2広報にほんまつ　2018.12

国こく際さ

い交こ

う流り

ゅうというと、皆み

なさんは何な

にを想そ

う像ぞ

うしますか。

海かい外が

いへ旅り

ょ行こ

うや留

りゅう学が

くをする、外が

い

国こく語ご

を勉べ

ん

強きょうして外が

い

国こく人じ

んとコミュ

ニケーションを取と

る…などと考

かんがえ

るとハードルが高た

かく、難

むずかし

い

と感か

んじてしまいます。

しかし、実じ

つはそんな難

むずかし

いことをしなくても、外が

い国こ

くのことを知し

り、外が

い国こ

く人じ

んとコミュニケーションを取と

ることができます。

市し

内ないには、外が

い国こ

く人じ

んなどに日に

本ほん語ご

を教お

しえる「二に

本ほん松ま

つ国こ

く際さ

い交こ

う流り

ゅうボラ

ンティア　

ざくざくネット」という教

きょう

室しつ

があります。

今こん

月げつ

号ごう

では、「ざくざくネット」を紹

しょう

介かい

しながら、身み

近ぢか

な国こ

く

際さい

交こう

流りゅうに

ついて探さ

ぐります。

　「ざくざくネット」の発ほっ足そくは

１９９９年ね

ん５月がつ。たくさんの

具ぐ

材ざい

が入はい

っている二に

本ほん

松まつ

の郷きょう

土ど

料りょう理り「ざくざく」のように、

いろいろな国く

にの人ひとがそれぞれ

の個こ

性せいを出だ

し合あ

って、みんな

で良よ

いものを作つくり上あ

げていこ

う、という思お

もいから、この名な

前まえ

になりました。ざくざく

ネットでは、「先せ

ん生せい」「生せい徒と

」と

いう関か

ん係けい

はなく、日に

本ほん

語ご

を教おそ

わる人ひと

を「学がく

習しゅう

者しゃ

」、日に

本ほん

語ご

を教おしえる人ひとを「支し

援えん者しゃ」と位い

置ち

づけ、毎まい

週しゅう

金きん

曜よう

日び

の午ご

後ご

７

時じ

から９時じ

まで、二に

本ほん

松まつ

福ふく

祉し

センターで活かつ動どうしています。

　

会かい費ひ

は年ねん間かん千せん円えん。高こう校こう生せい以い

下か

は半はん額がくで、支し

援えん者しゃである日に

本ほん人じんも会かい費ひ

を負ふ

担たんしています。

テキストなどはすべて学が

く

習しゅう

者しゃが自じ

分ぶんで購こう入にゅうし準じゅん

備び

するこ

とになっています。教

きょう室しつ内ないは

少しょう

人にん

数ずう

グループの個こ

別べつ

指し

導どう

で、会かい話わ

はすべて日に

本ほん語ご

です。

　

発ほっ

足そく

のきっかけは、現げん

在ざい

ざ

くざくネットの代だ

い表ひょうを

務つと

める

菊きく

地ち

紀のり

子こ

さんが、外がい

国こく

料りょう

理り

を作つく

る市し

民みん

講こう

座ざ

に参さん

加か

したと

きのことでした。料

りょう

理り

を教おし

え

てくれる外がい

国こく

人じん

が、「日に

本ほん

語ご

を勉べん

強きょうしたい」と話はな

したので

す。その当と

う時じ

、二に

本ほん

松まつ

市し

内ない

に

は日に

本ほん

語ご

教きょう

室しつ

がありません

でした。「ＪＩＣＡ訓く

ん

練れん

所じょ

の

ある二に

本ほん

松まつ

で日に

本ほん

語ご

教きょう

室しつ

が

ないのは寂さ

び

しい。日に

本ほん

語ご

教きょう

室しつ

をやろう。」と仲なか

間ま

と一いっ

緒しょ

に

立た

ち上あ

げたのです。

　

