oracle cloud デザイン・パターン -compute cloud, volume snapshot-

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Oracle Cloud デザイン・パターン～ Compute Cloud, Volume Snapshot ～

日本オラクル株式会社クラウド・テクノロジー事業統括

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Document Control

• 本資料は、 Compute Cloud Service 17.1.4 を前提に説明します–製品・サービスのアップデートに伴い、内容が変更される可能性があります–最新情報は、各製品・サービスのマニュアルやドキュメントをご確認下さい


Document Control

Date Version 変更箇所2017/02 1.0 Compute Cloud Service 17.1.4 で資料作成


デザインパターンの位置づけ

設計ガイド構築ガイド運用 Tipsアーキテクチャー設計時に生じる典型的な課題

• サービス構成図• 解決したい課題• 解決方法• メリット• 補足事項• 関連パターン

• Step by Step の操作手順

• 留意点• ノウハウ• How To

解決策・設計方法実装方法・操作手順各種要件に応じた対応策


はじめに

• Compute Cloud Service には用途が異なる複数のスナップショット機能があり、使い分けが必要になります。

–インスタンス・スナップショット• マスタイメージを作成することで、初期環境構築の迅速化を図ります。

–ボリューム・スナップショット（本資料）• リモート・スナップショット– ボリュームを複製するために利用します。異なるサイト間でも利用可能です。– 仮想マシンのバックアップ・リストアに利用します。– スナップショット取得時間、およびリストア時間はデータ量に比例します。

• コロケート・スナップショット– 同一サイト内のボリュームを複製するために利用します。– 数秒でスナップショットの取得・リストアが可能です。– バックアップ用途には適しません。

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Cloud Platform を活用した主要な 16 のユースケース様々なクラウドの活用が広がっています

7

データ分析の高度化

開発 / テスト環境の構築

IoT を活用した新たな事業展開

マルチクラウド管理の効率化

マルチクラウド・セキュリティの向上

IT モダナイゼーション中央集権型セルフサービスBI の実現

ビジネス・アプリケーションの柔軟な拡張

2 次・ 3 次データバックアップの実現

季節性ワークロードのオフロード

専有プライベート・クラウドの構築

API を活用した新たな事業展開

ハイパフォーマンス・コンピューティングの実現

デジタル・エクスペリエンスの向上

アジャイル開発の促進災害対策サイトの構築


アーキテクチャー設計時に生じる典型的な課題

• 構築済みの Compute インスタンス（仮想マシン）を複製できないか？開発環境や不具合発生時の再現テスト環境として利用したいんだけど。

• Compute インスタンスのバックアップ・リストア方法は？

Oracle Cloud を検討してくれているお客様の声

設計課題


Data Center 1 Data Center 2

Zone01 Zone01Zone02

• 解決したい課題：– 仮想マシンを複製したい

– バックアップ・リストア手順を確立したい

• Oracle Cloud での解決方法：– インスタンスにアタッチされているボリューム（ブロッ

ク・ストレージ）のリモート・スナップショットをStorage Cloud Service に取得し、当該スナップショットからボリュームを複製します

• メリット：– 複製したボリュームは同インスタンスにアタッチすること

も、異なるインスタンスにアタッチすることも可能です

– 同一サイトだけでなく、異なるサイトのインスタンスにアタッチできます

– ストレージ・クラウドのジオレプリケーション機能で他のデータセンターにスナップショットが自動コピーされているため、災害対策にも有用です

ボリューム・スナップショットの活用

9

設計ガイド

Compute Cloud

インスタンス

Storage Cloud

ボリューム

リモートスナップショットリモートスナップショット

インスタンス

ボリューム

インスタンス

ボリューム

ジオレプリケーション

ボリューム

インスタンス

ボリューム



• 補足事項：– スケジューリング可能です

• 取得間隔、対象ボリューム、世代数の指定が可能

• 間隔の単位は１時間

– 同一ボリュームのスナップショット取得において、初回はフルで、その後は増分で取得されます

– Object Storage 上に作成され、 Storage Cloud Service として課金されます

– リストア時のボリューム属性 (default/latency) はスナップショット取得元の属性に依存します

– スナップショット取得やリストアの所要時間はボリュームサイズに依存します

– 取得したスナップショットを他のドメインで利用することはできません

設計ガイド



• 補足事項：– スナップショット取得中にデータの変更が発生しないような手順を検討ください

• スナップショットの取得対象はボリュームであり、仮想マシンそのものの状態を保存するものではないため、アプリケーションまたは OS によってキャッシュされたデータは保存されません

