月刊養豚情報 - 2015年3月号

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2015 3 FOR BEST QUALITY SWINE MONTHLY SWINE MAGAZINE“YOTON JOHO” 2015年3月1日発行[毎月1回1日発行] 第43巻第3号 通巻第482号 昭和51年2月20日第三種郵便物認可 ISSN0389‐4754 特集 豚肉加工品の新たな展開! 自農場産SPF豚を原料に「オールポーク」貫く●厚木ハム 小ロット生産で加工品のオーダーメイド●和広産業㈱ (参考)6次産業化への支援対策 星正美氏 農林水産大臣賞受賞――記念祝賀会盛大に開催 恒例となる岐阜県養豚協会主催「地産地消運動」開催――親子参加の料理教室、クイズ大会など交流深める 特別グラビア

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Page 1: 月刊養豚情報 - 2015年3月号

養豚情報20153

2015

3FOR BEST QUALITY SWINE

MONTHLY SWINE MAGAZINE“YOTON JOHO”

2015年3月1日発行[毎月1回1日発行] 第43巻第3号 通巻第482号 昭和51年2月20日第三種郵便物認可 ISSN0389‐4754

鶏卵肉情報センター

﹇特集﹈豚肉加工品の新たな展開!

特集 豚肉加工品の新たな展開!自農場産SPF豚を原料に「オールポーク」貫く●厚木ハム小ロット生産で加工品のオーダーメイド●和広産業㈱

(参考)6次産業化への支援対策

星正美氏 農林水産大臣賞受賞――記念祝賀会盛大に開催恒例となる岐阜県養豚協会主催「地産地消運動」開催――親子参加の料理教室、クイズ大会など交流深める

特別グラビア

Page 2: 月刊養豚情報 - 2015年3月号
Page 5: 月刊養豚情報 - 2015年3月号

44 栄養と衛生のコラムPIG UP PICK UP ◎東京サラヤ㈱・村松寿代 田原美恵子75 海外豚情報 ア・ラ・カルト ◎㈱エコアニマルヘルスジャパン・岡野圭介86 井上太郎の五里霧中◎井上太郎

9 巻頭言65 ニュース&新製品88 豚の統計100 広告索引・編集後記

今月の表紙

豚肉加工品の新たな展開!12 自農場産SPF豚を原料に「オールポーク」貫く  世界に認められた加工品の魅力をさらに伸ばす  ◎神奈川県厚木市 厚木ハム20 小ロット生産で加工品のオーダーメイド――さまざまな注文に応えるOEMの取り組み  ◎愛知県豊橋市 和広産業㈱

特 集

4 恒例となる岐阜県養豚協会主催「地産地消運動」開催  ――親子参加の料理教室、クイズ大会など交流深める

24 (参考)6次産業化への支援対策

6 星正美氏 農林水産大臣賞受賞――記念祝賀会盛大に開催

特別グラビア

45 人材育成の強化、職場環境整備を重視  ――農場規模拡大実現、B to Cへの特化進める  ◎㈱アーク 代表取締役社長・橋本晋栄氏に聞く

インタビュー

連 載

etc.

No.482

岐阜県養豚協会が主催する「第9回地産地消運動」親子料理教室で調理された豚しゃぶサラダ。岐阜県高山市・㈲吉野ジーピーファームで生産された「飛騨旨豚」が提供された

2 0 1 53月号

28 石灰の踏み込み消毒槽や床面散布は効果があるか?――最新の実験結果を紹介する  ◎食品・環境衛生研究所主宰 農学博士・技術士・横関正直34 再生産可能性、豚肉自給率60%など求めるコメント  ――「養豚農業振興法」の基本方針骨子案で意見交換  ◎第2回「養豚農業の振興に関する基本方針について意見を聴く会」48 SQFシステムで安全・安心の食肉を提供  ~認証取得の取り組みと、認証取得後の継続的改善~  ◎㈱アグリス・ワン(埼玉県)

