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de:code 2019 IT04 コマツが進めるスマート ファクトリー “KOM-MICS x Azure” 小松製作所 生産本部 生産技術開発センタ 所長 山中 伸好

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de:code 2019 IT04

コマツが進めるスマート ファクトリー

“KOM-MICS x Azure”

小松製作所 生産本部 生産技術開発センタ 所長

山中 伸好

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https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1904/09/news001.html

IT メディアでの KOM-MICS の事例記事公開(5/28)

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コマツの概要 (2019年3月期実績)

・設立 :1921年5月13日

・連結売上高 :2兆7,252億円

・営業利益:3,978億円

・総資産 :3兆6,382億円

建設機械・車両

(2兆4,666億円)

90.5%

7.4%

建設機械・車両事業の地域別売上高*構成産業機械他

(2,012億円)

・連結子会社 :215社

(日本)14社 (海外)201社

・連結従業員数:61,908人

社員の約68%は外国人

2兆4,666億円

欧州

8%

CIS

5%

事業別の売上高*構成

日本

13%

北米

25%中国

7%

アジア

14%

中近東 1%

中南米

13%*売上高は外部顧客向け(セグメント間取引消去後)ベース

オセアニア 9%

アフリカ

5%

2.1%リテールファイナンス

(573億円)

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主要商品:建設機械

油圧ショベル ブルドーザー ホイールローダー

ダンプトラック モーターグレーダーアーティキュレート

ダンプトラック

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ホイールローダー WA 1200茨城工場製

油圧ショベル PC 8000コマツドイツ製

ブルドーザー D 575 A大阪・六甲工場製

ダンプトラック 960 Eコマツアメリカ製

主要商品: 鉱山建機

バケット容量:20.0 m3

※ドラム缶(0.2m3)の約100本分

最大積載量:327 ton※大人約5,030名分を積載可能

平均体重65kgで計算

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コマツのグローバル生産方針

表 機種ごとの生産地域

Pruducts Japan Europe America Asia

H/E ◎ ◎ ○ ○

W/L ◎ ○ ○ ○

D/T ◎ ◎ ○

C/T ◎ ○

U/T ◎ ◎ ○

Key Compo ◎

部品 ◎ ◎ ◎ ◎

リマン ◎ ○ ◎ ◎

Production base

図 国内/海外工場生産金額推移

1. 需要のある所で生産(溶接、組立)する

2. クロスソースを推進し、生産能力を有効活用する

3. キーコンポーネントは1極生産 (技術革新を継続)

4. 世界最適調達を推進するため、部品のクロスソース

を行う

5. 開発と生産を一体化した“マザー工場“が

“チャイルド工場”を指導する

HANSEI 販売/生産/在庫

グローバルに販売動向を見ながら、

適正な生産計画を立案する

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マザー工場の役割

◆コマツの生産拠点()内がマザー工場を示す

◆マザー工場の役割

◆マザー工場の特長 「開発と製造の一体化」

●海外のマザー工場についてM&A にてコマツのマザー工場になったもので、日本で

開発・生産していない商品を開発・生産している工場

車種:超大型ダンプ、超大型油圧ショベル、バック

ホーローダ、スキッドステアローダ、林業機械等

課題:海外マザー工場の育成(生技・生管、協力企業の育成)

・生産する商品の品質、コスト納期に対して常に見本となる

・技術革新と自工場の生産改革を怠らない

・同一機種を生産する海外量産工場への生産技術支援

・チャイルド工場を含めたグローバルな販生在のコントロール

・開発部門と製造部門は同じロケーション

・開発段階におけるサイマル活動実施

・サイマル活動成果を海外量産工場にトランスファー

・開発、製造、サプライヤーが協働して日常的にQCDの改善

図 製造と開発の一体化(大阪工場)

グローバル生産方針:開発生産を一体化したマザー工場がチャイルド工場を指導する

米州欧州・

CIS

アジア・オセアニア

(日本、中国を除く)

中近東・

アフリカ中国 日本 合計

生産拠点数 28(1) 14(4) 14 1 9 12(4) 78(9)

2017年度版

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地域別の生産拠点数(全体 2017年度版)

: マザー工場(商品開発機能を持つ生産拠点)

Chattanooga, KAC

Newberry, KAC

Komatsu GermanyMining

Komatsu UK

Komatsu GermanyConstruction

Komatsu ItaliaManufacturing

Peoria, KAC

Komatsu do Brasil

小松山推建機公司小松(山東)建機有限公司小松(常州)建機公司

Komatsu India

Komatsu Indonesia

Bangkok Komatsu

金沢工場六甲工場

栃木工場

茨城工場

粟津工場

大阪工場

Komatsu Forest

Komatsu ManufacturingRussia

Komatsu Mining Corp

Alabama,Arizona,Kentucky,Minnesota,Nevada,Ohio,Pennsylvania,Texas,Utah, Virginia,Wisconsin, Wyoming, (米国)Alberta, Ontario(カナダ)

