portfolio-masakatsu ueda

54
Portfolio Ueda Masakatsu

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Portfolio Masakatsu Ueda Osaka Sangyo University Takashi Yamaguchi Media Design Lab 2009-13 Projects

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Page 1: Portfolio-Masakatsu Ueda

PortfolioU e d aM a s a k a t s u

Page 2: Portfolio-Masakatsu Ueda
Page 3: Portfolio-Masakatsu Ueda

T a k a s h iY a m a g u c h iM e d i aD e s i g nL a b

Page 4: Portfolio-Masakatsu Ueda

ProfileM a s a k a t s u U e d a

men t o sno6@gma i l . c om

080-6140-5285

1988/08/20

Ueda Ma s ak a t s u上田 将勝

Page 5: Portfolio-Masakatsu Ueda

Educational background

2011/03 大阪産業大学 工学部 建築・環境デザイン学科 山口研究室 卒業

2007/03 大阪産業大学 工学部 環境デザイン学科 入学

2013/03 大阪産業大学院 工学研究科 環境デザイン専攻 山口研究室 卒業

Skills

3ds MAX

VectorWorksAdobe Illustrator

Adobe Photoshop

AutoCAD

Excel

Microsoft OfficeWord

Power Point

Shade

Page 6: Portfolio-Masakatsu Ueda

Contents2 0 0 9 - 1 3 P r o j e c t s

- with parametric moving louver -

14

Green Cel lMuseum of Art Conceptual Design International Competition2011

22

B a s i c a n d F i n a l D e s i g n W o r k f o r R e c o n s t r u c t i o n o f t h e M o r i y a m a J u n i o r H i g h S c h o o l2 0 1 2

T S U N A G U - 緑と一体になった中学校 -

LIBRARY OF FOREST2009

06

Page 7: Portfolio-Masakatsu Ueda

30

DIAGONAL TUBESFRINDERS STREET STATION DESIGN COMPETITION2012

38

Master Design Project2012-13

Self-Construction Architecture

49

50

Arch i t ec tu r e Lec tu r e Se r i e s

Pos t e r

Page 8: Portfolio-Masakatsu Ueda
Page 9: Portfolio-Masakatsu Ueda

INTRODUCTION

06

LIBRARY OF FOREST

駅のホームから見える建物はなんだろうか。

住道駅を降りてひと足木々の中に踏み入れるとそこにはまるで木に囲まれた森の中…。

そこには市民が集まる図書館があった。

LIBRARY OF FOREST樹木、植物、暖かな光という自然を感じながら本を読む。まるで、森の中で自由に読書や勉強、地域活動を楽しむ空間をコンセプトに設計しました。

従来の図書館は、閉鎖的、本を読む場所だから静かにしなければならない硬いイメージがあります。

しかし、本を読むスタイルは一人一人自由であり、また図書館こそ、市民が集まる明るくワイワイする空間であるべきだと考えました。

Page 10: Portfolio-Masakatsu Ueda

LIBRARY OF FOREST07

CLOSE FUNCTION & OPEN FUNCTION

図書館には決まった機能の配置が要求される。

そこで、硬い機能とゆるい機能に大きく2つに分類しました。

その後、硬い機能のあいている様々な大きさの空間に開けたゆるい機能を分散させ配置しました。

これにより、人々はたくさんの自由な動線を描き、自然に触れ合いながらやりたいことを楽しめる空間を作り出

します。

ROOF

SECOND FLOOR

CLOSE FUNCTION

OPEN FUNCTION

NATURE

Child R

oomCaf

fe&Gal

leryYo

ung Corn

er

Reading R

oom

Group R

oom

Group R

oomGroup R

oom

Rest S

pace

Study R

oom

Refere

nce

Toire

tHal

l

Toire

t

Librar

y

Librar

yOffice

Room

Meetin

g Room

Local I

nform

ation

FUNCTION

OPEN FUNCTION

Page 11: Portfolio-Masakatsu Ueda

LIBRARY OF FOREST 08

WATER

Station

LIBRARY

Station

BUILDING

Station

SITE PLAN

Station

GREEN

Station

ROAD

Station

0 10 20

S=1/1000

site plan

site

a a’a’

B’

b

n

Page 12: Portfolio-Masakatsu Ueda

LIBRARY OF FOREST09

b

b’