• 例えば、データの一貫性が重要なアプリケーションを配置する場合は、オーケストレーションを停止（インスタンス停止）してからスナップショットを取得するか、非ブートボリュームであればアンマウント後に取得することをご検討ください

• 尚、定期的にボリューム・スナップショットを取得可能なスケジューリング機能には、ボリュームのデタッチやインスタンス停止等のオペレーションは含まれていません。よってデータの一貫性が重要な場合は REST API等によるスケジューリングを検討ください

設計ガイド


Data Center 1Zone01

• 補足事項：– より迅速にボリュームを複製したい場合は、コロケート・スナップショットの利用をご検討ください

• 元のボリュームと同一のブロック・ストレージ内に格納されます

• ボリュームそのもののコピーを実施していないため、秒単位でスナップショット作成やボリュームへのリストアが完了します

• 開発テスト環境や不具合の再現テスト作成時に有用です• 同一ブロック・ストレージ内に格納されるため、バックアップ用途には適しません。

• Block Storage として課金されます

• 各スナップショットは元のボリュームと同じ容量のストレージを使用します

• スケジューリング機能はありません

• 同サイト（ゾーン）内での利用に限定されます。（取得したスナップショットを他のサイト、ドメインで利用することはできません）

ボリューム・スナップショットの活用設計ガイド

Compute Cloud

インスタンス

ボリューム

コロケートスナップショット

インスタンス

ボリューム



• 補足事項：– コロケート・スナップショットの適用範囲

• 一つのボリュームから複数のスナップショットを取得可能

• 一つのコロケート・スナップショットから複数のボリュームを作成（リストア）可能

• リストアしたボリュームは既存インスタンスにも新規インスタンスにもアタッチ可能

• コピー・オン・ライト方式なので、スナップショットから何かしらボリュームを作成している場合、当該スナップショットは削除できない。（リストア済みのボリュームを削除すれば、再度新規ボリュームのリストアに利用できる）

• リストア済みのボリュームのコロケート・スナップショットは不可（取得自体は出来るが、リストアできない）

設計ガイド

インスタンス

ボリューム


インスタンス

ボリュームボリューム

コロケートスナップショットコロケートスナップショット

ボリューム

リストア ×

削除 ×

ボリューム



Zone01 Zone01Zone02

ボリューム・スナップショット　全体像

14

設計ガイド

Compute Cloud

インスタンスイメージ

Storage Cloud

ボリューム

リモートスナップショット


ボリューム


インスタンス

ボリューム

インスタンス

ボリューム


ボリューム

インスタンス

ボリューム

インスタンス


ボリューム

ボリューム


構築ガイド

ボリューム・スナップショット



Zone01 Zone01Zone02

ボリューム・スナップショット構築の流れ

16

本構築ガイドでは以下の手順を記載しています。

[1] インスタンス作成

[2] ボリューム・スナップショットを取得補足）スナップショットの定期取得設定

[3] スナップショットからのリストア

[4] スナップショットからのリストア（サイト跨ぎ）

[5] リストア済みボリュームのアタッチ

[6] ボリュームの差し替え

以下の流れで構築します・コロケートによる複製） [1]-[2]–[3]–[5] ・リモートによる複製） [1]-[2]–[3]–[5] ・リモートによる複製、サイト跨ぎ） [1]-[2]–[4]–[5] ・スナップショットからのリストア） [1]-[2]–[3]–[6]

※本構築ガイドはブート可能ボリュームを対象に記載しています。

構築ガイド

Compute Cloud

インスタンスイメージ

Storage Cloud



インスタンス

ボリューム


インスタンス

ボリューム

インスタンス

ボリューム


[2]

[2]

[5] [5] [5]

[3] [4] [4]

ボリューム

インスタンス

ボリューム[3]

[5]

[6]

ボリューム[3]

[1]


