CPC15円 × CTR0.3% × CVR1.0% ⇒ CPA1,500円 F:CPM45円 × CTR0.2% × CVR2.0% ⇒ CPA1,125円(CPC23円)
CTRが0.1%下がってしまっても、CVRが1.0%上がればCPMの方がCPA良い。
但し、CPMの方がコストパフォーマンスが良い、ということではなく、 CPCよりCPMの方が高いと単純に決められるモノではない、ということです。
■媒体側にとっての変化
適価でインプレッションを売れる
スマホ広告のスタンダードはざっくりCPC15円。 ウチはもっと価値があるはずなのに・・・!納得いかん。
RTB取引ならインプレッションごとに 相応の価格での販売が可能。
出稿側 メディアB
これまで RTB
メディアA
メディアC
15円
15円
15円
出稿側 メディアB
メディアA
メディアC
20円
15円
10円
■出稿側にとっての変化
コンバージョンしやすそうなimpsを買える
スマホ広告のスタンダードCPC15円。 絶対額としては安いと思いますが、それでも広告主が増えないのはなぜ? 結局、CPC15円でも高い、となってしまう状況があるわけです。
出稿側 メディアB
ノンターゲ ターゲティング
メディアA
メディアC
出稿側 impsB
impsA
impsC
○ × ×
○ 買わない
買わない
仮に目標CPAが1,000円に対して 実績CPAが3,000円
2/3を買わないので、 理屈的にはCPAが1,000円に改善
してもおかしくない。
この買う/買わないも、
RTBとのセットにより
インプレッション単位での判断
■媒体側にとっての変化
効果改善
CVRが3倍になるなら、 出稿側も2倍の価格で買うことも検討してくれるでしょう。
ひいては販売単価上昇余地に繋がる。
広告数増加
費用対効果が見合うなら出稿ニーズは増加、 出稿主数も当然増えるでしょう。
広告数増加は入札激化。 これも単価上昇余地に繋がる。
これらは予測ではなく、 実際にPC広告で起きていること、です。
それがスマホでも起きそうだ、 というだけです。
むしろ、デバイス特性、市場の傾向より、
スマホ広告はPC広告以上に DSPの有効性は高いと思います。