トピックス

Page 6: 月刊養豚情報 - 2015年3月号

  

恒例となる岐阜県養豚協会主催「地産地消運動」開催親子参加の料理教室、クイズ大会など交流深める

月刊 養豚情報 2015.3₄

 岐阜県養豚協会(吉野毅会長)は2月7日、「第9回地産地消運動 安全・安心・新鮮を追求して 岐阜県産ポークの集い」を岐阜県岐阜市・岐阜女子大学第1調理実習室・第1調理学講義室で開催した。 このイベントは、一般消費者を中心に畜産関係者、精肉販売店等流通関係者らを対象に「岐阜県産豚肉の新しく、おいしいメニューを紹介し、普及拡大を図るとともに、養豚生産について理解を深めてもらうこと」を目的に開催されているもの。2013 年より親子料理教室をメインに据えたイベントとなり、生産者と消費者の積極的な交流を狙いとしている。 今回の料理は「豚しゃぶサラダ」「豚ホルモントマト煮パスタスープ」「豚おこ揚げ」の3品。豚おこ揚げは同協会が行った豚肉部位ごとの料理レシピ募集において美濃加茂市・藤木友希さんが考案したメニューで、料理講師として同イベントに参加しているシュウコンサルティ

ング&ワークスの大西周氏が調整したレシピを紹介。参加者らは一生懸命調理に取り組んだ。 今回は吉野会長が取締役を務める㈲吉野ジーピーファームで生産された「飛騨旨豚」のモモ肉などが用意された。この豚肉は①抗生物質・合成抗菌剤が含まれた飼料は一切供給しない、②おいしさ向上を目指しバークシャー種を交配、③肥育段階の飼料に麦を 30%以上、飼料用米 20%を配合するなどのこだわりをもって生産れており、現在は高山市と中津川市に農場を構えている。また野菜や米などの食材のほとんどは岐阜県産のものが用意された。 開会に当たって吉野会長は「地産地消運動は、岐阜県で育った新鮮な豚肉を食べていただきたいという考えで取り組んでいる。また消費者に参加していただくことで我々生産者の顔が見え、また逆に消費者の方々から貴重なご意見をいただき、生産に活かしていきたいと思ってい

あいさつする吉野会長 調理の講師を務めた大西氏 レシピを考案したきっかけなどを紹介する藤木さん 岐阜県産ブランドをPRするのぼり

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る。日本での養豚生産が難しくなっている中で、我々岐阜県の養豚生産者は一丸となり、安全・安心な県産豚肉の良さを知っていただきファンになってほしいという思いで、一生懸命生産していきたい。岐阜県にはたくさんの豚肉があるが、岐阜県産ブランドの統一名称として「まるっとうんまい清流の国岐阜県産ポーク」を掲げ PR をはじめたところ。本日は皆さんで語らいあい、岐阜県産ポークを使った料理を家庭でも作っていただければありがたい」と述べ、岐阜県産豚肉を参加者にアピールした。 試食の時間では、協会員の生産者が参加者とともにテーブルにつき料理を堪

能。生産や流通について質問などの会話が交わされる中、藤木さんがレシピを考案したきっかけについて発表する場面も見られた。 試食後は岐阜女子大学の講師による食物の栄養に関する解説を挟み、豚肉に関する勉強会としてクイズ大会を開催。「母豚の体重は何 kg か」「豚の蹄の数はいくつあるか」といった問題が出される中、参加者は3択形式で回答、全問正解者には豚肉のギフト券が送られた。 参加した生産者は「消費者と直接話せる貴重な機会。養豚生産という産業を知ってもらうためにも、今後も取り組んでいきたい」と話している。

飛騨旨豚のモモ肉が用意された

クイズ大会は大盛り上がり

生産者もテーブルにつき一緒に試食

親子で調理に挑戦

調理の主役は子どもたち

今回も豚肉を使った3品を調理