[0] Compute Cloud Service Console を表示

17

はじめに

1. マイサービスにログインし、 Compute Cloud Service Console にアクセスします

構築ガイド


[1] インスタンス（仮想マシン）作成

18

[ 事前準備 1] IP予約の作成

1. Compute Cloud コンソールより「ネットワーク」を選択します

2. メニューから「 IP予約」を選択します

3. 「 IP予約の作成」を選択しウィザードを起動します

4. 以下を入力し、 IP予約を作成します名前： ip01 インスタンス：なし

構築ガイド

①

②

④

③



19

[ 事前準備 2] SSH公開鍵の登録


2. メニューから「 SSH公開鍵」を選択します

3. 「 SSH公開鍵の追加」を選択しウィザードを起動します

4. 以下を入力し IP予約を作成します名前： key01値：別途作成した SSH公開鍵を選択、もしくは貼り付けます※

構築ガイド

※SSH認証用暗号鍵ペア作成方法は Appendixに記載

①

②

③

④



20

[ 事前準備 3] セキュリティ・リストの作成


2. メニューから「セキュリティ・リスト」を選択します

3. 「セキュリティ・リストの作成」を選択しウィザードを起動します

4. 以下を入力しセキュリティ・リストを作成します名前： SecList01

構築ガイド

①

②③

④



21

[ 事前準備 4] セキュリティ・ルールの作成

作成したインスタンスに TeraTerm等、 SSH でアクセスするために、セキュリティ・ルールを作成します


2. メニューから「セキュリティ・ルール」を選択します

3. 「セキュリティ・ルールの作成」を選択しウィザードを起動します

構築ガイド

②

③

①



22

[ 事前準備 4] セキュリティ・ルールの作成

構築ガイド

1. 必要事項を入力しセキュリティ・ルールを作成します①



23

[ 事前準備 5] ボリュームの作成

構築ガイド

ボリュームを事前に作成します

1. ストレージ・タブを選択します2. ストレージ・ボリュームの作成をク

リックします

3. 要件に合わせて各属性を入力します

4. 作成をクリックします

②

④

③

①



24

[1] インスタンスの作成

1. Compute Cloud コンソールより「インスタンス」を選択します

2. 「インスタンスの作成」を選択しウィザードを起動します

構築ガイド

①

②



25


1. 要件に合わせて利用イメージを選択します

2. 次を選択します

構築ガイド

①

②



26


1. 要件に合わせシェイプを選択します


構築ガイド

①

②



27


1. 要件に合わせて入力します。ここでは例として以下を入力しています。インスタンス名： instance01DNSホスト名接頭辞： instance01

2. 作成済みのリソースを選択しますパブリック IP ：

永続パブリック IP予約から作成済みのip01

セキュリティリスト : SecList01SSH公開鍵 : key01


構築ガイド

①

③

②



28

[5] インスタンスの作成※前頁で作成したボリュームをアタッチしま

す

1. デフォルト定義されているボリュームの右にあるボタンを選択し、デフォルトボリュームを削除します

2. 既存ボリュームのアタッチを選択します

3. 「既存ストレージのアタッチ」ウィザードにて、作成済みのボリュームを選択します

4. ブートドライブにチェックを入れます5. 追加をクリックします。6. 次をクリックします。

構築ガイド

①

⑥

②

③

④

⑤



29


1. 設定内容を確認し、作成を選択します

構築ガイド

①



30


1. オーケストレーションタブを選択します。

2. インスタンス作成が完了すると、ステータスが開始中から準備完了に変わります。（インスタンスタブを見ると、インスタンスが起動していることが確認できます。）

構築ガイド

②

②

①


[2] ボリューム・スナップショットの取得

31

[1] スナップショットの取得

構築ガイド

1. ストレージ・タブをクリックします

2. スナップショットを取得したいストレージのメニューより、スナップショット作成を選択します

3. スナップショットの名前を入力します

4. コロケート・スナップショットを取得する場合はチェックを入れます

5. 作成をクリックします

①

②

③

④

⑤



32

[2] スナップショットの確認

構築ガイド

1. ストレージ・スナップショットを選択します

2. スナップショットのマークにマウスポインタを合わせるとスナップショット作成のステータスを確認できます

3. スナップショットの取得が終わるとステータスが完了になり、合計リモートサイズが増加していることがわかります（コロケートスナップショットの場合は合計コロケートサイズが増加します）