Komatsu Mining Corp

Antofagasta(チリ)Belo Horizonte(ブラジル)La Jolla(ペルー)

米州欧州・

CIS

アジア・オセアニア

(日本、中国を除く)

中近東・

アフリカ中国 日本 合計

生産拠点数 28(1) 14(4) 14 1 9 12(4) 78(9)

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(1)建機特有の問題を解決する材料、生産技術に関する新技術開発

(2)生産技術・材料技術に関わる世の中の最先端技術の調査と評価

開発本部

リマン事業部

(アフターマーケット本部)GET・UC事業部

調達本部

位置付け

コマツ キャブテック

サプライヤ(みどり会)

グループ会社

大阪工場

粟津工場

茨城工場

金沢工場

各工場 小山工場

郡山工場

湘南工場

車体

コンポ

(マザー工場)

生産管理部

生産技術部

チャイルド

工場

海外リマン工場

KSD,KUI

技術開発の

対象部門

生 産 技 術

開 発 セ ン タ

お客様の事業に

貢献できる商品

の開発にも参画(ライフサイクルコストの低減)

コンポーネント

の競争力向上

生産性向上

品質向上

グループ会社

との開発

ICT の活用

外部の最新

技術調査

重点活動

生産本部

建機マーケティング本部

コマツ 産機

コマツ NTC

生産技術開発センタのミッション

氷見工場

コマツ

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車体 【軽量化・耐久性、品質向上】

コンポーネント 【耐久性、品質、性能向上】

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コマツ流 ”つながる工場“

加工情報の見える化 生産現場・生産設備のネットワーク化

サプライヤー

加工ライン

組立ライン

面積生産性アップ

省人化

リードタイム短縮

工場を

スマートでスリムに!

ICTを活用した

プロセス革新

データベース ロボット

C4

K-MICS PAD工作機械

メインライン/サブライン

物流の最適化

在庫最少化

供給リードタイム短縮

オーバーホール予測

部品需要予測お客様の

生産性向上

ユーザーの

使われ方

毎の商品

開発

最適アロケーション

リマン・最適OV

ICT施工

ソリューション

工作機械

Manufacturing Innovation by Save Energy & ICT

ICT で「生産から販売まで全ての工程」がリアルタイムに連携/循環

コマツ流統合システムを構築する

KOM-MICS Komtrax, AHS

市場情報の工場直結化

生 産 販 生 代理店 お客様・販売

・生産

・在庫

変化

生産情報がつながる加工情報/部品情報が

つながる市場情報がつながる

直結・直送化

在庫ゼロ

ものづくりの“つながる化”(MES・ERP)

MES

ERP

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図 工程別作業者数

国内の労働力不足

国内就労可能人口の低下/若者のものづくり離れ

(コマツ協力企業(みどり会)においても同様)

国内マザー工場での生産ができなくなる → 国際競争力低下

国内でのコンポーネント生産ができなくなる → 技術革新困難

設備が多い溶接、機械加工を見える化して生産性向上を図る

ドイツも同様の課題

⇒ Industry 4.0へ

2018年

図 就労可能人口の推移

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調達品

(大阪),

66%

調達品

(社内コンポ),

22%

社内加工費

(コンポ), 4%

社内加工費

(車体), 9%

調達品(大阪)

調達品(社内コンポ)

社内加工費(コンポ)

社内加工費(車体)

商品戦略 商品企画  設 計

購    買(協力企業)

製    造(社   内)

組立・出荷 営    業 (ユーザ)

2.製造原価に占める調達品の割合 3.グローバル調達金額の割合

1.サプライチェーンにおける調達の位置づけ

→ 協力企業から部品を購買

2015年度

ベース金額

5,119億円

製造原価の

88% が調達品

調達部門の位置づけ原価における調達品の占める割合大⇒収益における調達部門の役割は大きい

日本=Yen

中国=RMB

アジア=THB/Rp

米州=US$

欧州=Euro日本

比率

57 %

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社内

狙い:①生産性 2 倍 ②品質保証(トレーサビリティ)③サプライチェーン最適化

協力企業 A 協力企業 B 協力企業 C

在庫

現状

切断 機械加工 溶接

検査検査 検査

情報

(生産・品質)

平準化

在庫半減

検査 検査 検査

組み立て機械加工溶接

生産性 2 倍

生産性2倍

トレーサビリティ

図 KOM-MICS の狙い

図 つながる工場による

サプライチェーン最適化

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①生産性を 2 倍にして工作機械を半減

②協力企業も見える化して、コマツから生産性向上を支援

【協力企業】&【社内工場】

~2011年

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コマツ&協力企業

工作機械 溶接ロボット

(C4 コントローラ)

蓄積

特許数 20 (機械加工: 6, 溶接: 14)

ツール

情報設備利用

プロセスパラメーター

品質

情報

見える化

KOM-MICS

Logger

KOM-MICS

Viewer

収集

工作機械:700 台接続済み

(社内 250 台、協力企業 250 台、海外 25 台)

