2015年の 撮影日記 - awane-photo.com · 1994 nikon f70d cr123a 2個 ae af 1995 nikon fm10 sr44...
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2015年1月● 1
撮影日記
2015年の
awane-photo.com
もくじ
写真やカメラに関する日々雑感
● 1月 … 2
● 2月 … 14
● 3月 … 29
● 4月 … 57
● 5月 … 81
● 6月 … 89
● 7月 … 127
● 8月 … 148
● 9月 … 162
●10月 … 197
●11月 … 218
●12月 … 231
●きまぐれギャラリー
… 246
40 ●2015年の撮影日記
ラ自体が動かなくなっているようだ。これでは,まったく撮
影ができる状況にならない(図3-17)。
そこでふたたび,ドナーが活躍する。ドナーから,Aiカプ
ラをまるごと取り出して,移植しよう。
まず,5つのネジをはずしてマウントをはずす(図3-18)。
このとき,時計の3時くらいの位置にある,Ai-Sタイプレン
ズを識別するピンを飛ばさないように気をつけよう。
オートフォーカスとマニュアルフォーカスの切りかえレ
バーも,はずす。ネジが見あたらないときは,貼り革の下に
ネジが隠されているのが,よくあるパターンだ。切りかえレ
バーと,そのすぐ下にあるネジもはずす(図3-19)。
あとは,マウントの下にあるネジ1つと,ペンタ部の左右
にあるネジ1つずつ,3つのネジをはずせばよい(図3-20)。
ここまでくれば,マウントまわりのカバーをこねくり回し
て,はずすことができる。そしてこのカバーを,Aiカプラお
よびそれをつないでいるバネとともに,移植すればよい。
これで,F-501AFのジャンク品2台から,1台のちゃんと動
作するNikon F-501AFをつくることができた(図3-21)。2台の
ジャンク品から,部品を融通しあって1台の完成品をつくり
あげることをニコイチ(2個→1)という。
ジャンクカメラというものは,どこかに不具合があった
り,どこかの部品が破損したり失われたりしているものだ。
そんなジャンクカメラ2台から部品を融通しあって1台の完
成品をつくったわけだから,残った1台は不具合ばかりが集
まった,超ジャンク品ということになる。このたびも,1台
のNikon F-501AFが復活したそのかげで,AFカプラに不具合
があり,Aiカプラも動作せず,巻き戻しクランクは破損した
ところをパーマセルテープで押さえた状態で,電池ボックス
は腐食の跡がひどいという,まったくのジャンク品が残った
のである。
だが,AFカプラもAiカプラも不良だが,シャッターその
ものや露出計,巻き上げなどは問題なく動作している。AF
カプラの不良は,このカメラでオートフォーカスを使うこと
をあきらめれば,なんの問題もない。そもそも,出てこない
という故障だから,少なくともレンズ着脱の際の邪魔にもな
らない。だが,機能を失ったAiカプラは,邪魔である。邪魔
なら,撤去すれば…
ニコイチした残骸のカメラに,活用の可能性が見えてき
た。しかし今夜は,もう遅い。
図3-17 Aiカプラが故障している
と内蔵露出計が使えないので,
実用不能なジャンクである。
図3-18 5つのネジをはずせば,
マウントは簡単にはずれる。
図3-19 ネジが見あたらないとき
は,貼り革をはがしてみよう。
図3-20 この小さなネジも,見落
とさないようにしよう。
図3-21 「ニコイチ」(2個→1)
して,Nikon F-501AFが復活し
た。(ニコンの一眼レフカメラ
だから「ニコイチ」だ,という
わけではない。)
2015年3月● 41
2015年03月15日(日) 天気:曇ときどき晴
衝撃! CR-P2のなかみはCR123A!?
