別添 11 - jica...イ.wm-3, new wtp...

12
別添 11 -1- 据付技師派遣業務 作業仕様書 1.現地作業仕様 (1)サーバ室(Nyarugenge Branch1)機器設置 ア. 添付図‐1, 2 の構成によるサーバ収容架をサーバ室内に設置する。 サーバ収容架は前後施錠扉・キャスター付きとし、加えて床設置アジャス タを備えること。ラック内に2系統の電源供給バーを備えること。 イ. サーバーラック内に各機器を収容し、ラック内機器の配線を接続する。 2)ケーブルトレイ施工及びケーブルの敷設端末 ア.サーバ室内ケーブルトレイ ケーブルトレイの幅は 400mm とし、 室内の構造にあわせて立ち上がり部 分を最大 3m、水平距離を最長 8の長さとする。概要は添付図‐3のと おり。 天井部コンクリートにアンカーボルトを打設して、強固な吊り下げ構造に すること。 3)電源ケーブル敷設 3 芯×導体断面積 5.5 sq. mm 以上の電源ケーブル2条を WASAC 分電盤からサ ーバ収容架まで敷設し、 AC 単相 220V 及び分電盤内アース端子にアース接続を 行う。 4)サーバ機器に所定の初期設定を行い、計測データをエクセル形式の数表で表示す る機能を確認する。 ア.数表を表示するためのソフトをサーバ上に作成する。 流量表示:24 時間の累計を表示する。 計測は 5 分間隔とし、24 時間分の測定値の累計を 1 日の合計流量とする。 圧力表示:測定データ伝送時の瞬時値 エクセル形式の数表表示例(次頁表)

Upload: others

Post on 18-Apr-2020

6 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: 別添 11 - JICA...イ.WM-3, NEW WTP の圧力計は既存の分岐管(ボールバルブ付き)に圧力 計を組み立てる。 5)各流量計及び圧量計の配置は別添7

別添 11

-1-

据付技師派遣業務 作業仕様書

1.現地作業仕様

(1)サーバ室(Nyarugenge Branch)

1)機器設置

ア. 添付図‐1, ‐2 の構成によるサーバ収容架をサーバ室内に設置する。

サーバ収容架は前後施錠扉・キャスター付きとし、加えて床設置アジャス

タを備えること。ラック内に2系統の電源供給バーを備えること。

イ. サーバーラック内に各機器を収容し、ラック内機器の配線を接続する。

2)ケーブルトレイ施工及びケーブルの敷設端末

ア.サーバ室内ケーブルトレイ

ケーブルトレイの幅は 400mm とし、 室内の構造にあわせて立ち上がり部

分を最大 3m、水平距離を最長 8m の長さとする。概要は添付図‐3のと

おり。

天井部コンクリートにアンカーボルトを打設して、強固な吊り下げ構造に

すること。

3)電源ケーブル敷設

3 芯×導体断面積 5.5 sq. mm 以上の電源ケーブル2条を WASAC 分電盤からサ

ーバ収容架まで敷設し、AC 単相 220V 及び分電盤内アース端子にアース接続を

行う。

4)サーバ機器に所定の初期設定を行い、計測データをエクセル形式の数表で表示す

る機能を確認する。

ア.数表を表示するためのソフトをサーバ上に作成する。

流量表示:24 時間の累計を表示する。

計測は 5 分間隔とし、24 時間分の測定値の累計を 1 日の合計流量とする。

圧力表示:測定データ伝送時の瞬時値

エクセル形式の数表表示例(次頁表)

Page 2: 別添 11 - JICA...イ.WM-3, NEW WTP の圧力計は既存の分岐管(ボールバルブ付き)に圧力 計を組み立てる。 5)各流量計及び圧量計の配置は別添7