12

first floor

20

20

2121

22

20

second floor0 10 20

S=1/1000

n

1 HALL

2 MEETING ROOM

3 LOCAL INFORMATION

4 REFERENCE

5 YOUNG CORNER

6 LIBRARY

7 OFFICE ROOM

8 MEETING ROOM

9 TOIRET

10 VOLUNTEER ROOM

11 DISPENSARY

12 GARDEN

13 SPRING

14 CHILD ROOM

15 CAFE GALLERY

16 COUNTER

17 READING SPACE

18 INFORMATION

19 STUDY SPACE

20 GROUP ROOM

21 REST ROOM

22 STUDY ROOM

a’a

b

b’

a’a

1

2

3

4

5

6

7 8

9

910

11

12

612

13

14

15

16 16

17

17

17

17

18

18

18

17

19

19

19

1717

12

Page 13: Portfolio-Masakatsu Ueda

LIBRARY OF FOREST 10

CLOSE FUNCTION

east elevation

a a’

b

23

24

25GL

GL

a-a’ section

b-b’ section

underground

23 PARKING

24 LIBRARY

25 MACHIN ROOM

GL

b’

Page 14: Portfolio-Masakatsu Ueda

LIBRARY OF FOREST11

Page 15: Portfolio-Masakatsu Ueda

SECOND FLOOR & ROOF2階では、天気がいい日には、自然を感じながら本を読んだり、子どもたちが遊べる広場になっています。

樹木や花に囲まれた屋上は今までの図書館では出来なかったアクティブな活動が行うことができ、またカフェや休憩所などのオープンな空間を取り入れています。

そして、隣の公園や商店街とのかかわりを屋根の形状で調和しました。

駅からは図書館を楽しむ人々の姿が見え、緑や自然にあふれた市民の図書館です。

LIBRARY OF FOREST 12

Page 16: Portfolio-Masakatsu Ueda
Page 17: Portfolio-Masakatsu Ueda

14

Green Cel l - with parametric moving louver -Museum of Art Conceptual Design International Competition

Main purpose建物は、 周辺から認識されるように、 この地域のランドマークとして存在しながらも、 敷地やランドスケープに溶け込むことを求めた。 周辺環境と呼吸するグリーンボールとして提案する。

これはエコロジカルな建築であり、周辺の風景、風、光などを調節して内部に取り込み、環境に柔軟に対応する建築である。 緑豊かな山々の風景、雄大な川の流れ、こうした豊かな自然の風景に対して、開かれ、

内部に取り込む建築の提案である。

要求されたボリュームは、 敷地に対して大きいものと判断した。 したがって提案では、 建物のボリュームを隠し、 敷地とうまく順応させることを求めた。 建物は、 地中にめり込む形となって敷地に配されている。

隆起した地面がグリーンボールの一部にかかり、 重なる形で配置されるため、 建物は敷地と融け込むことが可能となり、 建物のボリュームの威圧感を和らげる。

Architecture and landscape

全体は、 建物本体と建物本体の周囲に設けられたボール状ルーバーセグメントの二つに分かれる。

機能空間を収めた建物本体の空間とボール状ルーバーセグメントの間のスロープやテラス部分であるオープンスペースとからなる。

Composition

Page 18: Portfolio-Masakatsu Ueda

Green Cel l - with parametric moving louver -15

Circulation of oval corkscrew ramp

N

Site Plan

0 20 40 100m

上に上がるにつれて、 周囲の景色が拡がっていく。 計画では人の動きと連

動して変化に富んだ自然の姿を人々に感じさせることを求めた。 楕円形の

ボール型にしたのは、 風景に動きをつけ、 さらにダイナミックに感じさせるた

めである。人々は楕円状の螺旋形のスロープを上り降りしながら、風景が徐々

に回転していく様を感じるであろう。 動きは楕円形の螺旋状のため、 風景を

眺める方向性の変化の加速度を強く感じるであろう。

このスロープは、 レストランや休憩スペースが置かれた最上階という最も眺望

の良いスポットへと終着していく。

Circulation of oval corkscrew ramp

Page 19: Portfolio-Masakatsu Ueda

Green Cel l - with parametric moving louver - 16

Information center14Library15

Entrance/foyers1Information center2Personal item storage3Ticketing center4Ticket check area5Staff lounge6Security control station7First aid room8

