web2.0 講演スライド 2008/2/26
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Web2.0
~ Return of The Web ~
• 岸田 健一郎
• 永和システムマネジメント所属
• オブジェクト倶楽部、担当デザイナー、メルマガライター
• 自称デザエンジニア Design + Engineer = Desingineer
• Web 系開発を得意とし、 PHP/JavaScript/ActionScript/HTML/CSSなどフロント系技術に精通
マイコミから絶賛発売中。よろしくお願いします。
Web2.0 サイトを作るために必要な技術•HTML•CSS•Web サーバ•データベース•Ajax•Perl•PHP&CakePHP•Ruby&Ruby on Rails•Python&TurboGearsを学べる1冊です。
PHP / CakePHP
• CakePHP が今熱い!–R on R に影響を受けて誕生したフ
レームワーク–勉強会の申し込みが30分で満席–2/20 に2回目が実施–書籍も続々発売
• 2007 年 11 月 15 日 ( 木 ) ~ 16 日( 金 )–渋谷セルリアンタワー B1F にて開催
• 2,988 名が来場–コンファレンスは 739 名
(ちなみに参加費は 98,000 円)。
•ビッグネームが来日–Tim O’Reilly
–Evan Williams
–Hakon Wium Lie
–その他大勢
1.Folksonomy2.Rich User Experiences3.User as contributor4.Long tail5.Participation6.Radical Trust7.Radical Decentralization
Folksonomy
階層分類 ( カテゴリ、ディレクトリ ) でなく、ユーザーが自由に分類 ( タグ )
Rich User Experiences
AJAX,DHTML,Greasmonkey 等、ページ上で直感的操作
User as contributor
ユーザー体験の蓄積をサービスに転化(レビュー)
Long tail
ユーザーセルフサービスの提供でロングテールを取り込む
Participation
ユーザー参加型開発、ユーザー生成コンテンツ
Radical Trust
知のオープンソース( Wikipedia)
Radical Decentralization
進歩的分散志向 (BitTrrent)
Web2.0 ってどう?
難しい
複雑 広範囲
バズワード 怪しい
ヒルズ族
Docomo2.0
見たことある
いいイメージが少ない
2007 年 11 月 14 日Web2.0Expo のために来日した Tim O’reilly 氏 と 2ch の ひろゆき氏が CNET のVenture BEAT Project にゲスト出演。そこで Web2.0 について対談しちゃいました。
2ch で有名な「ひろゆき」氏
僕は O'Reilly の本を読んだことがないけど、 Web 2.0 ってどう?みたいな話はよくネット上に流れてた。
で、僕も完全にバズワードだろうと考えていたから、それバズワードじゃないですか?って聞いてみたかったんです。
Web 2.0 について書いたのは 2005 年。でも概念について考え始めたのは 10 年前くらいから。Web 2.0 って言葉の前に「 Open Source Paradigm Shift 」っていう論文があったんだ。
「 Web2.0… 」ばからしい名前だよ。ウェブの新しいバージョンだと思っている人が多いし、そういう意味で使ったんじゃないのに。みんな、ドットコムバブルの後、ウェブが終わったと思っていた。でもウェブは戻ってきた。「 Return of the Web 」なんだ。
続きは Web で・・・
http://japan.cnet.com/interview/media/story/0,2000055959,20361105,00.htm
2.0 で何が変わったのか?Web1.0 をふりかえってみると・・
• 広告といえば DoubleClick• PhotoHighway などの写真共有• mp3.com による音楽配信• BBS などでのコミュニケーション• 検索エンジンへの URL投稿 (SEO 対策 )• コンテンツの公開 (HTML編集 )• カテゴリなどの分類•相互リンク
Web2.0 と同じじゃね??