- 2 -

イ.Technical Specification 4 DATALOGGER に規定するアラームを表示する。

アラーム情報の表示項目

Pipe burst

Low battery flow meter

Low battery Datalogger

Failure flow meter

Failure pressure sensor

Memory overload

Data connection failure

(2) WTP/WTS 敷地外のマンホール内作業

1)別添 5-1 BoQ Table 5.1 及び別添 7 P&ID 1~18 の通りに各マンホール内に所

定の流量計・圧力計及び 図‐4‐1 に示す ロガー/RTU 収容箱1個を設置す

る。

・マンホール内の設置作業は後述の共通事項による。

・マンホール内のロガー/RTU 収容箱は防塵防水性 IP68 であること。

・収容箱は壁面固定用のブラケットを有し、扉のネジ留めには盗難防止ネジを使

用すること。

2)マンホール内に GPRS アンテナ1基を設置する。

アンテナは固定金物を使用し、アンカーボルトにて壁面に設置する。

アンテナをマンホール内に設置するため、高利得(High Gain)のアンテナを設置

すること。

3)マンホール内に水位スイッチを設け、マンホール内の水位が GPRS アンテナ取り

付け位置に達したときに GPRS の送信機能を止める機能を付加すること。

リレー保持のためにバッテリーを消耗させない回路を構成し、排水されて水位が

下がった時には自動的に復旧すること。

4)別添 7 P&ID 1~18 の各マンホールに図‐4‐2の通りに盗難防止ロック機構を設

Page 3: 別添 11 - JICA...イ.WM-3, NEW WTP の圧力計は既存の分岐管(ボールバルブ付き)に圧力 計を組み立てる。 5)各流量計及び圧量計の配置は別添7

- 3 -

置すること。

5)マンホール内の各機器間接続ケーブルを敷設し接続する。

6)マンホール‐1 と‐2 は隣接しているので、マンホール‐1 に設置したロガー/RTU

収容箱に マンホール‐2 内の流量計出力ケーブルを接続する(図-18)。

1 台のロガー/RTU 収容箱をマンホール‐1、‐2 の共用とする。

(3)Ntora リザーバー施設内作業 (図-5)

1)マンホールM18内に所定の流量計 1台及びロガー/RTU収容箱1個を設置する。

マンホール内のロガー/RTU 収容箱は防塵防水性 IP68 であること。

収容箱の扉のネジ留めには盗難防止ネジを使用すること。

2)マンホール内の既存ダクタイル管 DN600 に超音波式流量計を設置する。

超音波式流量計の設置はメーカー推奨の方法による。

3)マンホール内に GPRS アンテナ1基を設置する。

4)マンホール内に水位スイッチを設け、マンホール内の推移が GPRS アンテナ取

り付け位置に達したときに GPRS の送信機能を止める機能を付加すること。

排水されて水位が下がった時には自動的に復旧すること。

5)マンホール内の各機器間接続ケーブルを敷設し信号を接続する。

(4)Nzove WTP 施設内作業

1)埋設管路工事

図-6-1, 6-2 の通り、埋設管路のための掘削・管路埋設・埋め戻しを WASAC が行

なう。

通線のためのマンホール及び建物壁面の貫通孔は、WASAC によって穴あけ及び

ケーブル敷設後の防水処置を行なう。舗装道路についても舗装の剥がし及び復旧

は WASAC にて実施する。

受注者は所要の埋設管路用ケーブル、PVC フレキシブル電線管及び埋設電線警告

テープの必要量を WASAC に提供する。

ただし、マンホール内及び建物内の配線作業及び埋設電線両端の端末処理は受注

者の作業として行う。

2)既設機械式流量計(FQS Sensus)3 台(WM-1, -3, -4)に RD01 パルスリーダ

ーを組み立て、信号線を機器室内に設置するロガー/RTU 収容箱まで敷設する。

3)既設流量計(FIT)2 台(WM-2, 新ポンプハウス内 WM-46)に信号ケーブルを

接続し、信号線を機器室内ロガー/RTU 収容箱まで敷設する。

流量計・圧力計からロガー/RTU 間の距離が 100m を超える区間においては、

マンホール側にコンバータを収容した IP68 収容箱を設置する。

対象は WM03、WM04 及び WM46(新ポンプハウス NEW WTP 内の既設

Page 4: 別添 11 - JICA...イ.WM-3, NEW WTP の圧力計は既存の分岐管(ボールバルブ付き)に圧力 計を組み立てる。 5)各流量計及び圧量計の配置は別添7

- 4 -

Endress+Hauser 社製(E&H 社)。

4)圧力計(PIT)4 台 をポンプハウス内の所定位置に取り付け、信号線を機器室内

ロガー/RTU 収容箱まで敷設する。(図-7)

