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International Open Data Day 2014
長野県上田市UEDA NAGANO, JAPAN
インターナショナル オープンデータデイ 2014
2/22 長野大学 4号館 302教室 10:00~16:30140222-1
オープンデータデイ2014 長野県上田市
主催
一般社団法人長野県情報サービス振興協会
(NISA)新事業チーム
共催
長野大学企業情報学部
信州上田滞在プログラム研究会
スケジュール
10:00~12:00 セッション1「地方自治体におけるオープンデータ活用」
12:00~13:00 昼休み
13:00~15:00 セッション2「観光情報のオープンデータ化」
15:00~16:30 交流会
セッション1
10:00~12:00
地方自治体における
オープンデータ活用
1-1 オープンデータとは?
オープンデータとは、
誰でも自由に利用することができ、
再利用や再配布も自由に行なうことができるデータのことである。
Open Knowledge Foundation Japanhttp://okfn.jp/
1-1 オープンデータとは?
http://www.slideshare.net/mhayasi/201311-28083066
オープンデータ全体像を把握することのできる資料!
1-1 オープンデータとは?
オープンガバメントの文脈
2009年1月 米国オバマ政権 「Transparency and Open Government」2013年6月 G8サミット(英国で開催)
首脳宣言に「オープンデータの推進」明記
具体的な取り組み内容など「オープンデータ憲章」で合意
2013年10月 日本政府
「オープンデータ検証アクションプラン」G8で合意した「価値の高いデータ」のオープンデータ化の取り組みを2013年秋ない
し2014年度から順次拡大をコミット
オープンデータ概論 ver.3 (2013年11月)国際大学GLOCOM 客員研究員 林 雅之
1-1 オープンデータとは?
オープンガバメントの文脈
米国オバマ政権 2009年1月「Transparency and Open Government」
オープンガバメントに関する3つの基本原則1) Transparency (透明性)政府は、国民に対する責任を果たすために、情報をオープンにし、提供しなければな
らない
2) Participation (国民参加)政府は、知見を広く国民に求め国民の対話を行い、利害関係者グループ外の人々に
政策立案過程へ の参加を促さなければならない
3) Collaboration (官民連携)組織の枠を超えて政府間および官民連携し、イノべーションを促進しなけれはばなら
ない
1-1 オープンデータとは?
オープンガバメントの文脈
G8 オープンデータ憲章
原則1:原則としてのオープンデータ 原則2:質と量 原則3:すべての者が利用できる 原則4:ガバナンス改善のためのデータの公表 原則5:イノベーションのためのデータの公表
外務省 オープンデータ憲章(概要)平成25年6月18日http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/page23_000044.html
1-1 オープンデータとは?
オープンガバメントの文脈
2013年10月 日本政府
「オープンデータ検証アクションプラン」
1)キー・データセット及びハイバリュー・データセットの公開に関する取組「オープンライセンスの下、オープンフォーマットで機械判読可能なデータを利用可能とする」取組を 2013 年秋ないし2014年度から順次拡大することをコミット。
※ 「キー・データセット」 (国の統計、地図、選挙、予算 ) 「ハイバリュー・データセット」 (企業、犯罪と司法、地
球観測、教育、エネルギーと環境、財政と契約、地理空間、国際開発、政府の説明責任と �主主義、健康、 科学と研究、統計、社会的流動性と福祉、交通とインフラ )2)その他の取組○ 2013年秋に国のオープンデータのポータルサイト の試行版を開設し、2014年度中に本格稼働を開始。○ ポータルサイトにおいて国 �の意見を受け付ける等の方法により、 国�の参加を得てオープンデータを推
進。○ オープンデータを利用して開発されたアプリケーション等の活用事例を、ポータルサイトにおいて紹介
し、イノベーターを支援。 ○ 電子行政オープンデータ実務者会議において、オープンデータ取組状況につい
てフォローアップを行い、その内容を公表。
1-1 オープンデータとは?
オープンガバメントの文脈
狭義:政府や自治体などの公共機関が
オープンに提供可能な行政情報で、機械
判読に適したデータ形式で提供される二
次利用可能なデータ
広義:民間事業者や個人なども含む
オープンデータ概論 ver.3 (2013年11月)国際大学GLOCOM 客員研究員 林 雅之
1-2 上田市オープンデータの現在
総務部 広報情報課 情報統計係
1-2 上田市オープンデータの現在
1-2 上田市オープンデータの現在
公開されているデータの形式と種別数:HTML(1)、PDF(4)、EXCEL(3)➡実質的に二次利用可能なのはEXCEL形式の3種類のみ。
機械判読に適したデータ形式で提供される
二次利用可能なデータ?
