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日本産科婦人科学会 大規模災害対策情報システム 取扱説明書

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Page 1: 日本産科婦人科学会 大規模災害対策情報システム 取扱説明書 ...システムの概要 本システムは大規模広域災害(震度6強の地震や津波、広域な水害など)が発

日本産科婦人科学会大規模災害対策情報システム

取扱説明書

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システムの概要

本システムは大規模広域災害(震度6強の地震や津波、広域な水害など)が発

生し、複数の産婦人科施設が被災した場合に被災情報を取りまとめ、被災地への早期支援に役立てるためのインターネット上の情報共有システムです。

システムの入口は日本産科婦人科学会のホームページ上のバナーとしてあります(大規模災害対策情報システム)。

被災関連の情報を各施設(被災地内外の施設)が本システムに迅速に(24時間以内)入力していただくことで、被災地と支援側で情報が共有されます。

全国の分娩取り扱い施設の施設情報(施設名・住所)があらかじめ登録されています(「周産期の広場」の更新情報とリンクしています)。

本システムの情報は産婦人科、新生児科、小児科、小児周産期リエゾン、DMATにより被災地支援を目的として活用されます。

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災害時施設情報入力災害時施設情報参照・検索

掲示板機能 本部情報 患者搬送情報 物資搬送情報

行政からの通知一覧災害対策組織図災害対策マニュアル

システムの機能

本システムには以下の主な機能がございます。

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災害時施設情報入力

各システムの機能の内容

• 被災地の産婦人科施設が自施設の被災情報を入力します。

• 被災地外の産婦人科施設(大学病院、MFICU、総合病院など地域基幹

施設)が被災地からの患者受入れ側としての情報を入力します。

災害時施設情報参照・検索

• 入力された被災地、被災地外の情報を参照、検索できます。

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掲示板機能 本部情報 患者搬送情報 物資搬送情報

• 大規模災害発生時に組織される日本産科婦人科学会の災害対策本部や小児周産期リエゾンなどの情報発信が掲示されます。

• 患者搬送や物資搬送に関しての情報発信が掲示されます。

行政からの通知一覧

• 大規模災害時に行政などから発信される産婦人科関連の通知文書が閲覧できます。

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災害対策組織図

災害対策マニュアル

• 大規模災害時に組織される日本産科婦人科学会災害対策本部の組織図を掲示します。

• 日本産科婦人科学会が編集作成する災害対策マニュアルが閲覧、ダウンロード出来ます (適宜改訂されます)。

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システムへのアクセス方法と

災害時情報の入力と参照・検索方法

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災害時の入り口(トップページ)

iphone, スマートフォンからも入力が可能です

クリックしてください。

システムの入口は日本産科婦人科学会HP上のバナーです

(注:災害発生時のみ表示)

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災害時の入り口

平時の入り口

iphone, スマートフォンからも入力が可能です

どちらかをクリックしてください。

システムの入口は日本産科婦人科学会HP上のバナーです

(注:災害発生時のみ表示)

(注:平時から常時表示)

会員・医療関係者ページ災害時の入り口

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災害発生時にはシステムバナーの下に入力をお願いする被災地、受入れ側の被災地外地域が指定表示されます。

これらの入力指定地域は情報入力お願いします。

(注):災害時には指定地域の表示が遅れる場合がございます。

大規模広域災害の場合には、地域指定の表示を待たずに自身の判断でご入力いただいて結構です。

システムへ入力を行う地域の指定について

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バナーをクリックした後の画面

会員はこちらをクリックしてください。

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• 次にe医学会での日本産科婦人科学会 会員認証が行われます。• 学会ID, パスワードを入力してください。

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山田 太郎

• 災害情報の入力はここをクリックしてください。

• 被災地内外共にこちらから入力お願いします。

システムのトップ画面

• 災害情報の参照と検索はここをクリックしてください。

右メニューからも

各項目にアクセス出来ます。

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災害時施設 緊急情報 入力画面

施設名検索ください

県名を入力

該当する項目を選択してください。

現在の状況を順次選択・入力ください。

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災害時施設 緊急情報 入力完了画面

次に詳細情報の入力をお願いします

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備考欄:

被災地施設から特に伝えたいことがあればご記載ください

ライフライン項目:被災地外の施設は入力不要

災害時施設 詳細情報 入力画面

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終更新日時が表示されます。

災害時には情報のアップデートは毎日お願いします。

MFICU以外の施設がご記載ください

搬送受入れ可能な施設の周産期情報 入力画面

受入れ可能な患者の特徴などあればご自由にご記載ください。(例:胎児心奇形受入れ可能etc)

平時から母体搬送を受入れている病院は情報入力をお願いします。

受入れ可能なベット数をご記載ください。

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災害時施設詳細情報 入力完了画面

これで情報入力は終了です。毎日必ず入力更新をお願い申し上げます。

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被災地情報の検索方法について

• ご入力いただいた情報は以下速やかに検索可能です。

• 被災地情報はDMAT, 日本産科婦人科学会に共有されます。

• 検索方法は以下ご参照ください。

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入力された情報の検索はこちらをクリックしてください。

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情報の検索画面地域 を選択

県名 を選択

以下検索したい項目をクリックしてください

後に検索をクリック

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上の地図では総合周産期母子センター(青ピン)に該当する施設が表示されています。各ピンをクリックすることで、表示施設のカテゴリーを切り替えが可能です。

分娩可能な施設のみが掲示されます

マークをクリックすると入力された各施設の情報が表示されます

入力情報の参照・検索画面 (マップから)

入力された情報はマップ上に表示

されます

全施設が表示されます

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被災地施設

被災地外施設

災害時のシステム活用の流れ

(大学病院、MFICU、総合病院など地域の基幹施設)

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災害時のシステムの活用の流れ(被災地の施設)

自施設の地域で、大規模災害が発生した際に本システムにアクセスをお願いします。

自施設の被災状況、稼働状況を入力をお願いします。(PCが入力不可の場合、iphone、スマートフォンからも入力可能です)

インターネットにアクセス出来ない場合には、地域の基幹施設(大学病院など)や小児周産期リエゾンに電話またはファックスにて情報提供を行いシステムへの代行入力を依頼してください。(平時から連携している基幹施設との間であらかじめ取り決められておかれることをお勧めいたします)

災害時には情報の更新・アップデートを可能な限り毎日お願い申し上げます。

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災害時のシステムの活用の流れ(被災地外の大学病院・MFICU・総合病院など

地域の基幹施設)

大規模災害が発生した際には日産婦学会HPバナー上に表示される被災地外施設・入力指定地域をチェックしてください。

入力指定地域の場合、患者受入れ側としての受け入れ体制の情報入力をお願いします。

災害時には情報の更新・アップデートを可能な限り毎日お願い申し上げます。

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システム入力のフローチャート

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大規模災害発生

被災地施設

災害時施設情報を入力

被災地外施設

日産婦HPからシステムにアクセス

同じ地域の産婦人科基幹施設に電話連絡(FAX)

被災情報の代行入力を依頼

インターネット

利用可能利用不可日産婦HPの被災地外施設

入力指定地域を確認

入力指定地域

*システムの中で「被災地の施設」「被災地外の施設」を選択して各項目を入力。

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平時からの活用の提案

本システムは平時から情報入力を行い、操作に慣れておくことが大切です。

平時から自施設を検索し現時点での分娩情報、災害担当者などを入力してみてください。(災害時にはその情報の変更のみ行うことになります)

地方学会・県学会単位で PCやスマホを持ち寄り実際の入力訓練の実施をお勧めします (入力情報はすぐにシステム上に表示され共有可能です)。

毎年、地域毎に小児周産期リエゾンと連携・協力してIT防災訓練を行うことをお勧めします。

地域のご高齢会員の先生方の代行入力に関しては、平時から各大学医局などで取り決められておかれることをお勧めします。

ぜひ平時でも地域での周産期搬送ネットワークツールとしてもご活用ください。

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後に

• 本システムへの被災地情報の速やかな入力と支援側の情報共有が、迅速な被災地支援につながる可能性があります。

• 平時からのシステム入力活用と本システムを利用した地域のIT防災訓練をお勧めします。