圧力計の組み立ては、以下を行う。

ア.WM-1,‐2 の付近の圧力計 2 箇所は 1/2”分岐管を現地にて溶接加工する。

ボールバルブは現地支給される。

イ.WM-3, NEW WTP の圧力計は既存の分岐管(ボールバルブ付き)に圧力

計を組み立てる。

5)各流量計及び圧量計の配置は別添 7 P&ID 図 19 (WTP Nzove)による。

6)各ポンプハウス及び機器室内のケーブル敷設作業(図-7)

機器室内ケーブルは PVC 製屋内用ケーブルダクトにて保護を行なう。

既設のダクトが屋内ケーブルの敷設経路にない部分は、受注者にて保護ダクトを

設置すること。

7)既設建物内所定の機器室に防塵防水性 IP54 のロガー/RTU 収容箱を設置する。

8)SPD 用アースとして接地抵抗 10 オーム以下の接地極を埋設し、接地線は SPD

の接地端子に接続する。

9)機器室内の既存の分電盤からロガー/RTU 収容箱内に、 AC 単相電源1系統を

接続する。

(5)Kimisagara WTP 施設内作業

1)埋設管路工事

図-8の通り、埋設管路のための掘削・管路埋設・埋め戻しを WASAC が行なう。

通線のためのマンホール及び建物壁面の貫通孔は、WASAC によって穴あけ及びケ

ーブル敷設後の防水処置を行なう。舗装道路についてもアスファルトの剥がし及

び復旧は WASAC にて実施する。

受注者は所要の埋設管路用ケーブル、PVC フレキシブル電線管及び埋設電線警告

テープの必要量を WASAC に提供する。

ただし、マンホール内及び建物内の配線作業及び埋設電線両端の端末処理は受注

者の作業として行う。

2)既設機械式流量計(FQS Sensus)1 台(WM-10)に RD01 パルスリーダーを組

み立て、信号線を機器室内ロガー/RTU 収容箱まで敷設する。

3)既設電磁式流量計(FIT Krohne)1台(WM-12)に信号ケーブルを接続し、信

号線を機器室内ロガー/RTU 収容箱まで敷設する。

4)新設の流量計(FIT)4台を WM-11, -13,-14,-35 の位置に設置する。

5)新設の流量計4台に信号ケーブルを接続し、ロガー/RTU に端末する。

機器設置室内ロガー/RTU 収容箱まで敷設する。

Page 5: 別添 11 - JICA...イ.WM-3, NEW WTP の圧力計は既存の分岐管(ボールバルブ付き)に圧力 計を組み立てる。 5)各流量計及び圧量計の配置は別添7

- 5 -

流量計・圧力計からロガー/RTU 間の距離が 100m を超える区間においては、

マンホール側にコンバータを収容した IP68 収容箱を設置する。

対象は WM13、WM35。コンバータの電源は WTP ロガー収容ラックから給電

する。

6)圧力計(PIT)計4台 を所定位置に取り付け、信号ケーブルを機器室内ロガー

/RTU に接続する。

・旧ポンプハウス(大きな建物)内 2箇所 (WM-01 付近,WM-02 付近)

この 2 箇所は、1/2”分岐管を現地にて溶接加工する。ボールバルブは現地支給

される。

・旧ポンプハウス(小さな建物)内 1個所 (ボールバルブは既存)

・新ポンプハウス内1個所(WM-46 付近、 ボールバルブは既存)

7)各流量計及び圧量計の配置は別添 7 P&ID 図 20 (Kimisagara WTP )による。

8)各ポンプハウス及び機器室内のケーブル敷設作業

機器室内ケーブルは PVC 製屋内用ケーブルダクトにて保護を行なう。

既設のダクトが屋内ケーブルの敷設経路にない部分は、受注者にて保護ダクトを

設置すること。

9)既設建物内所定の機器室に IP54 ロガー/RTU 収容箱を設置する。

各測定器からの信号ケーブルをロガー/RTU に接続する

10)SPD 用アースとして接地抵抗 10 オーム以下の接地極を埋設し、接地線は SPD

の接地端子に接続する。

11)機器室内の既存の分電盤からロガー/RTU 収容箱内に AC 単相電源1系統を接

続する。

12)ゲートバルブ3台を設置する。(WM-11x1 台, WM-13x2台)