1-2 上田市オープンデータの現在
http://linkdata.org/work/rdf1s1202i/aed_ueda.html?key=#work_information
1-2 上田市オープンデータの現在
誰でも簡単にLinked Open Data(LOD)を作成できて、公開できるWEBサービス
①人にとって扱いやすいテーブル形式でアップロード
②そのデータをRDFへ変換してダウンロードできる
機械判読に適したデータ形式で提供される
二次利用可能なデータ
1-2 上田市オープンデータの現在
RDFモデルのデータ
①サブジェクト(主語)
②プロパティ(述語)
③オブジェクト(目的語)
という3つの組み合わせ
でデータを表現
出典:http://linkdata.org/tutorial/about
* Resource Description Framework リソース・ディスクリプション・フレームワーク
1-3 国内における先進自治体の事例
● 福井県鯖江市
● 神奈川県横浜市
● 千葉県千葉市● 福岡県福岡市
1-3 国内における先進自治体の事例
1-3 先進自治体の事例 福井県鯖江市
市内公園等のトイレ情報(XMLRDF) 鯖江百景の位置情報等(XML)災害時の避難所の位置情報(XML)市内のAED情報(XML)
避難所、一時避難所等(XML)
鯖江市の施設(XML)
市内のwifiの設置場所(XML)
さばえ検定100問(XML)
人口、気温(XML)
さばかん情報(XML)
公式ホームページのRSS
gsample(XML)市営駐車場情報(XML、RDF)
議員名簿(XML,RDF)鯖江市文化財(XML)
西山動物園の動物(XML、RDF)
ツツジバス(web-api)提案型市民主役募集事業一覧(XML,RDF)古地図データ(鯖江地区、jpeg)さばえ街なかぶらりMAP(地図オープン
データ、jpeg)オープンデータ一覧(XML,RDF)道路工事情報(XML)消火栓等の情報(XML)人口(年齢別の推移,XML)ごみの収集(XML,RDF)さばえブランド大使(XML,RDF)鯖江市域地図データ(shape)鯖江市役所部課一覧(XML)他、67 データセット
http://citydata.jp/福井県/鯖江市
1-3 先進自治体の事例 神奈川県横浜市
1-3 先進自治体の事例 神奈川県横浜市
民間:
横浜オープンデータポータル http://data.yokohamaopendata.jp 横浜オープンデータソリューション発展委員会
➡2012年12月スタートした民間連携組織
行政:
横浜市職員研修を2013年3、9月の2回実施。
横浜市CIO(最高情報責任者)が統括するIT化推進本部の個
別課題検討部会「オープンデータ推進プロジェクト」を設置。
1-3 先進自治体の事例 神奈川県横浜市
自治体行政情報実証(22)子育て・教育(19)横浜市総務局危機管理室提供データ(4)他、107 データセット
http://citydata.jp/神奈川県/横浜市
1-3 先進自治体の事例 千葉県千葉市
1-3 先進自治体の事例 千葉県千葉市
ちばしオープンデータポータル(プレビュー版)http://www.city.chiba.jp/somu/joho/kaikaku/opendataportal_preview.html行政のWEBサイト
推計人口、年齢別人口・町丁別年齢別人口、町丁別人口及び世帯数(xls形式)
千葉市保健統計(xls形式)
避難場所・避難所(csv形式)
津波避難ビル(csv形式)
非常用井戸等(csv形式)
決算について(PDF、xls形式)
ボーリングデータ(PDF形式)
7データセット
1-3 先進自治体の事例 千葉県千葉市
上田市議会議員半田大介氏が議会で言及した事例:
FixMyStreet Japanのサイトへの投稿。Internationak Open Data Day 2013のプレ
イベント(2013.2.21)において千葉駅周辺で3チームに分かれて54件の投稿行なっ
た。
http://odhd13.okfn.jp/?p=142
FixMyStreet Japan は市民と行政が協力し、
地域の課題を共有・解
決していくための仕組
み。
住民が道路の破損、落書き、街灯の故障、不法投棄などの地域の課題をレポートする。
1-3 先進自治体の事例 千葉県千葉市
上田市議会議員半田大介氏の2013年12月議会質問(抜粋、要約)
質問
1.上田市のオープンデータに対する考え方、公開することを含め取り組むか?
2.公共データを利用して民間事業者が情報アプリを開発することは民間事業者の育成につなが
る。どのような公共データを公開できると考えるか、また、民間からのニーズがあればできる範囲
でオープンデータ化をしていくのか?
千葉市などでは、オープンデータを活用して地域のハード面の課題、例えば道路の補修箇所を
発見した市民が、携帯電話などで現場写真を送り報告、簡単な補修については地域のボランティ
アの方々に依頼する仕組みを実験的に活用している。
1.官民協働、市民協働を進めるにあたり、市ホームページ、メール配信など一方通行の情報発信
から、市民との相互の情報共有の考え方が必要と思われるが、市の情報政策について考えは?