溶接ロボット: 380 台接続済み

(社内 100 台、協力企業 210 台、海外 40 台)

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Internet

500 ms 周期で

サンプリング

国内・海外の工場、協力企業

溶接ロボット工作機械

1s 周期で

サンプリング

ダッシュボード

1 分間隔で

アップロード

クラウド

KOM-MICS の構成

国内・海外の工場、協力企業

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現状の把握

改善検討

効果の試算

対策の準備

対策トライアル

効果の確認

レポート提出

設備/ワーク

の選定

ソリューションセンタ(生産技術開発センタ内)

KOM-MICS 接続

①C4ロボット購入

②ロボットコントローラの

バージョンアップ

③インターネット接続用のPC購入

情報提供

現場

テスト

日程調整

テスト実施

KOM-MICS

接続を継続

【期待効果試算】

【改善効果を明確化】

・改善溶接プログラム作成【溶接テストの準備】 ・テスト計画提案

・ソリューションセンタもテスト立会い ・溶接結果の測定【溶接テストのサポート】

・溶接テストの進め方をサポート

・改善効果のレポート作成

・次の改善ステップ

の提案

溶接 非溶接 全体

コマツ国内 1.00 1.00 1.00

海外現法 1.11 1.08 1.09

協力企業 1.26 1.00 1.12

コマツ社内を「1」とした場合の比率

海外現法はコマツ国内の1.11倍の

溶接時間がかかっている

・見積機能・Power BI ・チップ自動交換装置

導入後

△20%

清掃時間

0

100

200

300 分

現状500A 新700A

△50%

溶接

・大電流CWS

新溶接電源750A

チップ自動交換装置導入前後のサイクルタイム大電流CWS導入前後のサイクルタイム

【改善ツールの活用検討】

改善したい設備/ワークの選定

【全体分析】

ロボット生産性のベンチマーク

KOM-MICS / 溶接 ~改善の流れ~

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KOM-MICS / デジタルツイン

現実世界

(フィジカル)

仮想現実(サイバー)

・溶接電流(実行値)

・溶接電圧(実行値)

・送給負荷

のいずれかを表示できる

選択エリアのジョブの中身を表示

選択エリアの

・ジョブ番号

・溶接ログ番号

・ステップ番号

を表示

実際のロボットの

動き

現実の加工と同じ状態をデジタルの世界で再現することで、

高度なシミュレーション、解析が可能

例) 現場の溶接ロボットの動作を再現 溶接姿勢・順序の確認、ムダな動き

取得した

データ

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生産性改善例

46 % 改善

■ 要因

・ 生産ライン再編

・ 工場全体で大電流化

・ 待合の改善

・ 停止時間の改善

2014 年 1 月

17.4 min/kg

2017年10月

9.34min/kg

1 kgの溶接にかかる時間 [min / kg] (生産量の影響受けない指標)

例:大阪工場溶接ロボット

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溶接品質の見える化

・不良品の市場流出防止

ロボット稼働データをリアルタイム取得 機械学習により異常を検知 検査工程・手直し工程に発報

異常値

データの特徴量から判定電流・電圧・センサ値などを取得

じゅげむじゅげむ ごこうのすりきれ

かいじゃりすいぎょのすいぎょうまつうんらいまつふうらいまつくうねるところにすむところやぶらこうじのぶらこうじぱいぽぱいぽぱいぽのしゅーりんがんしゅーりんがんのぐーりんだい

ぐーりんだいのぽんぽこぴーのぽんぽこなのちょうきゅうめいのちょうすけ

・抜き取り検査品の不良流出防止

・検査不可部の品質確認

・検査とのダブルチェックで品質向上

・データを生産性改善だけでなく、品質向上にも活用協力企業

コマツ

インターネット

各ロボットの稼働状況や

生産性指標を見える化

データ

ベース

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アーキテクチャの紹介

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海外・協力企業を含めグローバルに展開

生産性向上につながるデータを取得

PCの素人でも使えるシステム

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ハードウェア準備期間

運用負荷の低減

スケーラビリティの確保

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Internet

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日本国内に複数データセンタ

グローバルでのインフラストラクチャ

セキュリティの担保

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暗号化

独自フォーマット

データは暗号化して送信・保存詳細データは専用ビューアでのみダウンロード・解凍不可

Excel グラフは廃止予定

サマリーデータ

詳細データ

Power BI

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LogicApps によってコードを書く量

を最小限でシステムを構築できた

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クラウド移行

Azure AD

WebApps

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リアルタイム

ダウンロード

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操作釦/作業工具 + ビーコンスマートウォッチ

無線機

電流検出

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Data Science VM

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⇒ テスト環境構築が容易

海外・協力企業等、グローバルに展開

⇒ クラウドの利用

現場ニーズに即座に対応

⇒ PaaS の利用

運用負荷の低減

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