(6)Gihogwe WTS

1) 埋設管路工事

図-9 の通り、埋設管路のための掘削・管路埋設・埋め戻しを WASAC が行なう。

通線のためのマンホール及び建物壁面の貫通孔は、WASAC によって穴あけ及びケ

ーブル敷設後の防水処置を行なう。

受注者は所要の埋設管路用ケーブル、PVC フレキシブル電線管及び埋設電線警告

テープの必要量を WASAC に提供する。

ただし、マンホール内及び建物内の配線作業及び埋設電線両端の端末処理は受注

者の作業として行う。

2) マンホール内に電磁式流量計 3 台(WM-40,-41,-42)を設置し信号ケーブルを接

続する。

3) ポンプハウス内に圧力計(PIT)1台を設置し、信号ケーブルを接続する。

Page 6: 別添 11 - JICA...イ.WM-3, NEW WTP の圧力計は既存の分岐管(ボールバルブ付き)に圧力 計を組み立てる。 5)各流量計及び圧量計の配置は別添7

- 6 -

1/2”分岐管を現地にて溶接加工する。ボールバルブは現地支給される。

4) ポンプハウス内に IP54 ロガー/RTU 収容箱を設置する。

各測定器からの信号ケーブルをロガー/RTU に接続する。

5) SPD 用アースとして接地抵抗10オーム以下の接地極を埋設し、接地線は SPD

の接地端子に接続する。

6) マンホール~建物間に屋外ケーブルダクト 2.5m を固定金物一式とともに組み

立てる。

7) 屋内ケーブル・屋内ケーブルダクト計10m を設置する。

(7)Jali WTS

1)埋設管路工事

図-10 の通り、埋設管路のための掘削・管路埋設・埋め戻しを WASAC が行なう。

通線のためのマンホール及び建物壁面の貫通孔は、WASAC によって穴あけ及びケ

ーブル敷設後の防水処置を行なう。

受注者は所要の埋設管路用ケーブル、PVC フレキシブル電線管及び埋設電線警告

テープの必要量を WASAC に提供する。

ただし、マンホール内及び建物内の配線作業及び埋設電線両端の端末処理は受注

者の作業として行う。

2)マンホール‐11 内に電磁式流量計 1台(WM‐44)を設置し、信号ケーブルを

接続する。

3) 屋外空間に電磁式流量計 1台(WM-43)及び圧力計 1 台を設置し、信号ケーブ

ルを接続する。圧力計取り付けは、1/2”分岐管を現地にて溶接加工する。ボール

バルブは現地支給される。

5) ポンプハウス内に IP54 ロガー/RTU 収容箱を接地する。

各測定器からの信号ケーブルをロガー/RTU に接続する。

6) SPD 用アースとして接地抵抗10オーム以下の接地極を埋設し、接地線は SPD

の接地端子に接続する。

7) 屋外ケーブルダクト 12m を 圧力計~ポンプハウス間の屋外壁面に固定する。

8) ポンプハウス内に屋内ケーブルダクト 3m を固定し、信号ケーブルの屋内部分

及び既設電源からの電源ケーブルを通線・接続する。

(8)Kizanya WTS

1)埋設管路工事

図-11 の通り、埋設管路のための掘削・管路埋設・埋め戻しを WASAC が行なう。

通線のためのマンホール及び建物壁面の貫通孔は、WASAC によって穴あけ及びケ

ーブル敷設後の防水処置を行なう。

Page 7: 別添 11 - JICA...イ.WM-3, NEW WTP の圧力計は既存の分岐管(ボールバルブ付き)に圧力 計を組み立てる。 5)各流量計及び圧量計の配置は別添7

- 7 -

受注者は所要の埋設管路用ケーブル、PVC フレキシブル電線管及び埋設電線警告

テープの必要量を WASAC に提供する。

ただし、マンホール内及び建物内の配線作業及び埋設電線両端の端末処理は受注

者の作業として行う。建物周りのコンクリートたたき上のケーブル固定は受注者

が行う。

2)マンホール外 に電磁式流量計 2台(WM-16,-17)を設置し、信号ケーブルを接

続する。この位置にはゲートバルブ2台も設置する。(WM-16, WM-17)

