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ORACLE DATA SHEET
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ユーザー定義ポリシーとユーザー定義メトリックを作成するためのステップ・バイ・ステップの例
Oracle Enterprise Manager Release 10.2.0.5 では、簡素化されたユーザー定義ポリシーとユーザー定義ポリシー・グループのインタフェースが提供されます。これにより、システム管理者とデータベース管理者は、運用のベスト・プラクティス、ガバナンス、業界標準の各要件に基づく構成ポリシーを定義および導入することで、システムの脆弱性を軽減できます。
以下のステップ・バイ・ステップの例では、Oracle Enterprise
Manager による、ユーザー定義メトリックとユーザー定義ポリシーの作成について説明します。今回、ユーザー定義メトリックは、ユーザー定義ポリシーで使用します。
ステップ 1:ユーザー定義メトリック
下記のステップ・バイ・ステップの例では、次のステップのユーザー定義ポリ
シーで使用するユーザー定義メトリックを作成します。
ユーザー定義メトリックは、Oracle Enterprise Managerで必要な情報やメトリック
をまだ収集していない場合にのみ必要です。Oracle Enterprise Managerの収集情報
およびメトリックについては、『Oracle Enterprise Manager拡張ガイド』の管理リ
ポジトリビューの項を参照してください。
それでは開始します。
データベース・インスタンスで、OPS$TESTというユーザーを作成します。
Create user OPS$TEST identified by Oracle
Grant connect,resource to OPS$TEST
OPS$TEST として表を作成します。
create table app_table(col1 varchar(5),col2 varchar(5));
ユーザー定義ポリシーとユーザー定義
メトリックを作成するための
ステップ・バイ・ステップの例
ユーザー定義メトリック
Oracle Enterprise Managerの利用
Oracle Management Repository View
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1. Oracle Enterprise Manager
Consoleにログインします。
「Targets」タブに続いて
「Databases」ターゲット・タ
イプを選択します。データベー
ス・インスタンスの名前をク
リックし、そのデータベースの
Homeページに移動します。
2. ページ下部にある
「User-Defined Metrics」リン
クをクリックします。
3. 「Create」ボタンをクリックします。
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SQL問合せは、次のとおりです。
select object_name,owner from dba_objects where owner not in
('SYS','SYSTEM','SYSMAN','PUBLIC','WMSYS','DBSNMP','ORACL
E_OCM')
order by object_name
4. ユーザー定義メトリックを作
成するために、スクリーン
ショットに従って詳細を入力し
ます。
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しばらくすると、メトリックが評価されます。その際、Details 列の「+」をク
リックすると、結果を使用できます。
これで、ユーザー定義ポリシーの作成に進むことができます。
5. 「Test」ボタンをクリックし、
テスト結果を確認します。
6. 「OK」をクリックして保存し、
User-Defined Metricsページに
戻ります。
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ステップ 2:ユーザー定義ポリシー
次の例では、前のステップで作成したユーザー定義メトリック向けに、ユーザー
定義ポリシーを生成します。
7. 「Compliance」タブに続い
て「Library」サブタブを選択し、
Policy Libraryを表示します。次
に、「Create…」をクリックし、
新しいポリシーを作成します
(次に進むためには SYSMAN
アカウントが必要です)。
8. ポリシー情報をスクリーン
ショットに従って入力し、
「Next」をクリックします。
9. 下記の SQL文を入力し、
「Next」をクリックします。
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SELECT v.target_guid as TARGET_GUID,
key.key_part2_value as OBJECT_NAME, v.string_value as OWNER
from
mgmt_current_metrics v,
mgmt_metrics_composite_keys key
where v.metric_guid in
(select METRIC_GUID from mgmt_metrics where
METRIC_NAME = 'SQLUDMSTR' and target_type='oracle_database'
AND METRIC_COLUMN = 'StrValue' ) and
key.target_guid = v.target_guid and
key.composite_key = v.key_value and
key.key_part1_value = AppUsersOwningObjects' and
v.collection_timestamp > sysdate -1
10. 列を「2」に変更し、Condition
を「SQL」に変更し、スクリー
ンショットに従ってWhere句を
入力します。次に、「Next」をク
リックします。
11. OPS$TESTユーザーを作成し
たデータベース・インスタンスを
選択し、「Run Test」をクリック
します。スクリーンショットで分
かるように、1行の違反を含む結
果を確認できます。「Next」をク
リックしてください。
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12. 頻度を 1時間に変更し、
「Next」をクリックします。
13. 入力した情報が正しいこと
を確認し、「Finish」をクリック
します。
14. Database Instanceの Home
ページに戻り、「Metric and
Policy Settings」リンクをク
リックします。
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15. 「Add Policies」をクリック
します(明確にするために他のポ
リシーは削除されています)。
16. 新しく作成したポリシーを
検索および選択し、「Continue」
をクリックします。
17. 「Yes」をクリックします。
18. 必ず「OK」をクリックし、
ポリシーを追加してください。
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19. 「OK」をクリックします。
20. Grid ControlのHomeページ
に戻り、Viewを「Database
Instance」に変更します。次に、
Database Instance Policy
Violationの Criticalリンク「1」
をクリックします。
21. テスト・データベースのポ
リシー違反を確認します。
22. Violation Countリンクの「1」
をクリックし、違反の詳細を確
認します。
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