養豚情報20154

2015

4FOR BEST QUALITY SWINE

MONTHLY SWINE MAGAZINE“YOTON JOHO”

2015年4月1日発行［毎月1回1日発行］　第43巻第4号　通巻第483号　昭和51年2月20日第三種郵便物認可　ISSN0389‐4754

鶏卵肉情報センター

﹇特集﹈養豚の合理化経営と新時代の経営管理

特集 養豚の合理化経営と新時代の経営管理養豚に関する新しい動きを支える経営管理――養豚の経営分析と人の管理●源田佳史ポークランドグループに見る養豚経営の戦略の展開方向●川村 保養豚生産の現状と経営の動向

感謝の気持ちを込めて――第28回チャリティーパーティー開催●㈱高座豚手造りハム未来の食肉業界を担う若者を支援――第7回全日本大学対抗ミートジャッジング競技会

特別グラビア

mailto:contact@mikasa-water.co.jp

国際養鶏養豚総合展に出展いたします2015 年６月 10日・11日・12日2015年６月 10日・11日・12日 ポートメッセなごやポートメッセなごや

皆様のご来場心よりお待ちしております。

http://www.nakamatic.co.jp

44 栄養と衛生のコラムPIG UP PICK UP ◎東京サラヤ㈱・村松寿代　田原美恵子45 海外豚情報 ア・ラ・カルト ◎㈱エコアニマルヘルスジャパン・岡野圭介86 井上太郎の五里霧中◎井上太郎

9 巻頭言69 ニュース＆新製品88 豚の統計100 広告索引・編集後記

今月の表紙

養豚の合理化経営と新時代の経営管理12　養豚に関する新しい動きを支える経営管理　　――養豚の経営分析と人の管理　　◎公認会計士・源田佳史16　ポークランドグループに見る養豚経営の戦略の展開方向　　◎宮城大学食産業学部教授・川村 保

特　集

4　未来の食肉業界を担う若者を支援　　――第7回全日本大学対抗ミートジャッジング競技会

25　養豚生産の現状と経営の動向

6　感謝の気持ちを込めて――第28回チャリティーパーティー開催　　◎㈱高座豚手造りハム

特別グラビア

36　USSEC養豚関連視察同行取材――IPPE2015ブース探訪　　◎編集部・門馬照久

海外レポート

連　載

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No.483

（表紙写真提供：中央畜産会）3月4～6日までの3日間、東京・港区の東京都中央卸売市場食肉市場など都内3カ所の会場で開催された「第7回全日本大学対抗ミートジャッジング競技会」。

2 0 1 54月号

30 日本の10年先を見据えたセーフティーフードチェーンの人材育成活動　　◎㈱フロンティアインターナショナル・大貫勝彦51　家畜免疫維持装置「SPKW-スパルターＬ」　　――無添加の安全飼育で病気から家畜を守る養豚農場における死亡率低下　　◎㈱ミカサ・大槻眞之65 豚肉従量税50円報道を全面否定――改めて養豚業界の危機意識を喚起　　◎日本養豚協会が緊急記者会見

トピックス

42 三河トコ豚極め隊主催の食育イベント　　――「三河トコトン豚祭り」第３回を開催

イベントレポート

　　

未来の食肉業界を担う若者を支援第7回全日本大学対抗ミートジャッジング競技会

月刊　養豚情報 2015.4₄

　大学などで畜産学を学ぶ学生を対象とした「第７回全日本大学対抗ミートジャッジング競技会」（主催 : 全日本大学対抗ミートジャッジング競技会実行委

員会、日本 ICMJ）が３月４～６日までの３日間、東京・港区の東京都中央卸売市場食肉市場など都内３カ所の会場で開催された。同競技会は、畜産を学ぶ大学生に食肉格付の理論および実際の評価技術を学ぶ機会を提供し、食肉産業分野の新しいテクノロジーに触れる機会を与え、消費者のニーズや期待に触れる機会を提供することを目的として 2009 年より開催されている。競技では、あらかじめ用意された黒毛和種、交雑牛、豚枝肉それぞれにおいて日本食肉格付協会が定める「牛枝肉取引規格」および「豚枝肉取引規格」に基づいて枝肉の順位付けなどを行い、その正確さを競い合った。また同競技会において優秀な成績を収めた総合成績上位者５名には、オーストラリアで開催される大学対抗食肉格付競技会への参加資格が与えられる。　４日には、渋谷区・国立オリンピック

記念青少年総合センターで開会式が開催され、12 大学から 56 名の参加者らが出席した。冒頭、口田圭吾（帯広畜産大学）実行委員長は過去の大会の歴史を振り返りつつ「枝肉を見る目を養い、日本の食肉産業を担う人材になってもらいたい」とあいさつした。また、来賓代表として、㈱ホクビー（本社 : 北海道石狩市、小川信夫代表取締役）の西尾尚登氏が「皆さんの持っている知識や知恵を振り絞って、ぜひ３日間頑張っていただきたい」と激励を贈った。　また開催期間中には、競技だけではなく、他大学の学生とアカデミックな交流をはかり、ディスカッションをする機会を設けることを目的にしたグループディスカッション企画や、特別講演も行われた。第 7回ミートジャッジング競技会の成績優秀者は次のとおり（敬称略）。

開会式であいさつに立つ口田圭吾実行委員長

　▽総合部門／第１位　礒島聖良（宮崎大学）、第２位　横地穣（北海道大学）、第３位　鎌田樹（北海道大学）、第４位　松永治子（鹿児島大学）、第５位　北野真悠（近畿大学）▽牛部門／第１位 松永治子（鹿児島大学）、第２位　橋本尚弥（北海道大学）、第３位　礒島聖良（宮崎大学）、第３位　柴田俊（北海道立農業大学校）▽豚部門／第１位　礒島聖良（宮崎大学）、第２位　北野真悠（近畿大学）、第３位　志村明日香（東京農業大学短期大学部）▽部分肉・精肉部門／第１位　横地穣（北海道大学）、第２位　辻美咲（鹿児島大学）、第３位　磯部

52015.4 月刊　養豚情報

　総合部門第１位の礒島聖良さんは「競技中は手応えがなくて、賞を貰えるとは思っていなかったのでビックリしている」と受賞の喜びを述べ、「将来は食品関係の仕事に就きたい」と笑顔を見せた。

総合部門／（左から）礒島聖良さん、横地穣さん、鎌田樹さん、松永治子さん、北野真悠さん

部分肉・精肉部門／（左から）横地穣さん、辻美咲さん、磯部亮太さん

部分肉・精肉部門の競技中の様子（写真提供：中央畜産会）

豚部門の競技中の様子（写真提供：中央畜産会）

豚部門／（左から）礒島聖良さん、北野真悠さん、志村明日香さん

大学対抗部門で優勝した北海道大学

第 7 回全日本大学対抗ミートジャッジング競技会参加大学北海道・酪農学園大学／北海道・北海道大学／北海道・帯広畜産大学／北海道・北海道立農業大学／東京・日本獣医生命科学大学／東京・麻布大学／東京・東京農業大学短期大学部／東京・日本大学／兵庫・神戸大学／大阪・近畿大学／宮崎・宮崎大学／鹿児島・鹿児島大学

亮太（酪農学園大学）▽大学対抗部門／優勝 北海道大学、準優勝　鹿児島大学、第３位日本大学