Large exhibit room12Common exhibit room13

Common special exhibit room11

Large special exhibit room9Medium special exhibit room10

Reading room16Printing room17Personal audiovisual room18Multimedia classroom19

20 Lecture hallArt DIY classroom21Hall of fame22Collection storehouse23

Thematic special exhibit room24Common special exhibit room25Information center26Library27Reading room28Personal audiovisual room29Multimedia classroom30Children’s arts31Audiovisual room32DIY classroom33Gift shop34Bookstore35Restaurant36Kitchen37Storage38Art arcade shops39

40 Reception lobby

Cafe44Machine room45Terrace46

Office space41Service spaces42

43 Conference rooms

46

36

3636

3738

4533

2121 21

24

25

31

313144

14

15

15

16

16

17

18

19

26

27

27

2828

29

30

11

1111

11

11 9

10

10

41

4243

45

12

1213

13

36

3738

40

9

103

6 78

32

2

220

22

2222

23

34

35

36

3738

39393939

3939

3939

39 39 39 39 39 39

1

1F 2F 3F 4F

5F 6F 7F

B2B1 0 20 40 100m

Plan

N

Page 20: Portfolio-Masakatsu Ueda

Green Cel l - with parametric moving louver -17

Green space

5025 50

1010

1000

Vegetation net moss

Unwoven cloth

Drain mat

Tube

Saucer

Waste fluid tube

Carrying liquid tube

Elevation

Section

GL

GL

0 20 40 100m

Page 21: Portfolio-Masakatsu Ueda

Green Cel l - with parametric moving louver - 18

Moving louver segment

50300

206060

206

4524

47.4

350

Rod A Rod B Rod C

wire rope

wire rope

MO

TOR

MO

TOR

pull pull

pull pull

wire rope

wire rope

Rod B

Rod A

Rod B

Rod A

Rod B

pull fix

fix fix fix

fix

fix

fix

Rod B

Rod B

Rod A

Rod B

Rod B

Rod A

Rod B

fix fix fix

fix

fix

fix

Rod B

Rod A

pull

Rod B

tension free fix

fix

fix

fix

Rod B

Rod A

pull

Rod B

tension free

pull tension freeRod

B

Rod A

Rod B

fix

fix

Rod B

Rod A

pull

Rod B

pull

pull

pull

pull

pull

Rod B

Rod A

Rod B

風はルーバーセグメントから進入し、 このオープンスペース内部を走る。

このルーバーセグメントは風のコントロールと日射のコントロールを図る。

この建物を取り巻く状況は時々刻々と変化する。 そのため、 そうした場所性や時間性に対応するべくパラメトリックにルーバーセグメント

の開口率を変化させている。 すなわちルーバーセグメントが、 日射角度の変化に対応して一部拡張する。 そのため、 ルーバーは夏

の西日の直射日光を遮り、 内部に適度な光を取り入れることが可能である。 またルーバーセグメントの一部が、 風向きや風の変化に

対応して動く。 そのため、 風を適度に取り入れ、 その流れや風量を調節することが可能である。

Page 22: Portfolio-Masakatsu Ueda

Green Cel l - with parametric moving louver -19

Double skin建物本体の表面を常に湿潤された苔で覆う。 そのことで建物全体の断熱効果を図る。

オープンスペースに設けられたスロープやテラスには適度な陰影があり、 風が抜け、 苔面の持

つ水分の気化熱により、 ひんやりした快適な環境を提供できる。

ここからは、 ダイナミックな風景を楽しむことができる。

外部のルーバーセグメントと建物本体とのダブルスキンの間は半屋外の空間であり、 エコロジカ

ルな装置として機能する。 ここは、 交通空間であるが、 人々がくつろぐ休憩スペースであるテラ

スも配される。 ここで人々は雄大な景色を眺めながら語り合い、 休憩することができ、 人々の

美術鑑賞後の談笑や議論の場となる。 建物本体から離れた場に位置するため、 声などが展

示室に届かず、 展示ゾーンや図書館など静けさが要求されるゾーンと干渉しない。

Page 23: Portfolio-Masakatsu Ueda

Green Cel l - with parametric moving louver - 20

Page 24: Portfolio-Masakatsu Ueda
Page 25: Portfolio-Masakatsu Ueda

生徒達が生き生きとした学校生活が送れるような楽しい学校の計画を提案します。

従来の学校建築は、 効率重視で考えられてきました。 自発的な学びという場よりも指導管理しやすい事が重視されて来ました。 その結果、 画一的な教室が連続する箱型の建物となり、 学校は本来の学びの場