昔のカメラは,絞りリングや巻き上げレバーは手で操作
し,シャッターはバネの力で動作していた。そのため,カメ
ラに電池は必要なかった。その後,さまざまな自動化が進行
するなかで,電池が必須のものとなり,巻き上げやピントあ
わせまでも電動でおこなうようになると,それなりの大容量
の電池が必要になってきた。
ニコンの一眼レフカメラだけに限定して考えても,電池を
まったく必要としないのは,露出計を内蔵しないNikon F,
Nikon F2,Nikomat FSくらいのものだ⑨。カメラに露出計が
内蔵されるようになると,測光のために,小さなボタン電池
を使うようになる。はじめのころはMR-9などの水銀電池,
後には酸化銀電池SR44(アルカリマンガン電池LR44でもいち
おう動く)が使われるようになった。
Nikomat FTやNikon FMなどの機械制御シャッターをもっ
たカメラでは,電池は露出計のためだけに使われる。シャッ
ターは電池と無関係に動作するので,電池がなくても撮影は
可能である。Nikomat ELやNikon FEのようにAE(自動露出)
が使えるカメラでは電子制御シャッターが採用され,電池が
なければシャッターそのものが動作しないようになった。こ
の場合は,電池がなければ撮影ができない⑩。ただ,露出計
やシャッターを動かすだけであれば,小さなボタン電池でも
じゅうぶんに長い間,使い続けることができていた。
状況が大きく動いたのは,カメラに電動式のワインダーが
内蔵されたころである。ワインダーには大きな電力が必要と
なるので,容量の大きな単3型あるいは単4型の乾電池が使
われるようになった。そしてほどなく一眼レフカメラはオー
トフォーカス化し,電池がなければうんともすんとも動かな
いものになっていった。
露出計やシャッターを動作させるだけであれば,せいぜい
3V程度しか要求されなかった電池だが,ワインダーを内蔵
させて以降は6V以上が要求されるようになる。6Vを得るに
は,単3型乾電池だと4本必要になる。単3型乾電池が4本と
いうのは,かなりの体積になるし,かなり重くなる。そのせ
いか,重いことがセールス上のマイナスポイントになりうる
中級クラス以下のカメラでは,リチウム電池が使われるよう
になったのだろう。
⑨ニコンF,ニコンF2でフォト
ミックファインダーの露出計
を使うときには電池が必要に
なる。
⑩緊急用やフラッシュ撮影用と
して,1速だけだが機械制御の
シャッターが用意されている
機種もある。
42 ●2015年の撮影日記
ニコンの一眼レフカメラに要求さ
れる電池をまとめると,表3-1のよ
うになる。
SR44型やLR44型ボタン電池,単3
型や単4型の乾電池は,100円ショッ
プでも売られている。SR44なら1個
100円(消費税別,以下同様)の場合
が多いが,LR44なら2個100円,単3
や単4の乾電池なら4本~6本で100円
という具合に,お手軽に購入でき
る。一方,カメラの主電源に使える
リチウム電池は,100円では扱われ
ていない(かつて扱われているのを
見たことがあるが,1個300円くらい
だった)。カメラ店,電器店あるい
はホームセンターなどで,1個数100
円で購入することになり,少々,敷
居が高い。また,おもに使うカメラ
にはいれっぱなしでよいのだが,た
まにしか使わないカメラで電池を使
いまわすには,種類がいろいろある
ためにやや不便である。
そこで,違うサイズのリチウム電
池を兼用するためのアダプタができ
な い か と 考 え た。CR2 と CR123A
は,どちらも3Vのリチウム電池で
あり,ほぼ同じ太さでCR123Aのほ
うが少し長い。これは簡単な継ぎ脚
を工夫すれば兼用できる(図3-22)。
ニコンの一眼レフカメラでは,CR2
やCR123Aを使うものが多いので,
兼用できれば,電池を使いまわせる
範囲が大きく広がる。
違うサイズのリチウム電池が兼用
できないかと考えたのは,Nikon F-
601を見直したことによる。Nikon F-601は,CR-P2というリ