立た

ち上あ

げの際さいには、福ふく島しま県けん

国こく

際さい

交こう

流りゅう

協きょう

会かい

や、近きん

隣りん

で活かつ

動どう

していた日に

本ほん

語ご

教きょう

室しつ（

当とう

時じ

の岩いわ

代しろ

町まち

にも存そん

在ざい

）、市し

の関かん

係けい部ぶ

署しょなどのサポートを受う

け、

少すこ

しずつ形かたちを

つくっていきま

した。

　

ざくざくネットの学が

く

習しゅう

者しゃ

は外がい国こく人じんだけではなく、日に

本ほん

人じんの聴ちょう

覚かくに障しょうがいのある方かたも

います。手し

ゅ話わ

の日に

本ほん

語ご

と、書か

く日に

本ほん語ご

では文ぶん法ぽうが異ことなるた

め、学ま

な

びに来く

るのです。日に

本ほん

語ご

を学まな

びたい人ひと

なら誰だれ

でも参さん

加か

できます。

　

年ねん

々ねん

増ぞう

加か

している、日に

本ほん

に

住す

む外がい

国こく

人じん

。共とも

に暮く

らしてい

くためのヒントを、ざくざく

ネットに関か

かわる人ひと

たちから考かんが

えます。

二に

本ほん松ま

つ国こ

く際さ

い交こ

う流り

ゅうボランティア

『ざくざくネット』

身み

近ぢか

な

国こく

際さい

交こう

流りゅう

3 Nihonmatsu City Public Relations, 2018.12, Japan3

二に本ほん松まつ市しにおける外

がい国こく人じん人じん口こうの推すい移い

※住じゅう民みん基き本ほん台だい帳ちょう人じん口こうより

※�特とく筆ひつすべきは男

だん性せい人じん口こうの増ぞう加かで、市

し内ないに働はたらきに来

くる外がい国こく人じんの数かずが増

ふえていることを

示しめす結けっ果かとなっている。

学がく習しゅう者しゃ・支

し援えん者しゃの皆みなさん揃

そろっての一

ひとコマ。この日

ひ集あつまった学

がく習しゅう者しゃの出しゅっ身しん地ちは、インドネシア、ケニア、シリア、中

ちゅう国ごく、フィリピン、ブラ

ジル、ベトナム。さらに国こく際さい交こう流りゅう体たい験けんで安

あ達だち高こう校こうの生せい徒とと先せん生せいも参さん加かしていました。

１

２ ３

１_毎まい回かい和なごやかな雰

ふん囲い気きの中なか、ざくざくネットの学

がく習しゅうは進すすめられる

２_黒こく板ばんの『ざくざくネット』の文

も字じは、ベトナム出

しゅっ身しんの学

がく習しゅう者しゃが書

かいたもの。

最さい初しょに書

かいた時

とき、「”さ”の何

なにかが足

たりないよ～」と支

し援えん者しゃから指

し摘てきを受

うける場

ば面めんも

３_他ほかの学

がく習しゅう者しゃと考かんがえながら、書

かき直なおして、無

ぶ事じ完かん成せい

4広報にほんまつ　2018.12

若わ

か

いうちにいろいろな経けい

験けん

を積つ

みたいと思おも

っていた

私わたしは、日に

本ほんへ来く

ることを決き

めま

した。

　

技ぎ

能のう

実じっ

習しゅう

生せい（

※１）として、プ

レス機き

械かいやＮＣ旋せん

盤ばん（

※２）で部ぶ

品ひん

を作つく

る仕し

事ごと

をしています。仕し

事ごと

に慣な

れるまで苦く

労ろう

しましたが、

１年ねん

経た

ち仕し

事ごと

にも慣な

れました。

３交こう

替たい

勤きん

務む

で大たい

変へんですが、毎まい

日にち頑がん張ば

っています。

　