から離れ、 厳しく指導されるというつまらない場でしかありませんでした。

計画では建物機能を分割した後、 異なる四つの中庭を中心に分散配置しています。 中庭は、 芝のある庭 ・高木と芝生が植栽されている庭 ・芝生と石畳の道の庭で構成されています。 これらの中庭では、 芝

生の上での食事、 木陰での読書、 また中庭での授業という活動が期待され、 生徒がのびのびと学べることのできる場所となるよう計画されています。

教室は、 中庭に面するように配置されています。 各建物には、 同じ用途の機能を各層に配置し、 中庭に面した廊下でつなげています。 休憩時間の際には、 必ず緑の中庭が視線に入ってくることになり、 勉強で

疲れた目を癒すでしょう。 さらに生徒の活動が一望することができ、教師と生徒との交流や生徒同士の交流を促進させるでしょう。 また、中庭からは建物と建物の間を介して、切り取られたグラウンドでの活動や山々

の景色を見ることができます。

また、 屋上もオープンスペースとして開放する事を提案します。 ここでは、 絵を描いたり、 植物を栽培したり、 星空を観察したりする活動の場となるでしょう。

この計画が実現して、 生徒たちが毎日登校したくなるくらい楽しい学校ができることを願っています。

22

C o n c e p t

B a s i c a n d F i n a l D e s i g n W o r k f o r R e c o n s t r u c t i o n o f t h e M o r i y a m a J u n i o r H i g h S c h o o lT S U N A G U - 緑と一体になった中学校 -