チウム電池を使う。ニコンの一眼レフカメラでCR-P2を使う
のは,Nikon F-601だけだ。だから,なんとしても CR2や
CR123Aを使いまわせるようにしたい。
年 機種 電池 露出計 AF ワインダー
1959 Nikon F 不要 ×※1
1965 Nikomat FT MR-9 1個 ○
1965 Nikomat FS 不要 ×
1967 Nikomat FTN MR-9 1個 ○
1971 Nikon F2 不要 ×※1
1972 Nikomat EL 4SR44 1個 AE
1975 Nikomat EL2 SR44 1個 AE
1976 Nikomat ELW 4SR44 1個 AE
1977 Nikomat FT3 SR44 1個 ○
1977 Nikon EL2 4SR44 1個 AE
1977 Nikon FM SR44 2個 ○
1978 Nikon FE SR44 2個 AE
1980 Nikon F3 SR44 2個 AE
1980 Nikon EM SR44 2個 AE
1982 Nikon FM2 SR44 2個 ○
1982 Nikon FG SR44 2個 AE
1983 Nikon FE2 SR44 2個 AE
1983 Nikon FA SR44 2個 AE
1984 Nikon New FM2 SR44 2個 ○
1984 Nikon FG-20 SR44 2個 AE
1985 Nikon F-301 単4型 4個 AE ○
1986 Nikon F-501AF 単3型 4個 AE AF ○
1987 Nikon F-401 単3型 4個 AE AF ○
1988 Nikon F-801 単3型 4個 AE AF ○
1988 Nikon F4 単3型 4個※2 AE AF ○
1989 Nikon F-401S 単3型 4個 AE AF ○
1990 Nikon F-601 CR-P2 1個 AE AF ○
1990 Nikon F-601M CR-P2 1個 AE ○
1991 Nikon F-801S 単3型 4個 AE AF ○
1991 Nikon F-401X 単3型 4個 AE AF ○
1992 Nikon F90 単3型 4個 AE AF ○
1994 Nikon F50D 2CR5 1個 AE AF ○
1994 Nikon F90X 単3型 4個 AE AF ○
1994 Nikon F70D CR123A 2個 AE AF ○
1995 Nikon FM10 SR44 2個 ○
1996 Nikon F5 単3型 8個 AE AF ○
1997 Nikon FE10 SR44 2個 AE
1998 Nikon F60D CR123A 2個 AE AF ○
1998 Nikon F100 単3型 4個 AE AF ○
2000 Nikon F80 CR123A 2個 AE AF ○
2001 Nikon FM3A SR44(LR44)2個 AE
2001 Nikon U CR2 2個 AE AF ○
2002 Nikon Us CR2 2個 AE AF ○
2003 Nikon U2 CR2 2個 AE AF ○
2004 Nikon F6 CR123A 2個 AE AF ○
表3-1 ニコンの一眼レフカメラに必要な電池 (ニコレックスを除く)
※1 各種フォトミックファインダには必要。
※2 F4S,F4Eは6個使用。
2015年3月● 43
CR-P2とCR123Aとをくらべてみると,その高さや厚みが
似ているように感じる。実際,CR123Aの高さは34.5mmで,
CR-P2の高さは36mmであり,その差はわずかに1.5mmであ
る。ま た,CR123A の 直 径 は 17mm で,CR-P2 の 厚 み は
19.5mm で,そ の 差 は 2.5mm で あ る,ま た,CR-P2 の 幅 は
35mmで,CR123Aの直径の2倍よりも1mm広いだけである。
つまりCR-P2の大きさは,2個のCR123Aを並べたものの大き
さによく似ているのである。
CR-P2をあらためて眺めてみると,+端子や-端子の位置