3)ポンプハウス内の既設の分岐栓に圧力計 1 台を設置し、信号ケーブルを接続する。

4)ポンプハウス内に IP54 ロガー/RTU 収容箱を設置する。

各測定器からの信号ケーブルをロガー/RTU に接続する。

5)SPD 用アースとして接地抵抗 10 オーム以下の接地極を埋設し、接地線は SPD

の接地端子に接続する。

6)ポンプハウス内に屋内ケーブルダクト 15m を固定し、信号ケーブルの屋内部分

及び既設電源からの電源ケーブルを通線・接続する。

(9)Mburabutoro WTS

1)埋設管路工事

図-12-1 の通り、埋設管路のための掘削・管路埋設・埋め戻しを WASAC が行な

う。

通線のためのマンホール及び建物壁面の貫通孔は、WASAC によって穴あけ及びケ

ーブル敷設後の防水処置を行なう。

受注者は所要の埋設管路用ケーブル、PVC フレキシブル電線管及び埋設電線警告

テープの必要量を WASAC に提供する。

ただし、マンホール内及び建物内の配線作業及び埋設電線両端の端末処理は受注

者の作業として行う。

2)マンホール M16 に電磁式流量計 1 台(WM-25)を設置し、信号ケーブルを接

続する。

3)Well(井戸)の汲み上げ部分の管にフランジ加工を施し、機械式流量計 WM-27

を設置する。WM-27 に信号線は接続しない。

4)既設マンホール内の既存減圧弁 2 台を撤去して下記鋼管に入れ替え、圧力計

1 台を設置して信号ケーブルを接続する。(図-12-2)

ア.圧力計用分岐管付きの片フランジ単管(鋼管 DN100、PN25、L:343mm)

及び分岐なしの両フランジ単管(鋼管 DN100、PN25、L:343mm)各1本

を製作する。長さは現地調査で確認すること。

イ.両フランジ分岐管を上流側に、フランジアダプタを取り付けた片フランジ

単管を下流側にして、既存 Ductile 管と接続する。

Page 8: 別添 11 - JICA...イ.WM-3, NEW WTP の圧力計は既存の分岐管(ボールバルブ付き)に圧力 計を組み立てる。 5)各流量計及び圧量計の配置は別添7

- 8 -

ウ.上記の片フランジ分岐管に圧力計を取り付ける。

ボール弁は現地で支給される。

5)ポンプハウス内に IP54 ロガー/RTU 収容箱を設置する。

各測定器からの信号ケーブルをロガー/RTU に接続する。

6)SPD 用アースとして接地抵抗 10 オーム以下の接地極を埋設し、接地線は SPD

の接地端子に接続する。

7)ポンプハウス内に屋内ケーブルダクト 約 8m を固定し、信号ケーブルの屋内部

分及び既設電源からの電源ケーブルを通線・接続する。

(10) Byimana WTS

1)埋設管路工事

図-13 の通り、埋設管路のための掘削・管路埋設・埋め戻しを WASAC が行なう。

通線のためのマンホール及び建物壁面の貫通孔は、WASAC によって穴あけ及びケ

ーブル敷設後の防水処置を行なう。

受注者は所要の埋設管路用ケーブル、PVC フレキシブル電線管及び埋設電線警告

テープの必要量を WASAC に提供する。

ただし、マンホール内及び建物内の配線作業及び埋設電線両端の端末処理は受注

者の工事として行う。コンクリートたたき上面でのケーブルの固定も受注者にて

実施する。

2)マンホール 23 に電磁式流量計 1 台(WM-39)を設置し、信号ケーブルを接

続する。

4)ポンプハウス外の露出配管に分岐加工を行い、表示器付き圧力計 1 台を設置す

る。

5)ポンプハウス内に IP54 ロガー/RTU 収容箱を設置する。

各測定器からの信号ケーブルをロガー/RTU に接続する。

6)SPD 用アースとして接地抵抗 10 オーム以下の接地極を埋設し、接地線は SPD

の接地端子に接続する。

7)ポンプハウス内に屋内ケーブルダクト約 15m を固定し、信号ケーブルの屋内

部分及び既設電源からの電源ケーブルを通線・接続する。

8)ゲートバルブ1台を設置する(WM‐39)。

(11) Mumena WTS

1)埋設管路工事

図-14 の通り、埋設管路のための掘削・管路埋設・埋め戻しを WASAC が行なう。

通線のためのマンホール及び建物壁面の貫通孔は、WASAC によって穴あけ及びケ

ーブル敷設後の防水処置を行なう。

Page 9: 別添 11 - JICA...イ.WM-3, NEW WTP の圧力計は既存の分岐管(ボールバルブ付き)に圧力 計を組み立てる。 5)各流量計及び圧量計の配置は別添7