Page 26: Portfolio-Masakatsu Ueda

T S U N A G U - 緑と一体になった中学校 -23

1. 既存の中学校のヴォリューム 2. 機能を3つに分割します。 3. 異なる4つの中庭を作ります。

Diagram

2階通路から中庭

Page 27: Portfolio-Masakatsu Ueda

T S U N A G U - 緑と一体になった中学校 - 24

4. 中庭に面して機能を配置します。 5. 廊下・石畳で各教室を繋げます。

普通教室

特別教室

職員・管理諸室

1階中庭ラウンジ

Page 28: Portfolio-Masakatsu Ueda

T S U N A G U - 緑と一体になった中学校 -25

Site plan

S = 1:2500N

First floor

427 2

2

21

1718

11

19

21

2215

5 7

25

98 3

3

11

14

24

1, 普通教室

2, 多目的教室

3, 特別支援学級教室

4, 理科室

5, 美術室

6, 音楽室

7, 技術室

8, 被服室

9, 家庭室

Page 29: Portfolio-Masakatsu Ueda

T S U N A G U - 緑と一体になった中学校 - 26

0 5 15 30m

Third floor

424 6

Second floor

1

424 6

1 1 1

1110

26

2626

26

5 7

13 30

20

16

12

22, 放送室

23, 教育相談室

24, エレベーター

19, 職員室

20, 大会議室 / 小会議室

21, 事務室 / 用務員室

クラブハウス / 倉庫25,

屋上テラス26,

エントランスホール27,

10, 図書室

11, コンピューター室

12, 少人数指導教室

13, 書写室

14, 視聴覚室

15, 生徒会室

16, 校長室

17, 通級指導教室

18, 保健室

Page 30: Portfolio-Masakatsu Ueda

T S U N A G U - 緑と一体になった中学校 -27

東側広場

Page 31: Portfolio-Masakatsu Ueda

屋上テラス

T S U N A G U - 緑と一体になった中学校 - 28

Page 32: Portfolio-Masakatsu Ueda
Page 33: Portfolio-Masakatsu Ueda

30

Concept伝統的な建造物を保存しながらも、過去のデザインに埋没し、後ろ向きで、すぐ陳腐化してしまうデザインにならないように配慮するものである。新しい時代を切り開くデザインとし、はるか彼方の未来においても陳腐化しないデザインを提案する。線路上に人口地盤を設け、パブリックな緑の広場にする。公園という面的な拡がりは、都市に人々の憩いの場を提供するだけではなく、南北の連続を提供する。この提案は鉄道企業のもつプライベートスペースを緑の広場というパブリックスペースで覆い、プライベートスペースとパブリックスペースを混在させた複合スペースへと大きく転換させるものである。またこの人工地盤は、豊かで荘厳なスペースを形成する。人工地盤に包まれたプラットフォームのスペースに天井から光が差し込む。メルボルンという素晴らしい都市の駅舎にふさわしい荘厳で豊かな光の表情を人々は楽しむことができる。北側の高層ビル群や対岸から拡がりをもつ緑の広場を人々は眺めることができる。人工地盤上には、サーキュレーションを担う2つのヴォリュームを中心として幾つかのヴォリュームが配される。レストラン、カフェ、店舗という機能はこのパブリックスペースである緑の公園と絡むかたちで配置され、隣を流れるヤラ川と相まって豊かなスペースを獲得することができる。

DIAGONAL TUBESFRINDERS STREET STATION DESIGN COMPETITION

Page 34: Portfolio-Masakatsu Ueda

東西に流れる鉄道の線路は都市の南北の流れを分断する。線路達があるために、必然的に列車達を乗降する人々の動線も線路達に平行に配置されねばならない。そのため、現在のサーキュレーションは、東西軸に走る線路達に抑制され硬直した平行な人々の流れとなっている。東西南北への連続性を拡げることは、この計画にとって重要な事項である。敷地に12°振った軸を用意し、この軸上にヴォリューム A を配する。この軸と直行するヴォリューム C を配する。これらに南北と東西をつなげる働きを持たせる。敷地を対角線状に横断する長いヴォリューム A の動線が南北を繋げ、同時に東西をも連続させる。東西に走るプラットフォームから、鉄道の乗降客の流れは上部のヴォリューム C へと連続した後、ヴォリューム A へと連続し、南北へと繋がる。このことにより、東だけに流れていた鉄道の乗降客の流れを南北の流れや西への流れへと向かわせることが可能になる。

DIAGONAL TUBES

DIAGRAM

Southern urban structure

Hoddel gridTrack

02:DISPLACE

03:LEANED 04:VOLUME

31

12°165°105°

15°165°

24°156°

75°

01:CITY CONTEXT

Page 35: Portfolio-Masakatsu Ueda

VIEW FROM RIVER SIDE CAFE

PLAN

EV

EV

EV

EV

EV

EV

EV

EV

WC

WC

WC

WC

WC

EV

EV

EVEV

4

4

5

5

6

6

EVEV

9WCWC 10

EV

WC

EV

EV

EV

EV

EV

EVEV

EV

EV

12

3

DIAGONAL TUBES 32

GF RV +5.55m

2F RL +19.96MPUBLIC SPACERESTRAUNT

45

VIEWING PLATFORM6

StoreEVENT PLACE

78

LOUNGE9

3F RL +23.33M

TERRACE10

1F RV +16.16MCONCOURSETHEATER

12

ARTIFICIAL GROUND3

87

Page 36: Portfolio-Masakatsu Ueda

X

X′

Y

Y′

VOLUME A

MASTER PLAN

SOUTH ELEVATION

0 10 20 50m

RL

DIAGONAL TUBES33

Page 37: Portfolio-Masakatsu Ueda

RL

サーキュレーションに関する要求事項を最も重要なものであると私は認識している。ヴォリューム A と C は分断されていた南北部分を結び、東西を連結する。バナナ通りへの賑わいは、対角線状のヴォリュームによって担保される。新設される改札への人々の分散は考慮されている。この計画においては、建物の高さを制限する規定は遵守されている。保存すべき建物達に関しては、注意を払い対処している。保存しなければならない北側の建物に影響を与えないように、新しく建てられる建築物は、その建物からは分離させて計画している。しかし、既存の北側の建物への必要不可欠なアクセスだけは対応することには注意している。もし、連結が必要ならば、ヴォリューム A の近くで、既存建物の最小限な改変によって、機能的に連続させることも可能である。景観に対しては、新たな建物が都市の景観を破壊しないように配慮している。人口地盤の緑の広場が建物のヴォリュームを和らげるよう計画している。この緑の広場はヤラ川と調和し、対岸からの眺望は美しく、新しいメルボルンの景観を形成する核となるであろう。