が,2個のCR123Aを並べたものの位置と同じであるように
見える(図3-23)。CR-P2のなかみを取りだせば,残った殻を
アダプタに利用できるのではないだろうか?貼りあわせた境
目のような筋も見えるので,カッターナイフで切れ目を入れ
てみた。すると,CR-P2のなかからは,CR123Aとほぼ同じ
ような2個の電池が出現したのである(図3-24)。
実際に,この殻にはCR123Aがぴったり入る(図3-25)。,
適当な厚紙工作でスペーサーをつくってやれば,CR2を使う
こともできるのだ。
このようにすることで,本来であればCR-P2を使うNikon
F-601を,2個のCR2で使うことができたのであった。これで
ますます,CR2型の充電式電池の使い道が広がるというもの
である。なお,この記事は,電池の分解を推奨するものでは
ない。電池の分解は危険をともなうことがあるので,あくま
でも自己の責任においておこなうこと。
2015年03月18日(水) 天気:曇りのち雨
ニコンをニコイチする F-501AFの改造
Nikon F-501AFは,ニコンではNikon F3AFにつづいて2番
目に発売されたオートフォーカス一眼レフカメラである。そ
のオートフォーカスの性能はいまとなってはとても「残念」
なレベルであり,そのためかNikon F-501AFそのものが「つ
図3-22 簡単な継ぎ足で,CR2を
CR123Aとして使える。
図 3-23 CR-P2はCR123Aを2本
並べたものと似ている。
図3-24 筋に沿ってCR-P2を切り開くと,CR123Aに似た電池が2本出てきた。 図3-25 CR123Aがはいる。
電池の分解・改造は,危険をと
もなうことのある行為である。
ここで紹介した内容と同じこと
を試すときは,自分自身の責任
でおこなうこと。
注意
44 ●2015年の撮影日記
まらないカメラ」とみなさているように感じる。だが,
Nikon F-501AFの魅力は,オートフォーカスだけではない。
大きな魅力の1つとして,マニュアルフォーカスのニッコー
ルレンズでもプログラムAEが使えるというものがある。マ
ニュアル露出のほか,絞り優先AEとプログラムAEが使え
る,マルチモードAE機である。そのユーザインタフェース
は,マニュアルフォーカスのマルチモードAE機としてオー
ソドックスなものであり,とても使いやすい。ファインダー
の見え具合も,中級機としては悪くない。ファインダースク
リーンの交換も可能である。
ニコンの一眼レフカメラにおいて,マニュアルフォーカス
レンズでプログラムAEが使える機種は限られている。はじ
めてマルチパターン測光(多分割評価測光)を搭載したNikon
FA,エントリークラスのマルチモードAE機Nikon FG,電動
ワインダーを内蔵したNikon F-301,そしてオートフォーカ
ス機であるNikon F-501AFの4機種だけだ。
マニュアルフォーカスのニッコールレンズは,「非Aiレン
ズ」とよばれる初期のものと「Aiレンズ」とよばれるものの
2つに大別できる。「非Aiレンズ」でプログラムAEが使える
ボディは,ない。プログラムAEに正式に対応しているマ
ニュアルフォーカスのニッコールレンズは,「Aiレンズ」を
さらに改良してボディ側から絞りを正確に制御できるように
なった「Ai-Sレンズ」とよばれるものだけである(図3-26)。
「非Aiレンズ」は,絞りリングのF5.6の位置につけられた
爪で,絞りのF値の情報をボディ側に伝達するしくみをも
つ。「Aiレンズ」は,レンズの根元にある突起で,絞りを開
放から何段階絞ったかという情報をボディ側に伝達するしく
みをもつ。これらの間には互換性の配慮もあり,後から発売
されたAiレンズには,非Aiレンズに設けられていた爪と同じ
ものがついていた。これによってAiレンズは,非Ai方式のカ
メラボディに装着して開放測光などを非Aiレンズと同じよう
におこなうことができた。ただしその逆に,Ai方式連動のた
めのピンがあるため,Ai方式のカメラボディには,非Ai方式