ざくざくネットには、先せん

輩ぱい

に

誘さそわれて参さん加か

し始はじめました。勤きん

務む

時じ

間かんが不ふ

規き

則そくなのでなかなか

参さん加か

できませんが、先せん生せい（支し

援えん

者しゃ）はもちろん、そこで出で

会あ

っ

た方かたに助たすけられています。教きょう

室しつ

で知し

り合あ

った人ひと

たちとのＬＩＮ

Ｅのやりとりを通とおして、困こまった

ことや分わ

からないことを聞き

いた

りしています。おかげで、日に

本ほん

語ご

能のう

力りょく

試し

験けん

の「Ｎ３」（３級きゅう

相そう

当とう

）に合ごう

格かく

できました。さらに

勉べん

強きょうを

頑がん

張ば

って「Ｎ２」（２級きゅう

相そう

当とう

）を目め

指ざ

したいと思おもいます。

　

休やす

みの日ひ

には、ざくざくネッ

トのメンバーとサッカーをする

など交こう流りゅうしています。

　

将しょう

来らい

、インドネシアに帰かえ

った

ら、身み

に付つ

けた日に

本ほん

語ご

を活い

かし

て、通つう

訳やく

か不ふ

動どう

産さん

の仕し

事ごと

で起き

業ぎょうしてみたいです。

※１�

技ぎ

能のう

実じっ

習しゅう

制せい

度ど

技ぎ

能のう

、技ぎ

術じゅつま

たは知ち

識しき

の開かい

発はつ

途と

上じょう

国こく

等とうへの移い

転てんを図はかり、開かい発はつ途と

上じょう

国こく

等とう

の

経けい

済ざい

発はっ

展てん

を担にな

う「人ひと

づくり」に協きょう

力りょくす

ることを目もく的てきとしている。２０１６

年ねんに公こう布ふ

された技ぎ

能のう実じっ

習しゅう

法ほうが２０１

７年ねん

に改かい

正せい

され、技ぎ

能のう

実じっ

習しゅう

制せい

度ど

が拡かく

充じゅうされた。実じっ習しゅうの最さい

長ちょう

期き

間かんが３年ねん

間かん

から５年ねん

間かん

となったほか、人にん

数ずう

枠わく

が

倍ばい

となった。

※２�

ＮＣ旋せん

盤ばん

円えん

柱ちゅう

状じょうの加か

工こう

材ざい

料りょうを回かい転てんさせ、刃は

物もの

を当あ

てて不ふ

要よう部ぶ

分ぶんを削けずり取と

る金きん

属ぞく加か

工こう

である旋せん

盤ばん

のうち、複ふく

数すう

の刃は

物もの

を使し

用ようして生せい産さん効こう率りつを高たかめたもの。

ブラジルで育そだ

ち、ポルトガ

ル語ご

しか話はな

せなかったの

ですが、働はたらきながら日に

本ほん語ご

を勉べん

強きょうし

ました。日に

本ほん

人じん

の同どう

僚りょうな

どと積せっ

極きょく的てきに会かい話わ

し、話はなすこ

とはすぐに覚おぼえました。しかし、

ひらがなとカタカナは独どく学がくで覚おぼ

えたため、書か

き順じゅんが

正ただ

しくなく、

娘むすめ

が小しょう

学がっ

校こう

で勉べん

強きょうし

ていると

きに一いっ緒しょに勉べん強きょうして覚おぼえました。

　

日に

本ほん語ご

は、話はなし言こと葉ば

と書か

き言こと

葉ば

が違ちがうので、難むずかしいです。特とく

に、漢かん字じ

がとても難むずかしく、分わ

か

らない漢かん字じ

があるときは、周しゅう囲い

の文ぶん章しょうから推すい測そくしたり、娘むすめに聞き

いたりしています。それでも分わ

からないときは、ざくざくネッ

トに持も

って行い

って教おし

えてもらい

ます。日に

本ほん語ご

は難むずかしいですが、

面おも

白しろ

いです。また、二に

本ほん

松まつ

に

初はじ

めて来き

たときに、訛なま

っていた

ので「日に

本ほん

語ご

が違ちが

う」と思おも

い

びっくりしました。（笑わ

らい

）

　