上田市の答弁
保有しているオープンデータの公開をしていく。
市民との相互の情報共有について、現在、市ではSNS(ソーシャルメディア)の利活用
に関するガイドラインを作成している。
1-3 先進自治体の事例 福岡県福岡市
福岡市 交通危険個所マップ(民間事業者サイト)
http://shimz.me/example/d3js/geo_example2/fukuoka2/
構築ブログ記事 清水正行さん(群馬県高崎市在住のWeb系SE) http://shimz.me/blog/d3-js/3178
福岡市サンプルデータサイト
(ビッグデータ・オープンデータ活用推進協議会が実施するアイデアコンテストの参考
のため、サンプルとして提供するもの)
http://www.city.fukuoka.lg.jp/soki/joho/shisei/BDODkyougikai_sampledata.html
fukuoka factデータビジュアリゼーション
http://facts.city.fukuoka.lg.jp/data/no7/
議論
何から手をつけるべきか?
行政と民間、役割分担は?
目標:住民参加による新しい地方自治
1-1 オープンデータとは?
庄司昌彦氏作成
アイデアソン
経済発展地域振興
行政と民間RDFモデルのデータ
ハッカソン
1-3 オープンデータ活用事例
税金はどこへ行った?
http://spending.jp/あなたが払った税金が1日あたりどう使われているかを知ることで、
公共サービスの受益と負担の関係を読み解く市民主導のプロジェクト
Open Knowledge Foundation Japan のプロジェクト
140219現在、全国で119自治体の情報がある。
長野県塩尻市 http://shiojiri.spending.jp/長野県宮田村 http://miyada.spending.jp/
この他にもデータを登録するだけで応用ソフトとして利用できる仕組みがたくさん出来ている。
参考:LODチャレンジ Japan 2013 受賞作品
昼休み
12:00~13:00
セッション2
13:00~15:00
観光情報の
オープンデータ化
2-1 上田市観光情報の現在
http://www.city.ueda.nagano.jp/hp/kanko/ 管理運営:商工観光部観光課+総務部広報情報課?
2-1 上田市観光情報の現在
上田市の観光組織は?
上田市商工観光部
観光課
上田コンベンション協会
上田市観光協会は存在しない。
実質的に観光課がその役割を担って
いる。
別所、菅平、鹿教湯、美ヶ原など
観光地に個別の観光協会があり活動。
➡観光情報のオープンデータ化はどこが主体となって実行するのか?
上田市ホームページの組織図
2-2 観光情報標準化の状況 政府
オープンデータ概論 ver.3 (2013年11月) 国際大学GLOCOM 客員研究員 林 雅之
2-2 観光情報標準化の状況 政府
総務省情報流通連携基盤 外部仕様書 version 1.1(2013-09-10)http://www.opendata.gr.jp/cfc/spec.pdf平成26年度にversion 2.0を公開予定
2-2 観光情報標準化の状況 政府
国は「オープンガバメント」実現の環境整備と実行
が中心。地方自治体の動きもそれに即した範囲と
なると思われる。
オープンデータの活用 ➡ 民間の役割
2-2 観光情報標準化の状況 民間
都道府県の行政、観光協会、民間企業などが個別あるいはコンソーシアムで模索中。➡事業単位では一定の形になっているが、国レベルでカバーできる標準化まで進んでいない。
国際標準化の動きUN/CEFACT 国際連合の下位機関、商取引や貿易の促進が目的
日本からはJTREC(NPO法人観光情報流通機構)が参加。宿泊施設情報を中心に観光情報の標準化作業を完了。アジア中心に実証実験をおこなっており、民間主導で事業化を進めている。日本での展開は観光庁が支援。
2-2 観光情報標準化の状況 民間
信州上田滞在プログラム研究会
JTRECの国際標準化
作業成果を活用。
取り組みの範囲
● 宿泊施設情報● 滞在プログラム情報
観光情報は多岐にわたる情報が
あり、未着手部分が多い。
議論
利用者はどんな情報を、いつ、どのような形で必要なのか?
視点:情報発信者側の論理ではなく、利用者側のニーズに応えるものを!
交流会
15:00~16:30
お菓子を食べてお茶を飲みながら、
今後の具体的なアクションを計画しましょう!
各自が「私は○○をします!」と、
最後に発表しあうことができるといいなぁ。
主催者連絡先
一般社団法人長野県情報サービス振興協会(NISA)新事業チーム ➡ チームリーダー 吉澤隆一 https://www.facebook.com/ryuic
長野大学企業情報学部 ➡ 教授 前川道博 https://www.facebook.com/michihiro.maekawa
信州上田滞在プログラム研究会 ➡ ホームページ http://sutpw.tumblr.com/