cloud on the_beach_cloud_journey_公開
TRANSCRIPT
ITインフラを進化させる クラウドジャーニー
アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社
マーケティング本部長 小島 英揮
2016.04.29
【ジャーニー:Journey】
1. (陸上の比較的長い)旅行、旅程、行程、(人生などの)行路、遍歴
2. アメリカのロックバンド。1973年にサンフランシスコで結成され、メンバー交代や解散、再結成などを経て、音楽性を変えながら活動を続けている。
【クラウドジャーニー:Cloud Journey】
1. クラウド導入の検討、検証から、初期導入、全社導入、やがては“クラウドファースト“に至るまでの、組織活動の道のり
2. クラウド導入に挫折し、引き返す組織活動の道のり
×
Cloud is becoming the new normal – クラウドは今や常識に 多くのエンタープライズ企業が、ITのカイゼン(IT Transformation) だけでなく、ビジネスの改革(Business Transformation)の基盤 としてクラウドを活用
クラウドを導入するだけでなく、クラウドを活用する ことで、企業がもつヒト、モノ、カネをより顧客に向け、 ビジネスを強化することに利用できる。 競争にさらされている企業にとって、クラウド活用は大きな インパクトをもつ選択となる。
カイゼンアプローチ: 今までできていたことを、 より早く、簡単に、安く実現できる
イノベーションアプローチ: 今までできなかったことを実現できる
ユーザにとってクラウドは合理的な選択
IT Transformation: カイゼンアプローチの例
運用コスト(TCO)も大幅に削減
開発検証環境でAWSを利用、5年間のトータルコスト試算
90%削減
コスト構造分析の結果、オンプレミスの硬直化・固定化したコストを削減可能と判断
コストに関しても、トータルで、
年間10-20%の削減を試
算できており、さらにリプレース費用も今後は削減できます。
【参考資料】ソニー銀行様 でのコスト構造分析例
これまでの固定的な ITインフラコストを 大幅に削減する事が可能
不二精油様:利用時間以外はサーバを停止し 大幅にTCO削減
• 利用期間以外はサーバを停止 • 夜間もサーバを停止 • 稼働中は死活監視を行い、サーバ異常
時には自動的にサーバを復旧 • サーバ停止時にすべてをバックアップ • 手動でもシステム一式を起動する仕組
みも用意
月額:12,000円 (当初見積もり)
※Oracle, Windows Serverのライセンス込 Supported by
Business Transformation: イノベーションアプローチの例
今後3年で
約9,000の
ワークロードを AWSに移行していく。
「製造業」から「インダストリアル・インターネット」の提供者へ
Try to new challenge and innovation rapidly
Digital Wind Farm Lead to Market in 1year versus 2+ years
India Rail Ways Accelerated Complex bid proposal in 4 months versus many years
7HA Turbin 2year faster product introduction than the average turbin
出典:http://japan.zdnet.com/article/35068496/
GEの状況
45 AWS Services available
for GE Consumption*
749 Applications deployed
in AWS Public Cloud*
8 Business Units using
AWS Public Cloud*
83 AWS Enterprise Virtual
Private Clouds deployed*
4 Datacenters closed in
2015
1,364 Apps
decommissioned in 2015
9,000 Apps moving
to AWS in 3 years
Down to 34 Datacenters
in 4 years
*as of January 2016
野球リーグから、コンテンツプラットフォーマーへ
2015年シーズンより全球場にて本番運用
球場にあるレーダートラッキングシステムによりポジション情報を収集し、AWSにリアルタイム送信
– 秒間2万のボールポジションデータ
– 秒間30の全プレイヤーのポジションデータ
– 提携する放送局に対してプレーの12秒後には映像と解析結果を提供可能
他の団体へこのテクノロジーの提供を開始
https://aws.amazon.com/jp/solutions/case-studies/major-league-baseball-mlbam/
2016~
http://mediadownloads.mlb.com/mlbam/2015/07/25/mlbtv_291026683_1800K.mp4
WGBH - ボストンの公共放送局
PMM - ボストンの公共放送局(WGBH)が始めた放送プラットフォームビジネス
自社のもつ放送設備とクラウドを接続し、クラウドにコンテンツを格納 他放送局はクラウドからコンテンツを取得し、放送用に準備することができる 他放送局は、放送用の準備に使うハードウェア(NODE)も従量課金で借りる事が出来る。初期投資不用で放送設備を更新することが可能
Business Transformation: イノベーションアプローチの例
(アマゾン内部の例)
Amazon Robotics
Amazon echoとAlexa(音声認識エンジン)
クラウド上で音声認識能力を継続的に改善し、インターフェースとして活用
Alexa, play Bruno Mars from
Prime Music (ブルーノ・マーズの曲をかけてく
ださい)
Alexa, turn on the lights (ライトをつけてください)
オープンイノベーションプラットフォームとしてのAlexa
• 3rd Partyベンダーが自由に、Alexaに対して機能を追加する事が可能
Alexa, ask Uber to request a ride (Uberにタクシーを呼ぶよう頼んでください)
Alexa, ask Campbell’s Kitchen what’s for dinner? (キャンベルキッチンに、今晩の食事のオススメを聞い
てください)
自動車業界でも
自動車を音声で遠隔操作
これも現実可能に?……
Go
KITT!