ざくざくネットは、娘むすめ

が小しょう

学がく

生せい

になり、徐じょじ々ょに学がっ校こうの勉べん

強きょうを

教おし

えられなくなり困こま

って知ち

人じん

に

相そう談だんしたところ紹しょう

介かい

され、５～

６年ねん前まえから参さん加か

するようになり

ました。今いまでは、日に

本ほんに慣な

れて

いないメンバーの相そう

談だん

に乗の

った

り、遊あそ

びに出で

掛か

けたりと、交こう

流りゅうすることで支ささえ合あ

っています。

　

日に

本ほんは、とても便べん利り

で安あん全ぜんだ

と感かんじます。日に

本ほん人じんの友ゆう人じんも増ふ

え、ママ友ともとの付つ

き合あ

いも楽たのし

いです。料りょう理り

が得とく意い

なので、ブ

ラジル料りょう

理り

を振ふ

る舞ま

うこともあ

り、安あ

達だち

高こう

校こう

やＪＩＣＡでブラ

ジル料りょう

理り

を教おしえたりもしました。

　

ざくざくネットを通とお

してたく

さんの人ひとと出で

会あ

い、支ささえ合あ

うこ

とができて本ほん

当とう

に良よ

かったです。

interview2桑くわ原ばら�ヒカリさん

（ブラジル出しゅっ身しん）

福ふく島しま市し出しゅっ身しんの父ちちと北

ほっ海かい道どう出しゅっ身しんの

母ははの間あいだに生

うまれ、学

がく生せい時じ代だいまでブ

ラジルで育そだった。先

さきに日

に本ほんで働はたらい

ていた姉あねに誘さそわれ、両

りょう親しんが生

うまれ

育そだった日

に本ほんを見

みてみたいと思

おもい来らい

日にちを決

きめ、日

に本ほんで就しゅう職しょく。来らい日にち後ごは

群ぐん馬ま県けんで働はたらいた後

あと、1999年

ねんに二

に

本ほん松まつ市しへ。その後

ご結けっ婚こんし、中

ちゅう学がく２

年ねんの娘むすめを育そだてながら働

はたらいている。

interview1イス・マイル・ヌル・ハサンさん

（インドネシア出しゅっ身しん）

2017年ねん8月がつに来らい日にちし、市

し内ないの企

き

業ぎょうで技

ぎ能のう実じっ習しゅう生せいとして働

はたらく。来

らい

日にち前まえに４カ月

げつほど日

に本ほん語ごの勉べん強きょうを

した。現げん在ざい20歳

さいで、両

りょう親しんと中ちゅう学がく１

年ねんの妹いもうとがインドネシアにいる。日

に

本ほんに来

くることを心

しん配ぱいしていた母

ははも、

今いまは応おう援えんしてくれている。

共とも

に暮く

らしやすい

まちへ

　

ざくざくネットの教きょう

室しつ

をの

ぞいてみると、海かい外がいへ行い

った

り外がい国こく語ご

が話はなせなくても、こ

のまちにいながら国こく

際さい

交こう

流りゅうが

できることが分わ

かります。

　

外がい

国こく人じんと会かい話わ

をする際さいは、

相あい

手て

の言い

いたいことを理り

解かい

しようとする姿し

勢せい、コミュニ

ケーションを取と

ろうとする姿し

勢せいが大たい切せつです。それは日に

本ほんに

住す

む外がい

国こく

人じんに対たいしてだけで

なく、観かん

光こう

で訪おとずれ

た外がい

国こく

人じん

に

も同どう

様よう

のことが言い

えます。そ

れが、市し

民みん

レベルのおもてな

しにもつながるのではないで

しょうか。

インドネシア出しゅっ身しんのマイルさんらが、安

あ達だち高こう校こうの先せん

生せいと生せい徒とと一いっ緒しょに、仕

し事ごとの話はなしなどで盛

もり上

あがる。

5 Nihonmatsu City Public Relations, 2018.12, Japan

　