- 9 -

受注者は所要の埋設管路用ケーブル、PVC フレキシブル電線管及び埋設電線警告

テープの必要量を WASAC に提供する。

ただし、マンホール内及び建物内の配線作業及び埋設電線両端の端末処理は受注

者の作業として行う。

3)マンホール内 に電磁式流量計1台(WM-22)を設置し、信号ケーブルを接

続する。

4)ポンプハウス内の配管に分岐加工を行い、圧力計 1 台を設置して信号ケーブ

ルを接続する。ボールバルブは現地支給。

5)ポンプハウス内に IP54 ロガー/RTU 収容箱を設置する。

各測定器からの信号ケーブルをロガー/RTU に接続する。

6)SPD 用アースとして接地抵抗 10 オーム以下の設置極を埋設し、接地線は SPD

の接地端子に接続する。

7)ポンプハウス内に屋内ケーブルダクト約 5m を固定し、信号ケーブルの

屋内部分及び既設電源からの電源ケーブルを通線・接続する。

(12)Mt. Kigali Reservoir (図-15)

1)ポンプルーム内既設 DN400 流量計(E&H 社製)に信号ケーブルを接続する。

2)ポンプルーム内に 約 22mのケーブルを敷設・端末する。

うち約 10mはプラスチックダクト 50x30 を地上階の床面に追加して取り付け

る。

3)IP54 ロガー/収容箱をポンプハウス地上階に取り付け、地上階の既設設備から電

源を接続する。

流量計からの信号ケーブルをロガー/RTU に接続する。

(13) RDF(Rwanda Defence Force) 施設内

*必ず WASAC 担当者に同行していただくよう事前に調整すること。

1)流量計からロガー収容箱まで敷設するケーブルのうち、埋設部分の管路のための

掘削・管路埋設・埋め戻しを WASAC が行なう。

受注者は所要の埋設管路用ケーブル、PVC フレキシブル電線管及び埋設電線警

告テープの必要量を WASAC に提供する。

ただし、埋設電線両端の端末処理及びコンクリートたたき上面と壁面立ち上が

り部分にて保護管に収容してコンクリート面に固定する部分は受注者の作業と

して行う。

2)敷地内屋外の露出管に DN150 電磁流量計1台を設置する。

3)既設建物の外壁にマンホールに使用するものと同様の IP68 ロガー/RTU 収容箱

1個を設置する。収容箱と内蔵の通信用構成品はマンホールに設置するものと同

Page 10: 別添 11 - JICA...イ.WM-3, NEW WTP の圧力計は既存の分岐管(ボールバルブ付き)に圧力 計を組み立てる。 5)各流量計及び圧量計の配置は別添7

- 10 -

じ構成にするが、Modem の電源を断にする水位スイッチは設けない。

4)流量計―ロガー/RTU 収容箱間に信号ケーブルを敷設・端末する。

5)信号ケーブルは約7m地中埋設する。

2.システム設定作業(サーバー機器)