E-commerceからAppliance(家電)commerceへ
クラウドにより運用負荷が低減 ⇒本来の業務に集中
クラウド活用による ITインフラ
本来の 業務
本来の業務
付帯的な業務
クラウド の管理
70%
30% 70%
従来型のオンプレミス ITインフラ
30%
ITインフラのプライマリー、 セカンダリーが逆転へ
現在
将来
オンプレミス クラウド
失敗のコスト
“イノベーションを増やしたいなら失敗のコストを下げなければならない”
伊藤 穣一 氏
Director MIT Media Lab
クラウドファーストへの道のり: クラウドジャーニー
クラウドジャーニー:よく見られる光景
Executive
Sponsorship
Experiment
Educate Staff
Making it Real
Cloud Center of
Excellence
Hybrid
Adoption
Cloud-First
Standard
Engage
Partners
何故、クラウドに全面的に移行する決断ができるのか?
変動費
固定費から実使用分のみの変動費へのシフト
規模の経済
自前では確保が難しい規模のキャパシティの有効活用
柔軟なキャパシティ
想定出来ないキャパシティプランからの脱却
スピードと俊敏性 即座に調達できる
インフラ
ビジネスへの集中
差別化されないIT業務 コストの削減
グローバル展開
即座にグローバルに展開できるインフラ
VS
セキュリティ 信頼性
メリット
懸念点 パフォーマンス
組織変革とスキル
懸念を解消し、メリットを最大限に享受=クラウドファーストに至る過程は、段階的に進む(SofA)
SofA 1: Project
AWS をプロジェクト
ベースで利用
特定の目的のカイゼン、解決に利用
AWSに関するスキルは社内に少数
クラウドは実行可能なソリューションとして認識
SofA 2: Hybrid
AWSが、既存のデータセンターを拡張
新規プロジェクトへのクラウド適用が次々と展開
クラウドのノウハウをためるCloud CoE(Center
of Excellence)の設立支援
スケケールに対応できるセキュリティとコンプライアンスモデルの確立
SofA 3: Scaling
業務アプリケーションの内製や、データセンターのマイグレーション
Cloud CoE (Center of Excellence)の設立
IT部門の役割の再定義 長期のクラウド利用への準備
SofA 4: Cloud-First
クラウド利用が第一の選択肢に
新規ビジネスモデルを検討
“Why Cloud?”から”Why Not Cloud?”へ
オンプレミスよりクラウドでの運用の方がより楽に
避けられない事項:組織のカルチャーの変化
Why Cloud Journey? Why AWS?
業績を上げることが、もっとも重要であるから
– デジタルへの対応と製品(サービス)提供の強化
– 競合よりも早く対応
– ベストプラクティスを通じて、よりよい技術利用を
– 自動化がよりよいガバナンスとセキュリティをもたらす
– 物理的制約からの開放
– コストの削減
– 事業部門の責任を明確化
クラウド=AWSがビジネスの “Enabler”に
スピード ⇒ フィードバックループが
早く回る
「真実」が早くわかる
ビジネスの見通しがクリアに