②

③

①

③



33

補足）スナップショットの定期取得設定

構築ガイド

1. スナップショットを取得したいストレージのメニューより、スナップショットのスケジュールを選択します②



34

補足）スナップショットの定期取得設定

構築ガイド

1. スケジュール名を入力します

2. バックアップの保有世代数を入力します

3. スナップショットの取得間隔を設定します。時間指定の場合、１～２４で取得間隔を設定します。

4. 週指定の場合は曜日と時間を設定します。

5. スケジュールをクリックし設定します

①

②

③

⑤

④


[3] スナップショットからのリストア

35

[1] スナップショットから新規ボリュームの作成

構築ガイド

1. ストレージ・スナップショットを選択します

2. リストアしたいボリュームのメニューより、ボリュームのリストアをクリックします

3. 新規に作成したいボリューム名を入力します

4. リストアをクリックします

①

②

③

④



36

[1] サイトセレクタによるサイト（ゾーン）の切り替え

ボリュームをリストアしたいサイトを選択します

1. Compute Cloud コンソールの上段に位置するサイトを確認し、下抜き▼からサイト・セレクタを起動します

2. 「サイトの選択」にてサイト（ゾーン）を切り替えます

①

②

構築ガイド



37

[2] スナップショットから新規ボリュームの作成

1. ストレージタブを選択します2. ストレージ・スナップショットを選択し

ます3. スナップショットを取得したサイトを選択します

4. リストアしたいスナップショットの右にあるメニューをクリックし、ボリュームのリストアをクリックします

5. 新規に作成したいボリューム名を入力します

6. リストアをクリックします

構築ガイド

①

②

③

④⑤

⑥



38

[1] 新規インスタンス作成（注意点のみ）

リストアしたボリュームを利用して新規インスタンスを作成します。

1. スナップショットを取得したインスタンスと同じ OS イメージを選択します


構築ガイド

①

②



39

[2] 新規インスタンス作成（注意点のみ）

1. デフォルト定義されているボリュームの右にあるボタンを選択し、デフォルトボリュームを削除します

2. 既存ボリュームのアタッチを選択します

3. ウィザードにてアタッチするボリューム名に、前頁でリストアしたボリュームを選択します

4. ブートドライブにチェックを入れます5. 追加をクリックします

構築ガイド

①

②

③

④⑤

その他は通常通りの手順でインスタンスを作成します


•以下ではオーケストレーションの編集によるボリュームの差し替え方法を記載しています。

•ただし、手動でインスタンスを再作成することで差し替えることも可能です。• 一旦、オーケストレーション・タブからインスタンス・オーケストレーションを停止、削除します

• その後、 [1] と同様の手順で新規にインスタンスを手動で作成します。その際、アタッチするボリュームをリストアしたボリュームにします


40

[0] はじめに

構築ガイド



41

[1] オーケストレーションのダウンロード

1. オーケストレーションを選択します

2. オーケストレーションが定義されている JSON ファイルを手元にダウンロードします

構築ガイド

①

②


"storage_attachments" : [ { "volume" : "/Compute-<Domain>/<User>/Vol01", "index" : 1 } ],


42

[2] JSON ファイルの編集

1. オーケストレーションが定義されたJSON ファイルにおいて、リストアしたボリュームをアタッチするように、ボリューム定義を編集します

構築ガイド

"storage_attachments" : [ { "volume" : "/Compute-<Domain>/<User>/Vol02", "index" : 1 } ],



43

[3] オーケストレーションの削除

1. インスタンス・オーケストレーションを停止します

2. インスタンス・オーケストレーションを削除します

構築ガイド

①

②



44

[4] オーケストレーションのアップロード

編集後のオーケストレーション（ JSONファイル）をアップロードし、オーケストレーションを再起動します（インスタンスが再作成されます）

1. オーケストレーションのアップロードをクリックします

2. 編集後のファイルをアップロードします。（インスタンスの再作成がスタートします。）

構築ガイド

①

②


Appendix)


参考資料

• スナップショットを使用したストレージ・ボリュームのバックアップおよびリストア– http://docs.oracle.com/cd/E60665_01/stcomputecs/STCSG/GUID-0C04E7C5-0D24-4D16-9D8

3-92EC1E737622.htm

http://docs.oracle.com/cd/E60665_01/stcomputecs/STCSG/GUID-0C04E7C5-0D24-4D16-9D83-92EC1E737622.htm

http://docs.oracle.com/cd/E60665_01/stcomputecs/STCSG/GUID-0C04E7C5-0D24-4D16-9D83-92EC1E737622.htm


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トライアルのお申し込みサイト　

トライアルのお申し込みサイトはコチラ　- 上記サイトより、ご利用したいクラウドサービスを選択し、お申し込み頂けます。- Oracle PaaS の各サービスは「プラットフォームとインフラ」項目をご参照ください。

https://cloud.oracle.com/ja_JP/tryit

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- Oracle Database Cloud Serviceを使ってみよう- Oracle Database Cloud Service 体験チュートリアル　- トライアル環境を使用したAPEXアプリケーション作成

DBCS の詳細なお申込み方法は FAQ にてご案内しております。

https://faq.oracle.co.jp/app/answers/detail/a_id/2809 へアクセス


https://faq.oracle.co.jp/app/answers/detail/a_id/2890










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