いつから Web2.0 なのか?• 2005 年 5 月、 YouTube ベータ開始• 2005 年 2 月、 Google Map 開始• 2004 年 10 月、第一回 Web2.0 カンファ
レンス• 2004 年 7 月、 Ruby on Rails の誕生• 2004 年 6 月、 Flickr が写真共有を開始• 2003 年 2 月、 Google が Blogger を買収
2004 年の重大ニュース• ブログがブームに。各社続々とサービス開始• レコード会社各社、 CCCD廃止の方向に• Web ブラウザ「 FireFox 」が公開• Windows XP SP2 リリース• ソーシャルネットワークサービスが 20代ユー
ザーを中心に広まる•最大容量ギガ単位の Web メールサービス開始• 「 MSN ミュージック」「 MSN サーチ」開始• Linux サーバシェア爆発的成長
Web2.0 までの対立構図• プラットフォームとしてのウェブ
– Netscape : Microsoft IE– Netscape : Google– Apache : Microsoft IIS– Flash(Flex) : Ajax
• アプリケーション、インターネットはプラットフォームの支配的、画一的なアプローチで成長してきたが、 Web2.0時代は切り札にならない
コミュニケーションの変遷• 1対1の対話•電話• ショートメッセージ•電子メール• IRC• メッセンジャー• twitter
人はコミュニケーションをしたいもの
Web2.0時代コミュニケーション
•口コミ• Trackback• SNS• Blog• Twitter• RSS• マッシュアップ
キッカケは検索することからSEO 対策が採られた Blogや
Google巨大データベースによって知りたい情報を簡単に得て
コミュニケーションを取る事が可能に
Web2.0用語
XHTML
CSS2.0HTML5.0
Acid2 JSONP
REST
次世代フレームワーク
スクリプト言語
タギング
オープンソース
オープンソースが開いたWeb2.0 への道
• サーバ: IA機器• Web サーバ: Apache•言語: Perl,PHP,Ruby,Python...• DB:MySQL,PostgreSQL•負荷分散:mod_proxy_balancer• クラスタ: LVS(Linux Virtual Server)•キャッシュ: squid
サーバ以外、全部タダ(言い方悪いですが)。
つまりノウハウさえあれば、速く、安く、安心・安全に Web サービスを始めることができるようになった。
クライアント環境の変化
•多くのブラウザがクロスプラットフォームに対応
• MacBook Air に見られる光学ドライブの廃止
• オフライン Ajax 技術の進歩• MS の Yahoo!買収の動き•無線 LAN網の拡大
ネットワーク上の(無料)大規模データベースに、データを置くことで、いつでも、どこでも、自分の環境を利用することができる。
⇒クラウドコンピューティングへ
ここで次世代Web デモを
Web2.0時代の課題
•動的コンテンツがページ上で躍動するため、デザイナーとプログラマーの仕事の境目をどこに設定するか難しい
• データを何でやり取りするか、 XML 、 HTML 、 XSLT ( Amazonなどは指定して HTML を返せる)
結果、デザイナーとプログラマの仕事の境界が見えなくなってきた
そこで・・・・デザエンジニア (Design + Engineer = Desingineer)
日本発 Web2.0 サービスを・・
Google Map スゲー!
日本発 Web2.0 サービスを・・
iPhone カッコいい!
日本発サービスを・・
でも、、これって王道ウィ~
楽しいか?負けてる感じがする
そんなの関係ねぇ!?
正しい茶の入れ方• 欧米文化の象徴
–新しい茶葉を使う– ティーポットとティーカップを温める–茶葉をスプーンで量る–汲みたての、沸かしたての湯を使う– しっかり蒸らす
これって王道ですよね
日本では茶道ですが・・•人をもてなす際に現れる心の美しさ
– 茶会での博打や飲酒を禁止し、亭主と客との精神交流を重視する
– 美しい石灯籠を「完璧すぎる」とわざと打ち欠く
– 割れて接いだ茶碗を珍重する– 庭に宇宙を感じる– 茶器を回す– etc ・・・・
これってお茶の味の本質(王道 ) とは関係ないんでは?!
元来、コンピューターとは、Computer → 計算機(計算する人)
正しい計算結果を返すという機能を提供する王道な使われ方
日本では、計算機といえば電卓
コンピュータ、は仕事をしてくれるロボットのイメージ
お伺い商売
おもてなしThe 受託開発
日本発サービスを・・
•ケータイ・サービスは世界一–お財布ケータイ–ケータイナビ–ケータイ小説–etc ・・・
• データを持っていること– データを蓄積し、情報の見え方、配信方法が多様化することで新しい価値が生まれる
– データがなければ共有もできない
• アイデアをまず形にすること– 使い方を考えるのはユーザであり、価値を高める
のもユーザーである– オープンソースソフトウェアを使うことで、少ない
コストで始めることも可能
• コミュニケーションを形にすること– 現代は皆、情報を発信する側になりたがっている
• アイデアをまず形にすること–使い方を考えるのはユーザで
あり、価値を高めるのもユーザーである
–オープンソースソフトウェアを使うことで、少ないコストで始めることも可能
Web2.0 を始めるには
• データを持っていること–データを蓄積し、情報の見え方、配信方法が多様化することで新しい価値が生まれる
–データがなければ共有もできない
• コミュニケーションを形にすること–現代は皆、情報を発信する側
になりたがっている
ご清聴ありがとうございました。
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