CIRCULATION0 10 20 50m

X-X' SECTION Y-Y' SECTION

EAST CONCOURSE

FLIMDERS STREET

MARKET STREET

QUEEN STREET

SWANSTON STREETFLINDERS STREET

FEDERATION SQUARE

PRINCES BRIDGE

SANDRIDGE PEDESTRIANBRIDGE

QUEENS BRIDGESTREET

ELIZABETH STREET

ADMINISTRATION BUILDING

‘COAT HANGER’RIVER YARRA

PEDESTRIAN BRIDGE

DEGRAVES STREET

VOLUME A SECTION SOUTH SIDEVOLUME A SECTION NORTH SIDE

DIAGONAL TUBES 34

RL

Page 38: Portfolio-Masakatsu Ueda

ARTIFICIAL GROUNDSHOP & RESTAURANT

DIAGONAL TUBES35

Page 39: Portfolio-Masakatsu Ueda

PLATFORM

DIAGONAL TUBES 36

Page 40: Portfolio-Masakatsu Ueda
Page 41: Portfolio-Masakatsu Ueda

Master Design Project 2012Self-Construction Architecture

38

Concept人間・動物などはケガを負ったとき、人工的な薬物なしでも治す力、自己治癒力を生まれながらにして持っている。自己治癒力は、自分の意識とは関係なく、たえず作動し、常に待機しており、

何らかの損傷が発生すると自動的に再生する能力である。そして、脊椎動物の中でもイモリは特に高い再生能力を持っている。このイモリの再生能力が高い要因が、他の性質の細胞へと変化

することの出来る幹細胞という万能細胞が存在するためである。この幹細胞が損傷により失った細胞に変化することで元の形態へと再生することが出来る。このイモリの再生能力を建築に応

用し、可動するユニットと組み合わせることでユニットの配列を多様に組み替えて形態を変化させ、建築が細胞のように成長していく。

そして、現在では宇宙開発が進み、人が宇宙へ移住するという夢がもう少しで叶おうとしている。しかし、宇宙にはまだ未知数なところやスペースデブリ(宇宙ゴミ)、放射線などといった問