のレンズを装着することができない。Ai方式の連動のための
ピンが倒せるようになっている一部の機種には,非Ai方式の
レンズを装着できるが,開放測光は使用できない。
先日の日記で紹介したように,AFニッコールのピントリ
ングを動かすためのAFカプラが故障したNikon F-501AFと,
Ai方式連動のためのAiカプラが故障したNikon F-501AFとを
非Aiボディ
Aiボディ
Ai-Sレンズ
Aiボディ
プログラムAE対応
非Aiレンズ
Aiレンズ
図 3-26 ニ コ ン の マ ニ ュ ア ル
フォーカス用レンズの互換性
非Aiレンズは,Aiピンが可倒式
ではないAiボディには装着でき
ない。Aiレンズは,プログラム
AEに正式には対応していない。
2015年3月● 45
ニコイチして,動作するNikon F-501AFを完成させた (→
p.40)。あとには,AFカプラもAiカプラも故障した状態の,
Nikon F-501AFのジャンクが残る。AFカプラは役に立たなく
なっているが,邪魔にはならない。一方,Aiカプラは動かな
くなっているので,絞りを動かすときの妨げになり,不用意
に動かれると測光結果が違ってくる。
そこで,F-501AFをニコイチしたあとの残骸である,ジャ
ンク状態のF-501AFからAiカプラを撤去することにした。Ai
カプラを撤去した跡は,不用意な光線漏れなどにつながらぬ
よう,革の端切れで埋めておいた。また,Aiカプラにつけら
れた接点も撤去することになるので,レンズが開放の状態と
あう位置を短絡させるようにしておいた(図3-27)。オート
フォーカスもAi方式の露出計連動も使えないから,これは
「Nikon F-501AF」ではなく「Nikon F-501非Ai」ということ
になる。さて,この状態のカメラに意味はあるのだろうか?
意味は,ある。
とても大きな意味がある。
Aiカプラがなくなったことで,このボディには非Ai方式の
レンズが装着できるようになった。
レンズが装着できても,開放測光ができなければ意味がな
い。そう思うだろう。そう,それは間違いない。だが,ここ
で重要なことを思い出してほしい。そもそもNikon F-501AF
は,「開放測光ではない」。Nikon F-501AFのプログラムAE
と絞り優先AEは,瞬間絞り込み測光である⑪。当時,ニコン
の一眼レフカメラ用のレンズには,ボディ側から絞りを正確
に制御できない古いタイプのものが多数流通していた。「瞬
間絞り込み測光」によるAEが採用されたのは,プログラム
AEに正式に対応した「Ai-Sレンズ」ではない古いタイプの
「Aiレンズ」でも,プログラムAEが実用になるようにする
ことが目的と思われる。そのかわり,シャッターレリーズボ
タンを押しこんでから,実際に露光されるまでのタイムラグ
が長くなるという短所がある。そのせいか,「瞬間絞り込み
測光」によるAEが採用された機種はごく少ない。
「瞬間絞り込み測光」によるAEのメリットを言いかえれ
ば,「絞りの制御が多少いいかげんでも,結果として適正な
露出が得られる」ということだ⑫。プログラムAEで撮りたい
ときは,意図したものと実際の絞りとが多少違っても,大き
な問題にはならないだろう。どうしても意図した絞りで撮り
たいときは,すなおに絞り優先AEを使えばよいのである。
図3-27 Aiカプラが動かないジャ
ンクのNikon F-501AFから,Ai
カプラを撤去した。
⑪瞬間絞り込み測光におけるAE
は,シャッターレリーズボタ
ンを押しこんだときに,まず
レンズを絞りこむ。そのとき
に測光をおこなってシャッ
ター速度を決定し,それから
ミラーやシャッター幕を動作
させることになる。
⑫たとえば,開放測光でカメラ
ボディの露出計が「絞りF11で
1/250秒」と判断し,そのよう
にレンズの絞りを動かそうと
したが,実際には「絞りF8」
になってしまった場合に,
「1/250 秒のつもりだったけ
ど,実際に絞ってみたら思っ
たより明るいから1/500秒にし
よう」となって,結果として
適正露出が得られる。