日に

本ほん

に住す

む外が

い

国こく

人じん

が年ね

ん

々ねん

増ぞう加か

している現げん在ざい、行ぎょう

政せい

から

のお知し

らせや、医い

療りょう

機き

関かん

な

どのさまざまな窓まど口ぐちで「やさ

しい日に

本ほん

語ご

」を使つかうことが、

外がい

国こく人じんに分わ

かりやすく情じょう

報ほう

を伝つたえることにつながります。

ほんの少すこしの気き

遣づかいで、日に

本ほん

人じんも外がい国こく人じんも、誰だれもが暮く

らし

やすいまちになるはずです。

大だ い

学がく

を卒そつ

業ぎょう

後ご

に東とう

京きょう

で就しゅう

職しょく

したのですが、「外

がい国こく

に行い

ってみたい」という思

おもいがあり、ベ

トナムの日に

本ほん

語ご

学がっ

校こう

で１年ねん

間かん

働はたら

きました。　その後

ご二に

本ほん

松まつ

へ帰かえ

ってきて、社しゃ

会かい

教きょう

育いく

指し

導どう

員いん

として働はたら

いていたときに、「市

し民みん

講こう

座ざ

終しゅう

了りょう

後ご

も活かつ

動どう

を続つづ

けたい」という方かた

たちが愛あい

好こう

会かい

などを立た

ち上あ

げるのを間ま

近ぢか

で見み

ていたので、ざくざくネットの立

たち上

あげに迷

まよいはありません

でした。

　学がく

習しゅう

者しゃ

に日に

本ほん

語ご

を教おし

える際さい

には、やさしい日

に本ほん

語ご

を使つか

うようにしています。やさしい日

に本ほん

語ご

とは、災さい

害がい

発はっ

生せい

時じ

、避ひ

難なん

情じょう

報ほう

などが在

ざい留りゅう

外がい

国こく

人じん

に伝つた

わりやすいように、阪

はん神しん

・淡あわ

路じ

大だい

震しん

災さい

をきっかけに考

かんえ出

だされたものです。具

ぐ

体たい

的てき

には、短みじか

く、やさしい単たん

語ご

やさしい日に本ほん語ご

interview3国こく際さい交こう流りゅうボランティア『ざくざくネット』

　代だい表ひょう　菊きく地ち�紀のり子こ

さん1999年

ねんざくざくネットを立

たち上

あげた。インドネ

シアの技ぎ能のう実じっ習しゅう生せいの地

ち域いき指し導どう員いんとして活

かつ動どうし

ながら、市し内ないの小しょう学がっ校こうで相そう談だん員いんとして働

はたらく。

学がく習しゅう者しゃに合

あわせた個

こ別べつ指し導どうの様よう子す。写しゃ真しん左ひだりはフィリピン出

しゅっ身しんの学

がく習しゅう者しゃのひらがな表

ひょうとテキストで、

写しゃ真しん右みぎはシリア出

しゅっ身しんの学

がく習しゅう者しゃが漢かん字じの学

がく習しゅうをしている。

を選えら

ぶこと、端たん

的てき

な表ひょう

現げん

をすることです。　やさしい日

に本ほん

語ご

を使つか

う最さい

大だい

の理り

由ゆう

は、その方ほう

が外がい

国こく

人じん

にとって理

り解かい

しやすいからです。外がい

国こく

語ご

というと、日に

本ほん

人じん

はつい英えい

語ご

を考かんが

えますが、母ぼ

国こく

語ご

が英えい

語ご

でない方

かたは多

おおく、また日

に本ほん

に住す

む外がい

国こく

人じん

はある程てい

度ど

の日に

本ほん

語ご

は理り

解かい

できます。さまざまな母ぼ

国こく

語ご

の外がい

国こく

人じん

たちにとって、日に

本ほん

での共きょう

通つう

言げん

語ご

は日に

本ほん

語ご

です。やさしい日

に本ほん

語ご

が使つか

えれば、教きょう