(1)新設する GPRS Modem には WASAC が支給する現地電話会社の SIM カード

を実装し、GPRS 回線を介してサーバにデータ転送をするための設定を行う。

(2)WASAC の既存 SUSWAS システムに使用されている Water Mind Analyzer

27 台から送信されるデータを GPRS を介して受信し、そのデータをサーバに取り

込んで、測定値をモニター上に表示させる。

既存の Water Mind Analyzer に対する、SIM 交換・ソフトウェア更新・初期設定及び

故障修理は WASAC にて実施されるので、受注者はデータ伝送の不具合を WASAC

に報告するのみとする。

(3) SUSWAS システムのデータ伝送機能と既存機器・新設機器間の接続を試験によ

り確認するため、新設マンホールに設置する IP68 収容箱及びその実装機器一式

を、既存の SUSWAS システムが設置されているマンホール内に設置する(設置

するマンホールの場所は、WASAC と協議のうえ1箇所選定すること)。設置方

法は新設マンホール内と同じく、アンカーボルトにて既存マンホール内の壁面に

固定する。ただし、後日撤去・移設するので、ボルト止めにて脱着できるように

固定すること。

マンホールの盗難防止構造は施工しない。

既存の流量計・圧量計の出力信号を IP68 収容箱に取り込み、GPRS 回線を介し

て、SUSWAS システムからのデータ伝送を確認する。

3.共通事項

1)WTP/WTS に設置するロガー/RTU 収容箱内には以下の機器を実装する。

(図-16)収容箱は、IP54 以上の防塵・防水製を有すること。

・ロガー/RTU

・GPRS Modem ただしアンテナは収容箱上に設置する。

・1KW UPS

・DC 電源

・SPD

収容箱はアンカーボルトにて、壁面または床面に固定すること。

2)WTP/WTS 敷地外のマンホール内に設置するロガー/RTU 収容箱には以下の機器

を実装する。

マンホール内の収容箱は IP68 の防塵・防水性を有すること。

Page 11: 別添 11 - JICA...イ.WM-3, NEW WTP の圧力計は既存の分岐管(ボールバルブ付き)に圧力 計を組み立てる。 5)各流量計及び圧量計の配置は別添7

- 11 -

・ロガー/RTU

・GPRS Modem, アンテナ

・バッテリー

・流量計・圧力計の機種に応じて各種のデータ変換機

GPRS 用アンテナは収容箱の外に設置し、ただし水没防止のためマンホール

内の可能な限り高い位置に設置する。

マンホール内のアンテナと同じ壁面に水位スイッチを設置し、マンホール内

の水位が上昇してアンテナが冠水する時、水位スイッチの OFF動作にて

Modemの電源を断(OFF)にし、水位低下時には自動的に復旧する機能を備え

る。

3)マンホール内に設置する機器は、アンカーボルトによって壁面に固定すること。

4)各接続ケーブルには別添 3 Technical Specifications 13 Labeling に規定するケ

ーブル表示を取り付けること。

5)マンホール作業場所は電源が無いので、電動ドリルなどのために発電機を準備

すること。

6)マンホール内に水がたまっている場合は、受注者にてポンプ等を準備して排水

を行なう。

7)圧力計を設置するための分岐管が無い場合は既存の鋼管に加工を施す。

・既存の管に穴あけを施す。

・あらかじめ製作した分岐用 1/2 インチ 鋼管(Welding Short pipe)を溶接する。

・現地にて支給されるボールバルブ及び新設の圧力計を組み立てる。

・溶接部分には防錆塗装を施す。

8)機材はキガリ市内の WASAC の倉庫(Gikondo Industrial Park)に納入するため、

倉庫から各現場への機材の運搬は受注者が行なう。

9)流量計他の重量物は、マンホール内の取り付けに重機を必要とするが、WTP 敷

地内は既存埋設物の破損防止のために重機の進入が制限される。重機使用時に

は事前に WASAC の承諾を得ること。

10)現場作業の安全管理は受注者の責任において以下を実施すること。

・作業者の安全対策を講じて実施する。

・通行者及び近隣住民の安全対策を講じて実施する。

・既存施設の破損防止対策を講じて実施する。

11)マンホール内の作業であっても、床から2m の以上の高さに登る際には高所作

業とみなして、作業足場を組んでから実施すること。

12)マンホール内の作業においては、作業者の安全を確保するために、酸素の欠乏や

水の急激な流入を予見して事故防止の対策を講じること。

13) 業務期間中は機構現地事務所と密接に連絡をとり、毎週報告を行うこと。

Page 12: 別添 11 - JICA...イ.WM-3, NEW WTP の圧力計は既存の分岐管(ボールバルブ付き)に圧力 計を組み立てる。 5)各流量計及び圧量計の配置は別添7

- 12 -

14) 業務にあたっては、組立保険に加入すること。

15) WASAC 施設及び軍施設への入場にあたり、許可取得または同行者の手配は

WASAC が行うので、事前に作業予定を提出すること。

大統領官邸近くのマンホール内作業においても、WASAC の同行が必要なため、

WASAC へ事前に連絡すること。

-以上―