題がまだいくつもある。そのような、宇宙という極限環境の中でも適応し、成長していくような新しい建築を提案する。

Page 42: Portfolio-Masakatsu Ueda

39

イモリ

Self-Construction Architecture

幹細胞

幹細胞は、分裂することで異なる種類の細胞に性質を変化させることができる万能な細胞。

損傷を受けたときにこの幹細胞が、損傷した細胞へと性質を変化させることで損傷した

箇所を再生する。

S

3

2

1

幹細胞

元々、ある固有の性質を持った細胞が、万能な細胞である幹細胞へと性質を変化させること。

この脱分化は、イモリなど高い再生能力を持った動物にしか見られない反応で、これによって

手足が切断されても元通りに修復することができる。

脱分化

幹細胞

1 S

万能な細胞である幹細胞がある固有の性質を持った細胞へと変化すること。

幹細胞が分化することで失った細胞を修復する。

分化

イモリは脊椎動物の中でも、特に再生能力が高い。

多くの脊椎動物は、尾ですら再生することが出来ない。しかし、イモリは完全に骨まで再生することができる。

また、手足や尾だけでなく、脳や心臓の一部が損傷しても再生することができる。

幹細胞

S 1

Page 43: Portfolio-Masakatsu Ueda

マイクロフィラメントの構造から球体のタンパク質を 1つのユニットとし、ラインで繋ぐ。

ラインが巻かれると各ユニットが固定され、ラインを伸ばすと各ユニットが自由に独立し、固定化されていた全体の形は周辺の環境などによって自由に変形することができる。

マイクロフィラメントからの形態へ

マイクロフィラメント

マイクロフィラメントは、細胞の形態を維持する細胞骨格の1つで、2つのアクチン鎖が縒り

合わさることで構成されている。

これは、細胞膜の付近に存在し、細胞の維持・変形させる役割がある。

また、球体のタンパク質が連なることによって構成されているため自由度が高く、細胞分裂の

ときなど様々な形に変形することができる。

マイクロフィラメント

40Self-Construction Architecture

Fix Free

Page 44: Portfolio-Masakatsu Ueda

ユニットは住居ユニットと通路ユニットの 2つがある。

通路ユニットを軸に構成され、その周りに住居ユニットが付属していく。

住居ユニットは、四角形と六角形の面で構成され、住居者の人数や部屋の広さの要望などに対応するために 3タイプの広さ

のユニットがある。

四角形は、他のユニットと接続するために大きさを固定し、六角形の辺の長さによってユニットの大きさを変化させる。

通路ユニットは、三角形と四角形の面によって構成

される。

四角形は、住居ユニットの四角形と対応しており、

多くのユニットと接続することができる。

ユニット

住居ユニット 通路ユニット

Type 1 Type 2 Type 3

41 Self-Construction Architecture

Page 45: Portfolio-Masakatsu Ueda

ユニットの脱分化・分化幹細胞ユニット

住居ユニット

通路ユニット

Stem Cell

House Unit

Access Unit

=

=

=S1 1分化脱分化

幹細胞

SH HA

H HA

HA

SHA

SHA

回避行動

分化脱分化

Change of the Interiority

ユニットの集合体が何かの要因で危険にさらされるとき、住居・通路ユニットが危険を回避するために幹細胞ユニットへ変化し、危険を回避した後に再び住居・通路ユニットへと機能を変化

させる。

細胞において脱分化と分化は、『1』の性質を持った細胞が幹細胞へ脱分化し、更に幹細胞から再び『1』の性質を持った細胞へ分化するという細胞内の性質の変化である。

そして、その性質の変化というところから住居・通路の機能を持ったユニットが危険を回避するために幹細胞ユニットに機能を変え、危険を回避すると再び住居・通路の機能のユニットへと

変化させる。

このことから、細胞では性質の変化、建築では機能の変化という内部性の変化として捉える。

A CB 幹細胞ユニット

42Self-Construction Architecture

Page 46: Portfolio-Masakatsu Ueda

マンションの平均専有面積から、住居ユニットのスケールを決定する。

全国のマンションの平均専有面積は約 80 ㎡なので、基準となるユニットの面積を 80 ㎡と設定する。

しかし、宇宙空間では無重力状態となるため天井、床という概念がなくなる。そこで、ユニットの出入り口となる四角の面以外の六角形の面を上下左右関係なく、面積に含む。

その六角形の面の合計を 80 ㎡としたユニットを基準と考え、六角形の面の大きさを変化させることでユニットの面積に約 64 ~ 80 ~ 104 ㎡までの変化をつける。

そうすることで、 住む人々の人数や要望に柔軟の対応でき、また、この面積が変化するユニットであれば、生産するときに様々な形のユニットを作成しなくてもよい。

ユニットスケール

Small Standard Large

ユニット面積

パネル面積(1枚)

64 ㎡

8 ㎡

80 ㎡

10 ㎡

104 ㎡

13 ㎡

43 Self-Construction Architecture

Page 47: Portfolio-Masakatsu Ueda

Small Standard Large

44Self-Construction Architecture

ユニット

住居ユニット

通路ユニット

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Scale = 1:100

Small Standard Large

六角形のパネルの大きさが

変わることによって、ユニ

ットの大きさも変化する。

2000

7507501500

2000

3500

500 7507502000

2000

2000

4000

1000 7507502500

2000

2000

4500

45 Self-Construction Architecture

パネル

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共通結合機構

Scale = 1:40

アクティブ共通結合機構側のキャプチャーラッチによって、

パッシブ共通結合機構を引き寄せて結合する。

ユニットのパネルが破損した場合、予備のパネルと付け替えることで修復し、再びユニットとしての機能を果たす。

46Self-Construction Architecture

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Small Standard Large

47 Self-Construction Architecture

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48Self-Construction Architecture

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Arch i t ec tu r e Lec tu r e Se r i e s

Architecture Lecture Series

Peter Eisenman

Sanford KwinterYusuke ObuchiAchim Menges

Ito Toyo

海外で活躍されている著名な建築家の方にお越しいただき、レクチャーをしていただきました。レクチャーをしていただくにあたり、学生で建築家の方々とコンタクトを取り、またスケジュールを調整したり、会場の手配などを行いました。また、レクチャーに来ていただくだけではなく、私たちの作品を見てもらい批評をしていただきました。実際に世界で活躍されている建築家の方の考え方を知ることで新しい刺激を受け、批評していただくことで更に向上心が上がります。

49

Page 53: Portfolio-Masakatsu Ueda

Pos t e r

Poster

レクチャーやイベントを行うときには、建築家の方にプロフィールや作品の写真をいただき学生がポスターを製作します。

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