室しつ

の外そと

でも日に

本ほん

人じん

とのコミュニケーションが取

とりやすくなります。

　もう１つの理り

由ゆう

は、日に

本ほん

語ご

以い

外がい

の外がい

国こく

語ご

を使つか

う場ば

合あい

、教おし

える側がわ

の支し

援えん

者しゃ

が限かぎ

られてしまいますが、やさしい日

に本ほん

語ご

なら誰だれ

でも支

し援えん

者しゃ

になることができるからです。

　国こく

際さい

結けっ

婚こん

で、母ぼ

国こく

から子こ

どもを連

つれて来

らい日にち

する外がい

国こく

人じん

が増ふ

えてきていますが、二

に本ほん

松まつ

市し

にはインターナショナルスクールが無な

く、市し

内ない

の学がっ

校こう

に転てん

入にゅう

することとなります。子

こどもにとって、

日に

本ほん

語ご

を覚おぼ

えることが１つの壁かべ

である上うえ

、さらに学がっ

校こう

の勉べん

強きょう

を、母ぼ

国こく

語ご

でない日に

本ほん

語ご

で学まな

ぶことは非

ひ常じょう

に大おお

きな壁かべ

です。　そこで、ざくざくネットとは別べつ

団だん

体たい

で、小しょう

学がく

生せい

から高こう

校こう

生せい

までを対

たい象しょう

に、日に

本ほん

語ご

と学がっ

校こう

の勉べん

子こどものための支

し援えん

強きょう

を学まな

ぶための日に

本ほん

語ご

教きょう

室しつ

を毎まい

月つき

２回かい

、開かい

催さい

しています。

　以い

前ぜん

は結けっ

婚こん

して日に

本ほん

に来き

た中ちゅう

国ごく

やフィリピン出しゅっ

身しん

の方かた

が多おお

かったのですが、最さい

近きん

はベトナムやインドネシアからの技

ぎ能のう

実じっ

習しゅう

生せい

が増ふ

えています。　私わたし

たち支し

援えん

者しゃ

にとって、日に

本ほん

語ご

を教おし

えることは、異い

文ぶん

化か

や言こと

葉ば

を楽たの

しむことができる、身み

近ぢか

な国こく

際さい

交こう

流りゅう

です。日に

本ほん

人じん

が海かい

外がい

へ旅りょ

行こう

すると、ツアー旅りょ

行こう

などの場

ば合あい

は観かん

光こう

地ち

しか巡めぐ

らず、外がい

国こく

人じん

の暮く

らしを見み

ることまではできません。しかしこの教

きょう室しつ

では、外

がい国こく

人じん

と話はな

しをすることで、外がい

国こく

人じん

の暮く

らしや考かんが

え方かた

を知し

ることができます。日

に本ほん

語ご

を教おし

える代

かわりに異

い文ぶん

化か

を知し

ることができる、ギブアンドテイクの関

かん

係けい

です。ざくざくネットでは、日に

本ほん

語ご

を教おし

える支し

援えん

者しゃ

を随ずい

時じ

募ぼ

集しゅう

していますので、興きょう

味み

のある方かた

はぜひ参さん

加か

してみてください。

　ざくざくネットの設せつ

立りつ

目もく

的てき

は、「日

に本ほん

人じん

と外がい

国こく

人じん

が、相そう

互ご

に生せい

活かつ

しやすい環かん

境きょう

づくりを行おこな

うこと」です。特

とく別べつ

に何なに

かをしなければならないのではなく、普

ふ通つう

に「接せっ

し」「話はなし

をする」ことで、外がい

国こく

人じん

も日に

本ほん

人じん

も、共とも

に暮く

らしやすい社しゃ

会かい

になっていくのだと思おも

います。

身み近ぢかな国

こく際さい交こう流りゅう

共ともに暮

くらしていくために